| ■ アニメビジネスとの始まり |
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アニメアニメ
(以下AA)
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ここ最近とにかくスクウェア・エニックスさんのアニメがすごくなっています。話題作がとても多く、同様に感じている人も多いと思います。
そういうことを前提に、まず、プロデューサーとしてのお仕事についてお伺いし、それからスクウェア・エニックスさんにおけるアニメ、出版事業の位置付けについて伺わせてください。あとはやはり外せない作品として『鋼の錬金術師』についても伺わせてださい。
まずプロデューサーの仕事なのですが、そもそものきっかけ、始まりはどこになりますか。
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田口浩司氏(以下田口)
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昨日「劇的3時間SHOW」のコメントの方を出させていただいたんです。その中でも書いたのですが、お話をいただいた時に「僕でいいのかな」と思いました。
というのは、僕はアニメに関しては本当に未だに素人です。最初にアニメの仕事に携わらせていただいたのは8年前、スクウェア・エニックス(当時:エニックス)でそれまで編集長をされていた方や主軸となっていた連載マンガ家さんがいなくなった時です。
出版事業部長も空席となり、過去に出版、営業を見ていた僕であれば、出版のことはある程度分かっているということもあって、出版事業部長にならざるを得なくなったというのが私のアニメ、出版ビジネスのスタートでした。
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AA
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何もなくなった中で、何から始められたのですか?
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田口
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コンテンツがなくなっちゃったわけですから、まず球数を増やさないとどうしようもない。残ってくださったマンガ家さんのところを渡り歩き、新人を発掘して、ひたすらコミックという球数を増やしていきました。
僕が出版事業部長になったのは夏だったと思うのですが、その翌年の4月には何かアニメをスタートしなければいけないという状況です。出版社としての売り上げもさることながら、まずはその基となる編集部サイドの活性化もやらなければいけない。 やはりアニメ化作品があると編集部の活性化ができます。
それでまず2002年から有楽彰展さんの『東京アンダーグラウンド』、その後『スパイラル〜推理の絆〜』を続けざまに2クールずつアニメ化しました。
『E’S』『PAPUWA』とアニメを経験しながら作家さんとの関係性、そしてアニメ制作会社というもうひとつの作家集団との関係性を探りながら出版社としての展開について自分なりの方法論を構築していきました。
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AA
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そうした中でアニメのビジネスが本格化していったのでしょうか?
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田口
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まず作品のアニメ化によるコミックス売上への波及効果は、どれぐらいかという予算をつくるわけです。 当然、最初のころはよく誤差が生じました。ただ、だんだんその精度高まって行きました。
やはり、いまのコミック業界を伸ばしていくためには、テレビアニメーションが最大の広告宣伝物です。テレビアニメーションというのはフリーコンテンツ、ユーザーにとっては無料のコンテンツです。そこの中でどれだけ実際にコミックが売れ伸びるかが大体見えてきたわけです。
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| .■ 部数を伸ばすのがマンガ家さんに対する一番の恩返し |
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AA
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お話を伺っていて面白いなと思いました。出版社の方はおそらくアニメになればいいなと思っていますが、最初からアニメというのはあまり考えてないのかなと思っていました。
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田口
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編集サイドはそうかもしれません。ただ、少なくともうちの編集はそうではない人が多いですね。
つまり、我々の出版社としてのアイデンティティーは、いい作品を作りたいということもありますが、同時に作品をどこまで売れ伸ばしていけるかというのがあります。
ほかの出版社で売るよりも、うちに連載を任せてもらった方がより部数を伸ばせるよというのが、マンガ家さんに対する一番の恩返しだと思うのです。この点において我々は負けていないということなんだと考えています。
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雑誌部数は確かに『週刊少年ジャンプ』や『週刊少年マガジン』よりも少ないかもしれない。けれども、載っている作品の中でどれだけのコミック部数を取れるかというのは、うちが一番高いと思いますよ。
とにかくこの時期に向けてコミックスの巻数をためてきたわけです。最初におっしゃっていただいた、スクエニのアニメがすごいというのはこうした意識で育てた作品が数多く実を結び、広く認知されるようになったからだと思います。
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AA
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現在、アニメタイトルはどの位あるのですか?
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田口
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最初は年間1タイトルやるのはいっぱいいっぱいでしたが、前期(2008年4月〜2009年3月)は8タイトルです。今期は10タイトルやるという計画です。以前からこのようにしたいと考え、そう持ってきたことです。
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AA
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かなり意図的なものだったんのですね。
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田口
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そうです。
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