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2009年02月24日
米国 ]
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 米国のアニメニュースネットワーク、ICv2の報道によれば、北米の日本マンガ出版最大手のViz メディア(Viz Media)は事業のリストラに着手する。
 これは現在の北米の経済と金融状況に対応するもので、Vizメディア自身によって語られた。また、今回の事業再構築にはレイオフも含まれており、人員削減にも踏み切ることになる。

 Vizメディアは、小学館、集英社、小学館プロダクションが出資する日系のマンガ出版社である。日本マンガの翻訳出版に強みを持っている。『NARUTO』、『Bleach』、『DEATH NOTE』などの数多くの人気作品を抱え、およそ200億円あるとされる北米のマンガ市場の過半数のシェアを持っている。
 また、アニメでも『NARUTO』や『ポケットモンスター』などの有力作品があり、日本アニメDVDでもファニメーション(FUNimation)に次ぐ第2位のシェアを持っている。同社の売上高は年およそ100億円である。

 近年、米国では日本アニメ関連企業の多くが業績不振となり、2008年にはこれが日本マンガ関連企業にも及んでいる。そしたなかVizメディアは、経営の安定した企業とみられてきた。
 しかし、今回のリストラ着手で、現在の米国の経済不況が、業界最大手のVizメディアにとっても無縁でないことが明らかになった。

 こうした予兆は昨年から既にあった。昨年は、同社が得意とする複数の書店流通チェーンが経営不振に陥り、書店流通のマンガ販売が前年比で落ち込んでいる。
 また、ICv2が発表した2008年のマンガ市場の売上高は前年比17%減と2000年代で初のマイナス成長となった。これは業界最大手のVizメディアの売上に直接反映しているとみられる。さらに、2月に入り、コミックス専門店取次ぎ大手のダイヤモンド・コミック・ディストリビューターが、Vizメディアの商品をおよそ1000点の取り扱い停止を発表した。
 
 今回Vizメディアは、リストラの着手やレイオフの実施は明らかにしている。しかし、その規模や対象事業は明らかにしていない。
 リストラ発表の一方で、同社の主力タイトル『NARUTO』や『Bleach』、『DEATH NOTE』は依然好調な売上を続けている。このためリストラの対象は、売上数が限定されたマイナータイトル、あるいはマンガに較べて市場環境がさらに厳しいアニメ事業などになる可能性が高い。

 マンガ出版社では業界第2位のTokyopopが、昨年より大規模なリストラを繰り返している。また、中小の出版社でも、リストラは相次いでいる。
 経営体力に余裕があるとみられるVizメディアのそれは、米国で多い業績維持のための予防的リストラとも考えられる。それでも暗いニュースの続く米国のマンガ、アニメ業界にとっては、心理的に大きな影を落としそうだ。

Vizメディア http://www.viz.com/

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posted by animeanime at 2009.02.24
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