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2005年09月30日
イベント情報 ]
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 いよいよ10月である。芸術の秋であり学問の秋である。ここは秋らしくこの両立をさせるビジネス系のアニメイベントに参加してみてはどうだろうか。

 というのも、一年を通じて数多く開催されるイベントにもシーズンあるらしく、10月はアニメも含んだ映像系のビジネスイベントが多い。
 ちなみに、8月はコミックマーケット、ワンダーフェスティバル、キャラホビなど大型ファンイベントのシーズンである。9月は東京ゲームショウを筆頭にアミューズメントマシンショー、ギフトショー、プラモデルラジコンショーと玩具系のイベントが多い。

 そこで10月なのだが、東京国際映画祭があるためか毎年映像コンテンツ系のビジネスイベントが目につく時期である。例えばアニメ関連では、テレビ東京の岩田圭介氏よる講演「アニメコンテンツのビジネス戦略-プロデューサーの役割-」が10月16日に東京・新宿で開催される。
 また、アニメビジネスに携わる講演者が複数参加する10月12日から14日まで東京ビッグサイトで開催されるライセンシングアジアも注目だ。「キャラクターの広告・販促使用の現状と課題」、「中国のライセンシングビジネス市場の最新動向」といったセッションがアニメキャラクターを中心とした話になりそうである。
 さらに東京国際映画祭に連動している東京コンテンツマーケットの中でも、GDH、東映アニメーション、ジャパンデジタルコンテンツといった会社のトップが講演として登場する予定になっている。これらの講演を聞くことで、アニメビジネスの現在の状況を掴むことが出来るだろう。

10月に開催されるビジネス系の主なイベント・講演会
主にアニメ関連のみピックアップしました。関連セミナーは多数あり。
詳細は関連サイトでご確認ください

「アニメコンテンツのビジネス戦略」
テレビ東京 コンテンツ事業局次長兼アニメ事業部部長 岩田圭介氏 
 10月16日(東京・新宿) 主催:WAO大学院大学(認可申請中)

「ライセンシングアジア」
10月12日~14日(東京ビッグサイト) 主催:日本経済新聞社、LIMA

 「中国のライセンシングビジネス市場の最新動向」10月13日
   手塚プロダクション 代表取締役社長 松谷 孝征 氏
   日本貿易振興機構(JETRO)上海代表処
   コンテンツ流通促進センター長 中澤 義晴 氏
 「キャラクターの広告・販促使用の現状と課題」 10月14日 
   電通エンタテインメント事業局
   アニメ・キャラクター事業部プロジェクト・マネージャー 種村達也氏
   宣伝会議 編集長田中里沙 氏
  
「東京コンテンツマーケット2005」
 10月19日、20日(東京・丸の内)
 主催:独立行政法人中小企業基盤整備機構 関東支部

 知っ得!コンテンツファンド活用法
    日経BP 日経エンタテインメント!発行人 品田英雄氏
    ジャパン・デジタル・コンテンツ信託 代表取締役 土井宏文氏
    電通 エンタテインメント事業局 亀田卓氏

 アニメ業界のトップに聞く!海外セールス裏事情
    オメルベニー&マイヤーズ法律事務所 寺澤幸裕氏
    東映アニメーション 常務取締役 大山秀徳氏
    GDH 代表取締役社長 石川真一郎氏

 クリエイターのためのゲリラマーケティングの薦め
    シンク 代表取締役CEO 森祐治氏
    慶応大学経済学部助教授 田中辰雄氏
    インフォバーン 代表取締役会長 小林弘人氏
    コミックス・ウェーブ 代表取締役プロデューサー 竹内宏彰氏

東京国際映画祭
 10月22日~30日 (東京・渋谷、六本木)
 主催:財団法人日本映像国際振興協会 第18回東京国際映画祭実行委員会

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映画 ]
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 東映アニメーションは、来年2月に劇場公開予定の『最終兵器彼女』のノベライズ作品を10月3日より映画公式サイトで公開する。『最終兵器化彼女』は、高橋しん原作の人気マンガとして知られている。女子高生が兵器になって戦うというSF世界とラブストリーを並列させることで注目を浴び、アニメもTV版とOVA版が作られなど人気を呼んでいる。
 脚本家の江良至が書き下ろした小説を毎日800字から1000字程度で更新していく、それが3ヶ月間続くことになる。作品公開後は、小学館から単行本として発刊される予定である。これで『最終兵器彼女』は、マンガから始まってアニメ、実写、小説と幅広い展開を行なうことになる。

 今回の連載で注目すべきは、ウェッブサイトで初公開しそれを小説にまとめるという発表方式だけでない。むしろ、毎日更新、それを3ヶ月間続けるという点だ。ウェッブサイトのアクセス数は毎日更新をすると大きく伸びることはよく知られているが、ニュース系のサイト以外でそうした試みを行なっている商業サイトはあまりない。音楽や小説、動画などのコンテンツの分野では特にそうである。
 一日の文章量が、800字から1000字程度としていることも、読者がパソコンの画面上で集中力の保てる文章量を的確に判断している。アニメやコミック、映画といった点から多少はずれるが、今回の東映アニメーションの試みはネットコンテンツ戦略として見るべき部分が大きい。

最終兵器彼女 映画公式サイト 
最終兵器彼女OVA公式サイト 
最終兵器彼女テレビ版公式サイト 

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イベント情報 ]
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 現代美術と『ガンダム』の融合として、この夏に大阪・天保山のサントリー美術館で開催された『GUNDAMU 来るべき未来のために』展が東京でも開催されることになった。本年の11月6日から12月25日までの間、上野の森美術館でガンダムを素材にして現代美術の世界が繰り広げられる。
 展覧会のコンセプトは、第一線で活躍する現代美術のアーティスト達がファーストガンダムからインスパイアされた作品を制作し展示するものだ。今回のテーマになった『機動戦士ガンダム』のファーストシリーズのファンの中心は30代から40代にかけた層である。現在、現代美術の世界で最も活躍が著しいのもこの世代、まさに1980年代という時代を背景に両者はシンクロしている。

しかし、現代美術の展覧会ではあるが、そこはやはりガンダムである。お馴染みのキャラクターやメカが多数展示される。とりわけ、大阪展で話題を呼んだ高さ10メートルの超巨大なセイラさん像の『crash セイラ・マス』や『コアファイター 1/1SCALE』など見所も多い。
 勿論、会場でしか買えない限定グッズの販売も予定されており、ファン対策も抜かりがない。芸術の秋でもある。テレビ放映開始から25年以上、あらためてファーストガンダムを振り返りに上野の美術館に行くのも楽しくないだろうか。

詳細は下記サイトにて
ガンダム展 

会期:2005年11月6日(日)~12月25日(日)
会場:上野の森美術館
主催:産経新聞社、上野の森美術館、ガンダム展製作委員会
Exhibition Curator:東谷隆司

関連記事 『ガンダム展』ガンダムと現代美術の融合

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2005年09月29日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国のアニメ情報サイトのアクティブ・アニメは、8月に「実写版『エヴァンゲリオン』の計画は未だ健在」のニュースで、現在、米国で計画されている実写版『新世紀エヴァンゲリオン』が未だ進行中だと伝えた。そのアクティブ・アニメが第2報として、実写版『エヴァンゲリオン』に新たな動きがあると伝えている。
 
 記事によれば、アクティブ・アニメのスタッフは実写版エヴァンゲリオンの製作を進めている米国企業ADヴィジョンで映画化計画を推進しているメンバーの1人マット・グリーンフィールド氏に直接この件を尋ねたという。グリーンフィールド氏は、自身が現在進めているこのプロジェクトの問題解決のため10月にニュージーランドのWetaワークショップを訪問する予定であると述べた。また、10月中に現在の状況に何かの変化があるかもしれないと語ったという。
 ADVはよく知られているように、実写版エヴァンゲリオンを進めているアメリカ企業である。また、Wetaワークショップは特殊効果を得意とする映画制作会社で実写版の制作を実質的に行う会社としてこれまで発表されている。

 今回の情報は、実写版製作の中心を担う企業の担当者の話として確度の高いものである。しかし、今回のニュージーランドでの話合いは、多忙とされるWetaのスケージュール上の都合が実写版製作の停滞を招いている可能性を感じさせる。
 話合いの結果により映画製作に向けて前進という可能性がある一方で、あるいは制作会社の変更という可能性も捨て切れない。いずれにしても、10月以降の実写版エヴァンゲリオンの動きは目が離せない。

アクティブ・アニメの記事
Live Action Evangelion Alive and Well Part 2

関連記事 実写版エヴァンゲリオンの昨今

ADヴィジョン 
Weta ワークショップ 

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イベント情報 ]
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IG EX.png 10月21日から渋谷パルコで開催される「プロダクションIG展」が話題を呼んでいるが、その「プロダクションIG展」と連動したインターネットラジオが明日30日金曜日から始まる。
 アニメ関連のコンテンツを中心にインターネットラジオを手掛ける音泉が、『プロダクションI.G STATION』と名付けられた番組を毎週金曜日に新しく更新する。番組は、インターネットを通じて随時聞くことが可能となる。

 プロダクションIGは、これまでもテレビ、映画を越え美術館や講演会などのイベントを通して多面的に作品の世界を展開している。インターネットラジオも、そうした作品展開の多様化のひとつといえるだろう。
 ラジオでは展覧会の紹介だけでなく、毎回IG作品の中から1タイトルを取り上げる予定である。ゲストとパーソナナリティの中川翔子がその作品についてトークを繰り広げる。人気作品が多いプロダクションIGだけに豪華なゲストが期待できそうである。
 プロダクションIGでは10月22日にも別のアニメ関連のインターネットラジオBEAT Net Radioの番組『SWEET BEAT EMOTION』の中で『IGPX』特集を放送する予定である。この番組は、「TIFF in AKIHABARA秋葉原エンタ祭り」の中で公開録音が行われる。

 一般的にはインターネットのコンテンツ配信というと、アニメ作品自体の配信が注目される。また、映像を主とするアニメ作品が、画像を紹介出来ないラジオ分野に進出するのは一見不思議に見える。しかし、かつて学生が勉強をしながらラジオを聞いていたように、インターネットのラジオ放送はPC上で作業しながらも聞けるという便利さがある。
 例えば、いまや30代の男性が一週間に利用するインターネットの時間は、テレビの視聴時間を越えている。インターネット上の作業する時間を奪うことなく、耳だけ傾けていればいいインターネットラジオは映像番組配信に較べると比較的利用しやすいメディアである。
 魅力的なパーソナリティとゲストがいれば、比較的低コストで人気のあるコンテンツを制作出来るということもある。これまでも80年代からずっと一般のラジオを通じて声優を中心としたアニメ関連番組は数多くあり、根強い人気を確保して来た。
 今後はインターネット上でアニメとラジオを組み合わせた番組配信、プロモーションイベントは増加をしていくだろう。

プロダクションIG 
プロダクションIG展 
音泉 
BEAT Net Radio 
秋葉原エンタ祭り 

© 2004 士郎正宗/講談社 ・ I.G, ITNDDTD © 士郎正宗 ・Production I.G/講談社 ・攻殻機動隊製作委員会© 2005 CLAMP/講談社/ 「劇場版xxxHOLIC 真夏ノ夜ノ夢」 製作委員会 © 2005 CLAMP/講談社/ 「劇場版ツバサ ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」 製作委員会© 2005 Production I.G ・Aniplex ・MBS ・HAKUHODO ©Production I.G ・Cartoon Network / IGPX製作委員会 © 2006 押井守 ・Production I.G/立喰師列伝製作委員会

