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2006年11月30日
興行成績 ]
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 ポータルサイトのInfoseekが年間キーワードランキングを発表した。このうちアニメ部門の1位は『交響詩篇エウレカセブン』、ゲーム部門の1位は『ファイナルファンタジーⅩⅡ』が獲得した。
 これはInfoseekが毎年、その年の1月1日~11月15日の間に自社の検索エンジンで最も検索されているキーワードを調査しランキング化しているものである。アニメ部門とゲーム部門は、今年から新たに加わっており上記の2作品が1位に輝いた。

 『エウレカセブン』の1位は、アニメのなかでは定番人気の『機動戦士ガンダム』(3位)や『ポケットモンスター』(4位)を抜いてのものになる。
 ランキング1位にはやや意外感もあるが、これは同作品のインターネット無料配信がInfoseek/楽天系のShowTimeで放映されていることに理由がありそうだ。『エウレカセブン』のネット配信を見たいユーザーが取りあえずInfoseekに来て、作品の検索をしたことが考えられる。
 逆に、それだけ多くの人が『エウレカセブン』の配信に興味を持っていたとも言えるだろう。

 4位以下は『DEATH NOTE』(4位)、『Fate/stay night』(5位)、『BLEACH』(6位)、『アンパンマン』(7位)などとなっている。全般に広く人気のある作品が多いが、5位の『Fate/stay night』、9位の『灼眼のシャナ』などにインターネットらしさが出ている。
 また、今年ネット上で大きく盛り上がったとされる『涼宮ハルヒの憂鬱』は、Infoseekのランキングでは19位にとどまった。

 ゲーム部門では、『ファイナルファンタジー』シリーズが圧倒的である。1位になった『ⅩⅡ』のほかに3位に『ファイナルファンタジー』(無印)、7位に『ⅩⅠ』がランクされるなど、シリーズ全体を通すと他の作品を寄せつけない。
 また、ゲーム部門2位の『ポケットモンスター』は、アニメ部門でも4位となっている。アニメとゲームの連携がうまくとれていることがこうしたところからも理解できる。

Infoseek  年間キーワードランキング エンタメ特集

交響詩篇エウレカセブン公式サイト 
ファイナルファンタジー公式サイト

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イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 湯浅政明監督のもとスタジオ4℃が制作した『マインド・ゲーム』が、11月21日から25日までフランス・パリなどで開催されたKINOTAYO映画祭で大賞にあたる「Soleil d'or」(金の太陽賞)に選ばれた。
 KINOTAYO映画祭は日本映画をフランスに紹介し、日本の文化や歴史、表現方法の理解と認識を深める目的で今年から始まった。また、日本とヨーロッパとのデジタルシネマ技術をつなぐことを目指している。

 今回『マインド・ゲーム』が受賞した「Soleil d'or」は、観客の投票によって選ばれるもので、映画祭を通じて最も観客の支持を集めた作品に与えられる。
 映画祭では同作品以外にも、実写映画の『ALWAYS 三丁目の夕日』や『メゾン・ド・ヒミコ』『花田少年史~幽霊と秘密のトンネル~』などおよそ40作品が上映されている。日本のアニメからも『銀色の髪のアギト』や『宇宙大怪獣ネガドン』、『はなれ砦のヨナ』などが上映された。

 また映画祭には、特にアニメーション作品を紹介する特別プログラムが設けられた。そのなかでは、長編商業アニメーションだけでなく『アニマAnima』『C++』『Greensleeves』『りんね』『桜の下で』『Tough Guy!2005』といったインデイーズ・アニメーションも広く紹介された。
 こうした多彩な上映作品のなか、個性派映画の『マインド・ゲーム』が観客の支持を最も集めたことになる。

 また、映画祭では上映会のほかに「デジタル時代」の映画を考えるプログラムが行われた。また、併催企画の「デジタルクリエーション2006」の中でも幾つかの日本映画が紹介されている。
 今年が第1回ということであるがアニメーション紹介に力を入れていることもあり、今後の発展を期待したい企画である。

KINOTAYO映画祭公式サイト(日本語) 
マインド・ゲーム公式サイト 
スタジオ4℃

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教育 ]
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 携帯向けコンテンツ配信のドワンゴは、アニメの声優とアニメ歌手の育成を行う新しい声優養成スクール「ドワンゴクリエイティブスクール」を設立する。
 12月中旬にドワンゴが全額出資で設立するドワンゴプランニングアンドデイベロップメントが新スクールの運営を行う。来年1月には営業を開始する予定である。

 ドワンゴはこれまで「アニメロミック」や「アニメロ★うた」「超!アニメロ」などを通じて、携帯向けのアニメ音楽配信で既に大きな地位を築いている。しかし、アニメ市場は多メディア化が進んでいる一方でコンテンツの獲得競争が激化している。
 そこで同社は、ドワンゴクリエイティブスクールを通じた声優・アニメ歌手の育成・発掘を通じてオリナルのデジタルコンテンツ制作も行いたいとしている。

 アニメ声優・アニメ歌手は芸能タレントのなかでも独自のジャンルを形成しており、人気キャラクターや番組から自身の人気を築いていくタレントの少なくない。また、そうした人気タレントを目指す声優志望者は、毎年数千人いるとされている。
 国内には数多くの声優スクールが存在し、スクール間同士の競争は厳しい。しかし、ビジネスとしてみても可能性の大きな事業である。

ドワンゴ 

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2006年11月29日
海外:アジア ][ 賞/コンテスト ]
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 韓国のエンタテイメントコンテンツの振興を行う韓国文化コンテンツ振興院は11月23日に韓国マンガ・アニメ・キャラクター大賞(大統領賞)の各受賞作を発表した。

 このうちアニメーション部門の大賞には、日本でもNHKでテレビ放映されている『チャングムの夢』が受賞した。『チャングム』は各国で人気のテレビドラマのアニメ版で、実写版と同様日本や台湾、香港などに輸出され人気を集めている。

 また、キャラクター大賞には、テレビアニメ『ポロングポロングポロロング』が選ばれた。韓国の大手放送局EBSで放映されたアニメーション作品だが、こちらもフランスや中国といった国をはじめ世界各国への輸出で大きな成功を収めた。
 作品は、子ども向けのフル3DCGのテレビアニメーションである。韓国は日本に較べて、マニア向けの作品や2Dアニメの製作に弱い。一方で、近年、韓国のアニメーション業界は、3DCGアニメーションの輸出向けに力を入れており、児童向けの市場で実績を見せ始めている。
 韓国は国策として、アニメーションの海外輸出に大きな力を入れている。このため『チャングム』や『ポロングポロングポロロング』の大賞受賞には、作品の海外での実績が大きな影響を与えていると考えられる。

 また、マンガ部門の大賞には、ヤン・ヤンスンの『千一夜物語』が選ばれた。作品は『アラビアン・ナイト』をテーマに、独自のアレンジを加えたものである。ここで興味深いのは、この作品が最初はインターネットポータルサイトの連載作品であった点である。
 インターネット発の作品が政府系のマンガ大賞に選ばれることは、インターネットビジネスの盛んな韓国ならではの結果といえる。一方で、それは同国のマンガ商業誌の弱さを示している。
 こうしたことは、韓国のマンガ文化が日本とは異なる独自のビジネス構造を持っている現われでもある。

韓国文化コンテンツ振興院 
チャングナムの夢公式サイト(NHK) 

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イベント情報 ]
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 東京アニメセンターはフランスのパテ社が実写映画化するのを記念して、劇場アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』の特別上映を12月16日から行う。

 東京アニメセンターに併設する「アキバ3Dシアター」で、12月16日から21日までの土曜日と日曜日、12月30日から1月2日を除く12月23日から1月8日までの冬休み期間の合計19日間上映される。
 「アキバ3Dシアター」では、現在は10月1日から始まった『トップをねらえ!&トップをねらえ2!合体劇場版!!』の公開が行われている。こちらは既に大きな話題を呼び、公開期間を延長するほどの人気となっている。
 
 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、2000年に北久保弘之監督のもとプロダクションI.Gが製作をした。セーラー服を着たヒロインがヴァンパイヤと戦う斬新なストーリーとハードなアクション、高度な作画で多くのファンを魅了した。
 また、毎日映画コンクール大藤信郎賞や文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を受賞するなど専門家からの評価も高い。
 作品の人気と影響力は未だ衰えることもなく、昨年10月から今年9月まで作品のコンセプトを受継いだテレビシリーズアニメ『BLOOD+』も放映されている。

 この『BLOOD THE LAST VAMPIRE』がフランスの映画会社パテ社により実写映画化されることが、今年11月に発表されている。
 製作費は30億円、監督にロニー・ユー氏、ヒロインにチョン・ジヒョン氏と国際的な制作体制となっている。今回の上映はそれを記念したものになる。作品はDVDなどで観ることも出来るが、今回は大スクリーンで観る貴重な機会となる。
 
東京アニメセンター 
BLOOD THE LAST VAMPIRE公式サイト 
BLOOD+公式サイト 

当サイトの関連記事 I.G BLOOD実写映画化 仏映画会社に許諾

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賞/コンテスト ]
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 インディーズアニメーションの新しい才能発掘を目指す第5回インディーズアニメフェスタの上映会が、来年3月3日に三鷹市芸術文化センター 星のホールで開催される。
 アニメフェスタの運営団体NPO法人コミュニティー・サポーターズは、この上映会とコンテストのための作品の応募受付を開始している。

 インディーズアニメフェスタは、三鷹市の支援を受けて2003年に始まった。運営団体のコミュニティー・サポーターズは、アニメーション産業などを活かしたまちづくりやアニメーション産業の人材育成支援、インディーズ映像クリエーターの支援活動や企画を展開している。

 インディーズアニメフェスタは、多くの質の高い応募作品によりインディーズアニメーションのコンテストのなかでも特に注目度の高いコンテスト・上映会として知られている。
 過去の上映には、海外からの作品や名前の知られた作家も数多い。昨年は、丸山薫さんの『吉野の姫』がグランプリを獲得している。
 
 応募作品は1分から20分程度の非商業目的なものとされている。応募者の国籍、個人、団体、プロ、アマ問われない。上映作品は一次選考を行なったうえ決定する。
 それらの作品が07年3月3日に開催される第5回インディーズアニメフェスタにて上映されたうえで、各賞が決定される。
 コンテストの審査は、『あらしのよるに』の監督杉井ギザブロー氏や『灼眼のシャナ』のプロデューサー松倉友二氏、『メトロポリス』のプロデューサー八巻磐氏、『あらしのよるに』アニメーション監督の前田庸生氏らが行なう。

 また、コンテストの受賞作品は3月22日から25日に開催される東京国際アニメフェア2007の会場でも上映・紹介される。さらに、その翌年の国際アニメフェア・クリエーターズワールドの選考にもノミネートされる。
 単に受賞を目指すだけでなく、作家が作品の認知度を目指すうえでも大きな魅力のあるコンテストでもある。

 応募の締切は07年2月9日となっている。応募の詳細は下記の第5回インディーズアニメフェスタの公式サイトにて確認出来る。

第5回インディーズアニメフェスタ 
NPO法人コミュニティー・サポーターズ 

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2006年11月28日
新発売/新作 ]
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 東映アニメーションは韓国の公営放送KBS(韓国放送公社)と新作テレビアニメーションシリーズを共同製作することを決定した。
 新番組は『太極千字文』というタイトルで、「漢字」をモチーフとした冒険アクションとなる。

 KBSは日本のNHKにあたる公営放送で、韓国の有力メディアのひとつである。現在は、東映アニメーションの『ワンピース』の放映も行っている。
 東映アニメーションによれば、番組は来年の春に韓国で放映されるほか、欧米でも人気の「漢字」をテーマにすることで世界市場を狙う。

 東映アニメーションは海外企業とは、今回以外にも米国大手放送局カートゥーンネットワークや日本のアニプレックスと『出ましたっ!パワパフガールZ』の共同製作を行っている。また、ウォルト・ディズニーグループとも『ロボディーズ(仮題)』の共同製作を行っている。
 これらは同社の近年の積極的な海外戦略の表れとみることが出来るだろう。また、単に番組を輸出するだけでなく共同製作を行うことで、より現地のニーズに応えたものを目指していると考えられる。

 さらにこうした海外との共同製作は、東映アニメーションだけでなくバンダイビジュアル/ハル・フィルムメーカーによる『オーバン・スターレサーズ』やプロダクションI.Gによる『IGPX』など増える傾向にある。
 また、こうした動きにはさらにビジネス的な側面もある。韓国、フランスについては、共同製作が海外アニメーションのテレビ放映規制への対策になるからである。共同製作を行うことで、自社が関わった番組の放送を容易にすることが出来るからである。
 米国企業との共同製作についても、現地のニーズに応えることに加えて、提携企業が持つ放映媒体や流通網が魅力となっている。日本のアニメが海外でポピュラーになるにつれて、こうした共同製作は今後も増えて行くに違いない。

東映アニメーション 
KBS

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教育 ]
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 日本動画協会が今年10月から行っている「アニメーター養成プロジェクト」の2次試験の結果が11月21日までに出た。
 「アニメーター養成プロジェクト」は日本国内のアニメーター不足、高齢化対策として、若手アニメーター育成による日本のアニメの産業基盤を守る目的で行われている。経済産業省の支援のもと、日本動画協会が運営を行っている。また、アニメーターのなかでも特に、作画の要となる原画マンなどキーアニメーターの育成を目指している。

 プロジェクトの参加費は無料だが、技能とクリエイティブ能力、コミュニケーション能力により選抜試験を行っている。この合格者が、インターシップによるアニメ制作現場での技術習得とアニメの作画を行うための講習会形式の指導講座に参加する。

 今回この合格者が参加する指導講義の内容が、アニメーター養成プロジェクトの公式サイトで公開されている。これによると11月30日から始まる講義は36時限54時間に及び、来年1月中旬まで続く。
 その内容は動画編と原画編に分かれた2部構成で、絵を描くため、動かすための基礎知識となっているようだ。講義は基礎知識から始まり、「歩き・走り」「立ち上がり」「振り向き」などといったテーマが設けられている。さらに進んだレイアウトの描き方のほか、美術解剖といった講義も用意されている。

 今回の養成プロジェクトは応募者から選考された少人数のためものとなっている。しかし、プロジェクトのなかで作られる新人のための教育プログラムは、今後幅広い場所で応用可能だろう。また今回、行われるインターシップ実施にも同様のことが言える。
 こう考えると今回の養成プロジェクトは参加者にとってだけでなく、もう少し広い意味でアニメ業界の貢献するものとも言えるだろう。

アニメーター養成プロジェクト公式サイト 
日本動画協会 

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2006年11月27日
行政 ]
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 内閣府知的財産戦略本部のコンテンツ専門調査会は、11月27日に企画ワーキンググループの第3回会合を開催した。
 企画ワーキンググループは中長期のコンテンツ振興戦略を策定するため、今年9月に設置されている。本年末から来年1月にかけて今回の議論も含んだ取りまとめを行い、その報告は2月のコンテンツ専門調査会全体会合を通じて国政にも反映されることになる。

 議題は「コンテンツをめぐる課題について」で、映画プロデューサーの一瀬隆重氏と現代美術家の村上隆氏が参考意見を述べた。また、今回は法制度・契約と技術開発、人材育成について特に取り上げている。
 今回、提出された取りまとめ案では、1)世界の変化のスピードと乖離している、2)潜在的能力が十分に生かされていないと問題点を指摘している。
 そのうえで3)コンテンツ市場の拡大を目指す、4)民間主導で官はサポートを行うという基本認識を提示している。

 この共通認識をもとに、法制度・契約と技術開発、人材育成での具体的な行動を列記している。そのなかには、違法複製の個人による再複製を著作権違法にすべき、権利者不明のコンテンツ流通条件の緩和、窓口権の適切な運用、コンテンツの保存・収集・利用の促進、ゲーム業界・アニメ業界の業界内での技術の共有、プロデューサー教育といった多くの行動計画が挙げられている。

 アニメ関連では調査会委員の久保雅一氏(東京アニメセンター)が、観光・教育資源としてアニメ・マンガ・ゲームなどのコンテンツとモバイル・ハイブリッド・ロボットなどの工業技術を合せて紹介する「日本の強み」をテーマにした展示企画の開催を提案している。
 来年の10月末には東京国際映画祭と東京モーターショーが同時期に開催される。この時期に、国内外に向けて企画展示を行うことで、日本の知財とコンテンツを大きくアピール出来るとしている。
 また現在、アニメ制作会社に対する大規模なアンケート調査を実施しているが、アニメの需要は携帯やナビゲーション、パチンコなど従来のテレビや映画を超えた部分で拡大していると報告している。

知的財産戦略本部 
  コンテンツ専門調査会 

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2006年11月26日
そのほか ]
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 日本経済新聞の11月19日中部版によると、大手アニメーション製作会社のトムス・エンタテインメントは、来年2月完成予定で新しいアニメスタジオを建設する。
 同社の制作拠点となっている東京・中野に土地・建物を合わせて6億円を投資する。新スタジオは地上4階、敷地面積396㎡、編集スタジオも備えたものになるとしている。

 現在、トムス・エンタテインメントのアニメーション事業の売上高は104億円(18年3月期)で、国内トップクラスの事業規模を持っている。昨年同社が制作した作品は、テレビシリーズ11作品、TVスペシャル3作品、劇場映画5作品にもなる。
 近年は制作番組数が急増しており、今回の新スタジオ建設はスタジオの拡大と効率化でそうした増加する需要をまかない、機会損失を避けるものと見られる。
 また、トムスエンタテインメントは、現在デジタル制作とCG制作の拡大も目指している。そうしたことからも、制作スタジオの合理化と新設備の導入が求められているに違いない。

