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2005年03月29日
テレビ ]
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 4月17日に日曜朝7時から放映することが決まっている『交響詩編エウレカセブン』は、製作委員会に大手企業が名前を連ねるビッグプロジェクトとして話題を呼んでいるが、今回、インターネット配信でまた大きな動きをみせている。今回発表されたのは、テレビ放映と同時にインターネットによるブロードバンド配信の決定である。バンダイ、バンダイチャンネル、USENによるとこの配信はUSENの運営する光ファイバーインターネット接続サービス『BROAD-GATE 01』とグループ会社の運営する『Show Time』の会員が観ることが出来る。
 番組との同時配信は『ガンダムSEED』で経験済のため目新しさはない。今回の仕組みで新しいのは、番組放映から1週間はその週の放映した番組が無料で観られるのに加えて、1週間を過ぎた作品はストーリミングなら105円(税込み)、ダウンロードなら210円(税込み)というかなり安い価格で視聴が可能な点である。さらに、この配信は『Vordafone Live!BB』を通じて携帯端末へも配信される。携帯端末のテレビアニメのノーカット配信は業界初の試みとしてこちらも注目される。

 こうした、思い切った現役番組のネット配信は、同じ毎日放送がテレビ放送を行った『機動戦士ガンダムSEED』シリーズの成功が背景にあることは間違いない。NTTフレッツを通じた『SEED』のテレビ放映との同時番組配信は、当初の懸念を覆して番組配信数の好記録と高視聴率、記録的なDVDの売上数を同時に実現している。これは、連続する物語を無料配信でフォローすることで、番組からの途中脱落者を減らす効果が大きかったためと考えられる。
 今回の『エウレカセブン』も、そうした効果も勿論狙っているだろう。それに加えて、この作品の放映時間の問題がオンデマンド放送を促した重要な点であるといえる。低年齢アニメの時間帯と言われる休日の朝7時に、比較的高年齢向けた『エウレカセブン』がどの程度の視聴者を獲得出来るかに懸念があるからだ。児童・学童はともかく、それより高い年齢層の視聴者がこの時間に起きてテレビを観るかどうかは大きな賭けである。
 そうしたリスクを避けるためにも、単にテレビの前に座っている視聴者だけでなくオンデマンド配信を通じてファン層を拡大しようとする戦略には必然性がある。これまで『エウレカセブン』が複合的な大プロジェクトの作品であることは度々喧伝されている。番組の認知度を上げたうえでメディアミクスの展開を図るのであれば、視聴率以上に幅広い認知度こそ重要になる。そのためには、複数のチャネルを用いた番組の露出度のアップは効果的であろう。
 また、『ガンダムSEED』と違い完全に無料にするのではなく、期間の過ぎた番組について視聴料を格安とはいえ有料にする点も新しい。こうした方法には、記事自体は無料だが過去のデータ資料の検索に料金を徴収する海外のオンラン新聞、雑誌や格安で楽曲を提供するiTUNEといったインターネット上の新しい課金システムの経験も活きているようだ。アニメ作品のオンデマンド配信の新しいビジネスモデルといえる。今回の『エウレカセブン』の試みが成功すれば、アニメ作品を視聴者にいかに届けるかといった意味で、今後の在り方に大きな示唆をもたらすに違いない。

交響詩篇エウレカセブン公式サイト
バンダイ 
バンダイチャンネル 
USEN 
BROAD-GATE 01  
Show Time 

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2005年03月28日
イベント情報 ]
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 5月9日に、東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラムの公開講座の一環として、『攻殻機動隊』や『うる星やつら ビューティフルドリーマー』などの監督として知られる押井守氏と『イノセンス』などのアニメ製作で知られるプロダクションIGの社長である石川光久氏による講演が東京大学本郷キャンパスの安田講堂で行われる。詳細は、『少年エース5月号』または東京国際アニメフェアで配られるフライヤーに掲載される。

 安田講堂といえば東京大学のシンボル的な存在である。勿論、押井氏と石川氏の実績がなし得たことではあるが、正直な感想はアニメも出世したなというものである。

日時:5月9日 18時から(予定)場所:東京大学本郷キャンパス大講堂(安田講堂)
東京大学大学院情報学環公開講座
「押井守×石川光久 アニメーションの最前線を語る」(仮題)

ガブリエルの憂鬱 押井守公式サイト 
プロダクションIG 
東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム

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2005年03月25日
海外:中国 ][ 話題 ]
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robo 1980年代に米国で『ロボテック:英題ROBOTECH』という日本アニメ作品がカルトな人気を呼んだことはアニメファンの一部にも知られているが、その内容については詳しく知られていない。一般には、米国の『ロボテック』は米国で改変された『超時空要塞マクロス』と思わることが多い。実際、米国のロボテックファンの関心も『マクロス』向きがちである。しかし、実際には『ロボテック』はタツノコプロ製作の3作品『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲創世紀モスピーダ』を再編集した長編シリーズである。

 この『ロボテック』を意外なところで発見した。中国・上海のCDショップである。見つけたのはDVDでなく中国に多いDVDより割安なVCDで第1部、第2部に分かれている。パッケージから判断すると第1部が『マクロス』、第2部が『サザンクロス』になっている。価格は第2部全24話で58元(約750円)、VCDとはいえお手頃感がある。
 当然、版権は気になったが調べてみると正規版であった。しかし、『マクロス』ならぬ『ロボテック』の版権所有者は誰になるのだろうか。これも確認してみた。どうやら、日本のタツノコプロダクションと米国でロボテックを展開したハーモニーゴールドの共同著作権であるらしい。確かに内容の是非はあれ、編集後の著作物にはハーモーニーゴールドの権利が発生するに違いない。そして、“ロボテック”という言葉自体はハーモニーゴールド社の著作物になっている。
 日本のアニメが米国経由で中国に入るのも妙な話だが、そもそも80年代の米国人の嗜好に合わせて編集された作品が、現在の日本アニメに見慣れて目の肥えた中国のアニメファンにどう受け取られるかは気になるところである。
 米国経由で中国に入った日本アニメは、他にも海賊版ではあるが英語・フランス語の録音、中国語字幕の『銀河英雄伝説』といったものも確認出来た。第3国経由で日本アニメが中国に入るのは、少なくないケースなのかもしれない。