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2005年09月27日
映画 ][ 海外:ヨーロッパ ][ 興行成績 ]
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 9月23日からイギリスでの劇場公開が始まった『ハウルの動く城』の23日(金)から25日(日)までの3日間の興行成績はおよそ37万7000ドル(約4200万円)となり、週末の興行成績で10位につけた。興行順位こそ10位であるが上映劇場数は95館と通常イギリスで全国公開とされる300館から400館クラスの数分の一であることを考えると健闘している。
 興行収入を劇場数で割った平均興行収入は3,977ドルで、こちらも大ヒットとはいかないがヒットと呼ぶに充分な数字を残している。イギリスは世界あるいはヨーロッパ各国と較べても日本アニメの普及が低く、比較的人気が行き渡っていないとされる国である。そのイギリスで、それなりに存在感のある成績を残せたことは次につながりそうである。

ハウルの動く城公式サイト 
ハウルの動く城公式サイト(英国)

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海外:米国 ]
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 先週は、過去10年間ランキングを発表で週間ランキングを休んでいたアメリカのライコス50の週間検索語句ランキングが2週間ぶりに発表になっている。注目されていた『NARUTO』のランキングは、放映直後のランキングは発表されていず不明だが、先週は15位と前回の13位より2ランク下げている。前回まで検索順位が急伸していただけにやや拍子抜けである。
 その他は『ドラゴンボール』が10位、『ポケモン』が14位と常連としてランキングしている。また、12位に『犬夜叉』、46位に『美少女戦士セーラームーン』が入っている。
 注目すべきは、新作映像ソフトが発売された『Final Fantasy 』が先週45位から19位に急上昇したこと。『Final Fantasy Ⅶ』の新作映像は、海外のゲームサイトでも大きく取り上げられており、このゲームの関心が世界的に高まっているのが判る。

 今回は、同時に6年前のランキングも発表されたが、1位『ポケモン』、2位ブリトニー・ピアース、3位『ドラゴンボール』、4位パム・アンダーセン...9位『Final Fantasy 』と驚くほど現在の上位語句と代わり映えがしない。とりわけ、日本関連の語句については6年間ほぼ同じ作品が人気を引っ張り続けているようだ。

ライコス50 

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2005年09月26日
イベント情報 ]
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 日本最大のガレージキットイベントであるワンダーフェスティバル(ワンフェス)の20周年企画として計画されていた合宿イベント『WF20』の開催が中止されるとWF20製作員会より発表された。このイベントは、ワンフェスの20周年イベントとして参加者400名限定で2006年3月18、19日に横浜のホテルにて合宿形式で開かれる予定であった。
 主催者によれば中止の原因は、100件を目標にしていた選抜ガレージディーラーの数が必要規定の80件に遠く及ばなかったためである。このまま無理に開催しても良い結果は残せないとの判断から開催中止に踏み切った。
 しかし、WF20は当初から通常のワンフェスから一ヶ月程度しか離れていないためディーラーの負担が大きくなる点、ディーラー100ブースに対して入場者数がわずか400名限定というアンバランスさから来る採算性などの懸念があった。確かに参加者の満足感が得られないイベントになるのであれば、思い切って中止というのもひとつの選択であろう。

 ワンフェスは、来年2月に開催予定の2006年ワンダーフェスティバル冬でも、会場側のダブルブッキングにより2月26日から2月19日への開催日の変更を余儀なくされ、現在まで正式な会場ホールも発表されていない状況である。20周年を迎えるにあたり、なんとも不運続きとしかいいようがない。
 
関連記事 ワンフェス20周年記念合宿イベント開催(8/21)
       ワンフェス2006年冬 日程変更へ(8/26)
     
WF20中止のお知らせ 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 米国で製作されている往年の人気日本アニメ『超時空要塞マクロス』の続編の動きが活発になって来ている。正確に言えば『マクロス』でなく、マクロスを中心にロボットアニメ3作品を素材に米国で放映された『ロボテック』の続編である。
 この作品は、今年4月に『ロボテック 影の年代記:The Shadow Chronicles』のタイトルでアメリカ独自に製作すると発表されている。話のプロットを『ロボテック』の権利を持つハーモニーゴールド、キャラクターデザインなどを竜の子プロダクション、アニメ制作を韓国のアニメ制作会社DRムービーが行う。
 作品は、当初2005年の暮れにDVDで発売されるとされたが、今回その作品が2006年に劇場公開されるとの噂が出ている。これはオーストラリアのシドニー交響楽団が2006年ニューラインシネマ配給で公開予定の『ロボテック』の録音を行っているとの情報に基づいている。

 もし、2006年の劇場公開が本当だとすれば、80年代にアメリカに入り現地化された日本のロボットアニメが劇場でそろい踏みになる。2006年には日本アニメに源流を持つ実写版『トランスフォーマー』の劇場公開が予定されており、ニューラインシネマによる『ボルトロン』(『百獣王ゴライオン』)の実写版の製作も進んでいるからだ。
 この続編の劇場公開を手掛けるのが、日本のマンガ・アニメファンにはお馴染みとなりつつあるニューラインシネマだというのも、噂にリアリティーを醸し出している。近年、ニューラインシネマは日本のマンガ・アニメ原作に極めて高い関心を持っており、『MONSTER』や『寄生獣』のハリウッドの実写映画化に当たっても名前が挙がっている。
 
 この日本でなく米国で作られる『ロボテック:影の年代記』であるが、日本での公開はありえるのだろうか?残念ながら、その可能性はほとんどないと言っていいだろう。ロボテック公式サイトでは、この作品は日本を除く世界中に公開されるとしている。これまで、日本国内では『ロボテック』の放映やビデオ、DVDの販売はなく、公式にメディアに紹介されたこともない。
 これは『ロボテック』を手掛けるハーモニーゴールドと日本側との契約によるものだと考えられる。両者の契約は、ハーモニーゴールドが『ロボテック』の名前で『マクロス』、『サザンクロス』、『モスピーダ』を素材としたアニメ作品を世界中で展開する権利を認める一方で、日本国内にその作品を一切持ち込んではいけないとしているようである。
 例えば『ロボテック』の公式サイトの会員になるために日本ドメインのアドレスを利用すると「契約により『ロボテック』の日本へのマーケティングは禁止されているため受け付られない」と告知されることからも伺える。
 このため、日本アニメを源流に持つにも関わらず、日本では観ることの出来ない不思議な作品になりそうである。

ロボテック・ドットコム 
ニューラインシネマ 

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海外:米国 ]
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 9月26日のICV2の記事によれば、アメリカで今月10日から放映の始まった『NARUTO』のマンガの売上げが急増している。記事の中ではアメリカで発売されている『NARUTO』の単行本7巻が、18日最終のブックスキャンのグラフィクノベル(マンガ単行本)売上げトップ20に全てがランクインしただけでなく、うち4タイトルはベスト10に入っているという。ICVは、テレビの放映が新たな『NARUTO』のファンを作り出したのでないかとしている。

 今回のランキングは、まさに9月10日の『NARUTO』の放映直後にあたるため、テレビを観たファンが単行本を買いに本屋に走ったことが想像できる。また、マンガとテレビの両方を同時に展開するメディアミクスの重要さをあらためて認識させる出来事だといえる。逆に言えば、これまでテレビ放映なしでもマンガ本がベストセラーになっていた『NARUTO』の強さが伺える。
  今回のニュースで、『NARUTO』の今後の商品展開についても大きな期待が持てそうだ。なお、単行本の8巻の米国発売は12月を予定している。
 『鋼の錬金術師』の時もそうであったが、テレビ放映前にインターネットの口コミとマンガの売上げが先行して人気が出るというのはひとつのパターンになりつつある。『鋼の錬金術師』についても、テレビ放映後マンガの売上げが飛躍的に高まっている。こうした中では、現在アメリカでマンガ売上数が伸びている『BLEACH』が次の目玉として要注目だろう。

ICV2の記事 So You Think the Cartoon Network Doesn't Matter?
NARUTO公式サイト 
NARUTO公式サイト(米国)

 

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2005年09月24日
行政 ]
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 9月7日に発表された外務省の海外記者にアニメを中心とした日本文化を紹介するプログラムの一部が明らかになっている。このプロジェクトは日本のアニメに興味がある海外有力メディアの記者を日本に招き日本アニメを紹介するプロジェクトである。
 9日の報道では、プロジェクトのプログラムとしてアニメ関係者への取材、アニメ関連施設の訪問があげられていたが、その訪問先の一部が明らかになっている。取材先にはNHK、三鷹ジブリ美術館、デジタルハリウッド大学院大学、東映アニメーション、サンリオピュローランドなどが含まれているようである。

 また、読売新聞の報道によれば、外務省は中国での日本文化の理解を促進させるために中国で人気の高い日本アニメキャラクターを積極的に活用する方針だという。中国の主要都市に日本の文化・流行を発信する情報基地を設けるほか、今回のプロジェクトとは別に中国のマスメディアを日本に招いた意見交換会などを企画している。

 昨年来、外務省によるアニメを利用した日本の文化理解促進にはかなり勢いがある。しかし、あまりにも露骨にアニメを利用することが必ずしも良い方向に動くのかには疑問も残る。政治に結びつけられることで、日本アニメのブランドが傷つかないか多少心配である。

読売新聞の記事 日本への理解、アニメ活用で…中国への情報発信強化へ

外務省 

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イベント情報 ]
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 東京国際映画祭の連動企画として開催される秋葉原エンタまつりの詳細が発表されている。秋葉原エンタ祭は日本が国際的に強いとされるマンガ・アニメ・ゲームなどのコンテンツを取り上げ、東京国際映画祭を盛り上げること目指している。開催期間は10月22日から30日まで、イベントはPS2とPSPの体験コーナーやアキバで買い物した際のプレゼント企画などがある。
 現在、秋葉原エンタまつり公式サイトでイベントの詳細が発表されているが、注目はステージなどで行なわれるステージ企画である。『新世紀EVANGELION』10周年記念ラジオや『苺ましまろ』などアキバならでの作品を中心に、驚くほど豊富なイベントメニューが揃っている。しかし、注意しなければいけないのはその大半が定員制で事前申し込みが必要なことだ。会場の制約もあり、定員は50名から300名と決して多くない。多くははがきでの応募による抽選で参加者を決定するとしている。
 「秋葉原エンタまつり」が開かれているからと、会期中にアキバに行っても人気イベントにも参加出来ない可能性が高い。気になるイベントは事前のチェツクが必要だろう。 

詳細は秋葉原エンタまつりのHPで確認ください。
秋葉原エンタまつり http://www.akibaentamaturi.jp/

申し込みなしで参加出来る主なイベント
10月22日(土)『
秋葉原エンタまつりオープニングセレモニー』12:30~12:45
10月30日(日)
『秋葉原エンタまつりオークション』10:30~11:00

申し込みの必要な主なイベント
10月22日(土)
『キャンバス2』 エリスと霧のプライベートな文化祭 14:30~15:00
『かりん』 真紅姉妹のお蔵出し 15:30~16:00
『ネットラジオ公録 SWEET BEAT EMOTION 秋の特別版「トップをねらえ2!」&「IGPX」』16:30~17:10
『あまえないでよっ!!』 秋まつり 17:30~18:00
『賀東招二×桜庭一樹 真実と物語のボーイ・ミーツ・ガール』16:30~18:30
10月23日(日)
『ダブルクロス コンベンション』11:00~19:00
『富士ミス企画を考えてみよう!』13:30~15:30
10月29日(土)
『堀江由衣 謎の新ユニットお披露目その1』16:30~17:00
『堀江由衣 謎の新ユニットお披露目その2』17:30~18:00
『新世紀EVANGELION』10周年記念ラジオ 18:30~19:30
10月30日(日)
『苺ましまろ』 でショー in 秋葉原エンタまつり 13:30~14:00
『電撃文庫まつり in 秋葉原』14:30~16:00

