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2005年07月31日
イベント情報 ][ 映画 ]
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 毎年、東京で開催される東京国際映画祭の概要が発表された。今年で18回目になる東京国際映画祭は、10月22日から30日までの間、六本木ヒルズと渋谷のBUNKAMURAをメイン会場に開催される。注目されるコンペティション部門の審査委員長は、『HERO』や『LOVERS』の監督で知られる中国人監督のチャン・イーモウが務め、選考作品16本の中から対象作品を選ぶ。
 期間中は300本あまりの映画が上映されるほか、アニメなども含む国際的なフィルムマーケットや秋葉原では関連企画としてアニメ・ゲーム・キャラクターを対象にしたTIFF in AKIHABARA 秋葉原エンタまつりが開催される。さらに、アニメ・特撮・CG映像の祭典として『TIFAアニメ・CGフェスティバル』と名付けられた上映会とシンポジウムも計画されている。

 また、毎年同時期に新宿で行われる東京国際ファンタステック映画祭の開催日程も既に発表されている。東京国際映画祭の協賛企画として行われるファンタステック映画祭は10月13日から16日の日程で新宿ミラノ座にて行われる。同祭は、毎年、国内外の未公開のSF、ホラー作品などが上映されることで高い注目を集めている
 昨年はアニメーション作品では『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者‐』が公開より半年以上早く上映されたほか、森田修平監督の『KAKURENBO』や『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス デジタルリマスター版』などの上映も注目を浴びた。本年の上映作品はまだ公表されていないがアニメやマンガ原作映画の上映も期待される。

東京国際映画祭公式サイト 
東京国際ファンタステック映画祭2005 

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2005年07月30日
話題 ]
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 朝日新聞関西版のニュースによると、日本最古と思われるアニメーションフィルムが京都で見つかった。これまで日本最古のアニメーションフィルムは1917年制作の下川凹天が制作した『芋川椋三 玄関番の巻』とされているが、それより10年ぐらい古いという。
 見つかったのは、京都市内の旧家で映写機3台や実写フィルム10本とともに保管されていた。長さは3秒ほどで、資産家が自宅で楽しむために所有していたのでないかと朝日新聞はしている。

 朝日新聞が伝えるように、現在まで記録に残る日本最古のアニメーションは『芋川椋三 玄関番の巻』とされている。しかし、この時期には下川のほか、幸内純一、北山新太郎といった2人が相次いでアニメーション製作・公開を行っている。下川、幸内はマンガ出身、北山は洋画家出身であった。
 今回見つかったアニメーションは劇場公開された可能性が低そうであり、本格的な商業目的のアニメーションに限れば、浅草の映画館でも上映されたという下川の『芋川椋三 玄関番の巻』がやはり最も古い可能性が高い。また、ビジネスという面でも、下川、幸内、北山が本格的に活動を始める1916年を日本アニメビジネスの始まりと捉えていいだろう。

朝日新聞の記事 日本最古のアニメフィルム、京都でみつかる

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賞/コンテスト ]
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 カナダのモントリオールで開催されたモントリオールファンタジア映画祭2005で、日本のSTUDIO4℃制作、湯浅政明監督の『マインド・ゲーム』が第9回ファンタジア国際映画祭ベスト映画賞など多くの賞を獲得し大きな注目を集めた。今回受賞したのは、ベスト映画賞のほか監督賞、脚本賞、映像技術特別賞、ベストアニメーション賞などを含む6部門である。

 また、日本アニメーションではYAMATOWORKS制作の『KAKURENBO』も短編映画部門でファンタジア大賞を受賞したほか、監督賞とレクランファンタジック賞に関口現監督の『Survive Style 5 +』、映画撮影技術賞に石井克人監督の『茶の味』が選ばれるなど日本映画の受賞が多くその存在感が際立っている。

 モントリオールファンタジア映画祭は1997年に、北米ではあまり紹介されることのない映画を広く紹介する目的で設立された。また、1999年に中田秀夫監督の『リング』がこの映画祭でドリームワークスに発掘されたことなどでも知られている。

