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2005年10月31日
賞/コンテスト ]
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 来年3月で4回目の開催になる飛騨国際メルヘンアニメ映像祭が、11月1日より第4回メルヘンアニメ・コンテストの作品募集を開始する。募集される作品はCGアニメーションを含むアニメ作品で30分未満のオリジナル作品とされている。締め切りは12月31日となる。
 映像祭の趣旨により世代や国境を越えて誰でも楽しめるアニメーションとされているが、対象となる作品は幅広い。アニメーターの小田部羊一氏などの審査委員6名により選ばれた最優秀作品賞には100万円の賞金が与えられる。このほか、飛騨地方の民俗、習俗をモチーフとした飛騨メルヘン賞(賞金30万円)が選ばれるのも特徴である。

 飛騨国際メルヘンアニメ映像祭は、マニア向けの作品や芸術分野での映画祭が多いなかで、見逃されがちな児童・学童向けのアニメ作品の紹介に力を入れるなどの特色がある。これまでは、『手塚治虫展』や『アンパンマン』の作者で知られるやなせたかし氏の展覧会を行い毎年8000人もの観客を集めている。地方発の特色あるアニメ映画祭として、来年の開催が待たれる。

詳細は下記サイトで
飛騨国際メルヘンアニメ映像祭2006

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テレビ ][ 海外:米国 ]
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 米国のアニメ制作会社が手掛ける日本アニメをパロディにした米国のアニメーション『カッパミッキー:Kappa Mikey』がいよいよテレビ放映に向けて動き出した。『カッパミッキー』の制作会社であるアニメーションコレクティブは、番組公式サイトのオープンと来年2月17日に米国のニッケルオデオン系でのニックトゥーンでプレミア放映を行なうことを発表した。
 カッパミッキーは企画発表当時から、日本アニメをパロディにするという斬新なアイディアで話題を呼んでいる。同社では番組の視聴者のターゲットを比較的年齢の高いコアなアニメファンと6歳から11歳の子供たちの両方に置いているとしている。

 公式サイトでは、ストーリーやキャラクターの紹介、プレゼント企画などが行なわれている。今回紹介されている中には、企画発表当時にプロモーション映像で見られた『エヴァンゲリオン』らしきメカ、『天地無用』らしきキャラクターなど日本の個別の作品に対するパロディはあまり見られなくなっている。少しほっとしたような、残念なような気分である。
 一方で、当初の物語のコンセプトであった、売れない米国人俳優が日本の往年のロボットアニメ『リリームー』の主役に抜擢され、人気アニメとして復活させて大スターになると部分は変わっていない。新しいプロモーション映像を観ると、話の中心は普通のアメリカ人の主人公が日本で出会うカルチャーショックとそのギャップになるようだ。公開されている映像に映っている日本描写がそれっぽくて面白い。
 『カッパミッキー』はニッケルオデオンを通じて全世界に配給される予定である。しかし、その中にニコロデオンジャパン(ニッケルオデオン)など日本での放映予定が含まれているのかは不明である。

Kappa Mikey公式サイト 
当サイトの関連記事 恐るべき米国の『日本アニメのパロディアニメ』

アニメーションコレクティブ 
ニコロデオン・ジャパン 

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2005年10月30日
海外:アジア ][ 海外:米国 ]
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 シンガポールでアニメーションスタジオの開設準備を進めて来た米国大手映画スタジオのルーカス・フィルムは、10月27日付でデジタルアニメーションに特化したルーカスフィルム・アニメーション・シンガポールのスタジオをシンガポールのチャンギイ地区に正式オープンした。ルーカス・フィルムは、『スターウォーズ』シリーズや『インディーズ・ジョーンズ』など人気作品のプロデューサーとして知られるジョージ・ルーカスが経営する会社である。米国でも有数の映画制作会社、またデジタルアニメーションとVFXの撮影技術を持つ会社として知られている。
 ルーカス・フィルムは兼ねてより、デジタルアニメーションの拠点として国外シンガポールの設立を表明していた。今回、計画通りの日程でスタジオのオープンに漕ぎつけた。

 今回オープンしたシンガポールスタジオは広さ4万へーベの敷地の中で、19カ国35人のスタッフがデジタルアニマーションの制作に携わることになる。ルーカス・フィルムによれば、スタッフの採用は今後も続けていく予定だと言う。
 スタジオの当面の仕事は、既に制作中のスターウォーズシリーズのテレビアニメーション作品『クローン戦争』である。この作品は、劇場作品『シスの復讐』と『クローンの攻撃』の間に位置する話で2007年に放映予定となっている。
 
 近年、米国のアニメーションスタジオやCGアニメーションのスタジオの中には、技術力があり人件費も安いアジア諸国にスタジオを開設するケースが相次いでいる。米国のCGアニメーションを代表するルーカス・フィルムのシンガポールスタジオの開設は、その象徴と言っていいだろう。

ルーカス・フィルム 

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2005年10月29日
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 この夏、多くの観客を集めた愛・地球博の中で公開された押井守氏プロデュースの『めざめの方船』で利用された巨大フィギアの行方が話題を呼んでいる。中日新聞によれば公開に使われたフィギアのうち、中央天井部に展示され多くの人に深い印象を与えた高さ2.6m、重量200キロの「汎」1体と高さ2.3m重量42キロの「六将」6体が、東京上野の国立科学博物館に寄贈され保存されることになった。国立科学博物館は今後、企画展示などを通じて一般公開も行いたいととしている。

 一方、国立博物館に保存されない高さ2.3mの魚、鳥、犬をモチーフにしたフィギアの残り139体のうち80体は何と一般販売されることになった。販売するのは名古屋市にある書店「いまじん」で、価格は3種類の頭部と胴体がセットになって20万円(税込)である。先着中順の限定販売で、1人1セットのみの販売になる。

中日新聞の記事 「夢みる山」の展示造形物7体 国立科学博物館で“永住”へ

国立科学博物館 
夢見る山 めざねの方船 

当サイトの関連記事 『めざめの方舟』で目覚める:万博レポート1

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映画 ]
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 コンテンツファンドの設定や管理を行うジャパン・デジタル・コンテンツ信託は、人気マンガ『蟲師』を原作とする実写版映画のためのコンテンツファンド『シネマ信託~蟲師~』(仮称)を発表した。作品の原作は漆原由紀氏が手掛ける人気マンガで、既に累計120万部の販売実績がある。また明治時代を舞台にしたSFファンタジーの同作品は、既にこの秋に制作会社アートランド、長濱博史監督でテレビアニメ化され現在フジテレビ系で放映中である。
 今回手掛ける実写版の『蟲師』は、『AKIRA』や『スチームボーイ』などのSFアニメで世界的に名前の知られた大友克洋氏が監督を行う。これまでアニメとマンガの世界で活躍してきた大友氏の実写映画進出として大きな話題を呼びそうだ。さらに、人気俳優のオダギリ・ジョーや江角マキコらが主演をし、2006年冬に全国公開を目指している。

 およそ10億円の製作資金は、製作会社の小椋事務所などを中心とした製作委員会で調達される。このうち小椋事務所の出資する制作費約2億6千万円と配給経費約3億7千万円が、今回『シネマ信託~蟲師~』として募集される。
 今回の資金調達は作品完成後の著作権を利用したもので、当初は小椋事務所が東京三菱銀行からの借入金で映画の製作を行う。作品が完成した時点で、小椋事務所が持つ製作員会での権利持分をJDC信託が信託設定し、投資家向けの販売する。ファンドの募集金額は、6億3千万円を予定しており、募集単位は5万円から10万円の間になる見込みだ。
 この信託の利点は、完成段階で信託が設定されることで個人投資家は完成リスクを避けられることに加えて、製作段階で資金を融資する銀行はファンドで調達される資金を見込んで融資を行うことが出来る。
 
ジャパン・デジタル・コンテンツ信託
  
蟲師(アニメ版)公式サイト 
蟲師(アニメ版)ブログ公式サイト 

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テレビ ][ 海外:米国 ]
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 角川映画、角川ヘラルド、アスミック・エースの角川グループ3社は、28日に発表した同グループの海外戦略『角川グローバル・フィルム・プロジェクト』の中で、日本で人気特撮映画『ガメラ』のテレビアニメを製作することを明らかにした。『ガメラ』は最初の公開から今年で40年目を迎え、『ゴジラ』と並ぶ特撮映画の人気キャラクターである。
 同グループによれば、アニメ版『ガメラ』は来年春に制作開始を予定しており、30分ものテレビアニメシリーズとして2007年にカートゥーンネットワークでの放映開始を目指している。既に『ガメラ』は角川映画により新作場映画の制作も行っており、2006年春公開を予定している。今後、劇場映画も含めた『ガメラ』の日米での多面的な展開もありそうだ。

 これまでも角川グループは、米国のアニメ流通会社ADヴィジョンと『強殖装甲ガイバー』の共同製作で海外企業との合作アニメ作品を手掛けている。現在、『ガイバー』は日本では衛星テレビのWOWWOWで放映されている。
 一方、米国の大手ケーブル放送局として知られるカートゥーンネットワークは、これまでも日本コンテンツに大きな関心を示し、日本アニメ作品を数多く自局で放映をしている。近年は単なる放映に留まらず、『ティーン・タイタンズ』、『HiHi Puffy AmiYumi』など日本スタイルを取り入れたアニメーションの自社製作を行っている。
 また日本企業との提携にも積極的で、今年の秋から放映を予定しているアニメーション『IGPX』は日本のアニメ制作会社プロダクションIGとの共同製作として話題を呼んだ。

 このほか同グループは海外プロジェクトとして、米国ワインスタイン・カンパニーと提携による鈴木光司氏のホラー小説の米国での映画化や日韓合作によるホラー映画の企画を紹介している。角川グループは日本が強いとされ、また自社の得意とするアニメとホラー分野の映画に絞って海外事業の拡大を目指しているようだ。

角川ホールディング 
角川映画 
角川ヘラルド 
アスミック・エース 
カートゥーンネットワーク(米国)

ガメラ小さな勇者たち公式サイト
 

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2005年10月28日
海外:中国 ]
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 11月9日から13日まで中国・上海で開催される「第7回中国上海国際芸術祭:アニメ文化芸術系列活動」において日中のアニメをテーマとした大規模なシンポジウムが予定されている。
 「中国上海国際芸術祭:アニメ文化芸術系列活動」は、文匯新民聯合報業集団、日本貿易振興機構上海代表処、上海炫動アニメ衛星テレビ、アジア音楽フェェスティバル組織委員会といった日中の主要機関が主催し、主にアニメ作品の展示と、日本アニメの上映会、シンポジウムで構成されている。協賛には電通、バンダイ、SONYといった中国市場の進出に力を入れている企業のほか、アミカ・ジャパン、コミック・ウェーブなども参加している。

 アニメ作品の展示は主に一般のファン向けの催しで、日本アニメ作品の展示のほかアニメやマンガの制作教室など幾つもの交流イベントが行なわれる。そのほか森永卓郎氏や講談社の漫画局長によるセミナーや「映画イノセンスを語る」などのフォーラムが設けられる。上映会では、この『イノセンス』と『雲のむこう 約束の場所』の上映が予定されている。

 注目されるのは10日と11日に開催されるシンポジウム企画である。講演会、ワークショップ、パネルディスカッションと3パートに分かれているが、いずれも日中のアニメ・マンガビジネスの専門家が多数参加し意義の深い内容になりそうである。
 11日に開催されるテーマ講演では、(1)中国アニメ産業の現状、(2)中国漫画出版業の現状、(3)日本アニメ制作の現状、(4)日本アニメコンテンツのビジネスについて、(5)アニメ産業ビジネスとメディアの関連についての5つがテーマとなる。
 また、10日のワークショップでは「面白いアニメをどう作るか」、「アニメコンテンツビジネスについて」、「メディアがアニメ産業に果たす役割」の3つのテーマが挙げられている。中国のアニメビジネスが中心課題となる予定である。
 さらに11日のパネルディスカッションは、コンテンツビジネスにおける著作権の重要性、海賊版対策を中心に「著作権ビジネスの重要性と海賊版対策について」と題したパネルディスカッションが開催される。こうしたアニメ関連のイベントで、重要議題としてコンテンツの著作権に関するテーマがあがることは高く評価出来るのでないだろうか。
 中国の著作権問題は一朝一夕に解決する問題ではない。しかし、少なくともこうした問題に関係機関が大きな関心を持っている姿勢は示すことで、日本企業にビジネスを進める際に安心感を与えるに違いないからだ。
 中国・上海という少し遠い場所で開催されるが、機会があれば是非参加したいと思わせるイベントである。