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2005年09月23日
イベント情報 ][ 教育 ]
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 毎年世界各国の優れたアニメーションを紹介しているラピュタアニメーションフェスティバルでは、「ユーリ・ノルシュテイン/アニメーションを作るという事」というワークショップを開催する。ワークショップは11月17日から29日の予定で東京・阿佐ヶ谷で行われる。
 ユーリ・ノルシュテインは、ロシアを代表するアニメーション作家で『話の中の話』、『霧の中のハリネズミ』などの作品で知られている。

 驚かされるのは、このワークショップがなんと10日間連続ワークショップとなっていることだ。タイムスケジュールを見ると、途中3日間の休みを挟むとはいえ朝10時半から夕方18時まで休みのないスケジュールで10日間である。
 アニメーション分野に関わらず、近年、優れたクリエーターが若い才能に対して直接指導するワークショップが増えている。しかし、その多くは1日から長くて1週間程度となっている。ワークショップの教育効果は短期間に集中ということだが、それでも一週間以上の期間があったほうがより効果的な教育が可能である。そうした面で今回のワークショップの価値は非常に価値の高いものであろう。こうしたワークショップを開く主催者とそれを引き受けるユーリ・ノルシュテインの度量に驚かされる。
 
 実際のワークショップを受けられる受講生は、9月30日締切の提出書類により決まる。ワークショップの定員は50名となっており、うち12名がノルシュテインから直接の指導を受けることが出来る。
 また、この企画とは別に、11月15日にノルシュテインによる1日ワークショップも用意されている。なお映画祭の上映企画は、主催者側の都合により来年3月に延期されている。

ラピュタアニメーションフェスティバル 
ユーリ・ノルシュテイン10日間連続ワークショップ 

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ゲーム ]
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 子供たちの間でカードバトルゲーム『ムシキング』の人気はとどまるところ知らないが、『ムシキング』のカードコレクションにのめり込むのは子供だけではない。9月23日の朝日新聞のニュースによると、37歳の男性が『ムシキング』のカード代欲しさに郵便小包の損害賠償詐欺を働いたという。しかも、その詐欺の小道具に使われたのがまた『ムシキング』のカードという念の入れようだ。
 詐欺の方法は不要になった『ムシキング』カードとワインを同時に梱包して、ワインが割れたためカードが汚れたと主張し賠償金を手にする方法である。逮捕の容疑となった事件では2600枚のムシキングカードが利用されたという。
 『大人買い』と呼ばれる大人が子供向けの食玩やコレクションカードなどを大量に買う行動はたいして珍しくないが、その大人買いの資金の出所が詐欺で儲けたお金というのもなんとも「とほほ...」な事件である。

 大人が「ムシキング」カードを集めることは少し不思議に見えるかもしれない。しかし、コレクショングッズの世界ではこうした風景はよくあることだ。こうしたビジネスが大きく育つには、性別や世代を超える広がりが必要なのだ。
 むしろ、ゲームの道具や友人との競争としてカードを集める子供たちと違い、大人のコレクションへの情熱はもっと別の方向に向けられる。それはテスト版や海外版といった全てのカードを揃えることやカードに傷がないなどのコレクションの完璧性だったりする。それを考え出すと、どんなコレクションもおそろしく金と時間がかかるものである。
 こうした子供向けの商品であっても、真のコレクターの大半はいい大人なのだ。そうだとしても、今回の行動があまりにも行き過ぎているのは言うまでもないことだろう。 

朝日新聞の記事 ムシキングカードほしかった 郵政職員を詐欺で書類送検

ムシキング公式サイト 

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2005年09月22日
映画 ]
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 夏休みのアニメ映画のシーズンも終わり、国内の映画興行ランキングから日本アニメも米国アニメーションも姿を消した。しかし、ほっとしたのもつかの間で、国内映画興行ランキングで面白い現象が起こっている。マンガ原作の映画が大活躍をしているからだ。
 先週末(9月17日、18日)を見ても、ベスト10のうち3位の『NANA』を筆頭に4位『SHINOBI』、8位『頭文字D THE MOVIE』、9位『タッチ』と4作品を占めている。『SHINOBI』については原作は山田風太郎だが、せがわまさきによるマンガ『バジリスク』がこの作品の注目を高めたことからマンガ原作関連と言っていいだろう。

 作品の好調ぶり以外にも、映画興行だけでなく別のビジネス展開についても見るべきところが多い。例えば『NANA』は、劇場公開前から『NANA』をテーマにしたコンピレーションアルバムを発売するなど、今までの実写映画ではあまりみられないメディアミクスを積極的にしかけている。「映画」、「マンガ」、「音楽」が相乗効果を発揮した良い例である。こうした周辺ビジネスは、30億円とも言われる興行収入に較べても無視できない大きさである。
 公開からわずか2週間で、来年夏を目指した劇場映画第2弾の制作が発表されたことからも、関連企業の好調なビジネスが想像出来る。

 『SHINOBI』については、日本映画市場でも有数の規模となった映画ファンドで制作される映画というのが話題だ。個人投資家に向かって発売されたファンドの元本は10億円、元本が戻ってくる採算分岐点は興収20億円である。今後の映画ファンドの道筋を確かなものにするためのも、より多くの利益を狙いたいところだ。

 『頭文字D THE MOVIE』も話題性たっぷりだ。日本マンガ原作のアジア映画としてどこまで成績興行を残せるかである。今でも『シティハンター』などの日本マンガ原作のアジア映画はあったが、目立った結果を残していない。それはアジア映画という分野に分類されることでマーケットの広がりを閉じているからだ。
 しかし、今回は原作の世界観を失わずに制作されたことで、国籍を超えた普遍的な映画として成功している。多くの観客はアジアスターの顔をみたいということでなく、『頭文字D』という作品を観ようと劇場に足を運んでいる。今後のアジア映画の国際展開にとっては、良い先例が出来たと言える。

 マンガやアニメ原作の映画は昨年も少なからず話題になった。『デビルマン』、『キューティーハニー』、『キャシャーン』といった作品などである。しかし、興行的に苦戦した作品も多く、今年秋の作品のような確かな成績を残すことは出来なかった。
 昨年の作品と現在の作品を較べて特徴的なのは、昨年の作品がマンガというよりむしろアニメの印象が強い作品であったことと、SF作品が中心であったことだ。それに較べて今回は、ロボットも超能力も出てこない青春ドラマが多い。また、そうした作品だからこそアニメでなく実写での映画化が選ばれたとも言える。

NANA公式サイト 
SHINOBI公式サイト 
忍-SHINOBI-ファンド 
頭文字D THE MOVIE公式サイト 
タッチ公式サイト 

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2005年09月21日
話題 ]
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 昔は、テレビばかり観ていると頭が悪くなるとかマンガを読むと読解力が落ちると言われたが、ではプラモデルはどうだろうか。どうやら「ガンプラ」を作ると頭が良くなるらしい。そんな研究が最近発表されている。

 月刊トイジャーナルによると「ガンプラを作ると頭が良くなる」という驚くべき結果が、諏訪東京理科大学の篠原菊紀助教授の研究発表で明らかになったという。篠原助教授が発表したのは、「プラモデルの脳科学的研究」である。同助教授の研究によればガンプラを作る前と作ったあとの脳の動きを比較すると、脳の活性化によって記憶力、集中力、計算力のいずれもアップしているという。

 ガンプラに限らず単純に何かの作業をすれば、脳の働きが活発になるような気もする。しかし、記事によれば音読した場合よりも向上の度合いが高いというから、ガンプラ効果は本物かもしれない。ガンプラは2004年までに国内外の販売台数が3億6000万個を越えている。
 しかし、海外ではガンプラは難し過ぎて子供に作れないといった声もある。日本人の手先の器用さや、思考力の向上にガンプラ作りが貢献しているかも?

 本日から24日まで4日間開かれる2005プラモデル・ラジコンショー(21日・22日は招待客のみ)では、バンダイブースでもこの研究の内容が展示される予定である。また、バンダイのホームページでは「ガンプラカデミー」も開催。ガンプラ改造でバトル?頭が良くなるって……? 興味を持ったキミは参加だ!」と当日の『ガンプラアカデミー』の参加を呼びかけている。

バンダイホビーサイト 
2005プラモデル・ラジコンショー公式サイト  

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興行成績 ]
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 検索エンジンで検索された単語の検索数ランキングを発表しているライコス50が過去10年間の総合ランキング(英語)を発表した。この総合ランキングで日本アニメの『ドラゴンボール』が2位に、『ポケットモンスター』が3位にランクされ過去10年間のインターネットの世界における日本アニメの存在感の大きさをあらためて印象づけている。
 また、1位は米国女優のパム・アンダーセンだった。近年は、マスメディアにほとんど姿を現さなくなった彼女の根強い人気に、ライコス50は彼女はウェッブ界の偶像だとしている。

 アニメ、日本関係では他に『ファイナルファンタジー』が18位の『スターウォーズ』をかわして17位にランキングしており、さらに『セーラームーン』が31位になっている。近年上位にランクされていた『遊戯王』や『犬夜叉』は、ランキング入りをしていない。
 検索エンジンだけでみれば、米国で最もヒットしたアニメが『ドラゴンボール』と『ポケットモンスター』の2作品であることが判る。さらに、ネット上では大ヒット作品の『ポケットモンスター』より『ドラゴンボール』のほうが注目されていたことになる。

 検索ランキングには、数多くの一般名詞に混じって「ブリトニー・ピアース」や「ジェニファー・ロペス」といった個人名や「9月11日」、「ダイアナ妃」など社会的事件を示す固有名が上位にランクされている。そして、どちらかといえばマニア色が強い。(何しろ1位はパム・アンダーセンだ)
 『ドラゴンボール』や『ポケモン』の人気もそうした延長線上にあると考えられる。しかし、米国のアニメーション関連では30位の『シンプソンズ』のみとなっており、日本アニメの人気が米国アニメーションの人気より深く濃いものであることを示しているだろう。

ライコス50 
ドラゴンボール公式サイト 

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海外:ヨーロッパ ]
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 東映アニメーションは人気アニメシリーズ『ふたりはプリキュア』の海外展開を発表した。海外展開の第1弾としてドイツとイタリアで放映を行なう。ドイツでは9月5日からRTLⅡで既に放映を開始しており、10月からはイタリアのRAI2での放映開始を予定している。
 『ふたりはプキャア』は日本国内では大ヒットをしており、関連商品の売上も記録的になっている。4月に公開した劇場映画第1弾も予想を大きく超える大ヒットとなっている。
 東映アニメーションによれば、「プリキュア」は同社の海外戦略上、重要な作品であり、今後はヨーロッパに続き北米、中南米、アジアでの積極的な展開を図って行くとしている。

 米国市場の世界のコンテンツ市場に与える影響の大きさを考えれば、海外市場でのアニメ展開は日本→米国→アジア・ヨーロッパという流れが一般的には考えられそうだ。しかし、今回の『プリキュア』のように新作アニメの海外展開の流れをみると日本→アジア・ヨーロッパ→米国といった流れも少なくない。つまり、最後が米国という流れである。
 これは、先日、米国で放映を開始された東映アニメーション制作の『おジャマ魔女どれみ』も同様で、米国放映が世界の主要地区で最後のテレビ放映になっている。
 米国の放送局は一般的に思われている以上にビジネスリスクに対し敏感で、他国で成功したという実績がないとなかなか新作アニメに手を出し難いようだ。

東映アニメーション 
ふたりはプリキュア 

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2005年09月20日
イベント情報 ]
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 10月6日から4日間の予定で京都精華大学を会場に、「第2回日仏アニメーション出会い」と題したフランスアニメーションの上映会と講演会やトークショーが開催される。この催しは、京都精華大学、関西日仏学館などの主催となり日本とフランスのアニメーションを紹介し、シンポジウムや対談を通じてアニメーションの現状と未来、可能性を探るものである。
 フランスアニメーションは、世界の中でも優れた芸術アニメーションを数多く制作していることで知られるが、日本国内で紹介される機会は少ない。今回の企画は、フランスアニメの高いクオリティーを確認するよい機会になるだろう。

