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<title>アニメ　雑誌と本と調査レポートの紹介</title>
<link>http://animeanime.jp/goods/</link>
<description>アニメ関連の雑誌と本の紹介。そのほかアニメ、コンテンツに関する調査レポートも紹介。</description>
<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2012</copyright>
<lastBuildDate>Sat, 11 Feb 2012 23:59:00 +0900</lastBuildDate>
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<title>アニメ音楽　男子高校生、女子中学生に支持、RIAJ調査</title>
<description><![CDATA[<p>　日本レコード協会は、2011年に行った国内の「音楽メディアユーザー実態調査」の結果、分析を取りまとめこのほど公表した。この調査は毎年行われており、消費者がいかに音楽に接しているのかと、その消費行動を捉えたものとして詳細なレポートとなっている。</p>

<p>　音楽の消費では、調査対象約5000人のうち2011年時点での半年間に音楽CDを購入したのは34.9％、レンタルしたのは23.4％、有料音楽配信の購入は10.7％だった。CDの長期低落傾向、配信の拡大が指摘されているが、全体では依然CDにより購入が配信を大きく上回っている。<br />
　さらにCD購入は前年比1.2％増となり、有料配信の1.4％増とほぼ同様の数字だ。また、世代別ではCD市場の38.2＆％を中学生から20代が占めた。</p>

<p>　ジャンル別では、日本のポップスが圧倒的である。CD購入者のうち50.3％が、日本のポップスを購入した。2位の日本のロック19.4％を突き放している。<br />
　また、アニメ音楽は10.4％、ゲーム音楽は4.4％である。全体でみると大きな数字でないが、購入者には大きな偏りがある。男子高校生に限ると34.7％、女子中学生の35.3％がアニメ音楽を購入している。それぞれ同世代の1/3が購入していることになる。<br />
　さらに男子中学生の26.8％、女子高校生の21.9％も購入と、男女中高生がアニメ音楽のコアなユーザーだと分かる。一方、ゲーム音楽は男子高校生で23.2％、中学生18.7％と高いものの、女性では女子中学生の10.3％が最高と男性中心のマーケットとなっていることが分かる。</p>

<p>　このほか調査では、未知のアーティストを知る方法や視聴方法、録音方法など多彩な調査を行っている。また、今回特に50歳以上のエルダー層、スマートフォンの利用について集中的にまとめている。<br />
　報告書は50ページあまり、日本レコード協会の公式サイトから誰でも無料でダウンロード可能だ。</p>

<p>日本レコード協会<br />
<a href="http://www.riaj.or.jp/">http://www.riaj.or.jp/</a><br />
2011年度音楽メディアユーザー実態調査－報告書－<br />
<a href="http://www.riaj.or.jp/release/2012/pr120210.html">http://www.riaj.or.jp/release/2012/pr120210.html</a></p>]]></description>
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<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Sat, 11 Feb 2012 23:59:00 +0900</pubDate>
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<title>「はじめてのアニメーション制作」　京都精華大から集団制作本</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="hajimete.jpg" src="http://animeanime.jp/news/archives/hajimete.jpg" width="185" height="237"style="float: right;margin-left:15px;" oncontextmenu="return false;"/>　1月27日、ナカニシヤ出版から「はじめてのアニメーション制作」が発売された。「はじめてのアニメーション制作」は、京都精華大学マンガ学部アニメーション学科が企画協力した書籍である。スタジオ制作のノウハウ本が大学から刊行されるとあって、関係者の間で注目されていた。<br />
　『キテレツ大百科』などで監督や演出のくずおかひろしさん監修、『クレヨンしんちゃん』総作画監督などの小川博司さんも一部執筆という本格的な1冊だ。</p>

<p>　「はじめてのアニメーション制作」では、作画に重点が置かれた書籍が多く、企画から完パケまでの流れを網羅した制作プロセス全般の入門書がないことに着目した。そして何よりも指摘が多く、抜け落ちがちだった音響関連も包括している。650点以上の図版に多数のキーワード解説と充実の内容だ。<br />
　また、京都精華大学でも指導に当たっている杉井ギサブロー監督が、コラムで大学にアニメーション教育を導入する際の問題点や展望を語っている。</p>

<p>　専門学校はともかく、これまで大学の場合は専門の学部学科ではなく関連科目として主に個人作家が指導に当たっていたのもあり、卒業後にスタジオに入った場合にタイムシートが分からないなどの戸惑いも多々見られた。<br />
　京都精華大学のように、スタジオでのワークフローを前提としたカリキュラムを組んだ大学が出てきたのは2000年代後半と最近のことである。同大のアニメーション学科は2期生まで輩出しているが、『フミコの告白』などで成果を出している。</p>

<p>　今年も丁度、卒業制作や進級制作の発表が行われるシーズンを迎えている。京都精華大学もアニメーション学科から3期生が巣立つ。一方、ネットでも「自主制作アニメ」として秀作が上がってきている。関西の大学でも『DOOPPEL!』、『Lemon Tea』、『想起モノクローム』、『SUSANOWO』などの作品が見られる。<br />
<strong>【真狩祐志】</strong></p>

<p>はじめてのアニメーション制作<br />
<a href="http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=810">http://www.nakanishiya.co.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=810</a><br />
京都精華大学<br />
<a href="http://www.kyoto-seika.ac.jp/">http://www.kyoto-seika.ac.jp/</a></p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4779506174&IS1=1&ref=qf_sp_asin_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>

<p>「はじめてのアニメーション制作」<br />
　くずおかひろし（監修）、川辺真司（編著）、小川博司（著）</p>

<p>単行本:336ページ　価格:3675円</p>

<p>目次</p>

<p>PART1　アニメーション制作の流れ<br />
　CHAPTER 01　商業アニメーション制作の流れ［プロ編］<br />
　CHAPTER 02　アニメーション制作の流れ</p>

