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2005年05月31日
映画 ]
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 5月第4週末の劇場映画興行成績が公開されている。このなかで5月28日に全国公開された『機動戦士Zガンダムー星を継ぐ者―』が予想を大きく超える大ヒットで興行成績第3位になっている。
 1位は圧倒的な勢いを維持し続けるフジテレビ製作の『交渉人真下正義』、2位はやはり先週末から公開になったクリントイーストウッドの最新作『ミリオンダラーベイビー』であった。『Zガンダム』は順位こそ3位であるが、公開劇場数から考えると予想を遥かに上回る大ヒットである。
 『Zガンダム』の劇場数は80館あまりで、全国公開というにはかなり少なかった。例えば、同じ28日に公開した『ミリオンダラーベイビー』の劇場数は250館以上、4位で3週目の『キングダム・オブ・ヘブン』が300館以上、5位で2週目の『炎のメモリアル』はおよそ260館である。単純に計算しても『Zガンダム』の劇場の稼働率は『キングダム・オブ・ヘブン』や『炎のメモリアル』の3倍から4倍以上にもなった。

 同じアニメ作品では、4月の第3週の『ふたりはプリキャアマックスハート』が上映館百数十で初登場4位になった際にも、予想を大きく上回る健闘、大ヒットといわれたことから考えれば『Zガンダム』の勢いの凄さが理解出来る。
 今回の大ヒットは、ガンダムブランドの大きさをアニメ市場やキャラクター市場で再認識させると伴に、秋に公開が予定される『Zガンダム』第2部やその後の第3部にもよい影響があるだろう。
 『機動戦士Zガンダムー星を継ぐ者ー』の公式サイトでは、5月30日付で富野由悠季監督が“満員御礼申し上げます”と題して今回の映画の大ヒットに対するファンへの感謝の気持ちを述べている。

興行成績はこちらでご確認ください。
http://movie.nifty.com/as/column/movie_685/1.htm

機動戦士Zガンダムー星を継ぐ者ー公式ページ 
   富野由悠季監督の満員御礼

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2005年05月29日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 『ハウルの動く城』の米国公開がいよいよ迫ってきた。6月10日の限定公開、そして後の6月17日からは全米に拡大公開される予定になっている。この公開に先立ってニューヨークとロスアンゼルスの2箇所でプレミア公開が準備されている。ニューヨークは、MOMA(ニューヨーク近代美術館)による宮崎駿氏と高畑勲氏の業績を振り返るシリーズ上映会の目玉として上映されることになる。
 この6月6日のMOMAでのプレミア試写会には、26日のディズニースタジオの発表によれば、日本から『ハウルの動く城』の宮崎駿監督と鈴木敏夫プロデューサーの両氏が参加することが決まった。また、両氏以外にディズニースタジオ社長のディック・クック氏、女優のローレン・バコール氏、ジーン・シモンズ氏、エミリー・モティマー氏、映画監督のブライス・ダナー氏、作家のグロリア・スタイネム氏らが出席するなど豪華な顔ぶれとなる。

 一方、6月9日にロサンゼルスで行われるプレミア試写会はハリウッドのエル・カピタンシアターで行われる。エル・カピタンシアターはディズニーグループの旗艦劇場として知られている。この劇場でプレミア上映を行うことはディズニーが『ハウルの動く城』を重要視していることの現われであるともいえるだろう。エル・カピタンシアターでの上映は6月10日から19日まで続き、ハリウッドで1、2を争う劇場で『ハウル』が2週間に亘り上映されることになる。
 また、このほかサンフランシスコ近郊のバークレーでは、地元のカリフォルニア大学バークレー校にあるバークレ美術館の『アニメ芸術:スタジオジブリ(THE ART OF ANIME: STUDIO GHIBLI)』と題した上映シリーズの中でも公開に先立ち上映会が行われる。

 『ハウル』の全米での上映館数だが、当初700館から800館の劇場で公開とされていたが、現在のところ6月10日の限定公開(ニューヨーク、ロスアンゼルス、サンフランシスコ)以上の詳しい内容は公表されていない。しかし、の6月初めから23日までは、『ハウル』の配給を手掛けるブエナビズタはこれといった主要映画の上映の予定がない。6月24日からは、コメディー映画の『ハーヴィー』が全米公開の予定とされているが、特別強力な作品でないことから出足の動員数を見た上で柔軟に対応することが考えられる。
 少なくとも、今回は公開に合わせてのMOMAでの特集や、ジブリ関連のDVD発売を集中的に行うなど、ディズニーがこれまで以上に『ハウル』に力を入れており、宮崎作品としてこれまで以上の結果が期待出来そうである。より大きなヒットに繋がるかどうかは、今週より4000館を超える劇場でスタートしたドリームワークスの『マダカスカル』とどういった差別化がはかれるかにかかっている。

ハウルの動く城公式サイト(米国) 
MOMA(ニューヨーク近代美術館) 
エル・カピタンシアター 
UCB バークレー美術館 

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コミック ][ 海外:米国 ]
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 米国のコミック関連情報サイトICV2によれば、5月の初めビズメディアから発売された『鋼の錬金術師』の米国版コミックは、グラフィックノベル部門のチャート1位を今週も維持し、4週連続の1位を維持した。この結果はニールセンブックスキャンの5月22日最終の結果によるもので現段階では2005年で最も長く1位を維持した作品になっている。
 しかし、年間1位は現在のところ『スターウォーズエピソードⅢ/シスの復讐』であるという。また、今週は『フルーツバスケット第9巻』が順位を急上昇させていることから、来週も『ハガレン』が1位を維持するのは難しそうだとICV2は伝えている。

