では、こちらではどのような「萌え」作品に人気があるのでしょうか?。
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まずに思いつくのが、やはり「セーラームーン」です。女の子向けの作品でありながら、登場した当時から一部の男の子には人気でした。
最近では赤松健作品が人気です。「ラブひな」アニメで人気が出て、「魔法先生ネギま!」は単行本もよく売れています。*アニメもFUNimationから今年8月にリリース開始となります。
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「ネギま!」がブックスキャントップ50に登場したことを報じる PublishersWeekly記事:
ちょっと古いですが、Publishers Weeklyの記事になるのはスゴイことです。
「ネギま!」がシンシティを押しのけ堂々1位になったことを報じる ICV2記事:
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萌え属性という意味では、ネコミミがこちらでは一番受け入れやすいようです。おそらく一番有名なネコミミは「デ・ジ・キャラット」のでじこ。語尾に英語でも「nyo」と付けるのが流行ったとか…
どちらかというと、この作品は「萌え」よりも「ギャグ」としてウケているように思えます。人気のほどは、でじこの生みの親であるコゲどんぼ氏が今年のアニメエキスポの大会ゲストとして招待されていることからもうかがえます。
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コゲどんぼ氏の参加を公表した Anime Expoページ:
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この他ネコミミ作品として知られる「月詠-Moon Phase-」をFUNimationが今年8月にリリース開始予定です。
(FUNimationは最近こうした「萌え」とゴンゾタイトルが多いような気がするのですが、気のせいでしょうか?)
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女の子もネコミミだったらカワイイからやってもいい!と思うのか、コンベンションでよく見かけるネコミミはでじことエスカフローネのメルルです。
ちょっと古く思えるかもしれませんが、こちらで広まって人気が出るにはタイムラグがあるので…コスプレはキャラ人気のバロメーターになります。
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コスプレに限って言うと、要はファンタジー要素が加味されると抵抗が少なくなると思われます。ロード・オブ・ザ・リングやナルニア物語などこちらではファンタジーが非常にポピュラーなわけですが、そうした流れを受けて「人間外」萌え属性ではディードリッドなどの「エルフ」がネコミミに次いで人気です。
ファンタジーオタクの間でよく登場する「妖精」「エルフ」「人魚」「魔法使い」「ドラゴン」「ペガサス・ユニコーン」などは欧米版「萌え属性」のキーワードとでも言いましょうか。そうした中に「ネコミミ」や「エルフ」なども入るのだと思います。
こうしたことからアメリカには萌え属性の傾向がないかというと、そういうわけでもないと思います。ですが…これはあくまで「人間外」という意味での要素です。
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日本には、他にもメガネっ娘、メイド、巫女、など属性にもいろいろとあるわけですが…どれもこちらではイマイチです。細分化しすぎちゃってる、というのもあると思うのですが、そもそも「属性」で好みを判断すること自体がこちらでは考えられません。
(メガネっ娘だからイイ、という理由は通用しないです。それは言葉を置き換えると「白人だからイイ」とか「金髪碧眼だからイイ」という差別や偏見に結びつくからです。)
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こころのつぶやき2:
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こちらにはホテルもそうですがメイドさんはほんとにいますから、あんまり夢を見る余地がないというか何と言うか…大抵の場合、メキシコ系のおばさんだったりするわけで。ナースも萌えるような制服じゃありませんし。シスターや神父は宗教がらみなので問題外です。
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もちろん、一部のマニア層では「萌え」は最新トレンドとして注目を浴びています。 「ツンデレ」だとか「素(直)クール」だとか、使っているようだし…ほんとに一部ですけど。そうした言葉は「Moe」以上に浸透することは難しいでしょう。
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最後になぜ「萌え」が一般層への浸透が難しいのか、考察してみます。
主な理由としては、歴史的・文化的に土壌が少ない、というところがあると思います。 先ほど述べたように「萌え」はたいてい美少女系を指し、多くの登場人物は未成年です。無垢な子供、思春期時代をあがめ、子供に対して「甘やかす」という日本の文化だからこそ、萌えが存在しえるのかもしれません。ところがアメリカ社会は子供崇拝とはまったく逆で、大人崇拝なのです。
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西洋では、子供は「大人よりも不完全で未分化な存在」として捉えられているのです。成長過程にあるものなので、大事なものというよりも「早く完全な”個人”になりなさいね」という手のかかるやっかいな代物、というかんじなのです。
分別のつく大人の方が魅力的とされ、またそのように行動することが、正しいと判断されます。
(自己主張が強いため、逆に日本人には子供っぽく見えたりもしますが…)
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従って「子供っぽいもの」の痕跡があるものは排除されます。また、子供っぽいものは子供っぽいままで、思春期に見られる子供とも大人ともつかない途中段階がほとんど無視されている、と言ってもよいでしょう。
ある日突然、子供時代が終わり、大人になるのです。
(これがアメコミやカートゥーンの単純さを助長していると思われます。大人でもファンは大勢いるんですけどね、実際は。)
いい年した大人が未成年に興味を示すのは反社会的、病的なもの、として見なされます。州によって差がありますが、カリフォルニア州では21歳以上が成人です。
ですから社会人や大学生が中・高校生が主人公の作品を見ていると「子供っぽい」と見なされ、あるいはひどいときには「変態」よばわりされるわけです。
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「児童ポルノ」の取り締まりに関しては非常に厳しい国です。コンベンションでオタクが「HENTAI」と書かれたTシャツを着ていても、ある意味これは自虐的行為で、社会的にも受け入れらない嗜好であることを自覚しているんですね。
そう考えると、ちょっと哀愁さえ漂いませんか?ほとんどの場合、ジョークネタですけど、深層心理にはそういったことが影を落としていると思われます。
以上が、私なりの北米「Moe」考察です。
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| ではまた次回。 |
| Ciao, |
| Romy |
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