 同社は本社とアニメーション事業を行う東京ムービー事業本部を東京・新宿に置いている。しかし、東京ムービーの制作拠点は、新たにスタジオを建てられる中野にある。
 また同社の子会社には、アニメ制作のテレコムアニメーションフィルムと、デジタルアニメーション制作・ポストプロダクションのトムス・フォトがある。両社とも中野に拠点を持ち、東京ムービー事業部と連携してビジネスを展開している。
 中野の新スタジオは、こうしたアニメ制作のグループ連携を強化する点でも力を発揮しそうだ。

日本経済新聞  トムス、東京に6億円投じアニメ制作の新棟

トムス・エンタテインメント 
テレコムアニメーションフィルム 

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2006年11月25日
映画 ]
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 11月25日に今 敏監督の期待の新作アニメ『パプリカ』の舞台挨拶がテアトル新宿で行われた。舞台挨拶には監督の今 敏さんだけでなく、原作者の筒井康隆さん、主演のパプリカ/千葉敦子役の林原めぐみさん、時田浩作役の古谷徹氏さんが登場する豪華なものとなった。

    pprika op.JPG

 舞台挨拶では今監督は『パプリカ』を映画化したきっかけが、原作者の筒井さんとの対談であったというエピソードを紹介した。筒井康隆さんは『千年女優』が出来るなら『パプリカ』も是非とお願いしたのだという。
 今回ふたつ異なった役を演じた林原さんは、「10年前に感情を知らない少女を演じ、その際に深層心理に触れてきました。今回は、夢で実際見たようなシーンがあったりしてセリフも言うというより、シナリオに書かれているこの活字を肉声にした。」とアフレコの様子を語った。
 また古谷徹さんは、「パプリカに抱きしめられるシーン。ラブシーンのつもりでやりました。」と述べたうえで、この作品が自分の代表作になるだろとした。

 この後『パプリカ』は順次全国ロードショーを行う予定である。11月16日現在、『パプリカ』の公式サイトでは、11月25日に公開されたテアトル新宿、池袋テアトルダイヤ、川崎チネチッタを含む37の劇場がリストアップされている。
 作品はヴェネチア国際映画祭や東京国際映画祭の今監督特集など、この秋に話題になることが多かった。それもあってか、これまでの監督の作品に較べて比較的規模の大きなロードショーとなっている。
 映画を観る機会が広がったことは、今監督への注目が以前より高くなっていることも示しているだろう。
 
 また、12月3日のテアトル梅田(大阪)の初回上映時には、『パプリカ』を探せ!イメージガールコンテストも行われる。さらに東京・六本木ヒルズでは、映画『パプリカ』をテーマにした現代美術展『パプリカ【夢の女】展』も開催されている。
 映画の物語と同様、現実の世界でも多層的な『パプリカ』のプロモーションが続きそうだ。

パプリカ公式サイト

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新発売/新作 ]
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reideen1.jpg 往年の人気アニメ『勇者ライディーン』が、30年を超えて新たに生まれ変わる。その製作発表会が、11月24日に東京・赤坂の東北新社で行われた。
 発表会には東北新社二宮清隆常務取締役、プロダクションI.G石川光久社長、WOWOW黒水則顯常務取締役、角川書店井上伸一郎代表取締役専務と『REIDEEN』のビジネス展開にかかわる4社のエグゼクティブが登壇し、作品にかける意気込みを語った。

 もともと『勇者ライディーン』は、1975年に東北新社の関連会社創映社が制作を行った作品である。東北新社の二宮常務によれば、この新しい『REIDEEN』の企画が始まったのはいまから5年前という。
 名作として知られる作品の新企画だけに、入念な準備が行われた様子が伺える。

 今回の製作は続編でもリメイクでもなく、前作のイメージを継承した再生プロジェクトである。このため全く新しい世界観が構築される。そして大きな見所は、クオリティの高いアニメ制作で知られるプロダクションI.Gが制作を行うことだ。
 とりわけ監督は『IGPX』でマシンシーンの3DCG技術で力を発揮した本郷みつる氏である。今までにないロボットアクションが期待できる。プロダクション I.Gの石川社長は『IGPX』のアクションシーンは「速さ」を目指したが、今回は70メートルを越すREIDEENの「大きさ」と「ゆっくりした動き」、「暗さ」の表現に注力したという。

 また、物語については企画会議にも参加し、度々アドバイスを行ったという角川書店の井上専務が「怪獣モノ」「学園モノ」「ヒロイックファンタジー」といった言葉で説明を行った。
 30年前に出来なかったことが今だから出来ることもあるとする一方で、主人公が今風のめがねをかけていることなど、過去からの要素と現代だからこその要素のバランスが作品の魅力となりそうだ。
 角川書店ではテレビ放映に先立って、本日(11月25日)発売のコミック誌「少年エース」でマンガ連載(画・烏丸匤)を開始している。

 本編のほうは来年3月からWOWOWでテレビ放映が決定している。さらにWOWOWでは、12月からはオリジナルの『勇者ライディーン』の放映も行い、来年の放映開始に向けて着々と準備を進めている。
 WOWOWの黒水常務によれば、同社のアニメのコンセプトはカッティングエッジで大人も見れる楽しいアニメである。『REIDEEN』は大人になったかつての『勇者ライディーン』のファンと新しい若者の両方を満足させる作品なるだろう。

REIDEEN公式サイト  

      REIDEENrogo.jpg
(c)東北新社・Production I.G

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インターネット ]
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 ユニークな検索ワードの集計を続けるLycos50は、英語圏のおもちゃとテレビゲームの人気ワードを集計し発表している。
 これは検索ポータルサイトLycosが毎年、クリスマスシーズン前のおもちゃの人気動向を調べているものである。

 この集計によれば人気キャラクターの『ポケットモンスター』は、「ポーカー」に次いでライコスで最も検索されている玩具である。ライコスによれば『ポケモン』の検索量は昨年比で69%の増加である。これは人気商品の「iPod」や「バービー人形」、「ハーリーポッター」などを上回っている。
 『ポケモン』の人気には、今年は米国で同作品の10周年を記念したイベント企画を数多く実施したことの効果が現れていると考えていいだろう。ライセンス管理元の変更もあり、海外での『ポケモン』ブランドの活性化に取り組んでいるためである。

 また、Lycosは、今年はゲーム機の検索が減少しているとしている。実際に、ベスト10に顔出しているのはXboxやWii、ゲームボーイを上回ったPS3だけである。この結果にはマニア層の利用が多いLycosのユーザーの特徴も反映されてかもしれない。

 ゲームソフトの集計では、MMORPGの『Runescape』が1位になった。また、米国での販売好調が伝えられる『NARUTO』が、『グランド セフト オート バイスシティ』などを上回り2位につけた。
 さらに海外ではマイナーとされることの多い『ガンダム』が、6位につけているのも目を惹く。そのほかの日本のゲームコンテンツでは8位に『キングダム ハーツ2』がランクインしている。

 また先週の通常のトップ50では『ポケットモンスター』が14位、『ドラゴンボール』が16位、『犬夜叉』38位と定番アニメの人気が続いている。
 さらに、今週で93週連続トップ50入りになる『NARUTO』も英語圏の人気アニメとしてすっかり定着しているようである。

Lycos50 

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興行成績 ]
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 DVDやCDの売上げランキング発表するオリコンによると11月23日付のDVDデイリーランキングで、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』が初登場で総合ランキングの1位を獲得した。

 ランキング集計された23日の前後は、人気アニメのDVDタイトルの発売が集中している。しかし、『Solid State Society』は、同日にやはりランキング初登場の大型劇場アニメ『ブレイブ ストーリー』や人気シリーズの『機動戦士ガンダムSEEDC.E.73-STARGAZER』、『機動戦士ガンダムSEED DESTINY スペシャルエデイションⅢ 運命の業火』をランキングで上回るなど好調な滑り出しとなっている。

 『Solid State Society』は人気テレビアニメシリーズのオリジナル長編最新作、大型アニメ企画として注目を浴びている。作品はスカイパーフェクトTVで有料放送されたほかは、一部の上映会を除くとこれまで一般の目にはふれていない。また、3億6000万円と劇場並の制作費を投じたクオリティの高い内容で話題を呼んでいる。
 このためDVDの定価は様々な特典を含めて10,500円(税込)と比較的高額になった。しかし、シリーズ累計150万枚の実績の前で、この価格は全く問題にならなかったようだ。

 また、同日のDVD総合チャートは、上位10タイトルのうち7タイトルまでがアニメが占めている。DVD販売におけるアニメ作品の勢いを見せつけている。2位の『ブレイブストーリー』、6位の『ブレイブストーリー 特別版』のほか5作品の発売元が、全てバンダイビジュアルとなっているのも注目である。
 日清カップヌードルとのコラボレーションや宇多田ヒカルの楽曲提供、大友克洋の企画参加で注目を浴びる『FREEDOM 1』も総合DVDランキング9位と快調なスタートを切っている。

ORICON STYLE 
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 公式サイト 

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2006年11月24日
新発売/新作 ]
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 江崎グリコとバンダイは、両社の持つベストセラーブランドを組み合わせた新しい商品「ポッキー<ガンプラ>パック」を12月11日から全国のコンビニエンスストアで発売する。
 この商品はその名前の通り、グリコの人気菓子「ポッキー」とガンプラがコラボレーションしたものである。

 発売される商品は3種類、ファーストガンダムがモチーフの白いパッケージと赤いパッケージのシャア専用ザクタイプ、さらに緑色のパッケージは量産ザクタイプのメンズポッキーである。
 それぞれにガンプラが梱包されているだけでなく、ガンプラがポッキーを握ることができる新型部品やオリジナルステッカーも新たに加えるなど遊び心のある商品となる。

 これまでの「ポッキー」の主な購買層は女性である。しかし、グリコとバンダイは主要ターゲットを30代男性と定め、話題性を喚起することで新しい顧客層を掘り起こすとしている。
 今年はやはり30代男性をターゲットにした、貝印のガンダム髭剃りなども発売されている。年季の入ったガンダムファンは、あらゆる市場で狙われているようだ。

 またポッキーといえば、実は海外の日本アニメファンに間でカルトな人気を誇るお菓子でもある。なぜ、人気があるのかは諸説があるが、そのポッキーと不朽のアニメブランドのコラボレーションは海外でも大きな話題を呼ぶことになりそうだ。

江崎グリコ 
バンダイ 
バンダイホビーサイト 

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2006年11月23日
映画 ][ 海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 先週末(11月17日)に全米公開されたワーナー・ブラザーズ製作・配給のフル3Dアニメーション『ハッピー・フィート』が、週末興収1位になり好調なスタートを切っている。
 週末3日間の興行収入は4150万ドルと今年公開の3Dアニメーションでは、大ヒット作の『カーズ』(ピクサー)や『アイス・エイジ2』(20世紀フォックス)には及ばなかったが、『森のリトルギャング』(ドリームワークス)と『オープン・シーズン』(ソニー)を上回る。

3Dアニメのメジャーリーグ
 またこの週末興行時の成績は、これまでワーナー・ブラザーズの製作したフル3Dアニメーションの中では過去最高である。さらに注目すべきは、これまで3Dアニメーションの2強のひとつとされたドリームワークス・アニメーションの今年の2作品『森のリトルギャング』、『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』いずれの成績よりも良いことである。
 ワーナー・ブラザーズは『ハッピー・フィート』によって、米国の3Dアニメーションのメジャーリーグ入りを果たしたと言っていいだろう。

 これは今年の春に『アイス・エイジ2』を大ヒットさせた20世紀フォックスに続くものである。さらに今年から3Dアニメーションに参入したソニーピクチャーズの『オープン・シーズン』や『モンスターハウス』もある。
 劇場3Dアニメーションの市場はこれまでのピクサーとドリームワークスの2強体制から、メジャースタジオがほぼ出揃った5社体制に移ったと言って良いだろう。

3Dアニメ興収1位、2位 今年は8作品
 しかし、ここで兼ねてから指摘されている3Dアニメーションが多過ぎるのでないかという問題が浮上する。
 今年フル3Dアニメーションが米国の週末興収第1位になるのは、『アイス・エイジ2』、『カーズ』、『オープン・シーズン』に続いて既に4作目となる。さらに興収2位まで視野を広げると、『森のリトルギャング』、『モンスター・ハウス』、『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』、『BARNYARD』と実に8作品となる。

 作品急増の大きな理由は、ピクサーとドリームワークスが3Dアニメで好調な業績なのを見た、ハリウッドのメジャースタジオの新規進出である。
 さらに、ピクサーとドリームワークス自身がアニメーションの生産量を増やしていることもある。ドリームワークス・アニメーションは、今年がそうであるように今後は年2作体制となる。また、これまでほぼ2年に1作品のペースであったピクサーも来年は『Ratatouille』を公開予定としており、毎年公開の体制に移りつつある。

多過ぎる3Dアニメに対する懸念
 このため既にハリウッドではフル3Dアニメーションが多過ぎるのではないかと指摘されている。それに対してSF映画が多過ぎるとか、ラブロマンス映画が多過ぎるとか批判がないのに、なぜアニメーションだけそんな指摘をされるのかといった反発も存在する。
 しかし一番の問題は、こうした作品がほぼ全て、児童、学童といった特定の市場を視野に入れて、ターゲットとするマーケットが全く同じだという点である。大ヒットが続出する一方で、今年はピクサーもドリームワークスも、過去の作品ほどのヒットを達成出来なかった。
 また、同じ3Dアニメーションでも、興行的にいまひとつの作品は昨年から増えつつある。

 フル3Dアニメーションは、通常の劇場映画よりも製作予算が拡大する傾向にあるので、通常のヒットでなく大ヒットでなければ採算が取れないケースが多い。このため今後は、大手アニメーションスタジオの競争激化による共倒れも心配される。
 大作3Dアニメーションのオンパレードは、ここ数年がピークとなる可能性も高いのでないだろうか。

ハッピー・フィート公式サイト(日本) 

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インターネット ]
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 レンタルソフトの大手企業カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)は、子会社を通じてインターネットの映像配信サービスと携帯電話での電子書籍サービスを開始する。

 映像配信の分野では今年7月21日に設立したTSUTAYA BBが、インターネットからストリーミング配信、ビデオ・オン・ディマンド(VOD)、ダウンロード販売を通じてコンテンツ提供する。サービスの提供はインターネットを利用した、CCCの別の子会社ツタヤ・ディスカスが行う。
 ツタヤ・ディスカスは、インターネットを利用したDVDのCDの定額レンタルを行っている。これは従来のレンタルサービスをインターネットに拡張したもので、実際にディスクを郵送でやりとりするものである。
 アニメだけでも8000タイトルを超える豊富なラインナップを誇り人気を集めている。06年末の会員数は17万4000人になる。

 しかし、ここ1、2年でアニメなどを中心に、インターネットを通じたオンディマンド配信が拡大をしている。これまでのDVDやCDのレンタルサービス事業が、インターネットビジネスに侵食される可能性は強く、レンタルビジネスの将来に大きな影響を与えると考えられている。
 今回の試みはレンタル業界の大手企業が、自らインターネット配信事業を目指すものである。

 CCCは当初は、人気映画約1000タイトルを順次配信して行くとしている。このなかにアニメ映画がどの程度含まれるかはわからない。
 しかし、既に有料、無料の数多くのアニメ配信サイトが存在している。アニメに関しては、今後どの程度の作品数を集められるかが鍵となるだろう。

 一方、CCCグループのツタヤオンラインは、11月20日からケータイ総合電子書籍サイト『デジタルTSUTAYA BOOKS』を開始している。
 こちらは携帯端末向けに、小説やマンガを提供するサービスである。当初1000タイトルの作品を集めているが、そのうち350タイトル(3000話)はマンガとなり、全体の大きな部分を占めている。
 マンガ作品には『銀河鉄道物語』(松本零士)や『ラブリー!』(桜沢エリカ)などが含まれている。

 また、同社の相次ぐ新メディアでのコンテンツ配信事業への進出は、コンテンツビジネス事業の強化であると同時に、DVD・CDレンタル事業の将来に対する危機感の表れともいえるだろう。

カルチュア・コンビニエンス・クラブ 
ツタヤ・ディスカス 
ツタヤオンライン 

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2006年11月22日
賞/コンテスト ]
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 日本では今週末(11月25日)を皮切りに、全国公開される長編アニメ映画『パプリカ』が、 11月20日からロサンゼルスで単館ロードショーされている。
 これは『パプリカ』が12月31日までにロサンゼル地区で劇場公開されると、アカデミー賞の予備選考作品の資格を得ることが出来るからである。『パプリカ』は、11月4日に発表されたアカデミー長編アニメーション部門で、年内ロサンゼルスでの公開を条件に選考作品にリストアップされていた。

 このため今回の上映は小規模で、『パプリカ』の米国ロードショーは来年以降あらためて展開される見込みである。それだけに急遽決まったこのロサンゼルスでの上映は、地元のアニメファンにとっては思わぬ贈り物のかもしれない。
 短期間の単館ロードショーで映画の知名度を上げるには力不足の感はあるが、アカデミー賞候補の資格を得たことは大きい。
 また、ロサンゼルスには、アニメーションのもうひとつの大きな賞であるアニー賞の選考委員も多数居住する。『パプリカ』がアニー賞の選考にも応募していれば、今回の上映がアカデミー賞だけでなくアニー賞の選考に対しても良い影響があるかもしれない。