 上映会では、アニメーション映画の歴史に残る名作とされる『ファンタステイック・プラネット』や近年、世界各地で高い注目を浴びた『キリクと魔女』などが上映予定になっている。
 また、対談や講演会も数多く行なわれる。とりわけ注目なのが『キリクと魔女』の監督で世界的に名の知れたミッシェル・オスロ氏が来日すること。10月6日には、オスロ氏と『銀河鉄道の夜』や現在製作中の『あらしのよるに』などで芸術性の高い作品を監督する杉井ギザブロー氏、アニメーション研究者の津軽信之氏によるトークショーが用意されている。
 さらに、アニメ監督のりんたろう氏が『アニメクリエーターを志す人たちへ』と題した講演を行なうほか、アニメ制作会社マッドハウスの取締役COO丸山正雄氏など多彩な顔ぶれがトークショーなどのゲストとして登場する。
 
詳細は京都精華大学のホームページで確認ください。
イベント情報はここから 
京都精華大学 
関西日仏学館 
東京日仏学院

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イベント情報 ][ 映画 ]
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 9月19日に本年10月22日から30日の日程で東京六本木と渋谷をメイン会場に開催される東京国際映画祭の上映作品が発表された。注目のオープニング作品には『単騎、千里を走る。』のワールドプレミアが、クロージング作品には『力道山』が上映される。このほか、コンペティション作品を中心に特別招待作品や企画上映が行なわれる。

 コンペティション作品の中にアニメ関連の作品はないが、特別招待作品と特集企画の「日本映画のある視点」の中にアニメ映画やマンガ作品の映画が含まれている。一番の注目は、子供向けの人気絵本のアニメ映画化である杉井ギザブロー監督の『あらしのよるに』である。12月の公開に先立って上演がされる。
 これまで質の高い作品を数多く手掛けてきた杉井監督の最新劇場アニメというだけでなく、今では珍しくなったセルアニメーションの技術が復活するのが注目の的だ。現在のCGアニメーション全盛の中で、どのようにセル画が生き返るのかが楽しみだ。

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(c)2005「あらしのよるに」製作委員会

 現在、マンガ原作の映画がブームとなっているが、今回の映画祭でも西岸良平原作『ALWAYS 三丁目の夕日』と高橋しん原作『最終兵器彼女』の2作品が上映される。昭和30年代の日本を再現する『三丁目の夕日』とSF設定の中でのラブストーリーの『最終兵器彼女』と全く異なった作品だが、それが返って日本のマンガ原作映画の幅広さを象徴している。『最終兵器彼女』はアニメ化もされているので、アニメ化と実写化の違いを確認するのも楽しいかもしれない。

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(c)2006「最終兵器彼女」製作委員会

 海外作品からは、人気キャラクターを使った3DCGアニメの『ウォレスとグルメット 野菜畑で大ピンチ!』が上映される。海外の3DCGアニメというとハリウッドの子供向け大作アニメが多いが、こうした大人でも楽しめる作品も面白い。また、招待作品の中には、人気特撮の仮面ライダーの最も古い旧作のリメイク映画『仮面ライダー THE FIRST』も注目だ。 
 さらに「日本映画のある視点」の中ではアマチュア制作の3DCGから出発し、そのユニークなアイディアで高い注目を浴びている『スキージャンプペア』の最新作『~ROAD TO TORONTO 2006』が上映される。関連企画である東京国際ファンタスティク映画祭では『機動戦士Zガンダム 恋人たち』の上映が予定されている。

 言うまでもなく、東京国際映画祭はアニメーションだけの映画祭とは異なるオールジャンルの映画祭である。しかし、その中にもこれだけのアニメ、アニメーション、3DCGアニメーション、マンガ原作作品と多くの関連映画が含まれている。映画の中でのアニメーションが大きな部分を占めていることの現れであろう。
 そしてその関連映画の多様さは、東京国際映画祭の多様さであるとともにアニメーション映画の多様さをも示している。

東京国際映画祭公式サイト 
あらしのよるに公式サイト 
ALWAYS 三丁目の夕日公式サイト 
最終兵器彼女公式サイト 
ウォレスとグルメット公式サイト
仮面ライダー THE FIRST公式サイト 

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海外:アジア ]
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 韓国・ソウル市にあるソンゴク(省谷)美術館が、日韓アーティストのアニメやマンガに影響を受けた作品を展示する『AniMate』展を9月6日から開催している。展覧会のタイトルである“AniMate”は、“アニメーション”と“メイト(友達)”をつなげた造語で、この展覧会が日韓の友好を記念したものであることを表している。
 展覧会は、近年のアニメ、マンガ、映画、ファッションなど様々な分野が芸術と融合する美術の世界のトレンドを概観する。日韓から7名1組の現代アーティストが参加しており、日本からは会田誠などが作品展示を行う。
 ソンゴク(省谷)美術館は、95年に韓国財閥の双竜グループによりソウル市に設立された。主に韓国の現代美術のアーティストを紹介している。

 ここ数年、世界の現代美術界では村上隆、奈良美智、森万里子といった日本のアニメやマンガカルチャーの影響を受けたアーティストが大きく注目されている。今年の夏には、ニューヨークのジャパンソサエティーで、アニメなどの日本のサブカルチャーに焦点を当てたか『リトルボーイ』展が開催され大きな注目を浴びた。また、この夏日本ではガンダムと現代美術の融合として、大阪・天保山のサントリー美術館で『GUNDAM/ガンダム 来るべき未来のために』展が開かれるなど、アニメと現代美術をつなげる試みが相次いでいる。
 今回の展覧会は、こうしたトレンドが韓国の中においてもまた存在することを気づかせてくれる。さらに、日本人と韓国人の作品を並べることで、ポップカルチャーとハイカルチャーの接近に加えて、国境を越えた文化の変容もまた加わることになる。非常に野心的な試みだと言っていいだろう。

ソンゴク美術館 

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 国際アニメーションフィルム協会のハリウッド支部のASIFAハリウッドは、9月20日より協会の保有するアニメーション映画のコレクションを一般公開する。公開される作品は、初期にポパイのモノクロ作品やカートゥーン監督のボブ・クラムペットなどの作品で、毎週水曜日と木曜日の13時から21時まで利用可能となる。
 現在は予算の都合から年末までの限定的な公開となるが、ASIFAハリウッドでは公開期間や時間の延長を目指したいとしている。

 また、ASIFAハリウッドは、ロサンゼルス市近郊のバーバンクにアニメーションの美術館、図書館、研究施設を含んだ建物の建設構想を進めている。「アニメーションアーカイブプロジェクト」と名付けられたこの計画は、現在計画のための寄付金を募っている。

アニメーションアーカイブプロジェクトブログ 
The Archive Will Be OPEN TO THE PUBLIC!
ASIFAハリウッド 
アニメーションアーカイブプロジェクト 

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2005年09月19日
海外:ヨーロッパ ]
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 日本では昨冬、米国では6月に公開された宮崎駿監督の『ハウルの動く城』が9月23日よりイギリスで公開される。日本、米国、フランス、アジア各国に較べてかなり遅れた公開となった。
 公開規模は、上映館数が中規模程度の限定公開とされている。同程度の人口のフランスが400館を越える規模で劇場公開をしたのに較べると少ない規模であるが、人口がおよそ5倍の米国が200館規模の上映だったのに較べると比較的規模の大きな公開になりそうだ。
 それでもこれまでの宮崎作品に較べて格段に規模の大きな公開になる。これは、宮崎作品のヨーロッパの映画祭での活躍により、宮崎駿監督が以前に較べて知名度があがって来ているためであろう。また、『ハウル』の原作がイギリス人作家ダイアナ・W・ジョーンズの作品であることも、商業的に成功する目算を立てていると考えられる。
 また、今回の公開で特徴があるのは、ローレン・バコールやジェーン・シモンズが声をあてた英語版の公開のほか、日本語によるオリジナル版の公開も複数の劇場で行われる。英語圏であるイギリスにも、オリジナル版への需要が少なからずあるようだ。

 『ハウル』の公開に合わせてイギリスの大手メディアが相次いで、作品の批評を掲載している。大手新聞のロンドンタイムズは、19日の「ハリウッドはいかにバンビを殺したか:How Hollywood murdered Bambi」で宮崎作品が子供向けの作品なのか大人向けの作品なのかという視点で作品を取りあげている。
 また、別の大手新聞の『ガーディアン』は、過去10年間で初めてのメディアによる宮崎監督へのインタビューとして、監督に対する長文のインタビューを掲載している。もっとも、過去10年間で初めてのインタビューという表現については、海外のジブリ作品情報サイトのナウシカネットは、宮崎監督は毎年数多くのインタビューを受けているはずだが、これはイギリスのメディアで限定してことだろうかと疑問を投げかけている。

ハウルの動く城公式サイト(英国)
ロンドンタイムズの記事 How Hollywood murdered Bambi
ガーディアンのインタビュー A god among animators
ナウシカネット 

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話題 ]
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 連休中の秋葉原で人気同人ゲームの評価を巡って口論となったあげく、口論相手をナイフで刺すという事件が起き秋葉原界隈を騒然とさせた。事件が起きたのは9月18日の夕方頃で、エローゲーソフトを取り扱っているソフマップ14号店である。口論になった客同士の一方が、ナイフでもう一方を切りつけたが、幸い大事に至らず軽症ですんだという。

 真偽のほどは不明だがインターネット上では、加害者は高校生、アキバで人気の同人ゲームソフト『ひぐらしのなく頃に』を被害者に「キモイ」と言われたのが口論のきっかけであるといった情報が流れている。もしそうであれば、18禁ゲーム売り場に高校生がいたことも含めてアキバに通うファンやオタクに対する否定的な報道が増えるかもしれない。
 実際には、世間では居酒屋などで居合わせた人が人気球団や俳優の好き嫌いを巡って口論や乱闘に発展することはよくある話である。

 先日はコミケに出展した飲食店の店員が顧客に対して「キモイ」と自社ブログに書き込んだことで、ファンたちの大きな反発を浴び謝罪騒動に発展している。どうやら「キモイ」というのは今やファンにとっては最大級の侮辱の言葉のようだ。
 当たり前のことではあるが人の好みは十人十色、そうした嗜好に対して他人がとやくかくいう筋合いはない。ましてや「キモイ」などという言葉を使うと、こちらが考えている以上に相手を傷つけて思わぬトラブルに発展するかもしれない。

現場の様子は秋葉原情報に詳しいアキバBlogで紹介されている。
アキバBlogの記事 
アキバのエロゲ店内でナイフを使った傷害事件 一時店舗閉鎖その後再開 

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2005年09月18日
テレビ ][ 海外:米国 ]
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 日本のアニメ制作会社プロダクションI.Gとアメリカの大手ケーブル会社カートゥーンネットワークの大型共同制作として注目を浴びているアニメ番組『IGPX』の日米の放送予定が正式に発表された。日本の放送は、これまで関東地区のテレビ朝日の放送が決まっていたが、さらに関西地区の朝日放送と中京地区の名古屋放送の放映が決定した。
 いずれも平日の深夜帯での放映となっており、子供向けというよりもマニア層を意識していそうだ。現在のところは、日本のカートゥーンネットワークでの放映は予定されていない。

テレビ朝日 10月5日(水) 26:40~ 放送開始
朝日放送 10月11日(火) 26:51~ 放送予定
名古屋テレビ 10月12日(水) 27:08~ 放送予定

