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 第8回
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2006年01月30日
コミック ][ 企業経営 ][ 米国 ]
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 アメリカの出版情報サイトのパブリッシャー・ウィークリーは、北米マンガ出版の大手企業のTOKYOPOが管理職を中心にレイオフ(人員整理)を行なったと報じている。 
 レイオフの対象は、同社の販売流通担当の副社長のほか英語マンガ担当のシニアエディターや複数の管理職などを含んだ6、7人である。TOKYOPOPのロサンゼルスの拠点の人員は、現在100名程度とされている。
 同サイトによれば、TOKYOPOPは今回のレイオフは組織再編のために必要なものであると説明している。また、ライセンス獲得競争が激化する一方で、同社の力を入れている英語マンガが必ずしも成功していないのでないかとも指摘している。

 海外のマンガ市場は昨年急激に成長したが、アメリカの市場に占める割合ではまだまだニッチな存在である。また、北米での売上高の規模も国内マンガ市場に較べても非常に小さく、不振とされている北米のアニメDVDの市場よりも小さい。
 一方で、アニメ関連市場の不振もあり、ここ1、2年で新規参入や発売タイトル数が急増している。市場が十分成長する以前に、既に厳しい過当競争に入っているといえるだろう。 なかでも、人気日本マンガのライセンス獲得競争はかなり激しいとされている。

 Tokyopopは、こうした日本マンガのライセンス獲得競争や市場の競争を視野に入れて、早くから様々な新市場への進出を計ってきた。その中には、英語マンガの導入や育成、韓国マンガの導入がある。さらに日本の小売市場への進出やアニメ映画への進出なども含まれている。
 しかし、こうした事業拡大は多くの資金を必要とするが、長期的な事業計画が多く、目先の利益には貢献しない。積極的に導入している英語マンガのヒット作品は一部で、韓国マンガもかならずしも成功しているとはいえない。

 Tokyopopが激化する競争に対応するために、事業の再編に動いている可能性は高い。今後、米国のマンガ市場の成長は、全ての市場参加者の利益をもたらすのでなく、市場競争に勝ち抜けた企業だけにもたらされそうだ。今回のレイオフは、同社のそうした状況への対応といえるだろう。
 今回の出来事には、大手流通企業ですら競争のためには厳しい対応を取る、アメリカの競争の激しいマンガビジネスの世界が伺える。

パブリッシャー・ウィークリー Kleckner Out as Tokyopop Restructures
 
TOKYOPOP

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posted by animeanime at 2006.01.30
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