 アカデミー賞の候補作品は予備選考に挙がった作品数によって、正式なノミネート作品の数も変わって来る。今回の予備選考16作は、ノミネートが3作品でなく5作品になる必要数16作ぎりぎりである。
 予備選考発表時点で、ノミネートに必要なロサンゼル地区での劇場公開されていない作品が『パプリカ』を含めて3作品あった。『パプリカ』の劇場公開決定でほっとした他の候補作品の関係者も多いだろう。
 実際のアカデミー長編アニメーション賞の受賞には、『カーズ』が有力視されていることから本賞でなくノミネート狙いの作品も少なくないからだ。

 今回の上映決定で『パプリカ』も、アカデミー賞候補の資格を得た。あとは多数の有力作品との差別化どう働くか、作品の内容とこれまでの今監督の実績がどうアピール出来るかにかかっていそうだ。アカデミー賞のノミネート作品は来年1月23日に発表される。

パプリカ公式サイト 
アカデミー賞公式サイト

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2006年11月21日
海外:米国 ]
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 米国の大手アニメ流通会社のADヴィジョン(ADV)が、日本の人気アニメ『ケロロ軍曹』のライツ獲得を発表し現地で注目浴びている。

 今回、同社は『ケロロ軍曹』の英語圏での放映権、ビデオグラム(DVD)化権、玩具、商品、ゲームのマスターライセンスを獲得している。印刷媒体とアパレル、食品はこのなかには含まれないが、今後ADVはDVDをはじめ、関連商品の展開を積極的に進めていく方針である。
 ADVは『ケロロ軍曹』が、おたく層だけでない幅広い層に受け入れられる作品だと説明している。また、『ハローキティ』以来の大きな商品展開ビジネスを狙えるとしている。

 日本では『ケロロ軍曹』は、1999年に角川書店の少年エースにマンガの連載を始めた。2004年にはテレビアニメ化されたが、アニメ番組が半年以上、1年以上続くことが珍しいなか3年目を迎え、なおロングランで放映中である。
 当初の予想以上のヒット作品と考えられており、大人にも子供にも人気があることからキャラクター商品の展開が活発である。

 『ケロロ軍曹』は日本の大ヒット作であることに加えて、米国のテレビ放映向きのロングランシリーズであること、幅広い商品展開が期待できることなどから、ライセンス発表前からその動向が注目されていた。
 サブカルチャー分野の業界サイトICV2は、今回の『ケロロ軍曹』のライツ獲得を受けてADVのジョン・レッドフォード社長にインタビューを行っている。それによると、ADVは132話のテレビシリーズと今後のシリーズの購入権利も獲得しているようだ。
 映画版の権利獲得については言及を避けているが、テレビ放映については幾つかの魅力的な申し出が既にあり、現在はそれを評価している段階としている。
 
 今回注目すべきは、ADVが『ハローキティ』などを引き合いにだし、『ケロロ軍曹』が性別を超えて幅広い年齢層に受け入れられるメインストリームの作品としていることである。これはこれまでマニア向けのアニメを得意とし、商品展開のビジネスをあまり手掛けていなかったADVの大きな転身となる。
 4キッズの『遊戯王』、Vizメディアの『NARUTO』、ファニメーションの『ドラゴンボール』のようなライセンスビジネスを同社も目指す構えである。

 ADVは先日も来年の大型作品として『シュヴァリエ』のライセンス獲得を発表したばかりである。つまり、『シュヴァリエ』で従来から得意とするマニア層をカバーする一方で、大衆向けのアニメの展開に乗り出すのというわけである。
 ADVの事業はここ2、3年はDVD販売を中心に苦戦を強いられたと見られるが、2007年は一気に大攻勢に出る構えのようだ。

ADヴィジョン 

ケロロ軍曹公式サイト(テレビ東京・あにてれ) 
ケロロ・アイランド(角川書店) 
ケロロ軍曹公式サイト(サンライズ)

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ゲーム ]
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 矢野経済研究所は調査レポート「2006年版 国内オンラインゲーム市場研究 -有効ビジネスモデルと市場拡大の可能性-」で、国内のオンラインゲーム市場の概要をまとめその一部を発表した。
 この調査は矢野経済研究所が、国内ゲームデベロッパーとバブリッシャーおよそ70社とインターネットユーザー1203名を対象に行ったものである。

 調査によると、06年の日本国内のオンラインゲームの市場はパソコン向けゲームが653億円(前年比35.3%増)、コンシュマーゲーム向けが344億円(同35.0%増)、さらにアーケードゲーム向けの市場が1028億円(36.2%増)だとしている。
 全体の成長率は35%と、オンラインゲーム市場が急激な成長を続けていることが理解できる。

 さらに矢野経済はパソコン市場の収益構造が定額課金からアイテム型課金に急速移行していることを指摘している。
 06年の定額課金の市場は332億円、アイテム型課金の市場は302億円とほほ同じ程度の規模である。しかしその成長率は、それぞれ17.2%と71.2%とアイテム型課金の市場が急激に成長していることがわかる。

 今回の調査では、一般的に注目が浴びやすいPCやコンシュマーなど家庭からのオンラインゲーム市場だけでなく、アーケードゲームの市場も調査しているところは意味が大きい。
 アミューズメント施設に設置されることが多いアーケード市場のオンラインゲーム市場が、家庭内のオンラインゲーム市場より大きいことはこれまであまり注目されなかった。
 また、このアーケード市場とPC・コンシュマーゲーム市場を合わせると国内オンラインゲーム市場は2000億円を超えることになる。これは国内ゲームソフトの3000億円市場に匹敵する規模である。

矢野経済研究所 

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海外:米国 ]
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 来年2月23日から3日間、ニューヨークマンハッタンで開催されるニューヨーク・コミコン(NYコミコン)は、アニメプログラムの上映プログラムの一部を発表した。
 発表されたのは人気アニメ『攻殻機動隊 S.A.C』シリーズの新作『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society』のニューヨーク・プレミア上映会と実写映画『SHINOBI』、日韓合作劇場アニメ『新暗行御史』の上映である。

 今年2月に初めて開催され大盛況となったNYコミコンは、2回目となる来年はアニメプログラムの強化を目指している。現在は延べ40時間を越えるアニメプログラムと10人以上のアニメ関係のゲストの招聘を予定している。今回発表された3作品の上映は、こうしたプログラムの目玉となる。
 ニューヨーク・プレミア上映となる『Solid State Society』は、北米でのDVD発売は来年とされている。詳しいリリース情報は公表されていないが、これまでNYコミコン以外での上映予定は発表されていない。このためNYプレミアが北米初公開となる可能性が強い。
 米国でも人気の高いシリーズアニメだけに、『Solid State Society』はNYコミコンの目玉として多くの入場者を呼ぶことになりそうだ。

 また、今回発表された各作品はそれぞれバンダイ/マンガエンタテイメント(『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society』)、ADヴィジョン(『新暗行御史』)、ファニメーション(『SHINOBI』)の取り扱い作品である。
 NYコミコンは開催にあたって、昨年以上に幅広いアニメ流通業者の協力を得ているようだ。 

ニューヨーク・コミコン2007 

攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society公式サイト 
SHINOBI公式サイト 
新暗行御史公式サイト 

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インターネット ][ テレビ ]
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 アニメ専門チャンネル大手のアニマックスは、11月20日に公式サイトを全面リニューアルオープンした。アニマックスは、ソニーピクチャーズエンタテインメントを中心に有力アニメスタジオの参加によって設立された国内有数の人気アニメ専門チャンネルである。
 新サイトはデザインが一新されただけでなく、トップページの番組紹介を時間帯別とターゲット視聴者別に行うなど、ユーザーの使い勝手の良さを向上させている。

 また、これまでの番組の基本情報に加えて、関連情報提供の強化が行われている。各作品のあらすじ紹介による放送作品のデータベース化や、声優ファン向けのキャスト情報の辞書化、番組関連の商品情報の提供、番組の主題歌の無料視聴などである。
 これらは視聴者により有益なサイトを目指す同時に、声優関連番組への視聴促進やオンラインショップ誘導なども考えたものでもある。公式サイトを核に、アニマックスが展開する全ての媒体を積極的に活用することが考えられている。

 さらにブログの活用と会員組織「アニマックスクラブ」の立ち上げで、ユーザーとの双方向のコミュニケーション機能が新たに加わる。
 アニマックスの平日6時半から7時の番組枠「六時半蔵」のイメージキャラクター「ロクジくん」と「ハンゾーくん」の声優である美名さんと井上茜さんのブログを展開する。今後はブログの種類はさらに増え、ターゲットごとのプロモーションを行うとしている。

 アニマックスクラブでは、会員同士でアニメに関するQ&Aを行う「みんなに聞こう!アニマックス広場」を展開する。また、視聴者モニター制度を利用して会員に対するアンケートやサービスモニタリングも行う。ユーザーの囲い込みとマーケティングの双方が考えられているようだ。

 今年になってアニメ関連サイトの新規オープンや大幅なリニューアルが目立つ。今回のアニマックスも含めその多くは、ブログやSNSなどのシステムが利用されている。
 これにはユーザーとのインタラクティブなコミュニケーションによるユーザーロイヤリティの向上と、それによるウェブサイトの収益化を念頭に置いていると考えると良いだろう。
 mixiの成功をきっかけとしたインターネット上のユーザー囲い込みが、アニメ関連サイトにも及んでいるといえる。今後もアニメファンの囲い込みを狙って、有力メディアの激しい競争は続きそうだ。

アニマックス公式サイト http://www.animax.co.jp/

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2006年11月20日
イベント情報 ]
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 クリエーター集団PIXが行なうインディペンデント・アニメーションの上映会「cute'em all」が、今年も12月9日、10日に東京・下北沢の下北沢トリウッドで開催される。
 PIXの参加アーティストだけでなく白組、JAWACON、ファンワークスからもクリエーターが参加するので、インディペンデント・アニメーションのオールスター状態となりそうだ。

 PIXは独立したCGクリエイターが集まって、インディーズアニメーションのDVDを制作することを目指して設立された。
 PIXレーベルのDVDを継続的に制作していることに加えて、才能あるクリエーターが多数集まっていることから注目度も高い。

 PIXがcute'em all2006で目指すのは、2Dと3D、個人と会社、アナログとデジタル、そういったものを越えた広い枠組みでのアニメーション。
 今回の上映会にはPIXのDVD VOL04のリリースに先立って、『チュウリップ』『ルール オブ ローズ』などのゲームを制作してきた保田紀之のプライベート作品や元白組で『鬼武者3』などに参加してきた世良有里子などの作品が上映される。

 また、フラッシュアニメーションからは、青池良輔や丸山薫などの人気作家も登場する。3Dアニメーションと2Dアニメーションのバランス良さもcute'em allの特徴である。
 今回のpixには蛙男商会や「やわらか戦車」のラレコ、「葉の香」の森野あるじなど、この1年間で様々なメディアで広く名前を知られるようになったクリエーターも参加する。
 こうした作品が上映会を盛り上げるのは勿論だが、逆に言えば今回の上映作品には一般的にはまだ名前を知られていない傑作アニメーションが数多くあるということでもある。

 インディペンデント・アニメーションのファンは勿論、興味があるけれど何から見ていいか判らない入門者にも観て欲しいイベントである。

cute'em all 2006 

PIX 
白組 
JAWACON 
ファンワークス 

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2006年11月19日
イベント情報 ]
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 11月15日から19日までカナダのオンタリオで開催された第6回ウォータールーアニメ映画祭(The Waterloo Festival for Animated Cinema:WFAC)で日本のアニメが多数紹介されている。
 ワールドシネマとして紹介された12本の長編アニメーションには、『銀色の髪のアギト』(杉山慶一監督)や『時をかける少女』(細田守監督)と『死者の書』(川本喜八郎監督)が含まれている。特に11月15日のオープニング上映作品には『銀色の髪のアギト』が選ばれた。
 
 WFACは北米以外の長編アニメーションの紹介に特化したアニメーション映画祭で、数あるアニメーション映画祭のなかでも個性的な位置を占めている。海外のアニメーション作品に関心が薄いとされる北米地域での、世界のアニメーション普及の大きな役割を担っている。
 過去には『スチームボーイ』や『アップルシード』など北米で劇場公開された日本の長編アニメを上映するだけでなく、『人狼』や『アリーテ姫』など、海外では公開されていない日本の優れた劇場アニメを多数紹介している。確かな眼をもち、日本アニメに大きな関心を寄せるアニメーション映画祭でもある。

 日本以外の作品では、アニメーション制作の盛んな地域を反映して、ヨーロッパと東アジア各国の作品が多い。今年はフランスの『キリクと魔女』、さらに台湾の長編アニメーション『ファイアーボール』などが上映される。そのほか参加国は、ロシアやタイ、デンマーク、チェコなどに及んでいる。
 また、米日韓合作映画として『ロボテック:影の年代記』が出品される。芸術系の作品とエンタテイメント作品の両方が含まれ、幅広いアニメーション作品が上映されることもこの映画祭の特徴と言えそうだ。

 WFACはさらにTidbitsと題されたコーナーで、中篇映画の紹介も行っている。このTidbitsに出品される6作のうち3篇は、日本のコミックスウェーブによる『はなれ砦のヨナ』『惑星大怪獣ネガドン』『星空キセキ』である。

第6回ウォータールーアニメーション映画祭 

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2006年11月18日
海外:中国 ]
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 アイルランドにある市場調査会社リサーチ&マーケッツによると、中国国内のアニメーション産業規模は同国の映画産業のそれを上回っている。
 これは同社が10月にまとめた調査レポート「中国のアニメ産業レポート2005-2006」の概要によるものである。
 
 リサーチ&マーケッツの調査はさらに、中国企業のクリエイティビティ(創造性)の弱さから中国国内アニメ市場の利益の80%以上は日本企業と米国企業に入っているとしている。スヌーピーやミッキーマウス、ハローキティーが中国市場で生み出す市場規模は6億元に達するとしている。
 また、アニメーション関連商品の市場は、文房具の600億元を筆頭に、玩具、アパレル、音楽・映像ソフトがそれぞれ数百億元市場を持っているという。これは今後も中国のアニメーション産業を拡大する力になるとリサーチ&マーケッツは見ている。

 現在、リサーチ&マーケッツが無料で公開しているのは英文の概要のみで、本レポートは有料になる。また、本レポートは中国語版のみの発行となるため全文を読むのは敷居が高い。
 逆に言えば、本レポートは中国語をネイティブとするスタッフによってまとめられたと考えられる。

 そう考えるとレポートの概要で述べられているアニメーション市場の巨大さと、その市場の利益の多くが日米企業のものになっているとの主張もある程度納得が行く。
 こうした主張は日本のキャラクタービジネス関係者の中国市場は収益に結びついてないという実感と大きく異なる。しかしそれとは別に、現在のキャラクタービジネスが日米企業に支配されているという見方が、中国には広く存在するわけである。

 そうした考え方こそが、現在の閉鎖的とも思える中国政府のアニメやマンガに対する政策となって表れているのだろう。こうしたことはレポートの内容以外の部分ではあるが、興味深い事実でもある。

リサーチ&マーケッツ 
 中国のアニメ産業レポート2005-2006(概要は英文) 

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2006年11月17日
行政 ]
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 アニメイノベーション東京が行うオリジナルアニメーションの制作支援事業「動画革命東京」は、7月1日から9月30日まで募集した第2次支援作品を決定した。
 今回選ばれたのは、独自のスタイル・制作手法でアニメ制作を行うドラゴウノさんの『タロピカーナ』である。これで動画革命東京の支援作品は、7月に決定した4作品と合わせて5作品になる。
 動画革命東京では4年間の事業期間に15作品に支援をするとしているため、今後も引き続き募集が行われる。第3期募集は既に始まっており、今年の12月22日に締め切られる。

 動画革命東京は、コンテンツ企画などを行うシンクの子会社アニメイノベーション東京が東京都などの支援を受けて運営している。個人や中小アニメーション制作会社のオリジナル企画のビジネス化を支援する。
 支援作品になった場合は30分程度のパイロット版の制作資金を出資、さらなる展開の可能性を探ることになる。

 アニメイノベーション東京によれば、今回の応募には第1期募集と同様に高レベルな作品が数十作品集まったという。しかし、支援作品に選ばれたのは前回より数の少ない1作品だけであった。
 今回選ばれたドラゴウノさんの『タロピカーナ』は、転生をテーマに歌、涙、ダンスなど盛り沢山の3DCGアニメーション。トロピカルな南国が舞台になる。ドラゴウノさんはこれまで『テクノ紙芝居ドラゴウノ』でShockwave AWARDアニメーション部門(2002年)や『ココナッツ タロー』で集英社デジタルマンガ賞を受賞している。

 作品はこれまでに作品と同様、gooアニメの動画革命東京特設サイトで紹介されるほか、製作過程もgooアニメのオフィシャルブログで公開される。
  
DORAGOUNO.COM 

動画革命東京 
gooアニメ動画革命東京特設サイト 

当サイトの関連記事 動画革命東京 第1次支援4作品決定

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海外:米国 ]
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 ニューヨーク市マンハッタンにあるニューヨーク・セックス博物館(Museum of Sex)で日本の浮世絵やマンガなどを幅広く取り上げた展覧会『覗き、調査、ポルノ 日本の春画の4世紀:PEEPING, PROBING & PORN Four Centuries of Graphic Sex in Japan』が開催されている。

 展覧会は、春画と呼ばれる性的なテーマを扱った浮世絵の一群が中心となる。代表的な春画を展示しながら、江戸文化とそれに関する吉原の文化に焦点をあてる。それと同時に、江戸時代のエロティシズムの文脈が現代の日本の映像文化にどのような影響を与えているかを紹介している。
 その最も大きな影響を受けているものとしてマンガやアニメを特に取り上げる。これは、マンガ・アニメが、現代の西洋のポップカルチャーに大きな影響を与えているためだとしている。

