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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年09月15日
米国 ]
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 米国のキャラクター事業会社の4キッズエンタテインメントは、9月13日から同社が運営する土曜日午前中の地上波ネットワークの子供番組枠を新プログラムでスタートした。
 日本の番組改編は春と秋の二つが大きな区切りで、春の改編のほうがより大きな改編となるが、米国では秋シーズンが一年の区切りとなっている。このため10月に大型新番組がスタートし、その後の1年間の番組放映方針も10月の新しい編成の中に読み取ることが出来る。

 4キッズのテレビ番組放送の特徴は、全米5大ネットワークのうち2局の土曜日午前中の放送枠のプログラムの編成権を握っていることである。FOXでは朝8時から12時までの4時間、The CWでは朝7時から12時までの5時間が4キッズによるプログラム編成となる。
 現在、地上波放送の子供向け番組放送は、ほとんど行われていないため、全国ネットワークのなかで週末の子供向け番組をほぼ独占するかたちとなっている。

 地上波放送の子供番組枠が減少しているのは、視聴率の低下やスポンサーがつき難いことなどが理由である。特にケーブルテレビの子供向け専門チャンネルが、こうしたニーズを代替するようになったことで、さらに番組放送枠の減少に拍車がかかっている。
 こうした中で4キッズが長時間の枠を維持しているのは、午前中の枠をまとめて買い取っているためである。そのうえで同社は放送事業では利益をださずに、放送した作品やキャラクターのライセンス事業で利益を出すビジネスモデルを取っている。

 日本でも深夜放送の時間帯を製作側が買い取り、独自にスポンサーを集めアニメを放送するビジネス方式が存在する。4キッズは地上波放送枠をまとめて買い取ることで、これに似たシステムを採用している。
 このため放送される番組は、番組自体や視聴率を稼ぐというよりも、4キッズがライセンス管理するキャラクター番組のプロモーションの色合いが強い。

 そうした中で今秋注目されるのは、4キッズが強力に推進する『Chaotic』である。FOXの10時からの30分の放送とThe CWの11時から12時までの1時間を合わせて1時間半が割かれている。同作品にかける4キッズの意気込みの大きさが伝わって来る。
 このほか『忍者タートルズ』や『Viva Piñata』などキャラクターマーチャンタイジングに結びついた作品が目立つ。変わったところでは、ロシアから輸入したテレビアニメーションン『GOGORIKI』がある。世界各地に埋もれている有力コンテンツの発掘が、4キッズのビジネスストラテージとなっているようだ。

 一方、気になる日本のアニメの放映では、大きな話題は『遊戯王5D's』のThe CWでの放送開始である。放送は午前中10時半と、子供も向けには理想的な時間である。力が衰えつつあるとは言え、『遊戯王』シリーズは依然4キッズ最大のキャラクターコンテンツである。新番組の投入で市場の活性化を目指す。
 しかし、『遊戯王』以外は、昨年から放送が続く『古代王者 恐竜キング』(The CW午前10時~10時半)と『ソニックX』(FOX9時から10時)のみがラインナップに挙がっている。『ソニックX』は日本未放送のエピソードを含む米国向けの作品なので、厳密には日本アニメとは言い難い。
 このため実際の日本アニメの放送は、9時間のうち1時間だけとなる。4キッズの日本アニメ離れはここ数年顕著になっていたが、今回もそれを裏付けるかたちとなった。

4キッズエンタテインメント http://4kidsentertainment.com/

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posted by animeanime at 2008.09.15
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