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2009年05月24日
企業決算 ]
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 ゲーム大手のスクウェア・エニックスは、5月19日に平成21年3月期の決算を発表している。国内外で積極的な事業展開を進める同社だが、売上高、収益の双方が2期連続で前年比マイナスとなる厳しい数字となった。
 期間中の連結売上高が1356億9300万円と前年同期から9%減少したほか、営業利益122億7700万円(同42.9%減)、経常利益112億6100万円(同40.3%減)、当期純利益63億3300万円(同31.1%減)と利益面での落ち込みが目立った。

 これは期中3月28日に予定していた人気シリーズの最新作『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の発売が、2009年7月11日に延期された影響が大きかった。
 期待された売上は、今期(平成22年3月期)に先送りされて実現することになる。しかし、決算数字だけみると、期初当初の見込みを大きく下回った。

 事業部門ごとでは、業績のバラツキが見られる。好調だったのはモバイル・コンテンツ事業である。『ドラゴンクエスト』や『ファイナルファンタジー』のポータルサイトが人気を集め、売上高は前年同期比7.8%増の70億9200万円、営業利益は36億8900万円(同109.7%増)と倍増した。
 また出版事業、そのほか事業も堅調だった。出版事業の売上高は129億8500万円(同16.4%増)、営業利益は35億4000万円(同2.4%減)である。
 そのほか事業は著作権収入とスクウェア・エニックスを販売元とする業務用ゲーム機器の業績も反映する。『ドラゴンクエスト モンスターバトルロード』、『ロードオブヴァーミリオン』などの業務用ゲーム機器が業績に貢献した。売上高は123億7000万円(前年同期比37.4%増)、営業利益は32億6600万円(同1.8%減)だった。

 また、出版事業の売上高の伸びは、同社がマンガ作品のアニメ化に力を入れていることを反映しているとみられる。作品をアニメ化することで、コミック単行本の売上が伸びるからである。
 スクウェア・エニックスが関わるマンガ作品のアニメ化は、2007年以降に急増している。2004年、2005年には年に2、3本に過ぎなかったアニメ化作品は、2009年の今年は1月から4月に放映されているだけでも、『鋼の錬金術師』、『ソウルイター』、『隠の王』、『セキレイ』、『天体戦士サンレッド』、『屍姫』、『黒執事』、『とある魔術の禁書目録』、『黒神』と9作品にものぼっている。スクウェア・エニックスにとって、アニメ事業が重点事業のひとつになっていることが伺える。
 一方で、出版事業の売上高の伸びに対して、営業利益が減少している。これは、スクウェア・エニックスがアニメ製作にあたり製作委員会への投資を強化していることが影響していると見られる。

 家庭用ゲームソフトのゲーム事業は、売上高は363億4300万円(前年同期比12.6%減)、営業利益は41億6200万円(同53.1%減)であった。新たに買収した英国の有力ゲーム会社Eidosも含めて、今期の業績で大幅な挽回を狙う。
 平成21年3月期に販売本数がおよそ1100万本だったゲームソフト販売は、今期は2600万本へと大幅に拡大する見通しを示している。このなかには、発売日を延期した『ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の売上も見込まれているだろう。

 オンラインゲーム事業は、売上高は前年同期比12.1%減の106億2900万円、営業利益は30億8700万円(同47.5%減)と伸び悩んでいる。
 また子会社タイトーの事業を示すAM等事業は、売上高582億6900円(同15.7%減)、そして営業損失が9億4400万円で、全事業部門で唯一赤字となった。この中にはのれんの償却費も含まれるが、主力事業であるアミューズメント施設運営部門の不況が影響を与えたとみられる。
 今期の業績については、ゲーム事業のソフト販売をどこまで伸ばせるかと、AM等事業の立て直しが鍵になると見られる。

スクウェア・エニックス http://www.square-enix.com/

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posted by animeanime at 2009.05.24
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