モントリオールファンタジア映画祭 

マインド・ゲーム公式ページ 
YAMATOWORKS 
Survive Style 5 +公式サイト 
茶の味公式サイト 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国のロイター/ハリウッドレポーターによれば、日本アニメ『百獣王ゴライオン』の実写版映画『ボルトロン宇宙の守護者:Voltron: Defender of the Universe』の企画が米国の大手映画製作会社ニューラインシネマで具体的に動き始めている。劇場版『ボルトロン』は大作映画になる見込みで、近年、日本のアニメ・マンガコンテンツに強い関心を示している大手映画製作会社ニューラインシネマのほかワールドイベントプロダクションが参加する。
 プロデューサーは、「デイ・アフター・トゥモロー」や「プライベート・ライアン」を手掛けたマーク・ゴードンが行うほか、エグゼクティブ・プロデューサーに人気音楽ユニットのネプチューンズのファレル・ウィリアムスが参加することも決まっている。ウィリアムスはさらに映画音楽全般にもかかわる。
 ストーリーは、5人のパイロットがアルスと呼ばれる惑星で、5体のロボットから合体する巨大ロボット:ボルトロンの操縦を学び、悪の帝国から地球と宇宙を守るといった内容になるとしている。

 『ボルトロン』は、元々は日本アニメの『百獣王ゴライオン』をベースに複数のロボットアニメを再編集した作品で米国では1984年に放映された。日本では1981年に東映動画(現東映アニメーション)が制作をし、東京12チャンネル(現TV東京)系で1年間放映され斬新なロボットデザインが子供達に人気だった。
 米国では1984年には同じくロボットアニメの『トランスフォーマー』、同時期に『超時空要塞マクロス』をベースにした『ロボテック』も放映されている。『ボルトロン』は米国における合体ものロボットアニメの黄金時代の作品のひとつと言える。

 『トランスフォーマー』のほうはドリームワークスで既に製作が進んでおり、2007年7月4日の公開日も決まっている。『ボルトロン』の公開日は未定だが、ハリウッドのメジャースタジオによる80年代のロボットアニメの実写版対決になりそうだ。

ロイター/ハリウッドレポーターの記事  Voltron' morphs into movie

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教育 ]
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 京都精華大学はこれまでの芸術学部を再編し、2006年から新たにマンガ学部とデザイン学部を新設する。なかでも、アニメーションのクリエーター養成に特化したマンガ学部アニメーション学科はアニメーション分野での新たな教育のあり方として注目されている。
 そのアニメーション学科の教授陣が、このほど京都精華大学より発表された。学科は6人の教授と2人の客員教授となり、教授には『銀河鉄道の夜』の監督で知られる杉井ギザブロー氏、音響監督で多くの実績を持つ明田川進氏(2008年就任予定)、作画監督としての実績の多い小川博司氏、『キテレツ大百科』監督などを手掛けたくずおかひろし氏、ピーマンハウス代表の中田実紀雄氏、CGアニメーションに実績のある前田庸生氏が就任する。また、客員教授には『機動戦士ガンダム』の監督として著名な富野由悠季氏と『銀河鉄道999』の監督で知られたりんたろう氏が就任する。 

 各分野から幅広い人選を行っている一方で、杉井氏や富野氏、りん氏と世間に広く名前の知れた監督を並べた豪華な教授陣となっている。アニメーション分野のクリエーター教育というとこれまで、映画学科やCGアニメーションといった製作技術面からのアプローチが中心であった。しかし、マンガ学部の中に属している京都精華大学では、ストーリーマンガの影響もあるせいか物語作りや演出という視点が大きく取り入れられているようである。
 今回教授及び客員教授に招かれたくずおか氏、杉井氏、富野氏、りん氏はアニメ監督分野で大きな業績を残している。また中田実紀雄氏はプロデューサーであり、全体に美術分野だけでなく、作品製作といったプロセスを重視した布陣になっている。

 それはマンガ学科とは別に設けられるマンガプロデュース学科の教育にも現れているだろう。この学科では創作活動や文化や社会現象のではなく、マンガの編集、プロデュース、批評などマンガに関わる仕事を学ぶことを目指している。これまでにクリエーターやコンテンツプロデューサーを育成する大学・大学院の教育は増えてきているが、マンガ分野の仕事に特化した大学教育機関は数少ない。マンガプロデュース学科では、小学館で少年マンガ誌の編集に携ってきた熊田正史氏ら主にマンガ編集分野の教員をそろえている。