 ちなみに、第2部の第1話、2話を確認してみたが英語版で中国字幕と内容がよく判らない。というか、言葉が理解出来ても判らないかもしれない。第2部は『サザンクロス』だけかと思ったのだが、サザンクロスのジャンヌの後にいきなりマクロスのミリアが出て来る、のどかなシーンの後にいきなり戦闘シーンといった具合で物語はかなり混乱している。2話以降は、『サザンクロス』中心になったので1話は総集編?だったのかもしれない。いずれにしても、戦闘シーンが中心であることは間違いない。第3部の『モスピーダ』は店頭では販売されていなかった。

ハーモニーゴールド http://www.harmonygold.com
タツノコプロダクション http://www.tatsunoko.co.jp

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2005年03月24日
海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 米国のアニメ・コミックの情報サイトICV2によると、2月22日に発売された米国版か『風の谷のナウシカ』のDVDは発売最初の週にニールセン・ビデオスキャンの調査で売上げランキング14位になった。同時に発売された『猫の恩返し』、『紅の豚』はそれぞれ27位と49位であった。
 2週目の『ナウシカ』ランキングは30位で他の2作品はトップ50から姿を消した。一週目の『ナウシカ』の売上高は、その週に3週目に入った『シャークテイル』の20%程度の水準とICV2は伝えている。

 米国での積極的な旧作ジブリ映画のDVD化は、6月の『ハウルの動く城』の公開を見据えたタイアップの色彩が濃いように感じる。しかし、『風の谷のナウシカ』は20年も前の作品で、米国市場でまともに公開されたことのない作品である。こうした中で、実写も含めたDVDチャートに食い込んでくるのはさすがである。

ICV2 
スタジオジブリホームページ 

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新発売/新作 ]
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 矢沢あい原作の人気マンガ『パラダイスキス』がアニメ化されフジテレビ系で放映されることが決定した。原作は現在『NANA』の連載で人気を呼んでいる矢沢あい氏で、制作はクオリティの高い作品で定評のあるマッドハウスが手掛ける。監督は小林治氏、キャラクターデザインは結城信輝氏があたる。
 フジテレビがこの4月から設ける新たな深夜アニメ枠『ノイタミナ』(木曜日24時35分から)の第2弾として本年秋より放映開始予定である。『ノイタミナ』は連続ドラマのような新感覚のアニメというコンセプトで放映されるといいこれまでと違ったアニメが観れるかもしれない。
 この春からの第1弾は、やはり少女マンガで羽海野千佳原作『ハチミツとクローバー』が決まっている。この2作品は、3月31日より開催される東京アニメフェアのフジテレビブースで紹介されル予定である。また、3月31日には『ノイタミナ』についての記者発表もあり、詳しい内容はそこで発表される。

フジテレビ 
東京国際アニメフェア 
マッドハウス 
ハチミツとクローバー公式サイト 

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2005年03月23日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 昨年の夏に日本で公開され話題を呼んだ大作日本アニメ『スチームボーイ』が先週金曜日3月18日から米国で公開されている。米国で『ジャパニメーション』と呼ばれた大人向けアニメの原点『AKIRA』監督の大友克洋氏の最新作品として米国でも高い関心を集めている。
 米国の映画興行成績の情報サイトBOX OFFICE MOJOによると、公開後の最初の週末の興行成績は、133,148ドル(約1400万円)で全体の興行ランキングは36位であった。劇場数は39館であるため1館ごとの売上げは約3500ドルになる。最初の週末の興行収入としては、『千と千尋の神隠し』が、およそ45万ドル、『イノセンス』が31万7千ドル、『カウボーイビバップ』が23万4千ドルなどに較べると少ない。日本アニメの中のヒット作とされるこれら作品に較べると力不足であった。
 しかし、昨年末から今年にかけて公開された『アップルシード』や韓国アニメの『ワンダフルデイズ』に較べると善戦しているといえる。現時点で、米国で公開された劇場アニメの興行ランキングは16位になる。

 興行成績から離れて作品の評価だけで見てみると、『スチームボーイ』は比較的好意的に受け入れられている。しかし、その評価は大絶賛というよりも品質の高い作画や英国のビクトリア朝の雰囲気に対する良作としての評価である。逆に言えば、物語的なインパクトがやや不足していると捕らえられている。
 それは、日本の公開時における観客の印象と同じように、多くの人が『AKIRA』を監督した大友克洋の世界を期待しており、そこに物足らなさを感じているようである。こうした感想は複数のメディアで見られ、例えばWired Newsは『スチームボーイ』の投げかける人間と機械の関係に注目して丁寧に批評する。一方で、作品は、『AKIRA』のようにアニメの世界を揺るがすような作品ではないが、偉大なアニメーターによる印象的な作品と評価している。
 ビレッジボイスは、この映画は大友克洋のハードコアなファンを満足させるものではないとしている。サイバーパンクな『AKIRA』に対してスチームボーイはアナクロな設定であり、ビクトリア朝のロンドンがよく再現されているとする。 また、『イノセンス』を引き合いに出し「スチームボーイには、イノセンスのような深さはないが、最初から最後まで映像的な新しさがある」と評価している。ボストンヘラルドも同様に、大友監督の新作の舞台がビクトリア朝の英国であることに驚きを見せている。

 『スチームボーイ』の映像の素晴らしさが評価される一方で、キャラクター描写の深さが足らないとの指摘が目に付いた。4つ星中2つ星の評価をつけたシカゴトリビューンは、映像は素晴らしいが、キャラクター表現に乏しいと述べている。その原因がを120分の日本語版を106分に編集されているせいでないかとしている。ロイターも同様にキャラクター表現の不足を欠点として指摘していた。

