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2005年12月31日
話題 ]
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 アニメ!アニメ!による今年のアニメビジネス10大ニュースを選んでみた。アニメを中心にニュースを選んでいるため、世間の10大ニュースとは当然かなり違う。また、アニメ雑誌が選ぶ10大ニュースとも大きく異なっているだろう。
 ここで取り上げた10のニュースは、アニメを中心としたその年のビジネスのトレンドを象徴的に現しているものである。また、2006年以降の動向に大きな影響があると判断したものでもある。
 なかには、アニメでなくマンガなど周辺分野のニュースも含まれている。それは、その出来事が直接、間接的にアニメのビジネスにも重要な意味があると考えるためである。

6位 ガンダムシリーズ新旧作でブームに
 アニメ作品の中で最も注目されたのは、『機動ガンダムSEED DESNITNY』だろう。シリーズ2作目だが、その人気は前作にも増して高い。人気があるだけでなく、好調なDVD売上高などビジネス面での貢献も大きかった。
 また、20年ぶりに復活した『劇場版機動戦士Zガンダム』の2本の映画が公開された。作品は、予想を上回る観客動員となりDVD販売も好調である。新旧ガンダムシリーズの人気は、巧みなガンダムブランド戦略の結果であるといえるだろう。人気作品のブランド化に大きな示唆を与えるものである。
 そのほか、今年2年目の東映アニメーションの大ヒット作『ふたりはプリキュアMax Heart』も好調で、シリーズ3年目が決定している。こちらも関連企業に大きな利益をもたらしている。人気作品を生み出し、長期間に亘り人気を持続させる重要性をあらためて確認させた作品である。

7位 設立相次ぐコンテンツファンド
 昨年の12月に信託業法の改正によりコンテンツファンドの増加が期待された一年であった。しかし、実際に相次いだのは改正法を使った個人向けのファンドでなく、企業の自己投資のファンドである。個人投資家向けファンドは、『北斗の拳』の映画・OVAに投資するノーススターズピクチャーズの「北斗ファンド」やJDC信託による活発な動きは見られたが、改正信託業法の使い勝手の悪さから拡大ペースは鈍い。
 むしろ、GDHやウェッジホールディングスによる金融子会社設立、伊藤忠とタイムワーナー出資によるアニメ投資ファンド、TYOによる映像投資ファンドなど、企業によるコンテンツ囲い込みを目指したファンドが目立った。

8位 GyaOの無料動画配信の衝撃
 2006年はインターネットによる動画配信が拡大した。なかでもUSENが今年4月に開始したGyaOの無料動画配信は衝撃的だった。コマーシャルを収益源に利用者は無料でコンテンツをダウンロードが出来る。短期間に500万人を越える利用者が集まった。GyaOの成功を受け、ヤフーも来年以降、無料動画配信を強化する方向である。
 GyaOのコンテンツにはアニメ作品も数多く含まれている。2006年以降は、有料のアニメ作品配信企業にどのような影響を与えるかが興味深い。
 無料配信以外にも、iTUNEが動画配信を始めるなど、インターネットを通じたアニメ作品配信は2005年に大きな転機を迎えている。

9位 海外で拡大する日本マンガ市場
 アメリカを中心とした海外で、日本マンガへの注目が急激に高まった年である。特に、これまで海外市場では存在しなかった少女マンガに対する文化的、ビジネス的関心が拡大した。
 米国での日本マンガの売り上げは昨年で1億2000万ドル程度、2005年の売上高は、前年比伸び率が50%を越える勢いなので、日本円で売上高200億円を超えそうだ。しかし、日本のマンガ市場5000億円弱に比べるとまだまだ小さい。
 注目されるのは実際の売上高よりも、その伸び率と発刊点数の急激な増加である。また、『NARUTO』のテレビアニメ放映開始後のマンガの売上が躍進したように、アニメとマンガの連動が強まっている。日本と同様に、アニメ作品の放映を通じてマンガ単行本の売り上げを伸ばすビジネスが生まれつつある。

10位 タカラ 竜の子プロダクションを買収
 タカラによる老舗アニメ制作会社竜の子プロダクションの買収ほど変化の激しい時代を感じさせるものはない。買収をしたタカラ自身が、今年はゲーム会社コナミ傘下からインデックス傘下へ、さらにトミーとの合併へと大きく動いている。インデックスは、別のアニメ制作会社マッドハウスの親会社で、タカラは子会社のアニメ・キャラクター企画・制作会社のブロッコリーをオンラインゲーム会社に売却している。タカラを巡る動きは、資本関係が目まぐるしく変わる今年のアニメビジネスを象徴している。
 今年はセガサミーによるトムスエンタテイメントの子会社化、TYOによるジェンコの系列化、ウェッジホールディングスのラディックス子会社化などの動きもあった。2006年も引き続き関連業界やIT業界のアニメ制作会社への関心は強く、新たなM&Aが増えそうである。

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2005年12月30日
新発売/新作 ]
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 インディーズアニメーションの人気作家たちがデザインした季節限定のポストカードが発売され人気を集めている。企画・発売をしているのは、個人作家のアニメーションを広く紹介し、アーティストのグッズ販売を通して作品の普及を目指しているアーティストグッズコムである。
 今回、アーティストグッズコムは、2年前に発売した人気作家による「冬のポストカード」を冬季限定で復刻した。イラスト・デザインを手掛けたのは『YUKINO』のフィギュアの発売も決定した森野あるじ氏、今や大人気となった『スキージャンプ・ペア』の真島理一郎氏、個人制作で期待の高まる2大タイトル『ペイル・コクーン』『鉄路の彼方』のDVD発売も迫る吉浦康裕氏と御影たゆた氏、上海でセミナーなどグローバルな活躍が目覚しい丸山薫氏の5名である。

 アーティストグッズコムは、アーティストグッズの販売以外にも、主要アニメイベントをインディーズアニメーションの視点でレポートしたり、人気作家のインタビューを掲載するなどインディーズアニメ情報が豊富なサイトとなっている。

artistgoods.com

商品の詳細は下記サイトで 
冬のポストカード

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イベント情報 ]
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 2006年3月に開催の東京国際アニメフェア2006が、マイ・ベストアニメとしてファンからのお気に入りのアニメ作品の投票を募集している。募集しているのはこれまでテレビ放映されたアニメの中のお気に入り作品、一人一票、一作品がメールもしくはFAXで投票が出来る。応募作品はテレビのシリーズアニメであること以外には、特に制限はなく2月19日まで応募が可能である。
 応募された作品は、12歳以下、13歳から19歳、20歳から29歳、30歳から39歳、40歳以上の5つの年齢層に分けて集計される。この中から人気の高かった作品の第1話と最終回が、アニメフェアの特設シアターデ上映される予定になっている。
 
 様々なイベントを試みている東京国際アニメフェアであるが、来年の新しい試みとして注目されそうだ。また、世代別にどういった作品が人気を集めるかも注目である。

東京国際アニメフェア2006  
  MY BEST ANIME案内ページ

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2005年12月28日
学問 ]
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 東京藝術大学大学院映像研究科は、来年4月にデジタルメディア上のコンテンツ創造を中心に研究する映像研究科メディア映像専攻を開設する。同専攻では、新しい映像コンテンツを新しいメディアの上で行い、芸術表現と科学技術の融合をめざすとしている。 
 また、コンテンツの創造とその技術や技法の開発、流通におけるメディアのデザインと創造、権利や資金調達手法などのコンテンツとメディアのプロデュース、作品の価値と意味づけを保存やアーカイヴの面から考察することなどを重視するとしている。

  同専攻の教員には、電通出身で数々の人気コマーシャルやクリエイティブ作品の企画を生みだした佐藤雅彦教授、メディアアートのパイオニアで第一人者の藤幡正樹教授、コンテンツソフトウァ開発の桐山孝司助教授、メディア情報・メディア文化財の桂英史助教授らが発表されている。
 今年春に開設され豪華な教師陣で話題を呼んだ映画専攻に勝るとも劣らない強力な布陣となっている。
 募集領域は、コンテンツ創造分野とコンテンツ科学に分かれており、さらに創造分野がメディアデザインとメディアアートに、科学分野がコンテンツウェア開発とメディア文化財に分かれ、全部で4領域にから構成されている。募集人数は4領域合わせて16人のため、かなり狭き門になりそうだ。
 出願受付は平成18年1月11日から17日(当日消印有効)までとなっている。

 東京藝術大学は今春より美術系、音楽系に続く第3領域の芸術として、映像分野の大学院映像研究科を横浜に開設している。今年開設された映画専攻に続き、メディア映像の専攻開設で今後さらに充実した大学院教育が期待される。
 大学院映像研究科は、当初より映像専攻、メディア映像専攻、アニメーション専攻の3専攻体制が構想されている。再来年(2007年)の春には、さらにアニメーション専攻の開設が予定されている。

東京藝術大学 
 大学院映像研究科 

MASHIKO SATOサイト 
Home of Masaki FUJIHATA at www.fujihata.jp 

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2005年12月27日
賞/コンテスト ]
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 財団法人デジタルコンテンツ協会は、今年で20回目になるデジタルコンテンツグランプリのデジタルコンテンツ部門DCAj会長賞に、山崎貴監督の『ALWAYS三丁目の夕日』を選出した。『ALWAYS三丁目の夕日』は、西岸良平原作のマンガを実写映画化したもので、昭和30年代の風景をデジタル技術で巧みに再現したことで話題を呼んだ。
 また、その郷愁を呼ぶ映像世界が幅広い層から人気を集め、先に発表された日本アカデミー賞でも該当全部門でノミネートされている。

 デジタルコンテツグランプリはタイトルや受賞部門を変えながら、今年で20年目を迎える。デジタルコンテンツ産業の「新市場創出」と「人材発掘」を目的に、コンテンツやサービス・システムなどのうち、特に優れたものに毎年与えられている。
 今年度は、デジタルを利用した作品から選ぶデジタルコンテンツ部門とサービス・システム部門、海外部門から構成されている。

 これまでデジタル映像技術は、SFやファンタジー、アニメ、ゲームといった分野で多用されることが多かった。しかし、実際には現在制作される実写映画のほとんどが、多かれ少なかれデジタル技術を映像表現の中に取り入れている。
 そうした意味で、今回、アニメやゲーム、特撮映画に属さない『ALWAYS三丁目の夕日』がグランプリに選ばれたことは、デジタル映像技術の広がりという点で大きな意味があるだろう。 

