今年4月から6月までノイタミナほかで放映された『東のエデン』は、ノイタミナ初の完全オリジナル作品として野心的な試みとなった。全11話にわたり描かれた様々な謎や仕掛けは、一度だけではなく、何度も繰り返し見ることで、あらためて見えてくることも多いに違いない。 そうした中、作品をじっくり観ることが可能となる『東のエデン』のBlu-Ray Disc(BD)とDVDが、7月29日から発売を開始した。この発売を記念した東京・渋谷のTOWER RECORDSで、神山健治監督とテレビシリーズのエンディング・テーマ「futuristicimagination」を担当したschool food punishment をゲストに迎えたトーク&ミニライブイベントが開催された。 イベントのオープニングは、まずschool food punishment がエンディング・テーマ「futuristic imagination」など2曲をライブで披露した。神山監督は「格好良かったですね。後ろで観させて頂きましたけど、生だとやっぱり迫力がある」と、あらためて生で聴く自身の番組のエンディングに感心することしきり。 そして、school food punishmentの内村友美さんが「本当に自由に作らせていただけたので、私たちなりに、作品から放たれる監督のメッセージを受け取って作りました。すごく“強さ”を感じたので、そこからイメージを膨らませていきました」と曲作りの様子を紹介した。 今回はBD、DVDの発売記念ということであるが、既に11月28日の公開が発表されている劇場版第1部の制作の様子も気になるところだ。実際に監督は、まさに今、映画版ラストシーンの脚本の仕上げ作業に入っているところだという。 そこで作品のファンだというsfp のメンバーから「テレビシリーズにあったたくさんの謎は劇場版で明らかにされるんでしょうか?」という質問が飛んだ。 「そうなるように、まさに今頑張っています。あんまり話してしまうと劇場版の楽しみがなくなってしまうので・・・。楽しみに待っていて下さい」と、多くを語らない神山監督。 それでも「連続した劇場版2 作品というのは、作り手には優しくないんですけど(笑)、ボリュームはあるので、そこできちんと謎が解明できるようにとは思っています。やっぱりテレビシリーズの11話だけじゃ描き切れなかったこともあるので、映画だからこそできる演出や見せ方というのを意識しながら、皆さんに納得して頂けるような作品にできるように頑張っています」とかなり意欲的に取り組んでいる様子が伝わってくる。 最後のファンへのメッセージでは、「今回発売になったDVD・Blu-ray は、特典もボリュームがあって、ファンの方には喜んで頂けるような内容になっていると思います。これを見て頂いて、劇場版を待っていて頂ければと思います」と、BD、DVDと合わせて劇場版もアピールする。 作品の原画や背景美術、それにノブレス携帯も展示された中で行われたイベントは、まさに『東のエデン』づくしの充実したものであった。『東のエデン』 /http://juiz.jp/「東のエデン 劇場版Ⅰ The King of Eden」11 月28 日(土)より「東のエデン 劇場版Ⅱ Paradise Lost 」2010 年1 月9 日(土)より『東のエデン』 初回限定生産版 第1 巻 発売中DVD: 5250円(税込)カラー/45分(1、2 話収録)/16:9スクイーズ/片面1 層/①ドルビー・デジタル5.1chサウンド②リニアCM2.0ch ステレオBD: 6300円(税込) カラー/45分(1、2 話収録)/HD ワイドスクリーン1920x1080p/片面1 層/①ドルビーTrueHD5.1ch サウンド②リニアCM2.0ch ステレオ[初回版特典]外箱、ブックレット(書き下ろしアナザースト―リー短編小説)付き、ドラマCD 東のエデン EDEN OF THE EAST 第0話『創園篇』[初回版、通常版共通特典]神山監督インタビュー、ノンテロップOP、ED(c)東のエデン製作委員会