BOX OFFICE MOJO http://www.boxofficemojo.com
WIRED NEWS Steamboy Rages Against Machines
ビレッジボイス London Fog
ボストンヘラルド  Striking visuals power 'Steamboy'
ロイター Film Review: 'Steamboy'

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2005年03月22日
海外:中国 ][ 話題 ]
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death 中国のおたくの世界で『デスノート』の人気が凄まじい。勿論、人気があるといっても海賊版市場の話である。先頃、中国・上海に行ってきたのだが、現地で出回っている商品の種類や数から察すると、この作品が中国大陸のアニメ・漫画ファンの間ではアニメ化されていない作品としては異例の人気を獲得していることが一目瞭然である。
 私見になるが、海賊版商品の出回り具合から判断すると現在の中国でのアニメ・漫画人気は『NARUTO』が断トツの一番で、それに次ぐグループが『鋼の錬金術師』、『機動戦士ガンダムシリーズ』、『テニスの王子様』それに『デスノート』といった感じであった。

 中国での『デスノート』というと、最近この作品をモデルに中国で製作された『デスノート』なる商品の話題が思い出される。商品は名前と死に方をノートに書き込まれるとその内容の通りの方法でその名前の人が死んでしまうという物語にちなんだもので、『DEATH NOTE』と名付けられた黒いノートである。中国では子供が遊びとして人の名前をノート書いて教育上良くないのではないか、過剰は反応はかえっておかしいのではと大論争を呼び起こした商品である。(下記産経新聞の記事参照)

 この中国版『DEATH NOTE』を上海で入手した。ノートは黒いビニールの表紙にDEATE NOTEと書かれており、ノートの中は中国と英語でノートの使い方(人の殺し方?)が何ページも亘り丁寧に説明されている。ページを開くと、物語の進行に合わせて既に死亡者リストが記入済みである。1ページ目の音原田九郎から始まって、LIND・L・TAILO、恐田奇一郎などなど。さらには、丁寧に作られた化粧箱には死亡筆記・100%完全逐原・死亡筆記降臨人間・Cosplay必番珍品などと書かれておりおたく心をそそる。悔しいかな、恐ろしく出来がいい。細部のディテールとアイディアの両方に高いクオリティーを感じられる優れものである。

 勿論、この商品も正式には中国大陸市場での商品展開を行なっていない『デスノート』の海賊版である。しかし、その商品としての品質とアイディアに中国の計り知れないパワーを感じる。上海で確認出来た海賊商品にはBANDAIならぬBENDIのフリーダムガンダムといったいかにも偽物的なものも少なくない。しかし、一方で『NARUTO』の手裏拳を再現したものや、テニスの王子様に出てくるラケットケースをそのままミニチュア化したペンシルケースなど日本では存在しない製品の中には日本の商品企画アイディアを越えているようなものも多い。
death2 こうした商品開発における現地企業の一生懸命さはライセンスの存在を悪意でなくごく自然に無視している現地事情から生まれている。ライセンスがないゆえ競争が激しく、商品の競争力が価格もしくは商品そのものの魅力のどちらかに極端に偏るのだろう。
 実際に、今回の『デスノート』の価格は上海の某所で20元(約270円)からおよそ30元(約410円)であった。この価格設定は、極端に小売価格の安い海賊版DVDや漫画に較べると現地価格でも絶対額でも決して安くない。価格でなく商品自体で競争をしているケースだと考えられる。それは所謂マニアを相手にビジネスを行なっているためだろう。
 こうした、マニア人口は中国の経済成長と伴に今後も大きく成長するに違いない。難しいと思われている中国での著作権ビジネスであるが、マニア市場に限ってみれば、こうした中にビジネス展開の可能性があるのではないだろうか。

デスノート公式サイト 
産経新聞から関連記事 中国で「死のノート」に賛否両論 日本の漫画が発火点

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2005年03月18日
興行成績 ]
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 この秋に中島美嘉と宮崎あおい主演で実写映画化決まっている人気少女マンガ矢沢あい原作の『NANA』のトリビュートアルバム『LOVE for NANA~Only 1 Tribute~』がオリコンのデイリーチャートで初登場1位になった。このアルバムは大塚 愛、木村カエラ、ZONE、布袋寅泰、ジャパハリネットなど、レーベルやレコード会社の枠を越えて、13組のアーティストが参加している。大塚 、ZONE、布袋寅泰といった13組の人気アーティストが『NANA』をイメージした曲をそれぞれ提供したものである。レーベルやレコード会社の枠を越えた協力としても大きな話題を呼んだ。『NANA』の作品にあるおしゃれなイメージを利用した新しいタイプの商品展開として注目されている。

オリコン 
『Love for NANA』公式サイト 
NANA公式サイト 

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2005年03月17日
興行成績 ]
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 3月第2週の日米の興行成績で対照的なアニメーションが興行成績第1位になっている。日本で興行第1位になっているのは、ゲーム作品から展開されたアニメ作品『ロッグマンエグゼ』とカードゲームから展開したアニメ作品『デュエル・マスターズ』である。
 両作品は先週末第1位であった『ローレライ』に取って替わった。映画情報サイトeiga.comによると土日の動員数は32万人、興行収入3億2000万で最終的な興行収入で10億円以上は見込めるとしている。両作品は、首都圏よりローカルで圧倒的に強いともいう。
 先週2位の『シャークテイル』は3位に、『ワンピース』は4位にランクを落とした。先週5位であった『ハウルの動く城』は8位となり公開から4ヶ月で初めて、ベスト5から抜けた。

