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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年03月11日
マーケティング ]
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 日本映像ソフト協会(JVA)は3月10日に、2008年に発売されたビデオソフト(DVD、Blu-Ray Disc、ビデオ、UMDなどの映像パッケージ)販売金額を発表した。発表によれば、2008年のビデオソフトの総売上高は、2860億円9800万円で、前年比で11.1%減少と2桁のマイナスとなった。
 今回の発表で国内のビデオソフト市場は、2004年から続く漸減傾向に歯止めがかかっていないことになる。個別メディアでは、ブルーレイが前年比3倍増となったが、全体の売上に占める割合がまだ3%台と低いこともあり、DVDの減少分をカバー出来ていない。
 この調査はJVA加盟各社の出荷段階の売上をまとめたものである。JVAには、日本の有力な映像パッケージソフトメーカーが加入しており、その発表数字は、業界の動向を占うものとして毎年注目されている。

 こうしたなかアニメDVDも苦戦を免れることが出来なかった。アニメファンが買う国内の商業アニメを主体とする日本アニメ(一般向け)のDVDは、販売用で18.8%減の473億4600万円、レンタル用は16.5%減と大きな落ち込みをみせた。
 こうした理由のひとつには、アニメファンのDVDからBlu-Ray Disc(BD)への乗り換え進んでいることも挙げられる。実際にDVD販売用に占める日本アニメ(一般向け)の全体シェアが27%であるのに対して、BDのそれは48%にも達している。アニメファンが、通常の映像パッケージの購買客より早くBDにシフトしていることを伺わせる。これはこれまで発表された他のビデオソフト関連の売上数字傾向を裏付ける。

 しかし、DVD販売に占める日本アニメ(一般向け)の売上高は、金額ベースに換算すれば前年比で100億円以上の減少となる。しかし、販売用BDの日本アニメ(一般向け)の売上高は全部足しても40億円強と減少分の半分にも達しない。
 BDが、DVDよりも単価が高いことも考えると、日本アニメ(一般向け)の2桁以上の落ち込みはBDへの乗り換えだけでは説明出来ない。BDに移行することを念頭に置いてDVDは買わないが、でもまだBDを買っていないユーザーの買い控えや、アニメ映像パッケージ自体が商品として人気を失っている可能性も否定できない。

 昨年まではビデオソフト業界全体が売上を減らしても、アニメDVDの売上は微増、もしくは横這いと比較的堅調な動きをしていた。これはアニメDVD業界の不振は、市場自体は底堅いが発売作品数の増加が不採算商品を増やしているためと説明できた。
 しかし、2008年の市場動向は、アニメもまた他の映像ソフトと同様、市場が底割れに向かっている可能性を感じさせるものとなった。このため今回のJVAの発表結果は、映像パッケージへの売上にビジネス収益を依存することが多いアニメ業界に暗い影を落すことになる。

日本映像ソフト協会(JVA) http://www.jva-net.or.jp/

■ビデオソフト総売上高 2860億9800万円 (前年比11.1%減)

   □ DVD売上高 2758億円 (同13.1%減)
      販売用 1753億5600万円 (同16.1%減)
       日本アニメ(一般向け) 473億4600万円 (同18.8%減) 
      レンタル用989億3400万円 (同7.2%減)
       日本アニメ(一般向け) (同16.5%減)
 
   □ ブルーレイ売上高 98億6000万円
     販売用91億円
      日本アニメ(一般向け) 43億7000万円
     レンタル用 7億6000万円  
      日本アニメ(一般向け) 8700万円
     日本アニメ(一般向け)のブルーレイ全体の売上高 44億5700万円

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posted by animeanime at 2009.03.11
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