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2006年04月29日
テレビ ][ 海外:アジア ]
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 日本のアニメ専門チャンネルであるアニマックスの韓国版が、4月29日から韓国でスタートする。新放送局は、アジアとラテンアメリカ地域でアニマックスを運営しているソニー・ピクチチャー・テレビ・インターナショナル(SPTI)と韓国の大手衛星放送会社スカイライフの合弁会社アニマックス・コリアが運営する。新会社の出資比率はスカイライフ51%、SPTIが49%で、日本のアニマックスと同様に24時間のアニメ専門チャンネルとなる。

 韓国のアニメチャンネルでは、日本アニメ作品を豊富に揃えるトゥーンニバースやチャンプが既に大きな人気を集めている。スカイライフはこれまでアニメの展開では遅れており、アニマックスの豊富な作品とネットワークと結ぶことで巻き返しを図ろうとしている。
 今回の放映作品の中には『今日からマ王』や『御伽草子』、『魔法少女アルス』、『巌窟王』、『カードキャプターさくら』、『ギャラクシー・エンジェル』など日本でも人気の作品が用意されており、巻き返しのためには十分なラインナップである。

 SPTIは、既にアニマックスアジアを通じて東南アジアとインド市場には進出済である、また、ラテンアメリカでも事業展開を行っている。今回のアニマックスの韓国進出も、そうした事業の世界展開の一環である。
 しかし、韓国のテレビ放映では生産国別のアニメーション放映の割当性があるため、日本アニメだけでなく、韓国やアメリカのアニメーションも放映される予定である。

アニマックス・コリア 
アニマックス(日本) 

スカイライフ 
ソニー・ピクチチャー・テレビ・インターナショナル 

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イベント情報 ][ 海外:中国 ][ 行政 ]
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 中国・北京で4月29日から5月にかけて日本のポップカルチャーをテーマにした企画展やイベントが連続して開催される。日本のアニメに影響を受けたアジアのアーティストを紹介する「JAPANIMATION」展やガンダムをテーマにした作品を展示する「ガンダム」展などである。

 JAPANIMATION展は4月29日から5月21日まで、北京日本文化センターで開催され松浦浩之(日本)、Wisut Ponnimit(タイ)、何岸、曹斐、劉力国、高孝午、Unmaskグループ(中国)といった作品が展示される。日本アニメとアジア文化の関わりを広く紹介する予定である。
 ガンダム展は同じく北京日本文化センターで、5月17日から5月21日まで行われる。こちらの企画展は、展示企画だけでなく物販やガンプラ作りのワークショプも準備されている。
 また5月13日には、関連イベントとして「MAID in Japan café」が行われる。どうやら日本のメイドカフェを北京に再現させようという試みらしい。

 これらの展覧会は、北京の芸術イベントである第三回北京大山子国際芸術祭の一環として位置づけられている。日本の文化を海外にする国際交流基金が、日本のポップカルチャーを紹介する「Painting for Joy」展と伴に主催者となっている。
 また、中国のメディア企業CITVC Fortune TV Entertainmentと日本の東京画廊が共同主催者で参加している。さらに、バンダイ・トレーディング(上海)、中国ソニーなどが、企画をサポートしている。
 日本アニメと芸術と融合させた展覧会は、日本国内やアメリカで開催されたことはあるが、中国で開催されるのは初めてのケースだろう。

第三回北京大山子国際芸術祭 JAPANIMATION展 ガンダム展 Painting for Joy展

東京画廊  

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映画 ]
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 スタジオジブリは、今年7月公開予定の劇場大作アニメ『ゲド戦記』の公式情報サイトをオープンした。今回の『ゲド戦記』は、スタジオジブリ取締役でこれまで大ヒット作を生み出し続けてきた宮崎駿氏の作品ではない。
 しかし、2004年秋の『ハウルの動く城』以来の大型ジブリ映画として注目されている。

 この夏の劇場公開映画ではアニメだけでも『ブレイブストーリー』や『時をかける少女』、
『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』といった大型映画などのライバルは多い。ライバル映画は既にそれぞれ情報サイトを公開しており、『ゲド戦記』のサイトオープンでいよいよ今年の夏に向けた競争が本格化しそうだ。

 スタジオジブリは昨年の徳間書店からの独立を機会に、自社の関連サイトの大幅リニューアルを図っている。また、ウェッブサイトをファンとのコミュニケーションツールとして重視している。今回の公式情報サイトも、スタジオジブリの各関連サイトとの連携がはかられている。
 『ゲド戦記』の関連サイトでは、公式情報サイト以外に宮崎吾郎監督が映画の制作状況を語る「ゲド戦記」監督日誌や映画の進行状況や制作にまつわる様々な話を紹介する「ゲド戦記」制作日誌が既に公開されており人気を呼んでいる。

「ゲド戦記」公式情報サイト 
「ゲド戦記」制作日誌 
「ゲド戦記」監督日誌 
スタジオジブリ 

ブレイブストーリー公式サイト 
時をかける少女公式サイト 
ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ公式サイト

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2006年04月28日
インターネット ][ コミック ][ 新発売/新作 ]
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 大手出版社の講談社は、無料でマンガが読めるWebコミックサイト「Michao!」を4月27日にオープンした。このサイトはこの3月に講談社が総合コンテンツサイトとしてオープンした「Moura」の中のコミック部門である。「Moura」はコミックのほか、ニュースや占い、エンタメ案内などを集めるなど重量級の豊富な内容が魅力となっている。
 また、「Moura」のアニメ部門として「FRAMES フレイムズ」があり、インディーズアニメの紹介やクリエーターのインタビューなども紹介されている。

 今回オープンした「Michao!」は、そのコミックセクションである。コンテンツの目玉は、ここでしか見られない新作のオリジナルマンガが公開されていること。27日のグランドオープンでは、24作品と大量のコミックがアップされ全て無料で読むことが出来る。
 また、新しい才能を発掘するマンガ、キャラクターイラスト、フラッシュアニメの3部門からなる新人発掘の場「コロッセオ」やウェッブアニメを紹介するフラッシュアニメ研究所「デジラボ」、インディーズ作品の紹介も行っている。
 
 マンガやアニメだけでなく全体で充実した内容を誇る「Moura」だが、コミュニティや検索エンジンといった既存のポータルサイトのような集客装置を持っていない。質の高いコンテンツだけで、どこまでヤフーを初めとする大手ポータルサイトと伍していけるのかが今後の動きが注目だ。

Michao! 
Moura   
FRAMES フレイムズ 

講談社 

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イベント情報 ][ 賞/コンテスト ]
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 アニメのイベントやトレードショウとして人気の東京国際アニメフェアの実行委員会が来年の「東京国際アニメフェア2007」(TAF2007)のイメージキャラクターの募集を5月1日から開始する。公式キャラクターの公募は、TAFが目標とする若手クリエーターの育成も兼ねたもので、今回6回目となる。

 募集作品は、未公表もしくは使用されていないキャラクターで、TAFが独占使用権を確保できるもの、何らかのかたちで「アニメの発信地である東京」を表現したものであることが求められる。応募要項は、国内外、国籍、個人・団体の区別などはない。
 募集期間は6月30日までで、採用作品には30万円の賞金が与えられる。採用作品は、TAFのウェッブサイトや案内ほか、国内外の東京国際アニメフェア2007の広報・宣伝活動など等におよそ1年間、使用をさせる。

東京国際アニメフェア  募集の詳細

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2006年04月27日
行政 ]
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 「アニメのまちすぎなみ」をテーマに、アニメーション産業の活性化を目指す東京都杉並区が杉並区のアニメキャラクターを募集する。募集するキャラクターは、区のホームページや各種媒体で利用するほか、杉並区が製作するアニメーションに登場する。
 
 応募キャラクターのテーマは「そばにいると元気がでる、やすらぐ」と感じられるである。また、「アニメのまちすぎなみ」に相応しいことが求められる。
 15歳以上であれば、居住地、国籍、プロ・アマなどを問わず誰でも応募できる。応募にはアニメーションのメインキャラクターのデザイン画のほか、キャラクター設定、ストーリー資料が必要になり、キャラクターはアニメ化を前提に無理なく動かせることが必要となる。応募期間は5月1日から7月10日までである。
 
 応募作品は3代目ハローキティのデザイナー山口裕子氏や杉並アニメーションミュージアムの鈴木伸一館長ら審査し、最優秀賞1点賞金50万円と優秀賞2点賞金5万円が決まる。
 最優秀作品は、杉並アニメーションミュージアムのPRアニメに登場するほか、区のホームページや各種印刷物、記念品などで、杉並の文化を伝える親善大使として利用される。

 杉並区は日本のアニメ産業が集積する東京都西部地区のなかで練馬区と並び、特にアニメ産業が盛んな地域として知られている。区全体で70社を超えるアニメ制作会社存在する。
 区はそうしたアニメ産業の育成に力を入れており、これまでも杉並アニメーションミュージアムの設立・運営などを行っている。今回は、そうした広報活動の一環となる。

杉並区  募集の詳細 
アニメのまち・杉並 
杉並アニメーションミュージアム 

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新発売/新作 ]
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 人気マンガのアニメ化で話題を呼び、日本テレビ系で放映中の『NANA』のDVD第1弾が7月7日に発売を開始する。販売日の7月7日は『NANA』のタイトルに合せているが、販売価格もゴロ合わせの707円(税込)と新作アニメDVDとして破格の低価格になっている。
 77日間限定スペシャル価格(その後は1890円(税込み))となるが、DVDの安値競争に巻き込まれることの少なかった新作アニメDVDでは大胆な試みである。

 この価格は従来のアニメファンでなく、より広い一般層に『NANA』を届けるというマーケティング戦略と無関係でない。従来の少数のファンに高額でDVDを購入してもらうのでなく、安価で売るかわりに一般層に大量に売り、稼ぐわけである。
 つまり、一般層が買いたくなる価格として1890円がある。さらに707円という格安で1巻目を買わせることで、2巻目以降の販売につなげようとしている。

 しかし、そこにはビジネス上のリスクもある。一番は、アニメDVDは価格を下げるだけ販売枚数を伸ばすことが可能かという点である。つまり、アニメDVDが大量に売れないのは価格だけの問題でないからだ。
 また、別の危険はアニメDVDの価格に対するファンの不信感を増幅させる可能性である。もともと一般DVDソフトに対するアニメDVDの高価格は、熱心なファンを当てにする高値維持との批判も大きい。
 例えビジネスモデルは違ったとしても、『NANA』がスペシャルプライス707円で販売出来るなら、ほかのアニメDVDもそれが可能でないかと考える人は多いだろう。今回の試みが国内の実写映画や海外で行なわれているDVD販売単価の引き下げ競争のきっかけになるかもしれない。

