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2006年12月31日
海外:米国 ]
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 米国のアニメDVD情報サイトAnime on DVD.comは、同サイトが集計した2006年に北米で発売された日本のアニメDVDタイトル数が767タイトルであると発表した。
 また、1997年から2006年までの累計発売タイトルは4384になった。

 この767タイトルは、前年(2005年)の839タイトルから10%近い減少となる。同サイトの集計するDVDの発売タイトル数が、前年比でマイナスになるのは1997年の集計開始以来初である。
 767タイトルは2004年の758タイトルは上回っている。しかし、2006年にシンパックと呼ばれる同内容廉価版の発売が多かったことから、実質的な新作の発売はさらに少なく、2004年の水準も下回っている可能性もある。

 こうした発売タイトル数の減少は、ここ数年米国でのアニメDVDの売れ行きが鈍っており、アニメ流通企業が新規のライセンス獲得を抑制しているためである。
 また、2000年以降の急激なアニメDVDの発売タイトル数の増加により、1タイトルあたりの売上枚数が減少していることもある。実際、Anime on DVD.comのリストでは、2001年の発売タイトルは384、2002年は503である。
 こうしたタイトル数の急増により、採算割れするタイトルも増加している。北米のアニメファンにとっては残念であるが、発売タイトルの減少は米国のアニメ流通企業にとっては必要なことであったと言えるだろう。

 一方、2005年に日本で発売されたアニメDVDの新譜は、日本レコード業界の調べによれば2246タイトルである。
 通常、米国のアニメDVDは、日本のDVDより1タイトルごとの収録話数が多い。それを考慮しても、DVD未発売のテレビアニメなどを含めると日本で制作されたアニメの半分以上は北米市場に紹介されていないことになる。

 2006年の日本での新作アニメの製作は、過去最高と言われた2005年をさらに上回っている。こうしたアニメ制作の際には国内だけでは採算が取れないため、海外での発売による利益の回収を考えているとされる。
 しかし、実際に海外に輸出出来るのは、国外最大のアニメ市場である北米でも半分以下ということになる。テレビ放映や商品展開出来る作品になると、さらに限られた数になる。

 日本の製作本数が増加し、米国のアニメ流通企業がライセンスの獲得を減らしている現状では輸出競争は激化している。こうした需給バランスの変化は、ライセンス価格にも影響を与える可能性が高い。

Anime on DVD.com  http://www.animeondvd.com/

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2006年12月30日
テレビ ]
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 2007年1月1日にTBS系の衛星放送局BS-iで、アニメ、特撮、ゲーム、コミック、フィギュア、コスプレといった日本サブカルチャーの源流を探る特別番組「空想共和国ニッポン~ジャパニーズ・サブカルチャーの源流を探る~」が放映される。
 番組は2007年1月21日から2月4日まで、国立新美術館で開催される「日本の表現力展」に連動した内容になるとしている。

 ナビゲーターに唐沢俊一さん、ナビゲーターアシスタントに山田玲奈さん、そのほかゲストに江川達也さんや有野晋哉さん、加藤夏希さんが登場する。
 番組の主旨は、サブカルチャーを生み出す日本独自のアイデンティティーをドキュメンタリーとして追う。また、日本のサブカルチャーは、いまやマニア達の手を離れて日本人の生活や文化、精神、価値観などの重要な部分を占めおり、このアイデンティティーの源流を辿るとしている。

空想共和国ニッポン~ジャパニーズ・サブカルチャーの源流を探る~
2007年1月1日21時から22時54分
BS-i

日本の表現力展 

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海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス・ロンドンの美術活動拠点であるバービカンセンターで、「ジャパニメーション:japanimation」と題した日本アニメのシリーズ上映が2007年1月から3月の間行われる。
 上映される作品は3本、『パーフェクトブルー』と『となりのトトロ』、『SAMURAI7』である。

 特集は日本アニメを英語で紹介した本『The Anime Encyclopedia』の共同著者のヘレン・マッカーシーさんの講演を交えたものとなる。講演の内容は、日本アニメと西洋の映画における関連性である。
 例えば『パーフェクトブルー』の上映は「今 敏のテキスト」と題した講演とセットで、ヒッチコックの『めまい』やフィンチャーの『Se7en』が作品に与えた影響を語る。
 逆に『アート・オブ・ジブリ』の講演では、スタジオジブリがディズニーの『トレジャー・プラネット』や『リロ アンド スティッチ』などの西洋のアニメーションへの影響をテーマにする。

