| ■『ハッスル!とき玉くん』の頃 |
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『ハッスル!とき玉くん(以下『とき玉くん』)』を制作するときのテーマは何だったんでしょう?
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平
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ずばり「アニメーションを知る」でした(笑)。自分たちはどれだけアニメーションを知っているのだろう、理解しているのだろうか?と。そしてプロジェクトの目標は「ポリゴンをまともに動かそう!」。森本(注:監督の森本晃司氏)さんにとってはいい迷惑だったと思いますね、今更アニメを知ろうと言われてもね…。
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その頃のCGスタッフは平均何歳くらいで何人くらいいたのですか?
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平
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キャリア中心で構成せざるを得なかったので30歳くらいだったですかね。外部スタッフと森本さんを加え総勢20人くらいで作りました。
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手描きアニメの森本さんを中心に人形アニメーター、CGアニメーターを集めて制作したそうですが、その狙いはどこに?
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平
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手描きはこれからCGを無視できない。CGはもっと手描きから学ばねばならない。そして人形はコマごとにポーズを付けるという手描きの要素、造形が立体というCG要素の両面を持っている。
その3つのアニメーションがキャラクターアニメをどう料理するのだろうか?同じ屋根の下で同じプロジェクトに関わることで何か発見できるのではないかと。
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監督の森本さんはそのような現場でどのようにアニメーターに指示を出したんでしょう?
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平
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最初は様子見してましたね。でもある日森本さんが「自分もやりたい」と。CGをですよ。無理だと言ったんですが、どうしてもやりたいと。
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紙に描くのと違って、ソフトの操作を覚えないといけないですから、なかなか思い通りにいかないですよね。
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平
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思うようにならないストレスは相当なものだったと思いますよ。時々奇声を発してましたから(笑)。
それでも出来上がったものはCG屋がどう逆立ちしても出来っこないものでした。ただただ唖然です。劇中「少年」の動きは森本さんによるものです。
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少年が水を浴びてびっくりするところの動きは実に森本さんっぽいですね。とても面白く動いてます。
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平
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それだけでもエポックですよね。モニターの隣で指示するのでなく、自らマウスを持って動きを付ける。日本のCGに最も欠けていたところですから。
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