ICV2の記事 Full Metal Alchemist Still on Top

Vizメディア 

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2005年05月26日
話題 ]
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 愛知万博で展示をされ、万博後の行方を巡って激しい誘致合戦の続いている『サツキとメイの家』だが、その誘致合戦がますます白熱化してきたようだ。中日新聞の5月24日の報道によると、前回当ブログの中で誘致活動を行っていると上げた4自治体(三鷹市、東村山市、所沢市、岐阜県上石津町)に加えて、岐阜県郡上市、山梨市、豊田市、三重県桑名市の4自治体が名乗りを上げている。さらに、中日新聞は、地元で要望の声が強まれば愛知県も保存に手を上げるはずであるとの声を紹介している。 まさに、取り合い状態の様相を呈しているが、万博後の行方は未定である。

 人気施設と話題性の大きい施設だけに実際移築され公開されれば、地元への集客効果は計り知れない。しかし、一方で記事ではかなりの金額に上りそうな施設の維持費について触れている。
 『サツキとメイの家』は、万博での建設費、維持費に3億円がかかっているという。直接に触れる施設だけに修繕費がかり、人件費だけでも月に1千万円以上、施設に置かれた昔の歯ブラシは1本6000円だと紹介している。

 こうした維持費や運営費のための採算性を考えると交通の便のため集客力が発揮できない地方都市は、地元負担を考えると現実性は小さいかもしれない。そうであれば、人の集まり易い都市圏の自治体が運営上は有利になる。
 あるいは、万博会場にそのまま公園施設として残すのであれば、初期費用もかからず運営もし易いだろう。しかし、最もファンにとって便利なのはジブリ美術館の近辺にしかるべき用地を確保してジブリ美術館と合わせて見学出来ることかもしれない。

中日新聞の記事 閉幕後の長久手何残す?

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2005年05月24日
イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 7月31日から8月4日まで米国・ロサンゼルスで開催されるSIGGRAPH 2005のうちCGアニメーションフィティバルの詳細がSIGGRAPH 2005公式サイトで発表された。フィスティバルでは、最近、米国で大ヒットしたドリームワークスの『マダガスカル』をはじめとし、世界各地から応募された560作品から68作品にまで絞られた入賞作が上映される。この中から各賞の受賞作が選ばれることになる。
 日本からは京都精華大学の赤山仁氏の『Dice』、CAD CENTER CORPORATIONの『Recapturing the Lost Colors of BASARA (abbreviated version)』、スクウェア・エニックス松野泰己氏の『Final Fantasy XII』、ポリゴンピクチャーの『Samuroid Zero』、YKKAPコマーシャルの『"Evolution』の5作品の出品が決まっている。国別の出品作品では、地元米国のほかフランスを中心とするヨーロッパ勢の作品が目立ち存在感をアピールしている。また、韓国や台湾といった東アジアからの出品も見られる。

 SIGGRAPHは、コンピュターグラフィックスの世界的イベントとして知られているが、元々は米国コンピュター学会によるコンピュターグラフィックス学会と展示場が規模を拡大したものである。論文発表のほか、アートや教育プログラムなど幅広い範囲を網羅しており、CGアニメーションフィティバルもその一環として開催されており、。最も人気のあるイベントのひとつとして知られている。
 CGアニメーションフィティバルは、CGアニメーション作品を集中的に紹介しているが、CGアニメーションにおけるこのフィスティバル権威はかなり高い。ここで入賞のうえ上映され、さらに受賞作品に選ばれることはCGアニメーションの世界で非常に高く評価されることになる。
 
SIGGRAPH2005 

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アニメ音楽 ]
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 国内大手の音楽会社ソニーミュージックは2005年5月24日からアニメ音楽の専門サイト『Sony Music "ANIME" Songs』をオープンした。サイトでは、ソニーミュージックが扱うアニメ作品の主題歌やエンディングのさわりが聴けるほか、ダウンローで購入することが出来る。こうしたダウンロードには、ソニーミュージックネットワークスの運営するbitmusicを利用することになる。
 主な取り扱い作品は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『交響詩篇エウレカセブン』、『NARUTO-ナルト-』などである。

Sony Music ANIME" Songsサイト 
ソニーミュージックオンラインサイト 
ソニーミュージックグループ 
bitmusic  

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2005年05月22日
イベント情報 ]
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 7月に開催される第44回日本SF大会HAMACON2の企画の一部公開されている。その中の企画として『押井守「立喰師伝」を語る』が紹介されている。タイトルから考えれば押井守氏が出席すると考えられそうだが、こうした企画は常に予定に過ぎない。しかも、2001年幕張での第40回日本SF大会未来国際会議では、『押井守学会』をドタキャン(?)の前歴もあるだけに少し疑心暗鬼ではある。
 しかし、パネルの紹介によればこのトークイベントのため本邦初公開の「立喰師伝」のメイキングビデオまで準備するとか。司会の大森望氏に加えてさらにあっ!という人物と出演交渉中であるという。かなり期待出来そうである。
 また、押井氏関連の流れから行くと、既に4月30日に締め切られた今大会のオープニングアニメコンテストの審査委員長を、プロダクションIG社長の石川光久氏が務めている。他の審査委員は、出渕裕氏、井上博明氏、いのまたむつみ氏、大野修一氏(『アニメージュ』編集長)、野田昌宏氏、福井晴敏氏、水野良氏といった豪華メンバーになっており、7月16日の大会で行われる講評会に出席の予定である。