 少し面白いのは今回の特集タイトルが、「ジャパニメーション」となっていることである。「ジャパニメーション」は北米や他のヨーロッパ諸国では現在ほとんど使われておらず、使用される場合もカッティングエッジな作品に限定されることが多い。
 イギリスは世界主要国のなかでは、日本アニメが最も普及していない国のひとつとされている。他国では一般的な「Anime」の語句が、まだ一般的とは言えないことが理由にありそうだ。
 一方で、イギリスは80年代に大友克洋監督の『AKIRA』など、日本の大人向けのアニメに真っ先に目をつけた国でもある。こうした時代の名残と自尊心もあるのかもしれない。

 もっとも、ここ1、2年でイギリスにおける日本アニメの状況は大きく変わりつつある。テレビの日本アニメ特集が増え、他国に見られるようなアニメイベントも急増中である。
 今回の日本アニメのシリーズ上映も、こうしたトレンドのなかで位置づけることが出来る。もともとイギリスはトラディショナルな日本文化に関心が高いだけに、2007年以降に日本のポップカルチャーがイギリスでどのように受容されていくのか注目である。

バービカンセンター ジャパニメーション:japanimation

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2006年12月29日
話題 ]
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 読売新聞九州版12月29日の報道によると、西日本鉄道(西鉄)は北九州市小倉北区で展開する商業施設「チャチャタウン小倉」に隣接して「第2チャチャタウン」(仮称)を開発する。
 その施設なかにマンガ家松本零士さんのマンガや、同市出身のマンガ家、アニメーターの作品を保管・展示する博物館を設置する計画が進んでいるとしている。

 チャチャタウンは、同社が既に北九州市小倉の中心街に開発した大規模ショッピングセンターである。2000年にオープンし、市内を代表する商業スポットとなっている。
 今回、西鉄が開発すると伝えられた第2チャチャタウンの開発地区は、道路を挟んだ向かい側で同社のバスセンターと旧朝日新聞西部本社になる。読売新聞は、施設の開業は2009年、再開発地区への総投資額は数十億円億円規模と伝えている。

 北九州市は平成18年度に既に「アニメ文化振興に関する調査」に500万円の予算を割いている。そして、松本零士氏らを中心としたアニメ・漫画作品や資料の調査とアニメ文化を通した地域振興や人材育成の可能性について検討している。
 今回の構想は、こうした行政の意向と西鉄のショッピングセンターの目玉施設の誘致に対する考えが一致したものだと考えられる。また、こうした博物館の建設計画は、現在、北九州市が進めている市の観光事業促進の一環でもある。

 今回、施設の中心としてされている松本零士氏は『銀河鉄道999』や『宇宙海賊キャプテンハーロック』などの人気マンガの作者として知られている。これまでにも北九州国際空港でメーテルの人形が展示されたり、市のイベントなどにも度々参加しており、こうした企画には前向きであると見られる。
 松本零士氏以外にも北九州市の出身の人気マンガ家は数が多い。代表的な作家には『CITY HUNTER』の北条司氏や『エクセルサーガ』の六道神士氏、『ハートカクテル』のわたせせいぞう氏、『まんだら屋の良太』の畑中純氏らがいる。

読売新聞  小倉に第2チャチャタウン建設

西日本鉄道 
 チャチャタウン小倉 
北九州市

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2006年12月28日
新発売/新作 ]
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 日本郵政公社は子供たちからアニメファンまで幅広い人気のアニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ切手<第5集>『新世紀エヴァンゲリオン』の発売日と図柄を発表した。発売日はこれまでの予定通り07年2月23日で、全国の郵便局で発売される。
 また、発売当日の郵便局と郵送サービスで、シンジとエヴァそれぞれが絵柄になった記念スタンプのサービスもある。

 気になる絵柄はシート面の大きなイラストが、エヴァ初号機を背景に綾波レイを抱えるシンジとなっている。切手の個別の絵柄はシンジ、綾波、アスカ、ミサト、カヲルと主要キャラクターを押さえている。
 シンジ、綾波、アスカは、パイロットスーツにそれぞれのエヴァとセット、それ以外にアスカと綾波のツーショットにミサトがある。さらに渚カヲルは、なぜか第3使徒サキエルとペアになっている。
 全体にこの切手シリーズの特徴である、公社とは思えないツボを押さえた図柄の選定は相変わらず健在である。