<p>PART2　プリ・プロダクション<br />
　CHAPTAR 03　企画提案と企画資料<br />
　CHAPTER 04　制作進行<br />
　CHAPTER 05　絵コンテ</p>

<p>PART3　プロダクション<br />
　CHAPTER 06　レイアウトと背景<br />
　CHAPTER 07　原動画とタイムシート<br />
　CHAPTER 08　キャラクターを動かす 作画の心得<br />
　CHAPTER 09　スキャンと色トレス<br />
　CHAPTER 10　撮影作業と映像効果</p>

<p>PART4　ポスト・プロダクション<br />
　CHAPTER 11　カッティング<br />
　CHAPTER 12　音響効果とダビング作業<br />
　CHAPTER 13　V編作業と最終書き出し</p>

<p>PART5　アニメーション制作その他<br />
　CHAPTER 14　大人数アニメーション制作<br />
　CHAPTER 15　他作品紹介</p>

<p>参考動画資料</p>

<p>PART6　付録<br />
　CHAPTER 16　アニメーション制作現場のスタッフを紹介する</p>

<p>PART7　カラー資料</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2012/02/post_45.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Wed, 01 Feb 2012 00:03:55 +0900</pubDate>
</item>
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<title>「謎のマンガ家・酒井七馬伝」　増補改訂版　戦後マンガ、アニメ史の新たな視点　</title>
<description><![CDATA[<p>　マンガ研究家の中野晴行による『「新寶島」の光と影―謎のマンガ家・酒井七馬伝』は、稀に見るマンガ研究書だ。2011年11月10日に発刊された増改訂版を読み、あらためてこの思いを強くした。<br />
　著者が酒井七馬に近かった人たちに直に会い、多くの証言を積み重ねることで、新たな事実を掘り起こすというスタイルは優れたマンガ研究となっている。同時に優れたノンフイクションとして成立しているからだ。初版の発表時に、日本漫画家協会賞特別賞を受賞したのも納得のいくところだ。<br />
　そうした酒井七馬研究の対する思い入れの強さは、4年という短期間で増補改訂版に踏み切ったことにも表れている。中野によれば、今回の増改訂版は、新たな資料の発見と発表当時は多くの人が読むことが出来なかったオリジナルの『新寶島』の復刻版が発売されたためだという。</p>

<p>　『酒井七馬伝』は、手塚治虫の単行本デビュー作として知られる『新寶島』、そしてその創作過程に深く関わった酒井七馬について記している。本書によれば、これまで多くの人に知られてきた『新寶島』は、オリジナルをもとに後年、手塚治虫があらためて描いたバージョンである。それ以前に、酒井七馬との共同作業によるバージョンがあり、その作品はファンは勿論、研究者からもあまり顧みられなかった。<br />
　中野は最初のバージョンの創作には、これまで思われてきた以上に酒井七馬の関わりが大きく、それが見過ごされてきたことを指摘する。そこから歴史の中に埋もれていった酒井七馬に対する誤認が多く存在することを明らかにする。さらに酒井七馬の活動について紹介して行く。<br />
　話はマンガだけでなく、アニメーションについて言及することも多い。酒井七馬、手塚治虫を越え、戦後からテレビアニメが登場する時期までの時代、マンガやアニメに関する歴史についても発見が多い。</p>

<p>　だから本書を読む時に注意したいのは、本書を手塚治虫の研究本のひとつとして受け取ってしまわないことだ。勿論、『酒井七馬伝』には、手塚治虫の初期の活動に新たな視点を与えるという大きな役割も果たしている。<br />
　しかし、作者の中野晴行が本当に描きたかったのは、まさにタイトルどおり酒井七馬という人物なのである。手塚治虫をきっかけに、なぜか日本のマンガの歴史の中に埋もれていった酒井七馬にもう一度光を当てたいという著者の大きな情熱がそこにある。<br />
　手塚治虫ほど、後のマンガ史に影響を与えたわけではないかもしれない。しかし、マンガから紙芝居、アニメーション、酒井七馬のキャリアの多彩さを知ることで、戦後の日本のマンガ、アニメーションの混沌とした状況も知ることが出来る。そして、その混沌の中で酒井七馬は、確かに輝いていたのだ。</p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4778037316&IS1=1&ref=qf_sp_asin_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/11/post_44.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Sat, 26 Nov 2011 16:00:00 +0900</pubDate>
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<title>巨匠スクイテンの｢闇の国々｣　ShoProのバンドデシネ最新刊に</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="yaminokuniguni.jpg" src="http://animeanime.jp/news/archives/yaminokuniguni.jpg" width="179" height="235 "style="float: right;margin-left:15px;" oncontextmenu="return false;"/>　バンドデシネやアメリカンコミックスなど、海外作品の日本紹介に積極的に取り組んできた小学館集英社プロダクション（ShoPro）が、新たな名作を12月17日に発売する。フランスのバンドデシネ（BD）の巨匠と知られるスクイテンの『闇の国々』である。</p>

<p>　スクイテンはその圧倒的な画力で、メビウス、エンキ・ビラルと並び称されるほどの人気を世界各国で博している。繊細な描線の表現や計算しつくされた構図が持ち味で、特に、建築物や都市の描写に関しては、右に出る者がいないと言われている。<br />
　『闇の国々』は、そのスクイテンの代表作として知られている。現実世界と紙一重の次元にある謎の都市群〈闇の国々〉を舞台に、奇妙な事件の数々が繰り広げられる。細密画のようなアートにより奇想天外なSFが展開する。</p>

<p>　シリーズは、現在までに正編12巻、番外編12巻が出版されている。また、これらは世界各国10以上の言語で翻訳をされている。<br />
　しかし、これまでに日本での単行本出版はなかった。今回はシリーズ初邦訳として、シリーズ中でも特に傑作として名高い3作品、『狂騒のユルビカンド』、『塔』、『傾いた少女』をまとめた。翻訳は古永真一さん、原正人さんが手がけた。厚さ400ページものボリュームが圧巻だ。価格は税込み4200円となる。</p>

