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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2007年08月30日
米国 ]
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 米国のキャラクター会社4キッズ・エンタテイメントは、2007年秋から2008年にかけて同社がマネジメントするFOXテレビの子供チャンネル「4キッズTV」で『古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー』を放映する。これはアメリカのポップカルチャー業界情報のICv2が報じたものである。
 4キッズTVは子供向けの有力地上波放送枠だが、これまで日本アニメの放映縮小が続いていた。『恐竜キング』の放映は、久々の大型日本アニメ番組の導入となる。

 4キッズの『古代王者 恐竜キング』の北米展開は、同社の第2四半期の決算発表で一部が明らかにされていたが、具体的な動きが明らかになったのはこれが初めてである。
 ICv2によれば『恐竜キング』のアニメ版は、これまで4キッズが扱った日本アニメと同様に物語などは大幅に変更される。さらにキャラクターの名前やタイトル、音楽なども大幅に入れ替えられるとしている。

 『恐竜キング』のアニメは日本のセガが開発したトレーディングカードゲームがベースとなっている。日本では『甲虫王者ムシキング』の後継ゲームとしてヒットしている。
 4キッズにとって『恐竜キング』の導入の目的がこのカードゲームにあり、テレビ放映だけのビジネスでないことは言うまでもない。
 同社はこれまで日本アニメとトレーディングカードを結びつけた『ポケットモンスター』と『遊戯王』のビジネスに大きな実績を残している。通常テレビ放映はキャラクター宣伝の一環で、実際のビジネスはキャラクター商品、特にカードゲームが中心となる。

 4キッズは現在、アメリカオリジナルのカードゲーム作品として大型作品『Chaotic』に力を入れている。しかし『Chaotic』は、オンライン上のシステム開発の遅れで、ビジネス展開も大幅に遅れている。
 キャラクターブランド価値の低下により2007年の上半期決算が赤字に転落した4キッズは、新しいブランドの導入と急速な業績回復を求められている。しかし、証券アナリストは4キッズの手がける『Chaotic』のビジネスは不安定要因が多過ぎると判断している。
 4キッズは『Chaotic』のビジネスリスクの保険として、日本のヒットコンテンツである『恐竜キング』のビジネスに乗り出すと考えられる。

 一方日本にとっては、『恐竜キング』の北米での展開は当初から期待していたものと考えられる。日本で『甲虫王者ムシキング』がヒットした際に、同ゲームの北米市場の展開を期待する声もあった。
 しかし、結局、北米進出を行わなかった背景には、欧米の子供には日本のような「昆虫」に対する思い入れが小さく、ゲームが子供たちにアピール出来ないとの判断が働いたとされている。
 そうしたなかで日本やアジアだけでなく、世界の子供たちにアピールする素材として対戦カードゲームの第2弾に「恐竜」が選ばれた。もしそうであれば、今回の『恐竜キング』の北米進出は、日米双方の思惑が一致した結果だといえそうだ。

4キッズ・エンタテイメント http://www.4kidsentertainment.com/

古代王者 恐竜キング Dキッズ・アドベンチャー公式サイト
http://www.nagoyatv.com/kyoryu/
古代王者恐竜キング公式サイト(日本) 古代王者 恐竜キング
http://kyoryu-king.com/

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posted by animeanime at 2007.08.30
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