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2008年08月10日
企業決算 ]
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 米国のコミックス出版・ライセンス管理の大手マーベルが2008年上半期(08年1月~6月)の決算を発表した。
 ライセンス部門の好調や映画製作部門の順調な立ち上がりもあり、前年比で増収増益となった。売上高は2億6940万ドル(前年比6.5%増)、営業利益は1億7270万ドル(同9.9%増)、純利益は9190万ドル(同21%増)である。いずれも好調とされた前年の実績をさらに上回っている。

 しかし、マーベルによれば、大ヒットになった2本の大型劇場映画『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』の興行収入は上期の業績には反映されていない。今回反映されているのは、海外向けのプレセールからの売上高である。しかし、それだけでも2890万ドルとなっており、マーベルの映画製作部門は四半期決算で初めて黒字となった。
 マーベルは今回、両作品に製作出資を行っており、第3四半期以降に2作品合計で全世界8億1700万ドルの興行収入の配分利益が計上される見込みである。このためマーベルは2008年通期の全体売上高を4億5000万ドルから4億8000万ドル、純利益を1億2200万ドルから1億3800万ドルと予想している。これはいずれも従来予想から2割程度の引き上げとなる。

 またライセンス部門では、昨年の業績に大きく貢献した『スパイダーマン』の売上が大きく減少した一方で、『アイアンマン』と『インクレディブル・ハルク』の取り扱いが増加した。
 この結果、好調だった前年並みの売上高1億7940万ドル(前年比3.2%減)、営業利益1億6290万ドル(9.3%増)となった。

 映画事業部門、ライセンス部門の好調の一方で、やや不安な要素もある。コミックス出版部門で、売上高が6050万ドルから5830万ドル(前年比3%減)に減少していることである。営業利益も2620万ドルから2160万ドルに減少した。これはコミックス専門店向けのダイレクトチャンネルの売上が減少しているためである。
 出版事業はマーベルの売上全体の2割程度となっているため業績全体への影響は小さいが、ライセンス事業、映画事業はコミック出版物から派生されるので長期的には無視出来ない。特に、マーベルは、米国コミックス代表するアイズナー賞の今年の受賞作品数で、ライバルのDCコミックに大きく水を空けられただけに、出版事業の強化は今後の課題となりそうだ。

マーベル http://www.marvel.com/

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posted by animeanime at 2008.08.10
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