 もともとアニメ版『NANA』は、夜11時半から放送という深夜アニメとしては異例の早い時間帯の放送を行っている。例え人気作品であっても、ある年代以上の一般層にとってはアニメ化というだけで敷居が高くなるのが現在のアニメビジネスの現実である。
 今回の価格設定や放映時間は、こうした壁を越えようとする大きなチャレンジである。もし、成功すれば、新たな巨大マーケットがそこに広がっているのは確かだ。

アニメ版NANA公式サイト(日本テレビ)   
アニメ版NANA公式サイト(VAP)

コミック版NANA公式サイト 
映画版NANA公式サイト 
ゲーム版NANA公式サイト 

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2006年04月25日
イベント情報 ][ ゲーム ][ 学問 ]
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 ゲームの学問的研究を行う専門家団体のデジタル・ゲームス・リサーチアソシエーション(DIGRA)が、2007年9月に東京で世界大会を開く。この大会は世界のゲーム研究の専門家が集まり、情報や意見を交換するものである。
 2003年にオランダのユトレヒトの第1回大会を始まりに、2年に1回開催されている。2007年の東京大会はこの3回目にあたる。開催日程は最終的に定まっていないが、2007年の東京ゲームショウに合せた日程が検討されている。

 ゲームの学問的な研究は歴史が浅いながら、近年は現在世界各地で急激に注目を浴びつつある。日本でもゲームの学問的研究は近年日本でも急速に注目されるようになっている。
 ゲームを中心としたデジタルエンターテイメントは人々が接する時間が長く、社会的、文化的な影響が大きい。また、日本のテレビゲームの市場は5000億円産業であり、オンラインゲームやCGアニメーションなどの周辺産業も含めると巨大産業といっていい。
 2007年のDIGRA東京大会は、こうした発展しつつある日本のゲームの学問研究をさらに発展させるきっかけとなるだろう。

デジタル・ゲームス・リサーチアソシエーション(DIGRA) 

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新発売/新作 ]
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 日清食品は本日4月25日から人気クリエーター大友克洋氏によるアニメーションのテレビCMを公開している。このコマーシャルは、「FREEDOM自由を掴め」をコンセプトにした、「日清カップヌードル」の大型CM企画の一環である。
 日清食品は、いつまでも変わらないカップヌードルの思いを、23世紀を舞台に「少年たちがFREEDOM を勝ち取る物語」に託したいとしている。

 今回公開された15秒と30秒のCM映像はこうしたテーマに即したかたちで、未来の世界を舞台に車に乗った少年が街を疾走する。キャラクターや街の造形、CMのテーマには、大友氏が原作・監督の大作アニメ『AKIRA』を影響が大きい。
 映像には人物も含めて3DCGが大幅に取り入れらており、さながら3DCGの『AKIRA』の趣がある。また、CM音楽に人気アーティストの宇多田ヒカルが参加しているのも注目である。
 日清食品によれば今回の大友克洋氏によるアニメはCMアニメに留まらず、1話30分の全6話のシリーズアニメの展開を予定している。第1話は今年9月18日の「日清カップヌードル」誕生35周年記念日に、Webで限定公開されるほか、その後はDVDで順次リリースされる。

 今回のプロジェクトは、アニメ作品の製作本数が増え作品の露出と認知度を上げるために多くの作品が苦労するなかでの全く新しい方法といえる。つまり、CMとして大々的に展開することで、地上波TV放送などよりも確実に認知度上げることが出来る可能性が高いからだ。
 こうした手法は一般企業も含めた綿密なプランニングが必要となるため一気に広がるとは考えられない。しかし、アニメビジネスの新しい方法として注目度は高い。

日清食品 
FREEDOM 自由を掴めプロジェクトサイト  

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興行成績 ]
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 興行通信社の発表する先週末(4/22~4/23)の映画興行によると、先週の1位と2位を占めた『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌〈レクイエム〉』と『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』が2週連続でランキングを維持した。
 先週末からはゴールデンウィークを目指した新作映画の公開も多かったが、好調な興行が伝えられる両アニメ作品が強さを発揮した。

 一方、アメリカでは記録的な大ヒットとなった3DCGアニメーションの『アイスエイジ2』は、両作品に阻まれて3位スタートとなった。また、往年のイギリス人作家アラン・ムーアのSFコミックを原作とする『Vフォー・ヴェンデッタ』が4位につけた。
 『アイスエイジ2』が3位につけたことから、1位から3位までを国内外のアニメーション映画が独占することになった。

興行通信社 
名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌公式サイト 
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!公式サイト 
アイスエイジ2公式サイト 
Vフォー・ヴェンデッタ公式サイト 

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2006年04月24日
新発売/新作 ]
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 大手ゲーム会社のスクウエア・エニックスと株式会社ポケモンは、ポケモンを携帯電話向けに展開する新サービスの開発で提携する。両社が提携するのは、NTTドコモ向けのFOMA90Xシリーズに対応したコミニケーション・ケータイアプリの『ポケメ~ト』である。
 『ポケメ~ト』はポケットモンスターの世界とキャラクターが携帯電話の中に展開し、メールやチャットを初めとする様々なサービスを予定している。利用料は月額210円、サービスの開始は今年の夏を予定している。

 スクウエア・エニックスはゲーム機ソフトを得意とするが、近年は携帯電話ビジネスにも積極的に取り組んでいる。同社の携帯ビジネスのラインナップには、人気ゲームの『ファイナルファンタジー』や『ドラゴンクエスト』、『半熟英雄』などが並んでいる。
 また、キャラクター展開では、自社の出版部門の人気キャラクターを生かした「ガンガンモバイル」などの展開を行っている。

 今回の提携の株式会社ポケモンにとっての魅力は、スクウエア・エニックスが既存のゲーム機ゲームからの携帯電話へのビジネス展開に豊富な経験を持っていることにあるだろう。また、スクゥエア・エニックスとっての魅力は、ヒットが確実に見込まれる『ポケモン』のブランドにある。

 もともと『ポケモン』は携帯ゲーム機で他の人とコミニケーョン出来ることを目指して作られている。まさにコミュニケーション手段そのものである携帯電話とポケモンの親和性は非常に高い。
 こうした点から考えれば、今後、発売される『ポケメ~ト』には、携帯ゲームのようなキャラクターの交換のような仕組みの導入も考えられる。

スクウエア・エニックス  ポケメ~ト 
株式会社ポケモン 
 ポケモン公式サイト 

 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 アメリカの映画情報サイトのハリウッドレポーターによれば、日本アニメの往年の名作『宇宙戦艦ヤマト』のハリウッドでの実写映画化の企画が浮上している。
  『ヒストリー・オブ・バイオレンス』や『リング』などを制作した映画製作会社ベンダースピンクとプロデューサーのJosh C. Kline氏が映画化のためにチームを組むとしている。

  『宇宙戦艦ヤマト』は、70年代から80年代初頭にかけて日本国内で大ヒットし社会現象にまでなった。また、『ヤマト』は日本だけでなくアメリカ向けに編集されて『Star Blazers』の名前で、80年代にアメリカでも放送されている。初期のアメリカでの日本アニメファン形成に大きな役割を果たし作品とされている。
 実は、 『ヤマト』のハリウッドでの実写化企画は、今回が初めてではない。1997年に一度、ウォルト・ディズニーによる映画化企画が持ち上がったことがある。
 この際には、『ターザン』や『アトランティス』などのヒット作で知られる脚本家のタブ・マフィー氏が原案を書いていた。しかし、この企画は、ハリウッドの映画企画ではよくあるようにその後立ち消えになり、今では完全につぶれてしまったと考えられている。

 日本では作品の著作権の所在を巡って紛争の耐えない『宇宙戦艦ヤマト』であるが、1997年の最初の企画の時点で作品の実写化権は既に海外に売却済みだったようだ。その後、今回のベンダースピンクらがこの企画に目をつけたと考えられる。
 なぜ、『ヤマト』を今、映画化するのかという唐突感はあるものの、戦艦が空を飛ぶアイディアのユニークさは現在でも普遍である。この企画が今後どのように進んで行くのか注目だ。

ハリウッドレポーター.com Big-screen battle for 'Star Blazers'

Benderspink公式サイト 

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2006年04月23日
テクノロジー ][ 海外:中国 ]
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 製作費が中国のアニメーション史上で最大になった3Dアニメーション映画『スルー・ザ・メビウス・ストリップ』が、この夏、中国大陸で全国公開される。作品はフランスの人気マンガ家メビウスの原作を映画化した、遠い未来の宇宙を舞台に1人の少年が行方不明の父を探す冒険物語である。

 香港に拠点あるGDCプロダクションが映画製作行い、実際の制作は中国深セン市にあるGDCの3Dアニメーション子会社GDCエンタテイメントが行った。作品は、これまで中国の制作した最大規模の3DCGアニメーションとなる。製作期間はおよそ5年、作品は昨年に既に完成している。
 中国ではアニメーション産業が急成長するなかで、アニメーションの大型企画が増加しているが、この映画の製作費は桁違いに大きい。香港のチャイナデリーなどは、この製作費を1億3000万元(1610万ドル)としている。
 別の情報ソースでは製作費を2500万ドルや4000万ドルとするものもあり、正確な製作費は不明であるが中国市場最高の製作予算は間違いなさそうだ。

 また、中国深セン市のITベンチャー企業深セン市彩秀科技有限公司は、この『スルー・ザ・メビウス・ストリップ』の中国全土配給化権を380万元(47万5000ドル)で獲得した。映画は、この夏に中国全土で公開される見込みである。
 海外市場についてはGDCが現在交渉中で、北米、アジア、ヨーロッパの多くの企業が関心を示しているという。

スルー・ザ・メビウス・ストリップ公式サイト 

Global Digital Creation Holdings 
GDCエンタテイメント 

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イベント情報 ]
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 世界4大アニメーションフェスティバルとして知られる広島国際アニメーションフェスティバル(広島国際アニメ)のコンペティション部門に、あらたにフランスのアニメーション監督故ルネ・ラルー氏を記念したルネ・ラルー賞が設けられる。
 同賞はフェスティバルに応募された最も空想的幻想的な作品に与えられる。賞金は2,000米ドルである。

 ルネ・ラルー氏はフランスを代表するアニメーション監督で、メビウス原作の『時の支配者』のほか、『ファンタスティック・プラネット』、『猿の牙』など数々の名作を残している。多くの作品は芸術性の高いSFやファンタジーが中心となっている。ラルー氏は、2004年3月に
 広島国際アニメによれば、今回の賞の設立は、故人となったルネ・ラルー氏の意思によるものである。同氏の作品は日本でも多くのファンに人気があり、同氏は広島国際アニメの審査員を務めたこともある。