 一方、米国の第1位となった『ロボット英題:Robots』はFOXが手掛ける3DCGアニメーションである。こちらの作品はこれまでの3DCGアニメーションに較べると圧倒的に12歳以下の低年齢に支持されているという。
 週末3日間の興行収入は約3600万ドル(約38億円)であった。FOXの手掛ける3DCGアニメーションとしては、昨年の春の『アイスエイジ』の約4630万ドルを下回っているが成績としては悪くない。むしろ、2作品のヒット作品をだすことで、ディズニーに独占され続けて来た米国の劇場アニメーション市場に割って入ることが出来たといえる。ここ2年間の3DCGアニメーションにおけるドリームワークスの躍進や、今回のFOXの動きなどを見ると劇場アニメーション市場でのディズニー独占は終わりつつあるようだ。
 その理由は、セルアニメーション(あるいは2Dアニメーション)の時代が少なくとも劇場アニメーションについては終わりつつあり、新興企業の参入余地が生まれていることにあるかもしれない。ディズニーが今年2月に公開した2Dアニメーションの『くまのプーさん』は、製作予算約2億ドルの米国のアニメーションとしては大作とはいえないが、公開最初の週でも興行ランキング5位580万ドルの興行収入に留まっている。キャラクターとして圧倒的な人気を誇る『くまのプーさん』ですらこうした現状である。一方、日本では、2Dアニメ『ロックマン・エグゼ&デュエル・マスターズ』が1位になっており、いまだアニメの中心が2Dアニメであるのとは対称的である。

 米国の劇場公開といえば、今週末には大友克洋監督の『スチームボーイ』の米国公開が始まる。公開劇場数は約40館ながら、米国では日本アニメの古典ともされている『AKIRA』の監督をした大友氏だけに注目度は極めて高い。米国で公開されるのは、一部の劇場を除き120分から106分に短縮となる英語バージョンである。日本では、長過ぎるのではないかと指摘もあった『スチームボーイ』だけに、この英語バージョンがどのように現地で受け取られるか気になるところである。

ロックマン・エグゼ&デュエル・マスターズ公式ページ
ロボッツ公式ページ(米国) 
くまのプーさん公式サイト(米国)
米国版スチームボーイ公式サイト 

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海外:米国 ]
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 東宝は大ヒットを続けている宮崎駿監督のアニメ『ハウルの動く城』の米国公開を正式発表した。かねての噂どおり、6月10日の先行公開後(ロサンゼルス、ニューヨーク、サンフランシスコ)、6月17日から全国60都市に拡大公開される。
 近年大作アニメーションの声を有名俳優があてることが米国では一般化しているが、その声優陣にはソフィーをジーン・シモンズ、ハウルをクリスチャン・ベール、荒地の魔女をローレン・バコールが担当することも発表された。ハリウッド代表する大女優であるローレン・バコールの起用が特に目立っている。
 また、米国版の編集は、宮崎監督の信頼が厚いと言われるピクサーのジョン・ラセター監督が噂されていたが、スケジュールの都合のため同じピクサーで『モンスターズインク』を手掛けたビート・ドクター監督に決まった。

 6月の夏休みに入る時期に合わせた今回の『ハウルの動く城』の公開は、子供向けの映画の公開時期としてはベストシーズンである。
 一般にマニア向けと考えられる日本アニメで公開劇場数100館を越える作品はほとんど存在しない。『千と千尋の神隠し』は夏休みの終わった9月に20数館で公開後、拡大して約150館であった。アカデミー賞受賞後は、700館あまりに劇場数が増えたが、その興行は期待されたほどでなかった。今年に入って米国では『紅の豚』や『猫の恩返し』、などのジブリの旧作DVDの発売が行われているのも、今回の映画に合わせたものだと考えられる。
 今回の『ハウルの動く城』に対する米国でのプロモーションは、異例に力の入ったものである。米国で配給を手掛けるディズニーによる力の入れようは、『ハウル』がこれまでの『もののけ姫』や『千と千尋の神隠し』と異なった米国の一般市民に受け入れられやすいヨーロッパ風な作品であるためかもしれない。

ハウルの動く城公式サイト 

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2005年03月16日
話題 ]
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 今月1日に、渋谷で開店したレストラン『トリニティ』(下記アドレス参照)では、店内で様々なゲームやマジック、エンターテイメントの画像を提供している。そのエンターテイメントの一環として米国で放映された人気マジシャンのプリンセス天功(2代目引田天功)を主人公としたアニメ『PRINCESS TENKO』も放映されるという。これは、この作品の日本初公開になる。
 
 プリンセス天功は、脱出マジックで有名な引田天功を1980年に2代目として襲名し、米国では絶大な人気を誇る日本人マジシャンである。このプリンセス天功を主人公にしたアニメが、上記の作品で正式なタイトルは『Princess Tenko and the Guardians of Magic』である。
 1995年に、パワーレンジャー(戦隊シリーズ)を米国で放映し名を上げたサバン・エンターテイメントにより26話シリーズで製作された。レストラン『トリニティ』の広告では、全米第3位の視聴率をマークとしたとされているが、どのような種類の視聴率かは不明である。放映自体はシンジケート市場(地方局ネットワーク)での放映であったが、その後のマテル社から発売されたこのアニメの主人公のPrincess Tenko人形は全米で800万体を販売したという。
 現在、日本人アイドルPuffyをモデルとしたアニメ『Hi Hi Puffy Amiyumi』が米国で大人気だが、そうした作品の先駆的なものといえるかもしれない。しかし、アニメ『PRINCESS TENKO』では、主人公は実在のプリンセス天功と異なり米国人と設定されていた。そこに、当時と現在のアニメーションを取り巻く状況の変化を感じる。
 
天功ワールドホームページ 
レストラントリニティ 

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2005年03月15日
イベント情報 ]
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 3月31日から開催される東京国際映画祭の関連企画として武蔵野市の主催により吉祥寺アニメフィスティバルが今週末の3月19日、20日に開催される。フィスティバルは、「親子でガンダムのプラモデルを作ろうと!」と題したプラモデル教室と吉祥寺おもちゃ市場と名付けられたなつかしのトイ、レアなおもちゃショップといった子供向けの企画と、それに濃い内容を期待できそうな編集家竹熊健太郎氏の講演を中心とした講演会とからなるユニークなラインナップである。