第44回日本SF大会 

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2005年05月20日
コミック ][ 海外:米国 ]
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 米国のコミック情報サイトICV2によれば、5月の第1週に米国のグラフィックノベル部門売上高第1位に初登場した米国版『鋼の錬金術師は3週連続1位を獲得した。記事によれば5月15日最終のニールセンブックスキャンの調査で3度目のトップになったとしている。2位は今週末に全米公開をされた人気VFX作品『スターウォーズ/シスの復讐』のグラフィックノベル版であった。 

ICVの記事 Full Metal Alchemist Tops Bookstore Sales

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2005年05月19日
イベント情報 ]
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 押井守監督の実写映画の代表作である『Avalon』が、「フラッシュバック/フラッシュフォワード:過去への視線」と題された映画シリーズとして上映される。このシリーズは、海外向けに日本の巨匠作品を紹介する国際交流基金の活動の一環で、英語字幕つきでそうした作品を上映するものである。
 この中で押井守監督もアニメや実写を超えた映画の巨匠として取り上げられ、『Avalon』は溝口健二監督の『雨月物語』や黒澤明監督の『わが青春に悔いない』などともに上映される。
 しかし、作品上映後の社会学者上野俊哉氏、マギル大学教授トマス・ラマール氏を交えた座談会のタイトルは『すべての映画はアニメになる』となっている。アニメーションと実写、一般には異なると思われがちな映像表現双方に携ってきた押井監督独自の映像表現論も期待出来そうな内容である。
 また、『Avalon』はスクリーン上映されることが少ない作品のため、大画面でみる貴重な機会ともなるだろう。

フラッシュバック/フラッシュフォワード:過去への視線
日時:2005年6月24日
会場:赤坂・国際交流基金フォーラム
18:00~「Avalon」(106分/35mm上映)
20:00~ 座談会
“すべての映画はアニメになる”(ゲスト:押井守、上野俊哉、トマス・ラマール)
共催:キネマ倶楽部
企画・運営協力:特定非営利活動法人東京フィルメックス実行委員会事務局

詳しい情報こちら
 過去への視線を国際交流基金フォーラムで開催!

特定非営利活動法人東京フィルメックス 
国際交流基金 
押井守公式サイト 

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海外:中国 ]
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 中国情報のオンラインサイト中国情報局は、サーチナーマーケティング社のリサーチ結果として、中国全土と主要都市における日本キャラクターの認知度について伝えている。記事に寄れば、中国で最も認知度の高い日本キャラクターは『クレヨンしんちゃん』の認知度77%で、『ちびまる子ちゃん』がそれに続いているという。しかし、認知度は上海で『クレヨンしんちゃん』が高く、北京では『ちびまる子ちゃん』が高いという地域性があるとしている。
 その後は、『ドラえもん』、『名探偵コナン』、『ドラゴンボール』、『セーラームーン』と続き、『ガンダム』、『ガンダムSEED』の認知度は低迷しているとしている。

 上記の調査結果だが、ほとんどの作品が5割を超える認知度を持たれているのは驚かされる。中国において日本のキャラクターの消費者に対する吸引力はかなり高いといえるだろう。
 ここで興味深いのは、欧米ではさほど人気がない『ちびまるこちゃん』や『ドラえもん』の認知度が高いことだ。こうしたところに、日本と同じアジア的なの感覚が感じられる。『ドラゴンボール』や『セーラームーン』の認知度の高さは、この作品が世界どの国でも愛されるコンテンツであることを示している。
一方、日本で人気の高い『ガンダム』シリーズの認知度が極めて低いことも興味深い。日本に較べて『ガンダム』や『ガンダムSEED』の認知度が低いのは、おそらく欧米でも同様である。日本における『ガンダム』の人気は、作品の内容と同時に、作品が時代と共に育って来たという社会性に求められるのでないだろうか。

中国情報局 知名度高いキャラクターは「クレヨンしんちゃん」

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2005年05月18日
海外:米国 ]
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 米国ニューヨークにあり近現代美術の殿堂として知られているMOMA(ニューヨーク近代美術館)は、本年6月に『宮崎駿と高畑勲:マスター・オブ・アニメーション』と題した連続上映会を開催する。
 この上映シリーズは、宮崎駿氏と高畑勲氏の業績を辿るもので『太陽の王子ホルスの冒険』、『アルプスの少女ハイジ』といった1960年代作品から『もののけ姫』、『火垂の墓』といったジブリ作品まで13作品が含まれている。また、一般公開の6月10日に先立って6月5日に上映される『ハウルの動く城』は東海岸におけるこの作品のプレミア上映会となる。上映シリーズは6月3日から30日まで。今回の企画は、国際交流基金、MOMA国際協議会のほかウォルトディズニースタジオがスポンサーとなっている。

MOMA ニューヨーク近代美術館 
ハウルの動く城公式サイト(米国) 

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2005年05月17日
コミック ]
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 5月16日国税庁により開示された毎年恒例の高額納税者番付が話題を呼んでいる。ここでは各分野別にした際、そのほか部門として伝統芸能の家元や宗教家と一緒にされてしまう漫画家を個別に取り上げてみる。

 漫画家部門の1位は、昨年に引き続き高橋留美子氏であった。『うる星やつら』から『らんま1/2』まで過去20年以上に亘り途絶えることのない人気を維持する実力を見せつけている。2位は名探偵コナンの作者である青山剛昌氏、3位は『NARUTO』の人気の急上昇を反映して岸本斉史氏が躍進した。
 こうした高額納税者番付は税金対策をしている人としてない人、あるいは個別の要因でまとまった収入があった場合などもあり、実際の収入を反映していないとの意見もある。しかし、一般的な傾向を見るのには役立つであろう。
 漫画家部門に限れば、漫画家部門としているが、そのランキングと収入が作品のアニメ化やキャラクター商品の売上げと深く結びついていることが判る。漫画家部門の上位4氏は、全て代表作がTV放送で人気を得たうえで、劇場アニメの展開をした作品であることがこれを示している。
 また、5位の河井氏と9位やなせ氏はハム太郎とアンパンマンという子供向けの強力なキャラクターの作者であり、版権収入が大きな収入であったことを伺わせる。そうした意味では、アニメ化されているもののキャラクター商品の少ない浦沢氏や井上氏は漫画自体が主な収入源と考えられる数少ない漫画家長者と言えそうだ。