 広島国際アニメーションフェスティバルは1985年から2年に一度、国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)の協力によって開催されている。世界各国から応募があるコンペティション部門は国際的にも評価が高い。
 これまではグランプリのほか、ヒロシマ賞、デビュー賞、木下蓮三賞、観客賞、国際審査員特別賞、優秀賞などの各賞が設けられている。今年の応募は2月1日から始まり、4月1日に既に締め切られている。

広島国際アニメーションフェスティバル 
国際アニメーションフィルム協会 ASIFA 

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インターネット ][ コミック ][ テレビ ]
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 フジテレビの公式サイト内で運営されているデジタル週刊コミックサイト「少年タケシ」が、4月21日にリニューアルオープンした。「少年タケシ」は、ネットで展開するサブカルチャー系の漫画家を集めたコミック雑誌として高い人気を集めている。
 これまで7年以上にわたってフジテレビのサイトで展開されてきたが、今年の2月にはサイト運営の集大成としてリアルはコミック雑誌「少年タケシ創刊号」(扶桑社)も発売されている。無料で観ることの出来るネットコミックのさきがけでもある。

 今回のリニューアルは、これまでのデジタルコミックをパワーアップする一方で、サブカルチャーの総合サイトとしての機能も強化している。4月21日には「ジョンとレイコ」や「3年Bクラス!キャンパチ先生」、「ミカンせいじんグリル」などのデジタルコミック11作品更新された。
 また、コラムのコーナでは中村伊知哉氏によるポップカルチャーをテーマにした「それでもポップか?」や株式投資を扱った「株のツボ」、グラビアアイドルが動画で登場する「デジ☆タケシ」が登場している。

フジテレビ 
週刊少年タケシ 
 それでもポップか?第1回「ノーベル賞とナルト」

週刊少年タケシ創刊号(アマゾンへのリンク)

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2006年04月22日
イベント情報 ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 7月30日から8月3日までアメリカ・ボストンで開催されるCGアニメーションの大イベントSIGGRAPH2006(シーグラフ2006)のコンピュターアニメーション・フェスティバルの上映作品が決定した。上映作品は、既にベスト作品に選ばれている『One Rat Short』や審査員特別賞の『458nm』を含む97作品で、エレクトニクシアターとアニメーションシアターのふたつのプログラムで紹介される。
 シーグラフは、アメリカのコンピュター計算学会が主催するCGアニメーションの研究発表と技術や作品成果の発表の場として知られている。このなかで作品が上映されることは、そのCGアニメーション作品のレベルの高さを示し、CGアニメーション界での評価も高くなる。

 今年のシーグラフへの応募作品は、昨年から25%増の726作品であった。その中からコンピュター映像・アニメーションの分野で卓越した作品とされた97作品がエントリー作品として選ばれた。作品のうちおよそ4割近い38作品が学生の制作によるものであった。
 コンピューターアニメーションフェスティバルのテレスン・マッソン委員長によれば、応募作品の増加により今年のエントリーの基準は例年より上がっており、多様性に富んだ作品が集まったとしている。
 作品の応募者の在住国はアメリカだけでなく、英国、日本、ドイツ、オーストラリア、メキシコなど世界各国に及んでいる。
 
 今年のエントリーには、ベスト作品や審査員特別賞のほかに世界的なCGスタジオWetaデジタルによるふたつの『キングコング』のフィルムなどの話題作も多い。
 日本からは、エレクトロニクシアターでゲームのアニメーションムビー『モンスターファーム 5 サーカスキャラバン』、アニメーションシアターに『ファイナルファンタジーⅦアドベントチルドレン』、『Musashino Plateau』(吉田学園/名古屋市立大学、高橋信雄)、『OH HISSE』(山川晃)、『scope』(Yabuki Makoto)の4作品の計5作品が選ばれ、上映される。
(敬称略)

SIGGRAPH2006 
エレクトロニクシアター アニメーションシアター

モンスターファーム 5 サーカスキャラバン公式サイト 
デジタル・メディア・ラボ 
ファイナルファンタジーⅦアドベントチルドレン公式サイト
吉田学園情報ビジネス専門学校 
名古屋市立大学 

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2006年04月21日
コミック ][ 学問 ][ 新発売/新作 ]
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 今年の4月に日本初のアニメ学部を設立した京都精華大学は、新たなマンガ文化研究の試みとして同大学が編集、発行するマンガ評論雑誌「KINO」の発刊を開始している。雑誌は京都精華大学情報館が編集・発行し、マンガ・アニメなどを中心に広く文化・アートを特集するものとなる。
 既存の商業誌とは一線を画した新しい視座の面白さを目指すとし、河出書房新社から発売される。雑誌は、4月中旬発刊で既に一般書店で広く入手可能である。

 創刊号では『モンスター』などで人気のマンガ家浦沢直樹氏とマンガプロデユーサーの長崎尚志氏の対談や編集長が語る「『NANA』仕掛人が語る誕生から成功まで」、二ノ宮知子氏や羽海野チカ氏などの人気マンガ家のロングインタビューなど盛沢山の特集となっている。
 7月に発売される第2号では『機動戦士ガンダム』が特集され、富野由悠季監督と『あらしのよるに』などで知られる杉井ギザブロー氏の対談が予定されている。

 京都精華大学は今年4月から日本初のマンガ学部を設立し、マンガ学科、マンガプロデュース学科、アニメーション学科を設けるなどアニメ・マンガ分野の人材育成に熱心である。また、大学内にマンガ文化研究所やマンガ図書館を設けるなど、アカデミックな場からのマンガ文化へのアプローチを続けている。

京都精華大学 
 京都精華大学情報館 
 KINO 
マンガ学部 
マンガ文化研究所 

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話題 ]
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 日経BPコンサルティングが国内の幅広いブランド1500を評価・調査した「ブランド・ジャパン2006」で、アニメ制作会社のスタジオジブリが総合1位になった。日経BPの算出するスタジオジブリの総合偏差値は87.9となり、2位のトヨタの82.3、3位セブン-イレブンの81.3を大きく引き離し昨年の2位から初の1位に浮上した。
 スタジオジブリは、一昨年の5位から着実に順位を上げてきている。一方、前回1位のソニーは大きく順位を落とし8位に転落した。

 この調査は、日経BPコンサルティングが毎年行うもので、消費者が持つブランドの親しみやすさ、革新性、便利さ、卓越性をもとにブランドの持つ力を算出している。ランキングは、消費者の判断するコンシュマー市場編とビジネスパーソンが評価するビジネス市場編からなる。
 日経BPによれば、スタジオジブリは男/女別、年代別のブランド総合力ランキングを見ても,いずれもトップ4までにランクインしているという。また、ブランド総合力を構成する4つの要素でも親しみと卓越性のふたつで1位である。さらに共感する,フィーリングが合うで、5年連続で第1位となっている。 

 一方、昨年3位でスタジオジブリとブランド力を争っていたディズニーは大きく順位を落とし、12位に後退した。このほかのアニメ・ゲーム関連では、ビジネス編で20位に任天堂、31位にソニーコンピュターエンタテイメントがランキング入りをしている。コンシュマーでは、スタジオジブリとディズニー以外のブランドは見られない。
 コンシュマー編では、ウィンドウズ25位⇒7位、iPod75位⇒15位、グーグル63位⇒15位などインターネット関連ブランドの急進が目立っている。

日経BPコンサルティング プレスリリース
 ブランド・ジャパン2006 
 

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2006年04月20日
イベント情報 ]
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 「名探偵コナン アニメギャラリー」展を開催中の杉並アニメーションミュージアムが、連動企画として工藤新一/キッド役の声優山口勝平さん招いた講演会を行う。講演会では名探偵コナンにまつわる話を聞くほか、講演終了後には『名探偵コナン第162話 空飛ぶ密室 工藤新一最初の事件』の上映も行われる。
 山口勝平さんは人気声優のひとりとして知られており、工藤新一以外にも『犬夜叉』の犬夜叉役、らんま1/2の早乙女乱馬役などが有名である。また、当日は同じ杉並アニメーションミュージアム一階で山口勝平ディナーショーも予定されている。

 「名探偵コナン アニメギャラリー」は、杉並アニメーションミュージアムが年数回開催する企画展のひとつ。同作品の漫画連載12周年、テレビ放映10周年、劇場公開10作目を記念して今年2月28日から開催されている。
 名探偵コナンの過去の劇場映画10作品にスポットを当てるなど作品を盛り上げている。4月15日から公開された劇場10作目の『名探偵コナン探偵たちの鎮魂歌』も、観客入りが絶好調と伝えられるなど、『名探偵コナン』の人気はまだまだ続きそうだ。
 
レクチャーアニメ「名探偵コナンを山口勝平が語る」
話:山口勝平(名探偵コナン 工藤新一/怪盗キッド役)
日時:5月6日(土) 13:00開講
詳細:http://www.sam.or.jp/event.php#61

杉並アニメーションミュージアム公式サイト  
名探偵コナン探偵たちの鎮魂歌公式サイト 

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イベント情報 ]
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 アキバ未体験者にアキバを紹介するというユニークなコンセプトで話題を集めた「アキバ初心者救済ツアー」が、この夏に新たな大型アニメ企画ツアーを行う。そのツアーは「アニメ『ウィッチブレイド』presents Anime Expoツアー2006」。
 前回の「アキバ初心者救済ツアー」のテーマはGONZOの人気アニメ『ソルティレイ』だったが、今度のテーマは現在放映中の新作アニメ『ウィッチブレイド』。しかも、ツアーの行く先は日本のGONZOスタジオに加えて、アメリカ最大のアニメイベントAnime Expo2006(AX2006)とGONZO.USAを訪問する国境を越えるビックプロジェクトだ。

 ツアーは6月30日から7月4日までの3泊5日、定員はわずか10名なので充実した内容になりそうだ。出発前に国内でGONZOのアニメ制作現場を見学したのち、アメリカ・ロサンゼルスへ移動、GONZO U.S.Aの見学を行う。さらに、アナハイムではAX2006に参加し、現地スタッフとの交流会もある。

 現在、国内の多くのアニメスタジオは一般の見学を受け入れてないため、GONZOのスタジオ見学は滅多にない機会である。さらに、米国会社となれば、ほとんど行くことはありえない。
 同時に参加するAXは全米最大でアメリカで最も盛り上がる日本アニメのイベントとして知られている。昨年の参加者は、33,000人、今年はさらにそれを上回る見込みである。多くのイベントが同時多発的に行われ、アメリカのアニメ事情を体験出来る貴重な場所である。
 また、日本国内でも滅多にないアニメ関連の豪華なゲスト陣も魅力になっている。今年は、既にCLAMPと水島精二氏の参加が発表されており、今後もまだまだ増加する予定である。

