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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年09月09日
米国 ]
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 映画情報のバラエティ(英語版)の9月7日の報道によると、ソニー・ピクチャーズは押井守監督の最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』を米国、カナダ、ラテンアメリカ、オーストラリア、ニュージーランドで配給する権利を獲得した。最終的な契約が、先頃開催されたカナダのトロント国際映画祭で行われたと伝えている。

 『スカイ・クロラ』は、作家森博嗣さんのSFを基に押井守監督が、3Dと2Dのアニメを使い映像化した。トロント国際映画祭のほか、先頃、ヴェネチア国際映画祭でもコンペティションに出品されている。
 ヴェネチアでの作品評価もよく、フューチャー・フィルム・フェスティバル・ヴェネチアのデジタル・グランプリを獲得している。それだけに、世界中の押井守ファンが期待している作品である。実際に、世界各国向けの配給権のセールスは好調と伝えられている。今回は世界最大の映画市場である北米で、ソニー・ピクチャーズが配給することが決まった。

 『スカイ・クロラ』の製作には、大手映画会社のワーナー・ブラザーズが参加している。このため日本国内ではワーナー・ブラザーズが映画配給を行った。しかし、今回の決定で、南北アメリカとオセアニアの英語圏はワーナー・ブラザーズでなく、ソニー・ピクチャーズが行う。
 やや意外感のある配給会社の決定だが、これまでの押井守作品の映画興行の結果から考えると、『スカイ・クロラ』はマニアや映画愛好家に向けた限定公開になる可能性が高い。しかし、ワーナー・ブラザーズは、同じアニメでも『ポケットモンスター』や『遊戯王』などの全米公開の実績はあるが、限定公開での経験はない。
 
 一方、ソニー・ピクチャーズは、昨年『パプリカ』のロングラン興行で確かな成果をあげている。さらに『メトロポリス』や『鉄コン筋クリート』、『スチームボーイ』の劇場配給も行い、その後のDVDセールスにつなげた。
 ソニー・ピクチャーズは、こうしたこれまで積み重ねて来た劇場アニメーションの配給ノウハウを、『スカイ・クロラ』のプロモーションでも行うと見られる。

 ソニー・ピクチャーズが、米国で『スカイ・クロラ』の劇場配給を行うのか、行うとすればどういったかたちで行うかは現在明らかでない。
 しかし、もし限定公開されるとすれば、2004年に55館規模で米国公開し、興収104万ドルとなった『イノセンス』の成績が意識されるだろう。これは日本アニメ作品では歴代10位の成績である。
 この『イノセンス』の米国配給は、ドリームワークス系のゴーフィッシュピクチャーズで行われている。ゴーフィッシュは、ドリームワークスのマニア向けの配給レーベルである。

バラエティ(英語版) http://www.variety.com/
Sony picks up 'Sky Crawlers'

スカイ・クロラ The Sky Crawlers公式サイト http://sky.crawlers.jp/
ソニー・ピクチャーズ(日本) http://www.sonypictures.jp/

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posted by animeanime at 2008.09.09
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