京都精華大学マンガ学部

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2005年07月26日
興行成績 ]
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 7月23日に劇場公開した『鋼の錬金術師』は、週末の興行成績で第3位スタートとなった。1位は公開以来快進撃を続ける『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』、2位は『ポケットモンスター・アドバンスジェネレーション』であった。興行収入100億円超クラスを目指す『スターウォーズ』、40億円クラスを目指す『ポケットモンスター』を上回ることは出来なかったが、この夏の注目大作映画の一角である『宇宙戦争』(4位)を崩している。また、『ハガレン』と同様7月23日に公開されたドリームワークスの大作映画『アイランド』(5位)を上回るなど、出足は好調といえるだろう。
 児童・学童向けより高い年齢を狙ったアニメ映画作品としては、近年にない結果を残す可能性もある。また、『ハガレン』は女性にも高い人気を誇っていることから、アニメ作品における女性ファンの取り込みがあらためて注目されて来るに違いない。

『ハガレン』関係の公式サイト(人気を反映して沢山あります)
劇場版鋼の錬金術師-シャンバラを往く者-公式サイト(松竹)
鋼の錬金術師公式サイト(アニプレックス)
ハガレン制作ヨタ日記(BONES) 
ハガレンWeb研究所(スクウェア・エニックス)
鋼の錬金術師-翔べない天使-公式サイト
鋼の錬金術師2-赤きエルクシルの悪魔-公式サイト
鋼の錬金術師3-神を継ぐ少女-公式サイト
毎日放送『鋼の錬金術師』サイト
毎日放送『鋼の錬金術師公式掲示板』
ハガレンゲームウェッブ(バンダイ) 
鋼の錬金術師(カードダス) 
鋼の錬金術師スタンプラリーページ(阪急電鉄)
ハガレンミュージアム(阪急電鉄)

おまけ ハガレン占い(Goisunet
「あなたの鋼の錬金術師キャラクターを判定します」だそうです。 (^^;
http://goisu.net/cgi-bin/psychology/psychology.cgi?menu=c035

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2005年07月25日
映画 ]
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 2004年4月に日本で公開されフル3Dデジタルのアニメーションとして話題を呼んだ『アップルシード』がフランスで8月31日に公開される。『アップルシード』は、フランスに先立ち米国でも今年の初めに公開されている。劇場公開自体は興行収入約13万ドル(1430万円)ドルとやや苦戦したが、その後のDVD販売で10万枚以上の大ヒットとなり注目度も高い。こうした高い注目が、フランスでどのように評価されるか気になるところである。

 今回、フランスでの権利を持っているのは日本アニメのDVD販売に特化したKaze社で、配給はユーロズームが行う。また、アップルシードのプレミア試写会は6月21日にパリで行われたほか、アヌシーで開催された国際アニメーションフィスティバルでも行われている。

アップルシード フランスサイト 
ユーロズーム・フランス 
KAZE 

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海外:米国 ]
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 米国の近現代美術の殿堂として知られているニューヨーク近代美術館(MOMA)が、『Anime!!』と題した、日本アニメの連続上映会を開催中である。上映会は、MOMAの映画・メディア部門の企画で、7月10日に既に始まっており9月まで続く。

 この企画は、近年、米国の若い世代に注目されている日本アニメを特集したものであり戦後の日本アニメの代表作を集中的に上映する。とりわけ、リミテッドアニメーションと呼ばれる動きが少なく低コストなアニメ制作の体制の中から、日本アニメが独自の表現スタイルを作り出したことやマンガがアニメに対して与えた影響に注目している。
 こうしたことから上映作品は、長編劇場作品だけでなくテレビ作品を多く取り上げ、通常は美術館ではあまり上映されることない作品も多く含んだ豊富なラインナップになっている。作品の一覧は様々な意味での1950年代以降の主要なアニメ作品の一覧になっている。

