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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2006年11月08日
ファイナンス ][ ベンチャー ][ 企業経営 ]
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 アニメ制作の現場で高い支持を受けるアニメ制作ソフトにRETAS!シリーズがある。このRETAS!シリーズを開発・販売するセルシスが、12月12日に名古屋市場のセントレックスに上場することが決まった。
 株式上場の主幹事はみずほインベスター証券が行い、上場に先立って株式の公募と売出しが予定されている。セントレックスは名古屋証券取引所が運営する新興企業に特化した市場である。

 セルシスは平成3年に会社設立した。その後平成5年にアニメ制作ソフトRETAS!proを発売し、アニメ制作ソフトのスタンダートの地位を確立した。平成13年にはマンガ制作ソフトComicStudioも発売し、こちらもマンガ制作のスタンダードソフトとなっている。
 アニメ・マンガ関連の制作ソフトという隙間市場に特化し、その市場で大きなシェアを取ることで成長してきた。

 しかし、近年の同社の事業を牽引しているのは、モバイル向けのコミック関連事業である。現在、コミック閲覧ソフトComicSurfingでRETAS!やComicStudio同様の市場寡占が築かれつつある。
 さらに、自社閲覧ソフト対応のコミックやアニメの電子コンテンツ化事業にも乗り出している。モバイル部門はこうした周辺事業も含めて急成長をしている。

 セルシスの平成18年の売上高(見込み)はおよそ11億円、前年同期比では60%を超える成長となっている。また、平成19年にはおよそ16億円の売上高を見込む急成長企業でもある。
 今回行われる公募による新株発行と株式売出しは、それぞれ2250株とされている。これは新株発行後の総株数のおよそ17.5%にあたる。
 セルシスは今回の公募増資(新株発行)により、およそ3億7800万円の資金の調達を見込んでいる。このうち2億円は各ソフトウェアのバージョンアップとモバイルコンテンツ制作ソフトの開発資金に充てる予定である。

 セルシスの有価証券報告書によれば、同社の大株主には経営者やベンチャーキャピタルのほかにバンダイネットワークスやコナミ、MOVIDA(ソフトバンクグループ)、ドワンゴなどのコンテンツプロバイダー企業が多数名前を連ねている。
 また、東映アニメーションやサンランズ、トムス・エンタテインメントも大株主である。セルシスのコンテンツ制作ソフトの技術が、大手のアニメ制作会社との協業のなかで培われてきたことが垣間見える。

 コンテンツ関連分野の特定市場で圧倒的なシェアを築いている企業には、ペンタブレットのワコム(2006年売上高183億円)などもある。
 2000年以降、株式市場ではアニメ・コンテンツ制作関連企業の上場が目立ったが、今後はこうしたコンテンツ周辺関連企業がより注目される可能性が高そうである。

セルシス 

名古屋証券取引所 

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posted by animeanime at 2006.11.08
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