検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2006年11月17日
M&A ]
clear.gif

 大手アニメ製作のプロダクションI.Gは、コミック出版社マッグガーデンに資本出資し、業務提携を行うと発表した。マッグガーデンは今回の業務・資本提携にあたり1株79,200円で2,250株の第三者割当増資を行い、その全額をプロダクションI.Gが引き受ける。
 プロダクションI.Gの出資総額は1億7820万円で、マッグガーデンに対する株式保有率はおよそ15%になる。新株式の発行は12月4日に行われる。マッグガーデンは調達した資金のうち1億円をコミック作品のテレビアニメ化とキャラクターとキャラクターグッズの製作・販売に投資する。

 プロダクションI.Gによれば、アニメ制作事業の同社とコミック専門出版のマッグガーデンは同じコンテンツ業界に属しているが、アニメとコミックという相互補完関係がある。
 両社の経営資源を効率よく活用することでシナジー効果が図られるとしている。

 具体的な提携内容として、プロダクションI.G制作のアニメのコミック化とマッグガーデンのコミック誌連載マンガのアニメ化を挙げている。そのうえで、現在進めているプロジェクトとして次の3点が公表された。

1. I.G制作アニメ2作品のマッグガーデンによるコミック化。
2. I.G原作作品のマッグガーデンによるコミック化。
3. マッグガーデンのコミック誌連載マンガのⅠ.Gによるアニメ化。

 マッグガーデンは月刊「コミックブレイド」などコミック誌や連載マンガのコミック出版を行っている。年間売上高はおよそ24億5000万円(平成18年3月期)である。
 『ARIA』などの人気作品を所有するものの、近年は出版事業の不振に苦しんでいた。11月14日に発表された平成19年3月期の中間決算では同社は経常赤字に転落していた。
 一方、プロダクションI.Gは、年間売上高およそ54億円(平成18年5月期)のアニメ製作の大手である。事業の大半はアニメ制作事業から構成されている。アニメ製作会社のなかでも手堅いビジネスに定評がある。

 しかし、プロダクションI.Gの事業はこれまで制作受注が多く、アニメ関連ビジネスの広がりは比較的弱かった。今回はコミック出版社と提携することで、権利ビジネスの強化を狙っていると考えられる。
 また、マッグガーデンにとっては、自社コンテンツのアニメ化の可能性が広がる点で大きなメリットがある。コミックのアニメ化が作品の売上げを増加させることは良く知られているからだ。
 とりわけ、アニメ制作に定評のあるI.Gによるコミックのアニメ化は、今後のビジネス展開に大きな意味があるだろう。

プロダクションI.G 
マッグガーデン 

clear.gif
posted by animeanime at 2006.11.17
clear.gif
トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://animeanime.jp/blog/mt-tb.cgi/2095

clear.gif
コメント
clear.gif