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 第8回
 クールアニメ
 マーケティング・ヒストリー (4)
  「宇宙戦艦ヤマト」=前編



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2009年05月15日
企業決算 ]
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 国内最大手のアニメ制作会社である東映アニメーションが、5月15日に平成21年3月期の決算発表を行なった。2008年はアニメ関連ビジネス全体の停滞感が伝えられる。しかし、同社の業績は、『ドラゴンボール』や『プリキュア』などの定番人気シリーズや『キン肉マン』、『スラムダンク』などのDVD販売に支えられ増収増益と好調だった。
 ただし、有価証券評価損を計上した当期純利益だけは、前年比70.8%減の4億9200万円となっている。連結売上高は前年比2.7%増の217億1800万円、営業利益は同14.6%増の31億2300万円、経常利益は16.1%増の34億1200万円である。

 業績を牽引したのは映像製作・販売事業のなかのパッケージソフト部門である。『ワンピース』や『Yes!プリキュア5GoGo!』、『ゲゲゲの鬼太郎』といった新作のほか、『ドラゴンボール』シリーズの単巻DVD、『キン肉マン』、『スラムダンク』のDVD-BOXが好調に推移した。
 劇場アニメ部門は2本の『プリキュア』シリーズを含む4作品を劇場公開した。興行成績は好調だったが、前年には及ばなかった。また、テレビアニメ部門は、制作本数の減少により大幅な減収となった。
 海外部門は、『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』、『デジモンセイバーズ』が好調だったが、為替の影響により手取りの収入は減少した。
 映像製作・販売事業の売上高は108億1000万円(前年比4.4%減)、営業利益は12億1400万円(同53.7%増)である。

 版権事業は国内部門では『Yes!プリキュア5GoGo!』、『ドラゴンボール』シリーズ、『ワンピース』が好調である。また、遊技機からの売上が大きかったとしている。東映アニメーションは、期間中『キン肉マン』のパチンコ、パチスロへのライセンス供与を行なっている。
 海外部門は、欧米で『ドラゴンボール』シリーズのゲーム、欧州ではさらに関連商品が好調だった。しかし、為替の影響で全体では減収となっている。版権事業の売上高は71億5400万円(前年比10.1%増)、営業利益は28億8000万円(同2.3%減)である。

 東映アニメーションの平成21年3月期の経営の強さは、バランスの取れた経営にある。テレビアニメの制作が業界環境の変化のなか厳しくなっても、版権事業でそれを補うことが出来る。
 さらに新作を作り続ける一方で、旧作のリバイルや再販売、さらに周年ビジネスなど巧みなマーケティングが行われている。ライブラリー作品の多さが、強みになっている。

 また、決算発表に合わせて今期(平成22年3月期)の見通しも明らかにしている。その数字は連結売上高が177億円(18.5%減)、営業利益が14億円(同55%減)、経常利益が16億円(同53.1%減)、当期純利益が10億円(同102.9%減)の減収減益予想となっている。
 これについて東映アニメーションは、DVDの大型作品の投入が一巡したことや遊技機からの収入が減少することを理由に挙げている。また、平成21年3月期に4本あった劇場映画が、現時点で2本となっており劇場映画からの収入も減少しそうだ。

 しかし、海外では『ドラゴンボール』シリーズなどの展開で増収を見込んでいる。また、人気シリーズ『ドラゴンボール改』の展開、さらに配信事業などの拡大もあり、見通しは必ずしも暗くない。
 このため今回の業績予想は、これまでの同社のIR方針と同様、最低限確保出来ると判断した水準と見られる。このベースをもとに業績の上積みが明らかになった段階で、業績見通しの変更を行なう可能性が高い。

東映アニメーション http://corp.toei-anim.co.jp/

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posted by animeanime at 2009.05.15
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