 展覧会が開催されるセックス博物館は、その名前とは裏腹に極めて真面目な組織で性の文化、社会、歴史的な状況を学術的に研究して紹介している。2002年10月の開館以来、様々な面から人間の性の分野の研究成果を発表してきた。
 展覧会の入場は18歳以上と制限されており、入館料は14.5ドル、学生割引、シニア割引もあり、こちらは13.5ドルである。

ニューヨーク・セックス博物館 (18禁でなく普通に閲覧可能)
 覗き、調査、ポルノ 日本の春画の4世紀公式サイト

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ゲーム ][ 海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 D3パブリッシャーUSAとタカラトミーが北米で発売する任天堂ゲームキューブ向けゲームソフト『NARUTO クラッシュ・オブ・忍者2:NARUTO: Clash of Ninja 2』が好調である。
 IT関連情報会社NPDが発表するゲームキューブ向けゲームソフトの10月チャートで同タイトルは売上げ1位にランキングされた。さらにNPDによると、10月発売のゲームキューブ向けソフトの売上げとしては、過去最高になっている。

 『NARUTO クラッシュ・オブ・忍者2』は、『NARUTO クラッシュ・オブ・忍者』のヒットを受けて制作されたもので、前作よりもキャラクターやローケーションが増やされたほかマルチプレイ機能も盛り込まれている。
 タカラトミーによれば、ゲームのヒットはアニメ作品の高い人気に加えて、ゲーム自体のクオリティの高さが評価された結果だという。『NARUTO クラッシュ・オブ・忍者2』は、大手ゲームサイトIGNから10点満点で8.2点、1UPドットコムから10点満点の8.0点、ゲームプロマガジンからは5点の4.25点を獲得している。

 D3パブリッシャーとトミーは、ゲームボーイアドバンス向けのゲームソフト『NARUTO 忍者カウンシル2:NARUTO: Ninja Council 2』も発売したばかりである。今後は、こちらのソフトの売上げも期待出来そうだ。
 既に国内のD3とタカラトミーは、北米市場でのゲームソフトの好調な売れ行きを織り込んだ企業業績の上方修正を行っている。『NARUTO クラッシュ・オブ・忍者2』の好調な売上げは、今後も企業業績に貢献しそうだ。

D3パブリッシャー 
タカラトミー 

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タカラトミー合併後初の中間決算 業績回復へ
タカラトミー海外好調 業績上方修正
D3業績修正 北米NARUTOゲームで浮上

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インターネット ][ 海外:米国 ]
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 米国の大手メディアFOXは、インターネット部門FOXインタラクティブメディアのゲーム情報サイトIGNが運営するDirect2Driveを通じて、映画やテレビ番組、アニメの本格的なダウンロード販売を開始した。
 Direct2Driveは大手ゲーム情報サイトIGNを運営するIGNエンタテインメントのデジタルストアである。また、FOXは米国の大手メディアコングロマットのNewsグループの主要企業である。
 Newsグループが、インターネットを通じて本格的に映像のダウンロード販売を開始したことでも注目される。

 これまでDirect2Driveは、インターネットを通じて主にゲームソフトを販売してきた。今回は、新たに映像ソフトの映画とテレビ番組、アニメが加わることになる。
 特にアニメについては、「PCゲーム」「映画」、「テレビ」などの4つの独立したカテゴリーのひとつとなっていることが注目される。
 今回、映像ソフトを提供する会社のは、20世紀FOX、ライオンゲート、スターツ・メディア、そしてアニメ流通会社のセントラルパークメディア(CPM)である。また、アニメ番組については、CPM以外にスターツ・メディアの子会社であるマンガ・エンタテイメントが作品を供給している。

 両社はアメリカのなかでも、特にマニア向けのアニメ作品に強みを持つ会社である。CPMの代表作には『少女革命ウテナ』、マンガ・エンタテイメントの代表作には『攻殻機動隊』がある。
 ハードコアなゲームファンに人気の高いIGNのユーザーと相性が良い企業ともいえるだろう。実際、現在Direct2Driveが発表しているトップ10の1位は『攻殻機動隊』となっている。
 気になる価格はテレビシリーズのDVD1枚分がおよそ9.95ドル、劇場映画は19.95ドルが目安とされているようだ。高いものでは『マクロスⅡ』のシリーズ全体が、29.95ドルである。
ちなみに11月17日現在のアニメベスト3は下記のようになっている。

1位 攻殻機動隊 19.95ドル(マンガ・エンタテインメント)
2位 獣兵衛忍風帖 19.95ドル(マンガ・エンタテイメント)
3位 ルパン3世 カリオストロの城 19.95ドル (マンガ・エンタテイメント)

 米国ではウォルト・ディズニーが映像ソフトのネット販売に積極姿勢に転じたこともあり、今年に入って大手メディアが急激に映画・テレビ番組のネット販売ビジネスを強化している。
 今回の試みもニューズ・FOXによる、インターネット配信ビジネスの展開といえるだろう。

 また、こうした大手メディアの動きに呼応するかたちで、アニメ流通の分野でもインターネット販売の動きが進んでいる。
 米国最大のアニメDVD流通会社ADVは、先日、独自のアニメ販売サイトを開始したばかりあるし、バンダイ・エンタテインメントは、アマゾン.com内に独自の販売サイトを設置した。
 今回、アニメ流通の中堅企業のCPMとマンガ・エンタテイメントがIGNと提携したことで、今後は他のアニメ流通企業もインターネット販売に乗り出す可能性が大きくなった。

(参考)
Newsコーポレーション>FOX インタラクティブ>IGNエンタテインメント>Direct2Drive

Direct2Drive 
IGN 

セントラルパークメディア 
マンガ・エンタテインメント 

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ADV 米国初アニメダウンロード販売サイト開始
バンダイ 米アマゾンでアニメのダウンロード販売

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2006年11月16日
話題 ]
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 今年4月にテレビ番組『ザ・フロッグマンショー』で人気となった蛙男商会の人気キャラクターが、10月28日よりTOHOシネマズ系の映画館14館に現れ話題を呼んでいる。
 これはTOHOシネマズとDLE/蛙男商会のコラボレーションによるもので、TOHOシネマズの映画館で本上映前に上映されるマナームービーに蛙男商会のキャラクターが利用されている。
 
 マナームービーは、映画上映中の携帯電話の使用や飲食のマナーを訴えるものである。この単調になりがちなマナームービーを、蛙男商会が独特でシュールなギャグで観客にマナーを喚起すわけだ。
 つまり、広告でありながらエンタテインメントでもあるのだ。まさに常識破りの蛙男商会の本領発揮といえそうだ。

 来年3月には蛙男商会が制作する『ザ・フロッグマンショー』劇場版が、同じTOHOシネマズで公開される。今回のプロジェクトは、いち早く蛙男商会の映像をスクリーンで観ることが可能という点でも貴重なものと言えるだろう。
 DLEはこのほかにもTOHOシネマズとのコラボレーションを多数企画している。例えばTOHOシネマズが今後新規にオープンする劇場に、オピニオンキャラクターとしても蛙男商会のキャラクターを利用するといったものだ。
 来年の劇場公開に向けて、蛙男商会キャラが様々な場面で活躍しそうである。

蛙男商会 
DLE 
TOHOシネマズ

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インターネット ]
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 蛙男商会などFLASHアニメ企画で知られているDLEは、10月30日から動画配信サイト「do-dle.tv」をオープンした。
 サイトではDLEの提供するFLASHアニメを中心としたエンタテインメントコンテンツを、完全無料で楽しむことが出来る。

 主要コンテンツは、蛙男商会、弥栄堂、CLAP!、すなふぇなどDLE所属の人気FLASHアニメクリエイターの作品で構成される。また配信作品には、これまでテレビニュースNews23(TBS)やSPA!(扶桑社)、GyaO(USEN)などで放送・紹介された作品や未公開作品も含まれている。
 これらの作品は特集やお勧めなどのほか、ジャンル別、作家別、人気ランキングなど様々なカテゴリーからも検索可能になっている。今後は、新作も放映する予定で、コンテンツの内容はさらに豊富になりそうな気配である。

 また、DLEはコンテンツの権利元である特性を生かして、ショッピング機能やダウンロード機能もサイトに盛り込む。将来的には、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を用いてクリエーターと直接コミュニケーションを取れる機能やモバイルでの情報発信も視野に入れている。
 動画コンテンツを中心とするクリエーターとファンのためのコミニケーションサイトを目指しているようだ。

 FLASHアニメの配信の商業サイトには、既にLivedoorネットアニメなどもあり、高い人気を集めている。今回のDLEの新サイトオープンにより、FLASHアニメーションの動画配信はますます活性化する。
 現在、FLASHアニメーションは、急激に人気が高まっている。動画とクリエーターを核とした新しいサイトdo-dle.tv は、FLASHアニメーションの新しいサイトとして注目を集めそうだ。

do-dle.tv 
DLE  

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2006年11月15日
アニメ音楽 ]
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 音楽出版のエイベックスとアニメ制作会社STUDIO 4℃は、音楽と映像で両社がコラボレーションした新しいオムニバスアニメ「Amazing Nuts」を12月に発売する。

 「Amazing Nuts」はエイベックスのなかで倖田來未などの音楽を扱うRhythm zoneとSTUDIO 4℃の協力で実現したものである。Rhythm zoneは自社所属のm-flo やRAM RIDER、倖田來未、minkの4アーティストの楽曲を提供し、STUDIO 4℃はそれぞれ1作品10分間程度となるショートストーリーのアニメーション部分を制作する。
 音楽と映像がコラボレーションした4つの作品からなるオムニバスアニメとして構成される。CD+DVD版が12月6日に、DVD版(通常版と特別装丁偵版)は12月20日に発売される。

 今回のコラボレーションではアーティストが単に曲を提供するだけでなく、制作時のあらすじから各アーティストが新たに曲を書き下ろす。
 さらに、その曲に対してアニメを制作する。アニメと楽曲を同時制作して行く、まさにコラボレーションと呼ぶに相応しい作品となっている。

 エイベックスは音楽CD出版の大手企業であるが、近年は、アニメーション分野への進出も強めている。特に、インディズアニメ『スキージャンプペア』や『ペイル・コクーン』のDVDを販売するなど、新感覚なアニメへの関心が強い。
 そうした点はアニメ制作会社のなかでも『マインド・ゲーム』や『アニマトリクス』といった個性的な映像を持つ4℃と近いものがある。今回の両社のコラボレーションもこうしたことを考えれば、違和感はない。音楽とアニメのそれぞれの分野で異彩を放つ企業だけに、その作品の完成度にも期待が持たれる。

Amazing Nuts収録作品
グローバルアストロライナー号
  音楽/ m-flo、監督・キャラクターデザイン/中山大輔
GLASS EYE
  音楽 /RAM RIDER、監督/山下卓、キャラクター原案/森本晃司
たとえ君が世界中の敵になっても
  音楽/倖田來未、監督・キャラクターデザイン/青木康浩
Joe and Marilyn
  音楽/mink 、監督/4 F、キャラクターデザイン/石田貴史

Amazing Nuts公式サイト 
エイベックス Rhythm zone
STUDIO 4℃ 

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テクノロジー ]
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 アニメパッケージビジネスの大手バンダイビジュアルは、次世代ディスクのHD-DVDにおける世界展開でマイクロソフトとDVD製造大手のメモリーテックとの間で技術協力を結ぶことで合意した。
 3社は日本アニメの映像ソフト商品のグローバル市場に向けた展開で、HD-DVDの最新動画圧縮技術の改善に向けて協力する。

 メモリーテックは既に10月に、HD-DVDでのアニメーションコンテンツの動画圧縮技術についてマイクロソフトとの技術協力を結んでいる。この協力ではマイクロソフトが所有するVC-1の技術を用いて、アニメの動画圧縮の際に発生するノイズの問題を解決するとしていた。
 マイクロソフトが保有するVC‐1の動画圧縮技術は、既に米国で制作されるHD-DVDの98%以上で使用されている。
 また、マイクロソフト社内には、同社とメモリーテックによるアニメ作品の画像最適化を研究する専用オフィスが設置されている。

 今回の合意はこの2社に、さらに国内アニメパッケージ企業№1のバンダイビジュアルが加わることになる。
 これまでの次世代DVDの技術開発、ハードの製造に加えて、コンテンツ企業が加わることで、技術開発と協力により重みが出ることになりそうだ。

当サイトの関連記事 メモリーテック MSとアニメ圧縮技術で協力

バンダイビジュアル 
マイクロソフト 
メモリーテック 

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興行成績 ]
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 10月25日に行われたテレビ東京の菅谷定彦社長の定例記者会見によると、テレビ東京とテレビ東京ブロードバンド運営する総合アニメサイト「あにてれ」の月間アクセス数はおよそ4000万アクセスである。
 これは、同社が10月に行った『ポケットモンスター』の新作アニメのネット配信の試みについて菅谷社長が言及した際に触れられた。また、1日の平均アクセス数は133万であるとも述べている。

 テレビ東京は在京地上波テレビのなかでは、アニメ番組放映のおよそほぼ半数を放映している。アニメ番組に強い放送局として広く知られている。そうした自社放映番組の紹介を兼ねた総合アニメサイト「あにてれ」はコンテンツの豊富なアニメサイトとして人気を集めている。
 これまでも国内有数の規模のアニメ関連サイトとされていたが、今回アクセス数が明らかになったことであらためてその人気ぶりが伺える。

 テレビ東京はアニメサイトの人気をもとにアニメとインターネットを融合させたビジネスの強化を打ち出している。現在の「あにてれ」もこうしたコンセプトに基づいて、昨年12月12日にリニューアルされた。
 また、同社のビジネスの大きな目的に、アニメ作品の動画配信と関連商品の物販強化によるサイトの収益化がある。

 今回、国内では完全新作になる『ポケットモンスター 戦慄のミラージュポケモン』をテレビやDVDでなく、インターネット配信で行ったのも、こうしたプロジェクトの一環である。
 『 戦慄のミラージュポケモン』は、10月13日から21日の9日間だけでおよそ40万アクセスとなっており、こうしたテレビ東京の期待に応えたかたちとなっている。

 しかし、サイトのアクセス数は多いものの、有料コンテンツの配信や商品販売からの収益確保という点では、まだ十分な成果とまではいっていないようである。
 今後は、こうした自社コンテンツの人気をさらに収益化することが目指されそうである。

「あにてれ」 

テレビ東京 
テレビ東京ブロードバンド 

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2006年11月14日
イベント情報 ]
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 今年21年目で東京ファンタステック映画祭が幕を閉じた新宿・歌舞伎町で、また別の映画祭が今年から始まる。
 11月23日から26日まで4日間の予定で開催されるこのイベント東京シネマフェスティバル2006は、新たなる才能の発見や映画の楽しみ方の提案、さらに映画ファンと映画製作者が出会う映画祭を目指すとしている。
 上映される映画もオープニングの『007/カジノロワイヤル』から伝説のロックスターの追悼ライブ『フレディ・マーキュリー没後15年メモリアル・フィルム。コンサート』、北朝鮮拉致事件に巻き込まれた横田めぐみさんを描く『めぐみー引き裂かれた家族の30年』まで幅が広い。

 こうしたラインナップのなかに、年末から来年に先駆けて公開される注目の劇場アニメーション作品が含まれている。とりわけ注目されるのは、キアヌ・リーブスが主演するSFアニメーション『スキャナー・ダークリー』(原作『暗闇のスキャナー』)である。
 原作は『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』などで知られるSF小説の大家であるP・K・デック。さらに、デジタルロトスコープと呼ばれるあまり馴染みのないアニメーション手法も含めて常ならぬ雰囲気を最大限に醸し出している。

 デジタルロトスコープはその名前の通り、実写映像の各フレームをアニメーション作画にするロトスコープをデジタルで処理するものである。映画ではキアヌ・リーブスやウィノ・ライダーが、姿かたちそのままに実写さながらのアニメーション画像に変換されている。
 内容も実写同様に妥協はなく、アニメーションながらR-15指定、まさに大人のためのアニメーションである。

 このほか映画祭には松本大洋特集に『鉄コン筋クリート』が、ファミリー・プログラムではソニー・ピクチャーズの贈る3DCGアニメーション『モンスター・ハウス』が上映される。

東京シネマフェスティバル2006 

スキャナー・ダークリー公式サイト 
鉄コン筋クリート公式サイト 
モンスター・ハウス 

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2006年11月13日
賞/コンテスト ]
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 Yahoo! Internet Guide主催のWeb of the Yearの今年の話題賞に、アニメ関連の4サイトがノミネートされ注目となっている。Web of the Yearはその年に話題になったWebサイトをノミネートサイトとして挙げ、一般投票でベストサイトを決定する。
 今回、話題賞にノミネートされたアニメサイトは、『時をかける少女』、『涼宮ハルヒの憂鬱』、『蛙男商会』、『やわらか戦車』である。これらのノミネートは全20サイトのうちの4つを占めており、単独のカテゴリーとしてはかなり多くなっている。

 しかし、ノミネートされたことより興味深いのは、これらの作品はウェブサイトが話題というよりインターネット全体で話題だったことである。
 例えば、ネット上の口コミがヒットにつながったと言われる『時をかける少女』、『涼宮ハルヒの憂鬱』は、公式サイトよりもファンサイトやブログ、ネット上の掲示板の果たした役割を抜きに語ることが出来ないだろう。
 今回のノミネートは話題になったウェブサイトというよりも、むしろネット上で話題になった作品を代表するかたちでウェブサイトが挙げられたといえる。