アニメ『ウィッチブレイド』presents Anime Expoツアー2006
GONZO 
アニメエキスポ2006 
ウイッチブレイド公式サイト 

当サイトの関連記事 
アキバ初心者救済ツアーレポート その1 その2 その3

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イベント情報 ]
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 東京都現代美術館は7月15日から9月24日の予定で、ウォルト・ディズニーのアートの世界を紹介する大型企画展「ディズニー・アート展」を開催する。
 展覧会は、アメリカの大手アニメーション・スタジオであるウォルト・ディズニーのアートの世界を紹介するもので、これまで世界で開催されたディズニーのアートの展覧会としては、最大級の規模になる。

 展覧会では、昨年千葉大学で保管されていることが発見されたディズニーアニメーションの初期の原画・セル画約250点が一般公開される。さらに、ディズニーの協力によって、これまでディズニーアニメーション・リサーチ・ライブラリー門外不出とされてきた初期の劇場アニメーションの資料や伝説的なアニメーターの直筆原画が出品される。
 展覧会は千葉大学とディズニーの共同企画となる。同展覧会の前売り券は、4月19日から各プレイガイドで発売開始されている。 

 東京都現代美術館は、これまでにも『日本漫画映画の全貌展』や『マンガの時代展-手塚治虫からエヴァンゲリオンまで』展、スタジオジブリ関連の展覧会などアニメ・マンガなどのサブカルチャーをテーマにした大型企画展を開催している。夏休みを中心に開催されたこれらの展覧会は、立地の悪さから集客に悩む現代美術館の観客動員に貢献している。
 
東京都現代美術館 
ウォルト・ディズニー 
IGNのディズニーアニメーション・リサーチ・ライブラリー紹介記事(写真豊富) 

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2006年04月19日
イベント情報 ]
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 4月26日から5月6日まで、横浜・関内で日本を代表するCGアートとアジア各国のCGアニメーション集めたイベント「ASIAGRAPH2006 yokoham」が開催される。イベントは、作品の展覧会、上映会を行うアジアCGアートショーのほか、アジア芸術フォーラム「アジアの動画・メディア芸術・デザインの魅力」やセミナー、ワークショップも行われる。
 イベントのテーマは、日本のアニメやCG、ゲームに影響を受けて発達したアジア独自の表現様式によるCG作品、メディアアート、映像作品などを一同に集めること。また、それに関わる研究や産業技術も集めるとしている。
 今回の開催は昨年、愛・地球博で開催されたアジアグラフィック2005に次いで2回目となる。

 アジアCGアートショーは、世界的なCGアーティストである河口洋一郎氏や岸啓介氏、倉嶋正彦氏、鷺義勝氏らが企画展を行う。また、開催国展示部門と招待展示展示部門が設けられる。
 招待展示部門では、韓国、中国、台湾、インド、シンガポールなど各国のCGアートの紹介と文化庁メディア芸術祭作品、北京電影学院動画学院優秀作品、台南芸術大学優秀映像作品、東京国際アニメフェア・クリエーターズワールド展示作品といった国内外で評価の高いCGアニメーションが集められ上映される。
 開催期間は大型連休とも重なり開催地は観光地でもある横浜の港地区、連休を利用した多くの人出が期待出来そうだ。

ASIAGRAPH2006 yokoham
平成18年4月26日~5月6日   
開催場所: 神奈川県民ホール
主催: ASIAGRAPH2006ヨコハマ実行委員会(アジアグラフィック・アジア芸術科学学会・横浜市)日本バーチャルリアリティ学会VR文化フォーラム
共催:神奈川県民ホール
後援:神奈川県 CG-ARTS協会(財団法人画像情報教育振興協会)(財)デジタルコンテンツ協会 日中CG文化交流協会

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インターネット ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 バンダイ・アメリカは、北米で8歳以下の子供向けに「次はどうなる:what happen next?」と題したフィルムコンテストを行う。コンテストの内容はバンダイが紹介する新作パワーレンジャーの映像の続きを、親子が協力して考え、それをビデオやパソコンで映像化して応募する。 
 コンテストは毎月締め切られ、ウェッブサイト上で一般利用者からの投票にかけられる。コンテストの賞金は5000ドル(60万円相当)と毎月20ドル分のパワーレンジャーのギフトカードとなっている。5000ドルは8歳以下の子供にとっては、少なくないお金だが、賞金の名目は教育資金である。

 パワーレンジャーは日本では戦隊シリーズと呼ばれる人気特撮番組シリーズで、アメリカでは現地向けに再編集を加えたうえで放映されている。現在アメリカで放映されているのは『Power Rangers Mystic Force』で、今年で14年目を迎える。また、番組関連の玩具の販売は好調で、バンダイ・アメリカのビジネスの中心となっている。
 今回のコンテストは、パワーレンジャーを素材に親子で協力することで、同シリーズをより親しみ易いものにするものである。それと同時に、ウェッブサイト上でコンテストを開催することで、より多くのパワーレンジャーのファンをバンダイ・アメリカのウェッブサイトへ訪問させる目的があるに違いない。
 テレビと並ぶ広告媒体に成長したインターネット上で顧客を自社ウェッブサイトにどれだけ多くのひきつけるのは、玩具会社に限らず多くの企業の課題となっている。今回のコンテストは、自社に興味のある顧客を呼ぶ最適の方法のひとつというわけだ。

バンダイ・アメリカ 
パワーレンジャー公式ページ 

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興行成績 ]
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他を圧倒するディズニーの力
 アメリカのライセンス情報誌のライセンスマガジンは、有力ライセンス企業101社を発表している。このリストはそれぞれの企業が持つプロパティの世界市場での小売売上高を合計し、その金額をもとにランキングづけをしている。
 発表されたリストは、北米以外のライセンス企業は含まれていない。例えば、ポケモンUSAはリストアップされているが、株式会社ポケモンはリストに入っていない。世界企業のリストでなく、アメリカのライセンス企業の世界市場での関連商品の小売価格と理解する必要がある。
 
 全体の上位は、小売売上高2100億ドルのディズニー・コンシュマープロダクト、次いでワーナーブラザース・コンシュマープロダクト600億ドル、ニコロデオン/バイアコム・コンシュマープロダクト520億ドルと米国のメディアコングロマリットが占めた。特に、ディズニーは、2位のワーナーブラザースの3倍以上と圧倒的な力を見せている。
 4位には、アメリカンコミック出身の多くのスーパーヒーローを抱えるマーベル(500億ドル)が入っている。

キティ ポケモンは有力ブランド
 このリストには日本企業と日本アニメを扱う企業が幾つかランキング入りしている。日本企業のトップは、6位のサンリオで年間小売売上高は420億ドルである。
 複数のキャラクターを展開する上位メディア企業に対して、サンリオはそのほとんどを『ハローキティ』のみに頼っている。この順位は、『スターウォーズ』シリーズのルーカスライセンス(10位)や玩具会社でバービー人形を展開するマテル(17位)、『スヌーピー』のピーナッツ(28位)よりも上である。
 単独キャラクターを展開している点では、23位のポケモンUSAも同様である。ポケモンUSAの展開は北・中南米に限られているが、その年間売上高は13億ドルに達している。2006年以降は、国内だけでなく世界市場でのブランド活性化が期待されている。今後もまだまだ世界ブランドとして活躍しそうだ。

VIZと4キッズ
 日本アニメのキャラクターを扱う企業では、米国企業ながら4キッズエンターテイメントが13位にランキングされている。同社の主なプロパティは、『遊戯王』、『おジャ魔女どれみ』、『ワンピース』、そして2006年以降は『ふたりはプリキュア』が加わる。
 しかし、同社の業績はここ2、3年芳しくなく、日本アニメ以外のブランド開拓に力を入れている。
 
 さらに62位には小学館系のVIZメディアがランキングされている。ライセンスマガジンは、VIZのプロパティでは『犬夜叉』が強いとしている。しかし、今年は『NARUTO』のライセンス展開が本格化することに加えて、新たに『BLEACH』のテレビ放映が開始される。
 小売売上高は2億6200万ドルと1位のディズニーグループの1/100、13位の4キッズの1/10であるが、今後の成長が期待される。
 このほか日本関連では、33位にソニーピクチャーズ・コンシュマープロダクト、71位に米国日産、90位にKAWASAKIがランキングされている。

ライセンスマガジン

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2006年04月18日
興行成績 ]
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 映画興行通信社の発表した4月15日、16日の4月第3週の週末映画興行は、1位が『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌〈レクイエム〉』、2位が『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』となり、久しぶりにアニメ作品が1位と2位を占めた。
 前回アニメ作品が週末興行の1位、2位を占めたのは2年前の2004年4月17日、18日である。この時も、1位は『名探偵コナン/銀翼の奇術師<マジシャン>』、2位は『クレヨンしんちゃん/嵐を呼ぶ!夕陽のカスカベボーイズ』という同じ顔ぶれであった。
 
 6週間連続1位であった『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』は、3位に転落した。一方、興収30億円を越えると予想されながら、6週間連続興収2位に甘んじた『ドラえもん のび太の恐竜 2006』は高い評判にもかかわらず、1度も1位になることなく今週は8位にまで順位を下げている。

 『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』は、今年でシリーズ劇場映画10年目10作目にあたる。10周年記念ということで早くから宣伝に力を入れており、観客動員は好調だとされている。シリーズ全体の低落傾向が続いていただけに、テレビと映画の今後の展開にとってはよい兆候だろう。
 また、『クレヨンしんちゃん』は昨年の4月第3週初登場は、やはり『名探偵コナン』に次ぐ第3位で、なかなか『コナン』に勝てない。

 『コナン』も『クレヨンしんちゃんも』映画配給は東宝であるのに加えて、先に公開された『ドラえもん』も東宝配給作品である。映画興行における東宝の1人勝ちは言い尽くされた感があるが、劇場アニメにおいても同じようだ。
 さらに、この夏にはスタジオジブリの大型新作アニメ『ゲド戦記』と例年40億円以上の興収を稼ぐ劇場版『ポケットモンスター』の配給も東宝が行う。アニメ作品だけでも、怒涛の勢いといえそうだ。

映画興行通信社 

名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌〈レクイエム〉公式サイト
クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!公式サイト
ドラえもん のび太の恐竜 2006公式サイト 
ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女公式サイト 

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2006年04月17日
コミック ]
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 今月4月5日に自己破産を申請したビブロスは、出版情報サイトの新文化によると他社に売却される方向のようである。新文化は4月13日のニュースで、同社の山本裕昭社長が私見として今週か来週に売却先が決まると話したとしている。また、事業継続のため新会社設立には、7億円から8億円の費用が必要とも述べている。