吉祥寺アニメフェスティバル2005
平成17年3月19日、20日 
主催:武蔵野市

講演会「吉祥寺からの文化発信~アニメーション映像と吉祥寺音楽祭の可能性」
3月20日 17時30分から 武蔵野商工会館4階 市民会議室ゼロワンホール
1部 講演「映像と音楽の連動」 竹熊健太郎氏(編集家、多摩美術大学非常勤講師)
2部 パネルディスカッション
コーディネーター:竹熊健太郎氏
パネラー:竹熊健太郎氏
パネラー:壱岐紀仁(アニメーション作家)赤木沙英子(アニメーション作家)リリカル茶(2003 年度音楽祭グランプリ)、plastic soulBand(2004 年度オーディエンス賞)、塩月辰朗(2004 年度エントリー)、花びより(2004 年度グランプリ)ほか

プラモデル教室「親子でガンダムのプラモデルを作ろう!」
平成17 年3 月20 日(日) 各回とも45 分間。
1 回目10:00~ 2 回目11:00~ 3 回目13:00~ 4 回目14:00~
武蔵野商工会館1 階地域情報コーナー

吉祥寺おもちゃ市場
平成17 年3 月19 日、20 日 10時半~19時半
三越吉祥寺店2 階ウッドデッキ(吉祥寺本町1-19-1)

詳細は吉祥寺アニメフェスティバル2005サイト
竹熊健太郎氏のブログ『たけくまメモ』 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 3月15日の米国のエンターテイメント業界情報サイトHollywood Reporterはドリームワークスとパラマウントが共同で製作を行っている日本アニメ『トランスフォーマー』の実写版の近況を伝えている。この記事によると、エグゼクティブプロデュサーを務めるスティーブン・スピルバーグ氏は今回の映画を1980年代のハスブロのおもちゃをベースに考えているらしい。また、『Xメン』の総指揮、原案を手掛けたトム・デサント氏が原案を手掛ける。これに従いアングリーフィルムのトップのドン・マフィー氏とデサント氏は製作者のロレンツォディボナパルトと伴にこの作品のプロデュースを進めているという。
 また、アレックス・カフマン氏とロベルト・オーキー氏が『トランスフォーマー』の脚本、監督、プロデュースを手掛けることになった。彼らは、これまでドリームワークスで『The Island』や『マスク・オブ。ゾロ』、『ミッションインポスィブル3』を手掛けている。

 数多くの日本アニメの実写版の企画がハリウッドで立ち上がっているが、一番実現性が高いのはどうやらこの『トランスフォーマー』とジェームス・キャメロン監督の『銃夢』のようである。スピルバーグ氏とキャメロン監督という両作品ともハリウッドのビッグネームが関わっているのが特徴である。逆に言えば、監督であれプロデュサーであれ、あるいは俳優も含まれると思うが、ネームバリューがある人物がいなければ、こうした企画は先に進まないし、資金も集まらないともいえる。
 『トランスフォーマー』シリーズは、多くの作品が米国向けに作られたものである。そのため、この作品は日本アニメという認識なしで多くの米国人に受け入れられている。そうした意味でも、他の日本アニメよりも広いマーケットを期待出来ることも企画が順調に進んでいる理由かも知れない。
 
Hollywood Reporterの記事 Scribes toy with 'Transformers'

ハスブロでなく現在のタカラのトランスフォーマー http://www.takaratoys.co.jp/TF/

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2005年03月14日
話題 ]
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 3月12日の読売新聞は、大阪のアニメ制作ベンチャー企業ドーガを中心とした関西地方を次世代アニメの中心に育てる『デジタルときわ荘』計画が進んでいると伝えている。計画の名前は、手塚治虫氏や赤塚不二夫氏、藤子不二雄氏で知られるマンガ家の集ったアパート『トキワ荘』にちなんでいる。
 この計画には企画会社やアニメのクリエーターのほか、大阪府、大阪市、証券会社などもアドバイザーとして参加しているという。また、制作資金調達のファンド設立構想や、若手作家の発表の場の拡大も目指す。
 また、計画の一環として士郎正宗氏原作の『TANK S.W.A.T 01』をアニメ化し今年の夏の劇場公開を目指すとしている。詳しい内容は3月18日予定されている記者会見で発表される。

 今回の映画『TANK S.W.A.T 01』の監督にはロマのフ比嘉氏が予定されている。比嘉氏は『月は東に日は西に』といったゲーム作品のムービー映像の演出で知られている。また、原作者の士郎正宗氏はアニメ化もされている『攻殻機動隊』や『アップルシード』といった作品でよく知られている。
 映画は『DOMINION ドミニオン』を原作としているが、この原作からはこれまで2度アニメ化が行われている。ひとつは、1993年から1994年にバンダイビジュアルから6巻シリーズで発売されたOVAシリーズの『特捜戦車隊ドミニオン』で監督・キャラクターデザインは古瀬登であった。もうひとつは、1988年に真下耕一氏の監督の元で制作された作品である。3度目の映像化になる今回は、CGアニメーションを多用することで、これまで実現出来なかった映像の実現が期待される。

デジタルときわ荘プロジェクト 
デジタルときわ荘 
ドーガ 
ロマのフ比嘉氏のホームページ 

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2005年03月12日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国のゲーム情報サイトのCVGによるとジェームス・キャメロン監督は、現在同じ舞台設定を用いた映画とゲームを同時展開する作品を手掛ける予定だと伝えている。記事によれば、キャメロン監督は具体的な作品名については言及をしていない。しかし、監督の次回のプロジェクトとして現在手掛けている作品は木城ゆきと氏原作『銃夢』であることは広く噂として知られているためこの作品が『銃夢』ではないかと憶測している。
 さらに、記事はこの発表が次世代XBOXのプレゼンテーションに合わせて発表されたことから、この計画がXBOXと何らかの関わりがある可能性を示唆している。

CVGの記事 GDC 05: TITANIC DIRECTOR SINKS INTO BATTLE ANGEL?