<p>　小学館集英社プロダクションは、近年関心の高まっている海外コミックスの出版に力を入れている。フランスの作品では今年9月にアニメーション映画『ペルセポリス』の監督としても知られるヴィンシュルスの話題作『ピノキオ』を発売、7月にはスペイン発の傑作『皺』（パコ・ロカ作）といった注目の作品をリリースしている。<br />
　<br />
<strong>『闇の国々』</strong><br />
　作：　ブノワ・ペータース<br />
　画：　フランソワ・スクイテン<br />
　訳：　古永真一・原正人<br />
　定価：　4200円（税込）<br />
　発売日：　2011年12月17日頃</p>

<p>小学館集英社プロダクション　<a href="http://books.shopro.co.jp/">http://books.shopro.co.jp/</a></p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4796871012&IS1=1&ref=qf_sp_asin_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/11/shopro.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Fri, 25 Nov 2011 12:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>「映像の原則」　富野監督によるアニメ演出の考え方</title>
<description><![CDATA[<p>　2002年に刊行された富野由悠季監督による『映像の原則』は、およそ10年近く、アニメ演出を学び、考える人たちの間で読まれてきた本だ。とりわけアニメの演出において独特な存在である絵コンテを中心に映像の原則を解説する。<br />
　この『映像の原則』が10年ぶりに全面的に加筆、修正となり、改訂版としてこの9月に発刊となった。10年ぶりの改訂は過去10年間に起きたデジタル技術の進化に対応すること、そしてその問題点について言及するためである。<br />
　一方で、そうした技術面への対応でむしろ際立ったのは、10年経っても変わらない映像の原理、原則である。10年間ぶれることのない富野監督の考えが、この本の根幹をなしている。</p>

<p>　『映像の原則』は、『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめとするエンタテイメントのアニメ作品だけで富野監督を知る人にはやや驚きを与えるかもしれない。本書は最初から最後まで論理により解説されており、やや硬い印象を与えるからだ。まさに、映像演出のための技術書・教本となっている。<br />
　むしろそうしたギャップこそが、本書の白眉なのかもしれない。本書のなかで一貫して流れるテーマは、映像は感性で撮るものではない、映像には原則がありそれを踏み外せば意図が伝わらないとの主張だ。<br />
　そうした考えのもとに数多くの傑作が生まれたのだと考えるのも、また面白い。また、しばしば視聴者へのサービスを重視した富野監督が、映像をより的確に伝える重要性を意識していたこともわかる。</p>

<p>　本書は、アニメ演出をはじめアニメ業界、あるいは映像演出を目指す人に書かれている。だから、富野監督の文章もそうした人たちに語りかけるようなところがある。<br />
　しかし、そうであるからこそ、専門家以外にも『映像の原則』は興味深い本だ。作品をより深く理解したいと考えるアニメファンにとっては必携だ。そして、解説の中にしばしば織り込まれる言葉には、映像演出を越えてはっとさせられることが多い。『映像の原則』の中にも、富野節は健在だ。</p>

<p><strong>映像の原則　改訂版</strong><br />
著者：  富野由悠季 <br />
定価：  1890円（税込）  <br />
判型：  A5判  　336ページ  <br />
発行元：  キネマ旬報社<br />
　<br />
<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4873767369&IS1=1&ref=qf_sp_asin_til&fc1=0C0B0B&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/11/post_43.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Sun, 13 Nov 2011 20:55:40 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>｢魔法少女まどか☆マギカ」論が出版　山川賢一「成熟という檻」</title>
<description><![CDATA[<p><img alt="madomagi-hon.jpg" src="http://animeanime.jp/news/archives/madomagi-hon.jpg" width="180" height="264 "style="float: right;margin-left:15px;" oncontextmenu="return false;"/>　「魔法少女」という、誰もが長年見慣れたアニメのジャンルの枠組を借用し、次々に意外な展開をみせた話題作『魔法少女まどか☆マギカ』。作品を知るものであれば、誰もが一体『まどか☆マギカ』とは何だったのか？と考えるに違いない。<br />
　そんな視聴者に作品の考え方に新たな視点を与える評論本が、8月中旬にキネマ旬報社から発売される。山川賢一さんが書き下ろす「成熟という檻『魔法少女まどか☆マギカ』」である。税込1365円、216ページ、最速の評論本と名を打つ。</p>

<p>　著者の山川賢一さんは、若手気鋭の評論家である。SF作家の巨匠H・G・ウェルズを題材にした評論では、日本SF評論賞、群像新人賞評論部門で最終選考に残るなど実績を築く。次世代を担う評論家の一人と目される。<br />
　今回の「成熟という檻」では、SF、ホラーを中心に小説、映画、アニメを引用し、「少女たちの希望と絶望」を考察するという。番組放映後も作品を巡る論説が続く、『まどか☆マギカ』に一石を投じる。</p>

<p>　また、本書の発売を記念したプロモーションが夏のコミケで行われる。8月12日コミックマーケットの会場となる東京ビッグサイト）周辺で、『まどか☆マギカ』のオリジナルデザインのうちわを配布する。うちわは全部で5種類、5人の魔法少女（まどか、ほむら、マミ、さやか、杏子）が登場する予定だ。</p>

<p><strong>成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論</strong><br />
山川賢一・著<br />
価格：　1365円（税込）<br />
ISBN： 978-4-87376-374-3<br />
四六判／216頁（うち8頁カラー）<br />
発行：キネマ旬報社<br />
8月中旬発売予定</p>

