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2009年05月22日
コミック ]
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 昨年10月、雑誌「モーニング・ツー」は、インタ-ネットを通じてマンガ雑誌全てを3ヶ月連続無料配信する大胆な試みで、マンガファンとマンガ業界に大反響を巻き起こした。この「モーニング・ツー」が、5月22日からまた新たな挑戦を開始した。
 前回は3ヶ月だけであった雑誌まるごと完全無料配信を、今度は1年間の長期にわたって実施する。再び大きな反響を呼ぶことになりそうだ。

 今回の「モーニング・ツー」の試みは、前回の反響の大きさや、無料配信が雑誌、掲載作品の認知度の向上に大きな役割を果たしたとの判断があると思われる。引き続き無料配信を行うことで、さらなる効果の拡大を狙うものとみられる。
 しかし、今回のサービスは前回と同じものでなく、それよりもさらに先を行く内容となっている。実施期間が1年間に延長されるだけでなく、開始当初の3ヶ月間の5月号、6月号、7月号は雑誌発売と同時に全く同じものがネット上で無料閲覧が可能になる。

 前回の試みでは無料配信は、雑誌発売から1ヶ月遅れとなっていた。最新号は、雑誌を買ってくださいというアプローチが含まれていた。しかし、今回は国内メジャーマンガ誌では初めての発売と同時の無料配信が行われる。
 配信はモーニング公式サイトで行われる。閲覧には無料で提供されるプラグインのビューワーソフト「T-Time Crochet」をインストールする必要がある。5月号が5月22日から6月21日まで無料で提供され、その後は毎月最新号に入れ替わる。8月号以降は1ヶ月遅れでの掲載となる。

 一方で有料販売される雑誌が、片方で無料提供されるビジネスモデルに違和感があるかもしれない。しかし、これはマンガ雑誌のビジネスや「モーニング・ツー」の雑誌発行の状態を考えると合理的な側面も大きい。
 先鋭的な作品が多い「モーニング・ツー」は地方での取り扱いが少なく、雑誌と作品の認知度を挙げるのに無料配信が大きな役割を果たすとみられる。また、雑誌の読書とウェブの読者が異なる層、住み分けているとの判断もあるかもしれない。

 さらに、雑誌掲載のマンガ作品の多くは雑誌それ自体の利益ではなく、その後の単行本の発売により利益を回収する。例えば「モーニング・ツー」掲載の『聖☆おにいさん』の1巻と2巻の売上は、「モーニング・ツー」の実売部数の数倍に達している。無料配信することで、単行本市場のさらなる拡大が期待出来る。
 こうした「モーニング・ツー」の試みは、他の雑誌にも応用可能かもしれない。現在は、ウェブ上のマンガは有料の旧作か、もしくは無料のウェブオリジナルの新作が急増している。そうした中で、雑誌そのものを無料で提供する「モーニング・ツー」の野心的な試みが注目される。

「モーニング・ツー」 無料公開告知 http://morningmanga.com/twofree/

モーニング公式サイト http://morningmanga.com/

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posted by animeanime at 2009.05.22
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