 このほかデジタルコンテンツ部門の優秀賞には、映画、ゲーム、アニメ作品から4作品が選ばれている。3DCG作品の『惑星大怪獣ネガドン』は、昔の特撮怪獣映画の雰囲気をデジタル技術で再現した。『ALWAYS三丁目の夕日』と同様に1950、60年代へのオマージュを感じる作品である。また、20年ぶりに劇場作品として甦った『劇場版機動戦士ZガンダムⅡ-恋人たち-』も含めると、最先端の技術と思われがちなデジタルコンテンツの賞に懐古趣味的な作品が並ぶ面白い現象となっている。
 アニメ作品では『Zガンダム』以外に、日曜日の早朝にロボットアニメという新しい試みで話題を呼んだ『交響詩篇エウレカセブン』が受賞した。そのほか、PS2向けのゲーム作品『ローグギャラクシー』がゲーム作品の中から唯一受賞している。

 サービス・システム創出部門ではグランプリ(経済産業大臣賞)にネット音楽配信の「iPod/Podcasting/iTunes Music Store」、優秀賞に「PSP」、「GyaO」、「はてなブックマーク」、「Suicaポスター」が選ばれている。

第20回デジタルコンテンツグランプリ デジタルコンテンツ部門受賞作 
DCAj会長賞

ALWAYS三丁目の夕日 
(監督・脚本・VFX 山崎貴、白組、ROBOT、日本テレビ放送網)

優秀賞
惑星大怪獣ネガドン (粟津順監督)
交響詩篇エウレカセブン
(京田知己監督、毎日放送、Project EUREKA、ボンズ)
ロードギャラクシー(日野晃博、レベルファイブ) 
劇場版機動戦士Zガンダム (富野由悠季監督、サンライズ)

第20回デジタルコンテンツグランプリ 
財団法人デジタルコンテンツ協会 

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テレビ ][ 海外:米国 ]
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 米国の人気カートゥーン・アニメ専門チャンネルのカートゥーンネットワーク(CN)は、大晦日の特別番組として『NARUTO』の特集放映を行う。放映はこれまで放映した1話から17話までの全エピソードで、昼間14時半から子供向けの時間帯が終了する23時までの連続8時間半というロングラン放映になる。大晦日の夕方から夜までの子供向けのゴールデンタイムを完全に独占するかたちである。
 CNは今年9月の『NARUTO』放映開始の際も、1話、2話の同時放映と同日の再放映という2時間の特別番組を組んでいる。今回の特別番組と合わせて、CNのこの作品にかける大きな期待を現しているといえる。こうしたプロモーション効果もあり、現在、CNにおける『NARUTO』の視聴率は好調に推移している。 
 現在、アメリカで、日本のアニメ作品で人気のある作品は少なくないが、大ヒットと呼べるものはない。しかし、CNの『NARUTO』にかける意気込みは、日本のアニメ作品で大ヒットをもう一度送り出したい気持ちが依然衰えていないことを示していそうだ。
 
 一方、日本のカートゥーンネットワークは、12月26日より新たにhttp://www.cartoon.co.jpのドメインを収得して、公式サイトを大幅リニューアルした。日本のCNは、本国とは逆に『ハイ!ハイ!パフィー・アミユミ』や『パワパフガールズ』といった米国作品を全面に押し出している。そうした作品で、日本アニメと差別化を図る方向である。

カートゥーンネットワーク(英語) 
カートゥーンネットワーク(日本) 

NARUTO公式サイト(Vizメディア) 
NARUTO(米カートゥーンネットワーク)

NARUTO公式サイト(テレビ東京) 
NARUTOどっとこむ(集英社)

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2005年12月26日
イベント情報 ]
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 平成18年1月8日から2月5日まで、東京・大手町の逓信総合博物館で『松本零士コレクションでつづる「漫画誕生から黄金バットの時代」展』が開催される。この展覧会は、漫画家松本零士氏の漫画コレクションを中心に、漫画の誕生から永松健夫作の紙芝居『黄金バット』の時代までを展示紹介する。主に漫画の誕生からアニメーションの始まりまでの期間が扱われる。
 また、期間中は展覧会の連動イベントとして、1月29日に「漫画の歴史を語る:松本零士講演会」や「『フンイチさん』アニメーションフィルム上映会」なども開催される。

 松本零士氏は著名な漫画家であると同時に、日本でも有数の漫画古書・稀構本のコレクターとしても知られている。松本氏のコレクションの中には昭和初期から現代までの数多くの貴重な漫画が含まれているといわれる。こうした松本氏のコレクションの一部は、松本零士・日高敏著作の『漫画大博物館 1924-1959』(小学館)の中でも紹介されている。
 しかし、これまで実物のコレクションがまとまって公開されてことはあまりなかった。今回はその膨大なコレクションの一部を見ることが出来る貴重な機会といえるだろう。

松本零士コレクションでつづる「漫画誕生から黄金バットの時代」展
会期:平成18年1月8日~2月5日
会場:逓信総合博物館 主催:日本郵政公社郵政資料館/黄金バット企画
特別協力:松本零士
内容:(1)漫画の源流紹介、(2)江戸時代からの流れ、(3)明治時代の風刺漫画 、(4)ストーリー漫画の誕生、(5)絵物語の世界、(6)紙芝居のその後、そして映画からアニメーションへ

詳細は下記サイトにて確認ください。
逓信総合博物館 
松本零士オフィシャルホームページ  

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2005年12月24日
イベント情報 ]
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 カナダ・トロントにあるヨーク大学アジア研究センターでは、2006年の5月18日、19日にアジアのコミック、アニメーション、テレビゲームをテーマにした国際会議アジアコミックス・アニメーション・ゲーミング(ACAG2006)を予定している。
 この会議は急成長するアジアのサブカルチャー市場とそうしたカルチャーの世界全体との関係についての近年の研究成果を発表する場となる。会議を通して学術と商業的な世界をつなぎ、この分野での研究の発展を目指すとしている。
 会議はコミックとアニメーション、ゲームの分野を扱うが、文化的側面から経済的側面、社会学、宗教学、映画研究、美学、評論など幅広い分野がテーマとなる。また、アニメ・マンガ研究もテーマのひとつとして掲げられている。

 現在、ヨーク大学アジア研究センターでは、この国際会議での発表者を募集している。募集方法は学術論文と講演発表と講演発表のみのふたつに分かれており、それぞれ学術論文と講演は発表が1月15日締切、講演発表のみが2月14日の締切となっている。

ヨーク大学アジア研究センター 
ACAG2006 

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2005年12月22日
新発売/新作 ]
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 画家やイラストレターの版画販売を行うアールビバンは、アールジェネスのブランドで展開するイラスト系作家部門事業を分割し、新会社ジェネックスとして独立させると発表した。
 同社は6年前から同社がイラスト系アート(アキバ系萌え関連)と呼ぶ作家を既存の作家と同様に扱ってきた。しかし、アールビバンによると既存のアーティストと一緒に扱うことに違和感があるとの声が一部にあり、会社の分割により両者の住み分けを行うとしている。
 新会社は3月1日に分割発足し、イラスト系アート(アキバ系『萌え関連』)に特化した版画の販売を行う。新会社の事業は、アールビバンの平成17年売上高の16.7%を占めるが100%子会社となるため、連結決算には大きな影響はない。アールビバンは、アールジュネス部門以外のアーティストを従来どおり扱う。

アールジェネスの扱う主なアーティスト
いのまたむつみ、小松崎茂、原哲夫、結城信輝、垣野内成美、美樹本晴彦、高田明美、小林智美、大和和紀ほか

アートジュネス 
アールビバン 

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アニメ音楽 ][ インターネット ]
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 角川書店とPC向けの音楽ダウンロードサービスのリッスンジャパンは、アニメ・特撮・声優関連の音楽に特化したダウンロードサイト「Newtype BB アニメミュージックダウンロード」を12月21日にオープンした。
 音楽は1曲150円からダウンロードでき、支払い方法はクレジットカード以外にWebMoneyやListenクーポンが使用可能となる。同サイトは、セガ、ビクター、ティーエムエンタテイメント、日音、東芝EMI、ポニーキャニオンといった企業が音楽を提供し、スタート段階で400曲の関連音楽を用意している。

 これまでアニメ音楽のダウンロードサイトは、携帯向けのダウンロードサイトが多く、パソコンを利用した音楽ダウンロードサイトはあまりなかった。大手ではソニーミュージックが運営するによるANIME Songsが目につく程度である。
 しかし、アニメ音楽関連商品はBGMや声優のCDを中心に、小さくない市場を形成している。さらに、アニメ作品と連動した一般のミュージシャンとの音楽タイアップは、近年益々加速している。アニメと音楽ビジネスの結びつきは強くなる一方である。
 例えばこうした状況を音楽情報サイトのオリコンスタイルは、「アニメ主題歌、2005年の音楽シーンを席巻!」の記事のなかで、アニメ主題歌に使用される曲のチャート入りの急増として伝えている。

 動画のダウンロードと同様に、音楽ダウンロードビジネスの未来に大きな市場が広がっているのはiTuneの成功が示しているだろう。アニメ関連音楽のダウンロードビジネスはニッチな存在ではある。しかし、既存のアニメコンテンツと結びつけることで全体として大きなビジネスにすることが可能である。
 そうした面から、今回、サブカルチャーだけでなくアニメ関連コンテンツに強みを持つ角川書店が、こうした音楽サイトを手掛けることに大きな意味があるだろう。

Newtype BB アニメミュージックダウンロード 

角川書店 
リッスンジャパン 

ANIME Songs 
オリコンスタイル 
 オリコンスタイルの記事 アニメ主題歌、2005年の音楽シーンを席巻!