 同様のことはネット発とされる『蛙男商会』や『やわらか戦車』にもいえる。両作品はネットコンテンツであることに加えて、ネット発の作品がネットを飛び越えたことが話題となった。
 『蛙男商会』なら地上波テレビに進出したことであるし、『やわらか戦車』であれば「やわらか戦車連合軍」によるキャラクターの商品化といったこれまでのネットの常識を超えた部分に話題性があった。

 また、今回のノミネートで面白いのは、これまでテレビのメディアだと思われてきたアニメがインターネットに大きく展開し始めていることを端的に表していることである。今回話題賞に挙げられた作品のうち、『蛙男商会』を除く3作品は、先頃行われた第11回アニメーション神戸でそれぞれ作品賞劇場部門、作品賞テレビ部門、作品賞ネットワーク部門を受賞している。
 つまり、2006年のアニメは、アニメ界全体の関心とネット上での関心がほぼ一致したことになる。アニメビジネスの事業規模は依然、テレビや劇場などインターネットでないメディアの存在感が大きい。しかし、こと話題性となると、インターネットの影響力が急速に強くなってきた2006年だと言えるだろう。

 このほかWeb of the Yearでアニメサイトの活躍が目立ったのは、動画配信部門である。このなかには、アニメ情報と動画配信を組み合わせる試みで注目を浴びるテレビ東京の「あにてれ」や、アニメ番組配信の「アニメBB」、「バンダイチャンネル」、さらにアニメだけではないがアニメコンテンツにも注力している「GyaO」がノミネートされている。
 また、そうした商業配信とは対照的に、大量の違法コンテンツの存在でも話題を呼んだYouTubeが同じ動画部門にノミネートされている。

 一方、昨年から今年にかけて急激に広がるコミックのネット配信も注目である。講談社の運営するコミックサイトMiChao!が新人賞にノミネートされているのは、大手出版社の一つである講談社が遂にネット事業に本格的な進出をしたことにあるだろう。
 MiChao!はほかにエンターテイメント部門でもノミネートされており、同部門には双葉社のコミックサイトCOMIC SEED! もリスト入りしている。

Web of the Year 2006 

蛙男商会 
涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団  
時をかける少女 
やわらか戦車 

テレビ東京 あにてれ 
アニメBB 
GyaO 
バンダイチャンネル 
You Tube 

MiChao! 
COMIC SEED 

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話題 ]
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 来年秋に開催される「全国総合アニメ文化知識検定」(略称アニメ検定)は、携帯電話での検定が可能となる6級と、筆記試験での受験となる1級から5級までの6段階で構成される予定である。
 携帯電話で受験する6級は、検定料は無料になる。1級から5級の筆記試験に先駆けて来年春からの公開を目指している。一方、1級から5級は来年秋に全国5箇所程度の会場で実施し、こちらは3000円程度の検定料が想定されている。
 
 また、アニメ検定の開催に向けて、来年初頭にはアニメ検定公式Webサイトの開設が予定されている。また、春には公式テキストブックの発行も行うとしている。

 「全国総合アニメ文化知識検定」は、日本と世界のアニメ文化と産業の知識を検定する検定制度で、東京アニメセンターなどが参加するアニメ検定実行委員会が主催を行う。

当サイトの関連記事 日本初 アニメ検定開催発表 2007年秋 

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新発売/新作 ][ 映画 ]
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 今年のヴェネチア映画祭のコンペティション部門に出品されて大きな話題を呼んだ大友克洋監督の『蟲師』が、来年3月に松竹・東急系で全国ロードーショーされることが決まった。

 『蟲師』の原作は漆原友紀が『月刊アフタヌーン』に連載する人気マンガである。原作は累計260万部のベストセラーになったほか、平成15年度文化庁メディア芸術祭漫画部門優秀賞や2006年講談社漫画賞を受賞するなど専門家からの評価も高い。
 また、一昨年にテレビアニメシリーズとしても映像化されている。こちらも東京アニメアワード優秀賞を受賞しており、様々なメディアで展開しながらいずれも話題を呼んでいる。
 今回公開される実写映画も、既にヴェネチア映画祭コンペティション部門出品されるなど、話題性は十分で、その劇場公開が待たれていた。

 大友克洋監督は1988年に発表した劇場アニメ『AKIRA』で、欧米のポップカルチャー界に大きな衝撃を与えたことで知られている。その『AKIRA』の衝撃が、現在の世界各国で広がる日本アニメへの関心の高まりの礎となった。
 大友克洋氏は、その後も2004年の『スチームボーイ』の監督や様々な劇場アニメの制作に参加している。しかし、実写映画の監督は1991年の『ワールド・アパートメント』以来となる。 

 映画はファンタジクっな内容に合わせたVFXや、大友克洋監督の得意とするSFタッチな表現も期待される。
 ここ数年、マンガ原作の実写映画は昨年の『NANA』や本年の『デスノート』などのビッグヒットも多い。『蟲師』は、来年春の劇場映画の目玉となりそうだ。

       mushishi-main_rgb.jpg
©2006「蟲師」フィルムプロジェクト

蟲師公式サイト(映画) 

蟲空間 
蟲師公式サイト(アニメ)

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2006年11月12日
海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 来年2月ニューヨークで開催されるニューヨークコミコン(NYコミコン)は、北米で初の試みとなる大規模なアニメアワードの選考と授賞式を開催すると発表した。
 アニメアワードは日本のアニメ作品だけから選出されるもので、NYコミコンの関連イベントとして2月24日にマンハッタンにあるニューヨーカーホテルで受賞作品の発表と授賞式を開催する。
 表彰式にはアメリカの人気声優が多数参加するほか、業界関係者なども参加するとしている。

 NYコミコンは、今年から開催されたコミック、マンガ、アニメ、映画、ゲームなどの総合ポップカルチャーイベントで、出版関連の大手情報会社リードグループが運営をする。
 2月に開催された第1回のイベントには当初予想を遥かに超える3万3000人の参加者を集めて注目浴びた。来年は本年の2倍の規模で開催を予定している。

 イベントの特徴はアメリカンコミックやゲーム、SFだけでなく、マンガやアニメなどの日本発のポップカルチャに大きな力を入れていることである。
 本年のNYコミコンはコミックとマンガ、グラフィクノベルで存在感は大きかったが、アニメの存在感は小さかった。来年のアニメアワードの開催は、このアニメ部門を強化する動きと考えられる。

 賞の選考にあたっては、業界関係者とアニメファンの選考が組み合わせられる。まず、北米のアニメ関連企業とアニメ専門家が候補作品を提出する。その候補作品をもとにICV2の発行人ミルトン・グリップ氏と北米を代表する3つのアニメ情報サイトアニメニューズネットワーク、アニメインサイダーマガジン、アニメ・オン・DVDがノミネート5作品を決定する。
 さらにこの5作品のなかから、インターネットを通じたファン投票が行なわれアワードが決定する。ファン投票は来年の1月に実施される予定である。

 今回のアニメアワードは、これまで北米が開催されたアニメに関する賞のなかでは、主要なアニメ企業とアニメメディアのほとんどが関わっている前例のないものになる。北米のアニメ業界とアニメファンが選んだ賞として大きな注目を浴びるだろう。
 
 アニメアワードの開催でアニメ部門も強化に乗り出すNYコミコンはマンガ部門に強いため、今後、アニメに特化した他の大型コンベンションのアニメエキスポ(ロサンゼルス近郊)やオタコン(ボルチモア)の強力なライバルに成長しそうだ。 

 今回の授賞式の様子は米国の大手サブカルチャーサイトIGNでも放映される予定になっている。IGNは授賞式のほかに、プレレポート、アフターレポートまでをカバーするとしている。
 また、アニメ専門ケーブルチャンネルのアニメネットワークも、後日授賞式の様子を放映する予定である。

アニメアワードの部門賞
ベストアクター賞ベストアクトレス賞ベストアクター賞(コメディ部門)ベストアクトレス賞(コメディ部門)ベストキャスト賞ベストDVDパッケージデザイン賞ベスト主題賞ベストコメディ作品賞ベスト作品賞(OAV)ベストシリーズ賞(短期シリーズ13話以下)ベストシリーズ賞(長期シリーズ14話以上)ベストマンガ賞

ニューヨークコミコン2007公式サイト

ICV2
アニメ・ニューズ・ネットワーク 
アニメ・インサイダー・マガジン 
アニメ・オン・DVD 
IGN 
アニメ・ネットワーク 

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2006年11月11日
新発売/新作 ]
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 『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』や『機動武闘伝Gガンダム』の監督で知られる今川泰宏氏の初の劇場映画『鉄人28号 白昼の残月』が来年3月に劇場公開されることになった。
 配給を手掛けるメディア・スーツによれば、東京都内の新宿武蔵野館などで上映される。

 今川監督は2004年に、この劇場作品の兄弟作品ともいうべきテレビアニメシリーズ版の『鉄人28号』を監督している。製作会社、スタッフは今回の劇場版とほぼ同じで、エンタテイメントとヒューマンドラマを融合させた演出は高い評価を受けている。
 今回の劇場版はテレビ版とは異なった世界が舞台となるが、派手な演出とドラマ作りに定評がある今川監督だけに期待の高まる作品である。

 『鉄人28号』の原作者横山光輝氏の作品では、今川氏は『ジャイアントロボ THE ANIMATION -地球が静止する日』の監督も行なっている。制作6年、7時間に及ぶ同作品は、90年代を代表する名作OVAである。
 また、同氏は少年チャンピオンRED11月号から連載開始を始めた漫画『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』の脚本も行なうなど横山作品と縁が深い。

 『ジャイアントロボ』のアニメーションについては、ジャイアントロボ生誕40周年記念企画として新作テレビアニメ『GR -GIANT ROBO-』も来年テレビ放映を行なう。しかし、こちらの作品には今川泰宏氏の参加はない。

メディア・スーツ 
GR -GIANT ROBO-公式サイト

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海外:アジア ]
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 米国や日本、ヨーロッパなど世界各国で放映され、高い人気を集めているアニメーション専門チャンネルのカートゥーンネットワークが11月11日に韓国で放映開始した。
 同局はアメリカのカートゥーンネットワークと韓国のメディアコングロマリット中央日報グループの合弁会社である。

 韓国のカートゥーンネットワークの番組編成は、米国のカートゥーン作品が大半を占めており、それを少数の日本アニメと韓国アニメが補うかたちとなっている。
 日本アニメでは『出ました!パワパウガールZ』や『ジャングル大帝』といった番組が放送される。米国の番組では『BEN10』や『トムとジェリー』、『ティーンタイタンズ』、『デクスターズラボ』などがラインナップされている
 
 カートゥーンネットワークは、米国本国では米国のカートゥーン作品と同時に日本アニメを多数組み入れることで成功している。しかし韓国では、カートゥーン中心の編成となりそうだ。
 これは韓国には、既にアニマックスやトゥーンバスといった日本アニメを得意とするアニメ・カートゥーンの専門の有力なチャンネル放送局が存在するためである。
 このため人気日本アニメの新たなライセンス獲得は難しい。韓国カートゥーンネットワークは日本と同様に、カートゥーン番組に特化することで視聴者の獲得を目指していると思われる。

韓国カートゥーンネットワーク 

当サイトの関連記事 韓国でカートゥーンネットワーク放映開始

アニマックッスコリア 
トゥーンバス 

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新発売/新作 ]
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 東京アニメセンターを中心とする「アニメ検定実行委員会」は、「全国総合アニメ文化知識検定試験」の2007年秋開催を目指すと発表した。「全国総合アニメ文化知識検定試験」は通称を「アニメ検定」とし、アニメ文化に関する総合的な知識を問うものになる。
 アニメファンの知識としてだけでなく、アニメの文化領域にかかわる幅広い知識を問うことでアニメ文化に対する理解を判断するものになる。
 詳細は未決定だが、全国数箇所で筆記試験を行い、携帯電話でも参加可能な試験となる。

 東京アニメセンターは、日本動画協会などの支援を受けて今年3月に東京・秋葉原にオープンした。国内外のアニメファンに向けて、日本のアニメ文化の中心地からの情報発信を目指している。
 オープン以来、常設ショップでの限定商品の販売や隣接のアニメシアターを利用した幅広いファンに向けた様々なイベントで人気を呼んでいる。
 今回のプロジェクトも、アニメ文化の理解と拡大の試みとして大きな注目を浴びそうだ。

 サブカルチャー分野の知識を問う検定試験は、今年に入ってからは既に映画検定(主催/キネマ旬報社/キネマ旬報映画総合研究所)や漫画検定(主催/イーブックイニシアティブジャパン 共催/毎日新聞社)などが実施されている。
 また、経済産業省の設置するゲーム産業関連の審議会では、ゲームクリエーター養成のためのゲームクリエーター検定試験開催の検討も進めている。

 こうした試験はその方法も目的も様々で異なっている。しかし、アニメ、マンガ、ゲームなどの文化面での注目が益々大きくなっていることが、こうした検定試験の盛況につながっている。
 ファンの知識欲の高まりや文化や産業としての関心が高まるなか、今後もこうしたサブカルチャー分野の検定試験は増えるかもしれない。

東京アニメセンター 

映画検公式サイト  
漫画検定 

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2006年11月10日
新発売/新作 ]
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 有力アニメスタジオのマッドハウスが人気オンラインゲーム『メイプルストーリー』のアニメ制作を行う。『メイプルストーリー』は韓国のオンラインゲームゲーム会社ネクソンが開発したオンラインゲームで、アジア地域や北米地域で展開している。
 マッドハウスはこの日本法人ネクソンジャパンと協力して『メイプルストーリー』をアニメ化する。今回は作品の長さや放送形態、公開時期は発表されていないが、ネクソンジャパンはゲームを展開する各国での放映を目指したいとしている。

 『メイプルストーリー』は、韓国では加入者1400万人という国民的なオンラインゲームである。日本では利用者の大半が小中学生で140万人の登録者がいる。
 ネクソンジャパンは『メイプルストーリー』をアニメ化することで、こうしたゲームの利用者に向けたライセンス事業の展開を目指している。

 これまでマッドハウスは、いわゆる大人向け、カッティングエッジな作品を得意としてきた。しかし、今期は女児向けの『おとぎ銃士 あかずきん』や男児向けの『牙』などを制作している。今回の『メイプルストーリー』も、同様に児童層に向けたアニメ作品になると考えられる。
 マッドハウスは従来の作品群に加えて子供向けアニメを手掛けることで、子供向けからマニア向け、劇場作品と幅広いアニメ製作を行う総合的なアニメスタジオに急激に変化しつつあるようだ。

メイプルストーリー公式サイト 

マッドハウス 
ネクソンジャパン 

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2006年11月09日
新発売/新作 ]
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 新感覚の映像表現とこれまでにない幅広いクリエイターの参加が注目される東映アニメーションの「画ニメ」が2007年に向けた新タイトル発売を11月9日に発表した。

 今回発表されたのは来年1月30日に発売を予定している『鳥の歌』と『エコエコアザクラ』である。
 『鳥の歌』はファイナルファンタジーのキャラクターデザインなどで知られる天野喜孝氏が、原作、作画、監督の3役をこなす。同氏は既に8月1日に発売された『Fantascope~tylostoma~』の原作と作画を手掛けて好評を博している。今回は新たに監督も行うことで、さらに天野ワールドの拡大を目指す。

 また、『エコエコアザクラ』は日本のホラーマンガの古典ともいえる古賀新一氏の代表作である。こちらも原作者である古賀氏が脚本と作画を新作として描き下ろす。
 『渋谷怪談~さっちゃんの都市伝説~』などの作品を手掛ける長江俊和氏が監督を行なう。ここでしか見ることの出来ない人気マンガの最新作のため、従来のアニメファンにとどまらない人気を呼びそうである。

 画ニメは従来のアニメとは異なり、静止画の魅力を活用することで、少ない作画で物語を展開する。新しい映像表現技術と表現手段の確立を目指している。
 映像制作を東映アニメーション、販売を出版社の幻冬社が行うという協力によって生まれた。今年の8月よりこれまで10作品が発売されている。

 また、今回の発表された2作品に加えて、林静一原作『赤色エレジー』、美樹本晴彦氏が作画を担当する『A day of a girl @TYO(仮)』の発売も予定されている。
 画ニメのDVDシリーズは、来年に向けてさらに拡大して行きそうだ。

画ニメ公式サイト 

東映アニメーション 

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コミック ][ 学問 ][ 賞/コンテスト ]
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 人文分野の研究、評論家活動を表彰する第28回サントリー学芸賞に、竹内一郎氏の『手塚治虫=ストーリーマンガの起源』(講談社)が選ばれた。サントリー学芸賞は「政治・経済」、「芸術・文学」、「社会・風俗」、「思想・歴史」部門に分かれている。
 竹内氏が授賞したのは、このうち芸術・文学部門でマンガ評論が芸術・文学の一ジャンルとして認知されているという点で興味深い。

 竹内一郎氏は劇作家であり、また一方で漫画原作活動も行っている。昨年10月に刊行された『人は見た目が9割』も大きな話題を呼んだ。そのほかビジネス書や翻訳書など多数の執筆活動を行っている。
 サントリー学芸賞は、1979年に設立された日本で数少ない学術研究の出版物を表彰する賞である。これまでマンガ分野では1994年に大塚英志氏の『戦後まんがの表現空間』が、アニメ分野では2002年に切通理作氏の『宮崎駿の<世界>』がそれぞれ社会・風俗部門で受賞している。