詳細はJETRO上海のサイトを参照ください。
JETRO上海 

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2005年10月26日
賞/コンテスト ]
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 毎年、東京国際アニメフェアの中で募集され受賞作品が発表される東京国際アニメアワードの公募作品募集開始に先立ち、審査員の顔ぶれが発表された。
 発表されたのは審査委員長で東京工科大学教授の金子満氏を筆頭に以下の12人のかたがたである。東映アニメーションプロデューサーの関弘美氏やベテラン編集者の小黒祐一郎氏、大徳哲雄氏、さらにはCGアニメーション技術の専門家で東京工業大学教授の中嶋正之氏など幅広い分野から審査員に参加している。多様な分野から審査員が参加することで、多彩な作品が評価されることを目指しているといえる。

 東京国際アニメアワード公募部門は、年齢、国籍、個人、グループを問わず、商業展開の決定がされていない作品を審査の対象としている。コンペティションには、毎年優れた作品が多数出品され『KAKURENBO』のように、の後大きな話題になる作品もある。賞金はグランプリ100万円、優秀賞30万円などなっているほか、受賞者にとっては国内外の映画祭やテレビでの上映が行なわれること大きな魅力となっている。

 審査委員長 金子満氏)
 審査委員 植野淳子氏、宇佐美浩一氏、小黒祐一郎氏、片山雅博氏、小森伸二氏、関弘美氏、大徳哲雄氏、中嶋正之氏、原口正宏氏、増田弘道氏、渡辺浩弐氏

東京国際アニメフェア 
東京国際アニメファアコンペティン応募要項
  コンペティション公募審査員紹介

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テレビ ][ 海外:米国 ]
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 10月20日から有力ケーブルテレビ放映局のアダルトスイムにて、再放送が開始された『新世紀エヴァンゲリオン』の注目が米国のファンの間で高まっている。また、作品には物議を醸し出すモチーフやシーンが多いことから、テレビ放映にあたってオリジナル作品からどういった修正されるかにも少なからぬ関心が集まっている。
 日本のアニメ作品は、米国でテレビ放映する際に現地の放送事情に合わせて編集されることが多い。こうした編集は熱心なアニメファンからは批判を浴びることも多いが、通常は消極的にファンから容認されているようだ。しかし、『エヴァンゲリオン』については、宗教的なモチーフや性的な部分が物語の大きな部分を占めるため、物語の骨格に影響を与えるのでないかと注目されている。

 米国の大手アニメ情報サイトアニメニューズネットワークは、既に放映された第1話と第2話についてどの部分が編集されたのかまとめて報告をしている。この報告によれば、第1話ではオープニングアニメーションはカットされているもののほとんど修正はない。これは、第1話は問題になるシーンがほとんど存在しないためと述べている。
 しかし、第2話については29箇所の修正箇所を挙げている。内容をチェックするとその多くは、お酒に関するシーンと血の出てくるシーン、それにヌードシーンである。これらは、場面自体が削除されるかデジタル処理で消されたとしている。そして、ミサトはアル中のダメ女のはずなのに完璧な女になってしまったとしている。

 勿論、『エヴァンゲリオン』の完全版を観たいファンは、既には発売されているDVD版を観ることが出来る。それでもこうした修正が関心を呼ぶのは、この作品が米国人にとっても日本人同様にアニメ史の中の金字塔だからかもしれない。

アニメニューズネットワーク 
  第1話の修正箇所一覧  第2話の修正箇所の一覧

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海外:米国 ]
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 1982年に歌手として、また人気アニメ『超時空要塞マクロス』のヒロインであるリン・ミンメイの声優としてデビューをしたのが飯島真理である。その飯島真理が、米国で新たに発売される『超時空要塞マクロス』のDVDの英語版の吹替えをすることになった。担当するのは勿論リン・ミンメイ役で、日本の声優が映画の吹替えを担当すること自体珍しいだけでなく、日本で演じた役を英語版でも同じ役者が声を当あてることで話題を呼んでいる。
 飯島真理は1989年の結婚を期に米国・ロサンゼルスに拠点を移し音楽活動を続けている。米国における長年の活動実績と英語力に加えて、リン・ミンメインの声が飯島真理と強く結びついていることが採用の理由とされている。
 米国では『マクロス』などを編集したアニメ作品『ロボテック』がよく知られているが、今回ADヴィジョンから発売が予定されているのは、オリジナルの『マクロス』の英語吹替え版になる。飯島真理の公式サイトでは、本人によるメッセージが掲載されている。

飯島真理公式サイト Mariiijima marimusic.com
 10月23日の日記 Macross 

ADヴィジョン 

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2005年10月25日
海外:米国 ]
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 10月18日より米国のハリウッドで開催されていたハリウッド映画祭のクロージング作品として宮崎駿監督の『となりのトトロ』が上映され好評を博した。また、宮崎駿監督は今回のハリウッド映画祭で『ハウルの動く城』によってハリウッドアニメーション賞を受賞している。ハリウッド映画祭は、今年が9回目と歴史こそ浅いものの豪華なゲストとハリウッドという地の利もあり、米国映画業界では指折りのビッグイベントととして知られている。
 今回のクロージング上映は23日にロサンジェルスのアークライトシアターで行われ、ディズニーによる全く新しい吹替え版として上映された。しかし、米国にあるジブリ作品情報サイトのナウシカネットのリポートに寄れば、この『トトロ』作品の劇場公開の予定はないそうである。またこのレポートによれば、『風の谷のナウシカ』についても、劇場公開よりビデオグラムの販売が向いているとして劇場公開予定は既にないとしている。
  
 今回の『トトロ』の上映だけでなく、米国では本年夏の『ハウルの動く城』の米国公開に合わせて、旧作宮崎アニメを再評価する企画が相次いでいる。今年の春には『風の谷のナウシカ』や『紅の豚』のDVDが発売され、『ナウシカ』はビデオチャートの売上も好調であった。また、映画祭や特別上映会などで宮崎監督の旧作アニメが上映される機会も増えている。
 来年の1月には大手ケーブルテレビのターナークラシックが『千と千尋の神隠し』、『風の谷のナウシカ』、『天空の城ラピュタ』など宮崎作品9作品を放映する予定であると伝えられている。

 こうした旧作の再評価は、日本では評価の高い初期の宮崎作品も90年代以前には米国ではほとんど省みられなかったためである。もともと、新作映画の製作が多いアメリカでは旧作アニメはあまり顧みられない風潮がある。
 このため宮崎アニメの中で本格的に海外に紹介されたのは、日本アニメがしだいに注目されるようになった90年以降の『もののけ姫』、『千と千尋の神隠し』、それに今年公開された『ハウルの動く城』ある。そのほかの作品は熱心なアニメファン以外にはあまり知られていない。
 『風の谷のナウシカ』の時代から宮崎作品の米国劇場公開は望まれることが少なかった。しかし、日本で『ルパン3世カリオストロの城』や『風の谷のナウシカ』がテレビ放映を通じて再評価されたように、米国でも宮崎アニメがこれまでより認知されて行くかもしれない。

ハリウッド映画祭 
ナウシカネット 

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インターネット ]
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 インターネットを通じてアニメ作品の配信をしているバンダイチャンネルは、劇場版Zガンダムでも好調な富野由悠季監督の新作アニメ『リーンの翼』のブロードバンド配信開始が12月16日に決まったと発表した。『リーンの翼』は、30分アニメ6本の本格的なオリジナルアニメ作品にもかかわらず、インターネット先行で作品を公開することで話題を呼んでいる。このほか、バンダイチャンネルによれば、同作品はブロードバンド配信以外にも、PSPやモバイルを利用した作品公開も念頭に入れている。

 今回のブロードバンド配信は、バンダイチャンネルを通じて全6話のうち各1話を525円(税込)で視聴するかたちになっている。525円という価格設定は、ブロードバンドの配信としては高めの設定で、通常のレンタルビデオよりも高い価格帯である。
 新作アニメという付加価値で、こうした価格でどの位の視聴者が確保出来るかがこのビジネスの鍵といえそうだ。それでも、この価格は視聴者の数が10万人でも売上は5250万円となり、単純な計算ではこのブロードバンド配信だけでの収益の確保は厳しそうである。
 むしろ、今回のブロードバンド配信は今後予定されるDVDの発売やコミック展開を含めた宣伝効果が重視されているといえる。深夜放送の大人向けのアニメと同様の考え方と言ってもいいだろう。そう考えれば、TVの放送料が必要な深夜テレビの放送より、ある程度の視聴料の入ってくるブロードバンド配信のほうがビジネスモデルとしては優れているかもしれない。

バンダイチャンネル 
バンダイビジュアル 
サンライズ 
リーンの翼公式サイト 

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2005年10月24日
インターネット ]
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 コンテンツ製作・流通企業のネオプレックスと映像制作会社の21cityは、日米共同制作をするVFX(視覚効果)映画を世界中に発信すると発表した。第1弾の配信を予定しているのは、映画『マトリクス』の特殊撮影効果でアカデミー賞を受賞したこともあるジョン・ゲイター監督による映画『BRIDGE』である。
 企画・製作を21cityとネオプレックスが行なう他、主演には『世界の中心で愛を叫ぶ』を好演した大沢たかしさんが予定されている。また、VFX面では映画『CASSERN』を手掛けたクリエーター陣が参加する。こうした布陣からCGアニメーションを大胆に取り入れた作品になることが予想される。

 この作品のユニークな点は、劇場公開と同時にブロードバンドを利用して世界中に作品を配信する新しいビジネスモデルである。両社は『BRIDGE』をまず世界中の有力ポータルサイト、ISPを通じて広告つきの無料配信を行い、その後に国内の劇場公開とインターネット配信を手掛けるとしている。

 広告をつけた映像作品の無料配信は、国内ではGyaoなどが積極的に試みているが新作映画の配信や世界展開といった展開はこれまでにない。インターネット利用した新たなコンテンツ展開として注目を浴びそうだ。プロジェクトの詳細は、10月29日、30日に東京国際映画祭の中で開催される国際エンタテイメントビジネス特別セミナーの中で発表される。

ネオプレックス 
東京国際映画祭 
国際エンタテイメントビジネス特別セミナー

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イベント情報 ]
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 世界最大のテレビ番組のコンベンションMIPCOMが10月9日から10月13日フランスのカンヌで開催された。コンベンションには、海外の作品を買い付ける日本の放送会社が多数参加する一方で、日本からも主にアニメ作品の権利を持つプロダクションなどが多数参加をしている。
 日本からの参加はメディアやバイヤーなどを全て合わせて126社にのぼり、アニメビジネスに関連する企業の参加が目立つ。そのアニメ関連企業ではアニプレックス、バンダイ、バンダイビジュアル、ディーライツ、ジェネオン、マーベラス、小学館など日本のアニメビジネスを代表する企業はほとんどが名を連ねている。
 また、これまで参加が少ないとされてきたアニメ制作会社でもGDH、ぴえろ、東映アニメーション、日本アニメーション、サンライズ、トムスエンタテイメント、手塚プロダクションなどの参加があった。このほか、昨年に引き続き日本貿易振興機構が中小企業を集めたジャパンパビリオンを用意している。また、東京国際アニメフェア2006も参加している。
 海外勢では中国のテレビ放送局が活発に動いており、上海メディアグループなどの大手放送局が海外のアニメーションやドキュメンタリーに強い関心を示したと伝えられている。

 MIPCOMに合わせて子供向けの番組に焦点を合わせたMIPCOM Juniorも、10月15日、16日に開催されている。MIPCOM Juniorのバイヤーに対する調査によれば、バイヤーの76%がアニメーション作品に興味を持っており、アニメーションはコンベンションで最も注目を集める中心的なカテゴリーである。
 コンベンションは、子供向け作品のライセンスと商品化などについて様々なシンポジウムが開催された。世界52カ国459社から834人が参加し、参加企業、人数とも昨年を上回った。

 また、米国のアニメーション情報サイトAWNによれば、MIPCOM Juniorの中でバイヤーから一番人気を集めた作品は、ミルメージ社とメソッドフィルム社制作の『スカイランド』であったという。続いて2番目にマラソン社の『チームギャラクシー』、3番目に『プラネットネモ』などが続いている。

 MIPCOMへの日本企業の参加に較べると、MIPCOM Juniorの参加は少ない。カートゥーンネットワークジャパン、ディズニーチャンネルジャパン、NHK、テレビ東京などの放映会社のほか、手塚プロダクション、アサツーDK、講談社といった製作会社、出版社など15社が参加している。また、米国から小学館のグループ企業であるVizメディアが参加している。

