「ドラゴンボール」堀川りょう×久川綾×古川登志夫、シリーズ愛と鶴ひろみさんへの思いは…【インタビュー】 3ページ目 | アニメ!アニメ!

「ドラゴンボール」堀川りょう×久川綾×古川登志夫、シリーズ愛と鶴ひろみさんへの思いは…【インタビュー】

12月14日全国公開の『ドラゴンボール超 ブロリー』より、ベジータ役・堀川りょうさん、ブルマ役・久川綾さん、ピッコロ役・古川登志夫さんによる“味方チーム座談会”を行った。

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  • 『ドラゴンボール超 ブロリー』(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会

■歌舞伎の「見得」に通じる、日本独自の必殺技描写


――ここからは、最新作『ドラゴンボール超 ブロリー』についてお聞きしていきます。バトルシーンの迫力がすさまじかったですが、とくに戦いの中で必殺技がBGMをきっかけに入る演出が印象的でした。

堀川
リアルにやろうとすると「うおーっ!」とか「はーっ!」といった叫びになると思うんですけど、「かめはめ波ーっ!」や「ファイナルフラーッシュ!」になるのは、日本独特だと思いますね。
海外のアメコミヒーローでは、技を出す時に必殺技を叫ぶことはほとんどしませんから。でも日本のアニメでは、技名をちゃんと言うのがお約束になっていますよね。歌舞伎の「見得を切る」にも通じるところがあってすごく心地良い。

古川
最初に掛け声を出すのは、伝統所作的なものなんですよね。現実の格闘の場合は、必殺技を叫ぶのと繰り出すのは同時になるので、必殺技名を叫んでから繰り出すというのは、相手との立ち回りの約束がないと成り立たない。
りょうちゃんが言ったように、日本の国劇の様式を取り入れているのかと思うくらいですね。

久川
ああいったBGMでの演出は初めてだったので面白かったですね。長峯達也監督が本当に熱い方でチャレンジングなんです。
完成した作品を見て、「これがやりたかったのか!」と驚かされました。

『ドラゴンボール超 ブロリー』(C)バードスタジオ/集英社 (C)「2018ドラゴンボール超」製作委員会
――今までと比べても、バトルの時間がものすごく長い。それでいて始まってから最後まで途切れず、バトルの中に喜怒哀楽がしっかりと詰め込まれています。

古川
すごいですよね! 格闘技アニメとしては面目躍如だと思います。バトルの演出や迫力はTVシリーズよりも圧倒的にパワーアップしていますよ。
手抜きなど無しで細かいところまで描き込まれているので、大画面で見た時により迫力が伝わってきます。

例えば、かめはめ波を撃って光線がバーッと出るところの作画クオリティーが今までにないレベルでした。僕はグラフィックが一番印象に残りましたね。
今までになかったバトル演出と合わせて、シリーズのなかでは最先端だと感じました。

■伝統を守りながらも、革新し続けていきたい


――最後に国民的アニメの役柄を演じるにあたって、大切にしてきたこと、あるいはこれから大切にしていきたいことを聞かせてください。

堀川
何よりも、チャレンジ精神を変わらず持ち続けていきたい。もちろん、今まで培った物を全部壊せば良いというわけではなく、既存の価値観に囚われずに、自分が身に付けたことを刷新していく必要がある。つまりは革新が必要なんですね。良い意味で変わっていくことが大事なんだと思います。

古川
長寿番組であり、日本のアニメを代表する作品に関われてきたことは誇りですし、しかも自分が演じてきた中で一番好きなキャラクターに出会えたのは何よりの喜びです。
ピッコロは脇役なんですけども、自分の代表作として数えておきたい作品なんです。個人的には声優として生涯現役でありたいので、ずっと演じていくチャンスのあるピッコロを本当に大切にしたいですね。

久川
私は「こういうふうにやっていきたい」というよりも、素晴らしい大作の仲間に加えていただいた以上は、とにかく一生懸命皆さんに付いて行きたいという気持ちです。

《乃木章》
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