 一方でアニメ制作に限っていえば、監督、アニメーター、アニメ関連企業の経営者まで含めても一人も番付に顔をだしていない。ゲーム部門ではゲーム作家の堀井雄二氏が人気漫画家に匹敵する収入となっており、企業人の中でもセガサミーの里見氏、任天堂の山内氏、ナムコの中村氏などのオーナー経営者の名前を番付に発見することが出来る。アニメがビジネスになると言われながらも、アニメ制作の最前線にはその見返りは達していないといえる。
 個人情報の保護の観点から、国税局によるこうした高額納税者の公表は来年度から行わない可能性が強い。今後、現在成長している上場アニメ関連企業の経営者が漫画家やゲーム企業の経営者に匹敵する収入を得ることが出来たのか一般に公開されることはないだろう。

漫画部門長者番付 括弧内は代表作
1位 高橋留美子 (犬夜叉)
2位 青山剛昌  (名探偵コナン)
3位 岸本斉史  (NARUTO ナルト)
4位 堀井雄二  (ドラゴンクエスト)*ゲーム作家
5位 河井リツ子 (とっとこハム太郎)
6位 浦沢直樹  (MONSTER)
7位 井上雄彦  (SLAM DANK)
8位 赤塚不二夫 (天才バカボン)
9位 やなせたかし(それいけアンパンマン)
10位 車田正美  (聖闘士星矢)

アニメ・ゲームコンテンツ関係の企業人(職業/納税額)
里見治   (セガサミー会長/8億5000万円)
山内溥   (任天堂相談役/4億8000万円)
中山隼雄  (元セガ社長/4億円)
中村雅哉  (ナムコ会長/3億7500万円)
植村伴次郎 (東北新社会長/8300万)
野間佐和子 (講談社社長/7300万)
角川歴彦  (角川書店会長/5500万)
 数字はスポーツニッポン5月17日を参照

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国のバラエティ誌は、1982年に製作されたパペットアニメーションの名作『ダーククリスタル』の続編が製作される見込みだと伝えている。企画を立てているのは第1作目を世に送りだした米国のHenson社で、タイトルは『パワー・オブ・ダーククリスタル』になり、第1作目の脚本を手掛けたデイビッド・オデル氏とアネット・ダフィ氏が関わっている。しかし、監督は未定だとしている。
 『ダーククリスタル』は、80年代に人形を使った大作映画として話題を呼んだ作品である。異世界を舞台に善と悪の対決をクリチャーの人形で表現をした作品は、今でも世界中に熱狂的なファンを抱えている。
 この続編は、アニマトロニックの技術とCGアニメーションが組み合わせられることになる。映画完成ののちにはテレビアニメやゲームの展開も図りたい意向である。今年の秋には製作に入る予定になっている。

 『ダーククリスタル』だけでなく、最近ではCGアニメーションの古典である『トロン』のリメイクの話も浮上している。これはハリウッドの原作コンテンツ不足というより80年代という時代を振り返るノスタルジーのほうが強いようだ。
 かつて『ダーククリスタル』や『トロン』といった今ではカルトと呼ばれる作品を愛した若者が、今やそれを懐かしむようになり、映画製作はそうした時代の空気を掴んでいるのだろう。

バラエティ 
Henson社 

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2005年05月15日
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 5月14日、15日の2日間に亘りロンドンのエクセルコンベンションセンターで開催されたロンドンMCM EXPO(The London MCM Expo)にて、日本スタイルの漫画コンテストが開催された。このコンテストは、マンガアートコンペティション・アット・ロンドンエクスポと名付けられたもので、ロンドンに本拠を持つスノードロップ社によって主催されている。
 賞は、ベストオリジナルキャラクター賞とベストファンアート賞の2部門がそれぞれ16歳以上と15歳以下に分かれ、計4部門から成る。優勝者には70ポンド相当のマンガが贈られるという。

 ロンドンMCM EXPOは、SFやホラー番組からスポーツ選手、芸能人、マンガまでのサブカルチャーを総合的に扱うコンベンションである。MCMの頭文字は、それぞれMOVIE、COMIC、MEDIAを示している。世界各国で勢いを増す日本のポップカルチャーもマンガ、アニメを中心に取り上げられている。

ロンドンMCM EXPO  
  アニメコーナー 

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2005年05月13日
賞/コンテスト ]
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 5月11日に講談社は毎年自社発行の雑誌に連載されている漫画から優れた作品を選出する第29回講談社漫画賞が発表されている。作品は児童部門、少年部門、少女部門、一般部門に分かれており以下の作品が受賞した。審査員は、内館牧子・軽部潤子・きうちかずひろ・さだやす圭・七三太朗・弘兼憲史・深見じゅん各氏7人であった。
 講談社漫画賞は、講談社系の雑誌から選ばれる賞として高く評価されている。一方、講談社と共に出版界を2分する小学館は独自の『小学館漫画賞』を設けている。小学館グループからの受賞が主体だが、昨年はスクウェア・エニックスから出版されている荒川弘氏の『鋼の錬金術師』も受賞している。こちらはより幅広い作品のための賞に変革中であるといえるだろう。