 MOMAではこの6月にも、『宮崎駿と高畑勲:マスター・オブ・アニメーション』という宮崎駿と高畑勲の業績を追う企画で二人の代表作の中から集中的に日本アニメの紹介を行っている。また、その企画では『ハウルの動く城』のプレミア試写会が行われ、宮崎駿監督も出席したことで話題を呼んだ。この企画はスポンサーとしてディズニースタジオが加わっていたが、今回の『Anime!!』の企画にもMOMAと国際交流基金に加えてディズニースタジオがスポンサー加わっていることが注目される。
 前回の企画には『ハウルの動く城』のプロモーションの意味も含まれていたように感じるが、今回の展覧会は幅広い日本アニメの紹介でディズニースタジオにはあまり利害関係がない。既に2Dアニメーションから撤退したディズニーではあるが、文化としての日本アニメにはそれ相応の敬意を持っているのかもしれない。

上映作品
『火の鳥』、『AKIRA』、『乱馬1/2』、『うる星やつら』、『るろうに剣心』、『クレヨンしんちゃん』、『銀河鉄道999』、『わが青春のアルカディア』、『鉄腕アトム』、『ドラゴンボール』、『僕の地球を守って』、『少女革命ウテナ』、『彼氏彼女の事情』、『SAMURAI7』、『サムライチャンプルー』、『ケロロ軍曹』、『新世紀エヴァンゲリオン』、『不思議なメルモ』、『ロボットカーニバル』、『攻殻機動隊』、『鉄人28号』、『機動戦士ガンダム』、『FLCL』

ニューヨーク近代美術館
国際交流基金 
ディズニースタジオ 

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2005年07月20日
海外:米国 ]
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 この7月にコネティカット州ハートフォード市で開催されたコネティコン2005は、参加者およそ3,000人、ビデオ上映やパネル、コスプレ大会からなる米国ではよく見られる中規模程度のアニメコンベンションであった。2003年に800人の参加で始まった同コンベンションは、順調に参加者を増やしており、今年は昨年のおよそ倍の参加者を集めた。
 ところが、本年のコンベンション閉会後に大変な事実が明らかになった。コネティコンは、会場となったコネテカットコンベンションセンターにおよそ3万4000ドル(380万円)の支払い不能な借金を背負っていることが明らかになったのだ。しかも、この借金は大会主催者の一人でハートフォード大学の学生でもあるマット・デイグル氏が個人的に背負っているという。
 こうした赤字は、これまでの会場であったハートフォード大学からコネテカットコンベンションセンターへ移転したことにより発生した。今回の借金返済のために寄付を募っている”コネティコンを守れ”(Save ConnectiCon)によれば、主催者とコンベンションセンターとの行き違いにより、コンベンションのレンタル料、維持費の金額が当初の見込みを大幅に上回ったためであるという。このためコネティコンの2006年の開催が危ぶまれているだけでなく、主催者の二人の将来にも関わる問題として“コネティコンを守れ”は広く協力を呼びかけている。

 コンベンション開催のために400万円近くもの多額の借金を一人の大学生が抱えてしまうことは驚きである。しかし、これはアニメコンベンションという現在の有り様に関わってくる問題である。大規模なコンベンションの多くは非営利団体として運営されているが、中小のコンベンションは今回のように主催者の個人信用によって運営されていることが多いためだ。これは、多くのビジネスショーが、営利団体によって運営されているのとは対照的である。
 今回の問題は、急激に膨張したコンベンションに主催者の運営能力が追いつかなかったことが大きな原因ともいえるだろう。しかしこうしたトラブルは、大手コンベンションでも同様で、数年前に全米最大のアニメコンベンションのアニメエキスポでも、運営方法を巡ってスタッフ間の深刻な対立があった。その原因の中には、コンベンションの収益の問題、商業行為との線引きなどが含まれていた。

 いずれにしても、こうしたことが原因で日本アニメのイベントのひとつが消えてしまうとしたら残念なことだろう。“コネティコンを守れ”は、7月20日現在でおよそ8,380㌦の寄付金集めに成功している。

コネティコンを守れ(Save ConnectiCon)
  PayPalを利用した借金返済のための寄付を受付けています。

コネティコン2005 

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2005年07月18日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 7月14日付の米国の映画業界情報サイトのVarietyは、米国の大手映画会社ニューラインシネマが現在企画を進めている岩明均氏原作の『寄生獣』のマンガ実写化にスパーバイザーとして日本の清水崇監督と交渉中であると伝えている。