 選行委員の一人である文芸評論家の三浦雅士氏は、今回の受賞決定にあたり手塚治虫に端を発する日本のストーリーマンガの文化面での影響の大きさを引用している。
 そのうえで竹内氏の功績としてマンガ評論の基軸を提示したこと、著作の手塚治虫論が秀逸であることの2点にふれている。同氏によれば本書は、手塚治虫が何をしたのか、どこが偉かったのかの説明に論理的であるという。

 アニメ、ゲームなど数多いサブカルチャーコンテンツのなかで、マンガ評論は研究活動が特に進んできる分野でもある。今回の受賞は、こうした活発に展開するマンガ評論活動という状況も反映しているだろう。

サントリー学芸賞 

 

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話題 ]
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 タイム誌アジア版は「過去60年アジアのヒーロー」と題して、第2次大戦後の人物を中心にアジアを代表する人物を選び出し発表している。
 特集ではそれぞれ「国家建国者」、「芸術家と思想家」、「ビジネスリーダー」、「スポーツ選手と冒険家」、「インスピレーション」に分かれており、インドのマハトマ・ガンジー氏など56の個人とグループが紹介されている。

 その「芸術と思想家」のリストのなかに、日本のアニメ監督の宮崎駿氏の名前が含まれている。同氏は日本のアニメ文化を代表するだけでなく、世界と戦後のアジア文化を象徴する人物としても評価されているようだ。
 タイム誌によれば日本アニメの祖ともいうべき手塚治虫氏でなく敢えて宮崎氏を選んだのは、宮崎駿氏とスタジオジブリこそが日本のアニメそのものという考えのためである。『鉄腕アトム』を源とする日本の商業アニメーションの重要性に目を向ける一方で、宮崎駿氏をアジアの顔として選ぶタイム誌の判断はなかなか興味深いものがある。

 また、「ビジネスリーダー」の分野では、日本文化・コンテンツのもうひとつの顔のゲーム分野からも名前が挙がっている。80年代に発売され大ヒットした人気ゲーム『スーパーマリオブラザーズ』の生みの親である宮本茂氏である。
 タイム誌は『スーパーマリオブラザーズ』が、テレビゲームに最も大きな衝撃を与えたソフトとしている。芸術でなくビジネスとされているのは、ビデオゲーム文化の変革者であると同時に、ゲームソフト産業の発展に果たした役割の大きさに着目しているためだ。

 このほか日本人でリストに入ったのは、建築家の丹下健三氏、指揮者の小沢征爾氏、ファンションデザイナー森英恵氏、三宅一生氏、川久保玲氏、山本耀司氏、ソニー創業者の盛田昭夫氏と井深大氏、日清食品の安藤百福氏などである。
 日本の政治家の名前はリストにない。日本人の名前は芸術とビジネスの分野に集中している。過去60年のアジアの中の日本は、文化面と経済面での存在が大きいようだ。

タイム誌アジア版  60 Years of Asian Heroes

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賞/コンテスト ]
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 プロダクションI.Gが、キリンビバレッジのテレビコマーシャルとして制作した『KIRIN LEMON BLACK モンスターブラックス 逆襲篇』が第11回オランダアニメーション国際映画祭でCM部門の大賞を受賞した。
 
 『KIRIN LEMON BLACK』は、大手飲料メーカーのキリンビバレッジのベストセラー商品キリンレモン77周年記念キャンペーン向けに制作されたアニメ作品である。CM監督で『茶の味』などで知られる石井克人氏が監督を務め、作画監督は『キル・ビル』や『サムライチャンプルー』で知られる中澤一登氏が行った。
 作品は近未来の架空のスポーツ「スカイーシュート」をテーマに、キリンレモンの爽やかなイメージを保ちつつ躍動感のある映像を展開している。今回CM大賞を受賞したのは、制作された2作品のうちの『KIRIN LEMON BLACK モンスターブラックス 逆襲篇』である。

 オランダアニメーション国際映画祭は11月1日から5日までオランダのユトレヒトで開催された。映画祭はインディズアニメーションやショート・アニメーションを主要なテーマに掲げている。

 プロダクションI.Gは劇場アニメやテレビのシリーズアニメ以外に、多様な需要に対してショート・アニメーションも多数制作している。近年の作品には、今回の映画祭にも出品されたミレーヌ・ファルメールのビデオクリップ『Peut-etre toi』などがある。
 そうした作品は長さは短いが、映像イメージの質を重視する。このためプロダクションI.Gのようなクオリティの高さを重視するスタジオの人気は高い。
 今回のCM大賞の受賞で同社のショート・アニメーション制作は、今後もさらに注目を浴びそうだ。

第11回オランダアニメーション国際映画祭 

プロダクションI.G 
キリンビバレッジ 

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モバイル ][ 海外:米国 ]
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 米国最大手の日本アニメ専門チャンネルのアニメネットワーク(ANIME NETWORK)は大手携帯電話会社スプリント(Sprint)のモバイル端末向けにアニメ番組配信を開始すると発表した。

 同社が提供するサービス「アニメネットワーク・モバイル」は、米国のスプリントが展開するモバイル向けコンテンツサービス「スプリント・パワー・ヴィジョン」のスプリントTVの66チャンネルとなる。
 「スプリント・パワー・ヴィジョン」の契約者は月4.95ドルの追加料金を払うことで、「アニメネットワーク・モバイル」の利用が可能になる。
 現在、「アニメネットワーク・モバイル」では、『Mezzo』と『キノの旅』、『ダイバージェンス・イブ』、『ワンダバ・スタイル』、『ロックマン』の5つの作品がビデオ・オン・デマンドで観ることが出来る。

 アニメネットワークは米国大手アニメ流通会社ADVの子会社で、日本アニメに特化した有料ケーブルテレビを運営している。
 また、同時にビデオ・オン・デマンドによるアニメ番組の配信も行っており、ニューメディアを利用したアニメの流通に意欲的に取り組んでいる。
 
 米国の携帯電話市場では、日本に較べてモバイルコンテンツ配信が遅れている。その一方で、将来有望なメディア市場としての注目も高い。
 今後はアニメネットワークだけでなく、数多くのアニメ関連企業の進出も考えられそうだ。

Anime Network 
Sprint TV

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2006年11月08日
ゲーム ][ 映画 ][ 海外:米国 ]
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 ゲーム会社大手のセガは、同社の米国会社とヨーロッパ会社がマーベル・スタジオの製作する大作VFX映画『IRON MAN』のゲーム化についてマーベル・エンタテイメントと独占契約を結んだと発表した。

 今回、契約を結んだのはサンフランシスコに本社を持つセガ オブ アメリカとロンドンに本社を持つセガ ヨーロッパである。両社はマーベル・エンタテイメントが出版するコミックを原作に製作されるVFX映画『IRON MAN』の全ゲーム機種での独占的開発権と販売権を獲得した。
 『IRON MAN』は、08年5月2日に欧米で公開される予定である。セガはこの『IRON MAN』をベースにした次世代家庭用ゲーム機向けのゲームソフトなどを開発する。
 
 欧米ではヒット映画に連動した関連ゲームは売上高が大きく、欧米のゲーム企業のドル箱となっている。一方、これまで日本企業がハリウッドの大作映画の欧米市場向けのゲーム化ライセンスで独占契約を結ぶケースは珍しい。これが日本企業の海外でのゲームソフトの売上げの伸び悩みの一因ともなっていた。
 今回の契約はセガのゲームビジネスが、グローバに拡大する可能性を持っている点で大きく注目される。

 今回、セガが契約を結んだマーベル・エンタテイメントは、『スパイダーマン』や『Xメン』などの人気作品を持つ米国の大手コミック出版社である。同社はこれまで自社が管理するスーパーヒーローの映画化について、映画製作会社に原作権の供給を行ってきた。
 しかし、マーベル・エンタテイメントは近年、自社キャラクターのライセンスビジネスへの進出を強めている。さらに、同社は大手投資銀行から資金調達を行い、映画についても自社製作を開始している。
 今回の『IRON MAN』は、マーベル・エンタテイメントによる自社製作作品の第1弾である。同社は今後も『超人ハルク』や『キャプテンアメリカ』などの映画製作を行う。

 『IRON MAN』はマーベル・エンタテイメントがライセンス管理を行うため、ゲーム化権の許諾でこれまでの大手映画スタジオと異なったアプローチが取ることが出来る。これが今回のセガの欧米市場でのゲーム化権獲得につながったと言える。
 セガは今回の契約を同社とマーベル・エンタテイメントの戦略的なパートナーシップの第一歩としており、今後も同社のスーパーヒーローを利用したゲーム開発を行うとしている。

セガ 
マーベル・エンタテイメント 

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イベント情報 ]
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 アニメを利用した地域振興を目指す広島市は、広島アニメーションセンターのプロモーションイベントである「ひろしま創発フェスタ2006」を11月7日から10日の間に開催している。
 このイベントは広島市や広島市商工会議所などが、広島からのアニメーション情報発信を目指した広島アニメーションセンターを広く告知することを目的としている。

 期間中に有名クリエーターが若手クリエーターを指導するマン・ツー・マン・ティーチングやモンキーパンチ氏や伊藤有壱氏などが参加するトークセッション、さらに協賛事業として「ひろしま創発サミット2006」などが開催される。

 広島アニメーションセンターは、広島国際アニメーションフェスティバルや広島アニメーションビエンナーレを地域経済振興に活かす目的で設立をめざしているアニメーション関連施設である。
 センターではアニメーションと広島市民や中小企業の参加と連携、アニメーションを通じた集客交流の促進、アニメーション産業と関連ビジネスの創出を行うことになる。

 現在は、その前段階の「社会実験事業 広島アニメーションセンター」として10月6日から11月26日の期間限定プロジェクトとなっている。
 こちらはアニメーションの歴史や広島とアニメーションといった企画展示のほか、アニメーション・カフェと名づけた作家との交流会を行っている。

 アニメなどのコンテンツを利用した地方自治体の地域振興の試みは、近年、盛んになりつつある。そのなかで広島市は、アニメーションフェスティバルやアニメーションビエンナーレなどで着実に実績を築きつつあるといえるだろう。

広島アニメーションセンター 
   ひろしま創発フェスタ2006 

広島国際アニメーションフェスティバル 
広島アニメーションビエンナーレ 
ポール・イマージュ広島

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映画 ]
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 11月3日に公開された『デスノート the Last name』が、前作『デスノート』(前編)に続いて週末興行第1位になった。
 『デスノート the Last name』は、マンガ原作をもとに実写映画化された。今年6月に公開された前編と合わせて2部構成となり、今回が完結編となる。第1作の公開当初から2部構成として製作されたことや原作と異なる結末が話題を呼んでいる。
 
 6月17日に公開された『デスノート』の前編も、公開から2週間連続で週末興行収入第1位を獲得している。今回の『デスノート the Last name』の興収第1位で前編、後編双方で、1位になったことになる。
 『デスノート』前編は、国内興収がこれまで28億円となるヒットとなっている。しかし、『the Last name』は公開最初の週末の興行成績では前編を大きく上回っており、この勢いが維持出来れば2006年を代表する大ヒットになりそうだ。

 『デスノート』は劇場映画以外にも、10月からは日本テレビ系の深夜でテレビアニメの放映も始まっている。こちらも深夜アニメとしては好調な視聴率になっている。
 さらに映画公開に先立つ10月27日には『デスノート』(前編)のテレビ放映がされ、24.5%という好調な視聴率となった。劇場公開から4ヶ月という異例の短期間でのテレビ放映は、言うまでもなく『the Last name』の興行支援である。

 こうした作品のメディアでの露出の拡大が、前作を上回るヒットに結びついているといえるだろう。
 『デスノート』のアニメ版は既に米国でのライセンスがされたと伝えられているほか、海外での作品リメイクの引き合いも多いという。今後は、国内だけでなく海外でも人気が広がりそうな気配である。

デスノート the Last name公式サイト 
デスノート公式サイト(TV) 
デスノート公式サイト(マンガ) 

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2006年11月07日
イベント情報 ]
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 東京・杉並区にある杉並アニメーションミュージアムは、11月28日から来年2月25日まで「東映アニメの50年 日本アニメのルーツから現在・未来へ」展を開催する。
 これは今年で創立50周年を迎える東映アニメーションを記念すると共に、同社の歴史を通して日本アニメの魅力を知るものである。展覧会では展示場を「東映アニメ前史」、「東映アニメ代表作の紹介」、「オープニング映像の上映」の3つのゾーンに分けて紹介する。

 「東映アニメ前史」では、日本のアニメーションの祖とされている北山清太郎氏の北山映画製作所取り上げる。また、北山映画製作所出身で後に東映動画(現東映アニメーション)につながる日本動画社を設立した山本早苗氏の活動の紹介も行う。
 作品紹介では、『魔法使いサリー』の企画書やハンドトレス時代の『タイガーマスク』のセル画、マンガ家手塚治虫が作った『西遊記』の直筆構成絵コンテなど貴重な資料が公開され注目である。
 今回の杉並アニメーションミュージアムでは、今回に合わせた関連イベントも数多く用意している。上映会企画や講演会、ワークショップなど盛り沢山になっている。

 東映アニメーションは、現存するアニメスタジオのなかで日本最古であるだけでなく、現在でも日本最大のアニメ制作規模を誇る。過去50年間に作られた作品は、テレビアニメだけで9000話を超え世界有数の規模となっている。
 日本のアニメの歴史を考えるなかで同社が重要なのは、日本の多くのスタジオが東映アニメーションを源としていることにある。宮崎駿氏や大塚康夫氏、最近では『時をかける少女』で注目を浴びた細田守氏など、東映アニメーション出身のクリエーターも数が多い。
 まさに日本を代表するアニメスタジオであり、その歴史を振り返ることで大きな発見もあるに違いない。

 また、杉並アニメーションミュージアムは、今回の「東映アニメ50年」展の次の企画として、来年の開催に向けて「コロコロコミック30周年展」の準備も進めている。

杉並アニメーションミュージアム 
  
東映アニメーション 

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 日本貿易振興機構は、日本の映画産業の動向をまとめた2006年版のレポートを発表した。このレポートは、日本の映画産業の市場概況や業界動向、作品の動向をまとめたものである。
 2005年の興行収入の上位作品や興行収入、入場者数の動向、さらに映画館数や公開本数などの基礎データのほか、映画業界の構造や興行の仕組みなどにもふれている。

 2005年のトピックスでは、シネマコンプレックスの増加や映画興行全体における邦画のプレゼンスの拡大などが挙げられている。
 また、海外関連のトピックスとして日本映画の海外進出状況にもふれている。それによると2005年に米国で公開された日本映画で最も興収が多かったのは『ハウルの動く城』の421万ドルであった。
 これに次いだのは、主演者がカンヌ映画祭の主演男優賞を受賞した『誰も知らない』の68万ドルである。1位と2位では6倍の開きがあり、米国の日本映画のなかで宮崎駿監督作品が特別な存在であることが判る。
 さらに、3位、5位は『スチームボーイ』、『アップルシード』と劇場アニメが入っており、日本の映像作品の輸出におけるアニメの存在が依然大きいことを示している。

 また、近年注目されることの多い日本映画のハリウッドでのリメイク作品では、日本のホラー映画が大半を占めているとしている。それ以外では今年2月に『Eight Below』のタイトルで全米公開された『南極物語』のリメイク作品が、興行収入8000万ドルを越え注目を浴びたという。
 しかし、アニメ作品のリメイクはこれまでのところ公開がなく、話題先行でビジネスとしてはまだ存在感がない。

日本貿易振興機構 
  日本映画産業の動向(2006)

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海外:米国 ]
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 米国で広がる「やおい現象」に対する大手メディアの関心が強まっている。米国で有数の大手カルチャー雑誌のヴィレッジ・ボイス誌が、拡大する「やおい現象」について特集記事を組んでいる。
 ヴィレッジ・ボイスは米国を代表するカルチャー雑誌で、ニューヨークを中心にアートやエンタテイメントの愛好家に人気が高い。

 米国ではこれまでも様々な雑誌が「やおい」取り上げているが、今回の記事は近年急拡大を続ける「やおい現象」に米国のメディアが強い関心を持つことをあらためて印象づける。

 今回の特集はエリザ・ストリックランド氏の署名記事で、全体で3万字近くにも及ぶ長大なものである。また、その内容は米国の少女たちを惹きつけるやおいマンガとファンたちを観察したもので、やおいが持つ特殊性に注目しつつも客観的な姿勢が貫かれている。
 そのうえで米国におけるやおい文化の歴史と現状、なぜ少女たちがやおいに惹かれるのかについて分析している。

 ストリックランド氏の記事は、まず今年10月にサンフランシスコで開催されたやおい専門のコンベンションYaoi-Conのレポートと参加者の様子を詳しく紹介している。またそうしたファンがどこから現れたのか、そしてアメリカのゲイの反応、さらに同性愛や性的なテーマの問題に触れている。
 特に10代の女性がこうした作品に接することで引き起こされる問題について深く切り込んでいる。そのなかでは米国の高校教員が運営していたやおいのファンサイトが、サイトのファンだった12歳少女の両親の抗議で閉鎖に追い込まれた例などが紹介されている。

 また、やおいの歴史について興味のある指摘も多い。米国のやおい文化は、日本からのやおい文化の輸入とそれまでも米国に存在したスラッシュと呼ばれる同性の恋愛を扱ったファンフィクションのふたつに源流があるとする。
 さらに米国のやおいブームのきっかけは、日本でも若い女性に人気のあった『機動戦士ガンダムウィング』の放映であったという。

 今回の記事は雑誌掲載のレポートではあるが、これまで米国で紹介されたやおいに関するものでは、ブームの概要から問題点を網羅したベストのものと言えるだろう。
 そして、何より驚くべきは、こうした記事が米国の雑誌メディアでも有数のメジャー誌であるヴィレッジ・ボイスで紹介されていることであろう。

