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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年03月04日
マーケティング ]
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 アニメ映像パッケージの大手バンダイビジュアルは、4月24日から携帯ゲーム機PSP用のメディアUMD-Video(UMD)向けにアニメ作品の発売を開始する。
 4月24日に、まず17タイトルが発売される。この中には『機動戦士ガンダムSEEDスペシャルエディション』の3部作、『機動警察パトレイバー 劇場版』の1作目と2作目、さらに『交響詩篇エウレカセブン』、『トップをねらえ! 劇場版』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX The Laughing Man』といった人気タイトルが多数含まれる。
 5月以降にも、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエディション』3部作や『戦闘妖精雪風』などが発売され、一気にUMDタイトルの充実を目指す。

 UMDはソニーが開発する携帯ゲーム機PSPに特化した専用映像メディアである。2004年のPSPのリリースと共に、ソフトが売りにだされた。PSPの特長である小さいけれどハイクオリテイの液晶画面に対応している。
 これまでにも映像パッケージの各社からアニメタイトルは発売されている。一方で、PSPでしか映像を観られない制約もあり、あまり一般的なメディアとならなかった。

 しかし、PSPの売上台数が拡大を続けており、累計販売台数は世界で5000万台、国内でも1000万台を越えた。メディアの再生機としては無視できない規模となっている。また、手軽にどこでも視聴出来るといったDVDやBlu-Ray Disc(BD)にない有利な点もある。
 また、UMDの再生機の制約から、1ユニットあたりの発売価格はかなり低く抑えられている。例えば、今回バンダイビジュアルが発売するアニメUMDは、中心価格が税込1995円と2000円以下で手頃感がある。
 こうした特長から、今後はDVDやBDのユーザーとは異なる市場が期待できる。今回のバンダイビジュアルの新たな方針も、こうした環境の変化を念頭に置いているとみられる。

 バンダイビジュアルは、アニメ映像パッケージメーカーのなかでもいち早く、BDに乗り出し大きな成果を挙げている。しかし、一方でDVDからBDへのユーザーの乗り換えスピードはまだ十分でなく、BDへの買い替えを睨んだ消費者による商品の買控え傾向も見られる。
 先に発表されたバンダイナムコ ホールディングの第3四半期の決算発表では、映像事業は不調であった。その理由のひとつとして、メディアの交代期における消費者の買い控え傾向も挙げられていた。

 今回のバンダイビジュアルのUMDシリーズは、アニメ作品を鑑賞するウィンドウの多角化に合わせて、これまでより多様なメディアで作品を提供する方針とみられる。
 これまでの高品質の映像を大きな画面でゆっくりから、小さくても高品質の映像を手軽に観るという需要に応える。多様なニーズを汲み取ることで、アニメ映像ビジネスの拡大を目指す。

バンダイビジュアル http://www.bandaivisual.co.jp/

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posted by animeanime at 2009.03.04
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