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海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 アメリカの大手ゲームサイトIGNが、本年のベストゲーム、映画、アニメ、コミックなどの各賞を発表している。映画・アニメーション作品部門では、イギリスのクレイアニメーション『ウォーレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』がベスト作品に選ばれた。
 ベスト映画賞は『バットマンビギンズ』、ベストオリジナルコミック賞はマーベルが出版する『Ultimate2』が選出された。コミック部門はベストグラフィックノベル賞も含めて21部門からなるが、本年急成長を遂げた日本マンガの受賞はなかった。アメリカのヒーローコミックを中心とするIGNでは、日本マンガはいまだ選考の対象とは考えられていないようである。

 一方、数多くの賞が設けられているゲーム部門では、PS2部門やゲームキューブ部門、GBA部門などを中心に『ワンダと巨象』、『鉄拳5』、『グランツーリズモ4』、『バイオハザード4』、『ルミナス』など数多くの作品が賞に選ばれている。
 IGNが選ぶベストオブ2005は、映画、音楽、スポーツ、コミック、商品などのサブカルチャー分野に加えて、プラットフォーム別に9分野からなるゲーム分野から構成されている。
 また、それぞれの分野に10以上の賞が設けられており、部門賞の数は数百にも及ぶ。そうした部門賞をひとつひとつ確認すると、2005年のアメリカのサブカルチャーの大枠を掴むことも可能になる。

IGN.com 
 IGNベストオブ2005 
IGNエンターテイメント 

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2005年12月21日
新発売/新作 ]
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 80年代に日米合作で製作された大作アニメ『リトル・ニモ』のDVDが、12月23日にバンダイビジュアルより発売される。『リトル・ニモ』は1989年に日米合作で作られた大作アニメーションで、原作に米国を代表するウィンザー・マッケイのマンガ『夢の国のリトル・ニモ』を採用し、監督は日本の波多正美が担当した。
 物語は少年ニモの冒険を描いたファンタジー巨編であるが、当時の製作者はこの映画で日本アニメの海外本格進出を目指していた。映画は結果的に不幸な運命を辿り、思ったような結果はだせなかった。けれども、企画段階から関わった豪華な制作陣により、いまでも多くの人の記憶に残る作品である。
 この当初の企画には、日本からは宮崎駿、出崎統、高畑勲、大塚康生などが参加したほか、アメリカのSF作家レイ・ブラッドベリィ、フランスのマンガ家メビウスなども加わった。制作にかかった期間は6年に及び、そして製作費の53億円はいまだ日本のアニメーション史上の最高記録である。

 今回のDVDの注目は、本編のほかに映像特典としてつく1984年に制作された故近藤喜文と友永和秀によるパイロットフィルムである。その卓越した映像表現は、本編を上回るとされており、日本のセルアニメーションの最高峰と言ってもいいだろう。
 それ以外にも、出崎統による1987年のパイロットフィルムやメビウスによるデザインイラスト、設定資料、メイキングビデオ、劇場予告など盛りだくさんとなっている。家族で観ることの出来る映画のDVDであると同時に、史料価値の高いDVDといえる。

 『リトル・ニモ』を観ながらでクリスマスを楽しむ一方で、『リトル・ニモ』が果たせなかった日本アニメ海外進出の夢が、まがりなりにも実現している現状を振返ってみるのもいいかもしれない。

当サイトの関連記事 書評:『リトル・ニモの野望』

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2005年12月20日
イベント情報 ][ 賞/コンテスト ]
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 アニメーションの新しい才能の発掘を目的とした第4回インディーズアニメフェスタが作品を募集中である。インディーズアニメフェスティバルは、三鷹市の業務委託によりNPO法人コミュニティーサポーターズが運営している。
 若手クリエーター作品の上映によるアニメーション業界の活性化が目的である。今回募集しているのはこの上映作品である。

 応募された作品は、来年2月25日に東京国際アニメフェアと連動して開催される三鷹の森アニメフェスタ2006第4回インディーズアニメフェスタで上映され、プロのクリエーターによる講評が行われる。さらに、上映作品の中からグランプリ三鷹賞と審査員賞が選ばれる。
 応募の条件はかなり自由度が高く、表現方法はセルアニメからCGアニメーション、人形、クレイ、影絵などあらゆるアニメーションが可能となっている。ただし、上映時間は1分から20分程度まで、商業公開されたことのある作品は対象外となる。締め切りは2006年1月11日までになる。
詳細は下記サイトにて。
インディーズアニメフェスタ 
NPO法人コミュニティーサポーターズ 

 一方、東京国際アニメフェアのコンペティションである東京アニメアワードでも、コンペティション部門が作品を公募している。こちらも新しい才能と人材発掘を目的としているが、インディーズアニメフェスタが上映会を主体としているのに対して、よりコンペティションの色彩が強くなっている。
 また、インディーズアニメフェスタと同様に商業公開されていない作品が対象となるが、作品の長さは15秒以上30分以内と若干違う。応募は、一般部門と学生部門に分かれており、グランプリ、部門別優秀賞、特別部門賞、企業賞が設けられている。こちらの締め切りは、2006年の1月10日になっている。
詳細は下記サイトにて。
東京国際アニメフェア2006 
 コンペティション公募作品募集 

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 千葉大学で古いディズニーアニメーションの原画類およそ250点が発見されたことが話題になっている。今回発見されたのは『眠れる森の美女』や『バンビ』、『シンデレラ』、『ファンタジア』などのセル画やスケッチ、背景画、イメージボードで千葉大学工学部の倉庫に保管されていた。
 これらは1960年頃、ディズニーが同社のアニメーションを紹介する展覧会開催に利用したものである。展覧会終了後に、ディズニーから国立近代美術館に寄贈された。
 さらにその後、千葉大学の故源田秀三郎教授が国立近代美術館から譲り受けたという。千葉大学では、今後は修復保存作業を進めて一般公開も検討している。

 しかし、今回、気になるのは発掘されたアニメーション資料の価値とその保存方法である。1960年代以前のディズニーアニメーションのセル画、原画類はその多くが破棄されているため、米国でも極めて稀少で価値が高いものと考えられている。
 とりわけ今回発見された『バンビ』や『眠れる森の美女』、『シンデレラ』、『ファンタジア』の作品にはコレクターも多く、金銭的な価値も無視出来ない。例えば、古いディズニー作品のオリジナルの背景がついたセル画は、数百万円、時には数千万円の値段がつくことも珍しくない。
 今回のような展覧会で利用されるセル画やイメージボードは、価格のつけられないものも多く、250点という数から考えると億単位の時価総額になることは十分考えられる。作品を千葉大に譲渡した国立近代美術館にしてみれば、先見の明がなかったのが悔やまれることだろう。

 また、こうしたセル画類や原画類は光などにも弱く保存が難しい。美術館や修復家と連携した早急な保存対策が必要とされている。本来であれば美術館で保管しなが活用を図るのが望ましいが、現状では日本の美術館にアニメーションの原画類に詳しい機関はほとんど存在しない。

千葉大学 
ウォルト・ディズニー 

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2005年12月17日
賞/コンテスト ]
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 米国ハリウッドの米国映画芸術科学アカデミー協会は、2005年アカデミー賞の視覚効果部門(Achievement in Visual Effects)のノミネート対象になる参考作品7作品を12月16日に発表した。視覚効果賞は、最も高い映像技術に対して与えられるもので、劇場映画における特殊撮影技術に対する賞の最高峰のひとつである。

 今回発表されたのは、『バットマン・ビギンズ』、『チャーリーとチョコレート工場』、『ナルニア国物語 ライオンと魔女』、『ハリーポッターと炎のゴブレット』、『キングコング』、『スターウォーズ エピソード3』、『宇宙戦争』の7作品、数は少ないながらいずれも今年の映画界を揺るがした超大作ばかりである。
 この中から来年1月31日にノミネート作品3作品が発表され、3月5日に受賞作品が決定する。しかし、今回選ばれた7作品はいずれもがアカデミー賞を受賞してもいいような大作ばかりである。アカデミー賞自体よりも、ノミネート作品に選ばれるのにも熾烈な戦いになりそうである。昨年の受賞作品は『スパイダーマン2』であった。

 視覚効果賞は実写映画の中での特殊撮影、視覚効果に与えられるもので、アニメーション映画は対象とされていない。しかし、実際にはこうした視覚効果のほとんどが3DCGアニメーションの技術を取り入れていることから、実写映画におけるデジタルアニメーション技術に対する評価とも言えるだろう。

米国映画芸術科学アカデミー協会 
 アカデミー賞公式サイト 

バットマン・ビギンズ公式サイト 
チャーリーとチョコレート工場公式サイト
ナルニア国物語公式サイト
ハリーポッターと炎のゴブレット公式サイト
キングコング公式サイト 
スターウォーズ エピソード3公式サイト
宇宙戦争公式サイト 

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イベント情報 ]
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 人気マンガ『NARUTO-ナルト-』の初舞台化が決定した。NARUTOの公式サイト「NARUTO どっとこむ」によれば、来年の5月に東京と大阪での公演を予定している。主演はジャニーズ事務所の若手アイドルグループMA(ミュージカルアカデミー)のメンバーが演じる。
 さらに、監修として世界的なイリュージョニストのプリンセス天功が参加する。歌と踊り、そしてNARUTOの忍術の世界がイリュージョンにて再現されることになる。

 MAはジャニーズの4人グループで、今年の11月、12月にはミュージカル『FAME』に主演したばかりである。『NARUTO』でも歌や踊りが期待でそうである。
 ジャニーズと舞台化アニメ作品というと、かつてはSMAPが主演した『ミュージカル聖闘士星矢』もあったが、今回もマンガ・ファンと人気アイドルのファンを惹きつけることで高い人気を呼びそうだ。

 近年、人気アニメ・マンガの実写映画化、テレビドラマ化が増えブームとなっているが、アニメ・マンガの舞台化も急激に注目を集めている。今年の冬だけでも、今回の『NARUTO』に加えて、『ギャラクシーエンジェル』や『BLEACH』のミュージカルが公演される。
 さらに、来年の夏にはモーニング娘。による『リボンの騎士』、異色ななところでは『ガラスの仮面』の劇中劇『紅天女』の能舞台といったものもある。

 『セーラームーン』のミュージカル以降にビジネスとして確立したアニメ作品の舞台化は、現在は10代以上のコアなアニメファンに向けて送り出されている。劇場化に選ばれる作品も、『テニスの王子様』、『エンジェリックレイヤー』、『BLEACH』などコミックマーケットで人気な作品と重なる。
 今や舞台化は、マンガ・アニメのメディアミックスのひつとして完全に定着した感がある。つまり、マンガを出発点として人気マンガ作品がアニメ化をされ、その中からさらに人気のある作品が映画化、舞台化されるわけである。
 アニメ作品の舞台化はそれ自身の採算性に加えて、イベントに高い注目が集まる宣伝効果やファンの作品へのロイヤリティーの向上、若手タレントと売出しに連動といった相乗的な効果のうえで成り立っているといえるだろう。

『忍者イリュージョンNARUTO-ナルト-』

最近舞台化された主なアニメ作品
『スーパーお芝居スクールランブル ~お猿さんだよ、播磨くん~』
『ミュージカル ギャラクシーエンジェル』
『ロックミュージカル BLEACH』
『ミュージカル テニスの王子様』
『ミュージカル ギャラクシーエンジェル』

『リボンの騎士 ザ・ミュージカル』
『紅天女』

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2005年12月16日
賞/コンテスト ]
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 今年で9回目を迎える文化庁メディア芸術祭の受賞作品が発表された。賞はアニメーション部門とマンガ部門、エンターテイメント部門、アート部門の4つの領域に分けられており、それぞれ大賞一作品と優秀賞四作品、それに奨励賞が一作品選ばれる。
 
 アニメーション部門の大賞を受賞したのは、榊原澄人氏の『神谷通信』である。榊原氏は、イギリスの名門美術学校であるロイヤル・カレッジ・オブ・アーツの出身でこれまでイギリスで制作活動を続けてきた。
 この作品は、2005年のデジタルアートアワードのデジタルシネマ部門グランプリやイギリスで開催されたInternational Manga & Anime Festival2005でも大賞を取るなど既に高い評価を得ている。今回の文化庁メディア芸術祭の大賞受賞でその評価を揺ぎ無いものにしたといえる。

