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2005年08月31日
海外:米国 ]
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 最近、米国の有力メディアが相次いで日本アニメを取り上げている。要は、日本アニメが米国のサブカルチャー文化に根を下ろし、米国文化に大きな影響を与えているというわけである。
 
 8月27日のニューヨークタイムズ紙は『米国生まれのカンフーアニメスター』で、日本アニメのカートゥーンに対する影響力とその作風の変化について取り上げている。NYタイムズは21日にも、ファンサブに関係してアニメについて取り上げている。
 同様に米国の有力メディアのFOXは、26日のFOX Newsの中で『日本コミックの侵略:彼らは征服出来るのか』とストレートに、米国文化の中で勢いを増す日本アニメ・マンガのこれからの可能性を分析している。
 30日にはWIRED NEWSが日本アニメの広がりと今後の展開について詳しくレポートしているのは別の記事(『NARUTO 米検索ランクさらに上昇19位に』)でふれた通りである。
 ニューヨークを拠点とするカルチャー雑誌ビレッジボイスは31日に、ニューヨーク近代美術館で上映される『マインドゲーム』についてのレビューを掲載している。美術館の企画上映のひとつに批評を加える珍しさに加えて、批評には日本という視点はほとんどないのも特徴だ。これも日本アニメがカルチャーとして根づいている一端といえるかもしれない。
 このほかにも地方の有力紙があらためて日本アニメとマンガの活況について述べた記事が目立っている。最近の特徴は、全米各地で増えつつある地元のアニメコンベンショの動員数に対する驚きを取り混ぜたものと、中学・高校のアニメクラブの活躍といった趣旨の記事である。

 米国市場で日本アニメがどこまで成長するか分からないと言われていた2年前ならいざしらず、なぜ今、日本アニメなのだろうか。ここ1、2年で日本アニメの米国でのDVDの売上げやテレビ放映時間の枠、関連商品の売上げが頭打ちである。
 米国の大手メディアの情報は遅れているのだろうか。そうした可能性も捨て切れないわけでない。しかし、むしろ頭打ちと言われている中で日本アニメは着実に米国の文化の中に根ざしつつあるといこうとのようだ。

 頭打ちというのは逆に言えば、一部の層で確実に日本アニメが売れ続けているわけである。むしろ、いわゆる大ヒットが出ないなかでビジネスが持続していることは、旧作やマニア作品が着実に売れていることを示している。
 少なくともサブカルチャー分野ではアニメという分野は定着した感があり、これがなくなることは当分なさそうな気配なのだ。こうしたアニメやマンガの土着化は、いわゆる日本アニメに影響を受けたカートゥーンやマンガに影響を受けたコミックの存在、その意外な人気に現れている。
 米国の大手メディアはブームの時は単なるブームとして取り上げて、アニメはやがてなくなるものと思っていた。しかし、ブームが去ってみたら根強く日本アニメは残っており、それが様々な文化に影響を与え始めていることに気づいたわけである。
 そして、ブームではなく米国文化に組み込まれた存在として新たにアニメに注目しはじめた。それが、最近の米国メディアのアニメに対する関心の理由でないだろうか。

ニューヨークタイムズの記事
Kung Fu Fightin' Anime Stars, Born in the U.S.A.

FOX NEWSの記事
Japanese Comics Invade; Can They Conquer?
この記事については『英語で!アニメ・マンガ』が詳しく解説されてます。
日本マンガのアメリカ侵攻:テレビに続いて映画征服は可能か?

ビレッジボイスの記事 Mind Game

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海外:米国 ]
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 9月から米国カートゥーンネットワークで放映が開始される『NARUTO』の注目が米国でさらに高まっている。毎週の検索の多かった単語の総合ランキングを発表する検索エンジン:LYCOSのLYCOS50によると、『NARUTO』は総合ランキングで先週31位からさらに順位を上げて今週は19位になった。
 『NARUTO』の検索ランキングは8月の第一週に急上昇ランキング1位(総合圏外)に取り上げられてから、初登場40位⇒31位⇒19位と順調にランキングをあげていることになる。
 この順位は、米国で人気の高い『犬夜叉』(24位)や『遊戯王』(圏外)を抜き去り、日本アニメでは『ドラゴンボール』(5位)、『ポケットモンスター』(8位)に次いでいる。こうしたファンからの注目の高まりに連れて、ビジネス面での『NARUTO』にも注目が高まっている。
 それは『NARUTO』が、『ポケットモンスター』、『ドラゴンボール』、『遊戯王』以来のビッグヒットになるかどうかである。こうした作品は、人気がマニアだけでなく大衆レベルに広がれば、大きな利益を生み出すことをこれまで証明して来ている。米国の大衆市場は想像以上に大きく、一端、人気が出ると長続きする特徴があるからだ。

 サブカルチャー情報の有力オンラインマガジンWIRED NEWSは、「アニメの次世代:ANIME, Next Generation」の記事の中で、現在の米国における日本アニメの状況を説明する中で『NARUTO』に触れている。業界は『ドラゴンボール』の後継作を探しているが、その有力候補だというわけである。また、先のLYCOS50の結果や
 「『NARUTO』を観ていると楽しくなる。」、
 「『NARUTO』は、『ドラゴンボール』のいいところ全て取り入れて、無駄な部分を省いている」
というファンの声を紹介している。
 にもかかわらず、WIRED NEWSは『NARUTO』の不安要素にファンサイトやファンサブの存在を上げている。ファンサイトでは日本で放映された最新作までのあらすじが掲載されているからである。
 いずれにしても、9月10日の本放映とそれに続く関連商品の販売動向が『NARUTO』が『ドラゴンボール』の後継者になりえるのか、ファン活動が作品の人気に影響を与えるのかを明らかにするだろう。

LYCOS50 
NARUTO公式サイト(米国) 
WIRED NEWSの記事 Anime, the Next Generation 
WIREDの日本サイトに日本語の記事が出たので追加します。
米国でさらに人気を集める日本製アニメ

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2005年08月30日
映画 ][ 賞/コンテスト ]
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 8月31日から世界有数の映画祭である第61回国際ベネチア映画祭が開幕する。日本人とって今回の映画祭の目玉は『ハウルの動く城』や『となりのトトロ』といった作品で知られる宮崎駿が名誉金獅子賞を授賞することであろう。
Nausicaa.jpg  金獅子賞はコンペティション作品の中から最も優れた作品に与えられる賞であるが、映画祭ではそれとは別に映画界に多大な貢献を行った人物を選出して名誉金獅子賞を贈っている。
 これまで宮崎駿作品は世界各地で高い評価を受け、世界のアニメーション関係者に大きな影響を与えて来た。また、監督はアニメを超えた映画人としても高く評価されている。過去には、『千と千尋の神隠し』がベルリン国際映画祭の金熊賞(グランプリ)やアカデミー賞のアニメ作品賞を授賞するなどの実績も残している。
 今回の受賞はそうした宮崎駿の活動を評価したものである。今回の名誉金獅子賞には宮崎駿以外に『山猫』などで知られるイタリアの女優ステファニア・サンドレッリも選ばれている。
 宮崎監督の名誉金獅子賞の授賞式は9月9日の16時(現地時間)に行われる。授賞式に引き続き、ヨーロッパ未公開の宮崎作品の『風の谷のナウシカ』と『On Your Mark』が映画祭で上映される予定になっている。