第29回講談社漫画賞
児童部門:『シュガシュガルーン』: 安野モヨコ (なかよし)
少年部門:『capeta』 曽田正人 (月刊少年マガジン)
少女部門:『おいピータン!!』 伊藤理佐 (Kiss)
       『恋文日和』 ジョージ朝倉 (別冊フレンド)
一般部門:『ドラゴン桜』 三田紀房 (モーニング)

 また、同じく11日に日本漫画協会が毎年幅広い漫画出版から受賞作品を選出する第34回日本漫画協会賞の受賞者も発表されている。受賞作品は大賞に森田拳次氏『私の八月十五日』と吾妻ひでお氏『失踪日記』に決まった。他の受賞作品は下記の通りである。
 日本漫画協会賞は、プロ・アマ・国籍・年齢・性別・ジャンルを問わない幅広い作品の中から作品を前年の1月から12月に制作もしくは発表された作品から選ばれる。これまで大賞には『アンパン』、『マンガ日本経済入門』、『風の谷のナウシカ』、『ゴルゴ13』などが受賞をしている。

日本漫画協会賞
大賞  『私の八月十五日』 森田拳次
     『失踪日記』 吾妻ひでお
特別賞 『まんがマン復刻版』 大坂ときを
     『画業半世紀一峰大二大全集』 一峰大二
     『漫画で描く日本の祭り』 平野勲
文部科学大臣賞 藤子不二雄(A)

講談社漫画賞 
小学館漫画賞 
日本漫画協会 

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話題 ]
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 テレビ東京系にて放映中の河森正治監督『創聖のアクエリオン』公式サイトは、ファンサイト・ブログ向けの画像素材の無料配布を行っている。So-netの会員登録をすることで、豊富な画像を自分のサイト用に自由にダウンロードすることが可能になっている。
 こうした画像素材は、通常は報道資料としてマスメディアに配布されることはあっても、個人利用に提供されることはない。そのため現在は個人サイトの多くは、たとえ作品を応援するサイトでも作品の画像利用を行っていない。あるいは、テレビ画像をPCに落としたものや雑誌からコピーした画像やキャラクターを利用している。言うまでもなくこれらは違法行為である。
 しかし、商業目的でないこうしたサイトは番組の宣伝にはなっても、企業に対して商業的な損害を与えていない。今回の試みは、こうした状況の中で企業側、個人側に双方にメリットのあるユニークな試みといえるだろう。

 今回の配布で、企業側にとっては画像の利用の促進によって自社番組の活性化という効果が見込める。また、ファン向けの新たな試みとして話題を呼ぶだけでなく、ファンからも好意的に受け取られるはずである。それはまた、番組の人気にも跳ね返ってくるだろう。さらに、違法な画像流通を抑制する一方で、会員登録することで画像の利用者をある程度管理することが可能になる。
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 ファンの側からすれば、後ろめたい気持ちで違法画像を利用することなく、種類の豊富な品質の良い画像を利用することが可能になるというメリットがある。勿論、今回の試みにも問題がないわけではない。一度配布された画像は、その先の流通を管理することが出来ないからだ。例えば画像がアジアの他国で海賊版のための再利用される可能性はあるだろう。しかし、そうしたリスクを承知でのうえでの今回の試みは大きく評価するべきであろう。
(C)K・S/A


創聖のアクエリオン公式サイト
 
ダウンロードサイト 

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2005年05月12日
新発売/新作 ]
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 5月9日に東京大学安田講堂で「東京大学大学院情報学環コンテンツ創造科学産学連携教育プログラム」公開講座の一環としてプロダクションI.Gの石川光久社長、押井守監督らを中心とした『アニメーションの最前線を語る』と題された講演が開催された。あわせて10月よりMBS・TBS系で放映されるプロダクションI.G制作の『Blood+』の制作発表会が行われた。
 今回、注目すべきなの『Blood+』が土曜日6時というアニメ番組のゴールデンタイムといえる時間に放映されることである。この時間帯は『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや『鋼の錬金術師』といった大ヒット作品を送りだして来た時間帯である。
 この時間に、マニアには受けても一般には知名度が低いプロダクションI.Gの作品を持ってきたことは一見すると冒険にみえる。しかし、その背景には深夜帯でヒットを続ける『攻殻機動隊Stand Alone Complex』シリーズの実績があるだろう。さらには、プロダクションIGのビジネスの方向性の大きな転換もある。昨年の大作劇場アニメ『イノセンス』の公開後、プロダクションIGはこれまでのハイクオリティーだがマニア向けと思われていた会社のイメージを一新しつつある。
 それは最近のキリンレモンのCMアニメやテレビ朝日スーパーベースボールのオープニングアニメの制作を手掛けたことや、米国カートゥーンネットワーク向けの『IGPX』の制作に見て取れる。手堅いけれど広がりに欠けると思われていたマニア向けの作品からさらに大衆市場、海外市場に向かうことで拡大を図っていこうとしているようだ。
 しかし、その拡大の中にもこれまでのI.Gのテーストは色濃く残っており、I.Gのカラーを残したうえでこうした市場に参入したいという考えがあるようだ。それは、土曜の6時に敢えてマニア向け作品であった『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の展開作品を選んだことでも理解出来る。