 
 アメリカでの放映は、アメリカ側の共同制作者である大手ケーブルテレビ会社のカートゥーンネットワークで2006年1月より放映されることが決定している。こちらの詳しい放映時間帯はまだ決定していない。
また、来年1月からの正式放映に先立って11月12日土曜日に、特別番組として先行公開される。1話から3話までをまとめて1時間半の放送で、12時から13時半の放送と19時から20時半の再放送の2回となる。

 当初は米国市場主体とされていた『IGPX』だが、TV放映は日本先行のかたちになった。『IGPX』は、未来のモータースポーツを舞台にしたアクション映画で、米国で最も市場価値の高い男児市場をターゲットにおいている。カートゥーンネットワークは、自らが出資者となることで制作に最初から関わり、日本アニメをアメリカで放映する際にしばしば問題になる文化の違いを乗り越えようとしている。
 こうした作品が本当にアメリカで受け入れられるのか、またアメリカの制作者の意向を受けることで作品の内容にどういった違いが生まれるのか様々な面で注目を浴びている。『IGPX』がどういった結果を出すかは、現在、増加傾向にあるアニメの日米共同制作に少なからぬ影響を与えるに違いない。

カートゥーンネットワーク 
プロダクションIG 
IPGX公式サイト 

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イベント情報 ][ ゲーム ]
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 東京ゲームショウ2005のTGSフォーラムの基調講演であった任天堂岩田聡社長による『ゲーム人口の拡大に向けて-ゲーム産業に今、何が必要か-』が、任天堂のIR活動の一環として任天堂のホームページで公開されている。配信されているのは48分に及ぶ岩田社長の講演内容の全てで、映像のほか講演に使われたスライドも同時に見ることが可能になっている。
 配信動画によって、今回の講演で初公開された任天堂の新コントローラと任天堂のゲーム戦略について詳しく知ることが出来る。東京ゲームショウ2005で今回の基調講演を見ることの出来なかった人に貴重な機会を提供している。

 講演の内容は、現在、過去、未来の任天堂の戦略をゲーム人口の拡大に焦点を絞って説明したものである。岩田社長は、ゲーム人口の拡大こそが今後のゲーム産業の発展に不可欠であるとしている。そのうえで、ゲーム人口の拡大とそのための秘密兵器である新型コントローラの紹介の二つが講演の中心となっている。
 ゲーム市場の拡大には
  1.ゲームから離れた人を呼び戻す。
  2.ゲームしなかった人にゲームをしてもらう。
  3.初心者も熟練者も楽しめる新しいゲーム。
の3点が重要として、それぞれ任天堂がどのように対応しているかを述べた。そのうえで、これらの戦略のための秘密兵器が新型コントローラであった。テレビのリモコンを想起させる新型コンローラはこれまでの常識を覆し、今後のゲーム開発に様々な可能性を提示する。

 講演は一貫して、市場創出者としての任天堂のこれまで実績と今後の展開に対する自信に満ちていた。そして、大作主義のゲーム産業の現状に疑問を投げかけるなど、革新性や市場開拓を常に追う点で他社とは一線を画してたものだった。

任天堂 
東京ゲームショウ2005 

東京ゲームショウ2005のTGSフォーラム基調講演
動画はここから 

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イベント情報 ]
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 9月17日の読売新聞の『サツキとメイの家』の予約券に関する興味深い記事が掲載されている。記事によると警視庁はインターネットで『サツキとメイの家』の入場券の販売を繰り返していた人物を発見したが、ダフ屋行為と認定出来ず逮捕を見送ったという。
 ダフ屋行為は、転売目的のチケットの購入かチケットを公共の場で売ることのいずれかの適用が条件だが、予約券は無料のため購入にならず、インターネットは公共の場に当らないためであるという。

 何とも不自由な条例の定義づけと、これまで存在を想定されてこなかったインターネットオークションの難しさを再認識させる。6月以降にかなり厳しい予約管理を行なった万博運営者とジブリの対策も完璧とはいかなかったようだ。
 
 あまりの人気ぶりに様々な話題を提供してきたその『サツキとメイの家』だが、万博での公開もあと一週間で終わる。この間に、『サツキとメイの家』を見学出来た入場者は推定およそ16万人。入場出来たのは愛地球博の入場者のおよそ140人に1人、日本の人口の0.12%に当る。入場出来た人はまさに幸運であったと言っていいだろう。
 もっとも、半年から一年の休止を置いて来年夏からは再び公開される。このため本当に好きなファンは、またゆっくりと観る機会が持てそうだ。

読売新聞の記事 サツキの家入場券、タダが4万円…ダフ屋適用見送る 

当サイトの『サツキとメイの家』のレポートはこちら
入ってまいりました~! 『サツキとメイの家』

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2005年09月16日
ゲーム ]
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 SNKの人気ゲームシリーズ『KOF』のアニメ化が東京ゲーム2005で正式発表された。タイトルは『The King of Fighters:Another Day』となり、ゲームソフト『KOF MAXMUM IMPACT2』リリースに合わせて、今年の冬にWEB配信される予定である。
 人気アニメのゲーム化が一般的なのと同様に、人気ゲームからのアニメ化は珍しくない。しかし、今回のアニメ化で注目すべきは2点ある。ひとつは、今回のアニメがテレビアニメやOVAではなく、WEBで配信されるショートアニメだということである。
 WEB配信のオリジナルのアニメというとあまり予算のかかってないものというイメージがある。ところが今回のアニメは、クオリティの高いアニメを作り続けることで有名なプロダクションIGが手掛ける。これがもうひとつの特徴だ。しかも、制作はプロダクションIGの中でも特にSF世界の表現に力を発揮した『攻殻機動隊S.A.C』を手掛けた第9スタジオ。キャラクターデザインは、下村一氏である。
 実際、今回公開されたキャラクターや美術設定をみると、間違いなく『KOF』の世界であるにもかかわらず、見事にIGらしさの発揮された独特のデザインになっている。

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『The King of Fighters:Another Day』
第1話『all about』、第2話『accede』、第3話『in the dark』、第4話『all over』
原作:SNKプレイモア 監督:橘正紀 脚本:浅沼文生
キャラクターデザイン:下村一 オリジナルキャラクターデザイン:ファルコム
制作:プロダクションI.G 

 一方、アニメからゲーム化の作品では、同じ東京国際アニメフェアの中で、9月15日に発売されている。『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX-狩人の領域-』も出展されていた。また、来年1月から米国カートゥーンネットワークでも放映が開始される『IGPX』も既にゲーム化が進んでいるという。プロダクションIGは、様々な作品でアニメからゲーム、ゲームからアニメへと多彩な展開を繰り広げている。
 
 昨年よりプロダクションIGは、テレビコマーシャルや企業プロモーションといったこれまでにない領域でアニメーーションのビジネスを行ない始めている。今回の『KOF』のアニメ制作もその流れの一環であろう。高い品質をより身近にするIGの今後の戦略が興味深い。

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東京ゲームショウ
SNK
プロダクションIG

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賞/コンテスト ]
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 今年で第10回目を迎える第10回アニメーション神戸賞が発表された。アニメーション神戸賞は、過去1年間で最も優れたアニメーション作品、個人を選ぶ6部門と特別賞の7部門からなっている。今年の作品賞は劇場部門に『機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-』、テレビ部門に『巌窟王』、パッケージ部門(DVD)に『トップを狙え2』がそれぞれ選ばれた。
 『機動戦士Zガンダム-星を継ぐ者-』は5月に公開されたばかりだが、アニメーション神戸賞の対象期間が前年8月から本年7月がとなっているためである。おそらく、『星を継ぐ者』は公式に授賞した最初の賞だと思われる。今回の授賞理由は、富野由悠季監督が自ら失敗作と考える作品にあらためて向き合い優れたエンターテイメントを作り出したためとしている。また、『巌窟王』については、スタイリッシュな画面と物語の力の両方が存在することを授賞の理由としている。

 アニメ創作活動における斬新さや独創的な活動を行なった個人を対象とするアニメーション神戸個人賞では、現在放映中の人気アニメ『エウレカセブン』や『キングゲイナー』のキャラクターデザインの作画監督を務めた吉田健一氏が選ばれた。
 長年、日本アニメーションに尽くした人物を表彰する特別賞は、竜の子プロダクションの設立者のひとりで、『科学忍者隊ガッチャマン』や『マッハGOGOGO』、『みなしごハッチ』を生み出した九里一平氏となった。
 さらに、ネットワークのインタラクティブ性を評価する作品賞ネットワーク部門に『まゆとろ THE TOON』が、主題歌賞であるラジオ関西賞からは『ネギ・ま!』の主題歌である「ハッピー☆マテリアル」が選ばれている。

 アニメーション神戸の審査委員には、審査委員長にアニメディアの編集長の織田氏を筆頭に、アニメージュ、ニュータイプ、週刊アスキーといった雑誌の編集長が並んでいる。さながら日本のアニメ雑誌によるアニメ賞の様相を呈している。
 そのためか、あまりマニアックにならず、かつ押さえるべきところを押さえる極めて真っ当な選出になっているように思える。『ハウルの動く城』でも『マインドゲーム』でもなく、『星を継ぐ者』を選ぶことの出来る審査委員の普通の感覚を評価したい。


第10回アニメーション神戸 
劇場版機動戦士Zガンダム公式サイト 
巌窟王公式サイト 

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2005年09月14日
テレビ ][ 海外:米国 ]
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 9月10日より米国カートゥーンネットワークで日本の人気アニメ『NARUTO』の放映が始まった。ここ1、2年、日本アニメが好調と言われてきた米国市場だが、実際には一般ファンを巻き込んだムーブメントのような大ヒット作品は登場していない。そうしたなか、『NARUTO』はファンの間で前評判が非常に高く、第2の『ドラゴンボール』になるかもしれないと関係者の高い期待を背負っての登場となった。
 9月10日のカートゥーンネットワークの放映は、通常の放送番組の枠をはずした秋の新番組の特別番組として編成されている。なかでも『NARUTO』の放映は1話と2話の放映を組み合わせた1時間番組を放映、さらにそれを同日中に再放送でもう一度繰り返すという念の入れようだ。カートゥーンネットワークの意気込みの強さを物語っているといえる。

 では、その放映結果はどうだったのだろうか?アメリカのアニメーション関係のオンラインマガジンアニメーションインサイダー:Animation Insiderが、「NARUTOの視聴率:“Naruto”Rating」の記事の中で、『NARUTO』の好調な視聴率を伝えている。まずは、大成功だったようだ。記事によれば、『NARUTO』の視聴率は番組がターゲットとしている9歳から14歳の層、とりわけ男児の間で好調である。また、この層では過去4週間の同時間帯の平均視聴をかなり上回る結果となった。
 具体的にはニールセンメディアスキャンの数字で、9歳から14歳で視聴率2.3%(21%増加)、9歳から14歳男児で視聴率3.5%(25%増加)、6歳から11歳男児で視聴率3.5%(17%増加)であったとしている。さらに、同日の10時からの再放送では同週のカートゥーンネットワークで最も視聴率が高く、9歳から14歳で視聴率2.8%、9歳から14歳の男児では視聴率4.7%を記録した。

 2%台、3%台の視聴率は日本的な感覚では低い視聴率に思えるが、日本以上にテレビ放映チャンネルの多様化が進んでいるアメリカにおいては高い視聴率と言ってよいだろう。初回放送と再放送を合わせた視聴率は、9歳から14歳の男児で8%を越えることになるので、これはかなり大きな数字と判断して良いのでないだろうか。
 勿論、同じ視聴者が2度放送を観た可能性も大きい。しかし、再放送の視聴率のほうが高く、視聴者がもう一度観たいと思ったとしたら、それはそれでまた成功である。