 『寄生獣』は自分の体に寄生した異星人と共生する少年を主人公とするSFマンガで、1990年から1995年まで講談社の月刊アフタヌーンに連載された。全10巻からなり日本でも大きな人気がある。また、清水監督は、『呪怨』とその米国でのリメイク版『THE/JUON呪怨』を日米両国で大ヒットさせ、ハリウッドでは日本を代表する大物監督として知られている。

 バラエティによれば『寄生獣』は、米国でもTOKYOPOPよりコミック版全12巻が発売されており、今回は原作コミックに基づいて映画化されることになるという。現在の脚本はフィル・ヘイ氏とマット・マンフィールド氏が執筆したものを元にマット・ドレイク氏が書き直したものが存在している。清水氏は、この脚本をスーパーバイズすると見られが、実際に仕事に着手するのは『THE/JUON呪怨2』の完成後になるという。
 また、プロデューサーには、アングリーフィルムのドン・マフィー氏とヘンソンピクチャーのリサ・ヘンソン氏、クリスティーン・ヘンソン氏それに『THE/JUON呪怨』のプロデュースも行った一瀬隆重氏が加わる予定であるとしている。

 『寄生獣』の米国での実写映画化については、1999年頃には上記アングリーフィルムのドン・マフィー氏が講談社より実写化権を買い取ったニュースが報じられている。その際には、既にヘンソン社もこの企画に加わっていた。1999年の時点では、脚本家として前出のマット・マンフレッド氏とフィル・ヘイ氏の名前も挙がっている。
 また、2001年頃にはアングリーフィルムとヘンソンが監督に『メンインブラック』の監督で知られているボゥ・ウェルチ氏と上記の脚本家マット・ドレイク氏と交渉したとも伝えられている。その後、しばらく動きが止まっていたが、このドン・マフィー氏の企画と権利、脚本が、ニューラインシネマに引継がれて現在の企画になっていると考えられる。
 現在、ニューラインシネマは『寄生獣』以外にも日本マンガ原作の『モンスター』の実写化の企画も持っており、日本のマンガコンテンツに大きな関心を示している。

バラエティの記事 Helmer gets 'Parasyte'

ニューラインシネマ 

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2005年07月17日
賞/コンテスト ]
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 SF大会の参加者のファン投票により昨年発表された作品の中から特に優れたSF作品に与えられる第36回星雲賞が、第44回SF大会HAMACON2で発表された。星雲賞は9部門から成り立つが、アニメを含む映像作品に与えられるメディア部門賞には、谷口悟朗監督のSFアニメ『プラネテス』が選ばれた。
 『プラネテス』は、近未来宇宙空間に漂うごみ(デブリ)を回収するデブリ屋の日常と遭遇する事件を描いた作品である。ロボットや異星人が出てくる訳でもない地味な内容ではあるが、原作の持ち味を十分生かした丁寧な作りで業界関係者やマニアの間の作品評価はこれまでも高かった。
 今回のメディア部門の予備選考ともいえる参考作品の中には『イノセンス』や『鋼の錬金術師』、『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』といった話題作が目白押しであった。しかし、地味ながらも最もSFらしいともいえる『プラネテス』がメディア部門の星雲賞を制した。
 幸村誠氏の原作コミック『プラネテス』も2002年に既に第33回星雲賞をコミック部門で受賞しており、今回のメディア部門と合せてダブル受賞となる。これまでメディア部門とコミック部門の両方を受賞した作品は、宮崎駿氏の『風の谷のナウシカ』のみである。

 また、コミック部門は、川原泉氏の『ブレーメンⅡ』が、アート部門は一人だけで制作したCGアニメ作品『ほしののこえ』で名前を成した新海誠氏が受賞した。新海氏は、最近では『雲のむこう、約束の場所』の監督としても知られている

それ以外の部門の受賞作品は下記の通りである。
 日本長編部門: 「ARIEL」 笹本祐一
 日本短編部門: 「象られた力 」飛浩隆
 海外長編部門: 「万物理論」 グレッグ・イーガン
 海外短編部門: 「ニュースの時間です」 シオドア・スタージョン
 ノンフィクション部門: 「前田建設ファンタジー営業部」 前田建設工業株式会社
 自由部門: ヴェネチア・ビエンナーレ第9回国際建築展
 特別賞: 矢野徹