 この「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」は、アニメキャラクターだけに絞った初めての切手シリーズとして、2005年6月の『ポケットモンスター』を最初に始まった。その後、『機動戦士ガンダム』『銀河鉄道999』『名探偵コナン』と続いた。いずれも大人気で、早期売り切れが続出した。
 今回の『新世紀エヴァンゲリオン』も、これまでの作品に劣らない人気作品だけに発売時には大きな話題を呼びそうだ。

 高い人気を誇っている「アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ」であるが、日本郵政公社の予定では第7集まで続くとされている。
 残り2種類は19年4月以降に発売されるとみられるが、現在のところ切手のテーマは発表されていない。これまでの5作品に匹敵する作品が選ばれると考えられるが、気になるところである。

日本郵政公社 
 アニメ・ヒーロー・ヒロインシリーズ切手<第5集>
    『新世紀エヴァンゲリオン』の絵柄と詳細

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賞/コンテスト ]
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 エンタテイメント関連出版のぴあは、日本やアジアで活躍する映像作品やクリエーターの功績をたたえる「第1回Invitation AWARDS」を発表した。
 このうちアニメーション賞には、『時をかける少女』と『ドラえもん のび太の恐竜2006』が選出された。

 『時をかける少女』は、先日の文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞やアニメーション神戸劇場部門・作品賞なども受賞しており、順当な受賞といえるだろう。
 むしろ、この作品がこれからさらに続く賞レースのなかでどこまで快進撃を続けるのかが注目である。

 『ドラえもん のび太の恐竜2006』は、こうした賞に輝くのは初めてだが意外感は少ない。作品は、毎年恒例の劇場版『ドラえもん』の最新作である。昨年の劇場公開を休止した後に、声優やキャラクターデザインを一新した意欲作である。
 劇場公開当時から、その勢いのある作画やリメイク前の旧作の良さを生かした物語に、子供たちだけでなくアニメファンの間でも話題を呼んでいた。

 ぴあはInvitation AWARDSを、同社の発行するカルチャーマガジン「Invitation」を中心に開催する映像フェスティバルとしている。そのコンセプトは、ジャンルを超えた映像作品、日本とアジアで活躍する、映像における最先端のムーブメントとなっている。
 また、ぴあによれば今回の賞の選出は、「Invitation」に執筆するライターを中心に行なった。そのうえで審査方法には、「政治」要素は入らないと表明している。
 それは日本のエンタテインメント関係の賞には業界関係者の投票によるものが多く、関係者が投票者や審査員に多く入る作品が有利になりがちという状況を念頭にいれたものだろう。そのうえで賞の差別化を狙っていると考えられる。

 賞には、アニメーション賞以外に、「アクター・オブ・ザ・イヤー」や「アクトレス・オブ・ザ・イヤー」「プロデューサーズ・オブ・ザ・イヤー」「アジア・オブ・ザ・イヤー」「映画賞」「TVドラマ賞」など12部門と、1月9日開催のフェスティバルで発表される4つの特別賞から構成される。
 しかし、1部門から2作品が選ばれたのはアニメーション賞だけで、審査員が両作品とも捨てがたかった様子が見て取れる。
 また、ゲーム賞では、先日、累計出荷数が500万本を超えたと発表されたばかりの『ポケットモンスター ダイヤモンド&パール』が選ばれている。

 Invitation AWARDSは第1回としているため、今後も毎年開催を続けていく可能性が高い。他の賞とは違う賞、受賞することを誇りと出来る賞になるかの評価については、まだ数年の時間がかかるだろう。

第1回Invitation AWARDS特設サイト
   受賞者・受賞作品一覧 

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新発売/新作 ]
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 人気マンガ家コゲどんぼさんの『かみちゃまかりん』が、2007年にアニメ化されることが決まった。原作は2002年12月号「なかよし」(講談社)で連載を開始し、2006年6月号からは続編の『かみちゃまかりんchu』として現在も連載を続ける人気シリーズである。
 「もし、人間が神さまの力を持ってしまったら」というコンセプトを基に、主人公の花鈴と和音、姫香という3人のキャラクターを中心に物語は展開する。神さまの力を司る指輪の秘密をめぐるヒロイックファンタジーである。
 
 注目なのは、やはり原作のコゲどんぼさんである。コゲどんぼさんは、人気シリーズの『デ・ジ・キャラット』の生み親としてその名前がよく知られている。
 また、『デ・ジ・キャラット』と代表作の『ぴたテン』がアニメ化されている。いずれもファンの間で高い人気を呼んだ作品である。それだけに、その代表作『かみちゃまかりん』に対するファンの期待も大きくなりそうだ。