<p>　　<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4873763746&IS1=1&ref=tf_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/11/post_42.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Sun, 13 Nov 2011 20:54:18 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>経産省　メディア・コンテンツ分野のクール・ジャパン戦略で報告書</title>
<description><![CDATA[<p>　経済産業省は日本のメディア・コンテンツ産業を巡る現状と施策のあり方を示す調査報告書｢平成22年度クール・ジャパン戦略推進事業　メディア・コンテンツ分野における戦略構築及び他分野への波及効果調査｣を9月5日にサイトにて公開した。<br />
　同省は「クール・ジャパン」をコンセプトに、日本のクリエイティブ関連産業振興を目指す戦略を進めている。今回の調査報告は戦略を進めるうえでの論点や、他国で取られている施策などをまとめている。7コンサルティング企業のA.T.カーニーが今年5月に取りまとめた。</p>

<p>　報告書は7つのパートに分かれ、およそ100ページにも及ぶ。内容は映画、テレビ番組、アニメーション、ゲーム、マンガ、キャラクターなどの各国のコンテンツ市場の規模や市場環境、ハリウッドビジネスに対する分析、産業波及効果、政策など詳細にわたる。国別分野別の数字的な裏づけは、行政だけでなく企業にとっても興味深いものに違いない。<br />
　しかし、全体の論点はシンプルで明白で、世界のコンテンツ市場の規模、流れを理解することで、今後の施策の参考にするものである。数字や参考資料は、そうした考え方を補強するものだ。</p>

<p>　かなりボリュームのある報告書なので、全体に目を通して気になる部分を読み込むのもよいだろう。とりわけ、映画やアニメーションへの言及も多くこの分野の専門家には参考になるだろう。<br />
　とりわけ注目したいのは海外のグローバル・コンテンツ企業のビジネスモデルとして、ウォルト・ディズニーと並びオランダのエンデモール（Endemol）挙げた点である。日本では必ずしも名前が知られていない企業だが、中規模な国から国際展開する例として最適だ。<br />
　また、日韓の国によるコンテンツ産業施策の比較も重要だ。韓国の施策は素晴らしいと概念的に語られることの多いが、ここでは具体的な施策や投入資金の違いなどを客観的に評価する。</p>

<p>　最後のまとめでは、現在のメディア・コンテンツ産業の変化についても触れている。現在の変化を5つの動き、■ネットメディアへの転換、■プラットフォームの興隆」、■UGCの増加、■消費行動の個別化、■共感型プロモーションへの転換にまとめる。ここでは、そうした動きの代表例としてクリプトン・フューチャー・メディアの｢初音ミク｣も挙げられている。<br />
　調査報告書自体は、具体的な政策提言をするものではない。しかし、むしろそれだけに議論の叩き台として力を発揮しそうだ。</p>

<p>経済産業省　<a href="http://www.meti.go.jp/">http://www.meti.go.jp/</a><br />
クールジャパン戦略<br />
<a href="http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/">http://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/creative/</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/09/post_41.html</link>
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<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Mon, 12 Sep 2011 14:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>中部圏経済レポートに　「けいおん！」の地域振興の調査報告</title>
<description><![CDATA[<p>　2009年のテレビアニメ化以来、アニメファンのなかで一大ブームを巻き起こした『けいおん！』シリーズは、今年冬の劇場公開に向けて一段と盛り上がりを見せている。いまや国内を代表するアニメのひとつとなっている。<br />
　そうしたなかでアニメ『けいおん！』を題材に、コンテンツツーリズムと地域振興を分析する調査レポートが発表された。財団法人中部産業地域活性化センターが発刊する調査季報「中部圏研究176号」に掲載された「コンテンツツーリズム―アニメ「けいおん！」でまちおこしプロジェクト　～ファンの“居場所”を観光資源に豊郷小学校旧校舎群への聖地巡礼を育てる町～」である。<br />
　レポートは財団の客員研究員である坂口香代子氏が執筆したもので、コンテンツーリズムを特集した第2弾となっている。中部産業活性化センターは中部9県の産業経済の発展を目指す研究団体である。</p>

<p>　今回も、そうした趣旨からコンテンツ（アニメ）と連動した成功例として、地域振興と結ぶついた趣旨で取り上げている。そうした趣旨であるがレポートは、アニメファンから見ても興味深いものとなりそうだ。<br />
　滋賀県犬上郡にある豊郷小学校旧校舎が「けいおん！」の舞台となったとされること、そしてそれが聖地巡礼（ファンによる作品舞台の訪問）を生み出したことはよく知られている。しかし、そうした一連の動きをまとめたものはなかった。今回はそれを11ページにもわたりまとめている。</p>

<p>　内容は、豊郷小学校旧校舎の歴史とその価値から始り、さらにそれがどのように聖地巡礼に結びついていったかを説明する。そのうえで、地元の有志やファンによる活動、その中から生まれらアニメ舞台の再現やライブイベントなどを紹介する。とりわけ最後の付記された『けいおん！』と町おこしの関連年表は力作だ。<br />
　レポートの優れた点は、アニメファンやアニメ関係者でなく、地域経済の専門家の視点でまとめられていることだ。作品と外部との関わりが丁寧に、客観的に説明されている。『けいおん！』単体の作品としてだけでなく、アニメと地域振興を理解するうえでのとても分かりやすい事例となっている。</p>

<p>財団法人中部産業地域活性化センター　<a href="http://www.cirac.jp/">http://www.cirac.jp/</a><br />
調査季報 「中部圏研究」　<a href="http://www.cirac.jp/report/kihou.html">http://www.cirac.jp/report/kihou.html</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/09/post_40.html</link>
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<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Mon, 12 Sep 2011 01:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>｢もっとわかるアニメビジネス｣増田弘道氏の新刊発売に</title>
<description><![CDATA[<p>　2007年に増田弘道氏が書いた｢アニメビジネスがわかる｣（NTT出版）は、アニメビジネスを取り上げた好著だ。本書はアニメビジネスとは何かから始まり、分野別、課題別にその有り様を解説する。アニメビジネスを一望し、幅広い情報を提供する。<br />
　専門家だけでなく、アニメ自体を知らない人にとっても理解しやすい構成は、アニメビジネスのスタンダードな一冊となっている。これまでにアニメビジネスを学ぶ多くの人が、手にとった本だろう。</p>