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2005年03月11日
テレビ ][ 海外:米国 ]
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 米国のニッケルオデオン(Nickelodeon)系のアニメーション専門ケーブルチャンネルのニックトゥーン(Nicktoon)は、今年8月からコマーシャルを取るベーシックチャンネルに衣替えすると発表している。これは、2002年に設立したこのチャンネルがアニメーションファンの間で人気が高まってきているためである。

 そのニックトゥーンは、2006年の新番組として3作品を発表している。発表された作品はSF作品で2251年を舞台にした『Sky land』と日本アニメをパロディ化した『Kappa Mickey』、それに、忍者学校を舞台にしたフランス製のアニメーション『Shuruken School』である。
 いずれも日本アニメではないが、3作品のうち2作品までが日本を舞台にしている。『Kappa Mickey』については、当ブログの1月31日でも一度触れたが、日本アニメのスターになった売れない米国人俳優を主人公にした日本アニメをパロディ化したアニメーションである。その衝撃的なプロモーション映像には驚かされた。
 一方、『Shuruken School』はパリをベースにアニメーションを製作しているxilamによる普通のコメディーアニメであるが、舞台が日本の忍者学校という設定になっている。こちらもプロモーションビデオを公開しているが、『Kappa Mickey』の映像を観た後ではあまり違和感はない。若干?と思うこともあるが、むしろいかにもな日本風を醸し出している。 
 しかし、この作品でより注目すべきは主人公が明らかに2頭身のアジア人であることだ。日本アニメ以外でアジア系の主人公が普通に出て来ることは、一昔前であればまず考えられなかった。こうした変化には、米国における日本アニメの普遍化が少なからず影響を与えているに違いない。

 日本をモチーフにして人気を呼んでいるアニメーションというと他にサムライをテーマにした『サムライジャック』や日本のポップスターPUFFYを主人公にした『Hi Hi Puffy AmiYumi』などが思い出される。これらを合わせて考えると、米国で日本を題材にアニメーションを作る時に、米国で受ける(あるいは関係者が受けると思っている)要素が2つあるようだ。
 ひとつは、日本の伝統的なものに根ざしたもので“侍”、“忍者”といったものである。これは、上記の『サムライジャック』や『Shuruken School』さらには、『忍者タートル』なども含んでよいだろう。さらに、『ナルト』や『るろうに剣心』といった日本アニメ人気も含めると“侍”、“忍者”というのは、日本が格好いいと思われる重要な要素と思われる。それと、さすがにアニメには出来ないが、現在ハリウッで製作中の大作映画『さゆり』なども考えると“芸者”も相変わらず重要なモチーフだろう。
 一方で、『Kappa Mickey』や『Hi Hi Puffy AmiYumi』に見られるのは、日本の現在のポップカルチャー自体に対する興味とそれを楽しんでやろうというスタンスだ。『Kappa Mickey』はまさに日本アニメの違和感を楽しんでしまおうという感じであるし、『Hi Hi Puffy AmiYumi』も、何か普通じゃない日本のキャラクター、POPミュージックを楽しもうという雰囲気を最大限に利用している。
 現在の米国アニメーションの中には、古くからある日本のイメージと現代的な日本のイメージが混在しているようだ。しかし、こうしたイメージを同時に楽しんでいる米国人に実際のところ日本はどんな国に映っているのかは気になるところである。

ニッケルオデオン 
『Shuruken School』の製作会社 Xilam 
Kappa Mikey の製作会社 AnimationCollective

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2005年03月09日
新発売/新作 ]
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 アニメ・コミック関連のプレミアグッズを扱うまんだらけは、国内10店舗目の札幌支店を3月19日に開店すると告知している。店舗は、すすきのと大通り駅の間という札幌市の繁華街に位置する。店舗面積は250坪で、現在ホームページではボーイズラブやレトロ少女まんがといったオープニング記念の商品案内が紹介されている。
 これによりまんだらけは所謂5大都市圏(東京・大阪・名古屋・福岡・札幌)全てに店舗を持つことになる。しかし、札幌店より興味深いのは4月には宇都宮市への出店を告知していることである。既にホームページではスタッフの募集がされている。さらに、本日発売されたまんだらけの季刊誌『まんだらけZENBU』の記事の一部では熊本支店の開店にも触れている。
 これまでのまんだらけの店舗は、人口100万人以上で周辺都市の人口も大きな場所ばかりであった。昨年12月に100万都市北九州・小倉の新規開店が直前で中止になったことも合わせて、人口40万人余りの宇都宮、70万人足らずの熊本で都市型ビジネスのまんだらけがどこまで出来るのか興味深い。

まんだらけ 

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海外:米国 ]
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 米国のアニメ情報サイトMECHA ANIME HQは米国のバンダイの関連会社バンダイエンターテイメント(Bandai Entertainment, Inc)のマーケティングマネジャーであるジェリー・チュウ氏のインタビューを紹介している。インタビューの中で、チュウ氏は米国のアニメ、マンガ市場の現状と自社の今後の展開について語っている。
 また、今後の『機動戦士ガンダムSEED』シリーズを初めとする『ガンダム』シリーズの米国展開についても触れている。ただし、このインタビューは電話インタビューであり、かつ内容はチュウ氏の個人的な見解でありバンダイエンターテイメントの立場を代表するものでないとしている。
 インタビューによれば、バンダイエンターテイメントは『ガンダムSEED』のカートゥーンネットワークでの放映に注力しており、DVDの最終巻と特別編のDVDの発売を予定している。また、バンダイエンターテイメントは、米国での全ての『ガンダム』シリーズの展開に力を入れており、具体的な放映日程は未定ながら『ガンダムSEED デステニー』のライセンスも既に確保しているという。
 また、インタビューでは、ガンダム関係以外に『攻殻機動隊Stand Alone Complex』のDVDの売上げが好調であること、『重戦機エルガイム』のようなサンライズの古い作品は経済的な理由で米国展開の可能性は低いことなどを述べている。

