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2008年11月30日
米国 ]
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 米国の5大ネットワークのひとつであるFOXテレビ(FOX Broadcasting Company)が、来年1月から土曜日午前中の子供向けの番組枠から撤退することが明らかになった。この放映時間は12月末までキャラクターライセンスの4キッズ・エンタテインメント(4Kids Entertainment)が4時間の放映枠をまとめて購入し、日本のアニメ『星のカービィ』を含むアニメーション番組を集中放映している。
 しかし、4キッズは別の5大ネットワークのThe CWから土曜日午前中に5時間の放映枠を確保し、来年1月からそちらに事業を集中させることを発表している。このため来年1月からFOXが、この時間枠をどのように編成するのか注目されていた。

 FOXが明らかにした1月以降のプログラムによれば、4時間のうち2時間は地方各局による独自の編成となり、2時間はインフォマーシャルと呼ばれる広告番組の時間帯になる。
 米国の地上波ネットワークの子供向け番組(その大半がアニメーション)の縮小は、1990年代から長期にわたって続いている。この理由として、子供の関心がゲームや屋外での活動に向かっていることや、番組と玩具広告の連動に対する規制の強化、ケーブルテレビの子供番組チャンネルとの競合で視聴率が低下していることが挙げられている。
 実際に今回の決定についてニューヨークタイムズは、FOX関係者の発言として地上波放送の子供番組は最早ケーブルチャンネルとの競争に勝てないと語ったとしている。

 12月一杯はFOX放映枠を維持する4キッズにしても、FOXへ支払う放映枠代とスポンサーから受け取る広告料は逆ザヤになっており、テレビ放映は赤字事業である。4キッズはこれをテレビ放映で認知度を挙げたキャラクターのライセンス収入で補っている。
 このためFOXは4キッズとの契約が終了しても、自局で子供番組を調達して放映をしても、4キッズから得ていた利益を上回る見通しがない。これが今回の決定につながったと考えられる。土曜日朝の地上波ネットワークの子供番組は、放映枠の減少が続くなかで最後の砦とも言うべき存在だったが、今回その一角が崩れたことになる。

 現在この時間帯は他のネットワーク局では、The CWで4キッズが番組プログラムを組むThe CW4Kidsを放映する。日本のアニメでは『恐竜キング』や『遊戯王5D's』などがプログラムに含まれている。また来年1月からは、米国版『仮面ライダー』である『KAMEN RIDER DRAGON KNIGHT』も始まる。
 また、ディズニー系のABCは『パワーレンジャー』も放映するABCキッズを、CBSはニコロデオン系のKEWLopolisで番組を組んでいる。またNBCは、The CWの4キッズと同様に、ディスカバリー・コミュニケーションが放映枠をまとめて運営するDiscovery Kidsとなっている。
 今後こうしたネットワークがどのように動くかは分からない。しかし、今回のFOXの撤退は、北米における地上波ネットワークでの子供番組の苦戦を象徴する出来事と言えそうだ。

FOXテレビ(FOX Broadcasting Company) http://www.fox.com/

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posted by animeanime at 2008.11.30
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