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2009年04月09日
ファイナンス ]
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 エンタテイメント企業のマーベラスエンターテイメントは、4月9日の取締役会で第三者割当を利用した株式増資を行うことを決定した。
 増資金額はおよそ5億円、全額を同社の代表取締役社長である中山晴喜氏が引き受ける。増資後、中山氏の持株比率は44.9%まで上昇し、マーベラスの最大株主となる。

 今回の増資の目的についてマーベラスエンターテイメントは、ハイエンド・ゲーム機向けゲームソフト開発に本格的に着手するためとする。
 ゲームソフトは平成23年3月期の発売を目指し、その開発総額を10億円と見込んでいる。このうち半分にあたる5億円を中山氏が引き受けるかたちである。会社の新規事業のリスクの一部を、経営者が自ら負うことになる。

 マーベラスによれば、高度な画像処理能力やグラフィック機能を必要とするハイエンド・ゲーム機向けゲームソフト開発は、巨額の資金が必要な大型プロジェクトとなることが多い。
 しかし、現在、エンターテイメントコンテンツ業界は大容量メディア時代に入っており、ハイエンド・ゲーム機の普及によっても大きな変化が起こっている。同社はこの変化に乗れるかどうかが、企業の優勝劣敗を決めると指摘する。ハイエンド・ゲーム機向けの大型投資を行うことで、マーベラスエンターテイメントは勝ち組を目指す。

 一方で、投資資金の回収については、複数のプラットフォームで回収する。そのためマルチ・プラットフォームの開発戦略を柱とする方針だ。また、日・米・欧の世界三極市場で販売体制を築くことで、国内市場だけでは実現しない投資回収の効率化を行う。
 同社は音楽、ゲーム、アニメ、公演事業など、幅広いエンタテイメント事業に取り組んでいる。しかし、今回は、ゲームソフト事業により積極的に取り組むことで成長を狙う。

 今回の資金調達は、昨今のマーベラスエンターテイメントの経営環境からも影響を受けている。同社は平成21年3月期に、ゲームソフト受注の不振、開発中のゲームソフトタイトル発売の遅れ、デジタルコンテツ資産の評価損の計上でおよそ13億円の最終損失を予定している。
 このため平成21年3月末時点で、株主資本の利益剰余金がマイナスになると見込んでいる。今回はおよそ5億円の資本を得ることで、このマイナスを回避し、財務の安定性を高める。

マーベラスエンターテイメント http://www.mmv.co.jp/

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posted by animeanime at 2009.04.09
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