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2009年05月15日
調査 ]
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 日本貿易振興機構(JETRO)は、世界各国・地域における日本のコンテンツ市場の現状調査レポートの最新版として「ドイツにおけるコンテンツ市場の実態(2009年3月)」を新たにリリースした。
 JETROは直近で、フランスを中心としたヨーロッパ全体のレポートをリリースしているが、今回はドイツ市場に絞ったものとなる。他のレポート同様に、映画市場、テレビ放映(アニメ)市場、コミックス市場、ゲーム市場、Jポップ(音楽)市場の5つに分けられた構成だ。

 しかし、ドイツ市場のレポートもフランスと同様に、実際はドイツ内で存在感の大きい、アニメ、マンガ、ゲームが大きく扱われ、それに映画が加わるかたちだ。JETROの一連の調査からも、日本が海外に輸出するコンテンツの大半が、アニメ、マンガ、ゲームといった分野に大きく依存している実態が垣間見える。
 また、今回のレポートは、多くの国と同様に日本コンテンツだけを取り出した具体的な数字がなかなか把握出来ないという問題が共通している。そうした中で今回は、ドイツでリリースされた作品のリストやランキングを多数掲載することで、現地の状況が伝わるように配慮されている。例えば、アニメの放映作品リスト、マンガのベストセラーの一覧は、実際にどういった作品が現地で人気があるかを知るのに有効だ。

 アニメ市場では、フランスと同様に意外なほど多くの作品がテレビ放映されていることが驚かされる。公共放送や民放に至るまで、テレビ放映という点では日本アニメにとっては恵まれた国だろう。
 ただ、やや残念なのは地上波放送の番組は、旧作やマス向けのタイトルに片寄っていることである。出来れば、よりマニア向けの作品も放映されているケーブルテレビやIPTVの動向も欲しかった。

 一方マンガ市場については、具体的なデータ調査はないとしながらも小売ベースで5000万から6000万ユーロ程度とした。これは出版社の売上ベースで2007年に5600万ユーロであるフランスに次ぐという。かなり大雑把な計算になるが、独仏の2カ国を合せた小売ベースのマンガ売上高は、2百数十億円とされる北米のそれに匹敵する規模とみて良いだろう。
 もうひとつ興味深いのは、ドイツで発売されるコミックスの約9割、売上高の約8割が日本製のマンガであるという指摘である。これは米国でのアメリカンコミックス、フランスでのバンド・デシネに匹敵するジャンルがドイツ国内で育っていないためかもしれない。

日本貿易振興機構 http://www.jetro.go.jp/
ドイツにおけるコンテンツ市場の実態(2009年3月)
http://www.jetro.go.jp/world/europe/reports/05001678

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posted by animeanime at 2009.05.15
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