 制作を行なうのは『HELLSHING』や『ギャラクシーエンジェる~ん』、『マクロス ゼロ』などのサテライトである。また、『魔法のスター マジカルエミ』の監督や『きまぐれオレンジ★ロード』の演出などで、女の子を主人公にした作品を得意とする安濃高志さんが監督を行なう。
 さらに、キャラクターデザインには篠原健二さん、脚本には柿原優子さんと『ギャラクシーエンジェる~ん』の強力スタッフが参加する。

*Koge2 House*(コゲどんぼ公式サイト)
デジなか(なかよし公式サイト)

「かみちゃまかりん」                     (c)コゲどんぼ/講談社
kamityama.jpg原作:コゲどんぼ
監督:安濃高志
シリーズ構成・脚本:柿原優子
キャラクターデザイン:篠原健二
製作:サテライト

《サテライト》
代表作品:『ギャラクシーエンジェる~ん』/『恋する天使アンジェリーク~心のめざめる時~』/『マクロス ゼロ』/『創聖のアクエリオン』/『HELLSHING』ほか

《安濃高志監督》
代表作品『きまぐれオレンジ★ロード』(演出)/『魔法のスター マジカルエミ』(監督)/『魔法の妖精ペルシャ』(監督)/『うる星やつら オンリー・ユー』(演出)

《篠原健二:キャラクターデザイン》
代表作品『ギャラクシーエンジェる~ん』(キャラクターデザイン)/『Drハマックス』(キャラクターデザイン)/PS2『御神楽少女探偵団』(キャラクターデザイン)

《柿原優子:シリーズ構成・脚本》
代表作品『ギャラクシーエンジェる~ん』(脚本)/『おとぎ銃士 赤ずきん』(シリーズ構成(共同)・脚本)

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新発売/新作 ]
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 富士見ファンタジア文庫から刊行されている人気ライトノベル『風の聖痕(スティグマ)』のアニメ化が決定した。『風の聖痕』の原作は山門敬弘さん、原作イラストは納都花丸さんが描いている。
 現代日本を舞台に、炎使いと風使いが戦うファンタジー小説である。現在本編6作と外伝2作が刊行されている。
 日本を陰から支えてきた神凪一族・宗主の娘で《炎術師》である女子高生・神凪綾乃を中心に、壮絶なバトルとバイオレンスが展開する。
 
 『涼宮ハルヒの憂鬱』や『灼眼のシャナ』『N.H.Kにようこそ』といったライトノベルのアニメ化で、次々にヒットを飛ばしている角川書店のアニメ化だけに目が離せない。
 制作はマニア向けの作品を得意とするGONZOが行うほか、監督には『こみっくパーティーRevolution』の坂田純一さん、キャラクターデザインは『まぶらほ』や『シスタープリンセス』の新田靖成さんが参加する。

【スタッフ】
綾乃.jpg 原作:山門敬弘
(富士見ファンタジア文庫・刊)
原作イラスト:納都花丸
監督:坂田純一
シリーズ構成:関島眞頼
キャラクターデザイン:新田靖成
音楽:フロンティアワークス
制作:GONZO
製作:スティグマ製作委員会

【キャスト】和麻.jpg
八神和麻:小野大輔
神凪綾乃:藤村歩
神凪煉:森永理科
橘霧香:大原さやか
ラピス&翠鈴(ツォイリン):牧野由依

©2007 山門敬弘・納都花丸/富士見書房・風の聖痕製作委員会

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2006年12月27日
新発売/新作 ]
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 マンガやアニメで人気の『北斗の拳』が、オンラインゲームとなる。国内のオンラインゲーム専業最大手のガンホー・オンライン・エンターテイメントは、『北斗の拳』を基にしたオンラインゲーム世紀末オンラインRPG『北斗の拳ONLINE』のサービス展開を発表した。
 サービスは2007年の第2四半期に開始する。『北斗の拳』のファンを取り込むことで、これまでにない30代から40代前半までのオンラインゲームのライトユーザーの獲得を狙う。