第44回日本SF大会HAMACON2 
日本SFファングループ連合会議 
プラネテス公式サイト 

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2005年07月16日
興行成績 ]
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 いよいよ夏休みが始まる。夏休みと伴に、子供や学生を狙った劇場アニメが公開される。最も注目は、TVシリーズで大ブームを巻き起こした『鋼の錬金術師』の劇場版映画『シャンバラを往く者』。『ハガレン』は、他のアニメ映画より比較的高い年齢層を狙った作品だからだ。昨年公開された『イノセンス』、『スチームボーイ』といった高い年齢層を狙った劇場アニメはDVD市場では健闘しているが、劇場公開では事前の予想より苦戦した。『ハガレン』がそうしたマーケットでどれだけ実績を残せるかは、今後のアニメ映画の市場動向に大きな影響を与えそうだ。
 特に、5月に同じ市場を狙った『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者-』が予想以上に健闘しただけに、ハイティーン以上のアニメ市場の存在を確かにしたいところだ。既に7月の初めの段階で『シャンバラを往く者』の前売り券は12万枚を越えており、かなり健闘が期待される。
 同様に8月20日からと少し遅めの公開になるが、CLAMP原作、NHKにて放映中の『ツバサクロニクル』の劇場展開である『ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』と『XXXHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』の2本立ても女性市場を意識した劇場アニメとしてその動向が気になる存在である。こちらは、上映館数は70館足らずとあまり多くない。

 そうはいっても、やはり劇場アニメのマーケットの中心は児童向けの映画である。人気アニメの『ポケットモンスター』は、今回で8作目になる『ミュウと波導の勇者』が16日から公開される。一時人気が落着いていた『ポケットモンスター』は2003年からのキャラクターブランドの立て直しに成功している。2002年は興行20億円台に落ち込んだ興収も2004年には43億円と回復しており今回も同程度を狙いたいところだろう。
 『ポケモン』よりさらにターゲットになる年齢層の低い『アンパンマン』は親に連れられて映画に行く子供達が主流。ポケモンよりも公開劇場数が少ないため大ヒットは望めないが、人気の安定したキャラクターだけにこちらも安定した成績を残しそうである。
 昨年、予想以上の健闘をした『NARUTO』の新作第2弾『大激突!幻の地底遺跡だってばよ』も、前回並みの13億円程度は狙いたいところだろう。『金色のガッシュベル』もシリーズ作品として安定した人気を誇る作品である。

 一方、アニメ以外のマンガ原作の実写映画では昨年相次いだ『キャシャーン』や『キュティーハニー』、『デビルマン』といった名作マンガ原作とは異なったユニークな作品が並んでいる。既に7月2日に公開になった『逆境ナイン』は、時代に逆行する超熱血ギャグマンガでカルトな人気を誇る島本和彦の代表作。ひたすら熱く、常識はずれのギャグが続く。7月第1週、2週は興行ランキングでも8位に入るなど健闘している。
 カルトな作品といえば『魁!!クロマティ高校 the MOVIE』も負けていない。実写化不可能と言われた不条理なギャグを見事に再現している。

 今年前半の劇場アニメでは『ふたりはプリキュア Max Heart』や『機動戦士Zガンダム‐星を継ぐ者-』といった予想を大きく超えるヒット作が生まれた。夏休み以降もこうした作品が現れるのかが注目される。

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2005年07月15日
イベント情報 ]
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 世界最大のコミック展覧会のコミックコンインターナショナル2005が7月13日木曜日の夜に米国カリフォルニア州のサンディエゴ・コンベンションセンターで開催した。通称コミコンとして知られる同イベントは、今年で36年目になる。
 元々は米国コミックのビジネスショーとして始まったが、90年代後半にビジネス領域をゲーム、特撮、映画、アニメ、マンガといった関連領域に広げることで爆発的に成長した。90年代半ばの参加者数は5000人から1万人に過ぎなかったが、今年の参加者はおよそ10万人を見込んでいる。今では、多くの業界関係者やファンを惹きつける米国サブカルチャーの一大イベントである。
 イベントの内容は、コミックや映画のビジネスセミナーを中心に企業ブースによる企業の宣伝やサイン会、上映会、各種コンテストが含まれている。また、招かれるゲストも数え切れないほど多く、中にはSF作家のレイ・ブラッドベリーや女優のナタリー・ポットマンといった他分野の有名人も含まれている。