Advent.jpg ベネチア映画祭では、このほか日本アニメーション分野から人気ゲームを映像作品に展開した『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』がデジタル映像部門に特別招待される。『ファイナルファンタジー』は昨年も出品されたが、昨年は未完成な状態での出品で、今回は完成版となる。
 『ファイナルファンタジー』は日本では9月14日にDVDの発売が予定されており、イメージソングに氷室京介が決まるなど内外で話題を呼びそうだ。映画は残念ながら、コンペティションの対象とはなっていないため賞レースには参加していない。
 また日本映画では、『妖怪大戦争』がやはりコンペティション部門以外での上映を予定している。さらに、『日本映画の秘められた歴史』と題された企画上映の中では、溝口健二、鈴木清順、深作欣二などの映画がまとめて上映されることになっている。このためコンペティション部門への参加作品はないが、宮崎駿の名誉金獅子賞の授賞も含めて日本映画も存在感がある映画祭になりそうだ。

ベネチア国際映画祭公式サイト 

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2005年08月28日
イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 9月3日から3日間、カリフォルニア州ロングビーチでパシフィックメディアエキスポ(PMX)という日本アニメ・マンガを扱うコンベンションが開催される。米国でのアニメ・マンガのコンベンションは今では数え切れないほど誕生しており、アニメ関連のイベント自体は珍しいものではない。
 
 しかし、このPMXが他のコンベンションと異なっているのはアニメ・マンガを中心に置きながらも、日本のアニメ・マンガだけでない幅広い太平洋圏のサブカルチャーを取り扱うことを目的していることだ。
 今年で2年目を迎えるPMXは全米最大のアニメイベントであるアニメエキスポに対抗して開催された経緯がある。東アジアを中心としたサブカルチャー全般というアイディアも、アニメやマンガに対する関心が今後はもっと広がりを見せるだろうという戦略とアニメエキスポに対する差別化の中で生まれた。
 ところがこうした試みは現在のところまでは必ずしも成功しているとは言えない。本年の参加者の見込みはアニメエキスポの33,000人対してPMXは5,000人程度とされている。パシフィックメデイアエクスポの苦戦は、一般的なアニメやマンガファンが必ずしも日本文化全体に興味があるわけでないことに理由があるだろう。
 さらに、取り扱う対象を日本から中国、韓国、香港といったアジア全域に、アニメ・マンガ・ゲームからプロレスやJポップ、アジアポップ、特撮にまで広げている。しかし、これは参加者の市場拡大でなく、むしろイベントの焦点の拡散を招いている可能性が高い。

 それでもパシフィックメディアエキスポは、主に初期のアニメエキスポのスタッフによって運営されており、円滑な運営の方法やプロモーションのうまさが目立つ。初期のアニメコンベンションが小さなコミュニティの中から育ってきたように、アジアポップカルチャーの人気もこれから成長して行く可能性も否定出来ない。
 もし、PMXが今後さらに成長して行くとしたら、それはふたつ意味で重要である。ひとつは、日本のマンガ、アニメだけでなくJPOPも含めた日本カルチャー全般の市場が米国に存在することである。もう1点は、現在日本が独占しているマンガ市場やハイエンドのアニメ市場で韓国や中国が今後ライバルに浮上する可能性があることだ。

パシフィックメディアエキスポ 

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海外:米国 ]
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 9月3日から5日まで、カリフォルニア州ロングビーチで開催されるパシフィックメディアエクスポ(PMX)に、水島精二、大畑晃一、浅井真紀、松井菜桜子、森山大輔の各氏がゲスト参加をする。
 水島氏は人気アニメの『鋼の錬金術師』の監督、大畑氏『爆裂天使』の監督などで知られている。『サイレントメビウス』の香津美役などで知られる松井氏は日本声優代表としてのゲストとなり、マンガ分野から『クロノクリセイド』の森山氏、さらにフィギアの原型師として日本国内で人気が高い浅井氏が招かれている。

 PMXはアニメだけに留まらず幅広いアジア文化を取り上げることを目的としており、他のイベントではあまり例のないフィギアの原型師やマンガ家のゲストを招くなどに特徴が現れてリいる。水島精二監督は8月19日から開かれたOTAKONにもゲストで招かれており、米国の東海岸と西海岸双方のイベントに出演することになった。これは、米国で人気の高い『鋼の錬金術師』とその劇場版『シャンバラを往く者』の前宣伝も兼ねていたと思われる。

パシフィックメディアエクスポ 

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2005年08月26日
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 プロダクションIGとパルコは、アニメ制作会社プロダクションIGの魅力を紹介する『プロダクションIG展』を10月21日から11月14日の予定で開催する。プロダクションIGは説明するまでもなく、映画『イノセンス』を初めとする高いクオリティーのアニメの制作を続ける日本を代表するアニメスタジオである。
 今回の展覧会は、そのIGの作品の中から様々な面で注目されている最新作を中心に取り上げる。深夜アニメとして高い人気を誇る『攻殻機動隊S.A.C』、海外共同制作により米国市場を狙う『IGPX』、押井守監督の最新作『立喰師列伝』、さらに『BLOOD+』や『劇場版×××HOLiC 真夏ノ夜ノ夢 / 劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君』である。
 展示は映像やパネルのほか、立体造形物の展示も予定されている。会期中行われるイベントでは、パルコミュージアムの告知でI、G作品に関わるアニメ界の大物をゲストに迎えたトークショーの開催を予定とされており、人気クリエーターが登場する可能性が高そうである。
 また、展覧会限定グッズの限定販売も予定されており集客とマニア層への気配りも忘れない充実ぶりである。

プロダクションIG展
プロダクションIG 

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イベント情報 ]
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 日本最大のガレージキットイベント『ワンダーフェスティバル』を運営する海洋堂は、2006年2月26日に予定されていた2006年冬のワンダーフェスティバルを2月19日に変更すると発表した。開催されるホールについても変更されるが、詳細は未定とされており通常と同じスペースを確保出来るかどうかについても流動的としている。
 海洋堂の説明によれば今回の変更は、東京ビッグサイト側がダブルブッキングをしたため日程の変更を要請された結果であるという。もし、海洋堂の説明どおりであれば東京ビッグサイトのミスは、コンベンション会場の運営団体としてかなり大きなミスだと言える。とりわけ、大規模なスペースを取るイベントはかなり以前から予約を入れているのが一般的で、印刷物、予告配布後のダブルブッキング発覚というのは問題があるだろう。
 現在は日程の変更のみが決まっており、詳しい内容はkaiyodo@net とhttp://www.kaiyodo.co.jp/wfday/で順次告知される。

kaiyodo@net
海洋堂のワンフェスの日程変更についてのお知らせ

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映画 ]
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 今年5月に公開された劇場アニメ『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』が、9月16日からバンダイチャンネルで配信されることが決まった。期間は10月28日(購入は21日)までで、『Zガンダム』の第2部『恋人たち』の公開に合せている。春に大きく盛り上がった劇場版『Zガンダム』のブームを、インターネット配信からもサポートする試みである。
 しかし、10月28日から公開される第2部『恋人たち』の前宣伝を兼ねたネット配信であるとはいえ、『星を継ぐ者』のDVDの発売日は10月28日である。劇場公開で高い人気のあった作品をDVD化に先駆けて全てインターネットで配信する野心的な試みである。
 映画の関係者はDVDの購買層を『星を継ぐ者』をDVDで初めて観るのでなく、何度でも観たうえでDVDを買う顧客として設定しているのであろう。そして、インターネット配信で観る顧客こそが初めて映画を観客であり、そうした人達をそのまま第2部の劇場まで引っ張るということかもしれない。
 
バンダイチャンネル『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』
機動戦士Zガンダム 恋人たち公式サイト 