<p>　その｢アニメビジネスがわかる｣の続編ともいうべき書籍｢もっとわかるアニメビジネス｣（NTT出版）が、2011年8月末に発売された。筆者は前作に引き続き増田弘道氏である。前著から4年、激しく動いたアニメビジネスの動きをフォローし、最新の情報と数字をまとめあげる。<br />
　過去10年でアニメをビジネスとして捉え、考えることが広り、それに関心を持つ人も増えている。アニメビジネスの仕組みや市場規模などに関する調査・レポートも増えている。<br />
　しかし、そうした調査・レポートの多くは、その性質上、アニメやアニメビジネスを断片的に取り上げ、ひとつの問題を深く切り込みがちである。全体的な動きを知るにはやや使い難いところがある。｢もっとわかるアニメビジネス｣は、アニメビジネスの大きな流れを捉えることに主眼が置かれており、前著と同様この分野のスタンダードな一冊となっている。</p>

<p>　また、前著と異なる読みどころもある。2007年以降の動きをフォローするだけでなく、｢アニメビジネスがわかる｣ではあまり触れられなかった内容もカバーしているからだ。<br />
　そのひとつは、アニメビジネスの歴史だ。｢アニメビジネスがわかる｣は、現在進行形のビジネスの構造や仕組みの解説に主眼が置かれていたのに対し、｢もっとわかるアニメビジネス｣では日米のアニメビジネスの始まりから紐解く。過去から現在に至る道筋を理解することで、アニメビジネスの本質を知り、そして未来を見通すことが可能になっている。そうした意味でも、｢もっとわかるアニメビジネス｣は前著を補完する役割を果たしている。<br />
　｢もっとわかるアニメビジネス｣は、アニメのビジネスを理解するうえで是非押さえたい本である。そして、もし｢アニメビジネスがわかる｣が未読であれば、あわせて読むこと薦めたい。<br />
［数土直志］</p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4757122799&IS1=1&ref=tf_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4757122004&IS1=1&ref=tf_til&fc1=FFFFFF&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/09/post_39.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Tue, 06 Sep 2011 13:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>ジャパンエキスポで注目　仏のコンテンツ市場 JETROが調査</title>
<description><![CDATA[<p>　6月30日より、フランス・パリ郊外の国際展示場ノール ヴィルパントで、日本文化をテーマにした大型イベント ジャパンエキスポが始まる。今年12回目を迎え、昨年は来場者が延べ17万人以上を超えた注目のイベントだ。<br />
　日本のポップカルチャーを中心とした在外イベントで最大級を誇るジャパンエキスポの成功は、ヨーロッパ、特にフランスでの日本ポップカルチャーのビジネスの可能性をあらためて気づかせるきっかけになっている。ジャパンエキスポに合わせて、訪仏するコンテンツ関連のビジネス関係者、団体関係者も多い。</p>

<p>　そんなフランスでのコンテンツビジネスの基礎資料となる調査・レポートが、この春よりJETROから相次ぎリリースされている。「フランスを中心とする欧州のコンテンツ市場（2011年3月）」、「我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査（フランス編）（2011年3月）」、「我が国コンテンツに対する海外消費者実態調査-フランス高校生へのアンケート調査（2011年3月）」の3つである。</p>

<p>　「フランスを中心とする欧州のコンテンツ市場」は、JETROが定期に行っている海外のコンテンツビジネス調査レポートシリーズのひとつである。アニメ、マンガ、音楽、ゲームなど主要分野の市場の状況、規模、主要企業、個別タイトルの実績などがまとめられている。<br />
　2年ぶりとなるフランス版はもともと調査力に定評があるが、今回も130ページものボリュームで動きの早い市場の最新情報をまとめた。フランスにおけるコンテンツビジネスの必携のレポートとなっている。</p>

<p><strong>■　「フランスを中心とする欧州のコンテンツ市場（2011年3月）」</strong><br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000620">http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000620</a></p>

<p>　「ゲートキーパー」プロファイリング調査と海外消費者実態調査は、米国の調査と同時に行われたものだ。調査は米国とフランスの2ヶ国だけで、海外コンテンツ市場としてのフランスの重要性を反映している。　<br />
　いずれもより深く現地でのビジネスに関わる人に向けた資料だ。「ゲートキーパー」プロファイリング調査は、主にアニメとマンガに関わるテレビ局、マンガ出版社のキーパーソンに対するインタビューである。テレビが7局、出版社が7社となっている。<br />
　特に注目したいのは、主要な企業がほぼ全部網羅していること、さらに各企業でビジネス上の最終決定権を持つ人がインタビュイーとなっていることである。これは日本だけでなく、フランス側からも日本コンテンツに対する関心が高いことが分かる。例えば現在は日本アニメを放映していない局も、常に放映の可能性、オプションを残しているというJETROの指摘は重要だ。</p>

<p><strong>■「我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査（フランス編）（2011年3月）」</strong><br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000626">http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000626</a></p>

<p>　一方、フランスの高校生へのアンケート調査は、ビジネスパーソンに加えて消費者の日本コンテンツへの考え方、受け止め方を探るものだ。ふたつのレポートでB2B、B2Cの双方の情報を提供する意図が分かる。<br />
　フランスが日本のコンテンツ市場にとって重要なのは、同国のマーケットだけでなく、フランス語圏、南ヨーロッパ、さらにEUへとビジネスの波及効果を持つためだ。ジャパンエキスポに対する官民の熱い視線にも、そうした背景がある。<br />
　しかし、海外での市場アンケート調査は、一般にかなりコストのかかる作業である。その点で今回のレポートはいずれも、特に市場参入、開拓段階の企業にとって貴重なものになるだろう。</p>