MIPCOM 
MIPCOM  Junior 

AWN  Skyland Tops MIPCOM Jr.
スカイランド 
チームギャラクシー 

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新発売/新作 ]
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 六本木と渋谷で開催されている東京国際映画祭で、スタジオジブリの宮崎駿監督来年1月に新作アニメーション3作品を三鷹の森ジブリ美術館で上映することを明らかにした。宮崎監督は、23日に東京国際映画祭の特別招待作品『ウォーレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』のニック・パーク監督と対談を行なっており、新作の短編映画の話はその際に言及された。
 1月に公開される新作アニメーションは短編アニメーション3作品で、1作品はかねてより宮崎監督が手掛けたいとしていた毛虫を主人公の原作をもとに制作した『水グモもんもん』である。残りの作品については、11月にスタジオジブリの公式ページで発表されるという。作品は、ジブリ美術館のみで公開され、一般公開の予定はないとしている。また、鑑賞にあったては、美術館の入場料のみで新たな料金は徴収しない。

東京国際映画祭 
ウォーレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!公式サイト
三鷹の森ジブリ美術館 

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2005年10月22日
新発売/新作 ][ 海外:米国 ]
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 米国の大手アニメ流通会社セントラルパークメディア(CPM)は、世界初の試みとしてビデオiPodを利用した日本のアニメ作品を提供すると発表した。今回ビデオiPod向けに提供されるのは、1982年に日本サンライズ(現サンライズ)が製作したロボットアニメ『装甲騎兵ボトムズ』である。
CPMのサイト利用者は、近日中に同社の専用ページから直接、同番組の第1話を利用することが可能になる。また、インディペンデント作品として近年話題になっている『KAKURENBO』と韓国アニメの『ハンマーボーイ』のプロモーション映像も同様にダウンロードが出来るようになる。これらの映像は無料で利用することが可能である。CPMは今後も、同社が権利を保有する『少女革命ウテナ』や『闇の末裔』のプロモーション映像を配信するとしている。

 映像をダウンロードして作品を鑑賞するビデオiPodは、アップルより先週発表されて大きな話題を呼んだばかりである。当初からピクサーの短編アニメーションが提供されるなど、アニメーション作品との相性の良さが指摘されていた。
CPMはアニメファンが新テクノロジーをいち早く導入することはよく知られた話なので、iPod用に画像を提供することでファンに楽しんで貰いたいとしている。
 しかし、今回の作品提供はCPMのウェッブサイトからのダウンロードのみとなっており、アップルのⅰTuneから買うかたちを取っていない。CPMでは現在行っているアップルと交渉が終わり次第ⅰTuneからの利用が可能となるとしているが、正式な時期は未定となっている。

 今回のCPMの映像配信は、番組の有料配信というよりも第1話の無料配信も含めてあくまでのプロモーション用の画像である。少なくとも現在のところは、コンテンツの有料販売は意図していないようだ。
 こうしたこれまでより中身の濃いプロモーション映像の配信は、別のアニメ流通会社ADヴィジョンが既にBitTorrentを利用して行っている。ビデオiPodの普及具合によって、ADヴィジョンもさらに配信方法の多様化を検討する可能性は高いだろう。
 さらに、CPMの今回の決断がⅰTuneによる作品の有料配信につながっていくのかも気になるところだ。

セントラルパークメディア 
セントラルパークメディアのiPodのダウンロードサイト

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新発売/新作 ]
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 世の中にはありそうでないものがあるが、10月22日から漫画社が企画・募集を開始する『萌え・マンガ・アニメ探索の旅 ジャパニメーションツアー2日間』はまさにそれだろう。その名の通り日本アニメに関係する観光地を2日間かけて一気に見てしまおうというツアーである。
 主な見学場所は、バンダイミュージアム、東映アニメーションギャラリー、まんだらけ、秋葉原、さらにはメイド喫茶『COS-CHA』の貸切りイベントにアフレコスタジオ、制作スタジオ見学などなどとアニメファンの押さえどころのイベントが盛沢山だ。まるで、オタク版ハトバスツアーのようでもある。

 12月2日、3日と15日、16日に2回に亘って設定されるツアーの料金は東京駅集合、解散で一泊つき39,800円。移動手段が観光バスだけと考えるとそれなりの金額ではある。しかし、ツアーに組み込まれている観光地が、同じ東京とはいえ西から東、南と散らばっており、普通は2日間で制覇するのはかなり難しいことを考えれば止得ないところだろうか。東京オタクスポット未体験者が一気に見学というのがメリットというイメージだろう。

 どちらかといえば、言葉の不自由なオタクな海外旅行客にこそ有難い存在かもしれないと思ってみたら、案の定、2006年には海外からの観光客を受け入れるという。
 海外からのオタク向けツアーは既にポップジャパントラベルといった会社が8日間ツアーなどを手掛けている。例えば、9月に企画されたツアーでは東京ゲームショウとプロダクションIGのスタジオ見学が目玉となっている。
 しかし、こうしたフルツアーでなく、オタク向け1日ツアー、2日間ツアーにも別の需要はありそうだ。いずれにしろ、まずは日本人相手にスタートである。
 趣味の世界に没頭出来て、重要スポットがまとめてみることの出来るこのツアー、果たして人気のほどはいかにと今から気になる。

詳細は漫画社のサイトを参照ください
漫画社
萌え・マンガ・アニメ探索の旅 ジャパニメーションツアー2日間

ポップジャパントラベル 

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イベント情報 ]
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tiff.jpeg 毎年秋の大規模イベントとして定着した感のある東京国際映画祭が本日10月22日から30日までの期間開催される。世界12大映画祭のひとつである映画祭は期間中に事前に先行された13作品からなるコンペティションを行うほか、300本を越える映画が六本木と渋谷を中心に各部門、関連企画として上映される。
 アニメーション作品はコンペティション部門での出品こそないが、特別招待作品に『あらしのよる』が上映されるほか、海外作品の『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』が出品されている。また、特別招待作品の中にはマンガ原作の『ALWAYS 三丁目の夕日』、『最終兵器彼女』、特撮映画の『仮面ライダーTHE FIRST』が、日本映画ある視点の中で『スキージャンプ・ペア ~ROAD TO TORINO 2006~』が含まれている。

 東京国際映画祭の関連企画ではアニメ関連が目白押しになっており、日本の映画の中でも独特の位置を占めるアニメ作品が映画祭を盛り上げる。特にアニメとCG映像を取りあげたanimeTIFF:アニメCGフェスティバルで、ProductionIG スペシャル、最強伝説、PIXAR短編特集、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ』の4つの企画が準備されて集中的にアニメーション作品が取りあげられる。それぞれの企画の中では『IGPX』や『BLOOD+』、『さようなら銀河鉄道999アンドロメダ終着駅』、『鴉-KARASU-』といった新旧のテレビ、劇場アニメのほかCGアニメーションやインディペンド作品などがバラエティ豊かな作品が30本以上上映される。
 また、映画祭特有の豪華なゲストやパネルディスカッション、見本市も充実している。中でも注目は、世界を代表するアニメーションの巨匠対決であるニック・パーク監督と宮崎駿監督の対談や新作映画『立喰師伝』について取りあげる押井守監督と鈴木プロデューサーの対談である。このほか 秋葉原地区では秋葉原エンタまつりが連動企画として行われアニメ、マンガ、ゲームを中心とした公開イベントなどが10月22日から23日まで開催される。

詳細は各関連サイトを参照ください。
東京国際映画祭 
animeTIFF 
 最強伝説 SF伝説ロボット伝説恐怖伝説美女伝説ヒーロー伝説
 ProductionIG スペシャル 
 PIXAR短編特集 
 ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ  
秋葉原エンタまつり 
TIFFCOM2005~アジア・パシフィック・エンタテインメント・マーケット
Tokyo Project Gathering
シンポジウム「コンテンツ、今そこにある危機」」
セミナー「コンテンツビジネスと知的財産権」

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2005年10月20日
裁判 ]
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 カナダのエドモントンで日本からアダルトマンガ雑誌を輸入した26歳の若者が児童ポルノ罪で有罪判決を受けた。エドモントン市の複数のメディアは、今回の判決がアニメ・マンガを対象とした児童ポルノの罪に捕らわれたカナダでの初めてのケースだと伝えている。
 
 事件は今回有罪判決を受けたエドモントン市在住のゴードン・チン氏が日本から輸入した15冊のポルノマンガが、税関で検閲された時に始まった。通報を受けた警官がチン氏の自宅を捜査したところ、さらに63冊にポルノマンガが見つかり、またインターネットからダウンロードされた大量の児童ポルノが発見された。その中には、子供とのセックスや武器を使って赤ん坊をレイプしたものも含まれていたという。

 これらの作品は日本やアメリカでは合法的に売られているが、カナダの法律では禁止されている。アメリカの法律では児童ポルノ違反は実際の子供が関わったものとされているが、カナダでは児童ポルノの表現自体が罪に問われるためである。チン氏の弁護士は、被告がこれらの作品が違法なものであると知らなかったと弁護をしたが判決は有罪とされた。
 判決は実際の子供が関わっていないことから18ヶ月の執行猶予とされたが、チン氏は100時間のボランティア活動に加えて、コンピューターとインターネットへのアクセスが禁止されることになった。さらに、彼の名前は今後5年間、性犯罪者の登録名簿に記載されることになるという。
 それでも地元メディアは、11月から施行される法律によれば児童ポルノの製作、分配、輸入者は禁固90日間とされていることから彼は幸運なほうだったとしている。

エドモントン・サン Conviction for child toon porn
エドモントン・ジャーナル First case of child-porn cartoons

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行政 ]
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 10月20日の日本経済新聞によれば、東京都杉並区はアニメ制作に関わる人材育成を目的とした、アニメ制作の施設や機材の無償提供を行う。提供される施設は、杉並区上荻にある杉並アニメーションミュージアム内の施設である。この施設と施設に備え付けられた撮影機材やソフトが無償で利用出来るようになる。記事では、貸出し先は企画を募集したうえで買出し期間と合わせて決定されるとしている。

 杉並区にはアニメ制作会社が70社以上あるとされており、東京都練馬区と並ぶアニメ産業の中心地として知られている。杉並区はこうした産業集積に加えて、工場などを伴わないクリーンな産業として産業振興に力を入れている。
 今回の計画もそうした振興策のひとつと言えるだろう。これ以外でも杉並区は、アニメ産業施設・教育機関の誘致、アニメフェスティバルの開催、アニメを核とした観光の振興、資金調達制度の開発、人材育成といった方針を打ち立てている。
 今年の春には、日本初のアニメーションの博物館である杉並アニメーションミュージアムもオープンしている。ミュージアムでは、各種展覧会のほかアニメ教室や声優教室などの様々なイベントを開催し人気を集めている。

日本経済新聞 
アニメの街すぎなみ 
杉並アニメーションミュージアム 

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インターネット ]
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アニメファンの間で根強い人気があるアニメ作品の旧『ルパン3世』のインターネット配信されることになった。配信を行なうのは、10月31日よりトムスエンタテイメンが開始する新たなコンテンツ配信事業『ルパン3世THEATER』である。
 
 トムスエンタテイメントは10月31日から、新規事業としてブロードバンドによるアニメ作品の配信分野に進出する。今回は配信が行なわれるのは、旧『ルパン3世』(1973年)と新『ルパン3世』を扱う『ルパン3世THEATER』のほか、『あしたのジョー』や『アタックNo.1』を配信する『東京ムービーON LINE』のふたつのサービスである。
 月額525円を基本料金に、番組を観た量に従った料金が加算される。番組の配信はWindowsメディアプレイヤーを利用し、購入した作品は7日間視聴可能となる。代金決済はクレジットカードが用いられる。
 トムスエンタテイメントでは、今後もサービスを拡大・発展させるとしており、初年度は1万人の会員を目標としている。

トムス・エンタテイメント 

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2005年10月19日
テレビ ][ 海外:中国 ][ 海外:米国 ]
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 ハリウッドの業界情報サイトのハリウッド・レポーターによれば、世界中で大ヒットした米国の人気アニメーション『スポンジボブ』が中国の中央テレビの中国中央電視台(CCTV)に登場することになった。CCTVは現在、映画チャンネル、スポーツチャンネル、ドラマチャンネルなど16のチャンネルを持つが、今回放映されるのはその中のひとつ子供チャンネルである。子供チャンネルは、中国国内1億2千万世帯で視聴可能となっている。
 現在、子供チャンネルでは、ヴァイアコム系列であるニッケルオデオンが『キャットドッグ』などを放映しているが、同じ放映枠内で12月28日の子供チャンネル開局一周年記念に合わせて放映開始されるという。