 文化庁メディア芸術祭は、商業作品、芸術作品、インディペンデント作品や長編、短編を同列で扱い、評価することに大きな特徴がある。今回、インディペンデントの作品が大賞に選ばれたことで、この賞のユニークな特徴が十分発揮されたと言えるだろう。
 優秀賞には人形アニメーションの大家である川本喜八郎氏の最新作『死者の書』、テレビ作品からは舛成孝二監督が突然神様になった女の子の主人公に描いた『かみちゅ』、橋本大祐氏の短編アニメーション『Flowery』、ベテランアニメーション作家山村浩二氏の『年をとった鰐』が選ばれた。
また、奨励賞には藤田純平氏の『SEASONS』が選ばれた。今年は全体に芸術的な作品が優勢だったといえる。

 マンガ部門ではマンガファンを越えて話題を呼んだ吾妻ひでおの『失踪日記』が大賞に選ばれた。優秀賞には故手塚治虫原作・浦沢直樹作『PLUTO』、森薫『エマ』、三田紀房『ドラゴン桜』、せきねゆき『晩夏』が選ばれている。
 また、メディア芸術部門の分野に大きな貢献を残した人物を表彰する功労賞は、食玩フィギアで有名な模型会社海洋堂の創始者の宮脇修氏に与えられる。

 今回の特筆すべきは、応募作品全1797作品のうち海外からの応募が43カ国456作品にも及んでいることである。これは全体の1/4を越える。実際にアート部門とエンターテイメント部門の大賞は海外からの応募作品から選ばれるなど、今後の同賞が国境を越えてさらなる発展する可能性を伺わせる。

文化庁メディア芸術プラザ 
 平成17年度受賞作品 
かみちゅ公式サイト 
川本喜八郎公式サイト 
Yamamura Animation's   

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インターネット ][ 新発売/新作 ]
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 大手ポータルサイトのライブドアは、ネットアニメの情報と紹介に特化した新アニメサイト「livedoor ネットアニメ」を12月16日からオープンした。新サイトはネットアニメーションやWebアニメーションとして知られるPCを使った少人数で制作するデジタルアニメーションの紹介が中心となる。
 また、クリエーターの育成や新市場の創出を目指し、新しいビジネスモデルの構築を目指すとしている。サイトの運営はライブドアとインディーズアニメのビジネス支援を行なうファンワークスが行なう。

 サイトでは毎週1本のインディーズ作家のオリジナル作品の配信するほか、業界のキーパーソンへのインタビュー、さらに一般からの作品の投稿も受付けている。通常は堅くなりがちなインディーズ作品の紹介を、ネットアニメーションを楽しみながら市場を広げようとする試みが随所に見られる。

 ライブドアは今年8月に既にアニメ情報サイトを「Livedoorコンピューター」の中に開設している。しかし、数あるアニメ情報サイトの中で埋もれがちでその存在感は大きくない。
 大手ポータルサイトが運営するアニメサイトが必ずしもうまくいっていない中で、今回開設されたlivedoor ネットアニメは、今後のアニメ関連サイトの方向性のひとつを示している。インターネットならではの動画配信の活用や資金のかかる既存作品の購入でなくクリエーター育成と作品の発掘に目をつけている点が注目である。
 たとえネットアニメがニッチな存在だとしても、そうした層を確実に取り込み、さらに周辺を巻き込んで行くことは可能である。また、そうした展開を進めるなかで、同サイトの目指す市場の創出も可能になるに違いない。

livedoor ネットアニメ 
ファンワークス 

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インターネット ]
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 インターネット検索エンジンの米国ヤフーが、2005年の検索ワードランキングを発表している。総合順位のベスト3は、1位が人気タレントの「ブリトニー・スピアーズ」、2位に人気アーティストの「50 Cent」、さらに第3位に「カートゥーンネットワーク」が今回初めてランキングされた。

 総合ランキングは10位までのうち9つがアメリカの人気セレブリティーであり、人間以外でランクインしているのは「カートゥーンネットワーク」だけである。日本のアニメやマンガなどに関連する単語はベスト10までには入っていない。
 しかし、アメリカの人気ケーブルテレビチャンネルのカートゥーンネットワークは、日本アニメを多数放映している放送局である。このニュースを伝えるメディアのひとつロイターは、ヤフーの担当者の声として利用者のカートゥーンネットワークへの関心はアドルトスイムの番組ラインナップへの関心であると紹介している。
 アダルトスイムは、カートゥーンネットワークの中でも大人向けの深夜帯の放映枠で『エヴァンゲリオン』や『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』などを放映しており、日本アニメ作品の比率が非常に高い。カートゥーンネットワークの総合ランキング入りには、日本アニメが少なからず貢献しているようだ。

 こうした日本アニメの関心は、さらにビジュアルを重視した検索エンジンのヤフーイメージ検索(画像検索エンジン)やヤフービデオ検索(動画像検索エンジン)ではっきりする。英語圏で日本アニメを指す単語「アニメ(Anime)」がイメージ検索で総合10位、ビデオ検索で総合3位につけているからである。
 イメージ検索では、やはり10位までのうち9位までをアメリカのセレブリティーが占める中、唯一の人間以外の検索単語になっている。
 今回、世界の2大検索エンジンにひとつである米国ヤフーの検索エンジンに「アニメ」の単語がランキング入りすることで、あらためて日本アニメの人気が確認されたことになる。同時に、「アニメーション」でも「カートゥーン」でもない日本アニメを現す「アニメ」の単語が、英語圏で想像以上に広がっていることに驚かされる。 

ヤフー検索 2005トップ検索(英語)
アダルトスイム 
カートゥーンネットワーク 

Cartoon Networkで実際に検索するとこんな感じ
Animeで実際にイメージ検索するとこんな感じ

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話題 ]
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 力強い卓球の競技を通じて国民の間で人気の高い愛ちゃんこと福原愛選手が、アニメの声優としてデビューする。しかも、愛ちゃんが声を演じるのは愛ちゃんならぬ、卓球の天才妖精「アイちゃん」。
 このアイちゃんが登場するのは、テレビ東京系で毎週木曜日18時から放映されている『こてんこてんこ』の1月26日放映予定の第36話。『こてんこてんこ』は、天使のこてんこが活躍する子供向けのファンタジーギャグアニメであるが、このなかで愛ちゃんは卓球の天才妖精として主人公のこてんこ、まてんこと対決することになる。
 
 最近、アニメ映画やテレビアニメの声を人気俳優が演じることが増えており、本職の声優以外がアニメの声をあてるのは珍しいものではなくなっている。しかし、アスリートが、自分を模したキャラクターを番組で演じるのは今までにない試みである。愛ちゃんがどの様にアイちゃんを演じるか楽しみである。
 1月26日には、競技場で響く愛ちゃんの掛け声がテレビアニメを通しても聞くことが出来るかもしれない。

こてんこてんこ公式サイト  
株式会社GP・GATE 

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2005年12月15日
教育 ][ 新発売/新作 ][ 映画 ]
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 映画雑誌専門誌の「キネマ旬報」発刊で知られるキネマ旬報社のキネマ旬報総合研究所は、来春をめどに映画の歴史や作品、俳優、スタッフ、業界などに関する知識を検定する「映画検定」試験を行なう予定である。第1回の検定は来年4月を予定しており、その後は年1回試験を実施する。
 キネマ旬報社によると映画検定は映画を学ぶことで映画の世界を広げ、映画のある生活を豊かにしていきたい、また、映画を学ぶことにより映画との出会いや映画の面白さを語る機会を増やしたいとしている。

 検定内容は、1級から3級までに分かれている。2級、3級はマークシートを使った映画の歴史と作品などについての知識を問う問題で、3級は基礎的な知識レベル、2級は高度な知識レベルとされている。いっぽう1級は映画に関する知識だけでなく、映画の魅力を自分で語れることが検定の内容となっている。
 このため1級検定は2級合格者のみが受験出来る記述式の試験となる。第1回検定試験では、2級、3級のみが受験可能となり、1級試験は実施されない。同社では、現在、問題作成委員会や、映画検定HP、公式テキストブックの発行と準備を進めている。

 世の中は資格時代になったと言われて久しいが、遂には娯楽の王様である映画にまで資格が登場することになった。今年の夏にはオタクの知識を問う「オタク検定」なるものも登場したが、「映画検定」はもっと本格的なもののようだ。
 資格試験にはその試験を目指す理由づけが必要である。映画検定の最終目標は自分の言葉で映画の魅力語れることなので、映画評論家を目指す人の養成、あるいは映画評論の裾野の拡大が映画検定試験の目指すところだろう。同時に映画ファンに対する生涯学習の目標設定のひとつといったことも考えられる。

詳細は下記サイトを参照ください。

キネマ旬報社 
キネマ旬報総合研究所 
 映画検定  

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2005年12月13日
映画 ]
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 宮崎駿監督の作品などを中心に数々のヒット作を生みだしてきたスタジオジブリ。そのスタジオジブリが『ハウルの動く城』に次ぐ新作アニメ映画の製作を本日リニューアルオープンしたスタジオジブリ公式サイトで明らかにした。

 スタジオジブリの新作映画はアメリカのSF作家アーシュラ・ル・グウィンの『ゲド戦記』シリーズを原作とし、タイトルもそのまま『ゲド戦記』になる。また、映画監督には宮崎駿監督の長男の宮崎吾朗氏が抜擢された。作品は既に制作に入っており来年7月公開予定である。
 宮崎吾朗氏は、信州大学農学部森林工学科卒業後、公園緑地や都市緑化など主にランドスケープに関わる仕事に従事。その後、徳間記念アニメーション文化財団常務理事、三鷹の森ジブリ美術館館長などを歴任した。

 ル・グインが、30年以上かけて書き進めた原作の『ゲド戦記』シリーズは、海外では『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』や『ナルニア国物語』と並ぶファンタジー小説の名作とされており、ファンの間では高い人気を誇ってきた。
 ル・グウィンはファンタジー小説の『ゲド戦記』で、その名を知られているが『闇の手』、『所有せざる人々』などの代表作があるアメリカのSF小説作家。1970年にはアメリカSF界を代表するヒューゴ賞とネピュラ賞を受賞するなど実力派作家としても知られている。

 世界の映画業界でブームの様相をみせる名作ファンタジー小説の映画化に、スタジオジブリも参戦したといえる。ストーリーは架空の世界「アースシー」を舞台に、魔法使いゲドの年代記として構成されている。第1部は「自己と戦い」、第2部は「男と女」、第3部は「死」といった具合に、メッセージ性の高い物語でもある。 
 宮崎駿は以前よりアニメにしたい原作として『ゲド戦記』にふれており、その望みは息子の手に委ねられるかたちとなった。

スタジオジブリ新公式サイト 
スタジオジブリ最新作「ゲド戦記」鋭意制作中!