 『北斗の拳』は、原作武論尊氏、作画原哲夫氏の人気マンガである。1983年から1988年まで少年ジャンプに連載された。また、1984年から1987年にはテレビアニメも放映され、一般的な認知度も高い。
 現在に至るまで続編が作られ、アニメ版でも現在も新作映画・OVAの企画・製作が進行するなど依然人気は高い。
 大型ブランド投入によるオンラインゲーム展開で、『北斗の拳ONLINE』がガンホーの主要タイトルとなる可能性は大きい。

 ガンホーはオンラインゲーム専業企業であるが、その事業は同社のメインタイトルである『ラグナロク』に対する依存度が高かった。05年12月期でもその依存率は80%を超えている。
 同社は様々な新規タイトルの開発を進めているが、オンラインゲームはブランド力や初期に導入した人気タイトルが大きな力を持つ傾向が強い。このため新規のオリジナルタイトルが大きな人気を得るのはなかなか難しい。

 このためガンホーは、今年になってから自社コンテンツへの人気キャラクターや作品の導入を強化している。
 それは、ブロッコリーの人気作品『デ・ジ・キャラット』や、SNKプレイモアの人気ゲーム『飢狼伝説』のキャラクターのアバターサービスへの導入などにも表れている。

 今回の『北斗の拳』のオンレインゲーム化も、有力コンテンツの導入でサービス開始段階から多くのユーザー獲得を狙ってものだといえる。
 実際にマンガやアニメに親しんだファンが多いことやゲーム内の世界観が既に出来上がっていることから、ゲーム参加に対する新規ユーザーの垣根は低くなりそうだ。

 一方、『北斗の拳』側にとっては今回のオンラインゲーム化は、映像作品やパチンコ・パチスロへのキャラクター導入など同様の多様なビジネス展開による収益機会の拡大のひとつになる。
 また、現在展開中の新作アニメとの相乗効果も期待できるだろう。

ガンホー・オンライン・エンターテイメント 

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新発売/新作 ]
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 コスプレファンだけに特化した無料ホスティングサービス「コスプレインフォ」が、12月25日から始まっている。ストリーミング配信やウェブサーバー運営事業のRTVが運営を行なっている。

 ホスティングサービスは、ホームページ立ち上げに必要なインターネット上のスペースを提供するサービスである。現在、多くの企業が有料・無料の様々なサービスを展開している。
 今回開始した「コスプレインフォ」の魅力は、ターゲットをコスプレファンに絞ることとコスプレファンであれば無料で比較的大容量のサーバーが利用出来る点である。

 登録者はホームページのアドレスに「http://ユーザーID.cosplay.info/」を用いることになり、アドレスからもコスプレらしさを演出出来る。
 さらに、ホスティングサービスの容量は、100MBまでとなっているほか、CGI、PHPの利用も可能になっている。このためコスプレサイトにニーズの多い、多数の画像掲載や動画の配信にも対するニーズにも対応出来る。
 また、ホスティングサービスは法人による利用も可能としており、RTVはコスプレショップなどの利用を想定しているようだ。

 運営会社のRTVは、動画配信や音楽配信のインターネットのシステム設計・構築やホスティングサービス、広告サービスなどを行なっている。コスプレ関係ではコスプレファンのためのインターネット動画サービスの「コスちゃんねる」を運営している。

 「コスプレインフォ」のサーバーの利用は無料とされているが、事業の詳しい収益モデルは明らかになっていない。
 コスプレ関係に特化することで周辺ビジネスと結ぶつけ、トータルとして利益をだすか、広告の導入や将来的な有料オプショナルサービスによる課金サービスの展開などが考えられそうだ。

コスプレインフォ 
コスちゃんねる 

アールティーブイ 

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インターネット ][ 興行成績 ]
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 子供のための検索エンジン最大手の「キッズgoo」を運営するNTTレゾナントは、2006年(1月1日から11月30日)に同検索エンジンで、検索数の多かったワードランキングを発表した。
 「キッズgoo」の年間ランキングは毎年公開されているが、インターネットを利用する子供たちの関心を集めている事象を知るものとして毎年注目を集めている。
 
 2006年のこのランキングで1位になったのは昨年に引き続き「ゲーム」であった。これは6年連続の1位で、子供たちの間でゲームに対する関心が依然強いことを示していそうだ。
 ゲーム関連では「たまごっち」が15位になったほか、ニンテンドーDSのソフト「おいでよどうぶつの森」が101位となり、ゲームソフトのなかでは圧倒的な人気を誇っているとしている。さらに「デュエルマスターズ」や「モンスターハンターポータブル」に人気が集まっている。

