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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
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2008年07月04日
米国 ]
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 米国のアニメ流通会社ファニメーション(FUNimation Entertainment)の親会社ナバレ(Navarre Corporation)は、ジェネオン・エンタテインメント(USA)とアニメDVD流通で提携する合意を行った。
 ナバレの発表によればファニメーションは、ジェネオンの持つ有力なアニメ作品の一部を北米市場で展開する。ファニメーションが発売するタイトルには『Hellsing Ultimate』、『Black Lagoon』などが含まれている。
 ファニメーションのCEOゲン・フクナガ氏は、「ジェネオンは優れた作品とクオリティの高いアニメで知られた強力なプロデューサーであり、今回の提携を喜んでいる」と述べている。

 ファニメーションは米国のアニメDVD市場で最大のシェアを誇る。一方で、昨年秋に米国市場での発売・流通・販売事業から撤退したジェネオン・エンタテインメント(USA)は、市場第3位のシェアを誇っていた。
 今回の両社の提携で、北米市場第1位と第3位の発売タイトルが合わさることになる。

 ジェネオン・エンタテイメントは、米国に直接進出をする数少ないアニメ作品のパッケージメーカーであった。しかし、縮小が続き、厳しさの増す北米アニメ市場から昨年撤退した。
 当初は、別のアニメ流通会社ADVフィルムとの提携を模索したが、合意前に破談となった。このためジェネオンの持つアニメ作品の北米市場での行方が宙に浮いていた。今回の提携で、この一部の作品はファニメーションから発売されることが決定した。

 北米のDVD市場では、これまでファニメーションとトップシェアを争っていたADVフィルムが急激に勢いを失っている。一方でマンガ出版からアニメ関連事業に進出を行っているVIZメディアは、アニメDVDの市場シェアを拡大している。
 また、バンダイ・エンタテインメントがバンダイビジュアルUSAの業務を引き継ぎ、さらに角川ピクチャーズやアニプレックスと連携し『涼宮ハルヒの憂鬱』や『天元突破グレンラガン』などの大型タイトルを売り出している。

 こうした結果、米国のアニメDVD市場は、圧倒的な規模を持つファニメーションとそれに次ぐVIZメディア、バンダイ・エンタテイメントといった大手企業のグループ、それ以外の中堅以下の企業グループ、それにブエナ・ビスタやソニーピクチャーズ、ワーナー・ブラザーズなどのハリウッドメジャーの3つに分けることが出来そうだ。
 過去数年、アニメDVDのビジネスは厳しい局面が続いた。その結果業界が大きく再編され、2008年にはこうした新しい体制が始まる。

ファニメーション(FUNimation Entertainment) http://www.funimation.com/
ナバレ(Navarre Corporation) http://www.navarre.com/
ジェネオン・エンタテインメント http://www.geneon-ent.co.jp/

[7月4日訂正]
 7月4日付けの「ジェネオン 米国市場でファニメーションとDVD事業で提携」記事について、一部事実誤認があり訂正をさせていただきました。
 記事の中でファニメーションと提携したのは日本法人のジェネオン・エンタテインメントとしましたが、ファニメーション(FUNimation Entertainment)と提携したのは米国法人のGeneon Entertainment(USA)です。
また、ファニメーションが発売する作品のリストに挙げられていた『妄想代理人』は、委託作品に含まれておりません。

読者及び関係者のかたがたにご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします。

株式会社アニメアニメジャパン

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posted by animeanime at 2008.07.04
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