 『スポンジボブ』は、1999年に米国のニッケルオデオンで放映開始されたアニメーション作品だが、スポンジが海の中のファーストフード店でアルバイトをしているなどシュールなストーリーが話題を呼んだ。米国では世代を超えて人気が爆発しており、今では米国を代表する人気キャラクターに育っている。
 また、作品は世界百数十カ国で放映されているほか、昨年は劇場映画でも公開され、やはり大ヒットをしている。今回、いよいよ世界最大の市場である中国市場に展開を行うが、ニッケルオデオンにとってはCCTVという最も中国国民に影響力のある放映局の放映という願ってもない方法になった。
 
 中国では現在、外国製アニメーションへの放映規制が強まっている。しかし、実際の放映はケースバイケースともされており、米国などの一部大手メディアはCCTVなどでの大手放送局でのアニメーション作品の放映に成功している。ニッケルオデオン以外にも、米国ウォルト・ディズニーが同じCCTVで『くまのプーさん』などを放映し、人気を博しているなど少なくない成功例が存在する。
 こうした米国企業の成功は、中国市場に大きな関心を示している日本企業にとっても学ぶことが多いに違いない。
 
スポンジボブ公式サイト
CCTV(英語) 

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コミック ]
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 講談社は自社の発刊する『別冊少女フレンド』で連載中の末次由紀氏のマンガに、他人の作品からマンガからの盗用があったとし該当する作品連載の即刻中止を発表した。講談社によれば、末次由紀氏の描写盗用問題は詳細を調査中であるが多くの事実について確認ができ、末次氏自身も認めているという。
 講談社は、連載中止に加えて末次氏のすべての単行本を出荷停止、絶版、回収することを決定した。また、同社のホームーページには末次氏によるお詫びが掲載されている。

 今回の問題は、末次氏が『別冊少女フレンド』に連載された『エデンの花』や『君の白い羽』でバスケットをするシーンに、井上雄彦氏の人気漫画『スラムダンク』や『リアル』と構図などが酷似したものがあるとネット掲示板の「2ちゃんねる」で指摘されたことで発覚した。インターネット上では大きな話題になっていたが、今回、出版社と著者が問題を認めることで事実上の幕引きとなった。

講談社 
講談社の告知 漫画家・末次由紀氏の盗用問題について

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2005年10月18日
海外:米国 ]
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 スーパーヒーローのコミックや劇場映画の製作で知られている米国マーベルが、『Xメン』のTVアニメーションを製作し、2007年の夏からテレビ放送を開始すると発表した。
 この作品はエンターテイメント企業のファースト・サーブ(FST)とインドのアニメ制作会社トゥーンズ・アニメーションとの共同制作になる。作品はインドのスタジオで制作され、2Dと3Dを組み合わせた26話のシリーズになる。米国市場はマーベルが流通を行い、そのほかの国の配給とDVDの販売はFSTが担当する。
 マーベルは、テレビアニメーションとは別に劇場実写映画の『Xメン』の制作を進めており、劇場映画第3作目は2006年に公開される予定である。また、今回のアニメーションシリーズの主人公になるウルヴァリンをスピンオフした映画も企画されているがこちらは2008年以降になりそうだ。
 マーベルは既に、昨年の10月にフランスのアンテフィルム・プロダクションとも『ファンタステック・フォー』について同様の契約を結んでおりこちらは2006年に放映予定である。

 今回、共同制作としてアニメ制作に実際に携わるのはインドのアニメーション会社トゥーンズ・アニメーションである。予備知識がなければ、アニメーションの制作にインドというのは唐突感があるかもしれない。しかし、現在、インド政府と産業界はコンピューターソフトウェアと国際コールセンターの下請けに引き続き、CGアニメーションの育成に大きな力を入れている。
 もともと、中産階級以上では英語が使われてことやテクノロジー産業の大きな基盤を持っていることもあり、ディズニーを初めとするアニメーション企業の多くがインドに進出しつつある。既に、米国アニメーションの制作業務の90%は国外で行われているとも言われている。こうしたことからこれからも、高い技術とコストパフォーマンスを求めて米国アニメーション下請け業務は世界各国を自由に移動する可能性は高いだろう。

マーベル 
トゥーンズ・アニメーション 

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イベント情報 ]
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 『うる星やつら』、『魔法の天使クリーミィーマミ』、『きまぐれオレンジロード』などの作品で人気のアニメーター高田明美氏のデザインした宝石とその原画の展覧会が11月19日から27日の予定で東京・青山で開催される。昨今、アニメーターをテーマにした、企画展覧会、作品販売会は少なくないが、さすがに宝石展(販売もある!)は驚きだ。 
 この展覧会は、高田明美氏が、宝石デザインの世界では定評のあるJAAジェエリーデザインアワード新人賞を受賞したこと記念した展覧会だという。展示されるのは、高田明美氏デザインの宝石だけでなくそのイメージの元になったイラスト原画も一緒ということであるので、宝石に興味がなくてもイラストだけでも楽しめそうだ。展示された宝石、原画の一部は、販売も行われる予定になっている。

 今回の展覧会はクリエーターによる企画商品の販売を手掛けるGoFaが手掛ける。GoFaは、アニメ・マンガ・SFX・ゲームといったサブカルチャー分野のクリエーターによる作品の商品化を手掛けている。同社は最近では、『巌窟王』の世界を取り上げた『巌窟王展』で話題を呼んでいる。商品化された作品には、定番の版画やCG出力絵画に加えて、書籍やアパレルなどがある。

GoFa 

詳しくはGoFaの情報ページを参照ください。
高田明美『魔法のプリンセス展』

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2005年10月17日
話題 ]
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 企業経営やIT戦略を扱うウェッブマガジンCIOが、ERPシステムを導入で経営効率を実現している東映アニメーションの内部管理について特集をしている。「東映アニメーション リアルタイムの売上げ把握で、著作権ビジネスの次なるステージを目指す」と題した記事の中では、同社がERPシステムを利用して、様々なソースから入る収益を一元管理し、コンテンツビジネスの多方面での展開に利用する実際をレポートしている。
 また、ERPシステムの導入により、「地域」「マルチユース」、「時間」の3つの軸でコンテンツを評価できるようになり、コンテンツ戦略が有効に行えるようになったという。
 特集はかなり長文で、内容が深く読み応えがある。コンテンツの制作や資金調達、マーケティングや企業戦略とは違った、事務部門の内部管理からアニメ制作会社の経営を考えた貴重な特集である。

 またこの特集は内容が濃いため、ERPシステム以外の部分でも幾つか興味深い話に触れている。例えば、東映の米国法人の戦略については次のように述べ、米国法人の設立が収益向上につながったとしている。

「また、2004年12月には、北米での事業展開に変更を加えた。それまで同社は、作品を配給業者に委託して、テレビ放送やDVD化など複数の権利をライセンス供与するという、いわば配給業者主導のかたちで市場の拡大を図ってきた。これを、配給業者を介さずに販売元と直接契約を結んで販路を確保し、作品をいかに使い回すかを同社自身で判断するという体制に切り替えたのである。結果として、この路線変更は確実に収益につながっていると~」

 そのほか余談として、「明日のナージャ」は日本であまりヒットしなかったが、ヨーロッパでは高い支持を受けていることにふれるなど細かな点で発見が多い。
* ERP Enterprise Resource Planningの略で日本語では統合基幹業務システムと訳されている。企業グループ全体を同じ基準で統合・管理し、経営資源の効率化を図るビジネスソフトのパッケージである。東映アニメーションのほかGDHなどでも導入されている。

当サイトの関連記事 東映アニメとGDH ERPシステム導入(2005/2/3)

CIO 
「東映アニメーション リアルタイムの売上げ把握で、著作権ビジネスの次なるステージを目指す」

東映アニメーション 
SAPジャパン 

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海外:ヨーロッパ ]
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 バンダイビジュアルとハルフィルムメーカーは、ヨーロッパでディズニー系大手エンターテイメント企業ジェティクスとで子供向けのSFアニメの共同制作を行う。これは、本日よりフランスのカンヌで始まった子供番組のフィルムショーのMIPCOM Juniorで明らかにされたものである。

 ジェティクス・ヨーロッパの発表によれば、両社と共同制作を行うのはジェティクス・ヨーロッパ(JETIX EUROPE)、フランスのアニメ制作会社セイブ・ザ・ワールドプロダクション(Sav! The World Productions)、フランス3、スーパーRTLの各社である。
 共同制作するのは『バンスター・レーサー』と名付けられた作品で、26話から構成された30分もののテレビ番組である。対象年齢は、7歳から12歳となっている。作品は銀河系全体を舞台にし、10代の少年の主人公が宇宙の運命をかけて一万年に一回開催される宇宙レースに参加する内容である。

 ジェティクスによれば、今回の共同制作は日本アニメとヨーロッパのSFアニメーションを融合させた同社の初めての試みであるという。実際の制作はセイブ・ザ・ワールドプロダクションとハルフィルムメーカーが行うが、セイブ・ザ・ワールドの監督、脚本家、デザイナーが制作期間中、日本に常駐し、日本の2Dアニメとヨーロッパの3Dアニメーションを融合させる。
 まさに、日欧のアニメーションの全く新しい試みと言っていいだろう。
 
 現地のテレビ放映は、2006年からジェティクス・ヨーロッパチャンネルで予定されている。ジェティクス・ヨーロッパが、フランスとアジアを除く地域の全ての放映権、ビデオグラム化権、インターネット配信権などを獲得する。また、ライセンスはジェティクスコンシュマープロダクツが管理することになる。

 アニメーション作品も数多く出品されるMIPCOM Juniorには、近年日本アニメだけでなく、日本スタイルのアニメーションが増加しつつある。しかし、今回の試みは実際に日本の制作会社と共同制作をしながら、日本スタイルを取り込むものである。作品はあくまでもヨーロッパ市場を前提にしているため、実際に出来がった作品を見ればヨーロッパ人の考える日本スタイルのアニメーションが明らかになるだろう。

ハルフィルムメーカー 
バンダイビジュアル 
ジェティクス・ヨーロッパ 
セイブ・ザ・ワールドプロダクション 
フランス3 
スーパーRTL 

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2005年10月16日
コミック ][ 海外:米国 ]
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 日本のマンガが世界で力を増すに連れて、各国で自分たちもマンガを書きたいというファンたちが現れている。そうしたアマチュアが発掘されてプロになり、商業マンガ家の第一世代が活躍し始めている。しかし、そうした日本発マンガ以外の活躍の裏にはビジネス的な思惑も隠れているようだ。
 
 ここ数年でマンガが儲かるとの認識が米国の業界に広がったことで、日米の大手出版社が米国でのマンガビジネスに本格的に乗り出した。このことによって、米国マンガビジネスの競争条件が大きく変わり始めている。
 それは、小学館、集英社、白泉社の作品を扱うVizメディアの会社統合や日米の大手出版社同士の提携である講談社とデルレイの動きなどに代表される。このため、日本の人気作品を手に入れることの出来る会社とそうでない会社の差が広がりつつあるようだ。
 その結果起こったのが、韓国マンガや米国マンガ家によるマンガの強力な売り出しである。つまり、大手出版社の人気マンガの囲い込みが行なわれたことで、そうした連携を組めずに有力コンテンツの版権を確保出来なくなっている会社が、それに代わるコンテンツを必要としている。
 例えば、一部の大手出版社が日本の『YAOI』マンガの出版を始めるのもその流れの中にあるだろう。大きな市場は期待出来ないが、他の出版社が手をつけ難く儲かる市場だからだ。
 韓国マンガや米国産マンガも、現時点ではリスクが高く市場の拡大が期待できない。しかし、今後有力コンテンツを確保するのが難しいとなれば、その分野を育成するしかないわけである。これが現在の米国市場で日本以外のマンガコンテンツが注目される理由である。
 
 しかし、こうした作家を育てるにはまだまだ障害が多い。それはよく指摘されるように、コミケに代表される日本のマンガ家の裾野の広さにもある。つまり、日本では何十万人というマンガ家予備軍の中から勝ち抜いた人が作家になる。その中からさらにヒットした作家だけが、海外に輸出される。必然的に日本マンガのレベルは高くなっている。
 それは絵がうまいという理由でデビューしたばかりの他国のマンガ家が、日本マンガ家の選抜チームと市場で直ぐに勝負する大変さと考えてみるといいだろう。日本よりマンガマーケットの狭い各国市場はまた日本以上に競争が厳しい場所でもある。例え、他国で何人かの優れた作家が出ても、産業として必要な継続的にそうした作家を輩出する仕組みが日本以外の国で現状では存在しない。