 「アニメ」は総合8位だった。昨年の7位から1ランクダウンであるが、こちらも子供たちに根強い人気がある。アニメの個別1位はポケモンで、総合では30位でアニメ作品として唯一トップ50入りとなっている。
 NTTレゾナントでは、「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」の発売で再び人気が上昇したではないかと見ている。さらに注目の作品として「デスノート」(230位)を挙げており、「デスノート」はハイティーン 以上だけでなく子供たちにも高い人気があるようだ。
また、アニメ関連の人気ワードに初登場した「きらりんレボリューション」と「アニマル横丁」にも触れている。

 これ以外では総合ランキングで、少女マンガ誌「りぼん」が2位、「ちゃお」が19位になっているのが注目である。
 トップ50に少年マンガ誌がランキングされていないことを考えると、女児の趣味のなかに占めるマンガ雑誌の存在は、これまで思われている以上に大きいかも知れない。

キッズgoo 
NTTレゾナント 
goo 

キッズgoo 2006年検索ランキング
1位(1) ゲーム
2位(2) りぼん
3位(469) 学校
4位(3) リサイクル
5位(1914) カレンダー
6位(4) 地震
7位(11) 地球温暖化
8位(7) アニメ
9位(8) 火山
10位(6) 台風
11位アメリカ/12位点字/13位米/14位沖縄/15位たまごっち/16位環境/17位昔の道具/18位北海道/19位ちゃお/20位自由研究 
( )内は前年の順位。

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2006年12月26日
コミック ][ モバイル ]
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 KDDIと沖縄セルラーは、auが携帯電話向けに行なう電子書籍サービス「EZブック」のキャンペーンとして、少年ジャンプの人気マンガ第1話無料ダウンロードキャンペーンを開始する。
 
 「少年ジャンプ×au 全タイトル1話無料プレゼント」と名付けられたこのキャンペーンは、12月27日から2007年1月31日 (水) まで実施される。
 これはKDDIと沖縄セルラーが集英社と共同で行なうもので、EZブックが現在「集英社マンガカプセル」で配信している週刊少年ジャンプと月刊少年ジャンプの人気マンガ17作品が対象となる。
 無料となるのは現在雑誌連載中の『NARUTO』や『ONE PIECE』『D.Gray-man』といった作品のほか、『DRAGON BALL』や『DEATH NOTE』『Dr. スランプ』などの連載が終了した作品も含まれる。いずれも少年ジャンプを代表する人気作品である。
 
 キャンペーンの目的は1話を無料にすることで、ユーザーを引き続き自社サービスに繋ぎとめることである。電子コミックの市場は今年になり急激に拡大しているが、新規のサイト立上げや有力コンテンツ獲得などの競争は激化している。
 そうしたなかで有力コンテンツの少年ジャンプは、キャンペーンを行なうことでさらなる認知度の向上が期待できる。一方でauは、キャンペーンを自社サイトだけで行なうことで他社との差別化が可能になる。
 コンテンツ配信の競争は、電子コミック市場だけでなくインターネットやモバイルでのアニメ配信なども同様に激化している。こうしたユーザーの獲得を狙ったコンテンツ無料プロモーションは、今後も益々活発化するだろう。
 
少年ジャンプ公式サイト 
KDDI 
沖縄セルラー 

アクセス方法:EZトップメニュー → Google検索より「ジャンプ」で検索

キャンペーンで無料配信される作品
DRAGON BALL鳥山 明
DEATH NOTE原作: 大場 つぐみ/漫画: 小畑 健
ONE PIECE 尾田 栄一郎
NARUTO ― ナルト ― 岸本 斉史
D.Gray-man 星野 桂
こちら葛飾区亀有公園前派出所 秋本 治
Dr. スランプ 鳥山 明
Mr. FULLSWING 鈴木 信也
武装錬金 和月 伸宏
BLACK CAT 矢吹 健太朗
シャーマンキング 武井 宏之
CLAYMORE 八木 教広
魔砲使い黒姫 片倉・狼組・政憲
冒険王ビィト 原作: 三条 陸/漫画: 稲田 浩司
ギャグマンガ日和 増田 こうすけ
*作品はキャンペーン期間中に追加される可能性がある。

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賞/コンテスト ]
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 日本動画協会は、来年開催される東京国際アニメフェアに合せて、中学生以下の子供たちを対象にした「アニメ感想文グランプリ~アニメキャラクターへの手紙~」を開催する。
 主催を日本動画協会が行うほか、東京国際アニメフェアが協力、毎日新聞社と毎日小学生新聞が後援する。
 