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海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 10月21日から25日まで英国ロンドンで開催される国際マンガ・アニメフェスティバル2005では、大会のメインイベントとしてアニメとマンガのアーティストを対象としたコンテストを行う。コンテストは、応募者別に学生部門とプロも応募出来るオープン部門に分かれている。それがさらに子供向け作品と大人向けに作品に分かれて、それぞれにキャラクターデザイン、マンガス脚本、アニメーション映画の3部門で計12部門から構成されている。オープンセクションの賞金はそれぞれ5000ドルで、学生部門学生部門の賞金は3000ドルとなっている。さらに、全体の中から最優秀賞が選ばれ30,000ドル(約330万円)の賞金が与えられる。
 国際マンガ・アニメフェスティバルは、2004年にはじまり今年で2回目になる。イベントは英国におけるアニメ・マンガ分野の需要の高まりに対応したものである。プロとアマチュア双方のアニメーターとマンガ家のコンテストを行い表彰することでこの分野の才能の発掘を行うことを目的としている。

 アニメ・マンガというと一般的には日本のオリジナルものだと考えられている。しかし、これらの文化が世界各国に広がることによって、米国、ヨーロッパ、アジアといった国では自らマンガスタイル、アニメスタイルの作品を作ろうとした動きが広がりつつある。
 今回のコンペティション以外にも、TOKYOPOPが米国で新人マンガ家発掘のための大会を行い、GENEONが米国でアイドルコンテストを行いアニメ歌手や声優の発掘を行うなどの動きをみせている。近い将来“ANIME”や“MANGA”は日本独自のものでなく、アニメーションやコミックにおける特定のスタイルを指すことになるかもしれない。
 “柔道”や“寿司”が国際化する中でその意味合いを大きく変えたように、言葉の定義自体が変わることが国際化の本質なのだろう。

国際マンガ・アニメフェスティバル2005 

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2005年08月25日
ゲーム ]
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 バンダイネットワークスはとエム・ツーは、士郎正宗の人気マンガ『アップルシード』の世界をオンラインゲームで展開すると発表した。9月中旬には試用版(βテスト)の『APPLESEED THE ONLINE』が開始され、その後の本格的なサービス提供を目指す。
 『アップルシード』は 人気マンガ家士郎正宗のデビュー作として知られており、士郎正宗作作品の中でも人気が高い。原作マンガを持ち込むことで、幅広いファンをオンラインゲームに取り込むことが期待出来る。士郎正宗の原作マンガ以外に昨年の劇場アニメを含めて何回かアニメ版も制作されているが、今回のオンラインゲームはコミック版に準拠した内容となる。
 M2がゲームの企画・制作を行いバンダイネットワークスがゲーム配信とサポートを行う。βテスト中は無料プレイが可能だが本サービス開始後は30日間840円の利用料が必要となる。

 オンラインゲームの展開においては、ゲームの世界観が大切とされている。既に原作が存在している作品の世界観を利用することは、一から世界を作るより、利用者に馴染んでもらうのが早い。また、マンガやアニメがヒットによる知名度も高くマーケティング展開においても有利である。
 一方で、これまでのゲームソフトで人気のあった作品をオンラインゲームに展開するコーエーの『大航海時代』、スクウェア・エニックス『FAINAL FANTASY』の展開がある。既存の人気タイトルの利用も、これまで世界観の流用と利用者に馴染みのある名前といった点では、マンガ・アニメキャラクターを使った作品展開と同じ目的を持っている。

 アニメ製作においてはヒットの可能性が高いことから、マンガ原作を頻繁に利用することが一般的である。また、ゲームソフトにおいてもマンガやアニメから展開した作品がオリジナル作品の中で健闘している。
 この流れの中で、今後もオンラインゲームにおいても既存のマンガやアニメから展開した作品が増える可能性は高い。そうした中で日本企業も、オンラインゲームソフトに強いとされる韓国などにも対抗することが可能になるかもしれない。
 今回、『アップルシード』を展開するバンダイネットワークは、『機動戦士ガンダム』の世界観を再現した『ユニバーサルセンチュリードットネット・ガンダムオンライン』のサービスも9月に開始する。キャラクターを用いたオンラインゲーム戦略はこれからも進められる可能性が高く、それがキャラクターを利用した総合エンターテイメントを展開するバンダイグループの戦略にも適っているのだろう。
 
APPLESEED THE ONLINE 
バンダイネットワークス 
M2  
ユニバーサルセンチュリードットネット・ガンダムオンライン

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イベント情報 ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 北アメリカSF大会(North American Science Fiction Convention, Cascadia Con)とSF博物館&SFの殿堂は、今年で20周年を迎える『ロボテック』(超時空要塞マクロス)のSF分野での貢献に対して表彰を行うことを決定した。記念式典はコンベンションの前日の8月31日に行われ、ハーモニーゴールド社のスタッフがマクロスの過去20年や新作OVAについて語る予定である。

 『超時空要塞マクロス』、『超時空騎団サザンクロス』、『機甲世紀モスピーダー』の3作品を編集して1980年代に米国で放映された『ロボテック』は、米国でカルトな人気を誇り今でも熱心なファンを抱えている。また、今年は『ロボテック』公開20周年記念となりアニメ、SF系のコンベンションでは集中して数多くのパネルが設置をされ人気を呼んでいる。
 さらに、米国では新作『ロボテック・シャドウクロニクル』のOVAの発売も予定している。スターウォーズのルーク役で知られるマーク・ハミルが声優で登場するといった話題も多い。
 
 SF博物館&SFの殿堂は、シアトルにあるSF専門の大規模な博物館である。毎年SFの殿堂入りとして、SF分野に貢献のあった人物を表彰していることでも知られている。
 2005年の殿堂入りでは、スティーブン・スピルバーグ、P・K・デック、チェスリー・ボーンステル、レイ・ハリーハウゼンの各氏が選出されている。SF野殿堂には、作品の殿堂入りという制度はないため今回の表彰は特別賞の位置づけにあると思われる。

 北アメリカSF大会は、世界SF大会が米国以外でも開催されるようになった1975年から、世界SF大会が米国で開催されない年のみ開催され、今年で8回目になる。海外に行けない国内SFファンのためのイベントである。本年は世界SF大会が英国・グラスゴーで開催されるため、9月1日から5日の日程でシアトルで開催される。
 大会では、広くSFに関連する分野のイベントが行われ、プログラムの中には『アニメ&日本のSF』とするセクションもあり日本アニメも存在感を持っている。
 また大会には、アニメ部門の公式ゲストとして日本からAICのプロデューサー井上博明氏が招かれている。井上氏は『オネアミスの翼』、『マクロスⅡ』、『パーフェクトブルー』といった海外でも人気の高い数多くのアニメ作品を手掛けたことで知られている。

ロボテック公式サイト 
北アメリカSF大会 
SF博物館&SFの殿堂

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海外:米国 ]
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 週ごとの検索単語ランキングを公開している米国大手検索エンジンLYCOSで、日本アニメ『NARUTO』の検索ランキングが急上昇しており注目を集めている。
 当サイトでも8月10日の記事『日本アニメと検索ワードトップ50』で、『NARUTO』が8月6日の週間ランキングで、先週比225%増で急上昇単語のトップであるとした。しかし、翌週の8月16日の週間ランキングでは前週から驚異的な増加で、40位で初めてランキングのトップ50入りをした。8月23日のランキングではさらに順位を伸ばし総合31位につけている。
 ライコスでは、NARUTOが米国のアニメファンの間でカルトな人気を誇っていることと、今年秋からのカートゥーンネットワークで放映開始を取り上げ紹介している。そして、その人気が、米国で高い人気を誇る第2の『ドラゴンボール』になるのだろうかと問いかけている。
 
 『NARUTO』が第2の『ドラゴンボール』になれるのかどうかは、米国人でなくても気になるところだ。よく言われるように、米国市場における日本アニメの大ヒット作品が『遊戯王』以来途絶えているからだ。これまで日米のアニメ関係者は『ポケットモンスター』や『遊戯王』に似た作品を放映することで新たなるヒットを狙ってきたが、実際はそうしたラインとは全く異なるところからヒットが生まれそうな気配だ。

