KID DAIさんからの質問:
最近日本ではアニソン(アニメソング)に一般のミュージシャンの曲が使われ、アニメのOP映像が一種のプロモーション映像ともなり、相乗効果でアニメ、音楽の両方の評価を高めていたりもします。
こんな日本のアニメソングが含まれるOPやEDは、なかなか上質のPVであると私は思っています。
さて、今海外では日本のアニメが輸出されているわけですが、その際にOPやEDはどのようになっているのでしょう?
また、日本のアニメソングとしてわたった曲達は、J−popの地位向上に貢献していたりするのでしょうか?
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アメリカのコンベンションなどでは最近J-rockバンドを意識したコスプレーヤーを多く見かけることがあります。
今年のアニメエキスポにはL'Arc-En-CielのヴォーカリストHYDEが会場に来たようですし、オタコンには元X JapanのYoshikiが参加しました。
そうしたことからも、少なくともJ-rockがこちらのファンダムで浸透してきていることがうかがえます。またコンベンションでよく見かける”カラオケルーム”では、アメリカ人が歌うアニメソングが連日連夜、響きわたっていたりします。(通は日本語をソラで歌えることが自慢です。)
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前半の質問、米国放映時におけるOP/EDの取り扱いについては、作品や放送枠によってオリジナルがそのまま流れたり、あるいは新たに現地制作された短縮版が用いられる場合があることを以前ご説明しましたね。
それを踏まえておいた上で、質問の後半、J-popの地位向上におけるアニメの貢献度について今回詳しく述べてみましょう。
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まず、近年の米国進出アーティストの代表として思い浮かぶのがPuffyです。ところがカートゥーンネットワークではアニメーション番組に登場するキャラクターとしてお目見えしたものの、和製アニメではなく対象が低年齢層ということからも、アニメファンにはあまり注目されない結果となってしまいました。
元音楽雑誌の編集者に印象を聞いてみたところ「古くさい。音楽性に魅力を感じない。」と一刀両断。まあもともとちょっと懐かしめなメロディラインがウリなはずですから、それは聞くだけ野暮なのかも。
この番組を見て育った世代が将来的にJ-popに対して抵抗感を持たないことを期待しるしかないでしょう。
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米国内での配給という面においては、何年か前からGeneonは数々のアニメCDをアメリカ国内向けに販売してきました。また2003年にはTofu Record(東風レコード)というJ-pop専門のレコード会社が新設され、ここから北出奈菜やHYDEもアメリカデビューしています。
http://www.geneonanimemusic.com/
http://www.tofurecords.com/
もともとアニメCDは日本からの輸入に頼るしかなかったので、高価商品となってしまっていました。それを配給面でクリアできるようになった意味合いはとても大きいです。
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こうしたことからも、今まさにJ-popアーティストの進出気運が高まってきているといえるでしょう。 アニメファンダム限定でいえば、こうした人気が高まることは期待できると思います。
ただ、まだ一般層に浸透するまでには時間がかかりそうです。やはり日本語の歌詞がネックになっている、と言えるでしょうか。また、例え英語の歌詞になったとしても、そのクオリティや歌唱力はネイティブとどうしても比べられてしまうので、厳しいと言えるかもしれません。
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ここでトリビア:
Q:アメリカで一番知られている日本の歌謡曲は何でしょう?
A:「Sukiyaki」です。
これは坂本九の「上を向いて歩こう」の英語版タイトルで、60年代に発売されると大ヒット、全米1位となりました。
日本語の歌詞のままですが、馴染みやすいジャズ調のメロディー(でもちょっとウェットでエキゾチック)が好まれたようです。多くのアーティストによってカバーされてもいます。
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では他の業界人はどのように受け止めているのでしょうか?知り合い二人に聞いてみました。
一人はアニメが映像表現として好きだけれども音楽的には洋楽中心の人、もう一人は昔からアニメCDなどを買っている人でJ-popには多少なりとも触れている、という人です。(以前ご紹介したガンオタと萌えアニオタとは別人です。)
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