 そうした状況は、現段階の米国市場での評価にも現れている。コミック・アニメのビジネス情報会社ICV2の発刊する『小売店のためのマンガガイド:Retailer Guide to MANGA』に掲載されているマンガ・プロパティトップ50を参考にしてみると判りやすい。このトップ50はICV2が、小売店、流通会社などへの聞き取り調査により、好調なマンガ作品のトップ50を決めているものだ。この中では12位のメガトウキョウ(ダークホース)、19位ウォークラフト(TOKYOPOP)、25位Sokora Refugees(TOKYOPOP)、42位キルミー、キスミー(TOKYOPOP)(韓国マンガ)の4作品のみが日本以外の作品として取り上げられているだけだ。それは、最近相次いで発売される新刊の量に較べると存在感はあまり大きいと言えない。
 米国市場での日本以外のマンガ作家売り出しの努力は今後も続くだろう。しかし、現時点では日本マンガは、日本アニメ以上に日本の競争力が強く他国が追いつきに難いといえるだろう。

Vizメディア 
デルレイ 
ダークホース 
TOKYOPOP 

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2005年10月15日
賞/コンテスト ]
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 ゲーム産業分野の調査・研究で知られているメディアクリエイトが、ゲーム産業分野の論文をテーマにした第1回ゲーム論文大賞を募集している。ゲーム論文大賞はゲーム産業を知の分野で支える人材開拓を目的としているという。コンテストでは、大賞1編(賞金50万円)と優秀賞3編(賞金各10万円)が選ばれる。

 募集される論文のテーマは、家庭用ゲーム、PCゲーム、携帯ゲーム、オンラインゲームを含むコンピュターゲームどの分野を扱っても構わない。ただし、同賞は経営論、産業論を対象とするため、技術論などのテクノロジーを扱ったものは含まれない。
 また、論文は未発表であることとされ、新聞、雑誌のほかホームページでも公表されていないことが条件となる。ただし、学生の卒業論文・研究論文などは可能とされている。また、文字数は1万字から2万字とされているのため、それになりにボリュームのある内容が必要になるだろう。大学、大学院、専門学校などでまとまった論文を書いてある人にとっては、よい機会でなるのでないだろうか。締め切りは11月15日(当日消印有効)となっている。

 ゲームやマンガ、アニメを経営や産業、ビジネスの面から取り上げた論文は、現在非常に数少ない。仮に学生などが卒業論文や修士論文などの研究テーマに取り上げても指導できる人材もいないのが現状である。また、コンテンツ分野のテーマを扱うビジネス分野の学会が少なく、論文発表の場がないなどの問題も存在する。
 そうした意味では、今回のゲーム論文大賞は優れた論文を発掘するという面に加えて、論文の発表の場を与えるという面でも意味があるだろう。

募集内容の詳細はメディアクリエイトの募集ページを参照ください。
メディアクリエイト 
メディアクリエイト ゲーム論文大賞 

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テレビ ]
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 NHKが運営する『ツバサ・クロニクル』の公式サイトは、来年春から『ツバサ・クロニクル』の第2シーズンを開始すると発表した。『ツバサ・クロニクル』は、今年春から10月15日まで、全26話が放映され完結したばかりである。来週からは、同時間帯で再放送が放映されるが、第2シーズンがそのあと番組になるかどうかは不明である。

関連記事 『XXXHOLiC』のテレビアニメ化決定

ツバサ・クロニクル公式ページ 
CLAMP-NET.COM 

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2005年10月14日
イベント情報 ]
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 多数の豪華なゲストで話題を呼んでいる東京国際映画祭に日本アニメの巨匠宮崎駿監督が登場することが決まった。しかも一緒に登場するのは、現在ハリウッドで大ヒットを飛ばしているクレイアニメーション『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の監督を務めるニック・パーク監督である。
 
 10月23日14時30分から東京国際映画祭が開催される六本木ヒルズで、2人の公開対談会が開催される。この企画は10月22日から開催される第18回東京国際映画祭に『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』が特別招待作品として出品され、TIFFアニメCGフスティバルにも出品されることに合わせたものである。
 『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』はイギリス発の人気アニメーションだが、10月5日に劇場版が全米公開され興行ランキング初登場第1位、興収入は1600万ドルを超える大ヒットとなっている。スタジオジブリと作品の制作会社アードマン・アニメーションは、近年友好関係にあることから今回の対談が実現した。日本と欧米を代表するアニメーション映画の二大巨匠がそろった貴重なイベントとなりそうだ。

 チケットは、10月15日からチケットぴあとインターネットで発売される。また、『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の日本での公開は、来年の3月18日を予定している。

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       『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』
TM2005 Aardman Animation Ltd.
2005 Dream Works Animation LLC and DreamWorks LLC

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!公式サイト
東京国際映画祭
animecsTIFF 
アードマン・アニメーション 

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イベント情報 ]
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 10月15日より渋谷のBunkamuraギャラリーで開催される入札制のアートオークションに、海洋堂の人気原型師と知られるボーメ(BOME)氏のフィギアがオークションにかけられる。ボーメ氏は美少女フィギアの原型師としてカリスマ的な人気を持っているが、近現代のファインアートの作品が並ぶオークションへの出品は珍しい。

 今回、オークションに出品される300点余りの作品のほとんどは近現代のファインアートの巨匠たちである。ピカソ、ウォーホール、マチス、村上隆などが並ぶカタログの中でも、ボーメ氏の名前は異彩を放っている。
 ボーメ氏はこれまで村上隆の作品アート作品の制作などを手掛けるなど、造形師として評価されることが多かった。しかし、今年は現代美術のパトロンとして知られるパリのカルティエ財団に招かれるなどアーティストとしても評価されつつあるようだ。

 今回出品される作品はセーラームーンのフィギアである。カタログによれば出品ナンバー101のこの作品の制作年は1994年、制作技法はレジン、高さ43cm、サインなしとされている。残念ながらカタログからは、このフィギアのキャラクターが誰なのかは判らない。
 気になる落札価格は最低入札価格5万円で、落札価格予想価格は5万円から7万円の間とされている。ボーメ氏のオリジナルの原型がアートとしてどのように評価されるのか、この評価額が正しいかどうかはよく判らない。しかし、アートから離れてコレクションとしてみた場合は、比較的控えめな予想価格でないだろうか。

 オークションの方法は、10月15日から10月23日までの間に購入希望金額を記入し、投票するいわゆるサイレントオークション方式である。また、入札のなかった作品については、10月24、25日にアフターセールが行われる。

詳細は下記サイトを参照ください。
第22回入札 Bunkamura Gallery オークション

海洋堂 

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新発売/新作 ]
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 人気クリエーター集団CLAMPの公式サイトであるCLAMP-NET.COM によると、CLAMPの手掛ける人気コミック『XXXHOLiC』のテレビアニメ化が決定した。公式サイトの情報では、2006年春に放送開始の予定とされている。速報ニュースのため放映局、制作会社など詳細は不明である。

 『XXXHOLiC』は、今年夏には既に同じCLAMP原作の『ツバサ・クロニクル-鳥カゴの国の姫君‐』と併映で劇場アニメ作品が製作・公開されている。同時上映された両作品は、異なった作品でありながら世界観が密接に絡み合っていることで話題を呼んだ。この劇場版の両作品の制作は、プロダクションIGが担当した。
 一方、『ツバサクロニクル』はテレビアニメ作品が既に現在NHK教育テレビで放映中である。こちらの制作は、ビュートレインが行っている。テレビ作品の『ツバサ・クロニクル』は26話完結で、明日10月15日が最終回になる。しかし、10月22日からは同じ時間帯で同番組の再放送が半年間で行われる予定である。

CLAMP-NET.COM 
ツバサ・クロニクル公式サイト 
劇場版『XXXHOLiC』&『ツバサ・クロニクル』公式サイト

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2005年10月13日
新発売/新作 ]
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 iTuneを通じて世界の音楽ビジネスの構造を大きく変えた米国アップルが、今度は映像配信で大きな衝撃を世界に与える。アップルは、10月12日付で、これまでの音楽の配信に加えて映像作品の配信を始めると発表したからだ。
 当面提供されるのは2000以上のミュージックビデオと人気テレビドラマやドキュメンタリーだが、ピクサーの制作した短編アニメーション6作品が含まれているのが注目だ。価格は、いずれも1本、1作品が各1.99ドル(日本価格300円)とこちらも音楽並の魅力的な価格である。
 これらの作品は、同時に発表され来週から発売されるモニター付新型iPod(299ドルから399ドル、日本価格3万4800円から4万6800円)で観ることが出来る。しかし、当初は、ミュージックビデオ以外の作品は米国国内限定発売になる。

 国内であれ米国であれ、今回のアップルの新ビジネスは日本アニメの作品販売に大きな変革を起こす可能性がある。日本市場では、DVDパッケージやレンタルビデオ・DVDの市場の中でアニメの占める作品は非常に大きく、映像作品の売買の中核だからである。
 また、米国ではiTuneで日本アニメを観たいという要望が出て来ることが予想出来る。事実、米国のコミックやアニメ情報のサイトであるICV2は、13日付で早速、長編映画のダウンロードが時間的な問題がある一方で、1話30分というアニメ作品のフォーマットは、iTuneの映像配信ビジネスにぴったりであると指摘している。

 勿論、現在でも日本にはブロードバンドを通じたアニメ作品の配信があり、iTuneの映像配信が市場に変化をもたらすことはないとの考えもあるだろう。しかし、iTuneは2つの点でブロードバンド配信と大きな違いがある。
 1点目は定められた期間のみの鑑賞でなく映像作品そのもの買取りであることだ。このビジネス形態があるからこそ、いつでもどこでもiPodで手軽に観ることを実現出来る。また、iPodとコネクターをつなげばテレビで観ることも可能になる。
 つまり、作品の購入者はパソコンというハードに縛られることがないため、ブロードバンド配信に較べて圧倒的な利便性を手に入れられる。
 2点目は日本アニメ作品の正規のブロードバンド配信があまり行なわれていない米国では、ファンサブを除けばiTuneの利便性はアニメ流通の中で大きな優位性を持つことになる。そして、iTuneの米国での普及率も大きな優位性を発揮する。
 問題は、新型iPodでも違法配信の画像が再生可能な点である。海外では、ファンがiTuneで作品を買うことなく、ファンサブで手に入れた画像をiPodで観る可能性もないわけではない。しかし、1話が1.99ドルという低価格はファンサブに対してすら競争力を発揮する可能性は高いだろう。

 米国で先行して始まるiTuneの映像配信に、今後、日本アニメ作品がラインナップされるのかは注目である。さらに、どの程度の売上高が実現できるのかも重要だ。日本企業は音楽配信では米国で大きな遅れを取った。映像配信、そして事実上海外の販売される日本の映像ソフトのほとんどを占めるアニメ作品の配信で積極的な対応を取り、今後のビジネスをより有利に進められることを望みたい。

アップル 
ICV2 

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2005年10月12日
海外:米国 ]
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 DVD小売価格の下落が続いているのは、近年の日本と米国のビデオグラム販売企業の共通した悩みである。しかし、少なくとも国内に関する限りマニア嗜好の強いアニメDVDの値下がりは洋画や実写映画に較べるとそう大きくない。
 ところが米国では、このアニメDVDについても近年急激な値下がりが続いている。10月11日には遂に米国のアニメ流通会社セントラルパークメディア(CPM)は旧作品のDVDの再販売を10ドル以下にするという驚きの価格を発表した。

 CPMが発表したのは、『MAZE』、『火魅子伝』、『魔界都市新宿』といった作品の再販売で、それぞれの販売価格が9.95ドルである。これは定価なので、小売店で販売される際には実質1,000円以下で売られる可能性が高い。
 また、今回のCPMほどではないが、現在、米国のアニメ流通会社ではDVDの実質的な値下げが続いている。例えば最大手のADVはシンパックと名付けた廉価版のシリーズを設けており、その値段設定はかなり大胆である。10月に発売される全13話の『キノの旅』は39.93ドル、『カレイドスター』全26話は49.98ドルとなっている。