LYCOS50が発表する日本アニメ単語のみの週間ランキング(8月13日)

1.ドラゴンボール 
2.ポケットモンスター 
3.犬夜叉
4.美少女戦士セーラームーン 
5.遊戯王
6. NARUTO 
7.ガンダム
8.デジタルモンスター
9.るろうに剣心
10.東京ミュウミュウ

LYCOS50 
NARUTO公式サイト(米国)

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2005年08月23日
賞/コンテスト ]
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 米国でアニメーション作品に対する賞として最も評価の高いアニー賞の2005年のノミネートが開始されている。受付は10月8日まで行われる。ノミネートの基準は、2005年1月1日から12月31日までの間に米国のアニメーションフェスティバルか商業ベースで公開された作品とされている。アニー賞ではノミネートに応募のあった作品の中からノミネート作品を選び、その中から各カテゴリーの受賞を決めることになる。
 応募が募集されているカテゴリーは、最も注目度の高いベストアニメーション映画部門のほか、DVD部門、TVアニメーション部門、テレビゲーム部門さらに脚本や技術、声優など27部門に及ぶ。
 昨年のアニメーション映画部門は『Mr.インクレディブル』が全部門を独占して話題を呼んだ。また、日本アニメからは劇場アニメーションで『イノセンス』が4部門、TVアニメーション音楽で菅野ようこが『ウルフズレイン』でノミネートをされたが受賞には至らなかった。

 本年は『ハウルの動く城』、『スチームボーイ』、『アップルシード』といった日本アニメも劇場公開をされており、その成果も期待される。例年、賞レースで強さを発揮する米国劇場アニメーションに、今年は『シュレック』や『Mr.インクレディブル』のような圧倒的な有力作品が現れていなことも有利に働くかもしれない。
 また、これまで米国のカートゥーンが圧倒的な強さを誇ってきたTVアニメーションでも、日本のアニメ制作会社による現地向け作品が登場するなどチャンスが広がってきている。
 アニー賞のノミネート作品は、今年の12月5日に発表される予定になっている。さらに、受賞作品は来年の2月4日に第33回アニー賞授賞式で発表される予定である。

 また、アニー賞を主催するASIFAハリウッドは、現在アニー賞の歴史を綴るドキュメンタリー映画を作成中である。これに当たり過去のアニー賞の授賞式の写真や映像を募集している。そして、完成したドキュメンタリーは、来年のアニー賞の受賞式で公開される予定になっている。

アニー賞公式ページ 

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2005年08月21日
イベント情報 ]
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 今年で20周年を迎えるガレージキットイベントのワンダーフェスティバルは、来年3月に20周年記念の特別イベントを開催する。特別イベントはこれまでのイベントと異なる完全予約制の合宿型のイベントになり、30時間ぶっ続けとなり体力勝負のイベントになる。
 特別イベントでは、従来のガレージディーラーによる物品販売に加えてガレキとワンダーフェスティバルの20年を振り返るトークショーや基調講演、『ガレージキットの殿堂』といった企画が用意される。ガレキの販売にとどまらない総合イベントになるようだ。
 
 特別イベントでのワンダーフェスティバル・アドバンス・マーケットと名付けられたディーラー物販部門は、通常のワンフェスとは異なりワンフェス実行委員会が選定し招待する100ディーラー限定になる。数は少ないがハイレベルなガレキが並ぶ少数精鋭となりそうだ。また、基調講演では現段階で岡田斗司夫氏、宮脇修一氏、村上隆氏、MAX渡辺氏、GAINAX各スタッフなど予定されているおり、これ以外にも様々なトークショーも用意されている。

 開催日は3月18日、19日で、参加定員は400名となっている。日本のマニア系のイベントには珍しい合宿型イベントとなるため、参加費は1人26000円(税込)、グループ3人75000円(税込)と安くはないが、夜を徹して行われるイベントは大きな価値があるに違いない。申込みは9月30日必着となっているが、定員が限られており早目の予約が必要であろう。
 また、通常の冬のワンダーフェスティバルもこれまで通り開催され、こちらは2006年の2月26日を予定している。

WF20公式サイト
ワンダーフェスティバル

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2005年08月20日
賞/コンテスト ]
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 米国カリフォルニア州で開催されるハリウッド映画祭で、日本の宮崎駿監督の『ハウルの動く城』がハリウッドアニメーション賞(Hollywood Animation of the Year Award)を受賞することになった。今年で9回目を迎えるハリウッド賞は10月16日から24日までハリウッドで開催される大規模な映画祭の主要イベントのひとつである。同賞は様々な分野別に最優秀作品が選出される。
 今回、発表されたのは映画技術に関連する4部門で『ハウル』以外にサウンド賞に『バットマンビギンズ』、メイクアップ賞に『シン・シティ』、視覚効果賞に『宇宙戦争』が選ばれている。これまでにも衣装デザイン賞、編集賞、音響賞などの発表が終わっており、主要な賞は今後順次発表されていく。
 同賞は2004年には日本アニメから『イノセンス』もノミネートされていたが、最終的な受賞は『シュレック2』だった。また、2003年には『ファインディングニモ』が受賞をしている。ハリウッド資本の大作映画が受賞しがちな同賞で、日本アニメで公開規模も比較的小さかった『ハウル』が受賞したことは、ハリウッドにおける『ハウル』や宮崎駿の評価の高さを物語っているといえるだろう。

 ハリウッド映画祭は、今年は100本を超える映画作品の上映が行われ。ハリウッド賞の選出以外にも、ハリウッドアニメーション映画祭、ハリウッドホラー・SF・ファンタジー映画祭、ハリウッド子供映画祭、ハリウッドドキュメンタリー映画祭などのイベントが平行して開催される。
 また毎年行われるガラセレモニーには、ハリウッドの大物スターが多数参加することで知られている。ハリウッド賞全ての授賞式は、10月24日にビバリーヒルトンホテルで開催されるこのガラセレモニーで行われる。

ハリウッド映画祭 
ハウルの動く城公式サイト(米国)

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学問 ]
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 日本映像学会は写真・映画・テレビといった映像分野の学問的な研究を行う学術団体である。この日本映像学会の研究企画委員会のひとつであるアニメーション研究会が、8月27日に東京お茶ノ水の日本大学で2005年第1回アニメーション研究会を開催する。

 近年、アニメーションの制作やプロデュースに関する大学、大学院といった場での教育は急激に拡大している。同時に、学問としてのアニメーションの研究も次第に増えつつある。しかし、今回の発表題目のひとつ小出氏の『アニメーションの学的研究に関するクリティカルシンキング』でも触れられているようにアニメーションは学問となりえるのかといった視点は、あまり明確になっていない。
 アニメーションが学問になりうるかどうかは、今回発表されるような研究の積み上げのうえにこそあり、それが学問としてのアニメーションの発展を進めて行くのだろう。

発表題目リスト
『アニメーションの学的研究に関するクリティカルシンキング』
発表者:小出正志氏(東京造形大学)
『宮崎駿アニメーションの韓国への受容』
発表者:朴紀昤氏(大阪芸術大学大学院)
『Caricature Technique in Animation』
発表者:Dongil Oh 氏

 
詳細は下記案内を参照
日本映像学会サイト内の2005年度第1回アニメーション研究会開催のご案内 

日本映像学会

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イベント情報 ]
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 『機動戦士ガンダムSEED』シリーズや『鋼の錬金術師』などの大ヒットを飛ばしているのが毎日放送である。毎日放送は作品を放送するだけでなく、こうした作品のビッグなイベントも幾つも手掛けて度々話題を呼んでいる。7月30日に大阪城公園に全国から1万人のファンを集め開催されたMBSアニメフェスティバルは、人気作品と豪華なゲストで大好評であった。