<p><strong>■　「我が国コンテンツに対する海外消費者実態調査-フランス高校生へのアンケート調査（2011年3月）」</strong><br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000637">http://www.jetro.go.jp/world/europe/fr/reports/07000637</a></p>

<p><strong>日本貿易振興機構</strong>　<a href="http://www.jetro.go.jp/">http://www.jetro.go.jp/</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/06/_jetro_2.html</link>
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<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Sun, 26 Jun 2011 23:59:59 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>小池一夫先生がソーシャルメディアとキャラクター論を語る</title>
<description><![CDATA[<p>　初音ミクのイラストを書店でみかけることは、いまでは珍しくない経験だ。しかし、その本の著者が作家・マンガ原作者として知られる小池一夫氏であれば目を惹くに違いない。5月25日に発売された小池氏の最新著書「小池一夫のキャラクター新論　ソーシャルメディアが動かすキャラクターの力」は、表紙と裏表紙の双方に初音ミクの大きなイラストが配されている。<br />
　キャラクター理論の第一人者である小池氏と初音ミク、やや驚きを与える組合せは、単なるプロモーション効果を狙ったものではない。「小池一夫のキャラクター新論」は、小池氏がまさに初音ミクについて語っている本なのだ。</p>

<p>　本書のテーマは、小池氏が長年打ち立て、多くの作家を生みだしたキャラクター理論を現在の新しいメディアに適用する方法である。初音ミクは勿論、東方プロジェクトやもしドラと現在の新しいかたちのキャラクターが次々と取り上げられている。さらにボーカロイド、コミPO！、twitter、フェースブックといった新時代のソフトやソーシャルメディア、CGM（消費者生成メディア）やフリーミアムといった概念まで縦横無尽にその世界を広げる。<br />
　重要なのはこれが決して、小池氏が時代に迎合したものでないことである。これまでキャラクターの背景を作ることの大切を強調してきた小池氏は、それを持たない初音ミクがどうして人気があるのか疑問に思い、それを突き詰めた結果生れたのが「小池一夫のキャラクター新論」である。</p>

<p>　研究の結果として、小池氏は初音ミクや東方プロジェクトの博麗霊夢の人気もまた理論化してしまう。さらにそれをキャラクターづくりのテクニックにまで高めるのは、小池氏の真骨頂と言っていいだろう。<br />
　小池氏の理論が明らかにするのは、時代や環境、メディアが変わっても、作品の中心となり、感動を呼び起こすのがキャラクターであること。そして、キャラクターづくりには、方法論が存在するという単純な事実だ。<br />
　本書はGCM時代の実践的なキャラクター作りの教書を目指している。しかし、国内を代表するキャラクター理論の持ち主が分析する現在のキャラクター論として万人に楽しめる読み物ともなっている。</p>

<p><strong>小池一夫のキャラクター新論　<br />
ソーシャルメディアが動かすキャラクターの力</strong><br />
単行本（ソフトカバー）: 　223ページ <br />
特典: 　ニコニコ生放送より師弟対談120分DVD付き(1.さくまあきら 2.山口貴由)<br />
出版社: 小池書院 </p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=486225702X&ref=tf_til&fc1=FFFFFF&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/06/post_38.html</link>
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<category>本の紹介</category>
<pubDate>Wed, 08 Jun 2011 14:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>米国から見た日本のコンテンツビジネス　JETROレポートから</title>
<description><![CDATA[<p>　コンテンツ産業関連の海外調査、レポートを作成、公表している日本貿易振興機構（ジェトロ）は、この4月に新たな視点の調査レポートをアップした。｢我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査｣米国編とフランス編である。<br />
　タイトルからはやや分かり難いが、いずれも両国で日本のアニメ、マンガ、映画、テレビ番組などを手がける企業のエグゼクティブに対する集中インタビューである。米国編で7社、フランス編で15社が取り上げられている。日本コンテンツに関わる現地のビジネスパーソンの考え方を知るうえで貴重な情報だ。</p>

<p>　米国編には7社8人が登場する。人数は限られるが、情報バリューの高さの観点からかなり厳選された企業である。日系企業は含まれず、これまで日本のメディアにあまり取りあげなかった企業が中心となった。<br />
　マンガ関連では、2大出版社体制が長らく続く米国コミックス業界の第三勢力として注目されるIDW、マンガ出版のYen Press、映画・テレビ番組のサークル・オブ・コンフュージョン、フリーマントルメディア、サバン・ブランズ、キャラクター関連のビッグテント・エンタテインメント、そしてアニメ分野では業界最大手のファニメーションである。話し手はそれぞれの企業で経営判断を行うエグゼクティブで、そうした点からも興味深い内容だ。</p>

<p>　海外からの意見は含蓄深いものが多い。例えばYen Pressのカート・ハスラー氏の日本の違法サイト対策が不十分だという強い指摘、マンガのデジタル権に対する考え方、ファニメーションのゲン・フクナガ氏の日本企業のネットビジネスの重要性に対する認識不足との発言は傾聴に値するのでないだろうか。<br />
　一方で、日本の立場からは、同意しがたい意見もあるだろう。重要なのは、相手の意見に合わせることでなく、その考え方を知ることである。現場でコンテンツビジネスに携わる人たちは、日常的に海外のビジネス関係者に接している。しかし、そうした場面では個別のビジネスにフォーカスしがちだ。今回のようにあらためて、大きな枠で質問し意見を得ることは、情報収集の点で大きな力を発揮する。</p>

<p>　また、複数の意見が並ぶことで、業界や個々の考え方を超えた共通した見方も浮かび上がる。多くのインタビュイーは、日本企業のビジネスに独特な点があると指摘する。ただし、それが障害とする場合もある一方で乗り越えられるとの意見もある。<br />
　日本のコンテンツの独自性、クリエイティビティへの評価は、驚くほど高い。例えばIDWのアダムス氏は日本コンテンツの複雑さ、バラエティの豊かさを、サバン・ブランズのデケル氏は独創性を指摘している。<br />
　日本のライバルとされることが多い韓国のアニメ、マンガについても意外な結果が見える。韓国のビジネスのシステムや積極性が高く評価される一方で、コンテンツとして実際のビジネスは日本コンテンツが多く、また成功していることが窺われるからだ。<br />
　近年、日本コンテンツは、米国市場で苦戦強いられている。しかし、依然高いその評価とコンシュマーのニーズには、多くのビジネスチャンスがありそうだ。</p>