 こうした価格戦略は、これまでの高価格少量販売からの明らかな方向転換である。つまり、価格を下げて販売の量的拡大を狙っているのだろう。それは、現在、米国ではアニメDVDの販売が非常に苦しい状況になっていることが理由であろう。一部の人気作品はよく売れるが、それ以外の作品の販売は芳しくないからだ。
 CPMのような旧作DVDの低価格再発売は、DVD流通会社にとっては新たなライセンス料が発生することがなく、売上を伸ばす魅力的な方法である。単純に価格の安さは目に惹くし、これまでの価格ではDVDを購入しなかったファンにDVDを売ることが出来るからだ。
 勿論、DVDの販売単価の引き下げはリスクが高い。消費者の価格に対する不信感を買う可能性があるからだ。そうした安い価格に消費者が慣れてしまえば、消費者は新作の発売についてもそうした価格を期待するようになるだろう。

 また一方でDVDの価格の下落は、これまでのアニメ作品販売のビジネスモデルが、難しい局面に立っていることを示している。つまり、少数のDVDを高額で売ることで日本であれば制作費を、米国であればライセンス料を回収するというモデルの危機である。
 米国におけるファンサブの盛況もそうした変化の一面だといえるだろう。つまり、全てのアニメ作品が高額なDVDの価格に見合っているのだろうかという消費者からの疑問である。 
 インターネットで音楽を格安で販売しているⅰPodは、近いうちに動画の販売を開始すると言われている。そうすれば、ⅰPodを通じてアニメ作品が1話2ドル、3ドルで販売される時代も来るかもしれない。もしそうなれば、DVDとかファンサブなどを越えてアニメ作品の流通構造と価格体系そのものが変わる時代が来るだろう。

セントラルパークメディア 
ADビジョン 

《追加訂正 10月13日》
『カレイドスター』は当初全24話と記事の中で書きましたが全26話でした。訂正をさせていただきました。

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2005年10月11日
イベント情報 ][ 映画 ]
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 東京国際映画祭の開幕がいよいよ来週末に迫っている。その開催に向けて次々に関連企画が発表されており、今回あらたに10月22日に開催されるシンポジウム企画『コンテンツ、今そこにある危機』が公表されている。
 このシンポジウムは朝11時から夕方18時半まで4部構成と、ほぼ丸一日となる充実の内容である。取り上げられるのは、コンテンツ制作における昨今の資金調達分野の変化を取り上げた「金融技術は何を変えたのか?」、インターネット、映画、テレビ、アニメ、ゲーム、音楽といった媒体別に顧客マーケティングが必要であることを考える「媒体別お客様像大議論」、コンテンツ系教育機関の設立ラッシュと卒業生の受け入れ機関、カリキュラムを考える「コンテンツ人材像大議論」、さらに日本アニメを中心に日本コンテンツの世界での競争力が物語であるとしその状況を検証する「物語化する世界 世界化できない物語」である。
 パネリストには、東京大学大学院の浜野保樹教授や電通の亀田卓氏、ジャパンデジタルコンテンツ信託の土井宏文氏など各パネルにその分野の専門家が多数参加する。

 今年の東京国際アニメフェアは秋葉エンタまつりの開催などもあり、アニメ・ゲームといった分野の存在感の大きさが目立っている。今回のシンポジウムも、「金融技術は何を変えたのか」のパネリストに「北斗の拳」を製作するノーススターピクチャーズの井本満氏が参加し、「物語化する世界 世界化できない物語」はアニメコンテンツが討論の中心となる見込みである。ゲスト全体も、アニメ・ゲームに詳しい専門家が目立っている。
 本年の映画祭は、昨年から導入された方針である上映会とトレーディンのふたつ機能を中心により強化されている。その中でもアニメーション産業の存在感は日本の劇場映画の生産や映像輸出におけるシェアの高さを反映して、多くの関連企画の中で発揮されている。
 さらに、CGアニメーションの発展によりアニメとゲーム、実写映画の境界曖昧になりつつある。今後、広い意味でのアニメーション映画の存在感は益々大きくなって行くに違いない。

詳しくはVIPO(映画産業振興機構)の情報ページでご確認ください。
東京国際映画祭 academy TIFF 
「コンテンツ、今そこにある危機」
第1部「金融技術は何を変えたか?」
第2部「媒体別お客様像大議論」
第3部「コンテンツ人材像大議論」

東京国際映画祭 

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映画 ][ 興行成績 ]
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 9月23日からイギリスで公開されている『ハウルの動く城』の公開2週目の週末の興行ランキングは(9月30日から10月2日)は、米国の映画情報サイトBOX OFFICE MOJOによると前週の10位から2ランク落として12位となった。週末3日間の興行収入は314,216ドル(およそ3550万円)になり、2週間のトータルの興行収入は866,113ドル(およそ9780万円)になった。
 公開劇場数は、1週間目の95館から1館増えて96館であった。1館あたりの平均興行収入は3,273ドルと3000ドルを大きく越え公開2週間目の映画としては高い水準を維持している。週末全体の興行収入も、前週比-16%と落込みが少なく好調である。
 公開劇場数から考えれば大ヒットは狙えなかったが、堅調な業績は『ハウル』の劇場関係者にとっては満足の出来る成果と考えられる。

ハウルの動く城公式サイト(英国)
ハウルの動く城公式サイト
BOX OFFICE MOJO 

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2005年10月10日
イベント情報 ]
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 『AKIRA』や『スチームボーイ』などn大作アニメの監督で知られる大友克洋氏のコミックを原作とする『SOS大東京探検隊2006』が、東京国際映画祭の関連企画であるTokyo Project Gatheringのカタログ企画に登場する。Tokyo Project Gatheringは、実写映画やアニメ、ゲームの企画を紹介し、制作や投資を行うパートナーを見つける企画として今年から東京国際映画祭の関連企画として設けられた。
 これまでプレゼンテーション企画として『エルの乱/鏖殺(オウサツ)の島』や『N.Y.サラダ~野菜の妖精たち』などの参加が決まっていたが、それに加えて今回カタログのみの企画14作品が発表された。

 『SOS大東京探検隊2006』はこの中のひとつで、大友克洋氏の1980年の書き下ろしコミックをアニメーション化するものである。映画『スチームボーイ』のスタッフが3DCGを駆使して、地下に秘められた謎を探る少年の冒険を描き出す。
 このほかカタログ企画には、石田依良作原作の『アキハバラ@DEEPDEEP』の劇場3DCGアニメーション企画と現代に復活した魔族と人間の戦いを描いた『ガンガードラゴン』の企画が出品される。

Tokyo Project Gathering 
東京国際映画祭マーケット 
東京国際映画祭 

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賞/コンテスト ]
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 中間法人日本動画協会と東京財団が主催する「アニメーション感想文(評論文)コンテスト」の第4回目の募集要項が日本動画協会で発表された。
 アニメーション感想文(評論文)コンテストは、優れたアニメ評論の存在こそが優れた日本アニメを作り出すとの考え、アニメ評論家の発掘・育成を目指している。平成15年の第1回を始まりに毎年東京国際アニメフェアの会場で発表と授賞式を行なっている。
 
 アニメ評論を募集する唯一の公募作品賞であるだけでなく、一般部門、高校生・大学教員部門とも最優秀賞40万円、優秀賞25万円となっており賞金額の大きいのも魅力である。これまでの受賞者は、第1回にアニメ評論家として知られている藤津亮太氏が『言葉とアニメーションと2人の監督』以外は、ほとんどが新人の授賞となっておりまさにアニメ評論の登竜門といえるだろう。
 アニメ評論家を目指す人や自分のアニメ鑑識眼を試してみたい人にとっては、力試しの場に申し分がない。実際の応募受付は12月15日から始まるが、締め切りが1月31日と早目になっているので、事前の準備が大切だ。
 直近過去2回は、高校生以下部門と一般部門として年齢により分けられていた。しかし、今回の募集は高校生以下の年少者を含めた一般部門と高校・大学教員部門に新たに編成され直されている。

募集要項
部門: 一般部門(含 高校生以下) 最優秀賞1名・優秀賞1名
     高校・大学教員部門     最優秀賞1名・優秀賞1名
賞金: 最優秀賞40万円・優秀賞25万円
対象作品: 日本製アニメーション(劇場アニメーション・テレビアニメーション・オリジナルビデオアニメーション)。長編・短編・1作品~複数作品に対する感想・評論は問いません。
字数: 3,000字以内
応募受付期間: 2005年12月15日(木)~2006年1月31日(火)(当日消印有効)

詳しくは日本動画協会のサイトの募集要項を確認ください。
日本動画協会 

東京財団 
東京国際アニメフェア2006 

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2005年10月09日
イベント情報 ]
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 東京国際映画祭の関連イベントである「Animecs TIFF」(10月23日、29日、30日開催)のウェッブサイトが公開され、その豪華な上映作品と関連イベントが明らかになっている。 
 上映作品では「最強伝説」と名付けられた特集が、「最強のSF伝説」、「最強のロボット伝説」、「最強の恐怖伝説」、「最強の美女伝説」、「最強のヒーロー伝説」といったサブカテゴリーを設けて20本以上の新旧アニメ、特撮を上映する。
 この特集では『機動戦士ガンダム MSIGLOO』から『マジンガーZ』、リメイク版の『ミラーマン』、楳図かずお作品、インディーズ作品まで幅広い作品を上映する。現在は一部しか明らかになっていないゲストも、これからさらに増えそうだ。昨年の東京国際アニメ映画祭が懐かしの名作アニメ的な上映だったのに較べるとバラエティー豊かなラインナップだと言えるだろう。
 多彩な上映作品と豪華なゲストで圧倒するのは、「Production I.Gスペシャル」である。『攻殻機動隊SAC』の神山健治監督や劇場版『ツバサ・クロニクル』の水島努監督のほか押井守監督、川崎逸朗監督、石川光久社長などIGの主要メンバー総出演を呈している。
 また、ピクサーのカリスマ監督ジョン・ラセターの短編作品などを集めたピクサー短編特集は日本では観る機会の少ない貴重な特集である。ゲストには、米国ピクサースタジオからマーク・アンドリュー氏とオスナット・シューラー氏が招かれている。

 豪華なゲストの多い「Production I.Gスペシャル」の中でも特に注目度が高まるのが10月30日の17時から予定されている「押井守トークショー『立喰師列伝』の挑戦」であろう。ゲストにはスタジオジブリの敏腕プロデューサーとして知られ、映画『イノセンス』のプロデューサーも務めた鈴木敏夫氏が招かれている。鈴木氏は『立喰師列伝』にも主要登場人物として出演しており、両作品を巡って熱いトークが期待出来そうである。
 蛇足ながら気になったのは、当日は22時15分から渋谷パルコで「Production I.G展」と連動した「『立喰師伝』押井監督トークショー」が予定されていることだ。あの押井守監督が同じ日に、六本木と渋谷で『立喰師伝』のトークショーを掛け持ちしているのである。監督のこの作品にかける意気込みの強さに驚かされた。

主なプログラム
10月23日「PIXAR短編集」
10月29日「最強伝説」  最強のSF伝説 ゲスト 高橋良輔
      最強のロボット伝説、最強の恐怖伝説
      最強の美女伝説、最強のヒーロー伝説
      
10月30日「Production I.Gスペシャル」
『BLOOD+』・『IGPX』特別編~運命とハイスピード
     『石川光久×神山健治×冲方丁トークショー』
      東京国際映画祭クロージングイベント
       高橋瞳スペシャルライブ、『攻殻機動隊関連DJライブ』など
     押井守トークショー『立喰師列伝』の挑戦 押井守×鈴木敏夫
     『×××HOLiC』『ツバサ・クロニクル』異世界の誘い
       水島努、川崎逸朗

各詳細はAnimecs TIFF公式サイトで確認を

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海外:米国 ]
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 インディペンデントアニメの名作となりつつあるヤマトワークス制作の「KAKURENBO」の注目が海外でも高まっている。日本では、「KAKURENBO」は、当初は面白い作品があるとして主に口コミで広まった。その後、東京アニメアワードなどの受賞や数多くの映画祭での上映を通じて急激に注目度が高まった。今年9月にはテレビ神奈川でも放映されるなど一気にメジャー化が加速している。
 そうした日本の『KAKURENBO』人気が、一気にアメリカに広がりそうな兆しがある。米国市場でこの作品を展開するセントラルパークメディア(CPM)は、10月29日ハローウィンの夜に人気ケーブルチャンネルであるアダルトスイムで『KAKURENBO』を放映すると発表した。
 放映する時間は、夜12時だが同局でも特に人気の高い『鋼の錬金術師』と『サムライチャンプルー』の間で深夜のゴールデンタイムというべき時間帯である。CPMでは、「『KAKURENBO』は、ハローウィンにぴったりの作品」としている。
 米国でも作品は、アニメキスポ、コミコン(サンディエゴ)、オタコンなどで上映されている。10月1日からはCPMからDVDが発売されるなど、これまでも人気は高まりつつあった。しかし、インディペンド出身で芸術色の強い日本のアニメーションが大手ケーブルテレビのアダルトスイムで放映されることは異例と言ってよいだろう。