 この毎日放送が10月1日に今度は東京でビッグなイベントを行う。東京国際フォーラムで行われるこのイベントは、『「BLOOD+」開戦前夜・プレミア試写会「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」から「BLOOD+」へ世紀のリレーイベント』である。
 イベントでは、当日放映される『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の最終回をリアル中継、そして続いて翌週から同時間帯で放映される『BLOOD+』の第1話が先行上映される。話題作品の最終回と第1回がまとめて観ることが出来、またアーティストライブやスタッフ挨拶も予定された豪華なイベントになりそうだ。イベントは無料で、インターネットにて受付をしている。

 毎日放送とTBSの土曜6時からの放映枠は『機動戦士ガンダムSEED』、『鋼の錬金術師』、『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』とヒット作を連発してきただけに次回作の『BLOOD+』がファンにどのように受け入れられるか気になるところだ。
また、作品を制作するプロダクションIGにとっても今回は大きな挑戦になる。プロダクションIGは、これまでどちらかといえば『攻殻機動隊Stand Alone Complex』のような大人向けやマニア向けの作品で高い評価を得てきたプロダクションである。今回、土曜夕方6時のゴールデンタイムで、どのような作品を送り出すのか気になるところだ。『SEED』、『ハガレン』は、この時間帯での様々な常識を打ち破ってきた作品である。『BLOOD+』にもそうした驚きが生まれるのだろうか。

詳細はこちら 
機動戦士ガンダム SEED DESTINY 公式サイト 
BLOOD+ 公式サイト 
毎日放送  
プロダクションIG 

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2005年08月19日
イベント情報 ]
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 日本のウェッブアニメを一度に集めたイベントJAWACON2005(Japan Web Anime Convention 2005)が、8月27日大阪市の大阪産業創造館で開催される。JAWACON2005はインタネッート上でウッブアニメーションを公開している人気クリエーターを紹介し、ウェッブアニメの発展を目指すウェッブアニメに特化したイベントである。

 イベントは10人のウェッブアニメーターの新作を紹介する有料の上映会のほか、ディスプレイを使った無料で作家を紹介するコーナーもある。また、新作を紹介する10人の中には、今年9月にカナダで開催されるオタワ国際アニメーションフェステイバルでも作品上映が予定されている青池良輔氏、ルンパロ(左山誠)氏の新作も予定されている。

 これまでアニメーションは多額な予算が必要な労働集約的な産業、共同作業を前提として考えられて来た。しかし、ウェッブアニメの特徴はCGアニメーションの技術を使うことでの表現方法の拡大が実現しただけでなく、アニメーション制作においてこれまで以上に個人的な思いを込めた作品を作ることが可能になった点である。
 そうした意味でCGアニメーションの発展は、単なる表現手段の発達だけでなく表現される内容の多様化をアニメーションの世界に生み出しているといえるだろう。

詳細は公式サイトへ
JAWACON2005 

オタワ国際アニメーションフェスティバル 

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2005年08月16日
イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 9月21日から25日の5日間、カナダのオタワを舞台に北米最大のアニメーションフェスティバルであるオタワ国際アニメーションフェスティバルが開催される。1976年に初めて開催されたオタワ国際アニメーションフェスティバルは、アヌシー(フランス)、広島、ザクレブ(ユーゴスラビア)と並ぶ国際的なアニメーションフェスティバルとして知られている。
 これまでは隔年開催とされていたが、アニメーション映画への注目の高まりにより今年からオタワ国際学生アニメーションフェスティバルを吸収し毎年開催になる。
 また、グランドプライズ(大賞)を頂点とするコンペティション部門は、2000近い応募作品の中からおよそ100作品が様々な分野別に上映される。これらのカテゴリーは大人向けや子供向けといった分野のほか、近年はニューメディア部門などへの展開を行っている。
 本年は日本から佐山誠監督『フルスロット・マイナス』、山村浩二監督『年をとった鰐』など数作品が出品されている。しかし、春に開催されたアヌシー同様に全体的に日本アニメーションの存在感は大きくない。 

 さらに、映画祭におけるビジネス関連のイベントも見逃せない。2004年に初めて開催されたTVアニメーション会議である。このイベントは、参加者からのビジネス情報に対する強い要望から誕生し、昨年は世界各国からのプロデュサー、放送関係者など200人を超える参加者が集まった。アヌシー国際アニメーションフェスティバルがMIFAと呼ばれるビジネストレードーショーを設けていることを意識した動きでもある。
 TVアニメーション会議ではフェスティバルとは打って変わって、TV業界を中心にアニメーションビジネスに関する講演会や討論会が開催される。しかし、北米では一般に“カートゥーン”と呼ばれる子供向けの作品が中心となっており、昨年、今年と日本アニメの存在感はほとんどない。それでも、米国の大手放送局のビジネスの在り方などが取り上げられており興味深いイベントではあるだろう。
 本年の会議では5つのパネルが開催され、それぞれ『カナダのアニメーション市場』、『専門的なアニメーションスタジオの躍進』、『共同制作』、『デジタル配信』、『ビジネスとカートゥーン』といったテーマが取り上げられる予定になっている。

オタワ国際アニメーションフェスティバル 
TVアニメーション会議 

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2005年08月15日
イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 米国のボルチモア市で開催される日本アニメイベントOTAKONの本年の事前登録参加者数がおよそ2万人に達した。OTAKONは毎年8月に開催され、米国を代表する日本アニメのコンベンションのひとつとして知られている。昨年は、スタッフ、企業関係者、プレスを除き3日間で20,899人の参加者があったが、事前登録だけですでにこれに匹敵する参加者を集めたことになる。

 今年で12年目を迎えるOTAKONは過去10年間余りの間、参加者数が年平均で50%を超える成長を実現してきた。しかし、昨年の参加者数が2万人を超えたことから、混乱を避ける目的でOTAKON事務局は市当局とコンベンションセンターより本年の入場者数を22,000人以内に抑えることを要請されている。
 ウッブからの参加登録は既に締め切られているが、残り2000人余りは当日参加が受付けられる予定である。しかし、OTAKONではイベント初日である19日金曜日の午後までに全て売り切れる可能性が高いとして、ファンに注意を呼びかけている。また、OTAKONは制限人数に達し次第ウェッブサイトと会場で発表を行うとしている。

OTAKON公式サイト 

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2005年08月14日
イベント情報 ][ 映画 ]
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 春の劇場アニメ『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』のヒットは、昨年、東京国際ファンタステック映画祭で上映されたプレミア試写会での高い評価が人気爆発のきっかけのひとつだった。その東京国際ファンタステック映画祭で、今年も『機動戦士Zガンダム』の劇場版第二部の『恋人たち』の上映が決まった。富野監督や古谷徹、池田秀一といった豪華なゲストと数多くのガンダムファンで盛り上がった、イベントが今年も再現されそうだ。
 詳しい上映日、時間などは未定だが、映画祭会期中の10月13日から16日のいずれかの日で、会場は東京・新宿のミラノ座になる見込みである。東京国際ファンタステック映画祭は、主にホラー、SF、ファンタジーなどの映画を中心に未公開の映画の紹介する場として毎年開催されている。昨年は39本の映画が上映された。
 今年の上映映画は今回の『Zガンダム』を含む5作品の上映が発表されたが、アニメ関連作品の上映はこれからも増える可能がある。

