検索

clear.gif

120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



120_600_2.jpg

120_600_2.jpg
カレンダー
バックナンバー

2009年04月13日
映画 ]
clear.gif

 日本では3月13日に全国公開された劇場映画『ドラゴンボールエボリューション』が、4月第2週の週末に全米公開された。しかし、最初の週末3日間の興行成績は、465万ドル(およそ4億6500万円)にとどまり、低調なスタートを切った。
 作品は20世紀フォックスによる全米2132スクリーンという比較的大きな規模で公開された。しかし、興行ランキングでは8位にとどまり、1館あたりの平均売上高は2132ドルとこちらも控えめな数字となっている。

 『ドラゴンボールエボリューション』は、米国公開に先立ち日本を含むアジア地域、フランス、ロシアの公開で、これまでおよそ25億円の興行成績となっている。
 このうち日本では最初の週末で興行成績第3位、4月5日までの段階でおよそ8億5000万円の興収となっている。しかし、こちらも500近いスクリーン数を利用した興行としてはやや物足らない数字かもしれない。

 一方、好調だったのは中国である。3月14日の公開最初の週はランキング1位、翌週も2位を維持した。興収は日本のそれに匹敵するおよそ8億円と、同国の映画興行市場の規模のからみると大ヒットとなる。さらに香港、シンガポール、タイ、マレーシアでも、公開週末でいずれも1位を獲得している。
 このほか韓国では2位、台湾5位、ロシア5位、フランス6位となっている。こうした興行結果からは、中国を中心とした中華圏で人気を博する一方で、中華圏から遠ざかるほど、映画の盛り上がりが小さくなっていることが判る。

 これは映画の原作となった鳥山明さんのマンガ『ドラゴンボール』が、中国の古典『西遊記』から様々なイメージを引用しているのに加えて、映画自体がカンフーアクションを意識したものになっていることに理由がありそうだ。
 作品は日本の『ドラゴンボール』の映像化というよりも、有名作品の名前を借りつつアジア圏に向けたカンフースタイルのアクション映画を目指していた可能性が高い。そうであれば、今回の20世紀フォックスの狙いの一部は達成されたことになる。また、噂される続編製作の理由も納得が行く。

 一方で、世界興行で見た場合は、日米という2大市場での低調は厳しい結果である。日本のアニメ・マンガ原作の大作映画では、昨年の『スピードレーサー』も興行は厳しい結果に終わっている。今回の『ドラゴンボールエボリューション』の結果は、今後の日本のコンテンツを原作とするハリウッド映画の動向にも影響を与える。
 この6月には『トランスフォーマー リベンジ』、10月には『鉄腕アトム』を原作とする『ATOM』の公開が決まっている。今後はこれらの作品の興行成績が、注視されるだろう。
*上記の興行成績の数字はBOX OFFICE MOJO(http://www.boxofficemojo.com/)に基づいています。

『ドラゴンボールエボリューション』 公式サイト 
http://movies.foxjapan.com/dragonball/

clear.gif
posted by animeanime at 2009.04.13
clear.gif
clear.gif
コメント
clear.gif