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海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 12日に発表された2005年のニューヨーク映画批評家協会賞のアニメーション部門にスタジオジブリ制作、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』が選ばれた。日本のアニメ作品の同賞受賞は2003年に同じ宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』が受賞して以来2度目となる。

 全米各地で選出される各映画批評家協会賞は、アカデミー賞の投票会員を兼ねる人も多く、アカデミー賞の行方を占う面でも注目される。今回、映画批評家協会の中でも有力組織であるNY映画批評家協会での『ハウル』の受賞は大きな意味がある。
 しかし、これまで発表された賞の中で『ハウル』がアニメーション作品賞を獲得したのはこのNY映画批評家協会のみで、全体としては『ウォレスとグミット 野菜畑で大ピンチ!』の注目が高い。ロサンゼルス映画批評家協会、ボストン映画批評家協会、ワシントン地区映画批評家協会、NYオンライン映画批評家は、既にアニメーション賞に『ウォレスとグルミット』を選出している。
 さらにナショナル・ボード・オブ・レビューは、『コープス・ブライド』をアニメーション賞に選出した。13日には、アカデミー賞と並ぶゴールデングローブ賞のノミネートが発表される。
 これまでのところ2005年の賞レースでは『ウォレスとグミット』が頭ひとつ抜け出し、『ハウルの動く城』と『コープス・ブライド』がそれに絡んでいるかたちと言って良いであろう。

ハウルの動く城公式サイト 
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!公式サイト(日本)

ニューヨーク映画批評家協会 
  2005年受賞リスト 

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イベント情報 ]
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 今年で3回目、8月に愛・地球博の会場で開催された世界コスプレサミットの2006年大会の開催が早くも決まっている。世界コスプレサミットは、今や世界中に広がったコスプレ文化を通して国際交流をはかるイベントである。2003年にはじまり来年で4回目を迎える。
 2005年の参加国はドイツ、スペイン、イタリア、フランス、中国、アメリカ、日本の7カ国であったが、2006年には新たにタイも加わるようだ。ドイツでは早くも今年9月、カッセルで開催されたドイツ語圏最大のアニメイベントCONNICIにてフォトセッションが行なわれた。そのフォトセッションの中からドイツのアニメサイトAnimexxスタッフと世界コスプレサミットによる予備選考が既に終わっており、今後は一般投票を行なう。
 そのほかの国でも、今後アニメイベントなどを通じて予選大会が開催される見込みである。

世界コスプレサミット2006 
世界コスプレサミット2005 
Animexx 

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2005年12月12日
海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 12月10日にロサンゼルス批評家協会賞が発表された。このなかで日本の『ハウルの動く城』の作曲をした久石譲が音楽賞を受賞した。次点が発表されるこの賞では、次点はやはり日本映画である『トニー滝谷』を作曲した坂本龍一であった。アメリカの映画の賞では珍しい日本映画、日本人同士の争いだったことになる。音楽賞の日本人の受賞は、1985年の武満徹の『乱』以来20年ぶり2度目である。
 久石譲は現代音楽の作曲家として活動をする一方で、映画音楽の作曲も積極的に手掛けている。とりわけ宮崎駿監督のアニメ映画では『風の谷にナウシカ』以来、『となりのトトロ』、『千と千尋の神隠し』など数多くの作品を手掛けてきた。今では、宮崎アニメには欠かせない顔となっている。

 アニメーション作品の音楽賞受賞は、昨年の『Mr.インクレディブル』、一昨年の『ベルヴィル・ランデブー』に続いて3年連続になる。劇場アニメーションにおける、音楽の重要性がハリウッドでも認識されているといえるだろう。
 しかし、アニメーション賞は、イギリスのアードマン制作でドリームワークスが配給を行った『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』が受賞をし、『ハウルの動く城』は受賞を逃した。アニメーション部門で前評価の高い『ウォレスとグルミット』の強さをみせつけた。この作品の監督ニック・パークは、1996年にも『ウォレスとグルミット』シリーズの制作に対してアニメーション賞を受賞している。同じシリーズ作品により2度の受賞を成し遂げたことになる。

 ロサンゼルス批評家協会賞は、その名前のとおりロサンゼルス地区の映画批評家協会員による投票によって決まる。全米各地にある地区ごとの批評家協会の選ぶ映画賞のひとつである。
 しかし、ハリウッドのお膝元のロサンゼルスにあることから、ニューヨーク批評家協会賞と同様に影響力が大きく、アカデミー賞の前哨戦のひとつとして見なされている。アニメーション賞については、アカデミー賞より早い1987年から設けられているが、長編部門、短編部門は存在しない。
 また、アカデミー賞より玄人好みの作品が受賞することが多く、アニメーション部門でも、アカデミー賞では受賞を逃した『アイアンジャイアント』やフランスアニメーションの『ベルヴィル・ランデブー』といった受賞作品がある。2002年には『千と千尋の神隠し』も受賞している。

ロサンゼルス絵愛が批評家協会 
 2005年の受賞作品一覧 
久石譲オフィシャルサイト 
ハウルの動く城公式サイト 

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インターネット ]
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 宮崎駿監督作品を中心に多くのアニメ作品を手掛けるスタジオジブリの公式サイトが12月13日にリニューアルオープンする。スタジオジブリによれば、これまでのサイトはビジュアルに凝らず中身の濃さを重視してきたが、新サイトはビジュアル面でも力を入れる。
 今回のリニューアルは新作映画の発表と合わせたもので、12月13日には世間でも大きな関心を呼んでいる『ハウルの動く城』に次ぐ、スタジオジブリの劇場アニメーション映画の公表が予定されている。

 新サイトは、旧サイトで連載されていた「ジブリ日誌」が進化するかたちで、ふたつの日誌がスタートする予定である。また、今後は毎日更新を目指すとしている。
 さらに、現在は日本テレビのウェッブサイトの一部に組み込まれたかたちのサイトのアドレスも変更になる。当面は、旧サイトから新サイトにジャンプ出来るようになる。
 今年の春に、徳間書店から独立したスタジオジブリであるが、様々な面で新しい試みをしているようだ。

スタジオジブリ 

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2005年12月11日
映画 ]
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 SF作家筒井康隆の代表作でSF小説の名作でもある『時をかける少女』がアニメ作品として蘇る。制作はマッドハウスで、来年夏の劇場公開を目指している。
 『時をかける少女』は1965年に発表され、72年のNHK少年ドラマシリーズから始まり何度も映像化されてきたが、アニメ化は今回が初めてになる。
 これまで多くの『時をかける少女』が制作されてきたが、なかでも1983年に大林宣彦監督が原田知世をヒロインに撮った劇場映画が最も有名で、人々の印象に残っている。今回のアニメ化は、こうしたファンの記憶に残る大林版『時をかける少女』をいかに越えるかといった課題も当然あるだろう。

 それに挑戦するのは、『デジモンアドベンチャー』や『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』など劇場アニメ作品で高い評価を受けている細田守監督である。さらに作画は、『新世紀エヴァンゲリオン』のキャラクターデザインを手掛けた貞本義行という豪華な布陣になっている。
 原作者筒井康隆にとっても、小説を出版する角川書店にとっても『時をかける少女』は大切な作品である。そのアニメ化だけに、やはり大きな期待がかかっているに違いない。

 近年、日本の映画界では、往年の人気アニメを実写映画としてリバイバルさせる動きが続いている。しかし、今回はこうした動きとは逆のパターンといえる。80年代の大ヒット映画がアニメ映画として蘇るというわけである。アニメ映画と実写映画のクロスオーバーはさらに進行中だ。

アニメ版 時をかける少女 
筒井康隆公式サイト 

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映画 ]
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 『パーフェクト・ブルー』、『千年女優』、『東京ゴッドファザーズ』の監督として知られる今敏が、筒井康隆原作のSF小説『パプリカ』をアニメ映画化する。筒井康隆は、SF界の大家で『時をかける少女』や『七瀬ふたたび』、『文学部唯野教授』といった代表作がある。
 『パプリカ』は、その筒井康隆が1993年に発表した傑作で、夢を具象化することで患者を治療する精神科医とその分身パプリカを主人公とした作品である。夢と現実が入り乱れる点で、今敏監督の『パーフェクト・ブルー』や『千年女優』に近いものがある。
 作品の公開予定は2006年中で、キャラクターデザインに安藤雅司、音楽に平沢進が参加する。また、制作はマッドハウスが行うが、これは来年に公開が予定されている筒井康隆原作のアニメ映画『時をかける少女』と同じ筒井康隆×マッドハウスという組み合わせである。

 今監督では、国内ではもとより海外での評価が非常に高く、国外では宮崎駿、押井守、大友克洋を継ぐ日本のアニメ監督とみなされている。同監督の作品は、国際フェスティバルに数多く招待されており、昨年制作されたテレビアニメ『妄想代理人』もテレビ放映されるにために厳しい競争があるアメリカでも、大手のケーブルテレビ放送局カートゥーンネットワークで放映されている。
 公開は来年とされているが、国際映画祭の出品や海外での劇場公開の可能性も高いと考えていいだろう。また、『パプリカ』の制作を手掛けるマッドハウスも、海外で非常に評価の高い制作会社である。国内だけでなく海外での活躍も期待できる『パプリカ』は、様々な意味で楽しみな作品である。

KON‘S STONE 今敏公式サイト 
筒井康隆公式サイト 

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新発売/新作 ]
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 人気アニメ作品の採用で話題になっている日本郵政公社の切手シリーズ「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」に『新世紀エヴァンゲリオン』と『名探偵コナン』が登場する。
 この切手「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」は、これまで第1集に『ポケットモンスター』、第2集に『機動戦士ガンダム』が登場し、大好評で高い売れ行きとなっている。また、既にデザインが発表されている『銀河鉄道999』は、来年2月1日発売予定となっている。

 日本郵政公社の平成18年度の特殊切手発行予定によると、このシリーズ第4集に『名探偵コナン』、第5集に『新世紀エヴァンゲリオン』が採用されている。『名探偵コナン』は平成18年4月3日に発売が予定で、『エヴァンゲリオン』は発売予定が平成19年2月23日となっている。『エヴァ』については、発売までまだ1年以上待つ必要があるようだ。現在のところ両切手とも、デザインは公開されていない。
 これまでの切手のデザインは、ガンダムでは『ファーストガンダム』と『Zガンダム』、『ガンダムSEED』、『999』であればガラスのクレアを採用するなど、かなりファンのツボを心得ている様子である。となると綾波レイやアスカ、ミサトの切手が登場する可能性はかなり高く、今なお根強いエヴァファンの心をがっちりと捕まることになりそうだ。

