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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2008年11月18日
インターネット ]
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 北米でアニメ・マンガ流通事業を行うVIZメディアは、北米における『NARUTO』の新たなビジネス戦略を11月17日に打ち出した。 同社は来年の1月15日から『NARUTO』の公式サイトで、『NARUTO 疾風伝』の最新エピソードの無料配信を開始する。これは英語字幕版で、日本での放映から数日以内での提供となる。 
 これに加えて1月2日からは、米国のテレビ放映バージョンとは異なる日本放映バージョンの『NARUTO』の配信サービスを行う。日本と時差のない視聴や、日本で放映されるオリジナル版を視聴したいとするファンのニーズに応えるとみられる。無料配信サービスの強化で、『NARUTO』のビジネスチャンスの拡大を狙う。

 またアニメだけでなく、マンガについてもさらに積極的な展開が進む。VIZメディアは、2009年2月から4月までの3ヶ月間で、英語版の『NARUTO』の34巻から44巻まで11冊を一気に発売する。さらに7月に45巻を発売し、その後は日本と同様に3ヶ月に1巻のペースでの発売となる。
 VIZメディアが『NARUTO』の単行本をまとめて発売するのは、2007年の秋-冬シーズに4ヶ月に12冊の例がある。その際には、日米での発売時差を縮めることが目的とされていた。今回も、同様の目的があると見られる。

 来年4月の44巻の発売により、日本と北米版の『NARUTO』の発売時差は一気に半年まで縮まる。
 こちらでも日本との時差を極力縮めるという同社の戦略が表れている。映像、出版の両面で日米同時展開への強い意欲が伺える。

 一方で、英語圏に向けた『NARUTO』の最新エピソードの配信は、11月17日にテレビ東京からも発表されている。日本の放映から1時間後の有料配信と、こちらも日米の同時展開が目指されている。
 より早く視聴出来るTV東京の有料サービスと、そこからやや遅れる無料のVIZメディアサービスが補完するかたちになりそうだ。
 
 また、英語圏での『NARUTO』の配信は、このほかクランチロールも一週間遅れで行うとしている。VIZメディアはカートゥーンネットワークと共同事業であるToonami Jetstreamや、先日発表したHulu、Joostといった大手の動画配信サイトでも『NARUTO』を含む無料配信を行っている。
 有料配信では、iTunesやXboxライブ、Direct2DriveやアマゾンUnboxなどのサービスもある。このため『NARUTO』の配信サービスは、無料、有料のほか、配信方法もストリーミングからダウンロード・トゥ・オウン(買切り)タイプまで、あらゆるタイプ、層に向けたウィンドウが存在する。

 テレビを越えたインターネット上でのウィンドウ拡大は、英語圏での『NARUTO』の認知度の拡大に貢献すると考えられる。一方で、オンライン配信ビジネスで利益を上げている企業は必ずしも多くないとされている。
 今後は、オンライン配信のビジネスモデルの淘汰が始まる可能性もあると考えられる。多くのウィンドウを持つことで『NARUTO』のビジネスは、変化の激しいインターネットンビジネスの中で、保険をかけているとも見える。

VIZ Media  http://www.viz.com/

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posted by animeanime at 2008.11.18
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