 ビブロスのボーイズラブを中心とした出版部門は、倒産時も黒字部門だったとされている。また、こだか和麻、新田裕克など人気作家を多く抱える同社のボーイズラブ部門は、この分野では最大手と見做され高いブランド力を持っている。
 そのため倒産当初から、同部門が他社に買収される可能性が高いとの観測が出ていた。実際に、買収に名乗りを上げているのでないかと複数の同業他社の名前も挙がっている。
 ビブロス山本社長の発言のように、ここ1、2週間に引き受け企業が決まるとすれば、短期間にそれだけの資本を調達出来るかなり資本力のある企業が候補と考えられる。

新文化  ビブロス、債権者説明会
 

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2006年04月16日
テクノロジー ][ テレビ ][ 海外:米国 ]
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 アメリカのアニメーション映画では、ピクサーやドリームワークスの3Dアニメーションの勢いが増し、クラシックな2Dアニメーションの影は急速に薄くなりつつある。ところがこの3Dアニメーションの波は、いまやテレビアニメーションにまで押し寄せている。
 ディズニーテレビジョンアニメーションが制作をする『ミッキーマウスクラブハウス』は、その筆頭と言っていいだろう。何しろ2Dアニメーションの大スターであったミッキーマウスが3Dアニメーションで登場するからだ。

 この『ミッキーマウスクラブハウス』は、5月からデイズニーグループの子供チャンネルであるディズニーチャンネルで放映される。番組制作はディズニーテレビジョンアニメーションが行い、未就学児童向けに子供たちが考える力を自然に学べる教育番組になる。
 ミッキーマウスのほかミニーやドナルドなどディズニーアニメのスターがCGアニメーションとなって活躍する。
 
 まず5月5日金曜日に特別番組が放映された後、アメリカの子供向けアニメーションのゴールデンタイムである土曜日午前中9時から毎週放映される。
 番組は、北米のほか日本を含むアジア、ラテンアメリカ、ヨーロッパ、中近東、アフリカと世界100カ国以上で放映される見込みである。3Dのミッキーマウスは、短期間で世界を席捲しそうな勢いである。

 映画に較べるとテレビアニメーションについては、まだまだ2Dアニメーションが優勢とされている。『スポンジボブ』や『サウスパーク』といった人気作品は、いかにも2D的なアニメーション(カートゥーン)が多い。
 これには3Dアニメーションのコストが依然、2Dアニメーションより高いこともあるだろう。しかし、古くから人気のあるキャラクターが3Dアニメーションに変わることへの抵抗感も大きいと考えられる。
 今回の3Dミッキーの登場は、こうした伝統へ挑戦するものでもある。そして、敢えて、未就学児童向けの番組にこれを持ってきたことは、テレビアニメーションの将来も3Dアニメーションにあると考えるディズニーの布石といえるだろう。

ディズニーオンライン 

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2006年04月15日
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス・ロンドンにある科学博物館が4月1日から6月10日までの予定で、大掛かりなピクサーの企画展を行っている。「ピクサー:アニメーションの20年」展は、今や世界で最も人気のあるアニメーション・スタジオであるピクサーの過去20年間を振り返るイギリス発の大規模回顧展である。
 ピクサー・スタジオの保有する原画やモデル、デジタルアートなどを紹介し、ピクサーの映像の魅力が体験出来る様になっている。

 このピクサー展は、昨年12月にニューヨークの近代美術館でも開催され大きな話題を呼んでいる。また、日本でも三鷹の森ジブリ美術館が一昨年、ピクサーをテーマにした独自の企画展を行っている。
 この夏には、ウォルトディズニーの傘下に入る同社だが、そのクリエイティビティーに対する世界的な注目度は相変わらず高い。

 展覧会を記念して科学博物館では、この4月から6月までの予定でアニメーション産業の内側を語る『トーク・アニメーション』と題した連続講演会が開催されている。
 講演にはピクサーからのクリエーターや監督だけでなく、イギリスの有名スタジオの監督やアーティスト、プロデューサーが登場する。この中にはTandem FilmsやNexus Productions、Studio AKA、Framestore CFC、Bermuda Shortsといったスタジオ・組織が含まれている。

 講演会のテーマもピクサーの成功の秘密からイギリスのアニメーション・スタジオの内側やイギリスのアニメーション産業が生き残るのはどうすればいいのかなど幅広いものになっている。
 アニメーションの世界では比較的影が薄いイギリスではあるが、かなり野心的な試みでないだろうか。

ロンドン科学博物館 
 「ピクサー:アニメーションの20年」展 
  トーク アニメーション! 

ピクサー 
Tandem Films 
Nexus Productions 
Studio AKA 
Framestore CFC 
Bermuda Shorts 

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インターネット ]
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 アメリカの大手アニメ流通会社ジェネオン・エンタテインメントUSAは、iTuneを利用したポドキャストで、人気アニメのプロモーション映像やコマーシャルの配信を開始する。
 まず、同社の人気作品の中から『サムライ・チャンプルー』と『ビューティフルジョー』などが提供される。 その後は、提供される作品や映像の種類も拡大して行く方針だとされている。
 
 ジェネオンのiTuneポドキャスティングは、アメリカのアニメ業界で昨年から急速に強まっている新しいメディアを利用したアニメ番組の宣伝という流れに乗ったものである。iTuneポドキャスティングでは、既に別のアニメ流通会社セントラルパークメディア(CPM)が宣伝ツールとして導入している。
 さらに、そのCPMはネットを通じたPSP向けの映像配信も行っているほか、DVD流通大手のADVフィルムもBitTorrentを利用した映像配信を行うなど様々な方法が試されている。もっとも、プロモーション以外での番組自体の配信はまだ行われたケースがないため、ニューメディアによる映像配信が新しいビジネスになるかどうかは、まだ判らない。
 それでも、将来的にはテレビ放映とDVD販売に依存していた米国市場の日本アニメ販売に一石を投じる動きだと言えるだろう。

ジェネオン・エンタテインメント(日本)
ジェネオン・エンタテインメントUSA 

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行政 ][ 話題 ]
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 昨年3月5日に東京・杉並にオープンした杉並アニメーションミュージアムの来館者がオープンからおよそ1年後の3月7日に来場者5万人を突破した。東京23区内とはいえ、駅からバスを使った立地を考えると大健闘の数字である。
 杉並アニメーションミュージアムは、アニメーション文化の理解と発展を目指して、東京都杉並区が設立し、運営は日本動画協会が行っている。

 継続的に企画されるアニメ制作のワークショップや声優教室、上映会などは、アニメ業界の人気クリエイターもしばしば登場するなど充実した内容で人気を呼んでいる。こうした活動が、子供を中心とした多くの来館者という実績につながったといえる。
 現在は5月28日までの予定で、アニメ版『名探偵コナン』の記念特集「名探偵コナン ギャラリー」を特集している。

 また、同ミュージアムはオープン当初より暫定的に入場無料としてきたが、2006年4月1日より正式に入館料無料を決定した。今後は、一部の有料展示(特別展)以外は入場無料となる。
 入場料を無料とすることでより多くの人が訪れ、アニメ文化の発展につながることが期待できるだろう。

杉並アニメーションミュージアム 

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2006年04月14日
学問 ]
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 日本アニメーション学会のホームページによると、今年の第8回日本アニメーション学会は、6月24日、25日の両日に沖縄県那覇市の沖縄県立芸術大学で開催される。学会では、アニメーション分野の理論、歴史、著作権、テクノロジー、制作システムなど様々な分野における学術論文が発表される見込みである。
 今回の学会のテーマは「ネットワーク時代のアニメーション」で、今回は沖縄という地域で行われることから、東京圏以外でアニメーションが産業や文化としてどのように成り立つのかを探るとしている。また、その中で今後の日本のアニメーション環境に関わる問題を探っていくという。

 日本アニメーション学会は1998年に、国際アニメーション学会との連携のもとに発足した。アニメーション学会は毎年開催されており、今年で5回目を迎える。アニメーションの幅広い分野での学術研究を目的としており、アニメーション学会開催のほか機関紙の発行や研究会・シンポジウムを開催している。学術目的の学会のため、構成会員の多くは大学などの研究者である。

日本アニメーション学会

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話題 ]
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 就職情報誌リクルートは、2007年3月大学・大学院卒業予定者2万人以上を対象にしたアンケートをもとに「大学生の就職志望企業ランキング」を発表している。ランキングによれば、広告代理店や放送局、出版社といった広義のコンテンツ関連企業が例年の通り人気を集めている。

 コンテンツ業務を手掛ける会社では、広告代理店電通の5位が最高である。同じく広告代理店の博報堂は7位、アサツーDKが20位となっている。しかし、電通や博報堂の事業に占めるアニメや映像制作の割合は必ずしも大きくない。これは広告代理店の人気といってよいだろう。
 同様のことは11位のフジテレビや60位のNHK、61位のテレビ朝日などのテレビ局を中心とした大手マスメディアも同様である。

 そう考えるとアニメ・マンガ・ゲームの領域で人気トップの企業は、玩具を中心にキャラクタービジネスを行う16位のバンダイになる。バンダイは製造業のみでは人気トップ10にも入り、キャラクタービジネスが大学生の意識のなかでもニッチでないことを示している。
 さらに24位の集英社もマンガ出版が中心のため、この分野の人気企業といえるだろう。

 しかし、実際の制作に携わる映像制作会社・アニメ制作会社・ゲーム制作会社は、企業規模が小さいこともあり、ランキングの中にはあまり姿を見せていない。会社規模が小さいことに加えて募集人員も少ないことで、学生の第1希望から外れるのだろう。
 コンテンツ制作会社の中では、ゲーム関連企業に比較的人気が集まっているようだ。任天堂88位、ナムコ90位、コナミ130位といった具合である。日本IBMが153位であることを考えれば、ゲームソフト会社は人気企業といっても良さそうだ。

 学生の人気と企業規模や業績が一致しないことは、人気企業ランキングではしばしばみられる現象だ。こうした例で面白いのは、商業専門店4位、総合275位に入ったアニメイトの人気である。
 同社の総合275位は、ユニクロを展開するファーストリティリングと同じ順位。アニメイトグループの年間売上高はおよそ400億円だが、ファーストリティリングの連結売上高は約3800億円である。

アニメ・ゲーム・マンガ関連業務を持つ主な企業の人気順位
電通(5)、博報堂(7)、フジテレビ(11)、バンダイ(16)、講談社(19)、アサツーDK(20)、三菱商事(23)、集英社(24)、ソニー(29)、オリエンタルランド(31)、伊藤忠商事(45)、NHK(60)、テレビ朝日(61)、任天堂(88)、TBS(91)、ナムコ(90)、小学館(95)、コナミ(130)、カプコン(224)、アニメイト(275)

