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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2007年01月12日
企業決算 ]
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 1月12日にプロダクションI.Gは、平成19年5月期(18年6月~19年5月)までの中間決算を発表した。決算内容は昨日既に業績予想の修正が出されており、その内容に準じたものになっている。
 連結中間売上高は前年同期比20.6%増の30億6200万円、営業利益は1億5800万円(前年同期比38.0%減)、経常利益は1億7700万円(同34.9%減)である。

 今期の同社の制作事業は、テレビシリーズが『BLOOD+』や『xxxHOLiC』『シュヴァリエ』など9タイトル、ビデオ作品が2タイトルで『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX solid State Society』と『テニスの王子様』になる。これ以外に、ミュージッククリップやゲーム用のアニメーションも手掛けている。
 売上高の増加は、こうしたアニメ制作が堅調に推移しているためである。しかし、子会社のジーベックの制作体制の構築のために受注調整を行ったことが、利益の減少につながった。
 制作事業の売上高は26億6700万円(前年同期比31.0%増)、営業利益は1億4700万円(同31.4%減)であった。
 
 一方、版権事業は『BLOOD+』や『エヴァンゲリオン』、『機動戦艦ナデシコ』が中心となった。『攻殻機動隊』のテレビシリーズの終了のため、売上高は3億6400万円(同20.1%減)、営業利益は1億5400万円(同15.7%減)と前年同期より減少した。
 しかし、この数字は、当初予想を上回るものになっている。下期以降は、販売が好調とされる『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX solid State Society』が加わることになり、版権事業の伸びが期待される。

 プロダクションI.Gは、昨年からこの版権事業の拡大を進めている。昨年末のマッグガーデンへの出資やトランスコスモスとの共同事業animo有限責任事業組合の設立は、こうした流れのなかに位置づけられる。
 マッグガーデンとの連携は出版媒体と結びつくことでコンテンツの育成を狙っており、animoではインターネットでのコンテンツの利用を目指している。 

 日本のアニメ制作が過去最大と言われているなかで、制作事業が今後さらに拡大して行くことは考え難い。このため事業規模のプラスアルファを求めるのであれば、版権事業という選択肢はプロダクションI.Gに限らず、どの企業においても重要である。
 また、版権事業は制作事業に較べて利益率が高い事業である。しかし、受注生産が中心のアニメ制作は、利幅は小さいが手堅い。一方、版権事業は、あたりはずれが大きくリスクも大きくなる。
 プロダクションI.Gの今後のビジネスは、『攻殻機動隊』シリーズのような持続的に収益を生み出す作品をどの程度生み出せるかにかかっている。

当サイト関連記事 プロダクションI.G中間業績予想修正 DVD好調 ジーベック苦戦

プロダクションI.G

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posted by animeanime at 2007.01.12
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