YAMATO WORKS 

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2005年10月07日
話題 ]
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 2004年8月にアニメやマンガ、組立PC、ゲーム、アイドルのオタク市場5分野の市場規模を算出し、市場に与える影響力を調査・発表した野村総合研究所が、さらに規模を拡大したオタク市場の調査を発表している。
 調査結果によれば、前回より範囲を広げたオタク関連12分野(自動車、旅行、ファッション、カメラ、鉄道など)の市場人口は、コミックの35万人を筆頭に延べ172万人に及ぶ。 さらに、市場規模はコミック830億円、旅行810億円、芸能人610億円など合計4110億円の巨大市場となる。

 前回調査の5分野は、秋葉原カルチャーを代表する分野、「萌え」を想起させる分野に焦点を置いていた。それに対して、今回の調査の特徴はファッション、旅行、自動車、AV機器などメインカルチャーも含めた広い分野を対象としていることである。
 ここで言うオタクは広い意味のもので、特定の趣味に没頭している人を指している。そうであれば、これら12分野以外にもゴルフオタクやグルメオタクと言ったものも考えられるので、オタク市場約4100億円といった数字自体はそれほど重要なものでないだろう。
 それよりも、オタクのタイプを、「家庭持ち仮面オタク」、「我が道を行くレガシーオタク」、「情報高感度マルチオタク」、「社交派強がりオタク」、「同人女子系オタク」の5つに類型化し、行動様式を説明していることだ。さらに、特定産業の盛衰に与えるオタク層の関わりといった企業戦略的な視点も面白い。

 しかし、12分野の市場規模を詳細に検討してみるととても面白い。例えば、組立PCオタクの19万人は、アニメオタクの11万人、ゲームオタクの16万人より多いとされている。しかし、アニメオタク、ゲームオタクにはよく会うが、組立てPCオタクにはあまり会ったことがない。彼らは一体どこに生息しているのだろうか。
 同様にファッションおたく4万人というのもかなり少ない気がする。これはコミックオタク35万人の1/8以下で、カメラオタク5万人よりも少ない。インターネット上では、しばしばオタクの定義について論争されることがあるが、今回の調査をとってもそもそもオタクとは何なのかという難しさを感じさせる。

 今回の調査は、野村総合研究所のオタク市場予測チーム編『オタク市場の研究』として10月13日に東洋経済新報社から発売される。オタク市場のより深いマーケティングは、こちらの本を読むと良いだろう。

野村総合研究所 
野村総研のニュースリリース 

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2005年10月06日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 10月6日付け日本経済新聞は「ソニーピクチャーズ CGアニメ映画に参入」として、来年から米国のソニーピクチャーズが3DCGアニメーション映画の企画・制作に乗り出すと報じている。記事によれば、ソニーピクチャーズは、森林警備隊と動物との交流を描いたアニメーション『オープン・シーズン』を来年公開し、以後も定期的にCGアニメーションの製作を行なう。
 
 もっとも今回報道された『オープン・シーズン』の製作開始は、2004年2月に既にソニーイメージワークスより発表されており、必ずしも目新しいニュースではない。また、第2作目にあたるCGアニメーション『サーフズアップ』の製作開始も既に発表されている。こちらはペンギンを主人公にしたサーフィンの世界を舞台にした作品になる。

 両映画を制作するのは、米国ソニーピクチャーズの傘下にあるソニーピクチャーデジタルのアニメ部門ソニーピクチャーズアニメーションである。ソニーピクチャーズはこれまでソニーイメージワークスを通じて、『スパイダーマン』の特殊撮影や『ポーラエクスプレス』の制作の一部を手掛けて来た。 しかし、ソニーピクチャーズが全面的に3DCGアニメーションを制作するのはこの2作品が初めてになる。
 
 ハリウッドでは、ディズニー=ピクサーの『ファインディングニモ』やドリームワークスの『シュレック』による3DCGアニメーションが大成功を収めている。一方で、伝統的な2Dアニメーションの興行面での苦戦が続いている。このため、ハリウッドのメジャースタジオは軒並み3DCGアニメーションの製作に乗り出している。
 20世紀フォックスの『アイスエイジ』や『ロボット』、ワーナブラザースの『ポーラエクスプレス』などの作品がそうして製作された作品である。しかし、これらの作品は確かにヒットしたが、ディズニー=ピクサーやドリームワークスの作品ほどにはヒットしていないのも事実である。
 今後、ソニーがこの分野に参入することで3DCGアニメーションの競争は、さらに激化するに違いない。この分野でソニーが成功するかどうかと同時に、観客に支持されているのが3DCGアニメーションというスタイルなのか、それともピクサーやドリームワークスの個別の作品なのかも明らかになるだろう。

ソニーピクチャー イメージワークス 
ソニーピクチャーズ 
ウォルトディズニー 
ワーナアニメーション 
ドリームワークスアニメーション 

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行政 ]
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 世界のマンガ家が集まり、マンガを通じた国際交流やマンガ文化の振興を目指す「世界マンガサミット」が2008年の京都で開催されることが決まった。世界マンガサミットは東アジアマンガサミットとして始まったもので、東アジアを中心とした国々で毎年開催されている。一昨年は中国の北京、今年は韓国の富川で開催されており、日本での開催は来年の京都で3度目になる。

 京都市は現在「マンガとアニメのメッカ・京都」を目指して様々なプロジェクトを推進している。プロジェクトにはアニメ文化の構築・発信、新産業創出などが含まれている。また、来年には蔵書数23万点以上の「京都国際マンガミュージアム(仮称)」が、市内中京区に開設される予定である。今回のマンガサミットの開催もそうした計画の一環である。

(参考)これまでの開催地と2007年以降の予定
2009年 台湾 (予定)
2008年 日本 京都(予定)
2007年 香港 (予定) (国際マンガサミットに名称変更予定)

第7回 韓国 富川
第6回 中国 北京
第5回 日本 横浜
第4回 香港 
第3回 台湾 台北
第2回 韓国 ソウル 
第1回 日本 福島 

京都市 

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興行成績 ]
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 定期的に検索エンジンの検索単語ランキングを発表しているライコス50の先週のランキング(10月1日終了)が発表になっている。先週は、米国南部を襲ったハリーケーンの話題が一段落したこともあり、常連単語といえる固有名詞のランキング上昇が目立っている。

 日本関連では、6位『ドラゴンボール』(前回8位)、11位『ポケモン』(同14位)、13位『NARUTO』(同15位)と少しずつランキングを上げている。9月に新番組として始まった『NARUTO』は10位台が定着したようだ。
 しかし、16位『犬夜叉』(同12位)と21位『ファイナルファンタジー』(同19位)はランキングを落とした。それ以外では33位『美少女戦士セーラームーン』(同46位)、49位『遊戯王』(再ランキング入り)となっている。

ライコス50

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2005年10月05日
テレビ ]
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 メキシコのアニメ情報サイトであるアニメ・エン・メヒコによると、ラテンアメリカ地区のカートゥーンネットワークが新たに大人向けのアニメ放送枠であるアダルトスイムを開始する。放送開始は10月7日の11時からとされているが、詳細は不明である。放映作品として、米国のカートゥーンである『バードマン』『アクア・ティーン・ハンガー・フォース』など米国のカートゥーンの名前が挙がっているが、日本アニメはどのような作品が放映されるかは明らかになっていない。
 ラテンアメリカのカートゥーンネットワークでは、既に米国でお馴染みのトゥーンナミ枠などを通じて数多くの日本アニメが放映されている。しかし、ファンの間ではこれまで番組が子供向けの編集されていることへの不満が強かった。アダルトスイム枠が設けられることで無編集の日本アニメが放映されることへの期待が高まっている。

 米国ではアダルトスイムは、カートゥーンネットワークの放送網を使い深夜帯に『攻殻機動隊』や『鋼の錬金術師』、『カウボーイビバップ』といった数多くの人気日本アニメを放映してきた。
 また、米国のケーブルテレビチャンネルの中で非常に高い視聴率を獲得している。しかし、これまでは北米だけで展開されており他国のカートゥーンネットワークには存在しなかった。

アニメ・エン・メヒコ 
カートゥーンネットワーク(米国)
カートゥーンネットワーク(メキシコ)
アダルトスイム 

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ゲーム ]
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 任天堂アメリカは、10月4日に米国での任天堂ゲームキューブ向けの新作ポケモンゲームソフト『Pokemon XD: Gale of Darkness』の発売を発表した。この発表に合わせて、これまでのポケットモンスターのゲームソフトの世界市場での累計売上高が1億5000万本を突破したことを明らかにした。また、1998年のポケモンゲームソフトの発売以来、ポケモンのゲームソフトは全て100万本以上の売上高を記録しているという。
 さらに『ポケモン』の関連商品の売上は150億ドル(約1兆9500億ドル)に達しているという。『ポケモン』の関連ビジネスの総計が2兆円という数字は、日本の経済産業省の発表している各種資料もほぼ同じである。

任天堂(米国)
任天堂  

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2005年10月04日
コミック ]
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 少年ジャンプは、その名前の通り少年向けのマンガ雑誌として生まれた。おそらくそうした方針は今でもあまり変わらないのでないだろうか。ところが、このほどインデックスデジタルとぱどが小学生、中学生の女性向けに行なった「少女マンガ」についてのアンケートで驚くべき結果が現れている。

 この調査によると、女子小学生、中学生が少女マンガ以外で買う雑誌として「少年ジャンプ」が圧倒的な人気を誇っているのだ。複数回答であげられた少年誌の中で「少年サンデー」の18.3%や「コロコロコミック」の18.0%を3倍以上引き離して、「少年ジャンプ」が61.9%となっている。
 数字は年齢があがるほど高くなり、年齢の高い女子児童の間では「少年ジャンプ」は他の雑誌とは比較にならないほど人気があると言っていいだろう。
「少年ジャンプ」の読者が必ずしも少年でないことは、これまでも度々指摘されてきている。しかし、主要女性マンガ誌にも匹敵する「少年ジャンプ」の人気にあらためて驚かされる。

 ただし、この調査は全体のサンプル数(N数)が2094人とされている一方で、少女マンガ以外でよく買う雑誌のサンプル数が394人となっている。394人が2094人のうち少女マンガ以外のマンガを買う人と考えて良いのか若干疑問が残る。
 もしそうだとすれば調査対象の2094人のうち244人が「少年ジャンプ」を買っていることになる。これは小学4年生以下から中学3年生まで全ての女子児童の11.6%になり、中学3年生の女性では16%が「少年ジャンプ」を買っていることになる。

インデックスデジタル 
ぱど 

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新発売/新作 ]
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 80年代に制作された『シリウスの伝説』、『ユニコ』などの優れた長編劇場アニメで知られるサンリオアニメが低価格版のDVDとして発売されることになった。サンリオは1975年以来、劇場版31作品と120本を越えるOVAやテレビ作品を製作して来た。これらの作品はほとんどがアニメーション作品で、豊富な資金と時間をかけて作られた劇場アニメ作品は今でも国内外に根強いファンを持っている。

 サンリオはこれまでこうした長編作品を4935円(税込)で売ってきた。今回これらの作品のうち、代表作ともいえる『シリウスの伝説』、『妖精フローレンス』、『ユニコ』、『ユニコ 魔法の島へ』、『くるみ割り人形』、『キタキツネ物語』の6作品の定価を一気に1575円に引き下げる。発売日は10月17日を予定している。
 さらに『ハローキティ』や『けろけろけろっぴ』を主人公とした一時間もののOVAシリーズをそれぞれ1050円というお手頃な価格で11月14日から発売する。

 低価格化が進むDVD販売では、洋画などの名作アニメーションを2000円以下の値段で売ることは、これまでも珍しくなかった。しかし、一般的にマニア向けとみなされることの多い国産のアニメ作品をここまで値下げをして売ることは珍しい。国産アニメは、高価格で限定した市場に売ることを目的にすることが多いからだ。
 今回のサンリオの決定は、自社の作品が大衆向けで低価格化することで価格引下げ分を上回る販売数量の伸びを期待しているといえる。また、販売数量を増やすことで、ハローキティなどの自社キャラクターの認知度向上にもつながるだろう。
 サンリオは経営建て直しのため1991年を最後に、アニメ制作より撤退している。しかし、今年5月には2007年公開を目標に劇場アニメの制作を再開すると発表している。サンリオアニメブランドの認知度向上も今回の価格戦略にありそうだ。
 こうした旧作の再販は、アニメ制作のための追加コストがかからないことから、この価格設定でも利益は充分とれるだろう。

