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2008年11月22日
ヨーロッパ ]
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 ヨーロッパの有力子供チャンネルとして好調さを維持してきたJETIXの勢いに限りが見える。JETIXはヨーロッパの主要な子供チャンネルで、日本の戦隊シリーズを基に制作した『パワーレンジャー』や『ポケットモンスター』、『恐竜キング』なども放映している。
 11月13日に発表された2009年9月期決算によれば、同社の売上高は前年比18%減の1億3390万ユーロ、営業利益は48%減の1270万ユーロとなった。
 売上高の減少は一部の市場での視聴率の低下が視聴料の収入の減少につながったこと、為替取引でのユーロの下落、大口のイスラエルとの契約の遅れ、そしてフランス市場で一部のチャンネルのリストラを行ったためだとしている。

 JETIXのビジネスは主に放映事業、番組販売事業、商品事業の3つに分かれているが、2009年はこのいずれもがマイナスだった。また、国別では東欧、中欧、イタリアが成長しているとしたが、主要市場である英国、フランス、ベネルクス地域で苦戦している。
 東ヨーロッパなど新興市場の成長はあっても、十分な収益を上げるほどではなく、従来の主要市場の落ち込みをカバー出来なかったとみられる。また、フランス市場ではJETIXの親会社にあたるディズニー・グループとの調整から、チャンネルのリストラを行った。フランス市場でのJETIXの業務は、ディズニー・グループに移管される。

 視聴率の低下や番組販売の停滞は、決算発表からは理由が見えない。しかし、同社の放映、番組販売、商品の主要三事業全てで好調なタイトルが、日本発の特撮番組である『パワーレンジャー』と韓国発のキャラクター『プッカ』であることは、意味深である。
 近年、ライセンスビジネスの拡大を目指すJETIXは、他社からの番組の買い付けでなく、自社製作、共同製作を増やしている。しかし、その多くはカートゥーンスタイルの作品である。このためトゥーンディズニー(ディズニー)や、ニックトゥーン(ニコロデオン)、カートゥーンネットワークとの差別化が薄れているのかもしれない。一方で、JETIXは『パワーレンジャー』の顧客層を狙った新規キャラクターが増えており、この市場での競争が激化しているとする。

 事業面での翳りの一方で、チャンネルネットワークの拡大は順調である。現在、JETIXは、ヨーロッパ全域と中近東の58カ国、19ヶ国語5230万人の視聴者を抱えている。しかし、中東欧、中近東市場では、ディズニー本体やニコロデオン、カートゥーンネットワーク、アニマックスといった大手の子供チャネルも事業拡大戦略を強めている。
 拡大したネットワークを活かすには、本来JETIXが持つ男児向けのアクションチャンネルという特長の強化が必要なってくるだろう。しかも、それは米国のカートゥーンアニメーションとも日本アニメのアニマックスとも異なる必要がある。

JETIXヨーロッパ http://www.jetix.co.uk/

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posted by animeanime at 2008.11.22
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