 今回の好調な視聴率は、ある程度は事前の『NARUTO』のマンガの人気やマニア層での評判、カートゥーンネットワークによる積極的な宣伝によって予想は出来ていた。
 しかし、これが『ドラゴンボール』や『遊戯王』、あるいは『美少女戦士セーラームーン』クラスのヒットになるかは、今後の人気の持続と関連商品の売上げなどにかかっているだろう。少なくとも初回のテレビ視聴率を見る限りでは、成功の可能性は高く、期待は裏切られていないと言ってよいだろう。

アニメインサイダーの記事 'Naruto' Ratings

NARUTO公式サイト 
NARUTO公式サイト(米国)
カートゥーンネットワーク 
Toonamiブロック

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アニメ音楽 ]
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 アニメ音楽、ゲーム音楽、映画音楽で幅広い活躍を続ける作曲家の菅野よう子が、人気オンラインゲーム『ラグナロクオンライン』の続編である『ラグナロックオンライン2』の作曲を手掛けることになった。菅野はゲームの中で使われるおよそ90曲のBGMを提供する。
 『ラグナロク』は、韓国のゲーム会社グラビティが提供する人気オンラインゲームで世界的に人気がある。日本だけでなく海外でも高い人気を誇る菅野よう子の音楽は、世界展開をはかるグラビティの戦略の大きな力となるに違いない。

 菅野よう子はこれまでも数多くのゲーム音楽を手掛けており、元々はゲーム音楽の世界から人気が広がった。初期の代表作には『信長の野望』や『大航海時代』などの大型タイトルが含まれている。
 その後、アニメ音楽に活動領域を広げ『僕の地球を守って』、『マクロスプラス』などで高く評価された。アニメ音楽における人気が爆発したのは、1998年に発表された『カウボーイビバップ』の音楽が大ヒットがきっかけである。その後も『∀ガンダム』、『攻殻機動隊S.A.C』などで活躍をしている。また、近年ではCM、テレビドラマ、映画とますますその音楽の世界が広がりつつある。今回はひさびさにゲーム関連の大型タイトルで、ゲーム音楽の世界に戻って来たといえる。

 また、菅野よう子は海外でも人気アニメの『カウボーイビバップ』、『天空のエスカフローネ』などを手掛けたことから、米国を中心にカリスマ的な人気がある。昨年は、アニメーション界のアカデミー賞といえるアニ―賞において、『ウルフズレイン』で日本テレビアニメ作品から唯一のノミネートであるテレビアニメ音楽賞にノミネートされている。
 16日から開催される東京ゲームショーでは、菅野よう子も出席のもとグレビティが公式発表をする予定になっている。

グラビティ 
ラグナロック公式サイト 

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2005年09月12日
ゲーム ][ 海外:米国 ]
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 米国の大手カードゲーム会社スコアエンターテイメントは、米国でマンガ・アニメが人気の『フルーツバスケット』のトレーディングカードゲームを発売する。カードは54枚のポーカーデッキと53枚のプレイヤーデッキ、それに14枚のキャラクターカードで構成される。1セットは9.99ドルで、来年の初めの発売を予定している。
 ゲームの内容は、中国占星術をベースにプレイヤーがいかに多くのゲームに登場するキャラクターと友達になれるかを目指すことになる。これまでのカードゲームと違い友情をテーマにしているところが特徴である。

 高屋奈月原作の『フルーツバスケット』は、現在、米国で最も売れているマンガであると言って間違いない。グラフィクノベルの売り上げでもシリーズの全巻が驚異的な売上げをあげている。アニメ初のメディアミクスは多いが、『フルーツバスケット』の人気の中心はマンガである。アニメでなくマンガ中心のメディアミクスの可能性といった部分で関心を呼びそうである。
 また、トレーディングカードゲームというと主なコレクターは男の子をイメージするが、少女マンガの『フルーツバスケット』の人気の中心が女の子であることはアメリカでも同じ。今回、女の子向けにカードゲームを売り出すのは、かなり野心的な試みである。

 日本では、大ヒットした『ムシキング』のシステムを導入した対戦型カードゲーム『オシャレ魔女ラブandベリー』がやはり大きなヒットの兆しを見せている。図らずも、日米両国で女の子向けのカードゲームという未知の市場への挑戦が行われていることになる。 勿論、こうした背景には世界中で勢いを増しているアニメ、ゲーム、マンガ分野の女性ファンの存在があるだろう。
 
スコアエンターテイメント 
フルーツバスケット公式ページ 

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テレビ ]
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 1975年から94年まで19年間に亘って放映された『まんが日本昔ばなし』が来月10月19日より復活する。復活するのは、前シリーズを放映していたTBS系で、水曜日の18時55分のゴールデンタイムになる。これまで、親子が安心してみれるアニメとして復活の機会を伺っていたが、放映開始30周年を期に今年復活する。
 今回の放映は、完全新作ではなく旧シリーズの初期作品をデジタル処理化したもので、主題歌も市原悦子、常田富士男の語りもそのまま残される。変形型の再放送ともいえるが、アニメ作品の再放送が減っている近年の地上波放送のなかで、新しいタイプの旧作コンテンツ活用としても注目である。
 前回シリーズは通算で952回の放送を行ったが、順調に放映が続けば来年の今頃には通算1000回放送も夢でない。

まんが日本昔ばなし 

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賞/コンテスト ]
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 今月6日から11日までスイスのバーデン市で開催された第5回アニメーション映画祭:ファントシェで、日本の木村卓史氏が制作した『打つ娘サユリ』がホットタレント賞に選ばれた。また、同時に選出されたハイリスク賞はカナダのクレーク・ウェルク氏による『ウエェルカム・トゥ・ケンタッキー』であった。

 ファントシェは、スイスで開催される最も大きなアニメーション映画祭で1985年に始まり2年ごとに開催されている。比較的な規模の小さなアニメ映画際ではあるが、今年は37カ国の参加と515本の作品が上映された。観客はおよそ2万人と見られている。
 『打つ娘サユリ』は、これまでもゆうばり国際ファンタステック映画祭で上映されオフシアター部門審査員特別賞を受賞するなど様々な映画祭で注目を浴びており、今回その才能があらためて確認されたと言ってよいだろう。

第5回アニメーション映画祭:ファントシェ 

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2005年09月10日
映画 ]
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 10月16日に東京国際ファンタスティック映画祭で、春に大ヒットした『機動戦士Zガンダム星を継ぐ者』の続編で3部作の2部である『恋人たち』が上映される。本日、9月10日にこの上映会の前売り券が発売されたが、インターネットで確認した限りでは午前10時の発売開始から10分間足らずでチケットは完売した。実際には5分程度で売り切れたという情報もあり、瞬間蒸発と言っていいだろう。
 上映会の会場になる新宿ミラノ座は座席数およそ1300席と都内有数の規模だが、圧倒的なZガンダムファンの前ではものの数ではなかったようだ。発売方式はインターネットによる予約とローソンにある専用端末からの申し込みのふたつの方法が用いられた。
 東京国際ファンタスティック映画祭で劇場版『Zガンダム』の上映がされるのは、昨年に続いて2度目になる。昨年も、映画祭の『Zガンダム』のチケットがおよそ30分間で完売して話題を呼んだが、今回は昨年の3倍を上回るスピードで完売したことになる。劇場版『Zガンダム』の人気は、春の『星を継ぐ者』の人気を受けてますます盛り上っているようだ。

 昨年のプレミア試写会が公開から半年以上前だったという希少性があったのに対して、今回の恋人たちは公開前2週間足らず。しばらく待てば映画自体は観ることが出来る。上映会の人気は少しでも早く観たいというファンの気持ちに加えて、映画祭独特のお祭り気分に味わいたいということもあったのだろう。
 もっとも昨年の東京国際ファンタスティク映画祭の前売りで『機動戦士Zガンダム 星を継ぐ者』が短時間で完売したことは大きく話題になったため、転売目的の業者などの標的になった可能性もある。ヤフーオークションでは転売目的と見られるかなりの数のチケットが既に出品されている。

東京国際ファンタスティック映画祭2005 
機動戦士Zガンダム 恋人たち公式サイト 

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イベント情報 ]
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 これまでありそうでなかった美少女フィギアの展示即売に特化した新しいイベントが今月25日に大田区の大田区産業プラザで計画されている。開催されるのは、その名もずばり「美少女フィギアコンベンション東京」である。従来の大きなガレージキット・フィギア系のイベントでも、美少女フィギアは占める位置はかなり大きかった。しかし、これまでオンリーイベントは存在しなかった。
 そうした中で、今更ながらのオンリーイベントの登場となる。いつもとは違うメカや怪獣などは全く関係ない展示場はこれまでにない独特の雰囲気となりそうだ。

 今回のイベントは、企業出展とステージイベントで構成されている。出展企業は虎の穴やユージン、アトリエ彩、ゲーマーズなどの有名企業十数社からなっており、各企業が出展・販売するフィギアの一部はイベントの公式ページで確認することが出来る。
 ステージイベントでは、ニトロプラスによるトークショー「ニトロは美少女フィギアの夢を見るか?」やコスプレアイドルユニットMHUによるライブなどが予定されている。美少女ものは、フィギアの中でも特に人気のあるジャンルでもあり、今回は普通以上に暑いイベントになるに違いない。

イベントの詳細は公式サイトで確認を
美少女フィギアコンベンション東京2005  
MUH公式サイト 

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2005年09月09日
ゲーム ][ 海外:米国 ]
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 米国のネットオークションイーベイで『犬夜叉』のトレーディングカード1枚が670ドル(約73,000円)で落札されたことが話題を呼んでいる。落札されたカードは米国で『犬夜叉』のトレーディングカードを発行しているスコアエンターテイメントのカードで、『犬夜叉』の原作者である高橋留美子による直筆のサインが書かれている。
 今年発売される『犬夜叉』のトレーディングカードの第4弾と第5弾にそれぞれ2枚づつ、合計4枚しか発行しないという極めてレアなカードである。それ以外に、7月にアニメエキスポの会場で行なわれた「犬夜叉世界チャンピオンシップ」に優勝した女性プレイヤーに1枚がプレゼントされている。ICV2によれば、このカードが世間に流通する可能はあまりなさそうだという。
 このため世間に流通する可能性がある残りのカードは3枚でうち2枚は11月に発売される第5弾の発売まで待たなければいけない。こうした極端にレアなカードを作るのはアメリカのカード発売会社がコレクターのコレクション意欲を煽る常套手段である。
 
 カード1枚の値段として今回の落札670ドル(約73,000円)が非常に高額であることは理解出来る。しかし正直言えば、日本のアニメ・マンガ関連コレクション商品の高額落札に慣れてしまっているせいか意外感はあまりない。日本ではかつては一枚数十万円のテレフォンカード珍しくなったし、一枚120万円のガンダムのセル画というのも存在する。
 むしろ、驚くのはこれほどレアなカードが670ドルで落札出来ることと、業界で一目置かれているICV2のニュースに取り上げられることかもしれない。そう考えると米国のアニメ・コミック関連のコレクション商品市場はまだまだ未成熟で、日本の大人買い代表される金に物を言わせてレア商品を買い集めるコレクター層が少ないのだろう。
 しかし、もしそうならば、今、日本アニメやマンガに夢中な子供たちが30代、40代になり十分な所得を得るようになった時、そのうち数パーセントの人でもコレクターになったら貴重なコレクション商品はとんでもない高値に化けることになる。
 例えば今回の犬夜叉カードなんかは、桁がひとつやふたつ変わっても不思議ではない。何しろこの世に5枚しか存在しない。悪い大人だとこれは投資になるとか考えそうだ。しかし、人気商売のアニメ・マンガが10年後、20年後にどうなっているかなんて実際どうなるかは判らない。もしそんなことをすれば、とてつもなくリスクが高いだろう。