MECHA ANIME HQ の記事 
Jerry Chu, Marketing Manager, Bandai Entertainment

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国のジブリ作品の情報サイトのナウシカネット(Nausicaa.net)によると、今年の夏に英語版の『風の谷のナウシカ』が小規模ながら米国で劇場公開される見込みだという。ナウシカネットによると、これはディズニーに近い筋の情報であり、近いうちに追加情報があるとしている。

 ナウシカネットは、今回が米国における映画祭などのイベント以外で『風の谷のナウシカ』の始めての劇場上映だとしている。しかし、草薙聡志氏著作『アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?』によれば1986年4月にニューワールドによって『Warrior of the Wind』のタイトルのもと『風の谷のナウシカ』はニューヨークで短期間の劇場公開がされたことがある。

 ところが、当時の『ナウシカ』は80年代以前の多くの日本アニメがそうであったように、米国に導入するにあたり極端なストーリーの改変がされている。usaこのため、当時の公開作品『Warrior of the Wind』には、本来の『ナウシカ』の味わいは全くなかったとされている。そうした意味で、今回の上映はきちんとした形での初の『風の谷のナウシカ』の劇場公開だといえる

(情報元:Nausicaa.net

アマゾンへのリンク
アメリカで日本のアニメは、どうみられてきたか?

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2005年03月08日
興行成績 ]
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 先週の金曜日3月5日公開に『シャークテイル』と『ONE OIECE オマツリ男爵と秘密の島』の日米の2作品が劇場公開された。その先週末の劇場興行収入ランキングの速報が興行通信社より公開されている。
 速報によれば、ランキングの1位は東宝系の潜水艦映画『ローレライ』が圧倒的な強さをみせたという。しかし、2位、3位はそれぞれ『シャークテイル』と『ONE OIECE オマツリ男爵と秘密の島』が占めた。『シャークテイル』の公開劇場数はおよそ240館、『ワンピース』の公開劇場数は300館近くである。

 『シャークテイル』は、米国のドリームワークス製作の3DCGアニメだが、昨年秋米国で大ヒットしており日本でも積極的な宣伝が日本でもかけられた注目を浴びていた。『ワンピース』のほうは、人気アニメの劇場作品シリーズある。昨年3月公開には、前作『ONE OIECE THE MOVIE 呪われた聖剣』が18億円の興行収入を稼いでいる。
 映画情報サイトのエイガドットコムによると、『シャークテイル』は土曜、日曜の2日間で2億1900万円の興収で、ドリームワークスのアニメーション作品では過去最高だという。一方、『ワンピース』は、1億7500万円と前年前作比63%であったという。

 また、今週末3月12日(土)にはゲームの世界から展開したアニメ『ロックマンエグゼ』とカードゲームから展開したアニメ『デュエルマスターズ』といった男子学童に人気のある作品の2本立てが東宝洋画系で全国公開される。公開劇場数は260館を超える見込みで、こちらも多くの観客を集めそうである。
 春休みの劇場公開作品は、事実上これら3作品の争いになっている。これに加えて、昨年秋公開の『ハウルの動く城』は、公開から4ヶ月をたつがいまだ週間の興行収入ランキングの上位に喰いこんでいる。現在の興行収入は約180億円と見込まれているが、200億円越えを目指して再び宣伝を仕掛けている可能性も高い。春休みに向けて、現在のところは、『シャ-クテイル』が一歩抜け出した形だが、どういった種類の作品が観客の支持を集めるのかも含めて興味深い。

シャークテイル 
ONE OIECE オマツリ男爵と秘密の島
劇場版ロックマンエグゼ&劇場版デュエルマスターズ 

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イベント情報 ]
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 先頃、愛知万博(愛・地球博)会場に設けられたアニメ『となりのトトロ』に出て来る『サツキとメイの家』の入館券の予約販売に問い合わせが殺到したが入館引換券の一度に買える枚数を6枚から4枚に制限することになった。これは、6月分から実施されるものであるが、人気過熱に対応する処置であるという。また、予約の電話の増設を実施し、隣接する日本庭園から概観を見学出来るようにするという。

 現在、『サツキとメイの家』の入館券は人気が殺到しており、ヤフーオークションではオークション終了分だけで既に75件、300枚以上の転売が確認出来た。価格は、日付によっても左右されるためか、入館引換券で1枚1000円以下から高いもので1枚6000円程度までになっている。枚数制限によってこうした状況は大きく変ることはないが、より多くの人が正規の価格で入場できる可能性は高くなったであろう。

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2005年03月07日
イベント情報 ]
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 バンダイとサントリーは、今年の夏、7月15日から8月31日の期間で、大阪のサントリーミュージアム[天保山]において『機動戦士ガンダム』をテーマにした美術展覧会『GUNDAM―来るべき未来のために―』を開催すると発表した。
 この展覧会のためにサントリー、サントリーパブリシティーサービス、バンダイ、サンライズ、創通エージェンシーの5社が製作委員会を設立する。

 この展覧会のなかで、ガンダムの第1作目『機動戦士ガンダム(ファーストガンダム)』の影響を強く受けた若手現代アーティストが、それぞれの手法で『機動戦士ガンダム』を表現する。ガンダムの世界と現代美術が融合したこれまでにない試みなりそうである。
 展覧会の企画を統括するキュレーターには、自らがファーストガンダム世代でありこれまで森美術館のキュレーターとして活躍した東谷隆司氏が務める。東谷氏が十数名のアーティストを選び、それぞれのアーティストが「戦争」、「進化」、「生命」の3つの視点から、ガンダムとの関わりや物語から受け取ったメッセージや、今も変わらない思いをほりさげ、多彩な表現を通じて作品に展開していく。
 予定されているアーティストには、2003年のベネチアヴィエンナーレの日本代表であった小谷元彦氏やマンガやポップカルチャーをアートに幅広く取り入れていることで知られている会田誠氏ら含まれている。