 コンテストは、小学校低学年の部(小学校入学前、1~3年生)と小学校高学年の部(4~6年生)と中学生の部門からなる。応募全作品のなかからグランプリ1名と部門ごとに準グランプリ1名ずつが選ばれる。
 受賞者は来年3月に開催される東京国際アニメフェア2007の表彰式で発表されるほか、動画協会のホームページでも発表され全文掲載がされる。

 日本動画協会は、2003年より東京財団と共同で「アニメ感想文(評論)コンクール」を4度主催した。しかし、来年から「アニメ感想文(評論)コンクール」はなくなり、子供を対象とした「アニメ感想グランプリ」に引き継がれるようだ。
 子供向けのコンクールは、子供たちのアニメに対する関心を高める効果が期待され意義が深いものである。しかし、一方で昨年まで行なわれていたアニメ評論家を育成する場である「アニメ感想文(評論)コンクール」がなくなったのは残念なことでもある。

 それは「アニメ感想文(評論)コンクール」が、アニメ評論を育成する数少ない場だったためである。当初のコンクールが目指したアニメ文化を活性化させるために、アニメ評論文化の育成が途切れることになる。
 「アニメ感想文(評論)コンクール」の中から毎年優れた書き手が、何人も誕生することはないだろう。また、コンテンスト受賞者が、その後に実際に評論活動を行なう場がどのくらいあるかや運営資金の問題なども存在する。

 しかし、アニメの製作本数が増えてアニメファン間ですら、とても観きれない、何を観ればいいか判らないとの声がある。そうした時代だからこそアニメ評論という書き手を育てる場に意味があったように思える。

日本動画協会  アニメ感想文グランプリ~アニメキャラクターへの手紙~

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2006年12月25日
新発売/新作 ]
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 『機動警察パトレイバー』TVシリーズとOVAシリーズを全て収録したDVD-BOXが、2007年5月25日に発売される。DVD-BOXには、人気シリーズへ成長するきっかけとなった1988年のOVA第1シリーズ全7話、その後のテレビシリーズ全47話、新OVA全16話が収録される。
 80年代終わりから90年代初頭にかけて人気となった『機動警察パトレイバー』の全てを振り返ることが出来る企画となっている。

 また『機動警察パトレイバー』は、この時期のアニメ界を担った出渕裕、伊藤和典、ゆうきまさみ、高田明美、押井守といった豊かな才能が集結した作品でもある。
 一般に80年代後半から90年代前半は、アニメ冬の時代と考えられがちである。しかし、『パトレイバー』を観ることで、そうした中でも質の高いエンタテイメントが着実に制作されていたことを確認することも出来るだろう。

 DVD-BOXのボックス、ジャケットは書き下ろしイラストになり、このほか初回特典としてパトレイバープロダクションワークスとパトレイバーアーカイブスが封入される。
 さらに、映像特典として『6 1/2パトレイバーかわら版』『機動警察パトレイバー MUSIC CLIPS』『野明の一日』『機動警察パトレイバー CONCERT TOUR'92』『三本締め』などが収録される。 

 今回の『機動警察パトレイバー』に限らず、昨今、旧作アニメのDVD大型企画が増えている。先日発売をされ好調な売上げで話題を呼んだ『機動戦士ガンダム』のDVD-BOXや、昨年来、次々に発売されて人気を呼んでいる『ドラゴンボール』のDVDなどがその代表である。
 これは今年になってHD-DVDやブルーレイなどの次世代ディスクの発売が本格化しはじめたことも大きな理由であろう。各社が映像メディアが入替る前に、DVD未発売作品のDVD発売をいそいでいる面がある。
 しかし、理由はどうであれ魅力的な作品が並ぶのはファンにとっては有難いことでもある。それにしても来年もアニメファンにとっては、忙しい年になりそうだ。

機動警察パトレイバーDVDメモリアルボックス<初回限定生産商品>
発売日: 2007年5月25日発売
発売元:バンダイビジュアル・東北新社
販売元:バンダイビジュアル
税込価格:\84,000
スペック:カラー/(予)1989分/ドルビーデジタル(ステレオ)/
片面2層×15枚/スタンダード

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おもちゃ ]
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 雑誌編集や美術品の制作・販売などのプリンツ21は、キャラクターとおもちゃの情報とコミュニティに特化した総合サイト「Chara(キャラ)」のベータ版サービスを12月22日からオープンしている。

