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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年05月01日
企業決算 ]
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 国内大手アニメ製作会社のトムス・エンタテインメントは、4月30日に平成21年3月期の決算発表を行った。アニメーション事業が伸び悩んだのに加え、アミューズメント事業が不振だったことから前年比で減収減益となった。
 連結売上高は141億7500万円と前年同期比5.3%の小幅の減少だったが、営業利益は66.8%減の2億9100万円、経常利益は67.6%減2億7900万円ときつかった。当期純利益は87.1%減の6700万円である。

 業績に大きな影響を与えたのは、全体の3割程度を占めるアミューズメント事業である。業界全体が不況に陥っており、トムス・エンタテインメントもそのあおりを受けている。
 売上高は前年比12.6%減の41億1800万円、営業利益は94.9%減の2400万円である。不採算店舗閉鎖による影響や、施設市場全体の落ち込みも響いている。

 一方、アニメーション事業の売上高は100億5700万円と、前年比2.0%の微減である。また営業利益は、9億4300万円15.9%の減少である。
 映像制作収入は、テレビシリーズ、テレビスペシャル、劇場映画、オリジナルビデオを合わせて22作品、378話を制作した。テレビでは地上波テレビシリーズに加え、U局ネットで放映する『クプー!!まめゴマ!』や『スケアクロウマン』なども制作している。特に『スケアクロウマン』は、3DCGのテレビシリーズとして注目されている。
 前年にあった大作ビデオの制作がなかったものの、劇場映画の本数が増えたことから、制作収入は47億500万円と3.3%の微減である。

 一方、販売収入は、昨年とほぼ同じ53億5100万円である。しかし、その内訳は大きく変わっている。まず、国内の番組販売とDVD販売が市場全体の低迷の影響を受けて落ち込んだ。
 しかし、海外ライセンス販売、モバイルを中心としたネットワークコンテンツ販売が好調で、ライセンス事業が大きく拡大した。海外のライセンス販売は北米で大ヒットを続けている『爆丸』のカードゲームなどの商品化権収入が増大したのが理由である。国内でも『アンパンマン』関連が引き続き好調だった。
 ネットワーク事業では『ルパン三世』の携帯サイト、『巨人の星』、『アタックNo.1』などのライセンス販売が増加した。

 全体ではやや厳しい決算だが、海外、ネットと新分野で着実に利益を上げており、明るさの見える決算といえるだろう。
 トムス・エンタテインメントは、今期は、アニメーション事業では優良コンテンツのライセンスビジネスのさらなる拡大を目指す。同事業で売上高111億5000万円を見込む。さらにアミューズメント事業を含めた全体では、売上高149億7000万円、営業利益3億1000万円、経常利益3億8000円、当期純利益3000万円を見通す。

トムス・エンタテインメント http://www.tms-e.co.jp/

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posted by animeanime at 2009.05.01
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