<p>日本貿易振興機構（ジェトロ）　<a href="http://www.jetro.go.jp/">http://www.jetro.go.jp/</a></p>

<p>我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査（米国編）（2011年3月） <br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000627">http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000627</a><br />
我が国のコンテンツの海外における「ゲートキーパー」プロファイリング調査（フランス編）（2011年3月）<br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000626">http://www.jetro.go.jp/industry/contents/reports/07000626</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/jetro_7.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/jetro_7.html</guid>
<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Mon, 23 May 2011 17:00:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>富野由悠季監督が語る家族と社会　『「ガンダム」の家族論』</title>
<description><![CDATA[<p>　今年4月、アニメ監督の富野由悠季氏が、『「ガンダム」の家族論』を上梓した。富野監督が、『機動戦士ガンダム』や『伝説巨神イデオン』など幾つもの傑作アニメを創り出して来たことは広く知られている。1972年の『海のトリトン』から2000年代の『リーンの翼』まで、その作品数は多い。<br />
　作品のなかでしばしば重要なテーマとして語られて来たのが、親子関係、そして家族だ。『機動戦士ガンダム』のアムロ、『伝説巨神イデオン』のドバ・アジバとふたりの娘、『聖戦士ダンバイン』のショウ、『Zガンダム』のカミーユ、なかでも富野作品に特徴的なのは親子のすれ違い、対立である。そんな富野監督が、正面から「家族」を語るだけに、興味を持てないわけがない。</p>

<p>　しかし、本書は家族論を語るという体裁を取りながら、実は富野監督による社会論でもある。さらに家族というキーワードを通じて、富野監督が世の中に対して熱いメッーセージを贈る本だ。既に結婚し、子どもいる人も多いガンダム世代に、世の在り方を問う。<br />
　冒頭ではアニメの世界のリアリティをいかに実現するかにふれ、同時にリアリティを失ったマネー経済、ネット社会の虚構（フィクション）に言及する。そこからフィクション化している現実と戦うため、その原点としての「家族とは何か」を語り始める。多くの人が期待する富野節も満載だ。</p>

<p>　本書の語り口は決して押しつけがましいものでなく、その言葉はしばしば自身の代表作から引用される。たとえ富野監督の言葉であっても、人が語るものである以上、読み手にとっては納得出来る部分と納得出来ない部分があるに違いない。<br />
　しかし、その意見の賛同するのかしないか、言葉を超えて伝わって来るのは富野監督が、いかに真摯に社会に向き合ってきたかである。そして、このひたむきさが、『海のトリトン』以来の今日まで監督の作品に反映していることも理解出来るのだ。</p>

<p>　本書が面白いのは、これが富野監督の家族論、社会論であると同時に、さらに作品論の側面を持ち、創作の裏話的なところもあることだ。これまで語られて来なかった作品のアイディアがどこから来たかなど、ファンにとっては醍醐味のある読み物ともなっている。<br />
　富野監督はこれまでにも小説や、エッセイ、実用書、対談集など多くの著作がある。しかし、監督がより大きなテーマを持って自身を語るという点で『「ガンダム」の家族論』特筆べき一冊となった。そして、『ガンダム』をはじめ多くの作品で日本アニメ史に大きな影響を与え続けてきた富野由悠季という大きな存在を知るうえで欠かせない書籍である。<br />
*上記記事は4月10日掲載の本書発売紹介記事を加筆したものです。</p>

<p>　　<iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&asins=4847060334&ref=tf_til&fc1=FFFFFF&IS2=1&lt1=_blank&m=amazon&lc1=0000FF&bc1=FFFFFF&bg1=FFFFFF&npa=1&f=ifr" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>

<p><strong>『「ガンダム」の家族論』</strong><br />
ワニブックス【PLUS】新書<br />
本体８００円＋税</p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/post_37.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/post_37.html</guid>
<category>本の紹介</category>
<pubDate>Thu, 05 May 2011 23:59:59 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>東映アニメもベンチャーだった　森下孝三「演出家40年奮闘史」を読む</title>
<description><![CDATA[<p>　設立から60年以上、国内最大手のアニメ制作会社東映アニメーションは、老舗と評されることが多い。実際に、戦後日本のアニメ産業を牽引して来た代表企業であると言って間違いない。<br />
　しかし、そうした表現でしばしば隠されてしまうのは、同社が設立以来取り組んできた挑戦的な試みだ。劇場長編フルアニメーションからテレビアニメーションへの中核事業の大胆な変更やロボットアニメのマーチャンダイズ導入、近年のモバイル事業への進出などである。現在、海外で人気とされる日本アニメの普及に同社が1970年代以降果たして役割も大きい。</p>

<p>　森下孝三氏が2010年11月に上梓した「東映アニメーション演出家40年奮闘史」は、そんなこれまで見落とされがちだった東映アニメーションのベンチャー的な側面が目一杯盛り込まれた一冊だ。本書は、1970年に東映動画（現東映アニメーション）に入社、現在は取締役副社長という重任にある森下氏の40年にも及ぶ経験を辿るものでだ。<br />
　個人の物語であると同時に、同氏がその中にいた東映アニメーションと日本のアニメ業界40年の歴史を描くものでもある。それは戦後日本の商業アニメ創成期から成長、さらに海外での人気獲得まで時代ごとの作品によって語られる。<br />
　具体的なエピソードが多く、アニメ業界の裏話的な側面もある。とりわけ日本アニメの海外展開に関心がある身には、米国向けの作品『トランスフォーマー』の演出におけるエピソードは海外と日本との協業を考えるうえで非常に興味深いものだった。</p>

