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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2006年09月27日
マーケティング ][ 企業経営 ][ 米国 ]
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 米国の大手アニメDVD販売企業のADVフィルムスは、アニメ番組のダウンロードストアサイト「ADVユニバース」をオープンした。
 新サイトは同社の新たなビジネスとして、アニメ番組のダウンロード販売を行う。これは米国でアニメ関連企業が独自のサイトを設けて、自らアニメのダウンロード販売を行う初の試みである。

 オープン当初は同社が保有する豊富な作品リストから、『こみっく パーティーRevolution』、『JINKI:エクステンド』、『神魂合体ゴーダンナー』、『ギルガメッシュ』、『プリンセス チュチュ』、『Parasite Dolls』などが販売される。
 また、ADVでは新サイトのプロモーションのため、最近ライセンス獲得を発表したばかりの『強殖装甲ガイバー』第1話の無料ダウンロードサービスを実施する。さらに、今後は一部の作品についてはDVD販売よりもダウンロード販売を先行させるケースもあるとしている。

 販売価格は30分作品が1話あたり4.99ドルで、映画作品は19.98ドルである。この価格は一部のファンの間で高過ぎるのではないかと言われたバンダイのアマゾン・アンボックスでのダウンロード販売価格の1話3.99ドルよりも高い水準になる。消費者のお手頃感から考えるとやや不安が残る価格ではある。
 しかし、ダウンロード販売は初期投資を別にすれば、パッケージなど諸経費がかからない。直接販売による利益の最大化もあり、もしビジネスが成功すればDVD販売よりかなり利益率が高いビジネスになるだろう。
 ここ数年はアニメDVD不況に泣いた米国のアニメ業界だが、果たしてインターネットのダウンロード販売が起死回生策になるか注目である。 

 ADV以外でも9月7日には、もうひとつの大手企業バンダイ・エンタテイメントがアマゾン・ドットコムのアマゾン・アンボックスを通じたダウンロード販売を開始したばかりである。今後は中小の企業も、なんらかの形でこうした動きに追随する可能性が高い。

 日本でもここ数年でアニメ作品のインターネット上の配信ビジネスは急激に成長している。しかし、そのほとんどはストーリミング配信で、ダウンロード販売に踏み切るケースはほとんどない。
 一方米国ではブロードバンドの普及率の問題もあり、これまでアニメ番組配信で日本より遅れていた。しかし、今年になってからはインターネットを利用したアニメ番組配信・販売が急成長し、その動きは、ストーリミング配信だけでなくダウンロード販売に進んでいる。一機に日本を追い抜く勢いである。
 米国では既にインターネット上に無料のインターネット海賊版が蔓延している。あらたなインターネットダウンロード販売が、これ以上DVDの市場を奪うことがないという日本とは異なる判断が働いていることも間違いないだろう。
 しかし、インターネットのダウンロード販売は、日米の違いがどういった方向に進むのか、アニメ番組の販売がパッケージ販売からインターネットダウンロードに置き換わるのか、それともネット上の新たな市場としてパッケージビジネスと共存するのか、次世代ディスクの動向も含めて目が離せないことが多い。

ADVユニバース

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posted by animeanime at 2006.09.27
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