ヴィレッジ・ボイス Drawn Together

Yaoi‐Con2006 

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2006年11月06日
モバイル ]
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 バンダイネットワークスは、これまで携帯電話向けにバラバラに展開していたガンダムのゲームサイトを統合した『ガンダム公式ゲーム』サイトをオープンした。
 11月6日にNTTドコモのiモード向けの『ガンダム公式ゲーム』として開始した。公式ゲームサイトは、今まで別々に展開していた様々なガンダムシリーズのゲームサイトを統合することで、携帯電話向けガンダムゲームブランドの統一を目指す。

 また、ユーザーにとっては、これまで別々に必要だった申し込みが一本化されるほか、利用ポイントを複数のゲームに振り分けることが出来ることがメリットになる。
 さらに、無料アプリの利用など、統合サイトならではの新しいコンテンツも提供される。

 現在、バンダイネットワークスがこれまで得意とした待ち受け画像や音楽配信の市場が急激に縮小しつつある。このため同社は新たな事業としてゲーム部門の強化を行っている。
 同社による今回の『ガンダム公式ゲーム』の導入も、そうしたゲーム事業強化の一環だと考えられる。同社は自社が得意とするガンダムブランドを利用することで、一気に市場の拡大を狙っているようだ。

今回統合されるサイト一覧
「機動戦士ガンダム 不思議のダンジョン」
「機動戦士ガンダムSEED コズミック・イラRPG」
「ガンダムゲームコレクション」
「SDガンダム Gジェネレーションi」
「機動戦士ガンダム 一年戦争立志伝」

バンダイネットワークス 

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イベント情報 ][ 海外:アジア ]
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 11月2日から韓国の富川市で富川国際学生アニメーション映画祭が開幕した。富川国際学生アニメーション映画祭は、学生が制作をした作品に特化したアニメーション映画祭である。今年で8回目を迎え、6日まで開催される。
 韓国の富川市はソウル郊外にあり、アニメーションなどのコンテンツ産業の育成に熱心な自治体である。日本のアニメ製作会社GDHの韓国の制作子会社も、富川市にある。富川国際学生アニメ映画祭の運営も、こうした人材発掘と育成を目指した産業政策の一環でもある。

 映画祭は学生に特化したアニメーション映画祭として、近年その存在を高めつつある。特に今年の映画祭では、世界有数の国際アニメーション映画祭であるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭との提携を発表し、その国際的知名度の向上に意欲を見せている。 
 また、日本との交流もシンポジウムの参加など様々な分野にわたっており、日韓のアニメ―ション分野の文化交流に一役買っている。映画祭では、アニメーション制作教育で日本有数の東京工科大学による作品発表も行われる。 

 映画祭は学生が制作したアニメーションのコンペティションのほか、一般のアニメーション作品の上映も行う。今年は日本アニメの『トップをねらえ2!』の上映が目玉のひとつとなっている。
 また、コミックスウェーブが『ほしのこえ』や『はなれ砦のヨナ』など自社の作品をまとめて紹介する。

第8回富川国際学生アニメーション映画祭 

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賞/コンテスト ]
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 日本SF作家クラブが主催する日本SF大賞の2006年の大賞候補5作品のひとつに劇場アニメ『時をかける少女』(細田守監督)が選ばれた。候補作品のなかで唯一の映像作品、またアニメ作品となっている。
 他の4作品は『アイの物語』(山本弘)、『シャングリ・ラ』(池上永一)、『天涯の砦』(小川一水)、『バルバラ異界』(萩尾望都)である。萩尾氏の『バルバラ異界』 は、マンガ作品として唯一の候補作品である。
 日本SF作家クラブによれば、小松左京氏の『日本沈没 第2部』は会員から多くの支持を集めたにもかかわらず、プロジェクトチームの意向により候補作を辞退した。

 また、第8回日本SF新人賞候補には、『ウイルス』(青浦英)、『星の歌』、(手島史詞)、『デフラグ』(黒葉雅人)、『ソウル・キャッチャー』(左畑志門)、『ジャン=ジャックの自意識の場合』(樺山三英)、『戦域軍ケージュン部隊』(木立嶺)の5作品が選ばれた。
 12月上旬に開催される日本SF作家クラブによる選考会を経て、上記の5作品のなかから大賞と6作品のなかから新人賞が決まる。

 日本SF大賞は1980年に設立され、今年で27回目を迎える。これまで小松左京氏や半村良氏など数々のSF作家が受賞してきた。また、『時をかける少女』の原作者でもある筒井康隆氏も第13回(1992年)に『朝のガスパール』で受賞をしている。
 日本SF大賞は選考対象をSF小説に限定せずに、あらゆる映像やマンガといった広い分野のSFから選考される。これまでも、第4回の大友克洋氏のマンガ作品『童夢』や第17回の劇場映画『ガメラ2』などの受賞歴もある。
 アニメ作品の受賞は、第25回(2004)の『イノセンス』(押井守監督)などがある。『時をかける少女』がSF大賞を受賞すればアニメ作品としては2年ぶりとなる。

第27回SF大賞候補作
『アイの物語』 山本弘 角川書店
『シャングリ・ラ』 池上永一 角川書店
『天涯の砦』 小川一水 早川書房
『時をかける少女』 細田守監督 マッドハウス・角川ヘラルド
『バルバラ異界』 萩尾望都 小学館

第8回日本SF新人賞最終候補作
青浦英『 ウイルス』
手島史詞『星の歌』
黒葉雅人『 デフラグ』
左畑志門『ソウル・キャッチャー』
樺山三英『ジャン=ジャックの自意識の場合』
木立嶺『戦域軍ケージュン部隊』

日本SF作家クラブ 

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2006年11月05日
インターネット ][ テレビ ][ 賞/コンテスト ]
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 テレビ東京の公式アニメサイト「あにてれ」は、今年7月に募集をしたオリジナルキャラクターの一般投票を11月6日正午に始める。
 このオリジナルキャラクターは、テレビ東京が「あにてれ」のリニューアルの企画として募集を行なったものである。「あにてれ」を通じた新しいキャラクターを創造を目指しており、インターネット事業に力を入れる同局アニメサイトのマスコットになる。

 今回のキャラクター募集は大きな反響を呼び、全国から1244作品もの応募があった。そのなかから最終候補10作品が選ばれている。
 今回はその最終候補のなかから一般投票により最優秀賞を選ぶ。投票は11月6日正午から20日の正午まで、携帯電話を通じた「あにてれもばいるアニメX」から1人1回の投票が可能になっている。
 投票結果は12月初旬に、「あにてれ」及び「あにてれもばいるアニメX」で最優秀賞(賞金100万円)と優秀賞(賞金20万円)が発表される。 

 最優秀賞に選ばれたキャラクターは、「あにてれ」のオリジナルキャラクターとして利用される。
 人気アニメ番組を数多く持つテレビ東京の「あにてれ」は、国内でトップクラスの規模とアクセス数を誇るアニメサイトである。また、サイトでの利用のほかにFlashアニメやゲーム、さらにテレビ番組やウェブサイトを通じた様々な展開を計画している。
 オリジナルキャラクターは、今後、幅広いシーンで活躍することになりそうだ。

あにてれ http://ani.tv (PC・携帯共通)

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2006年11月04日
ゲーム ][ 映画 ][ 海外:米国 ]
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 マイクロソフトと映画監督のピーター・ジャクソン氏の個人会社ウィングナッツ・フィルムは、2008年の公開を目指して製作を進めていた大型劇場映画『Halo:ヘイロー』の製作中止を発表した。この映画はXbox向けの大ヒットゲーム『ヘイロー』を実写映画化するのもので、これまでマイクロソフトの映画事業進出として注目を浴びていた。
 また、製作に『キングコング』のVFXや3DCGアニメーションの高い技術で注目を浴びたWeta社が参加することで、映像表現でも大きな期待が持たれていた。

 製作延期の理由は、これまで『ヘイロー』の製作と配給を手掛けるとしていた20世紀フォックスとユニバーサルが、10月に『ヘイロー』の製作事業からの撤退を決定したためである。
 当初マイクロソフト側は別の事業パートナーを見つけるとしていたが、最終的にパートナーを見つけることが出来ず、当面の製作中止となった。

 『ヘイロー』シリーズは過去5年間で、世界中で1500万本以上を販売した大ヒットゲーム、ピーター・ジャクソン氏も『ロード・オブ・ザ・リング』など手掛けた大ヒットメーカーである。また、日本の人気ビデオゲームが次々に実写映画化されるように、人気ビデオゲームの映画化はヒット作が多い。
 にもかかわらずの今回の中止について米国のメディアは、映画の製作費が急上昇していることやスタジオとマイクロソフトとの利益の配分で生じた溝が埋まらなかったことに触れている。

 また、これまで実写映画版『Halo』に取り組んできた制作会社のWetaワークショップとWetaデジタルは、実写版『新世紀エヴァンゲリオン』の制作会社ともされている。こちらの次の展開も気になるところである。

マイクロソフト 
  Halo:ヘイロー 

Wetaワークショップ 

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賞/コンテスト ]
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 来年で6回目を迎える「東京アニメアワードコンペティション」が、11月10日から来年度の公募作品部門の応募を開始する。
 東京アニメアワードは過去1年間に発表された商業作品を対象に選定するノミネート作品部門と、新しい才能と人材発掘を目的とする公募作品部門の2部門から構成されている。
 歴史は短いが、商業アニメーションと公募のアニメーション作品を同時に表彰する公の賞として、毎年大きな注目を浴びている。現在のアニメーションのトレンドを知る意味でも重要な役割を果たしている。

 また東京アニメアワードは、日本のアニメ産業の育成を目指して開催が始まった東京国際アニメフェアの企画の一環でもある。
 東京国際アニメフェアでは、企業展示からなる「見本市」とシンポジウムや特別企画などの「イベント」と並ぶ3大機能のひとつ「コンペティション」の役割を担っている。
 
 コンペティションは国内だけでなく海外からの応募作品も受けており、近年は海外からの応募が急増するなど国際的な注目も高まっている。応募資格は国籍、年齢、個人・グループ、プロ・アマを問わないが、他に商業作品部門が設けられていることから、非商業目的の作品に限られる。
 さらに、サウンドも含めて作品に使用される素材は応募者が著作権を所有していることが必要である。

 応募は1月10日まで受付けられ2月の選考を経た後、作品の中から公募作品グランプリ1作品(トロフィーと副賞100万円)のほか、優秀賞(一般部門/学生部門)、特別賞、企業賞などの各賞が選出される。
 また、受賞作品は東京国際アニメフェアで広く紹介されるほか、翌年の東京国際アニメフェア「クリエーターズワールド」参加候補者として推薦される。

応募概要の詳細は下記東京国際アニメフェア2007で確認ください。

東京国際アニメフェア2007 
  東京アニメアワード

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賞/コンテスト ]
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 2006年に米国で公開された映画を表彰する第79回アカデミー賞の長編アニメーション部門の予備選考16作品が発表された。
 今年はハリウッドのメジャースタジオによる3DCGアニメーションの公開が急増したことから、候補作品には数多くの大作3DCGアニメーションが名前を連ねている。また、日本アニメで本年のヴェネチア映画祭の公式出品作品となった今 敏監督の『パプリカ』もリストのなかには含まれている。

ノミネートは3作品から5作品に増加
 今回発表されたのは、アカデミー賞ノミネート作品を選ぶための予備段階の候補作品である。これらの作品からノミネート作品が選ばれ来年1月23日に発表される。さらに、2月25日にアカデミー賞長編アニメーション部門受賞作品が決定する。
 また、今年はメジャースタジオの大作アニメーションの公開が相次いだことから、予備選考作品が16作品となった。作品が15を上回ったことから、ノミネート作品は2002年以来4年ぶりに3作品から5作品に広がる。

最有力候補は『カーズ』
 この16作品のなかから実際にノミネートされるのは、どの作品だろうか。ピクサーの『カーズ』のノミネート作品入りはまず間違いないと考えてよいだろう。既に『カーズ』は、興行の成功と作品の高い評価を同時に獲得している。もし、ノミネートされなければそれが事件となるだろう。
 『カーズ』について重要なのはノミネートされるかどうかではなく、ピクサーがまたもやアカデミー本賞を獲得するかである。本年のアカデミー賞長編アニメーション部門本賞の最有力候補でもある。

 さらにドリームワークスの『森のリトル・ギャング』か『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』のいずれかが(あるいは両方)がノミネートされると見られる。
 昨年のアカデミー賞長編アニメーションを受賞したアードマンとドリームワークスがタッグを組んだ『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』のほうが審査委員受けはいいいかもしれない。
 残り3作品は、20世紀FOXの作品として久々に評判の良かった『アイスエイジ2』、ソニーの3DCGアニメーションから『モンスターハウス』か『オープン・シーズン』のいずれかのノミネートが順当だろう。

評論家に高評価の『ルネッサンス』
 ここまででノミネート5作品の枠はほぼ埋るが、ハリウッドの大作3DCGばかりが並ぶかたちとなった。枠がまだ残るか、あるいは上記の作品が他の作品にとって替わるとすればフランス作品の『ルネッサンス』が有力である。
 フランスのアヌシーでグランプリを取ったこのスタイリッシュなモノトーンの映画は専門家の間で極め評価が高いからだ。作品のバランスを考えれば、『ルネッサンス』も有力候補のひとつである。
 作品の毛色が異なる点では、2Dアニメーションの『おさるのジョージ』の評判も高いがノミネートの可能性は低いだろう。

『パプリカ』は?
 評論家受けがいい点では『パプリカ』も『ルネッサンス』と同様である。また、子供向けの作品ばかりが並ぶ候補作品のなかで、所謂映画をノミネート作品としたい審査員から支持される可能性は高い。
 しかし、問題は『パプリカ』がまだ米国で劇場公開されていないことである。通常はアカデミー賞のノミネート対象作品はその年の1月1日から12月31日の間に劇場公開されている必要がある。

 これまでのところ『パプリカ』の配給権を持つソニーピクチャーズは、『パプリカ』の劇場公開日を発表していない。現時点で正式な公開がない(決まってない)ことは『パプリカ』にとって極めて不利で、ノミネート入りはなかなか厳しそうである。
 むしろ、来年ある程度の規模で劇場公開してから、来年の候補作品となったほうが作品のためには良いのでないかと思われる。

前哨戦はアニー賞のノミネート作品
 今回はノミネート作品が5作品に拡大することもあり、アカデミー賞のノミネート作品の選出は競争が激しい。このため12月4日に発表されるアニー賞のノミネート作品がアカデミー賞の前哨戦になりそうだ。
 ノミネート作品選出にあたって、アニー賞の候補作品がかなり参考にされる可能性が高い。今敏監督の作品では、これまで『千年女優』がアニー賞のノミネート作品になっている。

第79回アカデミー賞長編アニメーション部門(予備選考作品)
The Ant Bully
アーサーとミニモイたち
Barnyard
カーズ
おさるのジョージ』 
Everyone’s Hero』 
マウス・タウン ロディとリタの大冒険
ハッピーフィート
アイスエイジ2
モンスター・ハウス
オープン・シーズン
森のリトル・ギャング
パプリカ
ルネッサンス
スキャナー・ダークリー
The Wild』 

アカデミー賞

《追記》
アカデミー協会によれば『パプリカ』、『アーサーとミニモイたち』、『ハッピーフィート』の3作品は、12月末日までに劇場公開されなければリストからはずされることになる。
また、それにより予備候補作品が15以下になった際は、ノミネート作品は3作品に減らされることになる。

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2006年11月03日
インターネット ]
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 アニメ配信の大手バンダイチャンネルは、USENと共同で子供向けに特化したインターネットのアニメ無料配信サイト「BANDAI CHANNEL Kids:バンダイチャンネルキッズ」を11月2日にオープンした。
 
 サイト開設の第1弾として、低年齢向けのガンダムシリーズ『SDガンダムフォース』と『ディノブレーカー』が配信される。番組は毎週木曜日に2話ずつ更新され、誰でも無料で視聴が出来る。
 また、サイトの番組配信インフラには、番組無料配信のビジネスを幅広く手掛けるUSENの配信インフラが利用される。
 サイトは2007年初旬までに配信作品を10番組まで拡大する。そのなかでバンダイチャンネルとUSENはさらなるコンテンツ拡充や新サービスの検討を行い、子供向けの映像配信市場の開拓を目指す。
 
 バンダイチャンネルは、日本で最も成功したインターネットの番組配信会社であるが、その利用者の多くはハイティーン以上の高年齢のユーザーである。
 インターネットを使えることがサービス利用の前提となるため、子供のユーザーはほとんど視野に入っていない。また、たとえ子供がネットを利用できる環境にあったとしても、子供はクレジットカードなどの決済機能が使えず子供向けのサービス展開は難しい。
 
 今回のバンダイチャンネルが従来のビジネスと切り分けて、Kids向けの無料サイトとした理由もここにあるだろう。
 さらに、近い将来にインターネットと家電が融合し、テレビとインターネットの区別がなくなる。そうすれば今よりインターネットは子供にも身近なものになる。今回の試みはこうしたことも視野に入れているとも考えられる。