リクルート 
  大学生の就職志望企業

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2006年04月13日
小説 ][ 映画 ][ 海外:ヨーロッパ ][ 海外:米国 ]
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 SF作家菊地秀行氏の『妖獣都市』の実写映画化企画がドイツで進んでいるという。これは米国のエンタテイメン業界情報誌のバラエティが報じたもので、同誌によればドイツの映画会社Stallion Filmの手で英語版での映画が製作される見込みである。
 Stallion Filmは既に『妖獣都市』の映画化権を入手しているほか、映画監督と共同プロデューサーに映画『スポーン』のマーク・ディッペ氏が決まっている。また、映画の脚本をディッペ氏と『Uボート』のジョニー・ハートマン氏が書く。
 映画の予算は5000万ドルから6000万ドル(およそ59億円から71億円)で、2007年初頭の制作開始を目指しているとバラエティは伝えている。

 『妖獣都市』は、菊地秀行氏の80年代の人気シリーズで人間界と魔界を舞台に、主人公である闇ガードの戦いを描いている。日本では、1987年に川尻善昭監督の手によりアニメ化されているが、その美術センスなどで評価が高い。また、1992年には、香港資本で一度実写化されている。

 日本では過去の作品である『妖獣都市』の海外での大作映画化は、意外感もあるかもしれない。しかし、アニメ版『妖獣都市』は『Wicked City』の名前で海外でも知られており、特に米国マニアの間で高い人気を誇っている。
 『獣兵衛忍風帖』や既にアメリカで実写映画化が進んでいる『銃夢』などと伴に、90年代の米国アニメマニアのムーブメントを引っ張ってきた作品の代表である。

 今回の映画化計画は、映画原作不足に悩む米国で相次ぐ日本のカルトなマンガ・アニメの原作採用の一連の流れの中にあるといえるだろう。
 なお、バラエティでは日本マンガの実写映画化と伝えているが、実際にはマンガ化された『妖獣都市』が確認できないため菊地氏の小説と1993年の川尻善昭監督のアニメ版の実写映画化を指していると思われる。

バラエティ  Stallion's on 'Wicked' kick for pic
菊地秀行公式ファンクラブ 

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2006年04月12日
映画 ][ 海外:アジア ][ 賞/コンテスト ]
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 4月8日に、香港で最も権威があるとされる香港電影金像賞(香港アカデミー賞)の新人賞で、劇場映画『頭文字D』の藤原拓海を演じた周杰倫( ジェイ・チョウ)が選ばれた。また、助演男優賞では、藤原文太役の黄秋生(アンソニー・ウォン)が受賞するなど、東アジアの中国語圏で大ヒットしたこの作品の人気と実力を見せつけた。
 映画『頭文字D』の原作はしげの秀一の人気マンガである。国内では、エイベックスを中心にテレビアニメシリーズ化もされている。アニメと音楽のコラボレーションにより、一般層へ浸透し人気が高い。

 『頭文字D』は、東アジアでも高い人気がある。今回の映画は香港のメディアアジアが出資し、人気と実力の両方で知られたアンドリュー・ラウが監督をする大作映画となった。また、そうした期待にも応え、東アジアの各地で高い興行成績を上げている。
 ジェイ・チョウは台湾出身の人気歌手で、本格的な演技ははじめてであった。しかし、その演技は評価が高く、今回の香港電影金像新人賞の受賞でその評価を確かなものにした。

 このほか『頭文字D』は、音響賞、映像効果賞も受賞している。また、アジア映画部門ではノミネート作品のひとつに、『ハウルの動く城』が候補にあがっていたが、受賞作品には至らなかった。

第25回香港電影金像賞 
頭文字D公式サイト(映画) 
頭文字D公式サイト(アニメ) 

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2006年04月11日
小説 ][ 新発売/新作 ]
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 小学館は2007年春に新たにライトノベルに特化した新文庫「ガガガ文庫」と「ルルル文庫」を創刊する。それぞれガガガ文庫は少年向けのエンターテイメント、ルルル文庫は少女向けファンタジーとし、男女別に住み分けを行う。
 さらに小学館はこの文庫創刊決定と同時に、ライトノベルを対象とした懸賞小説賞「第1回 小学館ライトノベル大賞」の募集を開始した。

 第1回 小学館ライトノベル大賞は新文庫に合わせて、ガガガ文庫部門とルルル文庫部門に分かれている。ガガガ文庫部門の審査委員には、小説家の冲方丁氏、アニメ監督の森本晃司氏、評論家の仲俣暁生氏が行う。
 また、ルルル文庫のほうは、小説家石田衣良氏、榎木洋子氏、マンガ家の篠原千絵氏が審査委員となっている。募集締め切りは9月末日、大賞作品は200万円の賞金と文庫本化が約束される。

 ライトノベルは10代中高生を対象としたエンターテイメント小説の総称で、出版不況と呼ばれる書籍の売れ行きが落ち込むなかで健闘している。角川書店のスニカー文庫や集英社のコバルト文庫など多くの出版社が手掛けているが、これまで小学館は本格的には取り組んでこなかった。
 小学館は好調とされる同分野へ参入することで、ビジネスの拡大を目指していると思われる。同時に、マンガを中心としたキャラクターマーケティングを得意としてきた小学館にとっては、今回のライトノベル市場参入はキャラクタービジネスとしても重要である。

 近年はアニメ作品の制作が急増する一方で、これまで優良な原作を供給してきたマンガ作品が不足するようになっている。このため最近は、人気ゲームや小説を原作としたアニメ制作が増える傾向にある。
なかでもアニメがターゲットしたい視聴者層とファン層が重なるライトノベルは、アニメ原作の新たな供給源としても注目されている。
 そうした人気ライトノベルから、これまでも『十二国記』や『今日からマ王!』、『魔術師オーフェン』などの多数人気アニメが誕生している。この春の新作アニメでも、『彩雲国物語』や『涼宮ハルヒの憂鬱』などの注目作がある。 

 小学館はこれまでの人気漫画雑誌では、連載マンガを急激に増やすことは難しい。このためアニメ制作の急増の前でビジネスチャンスを失うことになりかねない。ライトノベル市場への参入は、アニメを始めとする映像・ゲーム作品への2次利用も期待も計算に入れたものと考えて良いだろう。

小学館ライトノベル特設サイト 
小学館 

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インターネット ][ ゲーム ][ コミック ]
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 今から20年以上前、まだテレビゲーム産業萌芽時代にゲームファンの子供たちの絶大な人気を集めたマンガが、すがやみつるの『ゲームセンターあらし』である。主人公あらしが、当時のゲーム文化の中心であったゲームセンターで、ゲーム対決をして活躍するマンガである。

 この『ゲームセンターあらし』が、23年ぶりに復活することが決まった。新作マンガは、この春にコナミが新たに開設したエンタテイメント・ポータルサイト「i-revo」に掲載される。そのマンガ『あらしで分かる!i-revoゲーム・ゲームセンターあらし』は、マンガの主人公あらしが、同サイトの魅力を伝えるものになる。
 マンガは全8Pが6回シリーズで毎月更新されていくが、マンガを読みながらサイトの魅力を学ぶ、すがやみつる氏が得意とするハウツーマンガの分野になりそうだ。

 「i-revo」を運営するコナミは日本有数のゲーム企業コナミだが、世間を賑わす80年代ブームが、ゲームの世界でも進んでいるようだ。
 また、同じゲームとはいえ80年代初頭にマンガ『あらし』の中で展開されたゲームは、ゲームセンターを中心とした攻略型の比較的単純な作品が中心である。
 その後の、ロールプレイングゲームの登場やオンラインゲームなど、ゲームの世界は80年代初頭とは全く異なったものとなっている。そうしたゲーム文化の変化がどう表現されるかも楽しみであろう。

i-revo公式サイト
ゲームセンターあらし公式サイト 
すがやみつるホームページ 

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海外:米国 ]
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 先頃、5月に開催される韓国のアニメイベントSICAF2006にゲスト参加すると発表したCLAMPが、この夏には米国のアニメエキスポ2006(AX2006)でも特別ゲストとして参加することが決まった。CLAMPが参加するAX2006は、アメリカ最大のアニメイベントとして知られている。
 今回のCLAMPの訪米は、AX2006のほかCLAMPのマンガをアメリカで出版しているデルレイ・マンガ、Tokyopop、アニメ流通会社ファニメーションの共同主催となる。イベントではCLAMPの講演やファンとのQ&Aが含まれたパネルやサイン会などが開催されると見られる。

 CLAMPは海外でも高い人気を誇っているが、5月の韓国のイベントが初の海外でのサイン会になる。韓国に引き続きアメリカでのイベント参加によって、CLAMPの国際的な活動が一気に広がりそうである。
 特にCLAMPのアメリカでの人気は昔から高く、その作品は所謂アメリカ受けする作品と考えられている。1990年代には既に、劇場版『X』や『魔法騎士レイアース』などのアニメを通じてカルトな人気を誇っていた。
 現在でも、『ツバサ・クロニクル』や『xxxHOLiC』などのマンガ作品は常にベストセラーの上位に位置するなど、アメリカで最も人気のあるクリエーターのひとつである。アメリカで絶大な人気を誇るだけに、イベントの目玉として大きな反響を呼びそうだ。

関連記事 韓国SICAFでCLAMP特集イベント開催

アニメエキスポ2006 
CLAMP‐NET.COM 

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2006年04月09日
海外:米国 ]
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 米国初の米国人によるアニメを謳い文句に制作された『カッパ・マイキー』のビジネスが好調である。先日、フランス・カンヌで開催されたMIPTVの会場で、MTVとニックトゥーン、それに同作品の制作会社アニメーション・コレクティブは、『カッパ・マイキー』の第2シーズン26話の制作発表を行った。
 『カッパ・マイキー』は、アメリカでは既にファーストシーズン26話がニックトゥーンでテレビ放映を開始している。また、ニコロデオン・インターナショナルを通じてアジア、ヨーロッパの各国での放映も決定している。

 『カッパ・マイキー』は、その物語が全編にわたって日本アニメのパロディとなっているほか、アニメーションのスタイルに大きく日本アニメを取り入れていることで話題になっている。今シーズン、アメリカの大手子供チャンネルのニックトゥーンは、この作品を米国初の「ANIME」作品として同局の目玉番組に売り出した。
 番組は2月25日に放映開始をされたが、視聴率は好調だという。また、世界各国での放映ライセンスの販売も好調で、早くも第2シーズンの制作発表となった。
 アメリカのテレビアニメーションは、通常1クール(13話)か2クール(26話)の契約で制作を開始する。そのうえで人気を見ながら13話、あるいは26話づつ契約更新を重ね、人気作品が長寿番組へと成長して行く。
 今回の『カッパ・マイキー』の52話までの契約決定は、作品の製作に携わるMTVとニックトゥーンが作品に対する自信を深めている現れといえる。