 旧作アニメの実質的な値下げは、虫プロダクションの手塚作品のDVD販売にも見られる動きである。コロンビアミュージックでは、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』の廉価版DVDボックスを9月21日に発売している。価格は、『ジャングル大帝』の全巻BOX19,950円、『どろろ』の全巻BOX9,975円など従来の半分以下の定価になっている。
 これまでDVDの値下げ圧力に強いとされてきたアニメDVDだが、今後は、旧作で大衆的な人気作品を中心に販売価格の値下げが増えるかもしれない。

サンリオ 
手塚プロ 

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イベント情報 ]
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 東京国際映画祭のアニメ部門の関連企画として10月23日、10月29日、30日に六本木ヒルズで開催される。TIFFアニメCGフェスティバルは昨年開催されたふたつのアニメ部門の映画祭であった東京アニメ映画祭と東京国際映画CG映像祭が今年から一緒になったものである。
 現段階では詳しい予定は公開されていないが、『Production I.Gスペシャル』、『最強伝説』、『ピクサー短編特集』、『ウォレスとグルミット野菜畑で大ピンチ!』と4つのカテゴリーが設けられることになっている。各分野から上映機会の少ない作品の上映のほか、豪華なゲストによるトークショーも予定されている。
 
 さらに、東京国際映画祭ではdigital TIFFと題されたデジタル映像を主体とした企画も行なわれる。この企画は先進的なデジタル技術を活用した次世代映画祭とされている。最先端の映像表現と映像関連産業の独創的なアイデアを活用したシンポジウム、デジタルシネマ上映するとしているが上映作品や上映のための個別のテーマは現在のところ発表されていない。

 東京国際映画祭はこれ以外にも、多数の企画映画祭やイベントを予定している。個々の企画については、見落としがちになるため映画祭ホームページのこまめなチェックが必要かもしれない。
 
東京国際映画祭 

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2005年10月03日
海外:ヨーロッパ ]
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 10月17日から21日までフランスのカンヌで開かれるMIPCOMは世界で最も重要なテレビ番組作品の見本市として知られている。ファンイベントではないので業界関係者しか参加しないが、昨年の参加人数は1万人以上、世界95国以上から約3500企業、3200人を越えるバイヤーが集まった。
 テレビ番組のマーケットということで、当然子供番組、そしてアニメ、カートゥーン、アニメーションといった作品も主要な商品である。このためMIPCOMでは子供番組市場の重要性を念頭に置いて、mipcom juniorという特別の市場を設けている。

 ところがこのmipcom juniorにちょっとした異変が起きている。それはこれまでの伝統的なカートゥーンに加えて、今回、日本スタイルのアニメーションが強力に売り出されそうな気配なのだ。
 例えば、日本アニメから強い影響を受けたとされる『トータリースパイズ』を制作したマラソン社が今回売り出す新作『チーム・ギャラクシー』である。この作品の広告は既に多くの媒体に出ているが、大きな目、平面的な作画など『トータリースパイズ』以上に日本アニメの影響を喚起させる。
 さらにスタジオBプロダクションの『CLASS of TITANS』やXilamとZINKIAによる『シュルケン・スクール』、Daragaud-Marinaによる『Valerian&Laurelline』といった作品がある。『シュルケン・スクール』はスタイルだけでなく作品の舞台設定が日本風であるし、『Valerian&Laurelline』は日本の深夜アニメのような洗練されたキャラクターデザインである。

 これらの作品はMIPCOMの開催がフランスであるためヨーロッパの作品が中心だが、日本スタイルのアニメはその他の国でも広がっている。例えば、日本でも公開された韓国の劇場アニメ『ワンダフルデイズ』は、そうと指摘されなければ日本アニメと区別がつかないだろう。また、アメリカでは『ティーンタイタンズ』や『Hihi!Puffy AmiYumi』といった日本アニメスタイルのアニメが増えており人気も高い。
 こうした日本スタイルのアニメが実際に海外で日本アニメ以上にヒットするのだろうか。そこには日本企業にとって厳しい現実がある。少なくともアジア以外の欧米市場では、日本作品以上に人気になる可能性が高く、実際これまでのところそうなっている。
 今年の春の東京国際アニメフェアで開かれたフォーラムでは、米国の関係者は「日本アニメと日本スタイルのアニメとどちらがアメリカで受けるのか」という質問に対して、日本スタイルのアメリカの作品だと断言していた。

 では、日本企業はそれにどう対抗すればいいのか。その答えが、現在増えつつある日米共同制作である。これは、これまであった米国の企画を元に日本が下請け的に作業をこなすのものではない。例えば、プロダクションIGとカートゥーンネットワークが製作している『IGPX』や、角川とADVが製作する『強殖装甲ガイバー』といった作品である。日本に制作の体制も持ちながら、米国のニーズも取り込みたいと言うものだ。
 勿論、海外のニーズを取り入れることで、日本アニメのよさを失う危険性も高いのでかなりの注意が必要である。しかし、事実上『アニメ』という製品の世界市場を日本企業が独占していた状況は、現在大きな転機にある。日本の各企業もこうした状況の把握が必要されていることは間違いない。

MIPCOM(日本語)
mipcom junior(日本語)

日本スタイルのアニメーションに関する他サイトの記事
(英語で!アニメ・マンガ)
アメリカで放映が始まる日本アニメに影響を受けた米産アニメ

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2005年10月02日
イベント情報 ]
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 東京国際映画祭に合わせてTokyo Project Gatheringという映画化企画を売込むというユニークなプロジェクトが行なわれる。このプロジェクトは、制作者が持っている映像作品企画を数多くの投資家の前でプレゼンテーションをすることで、製作へ資金を出す投資家や事業パートナーを探すものである。
 10月26日から28日までの間、六本木ヒルズでプレゼンテーション、レセプション、個別ミーティングを通してパートナーを探す。企画を出す制作者のほかに、国内外のバイヤー、プロデューサー、投資家などが参加する。

 プロジェクトは、会場で実際にプレゼンテーションによって売込みが行なわれるプレゼンテーション企画6作品とカタログ掲載で紹介されるカタログ企画の14企画の合計20作品が紹介される。
 特に注目すべきはこのプレゼンテーション企画の作品群だ。今回初めての開催であるため次回につなげる意味もあるのだろう。非常にレベルの高い作品が集まっている。
 また、6作品のうち、5作品までが広い意味でのアニメーション作品であるだけでなく、実写作品の『エルの乱』も脚本がアニメ映画監督として有名な押井守であり全般にアニメーション映画の色彩が濃くなっている。
 この『エルの乱~鏖殺(オウサツ)の島』は、監督が『バトルロワイヤルⅡ』の深作健太、脚本が押井守という話題作である。この作品は既に第5回日本映画エンジェル大賞にも選ばれており、3億円までの資金調達をインディペンデントフィルムファンドから調達することが決まっている。東京映画祭の場を利用してさらなるパートナー探しを行なうようだ。
 また、『ファイナルファンタジー』や『グインサーガ』、『ヴァンパイヤハンターD』などのイラストで知られる天野喜孝が原画を手掛けるCGアニメ『NYサラダ』や、『スクラップド・プリンセス』の榊一郎が原作を手掛ける長編アニメ『ストレイト・ジャケット』なども注目だ。
 プレゼンテーションのないカタログ企画も、14作品のうち4作品はアニメ作品である。国際的に作品を売り込む際に、アニメ作品が最も魅力的なコンテンツである状況はまだしばらく続きそうな感じである。

プレゼンテーションを行なう6作品
■『エルの乱~鏖殺(オウサツ)の島』 
監督・プロデュース:深作健太、脚本:押井守
■『ストレイト・ジャケット』
『スクラップド・プリンセス』の榊一郎原作長編アニメ
■『青狼記』 
楡周平の原作を、『北斗の拳』のノース・スターズ・ピクチャーズがアニメ化。
■『N.Y.サラダ~野菜の妖精たち』
天野喜孝の原画によるフルCGアニメ。都会で生まれた野菜の妖精たちの話。
■『プリンセス・アイ物語~アイランド伝説戦記(クロニクルズ)~』
矢沢あいによるオリジナル・キャラクター・デザインのマンガを実写+アニメ映像化。制作:TOKYOPOP&サテライト
■『ブラスター』
監督・プロデュース:岡部淳也(ビルドアップ)、実写+CG、Net配信

Tokyo Project Gathering  
東京国際映画祭 
東京国際映画マーケット(TIFF)
映像産業振興機構 
角川出版映像事業振興基金信託(日本映画エンジェル大賞)

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2005年10月01日
海外:米国 ]
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 手塚治虫原作で日本初のカラーのTVアニメ『ジャングル大帝レオ』の米国版誕生40周年記念パーティーが、米国のアニメーション産業の膝元であるハリウッドで開催される。11月10日にグランデール中央図書館で開かれるパーティーでは、『キンバ:白いライオンKIMBA, The White Lion』の第1話である「キンバの誕生」を上映する。
 また、日本から参加する旧虫プロのアニメーターであった宮本貞夫氏のほか手塚治虫の通訳を勤めたジャレッド・クック氏、ハリウッドのアニメーターで『ジャングル大帝』の専門家として知られるショーン・ケラー氏、米国版のオリジナルの声優であるソニア・オーウェン氏がゲストとして招かれパネルディスカッションが行なわれる。パーティーは40年前に米国吹替え版を制作したフレッド・ラッド氏の企画によるもので、ハリウッドのアニメーション制作者団体として知られるASIFAハリウッドが主催する。

 パーティーが行なわれる11月10日という日付は、フレッド・ラッド氏が米国版『ジャングル大帝レオ』のパイロット版を完成させた1965年11月10日にちなむものである。日本で、『ジャングル大帝』のテレビ公開がされたのが1965年10月6日であるから、日本で放送するとほぼ同時に米国に『ジャングル大帝』が持ち込まれていたことになる。
 当時は米国で『鉄腕アトム』のヒットしたあとで、手塚アニメに対する関心は今考えられている以上に高かったようだ。

 しかし、注目すべき点は40年たった今でも、ハリウッドのアニメーション関係者の間では『ジャングル大帝』の知名度も評価も高いということだ。
 米国の中での『ジャングル大帝』というと、1994年にディズニーが制作、公開した『ライオンキング』と『ジャングル大帝』の類似性を指摘された事件が思い出される。当時ディズニーは、『ジャングル大帝』という作品は知らないし観たこともないと答えたが実際はどうだぅたのだろうか。今回の40周年記念パーティーと伴にやはり気になる出来事ではある。

ASIFAハリウッド 

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海外:米国 ]
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 日本では昨年の春に公開された特撮映画『CASSHERN』が、近くアメリカで劇場公開される。作品の公開の話自体は昨年既に発表されていたが、いよいよ劇場公開が視野に入って来ているようである。
 
 現在、ドリームワークス系の映画配給会社であるゴー!フィッシュピクチャーズのサイトでは、次回の公開作品として『CASSHERN』を紹介している。また、『CASSHERN』公式サイトも、海外向けに衣替えをしており、既に近日公開として英語での作品の紹介を始めている。
 映画の公開規模は明らかではないが、ゴー!フィッシュピクチャーズはドリームワークスが、マイナー系でマニア向け作品の限定公開を行なう際に利用する配給会社である。このことから、数館から数十館規模の公開になると予想される。
 ゴー!フィッシュピクチャーズはこれまでも『イノセンス』や『千年女優』の公開も手掛けており、良質の作品を手掛けることで定評がある。両作品の公開規模はそれぞれ55館と6館であった。

 『CASSHERN』は、1973年に竜の子プロダクションが制作したアニメ番組『新造人間キャシャーン』を原作に作られた特撮映画である。監督は紀里谷和明で主題歌を担当した宇多田ヒカルとの夫婦の活躍で話題を呼んだ。昨年から今年にかけてアニメからの実写映画化作品の興行成績が苦戦する中で、15億円を越える興収をあげ注目を浴びていた。

 既に日本でのヒットを受けてドリームワークス系で世界配給という話は、昨年の春から秋にかけて話題になっている。その際には、ドリームワークスは作品のリメイク化権も獲得したと伝えられている。今回の上映は、かつての『リング』がそうであったようにオリジナル作品に対する観客の反応を見たうえでのリメイク化の可能性を探るといった意味合いもありそうだ。

ゴー!フィッシュピクチャーズ 
CASSHERN公式サイト 

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