 高い人気アニメを誇る同シリーズであるが、日本郵政公社によるとシリーズは第7集で終了になる。現在まで、発売予定が発表されたのは5作品、残りは2作品の枠のみである。ここにどんな作品が選ばれるかも気になるところだ。
 第6集、第7集の発売は平成18年度には予定されておらず、発売されるのは再来年の春以降になる。

日本郵政公社 
新世紀エヴァンゲリオン公式サイト 
名探偵コナン公式サイト(TV) 
名探偵コナン公式サイト(コミック)

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映画 ]
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 昨年、劇場アニメ作品『イノセンス』を公開した押井守監督であるが、既に次回の劇場大作映画の企画が進行している。これは、12月10日に発売された映画雑誌「Invitation」の特集記事「日本映画はバブルなのか?」の中の日本テレビの奥田誠治プロデューサーへのインタビューで語られたものである。
 「Invitation」の奥田プロデューサーへの記事は2ページにわたった長文のもので、主に日本テレビの劇場映画の現況とビジネス戦略について語られている。そのインタビューの最後の部分で、奥田プロデューサーは押井守を監督にした劇場映画の企画が進んでいる様子を次のように語っている。
 「それと現在、企画段階ですが、『イノセンス』で組んだ押井守監督の新作を進めています。今度は押井守監督の意向もあって、完全なエンタテイメント作品を目指そうとしているんです。

 現在、押井守監督が関わっている作品は既に制作も佳境に入り、来年春に公開予定である劇場映画『立喰師伝』と深作健太監督の『エルの乱』である。しかし、『立喰師伝』は完成間近、『エルの乱』は押井守氏の役割は脚本であるため、ここで言及された作品はこれらの作品と全く別の作品と考えられる。
 記事の内容からは、この作品がアニメなのか実写なのか、原作ものかオリジナルかなどの詳細は全く明らかにされていない。しかし、日本テレビと押井守監督の組み合わせであれば、作品の制作は両者と関係の深いプロダクション I.Gである可能性が強そうだ。

 ここで注目したいのは企画されている映画が完全なエンタテインメントを目指していることである。これまで押井監督の作品は奥が深く哲学的、しばしば難解であると評されて来た。しかし、押井守氏の出世作品とされてきた『うる星やつら2ビューティフルドリーマー』や『攻殻機動隊』、『機動警察パトレイーバー2 the Movie』といった作品は、むしろエンタテインメントに重きを置いた作品群である。
 また、押井守が優れたエンターテイナーであることは、80年代に制作されたTV版『うる星やつら』の数多くのエピソードが証明している。企画段階の作品が、当初企画から大きく方向性を変えることは少なくない。しかし、押井守監督による完全なエンタテインメント作品の劇場映画であれば、かなり期待出来る作品と言っていいだろう。この作品企画の正式な発表が待たれる。

ガブリエルの憂鬱 押井守公式サイト 
Invitation 

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新発売/新作 ]
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 子供の科学やホビー分野の雑誌出版で知られる誠文堂新光社が、アニメーションメイキングマガジンと名を打ったアニメーションクリエーター向けの新雑誌「アニメーションノート」を創刊する。発売は12月下旬となる。雑誌の巻頭特集は「HOW TO アニメーション」となっており、インディペンデント・アニメーションの大家である新海誠やゲームクリエーターの小島秀夫、実力派アニメ監督の今敏の名前が見出しに並んでいる。
 セルアニメーションから派生した2Dアニメーション技術と3DCGアニメーション技術の接近やゲーム映像の高度化などによるアニメーション分野のクリエーターの領域拡大を見越した雑誌の創刊といえそうだ。

 アニメ雑誌は、業界トップで角川書店が発刊する「Newtype」や徳間書店の発刊で老舗の「アニメージュ」、さらに学研の「アニメディア」といった具合に、総合アニメ雑誌では既存の雑誌が安定した体制を築いている。一方で、今年に入ってこの分野にインデックス・マガジンが「アニメーションRE」を投入するなど、新たな参入が増える兆しも出ている。

 しかし、一般に新刊雑誌は競争の厳しい総合アニメ誌を避ける傾向にある。アニメブームともいえるほどのアニメ製作本数の増加や、「アキバ」、「萌え」への注目ほどにアニメファンの数が増えているようには見えない。また、従来からアニメ総合誌の販売は、限られた市場の喰い合いといった傾向が強かったからだ。

 11月に発売された角川書店「NewWORDS」は、従来のアニメ雑誌より高年齢の層とアニメ以外の映像やゲームなどの取り込みを目指している。また、12月に発売されるオタクという切り口で市場の開拓を目指す「オタク・エリート」などもそうした例であろう。
 今回の「アニメーションノート」も、クリエーターのためのアニメ雑誌といった点で、やはり従来にない隙間市場を狙っているといえる。
 ティーン向けのアニメ雑誌が複数あるなかで、20代以上などを中心とするアニメ雑誌が不在のマーケットも複数存在する。相次ぐ新アニメ関連誌の創刊は、そうした隙間市場のニーズをいかに掴み、市場を打ち立てるかへの挑戦なのだろう。

誠文堂新光社 

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2005年12月10日
映画 ][ 海外:アジア ][ 海外:中国 ]
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 中国映画の情報サイトカンフーシネマによると、日本マンガを原作に中国で大型映画製作される。映画は『知恵の戦い:Battle of Wisdom』で、現在、2006年の公開を目指して撮影が続いている。原作は日本マンガで酒見賢一原作、森秀樹作画の『墨攻』から取られている。
 内容は中国を舞台にした戦記物語で、撮影は本年9月から始まっている。既に中国の内モンゴル自治区で大規模な戦闘シーンが撮影済であるという。映画の予算は1600万ドル(約20億円)とされており、中国でも有数の大作映画になる予定だ。香港の張之亮が監督を行い、出演俳優には香港の人気俳優アンディ・ラウのほか、ファン・ビンビン、王志文や韓国俳優のアン・ソンギなどが並び国際色豊かなものになる。
 このほか、日本からはアニメ映画『イノセンス』 で印象的な仕事を残した川井憲次と撮影監督として阪本善尚が参加する。
  映画は中国だけでなくアジア各国で配給を目指しており、日本マンガを原作とする映画としては、今年の夏にアジア市場で大きな成功を収めた『頭文字D』に引き続き大きな話題を呼びそうだ。

カンフーシネマの記事 Battle of Wisdom' rages in China

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2005年12月09日
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 10月に劇場公開され大きな人気を呼んだティム・バートン監督のパペットアニメーション『コープス ブライド』をテーマにした展覧会「ティム・バートンのコープス ブライド」展が、本日より渋谷のパルコミュージアムで開催される。展覧会では、撮影で実際に使われたパペットやジオラマ、プロダクションスケッチ・ストーリーボードなどが展示されるほか、メイキンビデオの紹介もされる。
 『コープス ブライド』は、この秋に公開され日米で大ヒットをした。先日、アメリカで発表されたアニー賞の映画作品部門にノミネートされているだけでなく、アカデミー賞の長編アニメーション作品賞の有力候補のひとつともされている。展覧会は3DCGアニメーションやセルタッチの2Dアニメーション作品が多い中、パペットアニメーションの制作過程を知るいい機会になるに違いない。会期は12月8日から来年の1月2日までで、渋谷パルコにて開催される。

パルコミュージアム 
 コープス ブライド公式サイト 

 一方、渋谷パルコで11月14日まで開催され好評を博していたProduction I.G展は、12月8日より会場を名古屋パルコに移して開催される。その名古屋では、東京会場に続いて押井守監督のトークショーが行なわれる。来年春公開予定の同監督の新作映画『立喰師列伝』を中心に熱いトークが展開しそうだ。
 開催日は12月21日、参加はI.G展チケットの半券とイベント参加券(500円)が必要になる。詳しくは下記サイトにて。

名古屋パルコProduction I.G展プロダクションI.G 

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2005年12月08日
海外:米国 ]
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 アメリカの近現代美術の殿堂として知られるニューヨーク近代美術館(NYMOMA)は、12月14日からアニメーション制作会社のピクサーをテーマにした「ピクサー:アニメーションの20年展」を開催する。
 この展覧会は、2006年にピクサーが設立20周年を迎えること記念するものである。展覧会は、同社の人気作品『トイストーリー』、『ファイデイング・ニモ』、『Mr.インクレディブル』などから、これまで門外不出とされてきた原画やコンセプトアート、立体模型、デジタルアートなど500点あまりが公開される。また、会期中は展覧会に連動してピクサーの全作品上映会も行われる予定である。
 ピクサーは、言うまでもなく90年代以降のアメリカのアニメーションを代表する制作会社。3DCGアニメーションの高い技術とディズニーによる作品配給により世界中で急激に認知度を高めた。また、ピクサーのアニメーションは技術だけにとどまらない巧みな物語作りに負っている部分も大きく、この面でも評価が高い。

 MOMAは、今年の春には宮崎駿と高畑勲をテーマにアニメーション作品の連続上映会を、夏には日本アニメをテーマにした連続上映会を行っている。映像表現としてのアニメーションを美術館の新たな探求領域と定めているようだ。
 今後も、アニメーションやアニメの企画が開催される可能性もあり、アニメーション好きには目が離せないだろう。

ニューヨーク近代美術館 
ピクサー:アニメーションの20年展

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インターネット ]
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 テレビ東京はかねてより計画をしていた自社アニメサイトのリニューアルオープンを12月12日に行う。これまでのテレビ東京が運営してきた「アニメエクスプレスAnime X Press」は、12月12日を持って終了し、変わって大幅リニューアルをした新サイトが開設される。
 新たなサイトの名前は「あにてれ」となり、これまでと違い独自ドメインによるサイトを運営する。テレビ東京の放映チャンネルにちなんで12月12日12時12分12秒(ごろ...)オープン予定となっている。
 この12月12日は、旧サイトの「アニメエクスプレス」と新サイトの「あにてれ」の企画・運用を行うテレビ東京の子会社、テレビ東京ブロードバンドが東京証券取引所マザーズ市場へ上場する日でもある。テレビ東京のアニメサイトにとっては、12づくしの記念すべき日になりそうだ。

 気になる新サイトの内容だが、これまでのテレビ東京の発表や関係者の発言をもとに憶測すると、従来の番組紹介に加えて作品のインターネット配信と物販機能が強化されたサイトになりそうだ。インターネット上で最も人気のあるアニメサイトのひとつと知られるTV東京のアニメサイトのリニューアルに期待したい。

あにてれ 
アニメエクスプレス 
テレビ東京 
テレビ東京ブロードバンド 

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新発売/新作 ]
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 日本郵政公社から発売されているアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第3集『銀河鉄道999』の切手発売日が決まり、切手のデザインが公表されている。発売日は来年の2月1日で、これまでとは異なり80円切手10枚が一枚のシートとなる。このため従来の680円から800円に値上がりする。
 絵柄のデザインは、劇場版『999』でなくテレビ版から取られているようだ。また、メーテル、鉄郎や人気キャラクターのハーロック、エメラルダスのほか、クレアやアニメ作家を目指すフライヤの絵も登場するなどマニアにも納得の内容かもしれない。
 