 一方で、日本の制作による日米合作アニメの『IGPX』の第2シーズンも、今年の5月に米国カートゥーンネットワークで放映される。こちらは、日本では既にテレビ放映されている14話以降の13話になる。放映時間帯も土曜日の10時からと恵まれた時間帯である。
 昨今、日本アニメが一般化するに連れて、日本アニメスタイルを米国文化に取り入れる動きが強まっている。そのなかでカートゥーンの中に日本アニメを盛り込む『カッパ・マイキー』と日本アニメをアメリカ向けに作る『IGPX』は、対照的な動きといえる。
 今後、このふたつがアメリカ市場でどのように評価されるかによって、今後の日本アニメの米国における動きも大きく変わって来るだろう。

カッパ・マイキー公式サイト 
MIPTV 
MTV 
ニックトゥーン 
アニメーション・コレクティブ
IGPX公式サイト 

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コミック ][ 賞/コンテスト ]
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 日本のマンガ文化への発展を目的に、手塚治虫の業績を記念して毎年開催される第10回手塚治虫文化賞「マンガ大賞」の最終選考ノミネート作品が決定した。手塚治虫賞は、2005年に発売されたマンガ単行本で最も優れたマンガ選出して「マンガ大賞」として表彰する。 
 大賞のほかに、新生賞、短編賞、特別賞などからなり、朝日新聞社の主催する。

 今回のノミネート作品は、一般読者やマンガ関係者による推薦をもとに、8人の選考委員がポイントを与えることで決定した。選ばれたのは11作品で、いずれも日本を代表する作品となっている。
 このうち吾妻ひでお氏の『失踪日誌』は、マンガファンだけでない幅広い支持を受けて昨年大きな話題を呼んだ作品である。同作品は、既に2005年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門の大賞を受賞している。
 また、矢沢あい氏の『NANA』は、昨年、実写映画化され興収40億円を超える大ヒットとなった。音楽を通して多くの女性の共感を得ることで、『NANA』現象と言われるほどになった。この春にはテレビアニメーション化もされ、既に発売されている。

 出版社別ではノミネート11作品のうち5作品を講談社のマンガが占めており、同社の勢いが感じられる。それ以外は、『失踪日記』のイースト・プレスを除くと、集英社、小学館の2社から選ばれている。日本のマンガ出版における、上位3社の影響力の大きさが感じられる結果となった。
 最終的選考結果は、5月上旬に朝日新聞上で発表される。また、例年、最終選考に至るまでの選考過程も公表するなどユニークな賞となっている。
 
第10回手塚治虫文化賞最終選考ノミネート作品
『イヴの眠り』 吉田秋生 小学館
『王様の仕立て屋~サルト・フィニート~』 大河原遁 集英社
『失踪日記』 吾妻ひでお イースト・プレス
『団地ともお』 小田扉 小学館
『NANA』 矢沢あい 集英社
『のだめカンタービレ』 二ノ宮知子 講談社
『働きマン』 安野モヨコ 講談社
『ヒストリエ』 岩明均 講談社
『もやしもん』 石川雅之 講談社
『リアル』 井上雄彦 集英社
『リトル・フォレスト』 五十嵐大介 講談社
(敬称略)

手塚治虫文化賞 

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2006年04月07日
新発売/新作 ]
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 GDHは子会社GONZOが制作した人気アニメ『SAMURAI7』のDVDを、GONZO THE BESTとした廉価版で発売する。『SAMURAI7』は、黒澤明監督の映画『七人の侍』を原作にしたアニメで、2004年から衛星放送やNHK衛星ハイビジョンで放映された。この春には、NHK総合テレビでも放映を開始する。

 今回の廉価版はGONZO THE BESTの第1弾となり、6月28日に2話づつ入った第1巻と第2巻が発売され、その後も毎月2巻から3巻づつ発売する。
 定価は税込で2,940円となっており、同じ2話づつから構成された特典つきの初回限定版7,980円(税込)や通常版が5,985円(税込)より価格より約50%から60%以上安い価格になる。

 旧作のDVDの価格をこれまでより下げて販売する例少なくないが、マニア向けとされる作品が発売後比較的短期間で廉価版として発売することは珍しい。今回は原作が国民的な人気映画であった『七人の侍』から取られていることもあり、価格を下がることでマニア層以外の広がりを期待していると考えられる。
 GONZO THE BESTの第2弾などの作品も気になるが、現在のところ作品のラインナップは発表されていない。
 
 これまでマニア向けのアニメDVDは購買層が限られていることから、付加価値を高めることによる高価格戦略を取ることが多かった。今回の『SAMURAI7』のDVDの実質的な値下げが、DVD購買層の拡大につながるかは興味のあるところである。

SAMURAI7公式サイト 
GDH 
GONZO 


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新発売/新作 ]
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 バンダイビジュアルは、通称「ファーストガンダム」と呼ばれる1979年発表の『機動戦士ガンダム』のテレビシリースのDVD‐BOXを本年12月と来年1月の2回に分けて発売すると発表した。ファーストガンダムは、数あるガンダムシリーズの最初の作品であり、最も人気の高いシリーズとして知られている。
 発売されるDVD‐BOXは全43話を第1巻と第2巻のふたつに分けて、第1巻が2006年12月22日、第2巻が2007年1月26日発売される。発売は初回限定生産となり、価格は第1巻37,800円、第2巻は31,500円になる。

 バンダイビジュアルは、このファーストガンダムを中心に平成19年2月期にガンダムシリーズのDVD売上高を80億円以上と見込んでいる。平成18年2月期のガンダムシリーズのDVDの売上高は、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』と『劇場版機動戦士Zガンダム』を中心におよそ111億円であった。

 ガンダムシリーズの中でもひと際高い人気を誇るファーストガンダムだけに、これまでDVD化されないことに対しては様々な憶測を生んできた。また、発売後の販売数もかなり見込めるため、その権利を持つバンダイビジュアルがどのタイミングで発売を行うかも注目されてきた。
 今回のDVD‐BOXは、昨年大ヒットしたような新たなガンダムの新作TVシリーズがこれまでのところ発表されていないことや、劇場映画『機動戦士Zガンダム』のシリーズがこの3月に完結したことに理由があるだろう。
 待望されてきたファーストガンダムのDVDを平成19年2月期の下半期のタイミングで発売することは、ビジネス上のガンダムシリーズの端境期を埋める意図があると思われる。

機動戦士ガンダム公式サイト 
バンダイビジュアル 
ガンダムパーフェクトWEB 

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2006年04月06日
インターネット ][ ゲーム ]
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 マイクロソフトは次世代家庭用ゲーム機Xbox360を利用したオンラインショッピングサービス「Xbox Live マーケットプレース」で、日本アニメの『鴉‐KARAS‐』のオープニングムービーを無料で提供する。
 全世界の200万人を超えるXbox Liveの会員が、このオープニングムービーを無料で観ることが可能になる。

 マイクロソフトは今回の『鴉‐KARAS‐』の無料配信は、日本向けのエンタテイメントコンテンツ配信のスタートとしている。今後も、数多くの日本向けコンテンツを提供して行くという。
 マイクロソフトの販売するXbox360は日本市場では売上げ不振が続き、マーケティングの立て直しが課題となっている。今回のXbox Liveの日本向けコンテンツの配信開始は、そうした戦略の一環である。
 そのスタートに日本で最も競争力が高いとされているアニメ作品の『鴉‐KARASU‐』を持って来た。ここに、マイクロソフトの日本市場のコンシュマーへの意識が感じられる。
 Xbox Liveが今後も日本アニメに大きな関心を持つことは考えられるが、どの程度充実したラインナップを集められるかが鍵になるだろう。

 『鴉‐KARAS‐』は、タツノコプロダクションが40周年記念に制作した作品である。OVA作品として作られ、3Dアニメーションと2Dアニメーションが融合した高いクオリティが評価されている。
 先日、東京国際アニメフェアで発表されたア2005年のアニメアワードOVA部門で優秀作品賞を受賞している。

マイクロソフト 
Xbox.com 
鴉‐KARAS‐公式サイト 

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テクノロジー ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 今年で33回目を迎える米国のSIGGRAPH2006は、今年のコンピューター・アニメーション・フェスティバルのベスト賞(Best of Show)に米国のAlex Weil氏による『One Rat Short』を選出した。また特別審査員賞にあたるSpecial Jury Honorsには、ドイツのJan Bitzer氏, Ilija Brunck氏, Tom Weber氏がチームを組んだ『458nm』が選ばれた。

 米国コンピューター学会が運営するSIGGRAPH は世界最大のCGアニメーションの総合イベントと知られている。アカデミックと産業とクリエターが一同に介し、それぞれの情報や人材が交流する貴重な場所である。
 毎年開催されるコンピュター・アニメーション・フェスティバルは、そのなかでも最も重要なイベントのひとつとみなされている。

 今年のアニメーション・フェスティバルは7月30日から8月3日に、マサチューセッツ州ボストンで開催予定あるが、フェスティバルの賞は事前に発表される。また、賞は応募出来る範囲をCGアニメーションに限ぅているが、フランスのアヌシー・アニメーション・フェスティバルなどと並んでアニメーション作品の関する賞のなかでは最も権威のあるもののひとつと見なされている。
 今年は、全世界から726作品の応募があった。SIGGRAPHアニメーション・フェスティバルのテレスン・マッソン代表によれば、アニメーション・フェスティバルは毎年、現在の可能性と未来の方向性を映し出すものとしてCGアニメーションの世界に貢献しているという。

 マッソン氏は、ベスト賞を受賞したニューヨークのネズミを取り上げた『One Rat Short』が、審査員の間で際立って高い評価を受けたと述べている。この作品は、映画の技術なものが簡潔に統合されており、同時に作品のキャラクター性も優れており、素晴らしい作品だという。
 また、審査員賞の『458nm』については、二匹のカタツムリを取り上げたロマンティックな話、観る者に驚きを与える表現も待ちながら、複雑で繊細なアニメーションは簡潔でもあり優雅でもあると評価している。
 両作品は、他の優秀作品と伴にSIGGRAPH 2006のなかで上映・紹介される予定になっている。

SIGGRAPH 2006 
コンピュター・アニメーション・フェスティバル 

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2006年04月04日
映画 ][ 海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 アメリカで3月31日公開された3Dアニメーション『アイスエイジ2(ICE AGE:MELTEDOWN』が、興行直後の週末興行で記録的な数字を挙げて注目されている。同作品は、氷河期の終わりを舞台に主人公のマンモスが活躍する子供向けのアニメーションである。この作品の3月31日から4月2日までの3日間の週末興行が6800万ドルを超えた。
 この数字は、最初の週末興行がおよそ7000万ドルであった『ファインディング・ニモ』、『Mr.インクレディブル』とほぼ同じ水準である。また、歴代1位の『シュレック2』と先の2作品に次いで歴代4位の成績になる。

