ども、ロミです。さてさて前回に引き続き、今回も声優さんに関する質問です。
日本でも第一回声優アワード受賞者が決定し、その授賞式の様子が東京国際アニメフェアでも映し出されましたね。国内外で注目を集める「声優業」、今回はそんなvoice actingに関するご質問2つにお答えします。
■ 声優アワード決定 主演賞福山潤さん朴ロ美さん受賞(ロは「王」偏に「路」)
■ 声優アワードスペシャルステージ 東京国際アニメフェア
姫路ジョウさんからの質問:
海外で放送されているアニメは吹き替えで放送されてますけど、やはり聞いていると、キャラクターに合っていないとか、同じに聞こえるなどで、やはり日本の声優さんが一番だと思ってしまいます。
そこで海外の方は、声優についてはどう考えたり、思ったりしているんでしょうか?日本の声優さんのほうが良いのか、それともやはり、自国の声優さんのほうが・・・とても気になります。
それに、人気の声優さん(日本人や外国人)はいるのでしょうか?
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日本からの声優ゲストは前回述べたようにファンの熱烈な歓迎を受けますが、同様に自国声優さんたちもコンベンションなどでは歓迎されます。 理由は3つ挙げられると思います:
1)「身近」な存在であるということ
言葉の壁という問題もありますが、やはり自国声優さんたちはそれだけ身近に感じることができるようです。あくまでも日本の声優さんと比べると、ですがやはりファンとしては声優さんたちと通訳を介さずに話ができるというのはとても嬉しいことなのです。
微妙なニュアンスを失うこともありませんし、逆に共通の言語と文化的センスを共有しているため、ジョークなども通じやすく、間をおかずに面白おかしく話を聞ける、というのもあります。
(質問者→通訳→声優→通訳→観客という流れでは、やはり1つの質問に費やす時間も倍以上はかかるわけで…)
2)浸透したコンベンション文化
こちらではTrekkiesと称する「スタートレック」のファンたちが集うコンベンションや、サンディエゴコミコンなどに代表される大規模コンベンションが全米各地で開催されています。そうしたイベントにゲストは欠かせませんし、俳優たちも自身を積極的に売り込むのです。ファンとの交流という目的もありますが、もちろん自身のプロモーション活動の一環としてコンベンションに参加する人も少なくありません。
(アニメコンベンションにも関わらず「私は○○(実写映画)の××役をしていたものです。参加したいのですが、呼んでもらえませんか?」という連絡を受けたりもします。)
ゲストとして招かれたほうも理解した上での参加なのでサービス精神も旺盛で、ファンに対する心配りなどもきちんとしています。
3)経済的な理由
中小規模のコンベンションは人脈的、経費的な観点から自国声優の方が声をかけやすいようです。
まず日本から声優さんを招待したいと思っても、どうやって連絡を取るべきなのか、最初のところでつまずいてしまうところは多いと思います。
(これは声優に限らず、監督やアニメーターを招待するときにも言えますが。)
日本語のできるスタッフが足りない、といったところもあるでしょう。またミもフタもない言い方になりますが、 声優さんを海外から招くよりも国内便の方が明らかに安いワケで…
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| 日本人声優vsアメリカ人声優 |
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昔からアニメコンベンションには自国の声優さんは顔を出したりしていたようですが、初期のころはめずらしかったに違いありません。Star Blazers(宇宙戦艦ヤマト)の古株ファンから「Nova(森 雪)役の女性声優さんを大会に招待したら来るっていってくれた!」と喜んでいた記憶があります。
(ちなみに日本では麻上洋子さん、アメリカではAmy Howard Wilsonさんが森 雪役となっています。)
以前の回でも述べましたが、当時はまだアニメ声優という確固とした地位はなく、どちらかというと俳優を目指しながら臨時収入を得るための手段として考えられていました。ローカライズする方もまだ吹替え作業に慣れていなかったため、キャラクターに合っていない、皆同じ声に聞こえる、感情がこもっていないなどの問題が多々ありました。
しかし現在、これだけ作品のリリース数が増え、カートゥーンネットワークなどでの放送数もあたりまえのようになってくるとまだ日本ほどではないにしろ、おのずと自国声優の層も厚くなります。
またファンにしても、どちらにより馴染みを感じているかにもよりますが、やはり最初に母国語でそのキャラに親しんでいれば、自国声優に対して親近感を持つでしょう。そうしたことが働いて、コンベンションに参加する自国声優の数は年々増えているようです。
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| アメリカンアニメアワードはアニメ版アカデミー賞となり得るか? |
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近年の声優人気の高まりを受けてか、それを象徴するようなイベントが New York Comic Conventionで開催されました:
■ アメリカではじめてのアニメ賞「アメリカンアニメアワード(以下AAA)」
受賞者/受賞作品発表のページ
■ アメリカンアニメアワード FF7AC、ハガネなどが受賞
こちらも日本の第一回声優アワードと同じく、今年が第一回となりました。ただAAAはファン投票によるものなので、それを疑問視する声もあがっています。
また、各賞の候補に選ばれるための選考基準もあまりはっきりしていないため、今後の課題として取り組むべき点も見られます。*
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まとめ:
以上のことから、北米では日本の声優と自国声優、どちらがより人気があるか?という判断はなかなか難しいのですが、コンベンションへのゲスト招致やAAA授賞式などに見られるようにアメリカの声優が地位を築きはじめている、というのは確かです。
ただし、日本の声優さんたちに対してはもちろん最大級の賛辞はありますし、コンベンションへのゲスト参加はわざわざ多忙の中、海を渡ってきてくれているのでファンが嬉しくないはずがありません。
また、ローカライズでキャスティングする際にも必ずオリジナルの声(=日本人声優)を参考にして、どの自国声優が一番マッチしているか考える企業も多いと聞きます。 よって今後もそうしたリスペクトは変わらないと思います。
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次のお答えする2つ目の質問は、そうしたキャスティングに関するものです。 少年役を演じる女性声優ってアリエナイ?に続く
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