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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
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2009年04月14日
米国 ]
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 米国のマンガ・アニメ会社であるVIZメディアは、人気アニメ『NARUTO』のオンライン番組配信で新たな試みに乗り出す。4月15日から海外の動画配信サービス大手のJoostとHuluで、米国のテレビ放映とは異なる日本放映版の英語吹替えを米国、カナダで配信する。
 米国では文化的な背景から日本のアニメがテレビ放送にかかる際には、日本と異なる編集が行われることが多い。一方で、日本のオリジナル版を観たいというファンのニーズもあり、これまではDVD発売などで対応してきた。今回はオンライン配信でもそうしたニーズに応える。

 作品は4月15日に最初の5話がアップロードされる。さらに毎週エピソードが追加されていく。それぞれのエピソードは5週間視聴可能となる。
 JoostとHuluは、共に英語圏の大手の動画配信サイトである。様々なメディアパートナーからテレビ番組や映画、音楽クリップの提供を受け配信サービスを行う。Joostは独立系の最大手、HuluはNBCユニバーサルが出資するがライバルの大手メディアも番組を提供する。
 VIZメディアは、これまでにも『NARUTO』をはじめとする複数の作品を配信してきた。今回は、より多く親しみやすい吹替え版で、ユーザーにアプローチする。Joostは米国とカナダ、Huluは米国のみでサービスを行う。

 『NARUTO』のオンライン配信では、米国ではアニメやアジアコンテンツの動画配信を専門とするクランチロールが、日本で放映中の『疾風伝』を日本での放映直後に有料配信している。また、VIZメディアも独自のサイトNaruto.comで字幕版の配信を行っている。
 これらは少しでも早く日本の最新エピソードを視聴したいファンのニーズをカバーするものとなっている。一方で、サイト自体が従来のファン向けになっている点や、米国の視聴者には馴染み難い字幕での視聴となることから一般ユーザーの利用に敷居が高い面もある。

 今回のVIZメディアの試みは、ノーカット版での視聴という目新しさを出すと同時に、吹替えで作品を提供することでより幅広い層に対するアプローチを狙ったものとみられる。
 アニメ専門でないJoostやHuluといったサイトを使うのも、これまでのファン以外の視聴者獲得を目指す意識の表れであろう。一般サイトの活用は、大量のコンテンツの中に自社番組が埋もれてしまう危険もあるが、視聴者拡大のためには不可欠である。特に、幅広いファンによる関連商品の販売とそのライセンス料でビジネスが成り立つ『NARUTO』のような子供向けの番組には有効な方法とみられる。

VIZ メディア http://www.viz.com/

Joost  http://www.joost.com/
Hulu  http://www.hulu.com/

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posted by animeanime at 2009.04.14
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