 『アイスエイジ2』の製作は大手映画会社のFOXだが、これまでアメリカの3Dアニメーションの興行収入上位作品はドリームワークスアニメーションとピクサー=ディズニーの作品で占められていた。このためFOXの3Dアニメーションにおける存在感は小さかった。
 FOXの製作した3Dアニメーションで、最もヒットしたのは今回の作品の前作にあたる『アイスエイジ』である。『アイスエイジ2』のオープニング興行は、『アイスエイジ』のそれを46%以上上回っている。
 また、FOXにとっては、昨年7500万ドルの製作費をかけた『ロボッツ』が興行収入で1億2820万ドルにとどまり当てがはずれたこともあり、今回の大ヒットは大きな成果といえる。

 アメリカでは、ここ1、2年で3Dアニメーションの劇場公開は増えており、3Dアニメーションとしての目新しさはなくなって来ている。昨年は、目立ったヒット作はなく、、『アイスエイジ2』は3Dアニメーションとしては、一昨年の『Mr.インクレディブル』以来の大ヒットとなる。
 また、最近は3Dアニメーションでも、大ヒット作とそうでない作品の2極分化が広がっている。そうしたなかで、FOX作品の活躍は人気3Dアニメーションを製作する会社の多極化として注目出来る。

 『アイスエイジ2』は、日本でも4月22日から公開される。しかし、アメリカ同様大ヒットになるかは判らない。フル3Dアニメーションは、アメリカで大ヒットしたものが必ずしも日本でヒットするとは限らないからだ。
 アメリカで大ヒットしたピクサー制作の『ファインディング・ニモ』は、日本でも興行収入110億円の大ヒットとなったが、同じくアメリカで大ヒットだった『シュレック2』の日本での興行収入は25億円にとどまっている。
 『アイスエイジ2』の前作『アイスエイジ』の国内興行収入は19.5億円であった。今回は、アメリカでの大ヒットの余勢を借りてどこまで人気を拡大出来るかが鍵になりそうだ。

アイスエイジ2サイト公式 

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2006年04月03日
教育 ]
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 教育事業やクリエーター育成事業を行なうワオ・コーポレーションは、4月から新たに「WAO映像・アニメーション研究所」を開設する。研究所は、高度化する映像表現手法を理解し新たなビジネスモデルを開発できる人材の育成を目指している。また、映像作品の監督やプロデューサー養成プログラム開発、体系化を行ない、その成果を広く公開し行くとしている。

具体的には、
1)映像・アニメーションに関するクリエイティブ表現の追究、
2)映像・アニメーションに関するビジネスモデルの開発、
3)大学や各研究所等との連携による共同研究・受託研究、
4)映像コンテンツ産業に必要とされる人材育成のためのカリキュラム開発と実証研究
5)映像・アニメーション産業の人材育成
を行うとしている。

 これまでもワオ・コーポレーションは、WAOクリエイティブカレッジでのクリエーター教育やワオ・ワールドが制作するアニメ作品などを通じて、映像・アニメーション分野に広く関わってきた。WAOワールドが制作した『NITABOH』は、今年の韓国のSICAF2006の長編映画部門のコンペティション作品5つのうちのひとつに選ばれている。
 新設される研究所は、これらのWAOクリエイティブカレッジやWAOワールドと連携しながら事業を進める。ワオ・コーポレーションは、今回、映像・アニメーション分野の人材育成や研究活動に乗り出すことで、映像とアニメーションの領域でより幅広い事業に関わることになる。

ワオ・コーポレーション 
WAO映像・アニメーション研究所 
WAOクリエイティブカレッジ 
WAOワールド

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賞/コンテスト ]
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 東京財団、中間法人日本動画協会が主催する第4回アニメーション感想文(評論文)コンテストの授賞者が3月28日に決まった。アニメーション感想文(評論文)コンテストは確かなアニメ評論がアニメ文化を豊かにするとの考えから、アニメ評論家の育成を目的に設立された。今年で4回目の開催となる。
 今回の授賞式は「目指せ アニメ評論家!」と題して、シンポジウムなども交えてのイベントとなり、完成したばかりの東京アニメセンター/アキバ3Dシアターでの開催となった。

 同賞は、社会人を対象とした一般部門と学生を中心とした高校生大学教員部門に分かれている。今回の応募総数は266件で、1次選考として一般部門から14作品、高校生大学教員部門から5作品が選ばれている。
 そのなかから一般部門最優秀賞に、『「イノセンス」への感謝状』を書いた椎名健人氏が選ばれた。『「イノセンス」への感謝状』は、劇場アニメ『イノセンス』から自己の存在証明へと想いを巡らせた作品で、そうした想いを気づかせてくれた作品に対する感謝の気持ちが中心となっている。
 また、優秀賞には清川真由氏の『細田守の白のイメージについて おジャ魔女どれみドッカーン!第49話『ずっとずっと、フレンズ』より』、桜井匠馬氏の『「まほろまてぃっく」が打ち壊した2つの枷 ~「純愛」と「萌え」~』、仲嶋美樹子氏の『魔法とおくる日々~ぽぷりからのメッセージ~』の3作品が受賞した。

 一般部門で、受賞作品が取り上げたアニメ作品は、カッテイングエッジ、女児向け、萌えなど多岐に亘っている。しかし、特定の作品を評論の対象として取り上げているのが特徴である。特定の作品を通して、そこから見えてくるものを評論することが、具体的でより説得力を持ちやすいのかもしれない。
 学生を中心とした高校生大学教員部門は、一次通過作品として5作品が挙げられていたが最優秀賞、優秀賞ともなしと厳しい結果となった。アニメの評論家を育てる視点から厳しいスタンダートが設けられたようだ。 

第4回アニメーション感想文(評論文)コンテスト授賞者
一般部門 最優秀賞
椎名健人 『イノセンス』への感謝状  
一般部門 優秀賞
清川真由 細田守の白のイメージについて おジャ魔女どれみドッカーン!第49話『ずっとずっと、フレンズ』より 
桜井匠馬「まほろまてぃっく」が打ち壊した2つの枷 ~「純愛」と「萌え」~
仲嶋美樹子 魔法とおくる日々~ぽぷりからのメッセージ~

当サイトの関連記事 アニメーション感想文コンクール一次審査完了

東京財団 
中間法人日本動画協会 
東京アニメセンター 

イノセンス公式サイト 
おジャ魔女どれみ公式サイト 
まほろまてぃっく公式サイト 

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2006年04月02日
インターネット ][ 海外:米国 ]
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 バンダイグループの米国会社であるバンダイ・エンタテイメントは、4月15日からの『交響詩篇エウレカセブン』のアメリカ放映開始に合わせてインターネット無料配信を行う。
 作品はバンダイ・エンタテイメントの公式サイト上の設けられた同社のコンテンツ配信サイトAnimevillage.comで行われる。

 まず、第1話が4月15日の放映終了翌日から1週間無料でダウンロードが出来る様になる。さらに放映話数が進むのと平行して、提供話数も入れ替えられて行く。この方法は、日本でも『エウレカセブン』を始め『機動戦士ガンダムSEED』や『BLOOD+』で用いられた作品のプロモーション方法である。
 これは『エウレカセブン』の米国でのビジネス展開の中心が、テレビの放映でなく関連商品の販売にあることを示している。つまり、テレビとインターネットのふたつの手段を用いることで作品の認知度を高め、関連ビジネスを拡大する方針だ。

 また、おそらくこの試みが日本企業とその関連会社による初の本格的なアニメ作品のインターネット配信であることも今後重要な意味を持つだろう。今回の『エウレカセブン』のインターネット無料配信は、バンダイ・エンタテイメントにとって『エウレカセブン』の作品プロモーション以上の目的もありそうだ。
 バンダイ・エンタテイメントの彌富健一社長は、「一週間の無料配信は作品のファンにとって大きな価値がある。また、バンダイ・エンタテイメントのビジネスにとって重要な合法的なインターネット配信導入の計画の一部でもある。」と述べている。つまり、バンダイ・エンタテイメントは、今後もインターネットを利用した番組配信をビジネスとして積極的に展開して行く意思がある。

 インターネットによる番組配信は、1)ファンが増加するアニメ作品の大量の在庫に容易にアクセスすることを可能にする、2)オリジナルのクオリティを保った作品を届けることでファンサブなどの違法配信に対抗出来る、3)DVD販売と異なり薄利多売が可能になるなどの利点が考えられる。

 また、Animevillage.comはサイト内でDVDの販売も行うとしている。販売価格は、インターネット割引が導入される予定である。ここ数年、日本アニメ流通企業はアニメ作品販売の収益低下に悩まされ続けてきている。
 しかし、今年はバンダイビジュアルがDVDの高付加価値戦略に乗り出すなどの動きもあり、新たなビジネスモデルの構築により反転に出る兆しが見えている。今回のインターネットを通じた無料配信もそうしたなかでの新たなビジネスモデルの模索といえるだろう

バンダイ・エンタテイメント 
交響詩篇エウレカセブン公式サイト 

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2006年04月01日
イベント情報 ]
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 三鷹の森ジブリ美術館は5月20日から始まる美術館の企画展示として、イギリスのアニメーションスタジオ「アードマン」を取り上げた「アードマン展」を行なう。アードマンは、アニメーションの世界では必ずしも主流とはいえないクレイアニメーションで作品を制作しながら、世界中にファンを持っている。
 なかでも『ウォレスとグルミット』のシリーズは有名で、その初の長編アニメーションは今年のアカデミー長編アニメーション作品賞を受賞している。

 ジブリ美術館によれば今回の展覧会は、アードマンのはじまりや作品づくりのエピソード、スタジオの紹介、アニメーションの技術、撮影に使用した人形の紹介などを行ない、アードマンが持つスピリットを伝えるものになる。
 また、展覧会はアードマンのスタッフが自ら構成し、ジブリ美術館のスタッフとの協業になる。

 今回の展覧会の副題が「イギリスの友人を紹介します」となっているように、スタジオジブリの宮崎駿監督が『ウォレスとグルミット』のニック・パーク監督と親しいことはよく知られている。昨年の東京国際映画祭では、国内ではほとんど見られない同氏のシンポジウムをパーク監督との共演で実現している。

 スタジオジブリは一昨年の夏には、アメリカの有力スタジオであるピクサーを特集した企画展「ピクサー展」も開催している。いずれの企画もスタジオジブリと海外スタジオとの深い信頼関係に結びついたものである。
 スタジオジブリも含めて3つのスタジオはいずれもアカデミー長編アニメーション作品賞作品を制作している。ジブリ美術館は、そうした世界トップクラスのアニメーション作品が出会う場となっているようだ。

 「アードマン展」が開催されるため、現在、同美術館で開催されている「アルプスの少女はハイジ展~その作り手たちの仕事~」は、5月7日で終わる。

三鷹の森ジブリ美術館 
アードマン 

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