 会期中は、展覧会限定グッズの企画・販売も予定されており1ヶ月半の会期中に10万人の動員を目標にする。全国各地での開催も予定しているが、詳細は未定である。サントリーミュージアムは、アートとデザインを親しみやすく紹介することで知られる美術館でこれまでも『THE ドラえもん展』、『ディック・ブルーナ展』などの実績を残している。

『GUNDAM -来たるべき未来のために-』展
会場:サントリーミュージアム[天保山]
会期:2005年7月15日(金)~2005年8月31日(水) ※会期中無休
午前10時30分~午後7時30分(入場は午後7時まで)
製作:ガンダム展製作委員会
作品:「機動戦士ガンダム」をテーマにした、美術・写真・映像・グラフィック・造形等
キュレータ:東谷隆司
参加アーティスト:会田誠、小谷元彦、八谷和彦 他

サントリーミュージアム[天保山]  
バンダイ 
サントリー 
会田誠公式サイト 
小谷元彦展 
八谷和彦作品紹介 

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2005年03月05日
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 2月22日より東京都写真美術館で始まった『おたく:人格=空間=都市』展が人気を呼んでいる。この展覧会は、昨年秋にイタリアで開催されたヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展日本館の企画を帰国展として開催したものである。
 おたくをアート、カルチャーとして取り上げた展覧会として、イタリア、日本両国で話題になった。現在開催されている同展であるが、非常に高い人気となっており多くの観客が写真美術館に訪れている。3月5日の午後には、来場者が会場に入りきれなくなり入場制限が行われ最大1時間以上待ちの状態になった。
 また、同じ写真美術館で開催されている文化庁メディア芸術祭展も多くの観客で賑わっており、会場内の一部では移動が困難なほどであった。文化庁メディア芸術祭展は先週末の来場者数が土曜日、日曜日で1万人を超える人気であった、今週末も多数の来場客が足を運びそうだ。
 『OTAKU』展は、先週のNHKの美術番組『新日曜美術館』でも特集として取り上げられ朝と夜の時間に2度に亘って全国放映されている。日曜美術館の特集に取り上げられた展覧会が翌週の観客動員数が急上昇する所謂日曜美術館効果もあったかもしれない。
 同展覧会の会期は、美術展としては比較的短く3週間足らずとなっている。会期は13日で終了するが、話題性のある展覧会でもあり会期終了まで人気は続きそうである。

東京都写真美術館 
『おたく:人格=空間=都市』 
文化庁メディア芸術祭 
otaku
文化庁メディア芸術祭ブログ 

アマゾンへのリンク
『おたく:人格=空間=都市』

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2005年03月02日
話題 ]
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宮城県からジブリにアプローチ

 3月3日の毎日新聞によれば、宮城県知事の浅野史郎知事は今年の9月に開催される『みやぎ県民文化創造の祭典』へスタジオジブリに参加するよう呼びかける意向である。『みやぎ夢大使』に任命されているジブリ創設者の一人尾形英夫さんらが呼びかけ県知事との対談などを実現したいといしている。また、ジブリ美術館の作品による展示会も開きたいとしている。
 宮城県は12月の県議会でも、スタジオジブリを誘致してテーマパークを作れないかといった構想を表明している。今回の動きは、そうした構想も背景にしたアプローチでもあるのだろう。しかし、ジブリと自治体の関係で言えば、2003年に福岡市の人口島にジブリのテーマパークといった話が一人歩きし問題になったことがあった。理念を大切にするジブリをいかに説得するかよって今後の展開も変ってくるだろう。

毎日新聞の記事 
みやぎ県民文化創造の祭典:浅野知事「ジブリ参加を」関係者に呼び掛けへ

『サツキとメイの家』1日で3月、4月分完売

 日刊紙各紙の報道によれば、今月25日から開催される愛知万博 愛地球博で再現される『となりのトトロ』の主人公の家を再現した『サツキとメイの家』の3月、4月予約が本日開始されたが、開始から5時間で37日分(約3万人)が完売になった。『サツキとメイの家』は、観客がゆっくりと見られるよう一日800名の完全予約制を導入している。会期中全てを通しても入場可能人数は10数万人であるため、今後も人気を呼びそうである。
 5月以降の予約は前月の1日午前10時より行われる予定である。一部では、博覧会の会期終了後に移転し恒久施設に出来ないかとの意見も出始めているようだ。

愛知万博 愛地球博公式サイト 
サツキとメイの家 

『ハウルの動く城』観客1422万人 邦画で歴代2位

 こちらも各メディアが伝えているが、現在公開中の宮崎駿監督の『ハウルの動く城』の観客動員数が3月1日までに、1422万人を超え『もののけ姫』を抜いて邦画の観客動員数歴代2位になった。1位は同じ宮崎監督の『千と千尋の神隠し』の2350万人である。

ハウルの動く城公式サイト 

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2005年03月01日
教育 ]
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 文部科学省が明らかにした昨年12月の全国の公私立大学の学部、学科の新設の中に大阪芸術大学の芸術学部キャラクター造形学科が含まれていることが判った。キャラクター造形学部はマンガ制作やアニメーション制作、ゲームデザインを学ぶための学科になる。これに伴い、大阪芸術大学は現在ある芸術学部音楽教育学部を廃止する予定である。

 子供人口が減っている現在は、単純な学部、学科の増設は国によって認められないケースが多いと言われている。そのため、大学は新学部、学科を増設する際に既存の学部・学科を廃止、または衣替えして対応することが多い。今回の大阪芸術大学もそうした例のひとつであろう。
 また、認められる学部・学科も国の政策と意向が反映するケースが多い。その結果、これまでも80年代には国際関連、90年代には情報関連の学部・学科が増えるなどのトレンドが見られた。そういった意味では、アニメ、マンガ、ゲームといったコンテンツ関連分野に国が力を入れている今のトレンドはコンテンツ関連の新学部、学科といえるだろう。

大阪芸術大学 
文部科学省 

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