 1980年代後半より日本のアニメはマニア向けと大衆向けとの極端な分化が進み、ムーブメントとして社会を巻き込んだヒットアニメが生まれ難くなっている。『Blood+』が放映される時間帯で先に放映された『機動戦士ガンダムSEED』や『鋼の錬金術師』は、そうした分断の一部突き崩することで大ヒット作品となり得た。『Blood+』が、こうした流れをさらに決定づけるのかが気になるところだ。
 そして、マニア向けの会社と思われてきたたプロダクションI.Gがマニア向けも大衆向けも制作出来る新しいタイプのアニメスタジオに脱皮出来るかも注目である。

Blood+公式ページ 
プロダクションI.G 

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2005年05月11日
賞/コンテスト ]
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 朝日新聞主催で、日本のマンガ文化の発展に貢献した人物に与えられる第8回手塚治虫文化賞が発表された。大賞には鉄腕アトムのエピソードを自分流にアレンジして話題を呼んだ浦沢直樹氏の『PLUTO(プルートウ)』選ばれた。浦沢氏の同賞受賞は1999年の『MONSTER』に続いて2度目になる。また、斬新な表現、テーマ、才能に与えられる新生賞はこうの史代氏の『夕凪の街 桜の国』が、短編賞は西原理恵子氏の『上京ものがたり』、『毎日かあさん』に特別賞はマンガ企画の展示や資料収集活動を行っている川崎市民がそれぞれ受賞した。
 こうの氏の『夕凪の街 桜の国』は、文化庁メディア芸術祭のマンガ部門の大賞受賞に次ぐ2つめの受賞となる。また、大賞の『PULUTO』は作品のクオリティーの高さ、斬新さ、そして手塚治虫作品のリメイクという点で同賞に相応しい受賞といえる。

 手塚治虫文化賞について面白いのは、この選考方法と各賞決定に至るまでの経緯が朝日新聞上で開示されている点である。具体的な選考は、まず一般読者やマンガ関係者による推薦作品が選ばれる。それを元に8人の選考委員(荒俣宏、いしかわじゅん、香山リカ、呉智英、清水勲、関川夏央、マット・ソーン、萩尾望都各氏)が15点の持点を1作品最高5点までで複数の作品投票し候補作品を選ぶ。しかし、最終審査では得点は参考にとどめるだけで話合いによって決定される。
 こうした、選考過程の開示は芥川賞や直木賞に代表される文芸関係の賞の選考システムが参考にされているようだ。この選考経緯を読んでみると、受賞した作品が満場一致だったのか、賛否両論だったのか、最後まで賞を争った作品は何だったのか判る。
 
 選考経過によると今回の選考では当初より『PULUTO』が独走していたが、より多くの受賞者を出すべきとする考え方から2度目の受賞になる浦沢氏を選ぶべきかの議論があった。また、一部で近藤ようこ氏の『水鏡綺譚』の大賞を推す声があったとしている。さらに、選考委員の作品への得点の振り具合から萩尾望都氏がここ数年今市子氏の『百鬼夜行抄』を推していることや、荒俣宏氏が『テレシコープラ』を推していることなどが判り作品の各選考委員の評価に対する姿勢が垣間見え興味深い。

手塚治虫文化賞 http://www.asahi.com/tezuka/

第9回大賞ノミネート作品 (リンクはアマゾンに繋がっています)
水鏡綺譚』 近藤ようこ
団地ともお』 小田扉
のだめカンタービレ』 二ノ宮知子
ヒストリエ』 岩明均
百鬼夜行抄』 今市子
PLUTO プルートウ』 浦沢直樹・手塚治虫                
舞姫テレプシコーラ』 山岸凉子
夕凪の街 桜の国』 こうの史代
リアル』 井上雄彦

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コミック ][ 海外:米国 ]
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 米国のコミック情報サイトICV2によれば、米国で発売された荒川弘氏の『鋼の錬金術師』コミック第1巻が売上げチャートで第1位になった。このチャートは、本屋での売上げチャートを集計しているブックスキャンによるもので、5月第1週のグラフィックノベル部門の第1位であったという。また、『ハガレン』はグラフィックノベル部門だけでなく、全カテゴリーを含んだペーパーバック部門全体でも13位につけた。
 ICV2によれば、現在の『ハガレン』の人気を受けて6月にはコミックの第2巻、9月には第3巻が発売される予定である。また、同時期のグラフィックノベル部門の第2位はクランプの『TUBASA』第5巻であった。

 米国では『鋼の錬金術師』のテレビ版が、昨年の10月より大手ケーブルテレビ放送局アダルトスイムの深夜枠で放映が開始されている。前評判どおりの高い人気を獲得しており、女性視聴者を含めた高い視聴率を獲得している。
 また、今年の2月よりDVDの発売開始が始まり、さらに、1月にはプレイステーション向けのゲームソフト『鋼の錬金術師 翔べない天使』が発売されている。現在、米国市場で最も積極的にメディアミクスの展開がされている日本アニメといえるだろう。こうした展開のなかでどこまでファン層を拡大出来るかが、今後の展開の鍵であろう。

ICV2の記事 Full Metal Alchemist' Stokes Bookstore Sales

米国版『鋼の錬金術師』の発売元 Viz media 
鋼の錬金術師英語版公式サイト 

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2005年05月07日
海外:ヨーロッパ ]
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 4月23日、24日にスイスでは初めてという日本アニメ・マンガに特化したイベント『ポリマンガ』が、スイスのローザンヌで開催された。日本経済新聞によれば、ポリマンガは約5000人のファンを集め、大盛況であったという。またイベントには『lain』のキャラクターデザインで知られる安倍吉俊氏が日本から参加した。今回の成功を受けて来年にはポリマンガの第2回大会が予定されている。