 米国のコミックだけに留まらずアメリカのサブカルチャー全体に広がるコミコンには、日本アニメやマンガ関連企業や玩具メーカーなどの進出も目立っている。幅広い消費者に宣伝する点から、日本アニメに特化したアニメエキスポ以上に日本企業の関心も高い。
 アニメ関連では、アニメ関連セクションがあり日本アニメを集中的に上映する試写室が3ホール設けられる。また、カートゥーンネットワークによるプロダクションIG制作のアニメ『IGPX』の専門パネルが監督の本郷みつる氏も招いて予定されているなどアニメの枠を超えた場での存在感も高い。
 小学館系のVIZメディアはマンガ以外に、VIZメディア・アニメパネルを設けて『犬夜叉』、『烈火の炎』、『ポケモン』のほか新作紹介も行うとしている。バンダイグループは日本アニメでなく、米国アニメーションでバンダイが商品展開をしている『ティーンタイタンズ』に力を入れており、この作品の声優を招いたサイン会などを企画している。

 また、勢いを増すマンガ関連企業でも積極的な攻勢が目立っている。米国のマンガ翻訳出版のTOKYOPOPは、アニメエキスポ2005でも配布したマンガ情報のフリーマガジン“TAKUHAI”を会場で配布する。また、ダークーホースは、遠藤浩輝氏の『EDEN 1―It’s an Endless World 』とゲームソフトの『攻殻機動隊1.5』、マンガ版『Gungrave』などを取り上げる予定である。

コミコンインターナショナル2005 
コミコンのアニメセクション 
コミコンのゲームセクション 

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イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 米国東海岸最大の日本アニメのコンベンションで8月から3日間の予定で米国バージニア州ボルチモアにて開催されるOTAKON2005は日本からのゲストにキャラクターデザイナー/アニメーターの兼森義則氏と川元利浩氏、それにプロデューサーの丸山正男氏、監督の水島精二氏を招くと発表した。
 OTAKONは東海岸最大のコンベンションとして、先日開催されたアニメエキスポと並んでアニメコンベンションとして米国で最も注目が高い。今年は23,000人の入場者を見込んでいる。
 兼森氏は劇場大作の『ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインやテレビ版『X』のキャラクターデザイン・作画監督など多数の作品を手掛ける大ベテラン、川元氏は『カウボーイビバップ』、『ウルフズレイン』といった人気作品のキャラクターデザインや作画監督で知られている。
 また、丸山氏は人気アニメ制作会社マッドハウスの創立者として米国でも人気の高い『METROPLIS』、『X』、『ロードス島戦記』といった作品のプロデュースを手掛けて来た。水島氏は大ヒット作『鋼の錬金術師』の監督で、今月末には劇場監督作品『鋼の錬金術師 シャンバラを往く者』が公開される。

 川元氏がキャラクターデザインを手掛けた『カウボーイビバップ』は、米国で最も人気のあるアニメ作品のひとつであることに加え、水島監督の作品『鋼の錬金術師』は米国で今や人気絶頂である。ベテランの兼森氏と丸山氏も加えて米国ファンにとっては、考えられないほどの豪華ゲストといえそうだ。

OTAKON2005 
鋼の錬金術師公式ページ 
マッドハウス

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2005年07月10日
新発売/新作 ]
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 大手ポータルサイトのエキサイトは新たにアニメと声優分野に特化したポータルサイト『エキサイトアニメ』を7月8日から開設した。エキサイトはこれまで携帯端末を使ったアニメ音楽の提供を行って来たが、今回それをウェッブサイトベースに拡大する。

 エキサイトによれば、同サイトの特徴はアニメマーケットの中でも特に人と音楽になる。コンテンツは、声優インタビューなどを行う予定である。また、アニメ関連最新ニュース、アニメDVD、CD、ゲームなどのリリース情報も配信する。

