東京日仏学院で、アニメーションやオタクに関するセミナーが開催される。日仏学院は、語学学校や文化センター、そして情報発信基地を兼ねたフランス政府が日本でフランス文化の普及を行う公式機関である 今回は、「アニメーション」、「オタク」などをテーマに3つのセミナーを、東京・飯田橋で行う。 2月15日には2001年にベストセラーとなった『動物化するポストモダン』をハシェット出版から仏訳出版する事になった東浩紀氏が、哲学者マルク・クレポン氏、ハシェット出版の編集者ギョーム・アラリ氏と共にトークと質疑応答を行う。 日本文化を考えるうえで避けて通れないオタク系サブカルチャーの起源や考え方、自由とそのあり方などを考える。この模様は当日ストリーミング配信も予定されている。 また、アニメーション作家山村浩二氏に関するものもある。3月8日は、ノーマン・マクラレンやアレクサンドル・ペトロフ他の海外作家の作品を上映しながら山村監督が解説する「アニメーション化された絵画、絵画のアニメーション」を行う。 そして、3月9日には最新作『カフカ 田舎医者』を含む山村監督自身の6作品上映と画家オリビア・モーレイ=バリッソン氏との対談が予定されている。山村監督は、2月4日から二人展「ムーヴマン:絵画とアニメーションの挟間で」を、同じ東京日仏学院でオリビア・モーレイ=バリッソン氏と共に開催している。セミナーに合わせて展覧会も訪れることが出来るだろう。【真狩祐志】東京・横浜・日仏学院 /http://www.institut.jp/【インターネット会議「オタク世代」】講師:東浩紀、マルク・クレポン、ギョーム・アラリ日時 2月15日 19:00- 入場無料 場所 東京日仏学院エスパス・イマージュ【アニメーション化された絵画、絵画のアニメーション】講演:山村浩二日時 3月8日 14:00- 入場無料 場所 東京日仏学院エスパス・イマージュ【対談:オリビア・モーレイ=バリッソン、山村浩二】司会:アレックス・ユノー日時 3月9日 14:00- 入場無料 場所 東京日仏学院エスパス・イマージュ