 ヨーロッパの小国スイスで第1回大会から5000人もの参加者を集めたというのは正直驚きである。ヨーロッパの日本アニメのファン活動については情報不足で確かなところが不明なのだが、日本のものに限定して1万人を超えるイベントはほとんどないはずである。
 最もよく知られた日本アニメ・マンガ関連のイベントは、毎年夏にパリで開かれるジャパンエキスポで2004年の実績は3日間で41,000人であった。ドイツでは、アニメマジック、CONNICHIというイベントがあるが共に会場規模の制約から入場者を数千人規模に制限しているため数万人規模のイベントには育っていない。
 今回の『ポリマンガ』の成功が、日本の同人誌イベントや米国のコンベンション型イベントのような大きなマンガ・アニメのイベントに育ってくる兆しなのか判らない。しかし、これまで人気がある割にファンの大きな動きが見られなかったヨーロッパ市場にも何らかの変化があるのかもしれない。
 
(情報元 日本経済新聞 湖畔の街におたく5000人集結

《追記 5月11日》
 上記に記事の中で触れましたドイツのイベント『CONNICHI』の主催者からイベントのプレスをいただきました。プレスによれば、昨年9月にドイツ・カッセル開催された第3回大会の来場者数は7,500人でドイツ語圏最大の日本アニメ・マンガイベントになります。
 今年の大会は9月16日から18日同じくカッセルで開催され、昨年以上の来客を見込んでいるとしています。 記事の中で触れた入場者数の制限には触れられていないため、現在は行っていないようです。

ポリマンガ 
ジャパンエキスポ  (本年中止、次回2006年開催予定)
今日(CONNICHI) 

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海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 米国で『Mr.インクレディブル』のビデオグラム(DVD/ビデオ)の売上高が記録的な数字に達している。米国の通信社ロイターによれば3月の販売開始以来の『Mr.インクレディブル』のビデオグラムの売上げ枚数は、米国内だけで既に1770万枚を販売したという。これは、合計で3000万枚以上販売した『ファインディング・ニモ』次ぐ規模になる見通しだという。
 また、5月5日に発表されたピクサーの第1四半期の決算は、この『Mr.インクレディブル』のビデオグラムの好調な売上げを背景に売上高が1億6120万ドル、利益は8190万ドルといずれも前年同期比の約3倍と極めて好調であった。

 こうしたディズニーを中心とするアニメのビデオグラム(DVD、ビデオ)が記録的な売上げをあげる一方で、米国市場での日本アニメのビデオグラムの売上げは通常は1作品当たり数万枚単位に過ぎない。また、日本アニメの米国の全ビデオグラムの売上げに占める割合も1%程度にとどまっている。
 近年、米国市場での日本アニメの台頭が言われているが、実際は、米国のアニメーション市場は依然米国製アニメーション中心の市場であり、日本アニメの現状はその中で将来に亘るマーケットを得られるかどうかが課題となっている。ディズニーのような大作アニメとマニア向けの日本アニメを同列に語ることは難しい。しかし、成功すれば大きいのが米国市場ともいえる。日本アニメもやり方しだいで意外に大きなビジネスチャンスがあるのでないだろうか。

 『Mr.インクレディブル』のビデオグラム(DVD/ビデオ)は、日本では6月15日に通常版2,940円と限定版15,750円の2通りが発売される予定になっている。

ピクサー 

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2005年05月06日
コミック ][ 海外:米国 ]
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 やおいジャンルのパイオニアとして知られる漫画家こだか和麻氏がニューヨークのロックフェラーセンター内にある紀伊国屋でサイン会を行う。サイン会は14日に行われ、紀伊国屋ニューヨーク支店で本を購入する必要がある。こだか氏は、日本を代表するやおい作家で代表作には『KIZUNA』や『GUN&ROSE』といった作品がある。また、同人誌でも積極的に作品を発表している。
 5月13日には同じくニューヨークのジャパンソサエティでこだか氏原作のアニメ作品『KIZUNA』の上映会とトークショウが予定されている。これは現在ジャパンソサエティで開催中のオタク展とオタクシネマ・スラム!フィルム&ビデオフェィスティバルの関連企画として行われるものである。
 米国でやおい人気が高まっているが、作家本人が出演するイベントはこれまでにあまり例がない。米国でのやおいへの関心を象徴するイベントといえるだろう。

こだか和麻公式サイト 
ジャパンソサエティ 

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ゲーム ][ 海外:米国 ]
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 3月24日に米国市場で発売され好調な販売を記録しているソニーの携帯ゲーム端末PSPが、ゲーム機としてだけでなくアニメを観る端末としても注目されている。PSPはUMDと呼ばれるメディアを利用する携帯用映画再生機としての機能を持っているためである。
 元々、米国市場ではPSPの初回出荷分に『スパイダーマン2』の映画をセットで発売するなどこうしたゲーム機を超えたメディアとして売り出しを行っている。そうしたソニーの狙いに各企業が対応しているためだ。

 例えば、PSPを意識したアニメ関連企業の動きは、米国の大手アニメ流通企業ジェネオンに代表される。ジェネオンは本年7月5日に北米市場で『サムライチャンプルー』と『アップルシード』のPSP用のUMDを発売すると発表を行っている。UMDの小売価格は『サムライチャンプルー』ではDVDの23ドルに対して14.98ドルと、UMD側に価格面での魅力がある。しかし、『アップルシード』については、大きな価格の差はない。ジェネオンは、2005年に『ヘルシング』、『巌窟王』といった作品のUMDの発売も予定している。
 別の大手流通業者であるセントラルパークメディアは、自社の取り扱う100作品以上のアニメの予告編をPSP向けにダウンロード可能にすると発表した。また、アニメクラッシュは、先日のアニメボストンにおいてアニメ映画の予告編やインタビュー画像を直接PSPにダウンロード出来る新レーベルの立ち上げを発表するなどPSPを巡るアニメ関連の話題が続いている。
 これらは、米国市場では日本市場以上にゲームファンとアニメファンの重なりが強いと指摘されることも理由にあるだろう。しかし、日本でもUMD用の映画タイトルが発売され、先日は『交響詩篇エウレカセブン』のDVDとUMDのセット販売も発表されている。アニメとUMDの関係はこれから始まるといえるだろう。