 全国ロードショーは本年の10月29日(松竹系)になる。今回の『Zガンダム』は公開より少し早く映画を見られるのに加えて、都内の有数の座席数を誇る新宿ミラノ座の大画面で見られるのもポイントが高い。
 チケットの発売は、9月10日よりチケットぴあで行われる。昨年は、発売30分で全てのチケットが完売したため映画祭での鑑賞を逃した人も多かった。今年のチケットも激戦必至だろう。

東京国際ファンタステック映画祭 
機動戦士Zガンダム 恋人たち公式サイト 

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2005年08月10日
話題 ]
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 大手検索サイトのライコス英語版は、今週(8月6日終了)、最も検索された単語のベスト50を発表している。このベスト10のうち3つが日本アニメとなっており、検索エンジンにおいては日本アニメがかなり注目されているようだ。
 ベスト10に入った作品は4位『ドラゴンボール』、8位『ポケットモンスター』、9位『犬夜叉』である。一部では米国での人気に翳りが見え始めたといわれる『ドラゴンボール』であるが、検索エンジンの世界では相変わらず注目度が高いようだ。『ドラゴンボール』は、この調査を取り始めて以来、実に310週間連続でランキング入りを続けているという凄まじさである。
 ランキングの1位はブリトニー・スピアーズ、2位にパム・アーダーセンと人気スターが並んでいるが、これら日本アニメのランキングは、NFL(13位)やベースボール(21位)といったスポーツ関連や『ハリーポッター』(14位)や『スターウォーズ:エピソード3』(27位)といった米国映画より高いランキングになっている。さらに、上記作品のほか『ファイナルファンタジー』(24位)、『美少女戦士セーラームーン』(44位)がベスト50入りしている。

 また、ランキング入りはしていないものの、先週から今週にかけてアクセス数が急増した単語ランキングで、先週比225%増の『NARUTO』が1位になっている。これは、秋に向かってテレビ放映が開始されることで『NARUTO』への関心が高まっていることに加えて、日本で先週末に劇場映画が公開されたことが影響していそうだ。
 これまで知られていなかったアダルト映像の存在が明らかになり、成人指定になったことで話題を呼んだ人気ゲーム『グランドセフトオート サンアンドレアス』も先週比184%増と急増単語の第4位につけている。

ライコス50

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2005年08月09日
海外:米国 ]
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 東映アニメーションは、本年の9月10日から人気アニメ『おジャ魔女どれみ』の米国で地上波放送局での放映を開始する。米国の大手地上波ネットワーク放送局のひとつであるFOXが、子供向けのゴールデンタイムとされている土曜日朝の9時30分から女の子向けと番組として放送する。
 『おジャ魔女どれみ』は、日本では1999年から4年間わたって放映された人気アニメである。米国以外では、既にヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカで放映をされ人気を博している。
 今回の放映で注目すべきは、放映が近年はアニメやカートゥーンの放映を削減に動いている大手地上波テレビ局であることである。現在、日本アニメの放映というと大手ケーブルテレビ局のカートゥーンネットワークが注目されがちだが、全米で4局前後しか存在しない地上波ネットワークで放映される意味は大きい。視聴者人口が多いだけに、一度ヒットすると大きな波及効果が期待出来るからだ。
 さらに『おジャ魔女どれみ』が女の子向けの作品である点も注目される。これまで地上波ネットワークで、女の子だけに向けられた日本アニメが放映された例はあまりないからである。
 しかし、敢えてFOXが『おジャ魔女どれみ』の放映に踏み切ったのは、この女児市場の可能性を高く評価しているからに違いない。そして、東映アニメーションにとっては『おジャ魔女どれみ』がヒットすれば、その後には女の子向けの大ヒット作品『ふたりはプリキュア』が控えている。また、日本国内でもこの女児市場向けのアニメ制作を得意とする制作会社は少なく、今後の東映アニメーションの米国市場開拓の可能性が広がるだろう。

(参考)東映アニメーションの米国放映中&放映予定作品
『ドラゴンボールZ』    (カートゥーンネットワーク)  
『デジモンアドベンチャー』(ABC、トゥーンディズニ) 
『ワンピース』        (FOX、カートゥーンネットワーク) 
『金色のガッシュベル!!』 (カートゥーンネットワーク)  
『おジャ魔女どれみ』   (FOX) 
『ボボボーボ・ボーボボ』 (カートゥーンネットワーク)

東映アニメーション 
おジャ魔女どれみポータル 

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映画 ][ 興行成績 ]
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 8月6日に公開されたアニメ映画『NARUTO大激突!幻の地底遺跡だってばよ』が週末の映画興行で初登場1位になった。NARUTOの劇場版は昨年の『NARUTO大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』2作目で、前作も8月の第4週目に公開され興行収入で13億7000万円をあげるヒットとなっている。今回は、公開がお盆前に移ったことで前回を上回る興行を目指していると思われる。
 このほか興行収入ランキングでは、3位に今週で公開4週目になる『ポケットモンスターアドバンスジェネレーション』、8位には同じく6日公開の『金色のガッシュベルメカバルカンの来襲』、9位に公開3週目の『鋼の錬金術師シャンバラを征く者』がランクインしている。この結果、日本アニメ4作品と米国の3Dアニメである6位『ロボット』まで入れると上位10作品のうちの半数がアニメ作品といこうとになる。
 こうしたことは、お盆シーズンが子供たちを中心とした娯楽映画シーズンであるといえるだろう。今週末にはドリームワークスの3Dアニメである『マダガスカル』も登場することから、お盆シーズンのアニメ映画の勢いはしばらく続きそうな気配である。
 
 娯楽映画ということで言えば、アニメ以外の残りの作品も2位の『スターウォーズ』、4位『妖怪大戦争』、7位『宇宙戦争』、10位『アイランド』と派手なVFXを駆使したSF作品が並んでいる。もともとこうした作品が興行的に強いとはいえ、最も映画の儲かるシーズンにこうした作品が大規模に公開されることは、映画興行におけるアニメ・SFの存在感の大きさを物語っているといえる。

NARUTO大激突!幻の地底遺跡だってばよ 
ポケットモンスターアドバンスジェネレーション 
<金色のガッシュベルメカバルカンの来襲 
鋼の錬金術師シャンバラを征く者 
ロボット 
マダガスカル

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2005年08月08日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 『新世紀エヴァンゲリオン』は今でも日米で高い人気を誇っている。とりわけ、米国では10月から大手ケーブルテレビ放送局のアダルトスイムでの放送も決まり再ブームの兆しすら出ている。
 ところで一時期話題になった『エヴァンゲリオン』が米国で実写映画化という話は現在どうなっているのであろうか。一部では立ち消えになった、計画は進んでいないとの話もあったが、米国のアニメ情報サイト:アクティブアニメの8月8日の記事によると、実写版『エヴァンゲリオン』の計画は未だ健在で、制作意欲は衰えていないという。
 この『実写版エヴァンゲリオンは健在:Live Action Evangelion Alive and Well 』の中では、実写版『エヴァンゲリオン』制作会社ADVのクリエイティブ・ディレクターデヴィッド・デル・リオの話として次の内容を伝えている。

 『エヴァンゲリオン』の映画化は今でも計画の中にある。
 ADVは映画をいつリリースし、世に出すかに手間取っている。
 ガイナックスは制作に賛同している。
 制作プロダションのWETAは、キングコングの特殊効果のため現在多忙である。
 制作がいったん準備されれば、現在WETAで公開されている第一段階のスケッチは変わることになるだろう。
 エヴァンゲリオンの映画はを2部構成か3部構成にしたいと考えている。

 日本アニメの米国実写映画化の話は企画が立てられては途中で頓挫して、なかなか実現しないものが多い。その代表のように考えられてきた『実写版エヴァンゲリオン』であるが、計画はまだまだ健在のようだ。数年後には、リアルな綾波やアスカに会える時が来るかも知れない。

