検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2007年04月28日
企業決算 ]
clear.gif

 4月27日に発表された角川グループホールディングス(角川グループHD)の決算は、連結売上高は前年同期並みであったが、出版事業の好調に助けられて営業利益、経常利益は前年比で増加した。
 連結の売上高は1498億円8300万円(前年同期比0.2%減)、営業利益は73億9300万円(同8.5%増)、経常利益は77億7500万円(同4.7%増)、当期純利益は38億9800万円(同194.6%増)となっている。

 売上高のうちおよそ45%を占める出版事業と、28%を占める映像事業が主力事業となっている。しかし、角川グル-プHDは出版事業と映像事業の強い結びつきが特徴で、ふたつの事業が連動しているケースが多い。
 出版事業が映像事業の原作コンテンツの供給元となり、映像化により出版がさらに大きく伸びる構造である。今決算期で言えば『犬神家の一族』や『涼宮ハルヒの憂鬱』などが、これにあたる。
 また、自社の映像作品でないが、19年3月期の角川グループHDの業績を最も支えた『ダ・ヴィンチ・コード』は映像作品に大きく依存していた。同じ作者ダン・ブラウンの『パズル・パレス』の好調な売上げも、『ダ・ヴィンチ・コード』の映画を抜きには考えられない。

 出版事業売上高は681億円(前年同期比8.3%増)、営業利益は69億7500万円(同24.4%増)である。売上げに貢献したのは単行本では先の『パズル・パレス』、文庫本では『ダ・ヴィンチ・コード』と劇場アニメ化された『ブレイブ・ストーリー』であった。
 出版事業のなかのライトノベルズとコミックスでは、アニメ化作品の健闘が目立った。ライトノベルでは社会現象にまでなった『涼宮ハルヒ』に加えて、『灼眼のシャナ』、『キノの旅』、『彩雲国物語』といずれのシリーズもアニメとのメディアミックス効果なしには好成績は考えられない。
 同様にコミックスでも『ケロロ軍曹』、『灼眼のシャナ』、『涼宮ハルヒ』、『真月譚 月姫』、『BLOOD+』、『NHKにようこそ!』といった具合に、テレビアニメのヒットと結びついた作品が牽引している。このほかコミックスでは、『ファイブスター物語 12巻』、『よつばと!5巻 6巻』、『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN(12巻~14巻)』がヒット作品であった。

 映像事業では劇場映画で『犬神家の一族』や『時をかける少女』、『超劇場版ケロロ軍曹2 深海のプリンセスであります』などがヒットをした。また、DVD販売では『涼宮ハルヒの憂鬱 1巻~8巻』が爆発的なヒットとなった。
 しかし、売上高は前年同期比で7.2%減の416億5700万円となり、営業利益は1億6600万円(同87.9%減)と前年の実績には至らなかった。

 角川グループHDは、主力事業の出版事業、映像事業、クロスメディア事業の展開の拡充を図り、特にモバイルやネット展開を核にしたクロスメディア事業を拡大する方針である。また、資本提携を行なったバンダイナムコグループとの連携強化を図るとしている。 
 そのうえで、平成20年3月期の連結業績予想は、売上高1530億円、営業利益76億円、経常利益79億円、当期純利益40億円といずれも今回を上回るとしている。

当サイトの関連記事
角川グループHD第3Q決算好調続く ハルヒは大ヒット
角川グループ中間決算好調続く ハルヒも貢献
角川HD第1四半期 出版事業好調増収増益

角川グループホールディグス 

clear.gif
posted by animeanime at 2007.04.28
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif