「星新一賞」日本経済新聞社が創設 “人間以外”からも応募可能?な理系文学賞 | アニメ!アニメ!

「星新一賞」日本経済新聞社が創設 “人間以外”からも応募可能?な理系文学賞

ショートショートSFの大家である星新一の名前を冠したアワードが誕生することになった。日本経済新聞社は、2013年より星新一賞を創設する。7月25日より作品の募集を開始した。

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ショートショートSFの大家である星新一の名前を冠したアワードが誕生することになった。日本経済新聞社は、2013年より星新一賞を創設する。7月25日より作品の募集を開始した。
創設にあたっては、「『理系文学』を土俵に、アイデアとその先にある物語を競う賞」としたビジョンを掲げている。科学技術をベースにした、これまでにない個性的な文学賞となる。

ショートショートの神様と称された星新一は1997年に没するまで、1000以上もの数々の名作を世の中に送り出してきた。その作風は多くの読者を魅了し、作家にも多大なる影響を与えてきた。没後から今まででもアニメーションや実写などで映像化も度々行われている。
日本のSF史を代表する作家と、科学技術との融合をテーマにした文学賞はあらたなカルチャーシーンを生み出しそうだ。読者が文学だけでなく、現実の科学にも関心をもつようにする目的もありそうだ。

応募部門は一般とジュニア(中学生以下)の2部門で、個人・グループによる応募や学校単位でも受け付ける。テーマは一般が「あなたの理系的発想力を存分に発揮」、ジュニアが「100年後の未来」となっている。また字数は一般が10000文字以内、ジュニアが5000字以内である。これも生涯、短編を書き続けた星新一へのリスペクトとも言えるだろう。

そして何と言っても人間以外からの参加も可能なのが特徴だ。人工知能など、アルゴリズムによる自動筆記が想定されている。今後のスケジュールは締め切りが10月31日24時、結果発表および贈賞イベントが3月上旬以降の予定である。
[真狩祐志]

星新一賞
/http://hoshiaward.nikkei.co.jp/
《真狩祐志》
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