<p>　しかし、通常であれば平坦になりがちな一代記を盛り上げるのは、そうした人気アニメのエピソードだけではない。森下氏自身の魅力的はキャラクターにも多くを負っている。<br />
　現在でこそ『聖闘士星矢』や『ドラゴンボール』を手掛けた監督、プロデューサーとして広く知られる森下氏だが、本書によれば尖った個性の森下氏は入社当初はうえから避けられることも多かったようだ。そうしたなかで次第に頭角を現して行く姿は、ドラマとして読んでも面白い。そして、異端児であるがゆえに新しい仕事を次々手掛けることが、森下氏に仕事歴に彩りを与える。</p>

<p>　長い年月で、同氏は演出からプロデューサー、さらに経営陣へとキャリアを変えて来た。しかし、アニメを創り出す情熱はいつでも同じ様だ。むしろ、ディレクターからプロデューサーに転属になったことをショックだったと語ってはいるものの、森下氏のなかではアニメを作るという点ではこれらは全て同じ領域にあり違いはないように感じられた。<br />
　そうであればこそ、現在副社長を務める森下氏が、2011年5月28日公開の『手塚治虫のブッダ-赤い砂漠よ！美しく-』の監督を自ら務めることにも納得出来るのだ。『演出家40年奮戦史』は、戦後日本のアニメ史を知るために外すことの出来ない本だ。<br />
[数土直志]</p>

<p><strong>『東映アニメーション 演出家40年奮闘史<br />
アニメ「ドラゴンボールZ」「聖闘士星矢」「トランスフォーマー」を手掛けた男』</strong><br />
森下孝三 (著)<br />
一迅社<br />
定価　1400円＋税</p>

<p><iframe src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&bc1=FFFFFF&IS2=1&npa=1&bg1=FFFFFF&fc1=FFFFFF&lc1=0000FF&t=anime0d-22&o=9&p=8&l=as1&m=amazon&f=ifr&ref=tf_til&asins=4758011869" style="width:120px;height:240px;" scrolling="no" marginwidth="0" marginheight="0" frameborder="0"></iframe></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/40.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/05/40.html</guid>
<category>本の紹介</category>
<pubDate>Wed, 04 May 2011 01:30:00 +0900</pubDate>
</item>
<item>
<title>知らざる英国の日本アニメ・マンガ・ゲーム市場　JETROがレポート</title>
<description><![CDATA[<p>　近年、世界各国で日本のアニメ・マンガが人気を博している。海外での人気の作品や開催されるイベント、コスプレイヤーなど、そうした様子はメディアを通じて日本でも広く紹介されている。<br />
　しかし、そうした中でもこれまで日本のポップカルチャーの受容状況があまり伝わって来なかった主要国が英国である。それは英国が同じヨーロッパのフランス、イタリア、スペイン、ドイツなどと較べて、日本のアニメ・マンガの浸透が進んでいない国とされてきたからだ。他国では行なわれている日本のコンテンツ産業の市場調査もほとんど行なわれなかった理由である。</p>

<p>　そうしたなかで日本貿易振興機構（JETRO）は、このほど初めて英国におけるアニメ、マンガ、ゲームの日本コンテンツの市場調査を行なった。3月23日からJETROサイトにて、レポート「英国におけるコンテンツ市場の実態（2011年3月）」を無料で提供している。<br />
　調査レポートは、マンガ市場、アニメ市場、ビデオゲーム市場、さらにキャラクター市場から構成される。72ページに及ぶ内容は、分野別の数字的な資料、現地のディストリビューター（配給会社）、小売店などの数多くのリストを含む。ビジネスでの資料価値はかなり高い。JETROはこれまでにも多くの海外コンテンツ市場のレポートを提供してきたが、その中でも特に力が入ったものだ。</p>

<p>　しかし、調査内容を見ると、全体にあらためて英国におけるアニメ、マンガ市場が他国に較べて小さいことを感じさせる。レポートの冒頭では、英国におけるオタク人口はフランスの1/10の約1万5000人と言及している。そうしたオタク人口の少なさに加えて、レポートでも実態は把握出来ないと指摘する米国からの関連商品の輸入による市場の未成熟も影響しているかもしれない。<br />
　それでも英国市場の特徴を解説は、市場攻略の手がかりを与えるに違いない。人口6200万人、親日的な国でもあることから、関係企業の今後の市場開拓を期待したいところだ。</p>

<p>　一方で、日本の存在感が大きいのは、ゲーム市場だ。英国は米国、日本と並ぶ、世界の3大ゲーム大国で、市場の基盤が大きい。さらに、その中に占める日本企業やゲームタイトルの存在感も、他国より大きいようだ。2010年の売上別のゲームスタジオでも、トップ10に5社が名前を連ねる。<br />
　こうした状況はアニメ分野にも影響を与えていそうだ。『ファイナルファンタジーⅦアドベントチルドレン』や『バイオハザード　ディジェネレーション』のビデオグラムの売上げが、スタジオジブリ映画と並んで高いからだ。ゲーム分野からのアニメ、マンガのアプローチ、そんなことも考えさせるレポートだ。</p>

<p>日本貿易振興機構（JETRO）　<a href="http://www.jetro.go.jp/">http://www.jetro.go.jp/</a><br />
英国におけるコンテンツ市場の実態（2011年3月） <br />
<a href="http://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/reports/07000546">http://www.jetro.go.jp/world/europe/uk/reports/07000546</a></p>]]></description>
<link>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/03/jetro_6.html</link>
<guid>http://animeanime.jp/goods/archives/2011/03/jetro_6.html</guid>
<category>調査・レポート</category>
<pubDate>Wed, 23 Mar 2011 21:00:00 +0900</pubDate>
</item>


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