 25年前に発売されたソニーのウォークマンは、街の中でも自分の好きな音楽を聴くがコンセプトであった。そう考えれば、街の中で自分の好きな映画を観れるPSPにも大きな需要があるはずである。iPodによって奪われた携帯音楽端末の市場を、携帯画像再生端末であるPSPで取り返すことも可能でないだろうか。
 特に、日本のビデオグラムの発売タイトルの多くを占めるアニメはキラーコンテンツになりやすい。また、長編映画と違い30分弱のTVアニメ作品は街の中でちょっと時間がある時に観るのに都合の良い時間でもある。インターネットからアニメをダウンロードしてPSPを利用して外でアニメを観るという未来は実現可能だろう。

《追記 5月7日》
セントラルパークメディアは森田修平監督のアニメ作品『KAKURENBO』のライセンスを収得し、作品のPSP向けのダウンロードを行う予定であると発表している。現在は、予告編のダウンロードが可能になっている。

セントラルルパークメディアのダウンロードサイト
ジェネオン 
クラッシュメディア(アニメクラッシュ)(音声注意)

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2005年05月04日
海外:米国 ]
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 米国の大手ネットワーク放送局のスパイクTV(Spike TV)は、2006年放映に向けて新作アニメ『AFRO SAMURAI』を製作すると発表した。この作品は、米国の有名監督で俳優のサミュエル・ジョンソン氏のプロデユースによるもので、日本のアニメ制作会社GONZOとフジテレビが製作に関わるという。スパイクTVは、米国の男性に人気のある放送局で、MTVグループに属している。

 物語は封建時代の日本舞台に黒人の侍が父の敵討ちの旅の中で様々な経験を重ねるアクション作品となる。主人公の声ははジャクソン氏が自ら演る。作品は日本アニメの中に侍文化とヒップホップを取り入れた今までにないものになるという。
 また、シリーズプロデューサーはサミュエル・ジョンソン氏が行う。作品のコンセプトは、米国『スパイダーマン』や『ブレード3 Blade: Trinity』のイラストレーションを手掛けたタカシ・オカザキ氏が手掛ける。

 今回の新作アニメの発表は、先の東京国際アニメフェアで相次いで発表された日本の制作会社による米国市場向けのアニメーション制作の流れに中にあるといえる。これまでの日本アニメそのものの輸出と並び、米国向けのアニメ制作は今後の日本アニメの主要ビジネスになりそうだ。
 こうした、米国向けの作品ではGDH(『AFRO SAMURAI』)や、プロダクションIG(『IGPX』)といった技術力と経営力のある新興企業と角川(『ガイバー』)、フジTV(『AFRO SAMURAI』)といった資本力のある広い意味でのコンテンツ企業が主要プレイヤーとなっている。
 国内には数多くのアニメ制作会社があるが、自らこうしたビジネスを展開できる企業は限られそうだ。海外ビジネスの展開のためには、技術力、企業規模、戦略的な経営、そしてどのような企業と連携出来るかが重要になるに違いない。

スパイクTV  

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2005年05月03日
新発売/新作 ]
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 平成17年度の新たなシリーズ切手として日本郵政公社は『アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ』の発売を開始する。これは、人気アニメを切手のデザインとして採用したシリーズで 現在、第1集から第3集までの発行内容が決定している。
 まず、6月28日に第1集として世界的に人気の高い『ポケットモンスター』の切手が発売される。切手は、80円切手と50円切手の2額面で、「ピカチュウ」のほか、「リザードン」、「ミュウ」、「レックウザ」、「ゴンベ」がデザインとして選ばれている。切手シートは、これら5種類を10枚組み合わせて1シート680円となる。
 また、切手の発売に加えて切手と『ポケットモンスター』の絵入りはがきを組み合わせたブックレット1000円も7月22日発売予定になっている。ブックレットは、限定50万部が全国の普通郵便局で発行される。『ポケットモンスター』の切手は、これまでにも国外のアフリカなどの小国の発行するものは存在するが、国内では初めてである。

 さらに、第2集の作品として『機動戦士ガンダム』(17年8月1日発行予定)、第3集に『銀河鉄道999』(18年2月1日発行予定)が既に決まっている。これらの切手でどのキャラクターが切手のデザインに登場するかなどが楽しみとなりそうだ。またこのシリーズは、第4集以降の発売も予定されおり、今後どういった作品が登場するかも興味深い。

 これまでもアニメのキャラクターが切手に取り上げられることは多く、日本切手の中に登場したアニメ作品は、『ガンダム』、『鉄腕アトム』、『宇宙戦艦ヤマト』、『ドラえもん』、『ベルサユウのばら』など数が多い。最近では『科学技術&アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ』といったものも発行されている。
 しかし、そうした切手の大半は歴史など異なったテーマの切手と組み合わされていた。このため、シートとしてみた時のデザイン性やアニメ作品の切手だけ欲しいと思った時にいらない切手も買わざる得ないなどの不便な点があった。今回は、アニメだけのシリーズ切手としてアニメファンにとっても納得がいくものになっている。

日本郵政公社 http://www.post.japanpost.jp
ポケモン切手のデザイン

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