ICV2の記事 First Rumiko Takahashi Autograph Card Sold
スコアエンターテイメントの犬夜叉サイト

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海外:米国 ]
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 これまで継続的に伝えてきた米国の検索エンジンLycos50での『NARUTO』の検索単語ランキングが、今週のランキング(9月3日終了)で前週の19位からさらに6ランク上昇し13位まであがってきた。今週は、1位に『ハリケーン:カトリーヌ』、7位に『ニューオリンズ』が入るなど時事関係のキーワードが健闘しており、固有名詞がランクを落としている。そうした中での『NARUTO』の上昇が注目されている。
 特に、今週は『ドラゴンボール』が10位、『ポケモン』が12位と順位を落としており、『NARUTO』はそれにほぼ匹敵するレベルで検索されていることになる。もっとも過去に年間1位になった3作品で25週間トップになった『ドラゴンボール』、41週間トップに立った『ポケモン』、『遊戯王』の最盛期までに達するかどうか今のところは判らない。当面は、最高8位まであがった『ガンダムW』や9位の『犬夜叉』レベルまで達するかが注目である。

 『NARUTO』は、明日9月10日に米国の大手アニメ・カートゥーンチャンネルで2時間枠の特別番組を皮切りにテレビ放映が開始される。このため今週の検索数はさらに増加することが見込まれベスト10入りの可能性はかなり高い。
 これまでの『NARUTO』のランキングの動きは(圏外)⇒40位⇒31位⇒19位⇒13位となっている。

Lycos50 
NARUTO公式サイト(米国)

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新発売/新作 ]
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 これまでスタジオ・ジブリの人気作品を発売してきたブエナ・ビスタ・エンターテイメントがいよいよ『ハウルの動く城』のDVDを発売する。発売されるのは、一般向けのスタンダードモデル(4,935円)とコレクター向けの特別収録版(8,925円)、それにジブリの短編アニメを集めた『ジブリがいっぱいSPECIALショートショート』をセットにしたツインBOX(8,925円)の3種類である。『ショートショート』は単品(3,990円)でも販売される。
 通常版には日本語と英語の二ヶ国語の両方と、絵コンテ映像、予告編や原作者ダイナア・ジョーンズのインタビューなどを収録した特典ディスクがつく。特別収録版はそれの加えて、日本語、英語、フランス語、北京語、広東語の5ヶ国語対応のうえ、宮崎駿監督とフランスの有名なコミックアーティストのメビウス氏との対談などを含んだ別の特典ディスクがつくことになる。

 また、DVD購入者への先着特典プレゼントに劇場公開に使用された映画の生フィルムを1コマずつに切り分けたものがプレゼントされる。かつては、こうしたプレゼントにはアニメ制作時のセル画などがプレゼントに利用されることが多かったが、アニメのCG化の中でセル画が消え、最近ではファン心をくすぐるものとして生フィルムが選ばれるケースも増えつつある。
 映画の生フィルムはジブリ美術館の入場券にも利用されるなど、ファンがジブリの世界を生で感じるアイテムのひとつとして利用されている。

 ブエナ・ビスタ・エンターテイメントは、ウォルト・ディズニー系の映画配給・流通会社である。1996年にスタジオジブリ(当時徳間書店の事業部)とジブリの主要な作品を政界に販売する契約を結んでいる。これが、ジブリとディズニーの提携の始まりで、現在ではブエナビスタはジブリ作品の北米における劇場流通も手掛けている。

ハウルの動く城 
ブエナビスタ 
ブエナビスタのジブリがいっぱいコレクション 

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教育 ]
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 大手アニメ制作会社トムス・エンタテイメントの東京ムービー事業局は、アニメ映画の新しいシナリオの書き手発掘を目的に来年1月から「トムス・アニメシナリオ塾」を開始する。

 第1期生は既に募集が開始されており、11月1日に締め切られる。定員は15名のみで、エッセイなどの課題による1次審査と面接による2次審査を受ける必要がある。講座は2006年1月10日から4月8日までの毎週火曜日、土曜日の全26回の講義から構成され、アニメーションと脚本を中心に経験豊富な現役のスタッフが指導に当たる。
 トムス・エンタテイメントでは、「講座終了後に才能を認められた受講者には当社作品の脚本家デビューのチャンスが与えられます」としており、今後の戦力となる新人の発掘も目指しているようだ。
 これまでもトムス・エンタテイメントは、関連会社のテレコムを通じてアニメーター養成のためのプログラム『アニメ塾EX』を運営してきており、クリエーター養成には実績がある。今回の試みは、実際の現場に携る企業による新たなアニメ教育として注目される。 

トムス・エンタテイメント 
トムス・アニメシナリオ塾公式サイト 
アニメEX塾 

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2005年09月08日
新発売/新作 ][ 海外:米国 ]
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 アニメ制作ソフトの『RETAS!』やマンガ制作ソフトの『Comic Studio』で関連業界の圧倒的なシェアを誇っているセルシスが、人気ソフトの『Comic Studio』の英語版を発売する。これは9月8日の日経産業新聞が伝えているもので、記事によれば海外の代理店経由で、北米を中心にマンガ家やファンに対して売り込むという。セルシスは海外代理店より販売数に応じてロイヤリティーを受け取り、2006年12月までに5千ライセンスの販売を見込んでいる。

 『Comic Studio』は国内では、その機能別に入門コースのデビュー(税込12,600円)、プロ(税込25,200円)、EX(税込48,300円)の3種類が発売されている。同ソフトは、ペンタブを用いることで筆と同じ感覚をパソコン上に再現できるだけでなく、コマ枠やトーン、吹き出しといったマンガ独特の技術を再現している。コンピューター特有の何度も書き直すなどの作業を極めて容易にしており、2001年の発売以来多くのクリエーターに愛用されて来た。
 ソフトは海外のマンガ作家に日本マンガのネームやコマ枠といった技術面でのサポートを与える。また、日本のマンガ制作のための道具が手に入り難い海外において、日本式のマンガを描く手段として大きな役割を発揮しそうだ。今回の『Comic Studio』の発売は、マンガ制作の垣根が低くなることで、海外で増えつつあるマンガ作家をさらに増加させることになるだろう。

セルシス 
日経産業新聞 

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行政 ]
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 外務省はアジア8カ国地域の新聞・雑誌の文化担当記者を日本に招待し、日本のアニメ文化を集中的に紹介する方針であると発表した。招かれるのは中国2名、香港2名、韓国、タイ、マレーシア、フィリピン、インドネシア、ブルネイ各1名の合計10名の記者になる。
 招かれた記者は滞在中、アニメ関係者への取材、アニメ関連施設の視察を行う。このほか日本の現代文化に携わる専門家との懇談会や新聞社への訪問、観劇、観光地の視察なども行う。
 今回の招待はアジア各国地域のマスコミにアニメを中心に日本のポップカルチャーを紹介してもらう目的を持っているという。

 これまで、アニメについては、産業面で経済産業省や総務省が、文化面では文部科学省が深く関わってきた。一方で、近年は外務省がアニメの持つ文化的影響力の強さや、国のイメージに対する波及効果の大きさに注目しはじめている。
 今年の初めには、外務省関連団体である国際交流基金がアニメの著作権を買取り、途上国の放送局に無償供与する方針が打ち出されている。これは日本文化の理解を広げ、アニメの市場拡大を図るためだとされている。8月には、この制度を利用してイラクの放送局にアニメ作品として『キャプテン翼』が提供された。今回の海外の記者を招き日本アニメを紹介することも、こうした外務省の戦略に沿ったものだと考えられる。

外務省ホームページ 

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話題 ]
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 9月2日に四国では初めてというメイド喫茶の『メリーメイド』が、愛媛県松山市にオープンした。同店のホームページを見る限りごく普通の(?)メイド喫茶で、最近増えている他店との差別化はあまりないようだ。店内はメイド喫茶の定番どおり来客に対する挨拶は「お帰りなさいませ」。また、飲食の注文のほかメイドとゲームの対戦も出来るという。
 メイド喫茶は、もともと2000年頃に秋葉原で最初に誕生したと言われているから、誕生から5年でメイド喫茶文化は四国までに達したことになる。この5年間という期間をどうみるかが問題だ。ようやっとというべきか、遂に四国までと考えるかである。「オタク」、「萌え」は秋葉原や大阪・日本橋に代表される典型的な都市文化といえる。それが、秋葉原における大量増殖を経て地方都市広がりつつある。
 これを、地方都市にも少なくない数のオタクが存在すると取るのか、逆にオタクカルチャーが一般的なレベルでも受け入れられようになったのかなんとも微妙な問題である。

メイド喫茶『メリーメイド』

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2005年09月06日
賞/コンテスト ]
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 衛星・ケーブルのアニメ専門チャンネルアニマックスによる一般公募のアニメシナリオコンテストである第4回アニマックス大賞が決定した。アニマックス大賞には吉成郁子さんの『リリと三つの袋と(弟)』、審査員特別賞には濱田宇宙さんの『Circle in the Sky』が選ばれた。このほかに佳作が4作品選出されている。
 大賞の吉成さんは賞金200万円を受け取るほか、東映アニメーションが吉成さんのシナリオをもとにテレビ向けのアニメを制作する。作品は、来年の夏を目処のアニマックスで特別放映される。

 アニマックス大賞はアニメ作品のシナリオ作家の発掘を目的に設立された賞で、今年で4回目を迎えている。毎年特定のテーマが決められ、アニメ化を前提にそのテーマに沿ったシナリオが募集される。今年のテーマは「冒険アクション」であった。応募総数1012通の中から審査委員の高橋浩東映アニメーション社長(審査委員長)、中島かずき氏、大森望氏、渡邊隆史ニュータイプ編集長が各賞を決定した。
 こうした審査員はアニメ業界を代表する人が毎年交代で行なっており、またアニメ化する制作会社もサンライズ、トムス・エンタテイメントなどと交代で行なっている。このため各回ごとにユニークな個性が現れている。
 これまでの募集テーマは第1回「アクション・ヒーロー」、第2回「21世紀のスポコン」、第3回「ロボット」となっており、それぞれ東映アニメーション、トムス・エンタテイメント、サンライズが制作を務めた。アニマックス大賞の募集は例年毎年春から夏にかけて行なわれるが、次回の詳細についてはまだ決まっていない。

アニマックス 

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2005年09月05日
イベント情報 ][ ゲーム ]
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 9月16日から18日まで開催されるコンピュターゲームのイベント「東京ゲームショー」は出展者数が131社(8月31日時点)となり過去最多の規模になると発表された。ゲームビジネスは、90年代後半から続く長い低迷が2004年に底を打ったのでないかと見られており、ゲーム業界にとって明るい兆候といえるだろう。

 出展企業には例年通り単独で別の商品発表を行なう任天堂は参加していないが、ソニー・コンピュターエンタテイメントやマイクロソフトといったハード機メーカーやコナミやスクウェア・エニックス、カプコンといった大手ソフトメーカーがほとんど含まれている。
 この春に経営統合を発表したバンダイとナムコは、早くも共同ブースによる出展となる。一方、昨年は統合会社として出展したセガ・サミーは、コンシュマー向けのゲーム事業がセガに統合されたことからセガ単独の出展となっている。
 海外企業では行政がまとまったスペースを提供する韓国、台湾勢が目につくが、韓国は単独出展する企業も多く、ゲームビジネスで存在感を増す状況を象徴しているといえるだろう。

 ゲームショーでは、16日のビジネスデーにビジネス向けの講演会を用意している。先日ソフトバンクグループへの売却を決めた韓国Gravityの会長キム・ジョンユル氏や玩具会社ウィズの横井昭裕社長、またアニメ分野からはプロダクションIGの石川光久社長が登場する。
 一般デイでは、ステージプログラムが充実しており、各企業の最新商品の紹介とともにこちらも楽しめそうである。そのステージイベントは人気ラジオ番組「まるなび!?」の公開録音やCESAチャリティーオークションなどがある。また、「第7回CESAスチューデントゲーム大賞」の発表授賞式、CEROの年齢別レーティング制度を議論する討論会も準備されている。

