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北米で日本のアニメ・マンガビジネスを展開するVIZメディアが、来年1月15日にヨーロッパ会社のVIZメディア・ヨーロッパ(VIZ Media Europe, S.A.R.L)をパリに設立する。
これまでVIZメディアはアムステルダムにヨーロッパ拠点を設けていたが、マネジメントの拠点はパリに移る。新会社は、ヨーロッパと中東、アフリカでのアニメ、マンガビジネスの統括を行い、市場開拓を目指す。
新会社の社長には、アメリカ本社で販売・マーケティングを統括していたJohn Easum氏が就任する。
VIZメディアは米国・サンフランシスコに本社を持つ、小学館、集英社、小学館プロダクションの共同出資会社である。会社の事業は小学館グループの海外ビジネスの統括とされている。
しかし、これまで同社はアムステルダムに拠点を持つものの、米国以外でのビジネスはそれほど活発に展開していなかった。
一方で、昨年よりドイツ市場でTokyopopと提携したほか、英国市場ではコピーライトプロモーションライセンシンググループと共同事業会社を立ち上げるなど、ヨーロッパビジネスを徐々に強化している。今回の新会社設立は、そうした展開をさらに進めるものと考えられる。
この背景には、VIZメディアが得意とする日本マンガ市場は、ヨーロッパ全域であれば、現在の北米市場よりかなり大きいことにあるだろう。また、多様な言語や国ごとのマーケティングの難しさはあるものの、著作権問題の難しいアジアよりもビジネスチャンスが大きいともいえる。
ヨーロッパのアニメ・マンガビジネスは、フランスのKanaやドイツのカールセンなど、各国別に有力企業が存在する。これらの企業は個別に日本企業からライセンスを獲得してビジネス展開を行なうことが多かった。
VIZメディアは、米国のアニメ・マンガビジネスで最も成功した日系企業のひとつとされる。それだけに世界規模でビジネス展開を目指すVIZメディアのヨーロッパ展開本格化が、今後、ヨーロッパの日本コンテンツのビジネスにどのような影響をもたらすのか目が離せない。
VIZメディア
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