 この切手シリーズは、これまでに『ポケットモンスター』、『機動戦士ガンダムシリーズ』が売りに出されたが、いずれも早期完売している。今回も人気を呼ぶ可能性が高く、同様に早期完売が見込まれる。手に入れるには日付の確認が必要だ。
 この切手シリーズは今後も続く予定とされているが、現在のところ第4集以降のタイトルは発表されていない。

日本郵政公社 
 アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ第3集『銀河鉄道999』

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2005年12月07日
海外:アジア ]
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 東アジアにおけるアニメ作品の制作というと、アニメ生産の大国日本、制作技術では既に日米と並ぶ実力を持つとされる韓国、国家的にアニメーション産業の振興に力を入れる中国などが話題になることが多い。もうひとつの東アジアの経済大国である台湾は、3Dアニメーションを利用したコマーシャル映像やゲーム映像以外で多くを語られることがない。
 しかし、日米のアニメーションが最も受入れられる国である台湾に、劇場アニメやTVアニメの産業は存在しないのだろうか。そんな見落とされがちな台湾のアニメ産業の現状を台湾の情報サイト光華がレポートしている。「オリジナルアニメに挑戦する「宏広」と「ファイヤーボール」の物語」と題されたレポートは、世界の有数の規模を誇る台湾のアニメ制作会社宏広がオリジナル劇場作品を制作する苦労とその成功を描いている。

 宏広は設立30年近いが、これまでは欧米作品の下請けが多く知名度が低かった。そこで、『孫悟空』をもとにしたアニメーション映画『ファイヤーボール』を制作したところ、この夏に大ヒットし、アジア各国や欧米にも輸出するなど好調なビジネスとなっているという。
 もっとも新聞社からの助成金1500万元、経済部工業局からの借り入れ金5000万元を含めた製作費1億5000万元(5億円弱)は、8月の興行成績1000万元には遠い。アジア各国に版権や放映権を売却したあとでも投資額の回収は60%にとどまっている。

 やはり、ここには台湾のような国内市場が小さな国にとっては、コンテンツ産業での競争が極めて不利だという現実があるように感じる。例えば、映画制作を行う時には、国内市場だけを念頭におけば制作予算は小さくなるし、制作予算を増やせば必然的に海外市場を視野に入れなければいけない。
 80年代に一世風靡した台湾映画が90年代以降、後発の韓国、中国に押され気味なのにはそうした背景もあるだろう。

 宏広が、長年アニメ制作の下請を中心であったのもそうした理由がありそうである。同社は、1978年に設立されテレビ作品3,300話以上、62本の映画を制作した。その規模は世界有数だが、オリジナルの作品は劇場作品『ファイヤーボール』が初めてである。
 同社の提携企業には、ウォルト・ディズニーを初め、ワーナブラザース、カートゥーンネットワーク、ニッケルオデオン、ソニーピクチャーズなどが並んでいる。しかし、逆にそうした企業に評価されるほどの技術があれば、最初から海外市場を目指すことで大きな発展をする可能性も少なくない。
 台湾のパソコンや液晶製造企業が海外企業の受託から始まり、その後、世界ブランドとして飛躍したように、アニメーション作品の制作で世界に羽ばたく日が来る可能性もある。その時には、『ファイヤーボール』が小さな一歩だったということになるかもしれない。

光華の記事(日本語)
 オリジナルアニメに挑戦する「宏広」と「ファイヤーボール」の物語

宏広 
『ファイヤーボール』の紹介 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 次回のジェームス・キャメロン監督として注目を浴びる木城ゆきと原作の『銃夢』が、ヒロインの公募を開始したとしてアメリカの映画メディアで話題になっている。これに関して、アメリカのハリウッド情報サイトのハリウッドレポーターがさらに追加情報を報じている。
 それによればヒロインの公募にもかかわらず、『銃夢』を製作する20世紀FOXはいまだ製作開始の公式発表を拒否しているという。この記事では、『銃夢』は20世紀FOXの作品として述べられており、映画の製作は20世紀FOXでほぼ間違いないようだ。
 これまで20世紀FOXはパラマウントと共同で、キャメロン監督の大ヒット映画『タイタニック』の出資を行った経験がある。

 さらにニュースでは、先月の初めにFOXの重役がロサンゼルスにあるキャメロンの会社ライトストームのスタジオに訪れたとも伝えている。この訪問でFOXの重役は、キャメロンのコンセプトのほか、監督が用いる3D高品位デジタルカメラやバーチャルプロダクションのシステムなどを確認したという。
 もし、映画のプロジェクトが順調に進めば、キャメロン監督が以前に語った2007年夏の公開も視野に入って来るだろう。そうすれば、日本マンガ原作初の大作ハリウッド映画が誕生することになりそうだ。

ハリウッドレポーターの記事 Cameron ready for 'Battle'
20世紀FOX 

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2005年12月06日
海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 アニメーション界のアカデミー賞といわれるアニー賞の2005年のノミネート作品が12月5日に公表された。注目をされていたスタジオジブリ制作、宮崎駿監督の『ハウルの動く城』は、映画部門の作品賞をはじめ3部門でノミネートされた。また、テレビゲームのアニメーション映像部門では、カプコンが制作した『バイオハザード4』がノミネート5作品の中に選ばれた。
 映画作品部門は『ハウル』以外に、ディズニーが本格的に制作した3DCGアニメーションの『チキンリトル』、ティム・バートン監督のパペットアニメーション『コープス・ブライド』、ドリームワークスの『マダガスカル』、それにイギリス・アードマン制作の『ウォーレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』の4作品がノミネートされている。日本のほかの劇場アニメーションや『ロボット』といった注目作品はノミネートを逃した。
 『ハウル』は映画作品部門以外に、監督賞に宮崎駿氏が(ノミネート3人)、脚本賞に宮崎駿氏、ドナルド・ヒューイット氏、シンディ・ヒューイット氏(ノミネート3チーム)が候補にあがった。

 映画作品部門では、『ウォーレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』と『マダガスカル』が、多くの部門で万遍なくノミネートされて強さを発揮した。映画部門のそれぞれの賞レースでも、かなり先行していることを伺わせる。
 とりわけ海外作品であるにもかかわらず『ウォーレスとグルミット』の注目度が高い。『ウォーレスとグルミット』は、映画関連部門を中心に10部門16ノミネートと他の作品を圧倒している。映画声優部門のノミネート4人は全員がこの作品から選ばれるなど旋風を巻き起こしている。2月のアニー賞発表の場では、かなりの数の受賞を獲得しそうだ。

 テレビ部門では相変わらず米国スタジオが強さを発揮しており、作品賞ではワーナーブラザースの『バットマン』、カートゥーンネットワークの『スターウォーズ クローン戦争2 21話-25話』など5作品がノミネートされている。この部門では、日本のアニメスタイルを取り入れたとされるニッケルオデオンの『AVATAR』が注目される。

 また、作品賞の一角を占めるテレビゲーム・アニメーション映像部門にカプコンの制作した『バイオハザード4(英題:Resident Evil 4)』のノミネートはうれしいニュースである。日本のゲーム映像のレベルの高さが証明されたかたちだ。

 受賞作品は、アニメーターや業界関係者で構成されるASIFAハリウッドのメンバーの投票によって行われ、2月6日に発表される。

アニー賞公式サイト
ASIFAハリウッド 

ハウルの動く城公式サイト(日本)
ハウルの動く城公式サイト(米国)
バイオハザード4公式サイト(日本)
バイオハザード公式サイト(米国)

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2005年12月05日
映画 ][ 海外:米国 ]
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 ジェームス・キャメロン監督のもと大作映画として企画が進む木城ゆきと原作『銃夢』の製作がいよいよ前進し始めている。アメリカの映画キャスティング支援会社マリ・フィン・キャスティングが、自社サイトで『銃夢』のヒロインであるガリィ役(米国版マンガではアリータ)の女優をジェームス・キャメロン監督の名前で募集している。
 募集では「ジェームス・キャメロン 大作映画のために新人タレント募集:JAMES CAMERON SEEKS NEW TALENT FOR A MAJOR MOTION PICTURE」と名を打たれており、キャッチコピーには「ハリウッド映画のスターになるのに関心はありませんか?」とされている。同社のサイトからは、オーディションのための応募書類がダウンロード出来るようになっている。
 
 実際の募集内容だが、間口はかなり広い。募集の文章はわずか40ワードあまり、スターを目指す世界中の若手女優にチャンスがあると言っていい。募集要項はこんな感じである。
「女主人公:16歳から20歳半ばまで。ヨーロッパ系を含む全ての人種可。主人公は、強い意志と高貴な感覚を持ち行動します。また、猫のように柔軟で、アスリートでもあり敏捷です。主人公は戦士でもあります。(応募者は)優雅な動きと様々な言語、方言を聞き分けられることが必須となります。」
 実際、ボイストレーニングや演技の教育を受けた経験があることが不可欠とされている以外は、これまで映画への出演経験があるかどうかも必要でない。文字通り、世界中の映画スターを夢見る若手女優に門戸が開かれていると言ってもいいだろう。

 『銃夢』は、日本の木城ゆきと氏の人気漫画。米国では『バトルエンジェル・アリータ』の名前でコミックが発売されており、1993年にマッドハウスが制作した日本のOVAアニメも現地ではカルトな人気を得ている。
 また、今回のオーディションを代行するマリ・フィン・キャスティングは、ハリウッドのキャスティング会社でキャメロン監督の『タイタニック』のほか、『8マイル』、『マトリクス』などで実績を残している。

 世界的な映画監督ジェームス・キャメロンの映画のヒロインとあれば、出演するだけで大スターになれるのは確実。しかも、ほとんど誰にでも応募の資格があることから、おそらくかなりの数の応募が殺到することが間違いないだろう。
 応募者を選別する手間の大変さも想像を超えるものがある。しかし、敢えて現在の人気女優の中からでなく、公開募集でヒロインを決めようとすることは、キャメロン監督のこの作品に対する大きな意気込みともいえる。
 募集の締め切りは12月19日必着とされており残りわずかの日数がないが、果たしてどのようなガリィが選ばれるのだろうか。

マリ・フィン・キャスティング(Mali Finn Casting)の募集要項

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新発売/新作 ]
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 毎日新聞によると、フジテレビは木曜日の深夜に設けている、アニメ放映枠「ノイタミナ」の第3弾を決定した。作品は「四谷怪談」、「天守物語」、「化猫」といった日本怪談の古典を基に作るホラーアニメ「怪(あやかし)」で、来年1月12日より放映する。
 キャラクターデザイン原案は、『ファイナルファンタジー』シリーズやSF小説の挿絵などで人気の高い天野喜孝氏が手掛ける。

