ども、夏のコンベンションシーズンに突入し、バタバタしているロミです。
アニメ!アニメ!さんのレポートにもあるように、今年のアニメエキスポはかつてない規模となり大盛況!日本のコミケに迫る勢いを感じます。
人出の規模でいうと、まさに今週末開催のサンディエゴ・コミックコンベンションはおそらく世界最大のコミックコンベンションといえるでしょう。
まさに『熱い』夏到来!というかんじです。
前置きはさておき、本題に移りましょう。アニメコンベンションでは最近、吹替版の声優さんたちが多くゲストとして参加しています。今回はそうしたアメリカの声優についての質問です。
sam-toさんからの質問:
質問内容はアメリカの声優の配属についてです。
私も海外のアニメを集めています。それですごく気に入ったアメリカ人声優がいるのですがその方の出演作品を調べてみると全てADVフィルムが出しているアニメでした。つまりこの声優はADVフィルムに属していて例えばVIZなど他の会社が出しているアニメには出演は出来ない、という事でしょうか?
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アメリカでは、アニメの声優がADVなどの配給会社に所属している、ということはありません。
日本では声優さんは声優プロダクションなどの事務所に属していることが多いと思います。アメリカの場合にも、俳優はエージェンシーに登録して回ってきた仕事を選んでいますが、日本と多少違うところがあります。今日はこの独特なシステムについて説明していきましょう。
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アニメの吹替版制作は、現地の音響制作会社に実作業を委託して行います。
音響監督はADRディレクターと呼ばれ、ローカライズ(現地版制作)プロデューサーはこうした人たちと連携を組み、声優たちの音声収録を進めていくわけです。
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ここで一言:
ADRとはAutomated Dialogue Replacementの略語で、こちらの技術専門用語です。
一般に知られているdubbing(吹替え)と同じなのですが、よりテクニカルな意味合いを持ちます。「アフレコ」と「音声収録」みたいなかんじ、と言えばわかりやすいでしょうか? (アフレコ=dubbing、音声収録=ADRに相当。)
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出演する作品がリリース会社によって偏りがちなのは、その会社が地理的にどこに所在しているか、に左右されます。また、収録地がどこかにもよります。
もし音響制作会社がロサンゼルスにあれば、彼らは地元の俳優に直接か、エージェンシーを通すかして連絡し、オーディションを開催します。ロサンゼルスはアメリカでも俳優の宝庫のため、声優が不足することはまずありませんし、この他の地域から声優を引っ張ってくることはありません。
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ADVからリリースされているタイトルはすべてテキサス州で現地版の吹替えが行われています。また、FUNimationも同様です。よって、現地在住の声優が起用されることが多いのです。
ちなみにsam-toさんのお気に入りの声優さんはMandy Clarkさんという方だそうですが、この方はADVの現地版「ラーゼフォン」や「あずまんが」に出演しています。
おそらくこの方はテキサス州のヒューストンかその近郊に住んでいるため、他の会社の作品に参加していないのではないでしょうか?
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コンベンションのパネルに参加していたある声優さんは、話の中で最初ロサンゼルスに住んでいたけれども、後にテキサス州に引越した、と言っていました。仕事の場所にあわせて声優自身が居住を移す場合もあるようです。
しかしVIZのような西海岸に拠点を置く配給会社でも、Mandy Clarkさんのようなある特定の声優さんを起用したい場合には、指名することは可能です。
ただ、時間的にもコスト的にもわざわざ他の地域から声優を引っ張ってくるのはあまり効率がよいとは言えません。 |
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これがひとつ。
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