アニメエキサイト 

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2005年07月09日
海外:米国 ]
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 米国のコミック・アニメの情報サイトICV2によると、日本だけでなく米国でも圧倒的な人気を誇っている『NARUTO-ナルト-』の米国での正式放映日程が決定した。放映は米国のアニメ・カートゥーン関連の放映局で中でも最も影響力の強いカートゥーンネットワークで、第1話が9月10日の土曜日夜9時から、続いて2話が9時半から放映される。さらに10時から1話、2話が再放送されることになっている。翌週以降は、9時から『NARUTO』、9時半から『ワンピース』、10時から『ボボボーボ・ボーボボ』が放映される。

 この放映時間帯は、カートゥーンネットワークの中でも人気の高いトゥーナミブロックという枠になる。初回放映時に秋の新番組シーズンの中でも貴重な土曜日ゴールデンタイムの丸々2時間を『NARUTO』の放映のために使うことは、関係企業のこの作品にかける強い意気込みの現われであろう。
 実際に『NARUTO』の人気は昨年1月に始まったマンガ出版や米国版少年ジャンプの連載、あるいはインターネットを通じて日本アニメファンの間では既に人気沸騰状態と言ってもいい。今年の2月に『NARUTO』の権利を持つテレビ東京は、『NARUTO』の世界戦略を発表しているが、展開スピードはむしろ遅いぐらいである。今後、アニメファンを越えてどの程度の一般のファンを獲得出来るかが商品展開の行方を決めることになるだろう。
 
関連記事 TV東京 『NARUTO』の世界展開を発表

カートゥーンネットワーク 
NARUTO公式サイト(ぴえろ) 
           (TV東京)                  (少年ジャンプ) 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 ハリウッドの業界情報サイトのハリウッドレポーターによれば、浦沢直樹原作の『MONSTER』の実写化権を獲得したニューラインシネマはジョシュ・オスロンと脚本の契約を行った。契約によれば、オスロンが実写映画版の『MONSTER』の脚本をマンガ版をベースに書き起こすことになる。
 ジョシュ・オスロンは2002年にホラー映画の『Infested』の監督のほか、本年、米国で公開が控えているスリラー映画『A History of Violence』の脚本を務めていることで知られており、主にスリラー、ホラーの分野で活躍している。

ハリウッドレポーターの記事 Olson, NL reteam in 'Monster' deal

MONSTER公式サイト 

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 1995年に日本で放映開始され、その後爆発的なブームを呼んだ『新世紀エヴァンゲリオン』がアメリカの有力ケーブルテレビ放送であるアダルトスイムで放映開始される見込みである。アダルトスイムは、大人向けのアニメに特化したアニメ専門ケーブルテレビチャンネルで深夜帯に放映されいるが、米国内で極めて高い視聴率を誇っている。同局では、現在、日本アニメでは『鋼の錬金術師』や『攻殻機動隊 stand alone complex』なども放映され高い人気を獲得している。rei03
 これまで『エヴァンゲリオン』は、ADヴィジョン系のビデオオンデマンド放送のアニメネットワークで放映されたことはあるが、地上波放送や主要なケーブルテレビで放映されたことはない。しかし、その人気は口コミとDVD、ビデオによって広がり、今では米国で人気のあるアニメ作品のひとつとなっている。先のアニメエクスポ2005でも『エヴァンゲリオン10周年記念パネル』が開催され多くの観客を集めていた。

 米国での日本アニメのTV放映は、ここ2、3年の日本での新作ヒット作品か『ドラゴンボール』や『ポケットモンスター』といった定番作品が放映されるのが普通である。特に、最近では日本と米国でのTV放映のタイムラグは短くなる傾向にあり新作指向が強まっている。これまで、『ルパン3世』や『機動戦士ガンダム』といった米国であまり馴染みのない作品が、新たにTV放映にかけられたことはあるがいずれも大ヒットに至らなかった。
 今回、10年以上前の作品で、既にDVDなどを通じて人気や知名度が確立されている『エヴァンゲリオン』が新たに主要なケーブルテレビ放映局であるアダルトスイムで放映されるのは異例といえるだろう。
 『エヴァンゲリオン』は米国でも一部で熱狂的なファンをおり、現在、米国の大手日本アニメ流通企業ADヴィジョンが実写映画化も進めている。こうした動きも今回の放映と関係があるかもしれない。

アダルトスイム 
新世紀エヴァンゲリオン 
ADVフィルム 

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