 「ノイタミナ」は、従来のアニメファンだけにとどまらない若い女性を狙って、今年4月よりフジテレビが放映を開始している。放映時間が深夜0時30分となっており、通常の深夜アニメよりも早い時間帯の放映が特徴である。深夜族やDVDレコーダーの録音を前提にしたアニメ作品の放送のビジネスモデルと一線を画している。
 実際に、第1弾の羽海根チカ原作「ハチミツとクローバー」や第2弾の矢沢あい原作の「パラダイスキス」は、当初想定していた若い女性からさらに広がった視聴者を獲得し、この時間帯としては高い視聴率を収めこれまでのところ成功している。

 今回、第3弾の企画は、これまでの少女マンガ原作という枠をさらに飛び出すことになった。これはホラー作品好きの若い女性を視聴者に確保するという従来の路線に加えて、前2作の成功を踏まえ、さらに広い一般視聴者を捕まえたいという狙いがあると思われる。
 制作アニメ本数の増加により、深夜アニメを放映してDVDの販売で収益を確保するビジネスモデルの今後に対する疑問が投げかけられる中で、ノイタミナの成功と挑戦はアニメビジネスの新たな可能性を示しているといえるだろう。

毎日新聞の記事 フジテレビ:「ノイタミナ」第3弾はホラー FFの天野喜孝がキャラ原案
フジテレビ 
天野善孝オフィシャルサイト 

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2005年12月02日
教育 ][ 賞/コンテスト ]
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 大学が主催するユニークなマンガコンテストである徳山大学第2回マンガコンテストの受賞者が11月21日発表された。応募作品の中から優秀賞に日本大学三島高校の工藤麻美さんの『ほのぼの』(イラスト部門)、YAB特別奨励賞に徳山高校の白石康平さんの『ORIHIME(オリヒメ)』(マンガ部門)が選ばれた。

 また、入選作には府中東高校の小倉尚子さん『旅人たんぽぽ』(マンガ部門)、光高校藤本聖子さん『旬』(マンガ部門)、今治精華高校米原卓弥さん『ほのぼの・・・?』の3作品が挙げられた。工藤麻美さんには、同大学のなかはらかぜ特任教授と臼井稔特任教授より『独得の世界観のある作品です。不思議な世界で終わってしまう題材を、うまく温かい感じの物語に仕立ててくれています。』との講評があった。

 同コンテストは、徳山大学が経済学部に知財開発コース(マンガ・アニメコース)を開設したのに伴い昨年より実施している。大学が高校生を対象にしたマンガコンテストというほかにない珍しいコンテストとなっている。

徳山大学第2回マンガコンテスト作品発表
徳山大学経済学部知財開発コース(マンガ・アニメコース)

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インターネット ][ 話題 ]
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 インターネットポータルサイトのヤフーは、自社の提供する検索エンジンの2005年の検索エンジンランキングを公表している。このランキングは今年1月1日から10月31日までの結果を集計したものである。今後11月、12月のデータ集計によって順位は変動する可能性も高いが、暫定的な結果としても昨年と今年の社会トレンドの変化を知る参考になるだろう。

 注目されるアニメ・マンガ部門のトップは、総合ランキングでも16位に入った『ガンダム』。『ガンダム』は公開から25年を越えさすがだが、実は昨年は部門ランキングこそ4位であったが、総合ランキングではランキング外であった。
 今年公開された『機動戦士Zガンダム』のふたつの劇場映画と若年層にも人気の『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』の相乗効果が大きかったといえそうだ。また、現代美術とガンダムを融合させた『ガンダム展』の開催など、企業側が絶えずガンダムの話題を提供し続けていることも理由のひとつに違いない。
 アニメ・マンガ部門2位の『NARUTO』は、総合ランキングは前年と変わらず35位。昨年に続き高い人気を維持している。一方、昨年のアニメ部門1位であった『鋼の錬金術師』は今年の夏に劇場公開作品があったが、テレビシリーズを放映してないことが響いたのか、アニメ部門6位で総合ランキングからは姿を消している。
 同様にテレビシリーズの終了した『テニスの王子様』が3位から7位と順位を落としており、アニメ・マンガ作品の注目度におけるテレビシリーズの役割の重さを感じさせる結果である。

 昨年はこの部門の検索ランキングのベスト10は、人気長寿アニメ・マンガ作品がほとんどを占めていた。これに対して2005年の特徴は、マンガからの実写化作品に高い順位の作品が目立つ点である。3位の『ごくせん』、5位『NANA』、10位『ドラゴン桜』などである。現在、映像作品において注目されているマンガからの実写化作品の展開が、検索エンジンの世界でも確認できる。
 さらに、4位『BLEACH』や9位『魔法先生ネギま!』など、長年の人気作品よりも旬な作品に注目が集まった1年だとも言える。

 また、ゲーム部門では昨年の総合46位だった『ハンゲーム』が総合24位と急上昇し、昨年1位の『ポケットモンスター』を抜き1位になった。オンラインゲームの順調な市場拡大を感じさせる。2位は『ファイナルファンタジー』、3位『遊戯王』、4位『ポケットモンスター』である。昨年、アニメ・マンガ部門で6位であった『ドラゴンボール』は、今年はゲーム部門の5位とされている。
 オンラインゲームのビッグタイトル『ラグナロクオンライン』は8位、対戦カードゲームが大ヒットした『甲虫王者ムシキング』は10位だった。

ヤフー 
 2005年検索ワードランキング 
当サイトの関連記事 2004年 日本で最も検索されたアニメは『ハガレン』

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テレビ ][ 海外:米国 ]
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 『NARUTO』、『金色のガッシュベル』、『ワンピース』の米国での視聴率が好調である。米国のアニメーション情報サイトのアニメーション・インサイダーは、11月の米国カートゥーン・ネットワークにおけるこの3作品の好調な視聴率を伝えている。
 カートゥーン・ネットワークでは、今年の10月より「Toonami」ブロックと名づけられた土曜日夜の放映枠の中で、この3作品を連続して放映している。ブロック内では、8時半から『金色のガッシュベル』、9時から『NARUTO』、9時半から『ワンピース』となっており、日本でもあまりない人気作品が並ぶ豪華なラインナップだ。

 好調なのはここでの視聴率で、アニメーション・インサイダーによれば視聴率はどの作品も前年同時間帯比で2桁成長となっている。例えば、『金色のガッシュベル』は9歳から14歳の間での視聴率が2.6%(前年同時間帯比37%増)、『NARUTO』は9歳から14歳で視聴率3.2%(同68%増)、『ワンピース』は、2.8%(同22%増)である。
 とりわけ注目されるのは『NARUTO』と『ワンピース』の9歳から14歳の男子の間での人気である。両番組はカートゥーン・ネットワークが主要なターゲットとしているこの視聴者層で全地上波放送局、ケーブルテレビ放送局を通じて同時間帯のトップとなっている。

 2%台、3%台の視聴率は日本人の感覚では、土曜日のゴールデンタイムのものとして高くないように感じそうだ。しかし、米国ではテレビ番組視聴の分散が進んでいることから3%前後の視聴率はかなりの高視聴率といってよい。また、週内に繰り返される同じ番組の再放送の視聴率は含まれておらず、実際の視聴者への到達度はもっと高いだろう。

 米国の地上波テレビでは、昨今、日本アニメの放映枠の縮小が続いている。しかし、こうした作品の高視聴率は、日本のアニメ作品の米国ファンに向けての訴求力がいまだ大きな力を持っていることを示している。
 今回の成功は、日本でも人気の高いこれらの作品自体の力に加えて、人気作品が3つ並んだこと(ブロック全体では8作品が並んでいる)による相乗効果、また的確な放映時間の選択といったことが影響しているだろう。 
 これらの子供向けの作品は、他の多くの作品と同様にキャラクター商品の展開と結びついている。好調な視聴率は、既に始まっているクリスマス商戦や今後の関連商品の販売にも期待を持たせる結果と言える。

アニメーション・インサイダー  
アニメーション・インサイダーの記事 Toonami: November Ratings

カートゥーン・ネットワーク 
 Toonamiブロック 

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2005年12月01日
ゲーム ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリスのテレビ放送局BBCは、ゲーム新時代にいかにゲームが人々の生活にマッチするかを知るためとしてイギリスのテレビゲームファンの概略を知るための幅広い調査を行っている。
 この調査の結果は、イギリスにおけるテレビゲームの普及が予想以上に広がっている点を中心に意外な面が多い。例えば、過去半年にテレビゲームをやったことのある人は、6歳から65歳のイギリス国民のうち実に6割にも達する。
 勿論、年齢による違いは大きく、51歳から65歳が18%なのに対して6歳から10歳では100%がゲームをしている。しかし、驚くべきは36歳から50歳までの調査結果で、この層のテレビゲームの経験者は51%と過半数を超えている。ゲームに縁遠いと考えられがちな中高年は実は大きなテレビゲームのファン層である。
 さらに、イギリスのテレビゲームファンのうち48%が女性であり、テレビゲームの好き嫌いに男女差がほとんどないのも特徴である。

 ゲームを楽しむ方法では35歳以下ではコンソールゲーム機、35歳以上ではPCゲームが支持されている。オンラインゲームのファンには、男女の差は見られないとしている。
 しかし、最も興味深いのは、よく遊ぶゲームの種類の1位がパズル・クイズ(63%)とされていることである。2位にはアクションアドベンチャー(43%)、3位はレーシングゲーム(40%)である。
 これは、11月30日発表された日本の社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)による「東京ゲームショウ2005来場調査報告書」の好きなゲームタイプの回答結果と対応させるとその違いがよく判る。イギリスで2位のアクションゲームこそ、日本でも2位となっているが、日本で圧倒的な人気で1位のロールプレイングゲームはイギリスでは26%で9番目である。逆にイギリスで圧倒的な人気を誇るパズル・クイズゲームはは日本では8番目に過ぎない。
 この結果は、欧米ではロールプレイングゲームは人気がなく、より単純なゲームに人気があるといった通説を実証している。

 今回の調査で浮かび上がって来たのは、テレビゲームが予想以上にイギリス国民に根づいた文化であるという点だ。この結果は、ゲーム大国だとされる日本以上と言っていいだろう。つまり、イギリスにおいてテレビゲームは、より一般向けの娯楽として考えられている。また、こうした一般層でのゲーム人気が、近年ヨーロッパ市場で急成長しているテレビゲームマーケットの原動力だともいえるだろう。
 そして、そうした一般層が好むのは、より簡単で手軽なパズルやクイズ、アクションゲームやレースゲームであるとも言える。

BBC 
BBCの調査結果 Snapshot of UK gamers

「東京ゲームショウ2005来場調査報告書」

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