BANDAI CHANNEL Kids 
バンダイチャンネル 
USEN

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映画 ][ 海外:米国 ]
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 ハリウッドレポーターやヴァラエティなどのアメリカの映画業界メディアは、大ヒット映画『Matrix』の監督で知られるウォシャウスキー兄弟が次回作として日本アニメ『マッハGOGOGO』の実写映画に乗り出すと報じている。
 報道によれば、ウォシャウスキー兄弟がこの映画の脚本と監督を行うほか、ハリウッドの名プロデューサージョン・シルバー氏のもと映画『Matrix』のスタッフが再結集する。
 製作はシルバー・ピクチャープロダクションとワーナーブラザーズになると見込まれ、2007年にはヨーロッパで撮影に入り、2008年の公開を目指す。
 
 ウォシャウスキー兄弟とシルバー氏は、英国コミックを映画化して今年大ヒットになった『Vフォー・ヴェンデッタ』でもチームを組んでいる。しかし、実写映画版『マッハGOGOGO』は、『Matrix』や『Vフォー・ヴェンデッタ』よりもファミリー向けの映画になるとしている。

 『マッハGOGOGO』はタツノコプロダクションが1967年に製作した人気アニメ。作品は米国にも輸出され、大きな人気を呼んだ。現在でも、米国には同作品の熱心なファンが数多くおり、『マッハGOGOGO』の実写映画化は長いこと噂されていた。
 今回の報道には具体的な撮影スケージュールや公開スケージュールも既に入っており、これまでと違い実現性はかなり高い。
 日本アニメ原作の実写映画では、2007年7月の『トランスフォーマー』、2008年の『ボルトロン(百獣王ゴライオン)』の公開が既に視野に入っているがそれに次ぐ動きとなりそうだ。

 『マッハGOGOGO』のアニメは、老舗アニメスタジオのタツノコプロダクションの作品だが、同社の作品は国内では2005年に『新造人間キャシャーン』の実写映画『CASSHERN』が作られている。また、香港のIMAGI社によるフル3DCG版の『科学忍者隊ガッチャマン』の企画が進むなど劇場作品の展開が多い。
 これはタツノコ作品の国境を越えた人気を表していることと同時に、同社が作品のリメイクなどの2次展開に積極的に対応しているともいえる。

 数は多いがなかなか実現しない海外での日本アニメ作品のリメイクだが、今回の『マッハGOGOGO』とIMAGI社の『ガッチャマン』は実現性の特に高い企画として期待出来るものである。

タツコノプロダクション 

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学問 ]
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 アニメ・特撮評論の第一人者氷川竜介氏の連続講座が、11月19日から三越カルチャーサロン講座にて開講される。
 この講座は今年の春に開講され好評を博した3つの講座「日本独自 アニメ文化の発展史」「ガンダムに集約 日本アニメ文化の特徴」「アニメ表現の変遷とその未来図」に続くものである。

 講座はNHKのBSアニメ夜話や各種メディアを通じて日本のアニメを鋭く分析する氷川氏が、アニメの本当の面白さや観所、聴き所を通の視点から解説するものになる。
 今回のテーマはそれぞれ「アニメの骨子を作り込む~脚本・演出と監督~」、「アニメを躍動させる力と技~作画と特殊効果~」、「アニメに命を吹き込む~音響演出、音楽、声優~」とされている。前回の講座が日本のアニメ文化全体を見渡すものであったの対して、今回はアニメの制作について深く切り込むようだ。

 知られているようで意外に知られていないアニメ制作のあり方について、氷川氏の鋭い視点が期待出来る講座になりそうだ。講座は各回2,310円で、連続講座だがそれぞれ単独での受講も可能となっている。

氷川竜介が語る、アニメの楽しみ方
アニメの骨子を作り込む~脚本・演出と監督~  11月19日(日)
アニメを躍動させる力と技~作画と特殊効果~  1月21日(日)
アニメに命を吹き込む~音響演出、音楽、声優~ 2月25日(日)
時間:各日14時30分~16時30分 場所:日本橋三越
講師:氷川竜介

三越カルチャーサロン講座

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話題 ]
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 オンラインコミックの大手イーブックイニシアティブ ジャパンは、11月3日の「まんがの日」にあわせて日本初のインターネットを通じた「漫画検定」のサービスを開始した。
 参加費は無料で、手塚治虫さんの誕生日を記念した「まんがの日」を盛り上げるイベントのひとつとなっている。

 この企画は、イーブックイニシアティブジャパンと毎日新聞社とが共同で実施する。また、マンガ家の里中満智子氏、いしかわじゅん氏が検定監修者として参加するなど、無料であるが問題作成などに本格的な体制を取っている。
 検定試験は、問題の難易度に応じて初級・中級、上級の3コースに分けられている。しかし、第1回にあたる今回は初級試験だけとなり、12月以降に中級コース、来年1月以降に上級コースが順次実施される予定である。

 検定試験の内容は、マンガ作品に関する知識やマンガ史、マンガ用語、マンガ市場、マンガビジネス及びマンガに関する知識全般である。また、近年の人気マンガに加えて、手塚治虫さんや石ノ森章太郎さん、水木しげるといった巨匠マンガ家についての知識も含まれるとされている。
 今回実施される初級コースは、21世紀以降の作品にも影響を与える漫画史に残る名作や、巨匠漫画家、登場キャラクターなどの基礎知識が問われる。25問の3択問題で正当率80%が合格となる。
 また、今後実施される中級、上級コースでは、これよりもさらに深い知識が求められることになる。

 今年はキネマ旬報社主催で映画の知識を問うより本格的な映画検定も始まっており、サブカルチャー分野の知識を問うこうした企画は増える傾向にあるようだ。

漫画検定(毎日新聞) 

イーブック イニシアティブ ジャパン 
 漫画検定について 

映画検定

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2006年11月02日
新発売/新作 ]
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 11月2日、都内で第5回アニマックス大賞 大賞作品制作発表が行われた。大賞受賞者の月野あかりさん、審査委員長でプロダクションI.Gの制作部長を務める三本隆二氏、アニマックス社長の滝川雅夫氏、特別審査員で自身もI.G作品のファンであると言うアーティストの石井竜也氏が会見を行った。
 受賞作は『ゆめだまや奇談』という姉が弟の夢の中に入っていくロードムービー的なストーリーである。

animax2.jpg 今回、物語の舞台で重要な役目を果たすのが地下道ということで、地下40メートルにある日比谷共同溝での開催となった。この場所は国土交通省が現在建設中の巨大な横穴で、災害時のライフラインの確保を目的としている。
 現在も工事の最中だが、都市の中に現れた巨大なトンネル空間は一種の非日常感を思わせる演出である。

 月野さんは、10年ほど前からシナリオを書き始め、その間ラジオドラマの脚本家としての経験がある。アニマックス大賞にも第1回から応募し続け今回、見事大賞を受賞した。 
 執筆にあたっては、海外に旅行した時に経験した、目が覚めても深い夢が続いているような夢と現実の境目の不思議な感覚がモチーフになっている。

 月野さんは会見で「キャラクター達と同世代の子どもたちに見てもらいたいのはもちろんです。ただ、大人の方でも子ども時代を思い出せる作品になっているので最近、夢を見忘れたという人たちに見てもらいたい」と話した。
 自身、小中学生3人のお母さんということで、「子どもたちが、ご飯の時間でも画面の前で見続けるような作品になれば」とコメントした。

 石井さんは「最近アニメ産業が元気だが、海外で制作されるものが多く、向こうに技術を吸収されてしまうのではないかという危機感があった。日本のアニメの基盤を作ってきたストーリー性、メッセージ性のあるシナリオで、内容自体が持つやさしさで選ばせてもらった。現在CGアニメの『アタゴオルは猫の森』でも音楽を手がけているが、ぜひ今作でも音楽をやってみたい」と話した。

animax1.jpg 三本さんは「当社はリアリティ表現の作品などは得意としているが、こういったファンタジー要素の高いものは、今まで機会が少なかったので一つの挑戦としてやっていきたい」と話した。
 作品の制作はプロダクションI.Gが行い、07年夏から秋にかけてアニマックスで独占放送される。

アニマックス 
プロダクションI.G 

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インターネット ]
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 USENとTLIPが「GyaO」のなか開催する「オリジナル・ショート・アニメーション・シアター『a-i-r』」に、11月からVFXや3DCGアニメーションで人気のスタジオ白組の作品が登場する。
 また、世界各国のショートアニメーションを集めた「openArt short animation theater」も11月から開始する。こちらは、短編映画の豊富なライブラリーを保有するゴーギャンズ・インターナショナルが作品を提供する。

 白組の作品は、白組動画館と名付けたラインのなかで展開される。白組に所属するクリエイターが、「a-i-r」向けにオリジナルの新作を制作する予定である。
 白組は3DCGアニメーションなどを利用した日本有数のVFX(視覚効果映像)のスタジオとして知られている。コマーシャルやゲーム・ムービーを制作するほか、昨年は『ALWAYS 3丁目の夕日』で3DCGを利用して1960年代の東京を見事に再現したことで注目を浴びた。

 実力派スタジオのクリエイターの参加により、「a-i-r」の魅力は一段と広がったと言えそうだ。
 作品の第1弾は11月下旬に配信開始される脱力系のアニメ「ポプパラ」(全3話)である。その後も、おんなの子のおばけを主人公とした「どろんちゃん」(全3話)、スタジオ得意の技術が活かされたフル3DCGのポップアニメ「ワルガミサマ」(全3話)の2作品が配信される。

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(C) 2006 SHIROGUMI INC. / TLIP INC.

オリジナル・ショート・アニメーション・シアター「a-i-r」(エア)

ゴーギャンズ・インターナショナル
「openArt short animation theater」(全13回予定・毎週金曜更新)
11月3日から『パニック・イン・ザ・ヴィレッジ』

白組
「白組動画館」(全3タイトル、各3話予定)
11月下旬配信予定「ポプパラ」(全3話予定)
12月中旬配信予定「どろんちゃん」(全3話予定)
12月下旬配信予定「ワルガミサマ」(全3話予定)

a-i-r公式ホームページ 

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話題 ]
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 いまや日本だけでなく世界を代表するオタク文化の聖地となった秋葉原。こうしたなかで、アキバに住みたい、オフィスはアキバ以外考えられないという需要もあるかもしれない。
 そうしたアキバに対する不動産需要に特化した不動産サイト「秋葉原不動産」と「神田不動産」が、11月1日にオープンした。

 サイトを運営するクロスブリッジは、既に秋葉原・神田地区の地域ポータルサイト「aki-kan.jp」を運営するトップ・ビジネスサポートと協業を行い両地区の不動産情報を提供する。提供される不動産は、個人向けの賃貸マンションから店舗、SOHOオフィス、企業向けの事務所など幅広い顧客を意識している。
 サイトはブログ形式を利用して、最新の不動産情報を迅速に提供する。また、おすすめ物件を動画で紹介するなどの工夫を凝らす。さらに、秋葉原を意識したアニメ調のオリジナルキャラクターを採用し、既存の不動産サイトにはない、明るく親しみやすいイメージを目指す。

 クロスブリッジは、これまでも秋葉原情報サイトの「akiba.tv」や地域フリーペーパー「あきば通」の編集協力などを通じて、アキバをテーマにした様々なビジネスを展開している。

秋葉原不動産 
神田不動産 

aki-kan.jp 

クロスブリッジ 
akiba.tv

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イベント情報 ]
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 11月25日にオープンする京都国際マンガミュージアムは、11月25日から来年の1月14日までオープニング特別企画として「世界のマンガ展」を開催する。

 今回のオープニング特別企画は、世界各国のマンガ文化を紹介することで国際ミュージアムとしての同館の意義を広く示すことになる。展覧会では世界各地で日本のマンガがどのように受け入れられているかを紹介し、同時にそれぞれの世界各国・地域のマンガも紹介する。 
 会場には欧米・アジアのマンガと現地翻訳版日本マンガが合わせて1000冊以上展示される。また、「鳥獣人物戯画」から現代に至るマンガとメディアの潮流や「京都国際マンガ展」の歩みも紹介される。

 京都国際マンガミュージアムは、マンガ資料の保管と同時に、それらを利用した研究を行うことを目的としている。
 また、マンガ文化紹介のために、今回のような特別企画展は今後も開催していく方針である。

 11月1日には、同ミュージアムの館長に東京大学名誉教授で『バカの壁』などの著書を持つ養老孟司氏が就任することも発表されている。日本初の本格的なマンガ博物館である京都国際マンガミュージアムのオープンはいよいよ秒読みに入っている。

京都国際マンガミュージアム 

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2006年11月01日
インターネット ]
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 株式会社ハイブはアニメファンのためのアニメファンによるSNS(ソーシャルネットサービス)を掲げた新総合ポータル・コミニケーションサイト「プレセペ」のサービスを11月1日より開始した。
 サイトの機能はコミニケーションサイトとしてのSNSと物販販売のアフリエイトと連携した「アニメ大辞典」、さらに最新のアニメ関連ニュースや新作、注目の作品を紹介する「M-44通信」が中心となる。

 アニメ関連のポータルサイトのオープンはここ1年で急増しており、なかでもSNSの仕組みを取り入れたものが多い。SNSでのビジネス展開は、国内最大のSNSサイトmixiの成功によるところが大きい。
 mixiほどのものではなくても、ユザーロイヤリティの高い専門分野に特化したSNSは、今後のビジネスとして魅力が高いようだ。

 しかし、現在でも乱立気味になりつつあるアニメ系、オタク系のSNSでの勝ち残りは、各ポータルサイトにとって重要な課題となりつつある。
 「プレセペ」はSNSについては、ユーザーの安心感を維持するために完全紹介制とするとしている。敢えて敷居を高くすることで差別化を狙っているようだ。
 
 しかし、「プレセペ」のビジネスモデルは、SNSの機能よりもむしろ作品と年代、ジャンルから検索できるアニメ大辞典のほうが注目される。データベースとアフリエイトを連動させるビジネスモデルは、他ジャンルや海外でも成功例が多いが、これまでのところ国内のアニメ分野では行われていない。
 「プレセペ」は今後もアニメファンが欲しがる機能を随時追加していく方針としており、サイトは今後もさらに成長して行きそうだ。 

プレセペ 
株式会社ハイブ 

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映画 ]
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 大手アニメ製作会社のプロダクションI.Gは、同社が2000年に製作した劇場アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』がフランスの映画会社パテ社によって実写映画化されると発表した。
 パテ社はおよそ30億円の製作費で映画を製作し、プロダクションI.Gは同社が持つ原作権の使用許諾を行う。2007年1月には撮影に入り、2008年陽春には世界公開が行われる。

 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は1966年のベトナム戦争の時期に、主人公の少女小夜がヴァンパイヤと戦うSFアクション映画である。第4回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞を取るなど、作品の評価は高い。05年から06年にかけて制作されたテレビシリーズの『BLOOD+』は、この作品を原案としている。
 作品の原作権はプロダクションI.Gが保有している。プロダクションI.Gは、今回、アメリカのビデオ流通会社マンガーエンターテイメントを通じてパテ社に実写映画化の許諾を行った。

 パテ社はフランス最大の独立系映画製作会社で、映画製作・配給・流通を行っている。また、ヨーロッパに742スクリーンの劇場を展開している。
 映画のプロデューサーは『グリーン・ディステニー』『LOVERS』などのビル・コン氏、監督には『フレディVSジェイソン』のロニー・ユー氏、ヒロインの小夜には『猟奇的な彼女』、『僕の彼女を紹介します』のチョン・ジヒョンさんが参加する。世界興行を狙ったインターナショナルな編成となる。 

 今回の実写映画化企画の特徴は、映画化にあたりプロダクションI.Gは原作使用許諾を行うのみで新たな資金需要が発生していない点である。その一方で、原作権保有者として、製作される映画から発生する全ての収入に対して一定のロイヤリティを得ることが出来る。
 現在、アニメやマンガなどの海外における実写映画化企画の多くは単純なリメイク化権を販売することが多い。そうした場合は、初期段階でリメイク化権の販売収入が発生するが、映画がヒットしても追加的な収入を得ることが出来ない。

 それに対して、今回のプロダクションI.Gの立場は原作使用の許諾を与えるだけでなく、将来発生するロイヤリティを確保出来る点で大きな意味がある。映画がヒットすれば、興行収入やDVD販売からの収入は急激に拡大する。
 プロダクションI.Gはビジネスのリスクをほとんど取ることなくリターンの可能性を最大化しており、今後の収益に期待を持つことが出来る。映画の公開は2008年春を見込んでいるため、実際の収益へのインパクトは2009年以降になると考えられる。

プロダクションI.G 
パテ社 

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アニメ音楽 ][ インターネット ]
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 エンタテイメント総合サイトのi-revoは、10月31日付で『ときめきメモリアル』の特設サイト『ときめきメモリアルi-revo special』をオープンした。
 特設サイトは『ときめきメモリアル』の音楽の世界にフォーカスをしており、旧作シリーズのなかから約70曲の楽曲がダウンロード配信される。さらに、これらの作品はダウンロードだけでなく、ネットを通じたCDの購入も可能となっている。
 また、サイトではプロデューサーのメタルユーキ氏の独占インタビューなど『ときめきメモリアル』の音楽世界を広げる特別企画などが掲載される。

 『ときめきメモリアル』は、1994年にコナミから発売された恋愛シュミレーションゲームでこの恋愛ゲームの元祖とされている。
 現在まで数多くのシリーズ展開を行っており、近年は女性向けバージョンに発売などもあり、時代を超えたゲームブランドとなっている。

 今年3月からはオンラインゲーム版の『ときめきメモリアルONLINE』のサービスが開始されたほか、10月からはテレビ東京系列で新作テレビアニメシリーズの放映も始まっている。 
 新たな『ときめきメモリアル』のビジネスはさらに拡大を続けており、今回の特設サイトの開設もこうした様々なメディア展開の一環である。

ときめきメモリアルi-revo special 
ときめきメモリアル公式サイト 

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