アクティブアニメの記事 Live Action Evangelion Alive and Well

ADV
WETA
記事では今後、変更の可能性が高いというWETAによる『エヴァンゲリオン』第1稿

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2005年08月06日
イベント情報 ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 世界最大のコンピュターグラフィックの会議・イベントとして知られるSIGGRAPHが今年もロサンゼルスで7月31日から8月4日まで開催された。このイベントのために世界81カ国から集まった研究者、開発者の数は29,000人を越え、出展企業は250社以上となり高い成功を収めた。

 今回、特に注目を集めたのがハリウッドの大物監督・プロデューサーであるジョージ・ルーカスによる基調講演会であった。ルーカスは講演の中で人工知能の発展がテクノロジーとゲーム業界に大きな変化を与えるに違いないと述べた。また、自身の会社であるルーカス・フィルムは今後テレビの分野を開拓するつもりだが、それはウォルト・ディズニーとは異なったものになるとしている。
 
 また、SIGGRAPH2005はコンピュターアニメーションフィスティバルの受賞者とコンピュターグラフィック部門で特別な貢献をした人物に対する特別賞を発表している。
 フィスティバルのベスト作品賞は米国作品でShane Acker監督の『9』が選ばれた。さらに作品賞は、ポーランドのPlatige Image社のTomek Baginski氏による『Fallen Art』とフランスのレコール・ド・リマージュのEric Castaing氏、Alexandre Heboyan氏、Fafah Togora氏らによる『La Migration Bigoudenn』の2作品が受賞した。

 特別賞の中で、東京大学大学院新領域創生科学研究科の西田友是教授がコンピュターグラッフィック技術への多大な貢献によりスティーブン・アンソン・クーン賞を受賞した。このほか、コンピュターグラフィック達成賞にはエイリアスの研究者Jos Stam氏が、最重要新研究賞にはスタンフォード大学のRonald Fedkiw氏が選ばれた。

 来年のSIGGRAPH2006は久々にロサンゼルスを離れ東海岸のボストンのコンベンション・エキビションセンターで8月3日から7月30日まで開催される予定になっている。

SIGGRAPH2005
SIGGRAPH2006

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海外:米国 ]
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 米国イリノイ州ワコンダにあるレイク郡ディスカバリー美術館では、『アニメ‐ジン:日本アニメーションの世界;Anime-zing: The World of Japanese Animation』と題する日本アニメーションの魅力に焦点を当てた展覧会を8月13日から来年の2月13日までの期間開催する。
 
 アニメーションの見方を変えさせている日本アニメを、その文化やクリエーター、ファンを辿ることでより詳しく知るために企画された。展覧会では『遊戯王』、『ドラゴンボール』、『セーラームーン』、『千と千尋の神隠し』といった作品が紹介され、映像やアニメの原画、コレクショングッズなど展示される。さらに『となりのトトロ』の中に出てくる猫バスも再現される。
また、会期中は米国のアニメ声優クリスピン・フリーマンを迎えた講演会や『ウルフズレイン』、『ヘルシング』、『ラストエグザイル』といった作品の上映会も行われる。

 ディスカバリー美術館は米国有数のポストカードのコレクションで知られている。また、ポストカードの展示以外にシカゴ地域のアーティストの作品展示も行っている。

レイク郡ディスカバリー美術館

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イベント情報 ][ 賞/コンテスト ]
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 今年の春に開催された東京国際アニメフェア2005は大勢のファンを集めて大盛況だった。このフェアの中で商業作品と公募作品の中から東京アニメアワードが選ばれたのも記憶に新しい。この夏、この東京アニメアワードの受賞作品が、都内でまとめて上映される。

 8月26日から28日まで恵比寿の東京都写真美術館では、第4回東京アニメアワードフィルムフィスティバルは開かれこの受賞作品が一挙に上映される。上映作品の中にはアニメーションオブザイヤーを受賞した『ハウルの動く城』や『巌窟王』、『イノセンス』といった話題作が目白押しである。また、公募作品部門の受賞作には、普段あまり観る機会の少ない海外アニメーションも含まれている。
 
 フィスティバルの受賞作だけあり、商業作品も公募作品も昨年から今年にかけてメディアで取り上げられた作品が多い。夏休みを利用して話題になったアニメーションをまとめて振り返るいい機会になるのでないだろうか。

東京アニメアワードフィルムフィスティバル
東京都写真美術館

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アニメ音楽 ][ イベント情報 ][ 海外:米国 ]
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 8月19日から21日に、米国ボルチモアで開かれる日本アニメイベントOTAKONで日本の人気のユニットインディゴのライブコンサートが開かれる。OTAKONは米国東海岸で開かれる最大のアニメイベントで、カリフォルニアで開催されるアニメエキスポと並び米国の2大イベントとして知られている。
 インディゴは、アニメ作品『藍より青し』のエンディングテーマや『魔法使いに大切なこと』エンディングテーマも歌っており米国ファンにとっては馴染みのあるアーティストだといえそうだ。また、この夏にはインディゴ米国初になる『Indigo suite ~Best Indigo Music~ U.S.A. version』のリリースも行われる。

 OTAKONでは2003年にT.M.Revolutonの西川貴教が、2004年にはL'Arc~en~Cielがコンサートを行っており、日本の大物アーティストの米国デビューの登竜門ともなりつつある。
 また、アーティストを売り出す企業側も日本に関心のあるファンが多いことからこうしたイベントに注目をしている。このためアニメイベントであることをあまり意識せずに、アニメを超えて米国に受け入れられそうなアーティストを紹介する傾向が強まっているようだ。

OTAKON 
インディゴ公式サイト 

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2005年08月04日
海外:アジア ]
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 イスラエルの英語情報サイトHAARETZの国際版は、8月4日付の記事『東京からテルアビブ:アニメの魔法がファンを魅了する:From Tokyo to Tel Aviv, anime magic enchants fans』と題した記事の中で、イスラエル国内で人気の広がる日本アニメについて解説をしている。
 記事によれば、日本アニメがイスラエルに広がったきっかけは5年前の『ポケットモンスター』である。この『ポケットモンスター』の放送から、より日本アニメに興味を持った若者達が日本アニメファンになっているという。また、アニメ番組は衛星放送を通じてイスラエルの多くの若者に視聴されている。
 先週の日曜日には、テルアビブの国際コンベンションセンターでイスラエル初のアニメコンベンションが開かれ数百人のアニメファンが集まった。

 今回のHAARETZの記事は、とりわけ『ポケットモンスター』の影響力に注目している。『ポケットモンスター』というと一般には米国市場に対する影響でしばしば語られるが、世界的に見ても日本アニメの普及に大きな力を持ったことが判る。
 記事の中では“Anime”と言っても多くの人は知らないと注釈を述べており、“Anime ”の語句が世界的に一般名詞化しつつある一方で、まだ普及の始まったばかりのイスラエルにおいては、説明を要する単語であることが判って面白い。

 先日、当サイトはサウジアラビアでの日本アニメの普及を『サウジアラビアで増加する日本アニメファン』として取り上げた。同じ中近東ではあるが、文化と宗教を大きく異にするイスラエルでも同じ時期に日本アニメが広がりつつあるという事実は興味深い。日本アニメの中には、制作者が意図せずに国境や文化を越える普遍性があるのかもしれない。

HAARETZの記事 From Tokyo to Tel Aviv, anime magic enchants fans

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2005年08月03日
話題 ]
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 8月5日付のタイム誌が最も魅力的な日本アニメベスト5とした小特集を組んでいる。ベスト5の作品は、映画作品で現在DVDが米国で入手可能な作品から選ばれており、これはタイムの読書が観たいと思ったときにすぐ観ることが出来ることを考慮したものである。
選ばれたのは次の作品である。