 企業向けとファン向けの両方のニーズを満たすイベントであり日本最大のゲームショーとして今年も盛り上りそうである。さらに、今年から来年にかけてはソニー、マイクロソフト、任天堂がそれぞれ次世代ハード機の発売を予定している。今回のビジネスショーはその前哨戦としても注目されるだろう。

東京ゲームショー2005 

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2005年09月04日
イベント情報 ]
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 今年で開催10年目になるアニメーション神戸が10月に開催される。アニメーション神戸は、神戸の大震災のあとにデジタル映像制作の新興を目的に設立された。イベントは神戸市をはじめ関係省庁や教育機関、企業団体に支援を受けている。都市圏の大きさに較べてアニメ関連のイベントが少ない関西圏では貴重なアニメイベントである。
 イベントの目玉は、個人賞、特別賞、劇場作品賞、テレビ作品賞、パッケージ作品賞、ネットワーク作品賞、主題歌賞なるアニメーション神戸賞の選出である。大手アニメ雑誌の出版社を中心とする審査委員が前年8月からその年7月まで活動の中から優れた作品と人物を決定する。今年の授賞式は10月2日に行われる。
 昨年は劇場作品賞に『イノセンス』、テレビ作品賞に『鋼の錬金術師』、個人賞に神山健治氏が選ばれている。
 
 華やかアニメーション神戸賞の陰に隠れがちであるが、アニメーション神戸が力を入れているのは新しい才能の発掘である。新人発掘のためのイベントは、学生やアマチャを中心とした自主制作アニメーションを評価する「アニメーション甲子園」、Webアニメのコンペティションである「Webアニメコンテスト」、さらにそうした作品を紹介する「アニメーション神戸展」、キャラクターデザインや声優の仕事を集中的に学ぶワークショップからなる。
 日本アニメーションの制作の8割以上は東京地区だと言われている。それは、これまでのアニメ制作が原画やセル画といった制作材料の搬送や人的交流の必要性から生まれて来たものである。
 しかし、アニメ制作のデジタル化が進み、必ずしも制作者同士が物理的に近くにいる必要はなくなっている。また、デジタルアニメーションなどは制作が極めて少人数で作れるだけでなく、従来の商業アニメの流通とは異なる部分が大きい。
 神戸という場所でクリエーターの発掘や育成を行う意味は、10年前より遥かに大きくなりつつある。こうした中で、アニメーション神戸のイベントとしての重要性も大きくなりつつある。

アニメーション神戸 

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2005年09月03日
行政 ][ 賞/コンテスト ]
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 東京都のUHF局である東京MXテレビが、今年の春に開催された東京国際アニメフェアの公募部門の受賞作品と受賞者インタビュー、アニメフェアの授賞式の様子を放映する。放映されるのは今月8日(木)と9日(金)で、8日は学生部門の受賞作全8作品、9日は一般部門の全6作品が放映される。この中には斬新な演出で急速に注目を浴びている森田修平氏の『カクレンボ』も含まれている。
 自主制作アニメーションは、公開のチャンスが極めて限定されておりテレビ放映されることは多くない。今回の放映は東京地域限定ではあるが、一般の人でも気軽に優秀な自主アニメに触れることが出来る貴重な機会になる。

 また、杉並アニメーションミュージアムも10月1日(土)と2日(日)ように、この公募部門の上映会を企画している。こちらも大きなスクリーンで受賞作品を鑑賞することが可能である。
 このほか杉並アニメーションミュージアムでは、同じく東京国際アニメフェアで特別功労賞として選ばれた日本のアニメをつくった20人を展覧会で取り上げる。「特別功労賞:日本アニメをつくった20人」展と題された展示は、9月6日から10月30日までとなっている。

東京MXテレビ 
東京国際アニメフェア 
杉並アニメーションミュージアム 

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2005年09月02日
話題 ]
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 家を建てるお金と土地さえあれば、愛・地球博で大人気の『サツキとメイの家』に誰でも住むことが出来る。9月1日付でスタジオジブリは、鈴木敏夫社長の名前で愛・地球博で大人気となった『サツキとメイの家』が会期終了後も引き続き現在の場所に残され、再公開されることを発表した。
 鈴木氏はこの公表と同時に、現在ローソン限定で発売されている書籍『サツキとメイの家のつくりかた』に『サツキとメイの家』の全ての設計図が公開されていることに触れている。

 「この図面を使うと「サツキとメイの家」を実際に建築することが可能です。スタジオジブリとしては、個人で同じ家を建ててご自分でお住みになる場合には、自由に建てていただいて構わないと思って、設計図を公開することに決めました。」(スタジオジブリホームページ「『サツキとメイの家』が博覧会終了後も残されることについて」より引用)

 商業目的で使うことは出来ないが、もしその気があれば誰でも『サツキとメイの家』に住むことが可能だというわけである。
 自分で家を立てて住むことが無理だとしても、将来近所に『サツキとメイの家』が突然現れることだってあるかもしれない。

 一方、博覧会で現在使われているオリジナルの『サツキとメイの家』は、数多くの自治体誘致の中から、現在の場所で愛知県が再公開することになった。おそらく一番自然でコスト面からも合理的な選択であったといえるだろう。
 スタジオジブリが愛知県に『サツキとメイの家』無償譲渡のうえ、今後3年から5年にわたり公開されることになる。今後の公開方法は2006年夏を目処に有料公開の方向とされているが、詳細はまだ未決定のようだ。博覧会終了前に発表出来たことで、各自治体による施設の誘致競争は収まるであろう。
 これで博覧会では観ることの出来なかった多くのファンが、今後『サツキとメイの家』を観覧することが出来るようになった。これはファンだけでなく、より多くの人にジブリの世界を体験してもらいたいスタジオジブリの方向性にも沿ったものに違いない。

スタジオジブリホームページ 
ローソンの『サツキとメイの家』のページ

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2005年09月01日
アニメ音楽 ]
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 人気アニメ歌手の石田燿子が9月から全米各地を周るイベントツアーに乗り出す。『Anime Fusion』と名付けられた石田燿子のツアーは9月3日のミネアポリスを振り出しに、米国東海岸6箇所のアニメコンベンションやモールを一ヶ月かけて周る。さらに来年1月には西海岸の都市5箇所のツアーを行なう。
 これはジェネオンエンターテイメントと米国の大手音楽流通会社ミュージックランドとの協力で実現したものである。米国のメジャーな音楽流通会社とアニメが協力する今までにない試みになる。
 
 石田燿子は人気作品の『美少女戦士セーラームーンR』のエンディングテーマや『ガンバレード・マーチの』主題歌を歌い大きな人気を持っているだけでなく、こうした作品を通じて米国のアニメファンにもよく知られている。
 昨年は、米国のアニメコンベンションであるアニメエキスポでも大きなコンサートを行ない大好評であった。今回はこうしたアニメファンを入り口に、さらに多くのファンを米国で獲得しようという狙いである。
 
 日本のアーティストの米国進出というと宇多田ヒカルに代表される大規模なキャンペーンが話題になることが多い。しかし、実際には米国人アーティストのほとんどは全米各都市を周るライブツアーを行ない、草の根の人気が盛り上ることで登場してくる。
 現在、カートゥーン番組『HiHi Puffy Ami Yumi』で大きな人気を獲得しているPuffyも、実際こうしたライブツアーを行なう中で注目され、『ティーンタイタンズ』の主題歌を任され、今の人気につながった。
 
 アニメ歌手というと日本では特定ジャンルの歌手と思われがちだが、米国ではそうした区別はない。むしろ、日本アニメの主題歌や曲を通じたブランドの差別化で米国市場に入って行きやすいとも言える。今回の石田燿子のツアーでも、既に特定ファンが各地にいることである程度のファンの参加が予想できる。そうした集客は、他の石田燿子を知らない米国人に石田の存在を知らせる力になるだろう。
 言語の違い、人種の違い、文化の違い、日本人アーティストが米国市場で活躍するには数多くの障害がある。そうした障害をアニメという有力コンテンツと地道な努力で突き崩すことが出来るのか、石田燿子の大きな挑戦が試されている。

石田燿子公式サイト  
ジェネオンエンターテイメント 
ジェネオンエンターテイメント(米国)

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テレビ ]
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 9月1日の日本経済新聞の報道によると米国の大手メディアグループであるウォルト・ディズニーは、国内で男児をターゲットした新たな有料チャンネルを開設する。
12月1日に開始される新チャンネルの名称は『トゥーン・ディズニー』となり、『スパイダーマン』などの男児向けの番組を放映する。また、記事では2007年からは、日本アニメの導入も検討しているとしている。

 ウォルト・ディズニーはこれまでも、自社のカートゥーンを放映する有力チャンネルとしてディズニー・チャンネルを保有している。開局は2003年11月で、以来認知度の高いキャラクターで強い競争力を発揮している。
 ディズニー・チャンネルは、番組を
1) 未就学児童向け
2) それよりやや上の児童層
3) ファミリー向けの長編アニメ、劇場作
としており、児童層についても女児視聴者に比べて男児視聴者が弱いと考えられる。
 今回の新チャンネルの設立は、ディズニー・チャンネルは従来の視聴者層を強化する一方で、これまで同社が捉えられなかった層の取り込みを狙っていると考えられるだろう。それが、今回の狙う層である6歳から12歳の男児というわけであろう。
 しかし、アニメ・カートゥーン系の有料放送局ではキッズステーションやアニマックスといった日本アニメを主体にした放送局が優位に展開をしている。特に今回トゥーン・ディズニーが狙うとしている層ではその傾向が強い。
 また、この層では日本アニメチャンネルだけでなく、カートゥーンネットワークやニコロデオンといった米系カートゥーン専門放送局も強い競争力を発揮している。そうした放送局に対抗するために、日本アニメ番組も積極的に取り入れいく姿勢は、ビジネスに柔軟なでしたたかなディズニー流であるといえるだろう。
 圧倒的なブランド力を背景にファミリー向け、未就学児童向けではほとんどライバルを持たなかったディズニーが、日本アニメ放送局やカートゥーン放送局の中で今後いかに競争していくのかが注目される。

日本経済新聞の記事 ディズニー、日本でテレビ事業拡大・専門チャンネル開局
ウォルト・ディズニー 

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教育 ]
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 クリエーター分野に特化した人材ビジネスを手掛けるクリーク・アンド・リバー(C&R)は、9月1日付で、クリエーターの仕事分野に特化したポータルサイト『CREATIVE VILLAGE』を開設した。サイトではこれまでC&Rが個別のサイトで運営していた仕事情報、スキルアップ情報、各種イベントやコンペティションの情報を統合して提供している。
 C&Rは、クリエーター専門の人材紹介ビジネスや各種セミナーの開催、クリエーターマネジメント・著作権管理・代行などを手掛けている。クリエーター専門のポータルサイトの運営は、サイトを通じて優れたクリエーターを数多く取り込んで自らのビジネスに繋げていく目的があると思われる。

 また、C&Rは10月に開催されるアニメ・ゲーム・キャラクターを中心とした見本市『東京コンテンツマーケット2005』の企画・運営を全て請け負うなどコンテンツ関連分野で積極的にビジネスの拡大を図っている。アニメ関連分野ではこれまで比較的手薄であったが、近年ではアニメーション・ゲームの領域にも進出している。グラフィックやデジタルのクリエーターの紹介だけでなく、キャラクターデザインやシナリオ制作者も対応可能としている。また、著作権管理ではアニメ分野にもなじみの深い多くのイラストレーターの著作権管理を行なっている。

CREATIVE VILLAGE 
クリーク・アンド・リバー 
東京コンテンツマーケット2005 

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