パーフェクトブルー (今敏監督 1997年)
千と千尋の神隠し (宮崎駿監督 2001年)
はだしのゲン (真崎守1983年)
スチームボーイ (大友克洋監督 2004年)
AKIRA (大友克洋監督 1988年)

 リチャード・コリス氏という記者のお薦めという趣旨の記事なので選者の好みも入っているのだが、個人的には微妙なラインナップである。今敏、宮崎駿、大友克洋と日本を代表するアニメ監督が入っているのは納得出来るが、ではなぜ押井守が入らないのかという単純な疑問が出て来る。大友作品を2作品入れてまで『攻殻機動隊』を削るべきなのだろうかと。そして、『はだしのゲン』といったおそらく日米両国でほとんど知られてない作品がベストにあがるというのも唐突感がある。おそらくリベラルなタイム誌の性格も反映しているだろう。
 また、僕自身の好みだけから言えば『パーフェクトブルー』より『千年女優』、『千と千尋の神隠しより』より『天空の城ラピュタ』を押したいところだ。「日本アニメも結構面白いよ!」と一般の人に薦めた時に、いきなり『パーフェクトブルー』や『はだしのゲン』はきついのでないだろうか。おそらくこのリストベスト10であったなら、もっと普遍的なリストになったと思うのだが、5作品だけに絞ると個人の好みというのはなかなか隠せないものである。

タイム誌の記事 5 Top Anime Movies on DVD

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教育 ]
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 文部科学省の支援による新興分野人材養成プログラムとして『先導的デジタルコンテンツ創生支援ユニット』を設立する九州大学大学院芸術工学研究院は、キックオフセミナーとして『九州大学の新しい視座 エンターテイメントの科学を目指してデジタルコンテンツクリエーターの育成と産学連携(仮題)』を開催する。
 講演は8月22日に福岡市天神のアクロス天神で行われ、主催は九州大学大学院芸術工学研究院である。主な内容は文部科学省の河村潤子総括官の基調講演『知的財産立国に向けて(仮題)』、九州大学大学院芸術工学研究院源田悦夫教授の創生ユニットの報告、それにパネルディスカッションからなる。パネルディスカッションには、石村繁一ナムコ社長、土井宏文JDC信託社長など6人が参加する。

 九州大学大学院芸術工学研究院は、メディア、コンテンツの創生に関わる修士課程、博士課程レベルの人材教育を行うことを目標に先導的デジタルコンテンツ創生支援ユニットを設立している。このプロジェクトは、文部科学省による支援のほか、日本経済団体連合会や映像産業振興機構など幅広い経済団体とも連携を目指し、産学官の新しい連携としても注目されている。

九州大学大学院芸術工学研究院 

講演会の詳しい情報ここから

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映画 ]
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 GDHがハリウッド向けにアニメ作品を手掛けている『アフロサムライ』が、さらにハリウッドにおいて実写映画化されることになった。映画の制作はアニメ版も手掛けているGONZOが行い、主演はハリウッド俳優のサミュエル・ジャクソンになる。また製作にはGONZOの親会社であるGDH、フジテレビのほか、米国の大手マネジメント会社のモザイクグループが加わる。
 『アフロサムライ』は現在アニメ版が2006年末の米国放映を目標に制作が続けられているが、今回の実写映画は2007年の全米公開を目標にしている。

 GDHとフジテレビは、アニメ映画『ブレイブストーリー』でもパートナーを組んで世界公開を目指している。今回の企画も両社が主導になる一方で、ハリウッドのビッグネームを巻き込んだ企画だといえる。この背景には米国でヒットするには、ハリウッドのパワーが不可欠という判断があるのは間違いない。
 フジテレビからは、国内で幾つものメガヒットを成功させた映画事業局の亀山千広氏がプロデューサーに参加している。国内の成功を海外にまで広げられるかが鍵だろう。
 また、GONZOにとっては実写映画への進出は事業拡大のための規定路線である。その事業拡大のための初舞台がハリウッド映画ということで、その実力が問われることになるだろう。映画はGONZOの得意とする3DCGを多く盛り込んだものになりそうだ。

アフロサムライ公式ページ
GDH 
GONZO 
フジテレビ

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2005年08月01日
新発売/新作 ]
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 ユニバーサルスタジオジャパン(USJ)が日本アニメの人気作品を利用したイベントアトラクションを8月13日から開始する。このイベントアトラクションはMBS ANIME FES‘ 05 in ユニバーサルスタジオジャパンで、MBS毎日放送が関わる6つの作品:「ガンダムSEED」、「鋼の錬金術師」、「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」、「交響詩篇エウレカセブン」、「劇場版 鋼の錬金術師 -シャンバラを征く者-」、「BLOOD+」の世界をゲームの体験や原画などの制作の様子を体験出来るものである。また、先日開催されたMBSアニメフェス'大阪エクスペリメントのライブ映像なども体験出来る。
 この背景は今年の春に設置された『鋼の錬金術師プレミア・ツアー』が好評だったことで、USJがより積極的に日本アニメコンテンツを取り込んで行こうと考えていることにあるようだ。上記6作品を提供するMBS毎日放送は、USJの株主で番組制作スタジオをパーク内に所有している。

 当初はよりアメリカ的であることをテーマパークの売りにしていたUSJであるが、近年は入場者数が伸びずに苦戦を重ねている。また、テーマパークの人気維持のためには継続的な新アトラクションが必要というのは業界の一致した見方である。しかし、2001年の開業以来USJは赤字体質が続いており、巨額の資金が必要な新アトラクションへの投資が厳しい情勢にある。
 そうした中で若者に人気のある日本アニメコンテンツは、さほど大きな投資を必要としないにもかかわらず集客効果の高いキャラクターコンテンツである。USJは今後もこうした日本アニメキャラクターを積極的に活用することで、事業の拡大を図る可能性は非常に高いだろう。
 またそれが、米国のユニーバーサルスタジオとも差別化出来るUSJの進むべき方向ともいえるだろう。

ユニバーセルスタジオジャパン 
MSB毎日放送 

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海外:アジア ]
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 サウジアラビアの英語ニュースサイトであるアラブニュースが“若者の間で人気の広がる日本アニメ”と題して、ここ数年で若者の間に人気の広がりつつある日本アニメの実態について取り上げている。記事は内容の一部に自分達の文化に相容れないものがあり、また子供向けの作品だと考えないで作品の内容については注意すべきだとしているが、記事全体のトーンは概ね好意的になっている。なかでもアニメが世界や日本という異文化を理解する助けになることや、多くの作品は洗練されたテーマを持っており若者の考える力を伸ばす効果があるとしている。
 また、この地域では日本アニメを正式に流通する業者が全く存在しないため、販売されているアニメ作品は全て自らが訳した海賊版になっているといった実態にも触れている。

 日本アニメの魅力が日本の文化を越えて米国やヨーロッパ、他のアジア地域にも伝わるのであれば、イスラム世界にも理解されるのはまた必然である。例え英字新聞であったとしても、戒律の厳しいと思われているイスラム側から書かれたこの記事が日本アニメに対して意外なほど好意的なのは驚きである。
 ビジネスの市場としてはマーケット規模や文化の壁が大きく、今後とも大きく育って来ることはないと思える。しかし、アニメが日本への理解を助け、また日本そのもののイメージを向上させるならば別の視点から日本アニメの普及が望まれるのかもしれない。

アラブニュースの記事 Japanese Animation a Growing Sensation Among Youngsters

(情報元 アニメインサイダー

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