 プリンツ21は、「Chara」を「キャラクターとおもちゃの参加型ポータルサイト」と定め、ユーザー間のコミュニティを主体とした総合サイトをテーマとしている。ユーザーはサイト上でキャラクターやおもちゃに関する情報を探したり、口コミ情報の投稿をすることができる。
 ユーザーコミュニティの形成による情報の発信と共有という双方向性を持ったコンテンツの構築を行ない、来年度中に30万人の会員獲得を目指すとしている。 

 具体的なサービスには、ユーザーがキャラクターの登録や編集、投稿ができるキャラ検索百科事典やブログ機能、Q&A、さらにSNSを利用したマイページなど、コミュニテイサイトならではの機能が提供される。

 キャラクターやおもちゃは、アニメやゲーム、マンガとも関連性の高い分野である。しかし、これまではアニメやゲームに較べて、インターネット上にはキャラクターやおもちゃに特化した一般ファン向けの総合サイトはあまりなかった。
 キャラクターをテーマにしたサイトは、プロやセミプロ、あるいはクリエーターに向けられものが中心だった。
 「Chara」は、そうした意味でこれまでにない試みといえるだろう。しかし、アニメやゲームには、熱狂的なファンを持つ作品が多いのに較べて、消費者のキャラクターやおもちゃへの関心は比較的緩やかなものである。さらに、既存の人気キャラクターの利用は容易でないことも考えられる。
 新サイトの今後の課題はユーザーのサイト利用の訴求力をいかに高めるかにあり、「Chara」の目指す双方向性もそうしたうえで初めて成り立つのでないだろうか。

Chara(キャラ)
プリンツ21 

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2006年12月24日
ゲーム ][ 海外:米国 ][ 賞/コンテスト ]
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 米国のインタクティブアート&サイエンスアカデミー(AIAS)は、第1回生涯功労賞の受賞者に前任天堂アメリカ社長の荒川實氏と任天堂アメリカ名誉会長のハワード・リンカーン氏の両名を選出した。
 AIASはインタラクティブ・エンタテインメント産業に貢献した人物を表彰するために、2007年からこの生涯功労賞を設ける。

 AIASは1996年に設立された米国のテレビゲーム関連業界団体で、会員は米国の関連業界のマネジメントや開発に携わる者によって構成されている。
 その目的はインタラクテイブ・ゲームとエンタテインメントの普及である。

 また、任天堂アメリカは、1980年にゲームウォッチを米国で販売するために設立された。(現本社はシアトル)日本のエンタテインメント産業のなかでは最も早く米国に進出し、市場開拓を行なった企業のひとつである。
 80年代、90年代を通じて、米国に巨大なゲーム機市場を築いたことで知られている。

 両氏が任天堂のビジネスを通じて1983年のアタリショクによって崩壊した後、米国のテレビゲーム市場を再活性化させるのに貢献したことを選考の理由としている。
 荒川實氏は初代任天堂アメリカ社長として、1980年から2002年の間、宮本茂氏とともの米国でゲーム機市場を立ち上げたとしている。
 また、リンカーン氏は任天堂のゲーム機を米国市場に普及させただけでなく、80年代から90年代に起きたテレビゲームの暴力批判に反対する論陣を張った。

 生涯功労賞の授賞式は、2007年2月8日ラスベガスのハードロック・カフェホテルで開催される。EA社のCEOであるラリー・プロブスト氏がプレゼンテーターとなる。
 AIASは生涯功労賞のほかに、ゲーム開発者を表彰する「AIASの殿堂」の選考も1998年から行っている。第1回の受賞者は、こちらも任天堂の宮本茂氏であった。また、2000年にはスクウェア(現スクウェア・エニックス)の坂口博信氏、2003年にはセガの鈴木裕氏も殿堂入りを果たしている。

インタクティブアート&サイエンスアカデミー 
任天堂アメリカ(Nintendo of America)

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2006年12月23日
東京国際アニメフェア ]
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 来年3月開催の東京国際アニメフェア2007は、期間中に開催される若手クリエーター育成企画「クリエーターズワールド」の参加者を決定した。
 「クリエーターズワールド」はアニメーション分野の若手人材育成を目的にしており、東京国際アニメフェアのなかでも主要事業のひとつである。東京国際アニメフェア開催4日間(2007年3月22日から25日)見本市会場に設けられた一角で、その作品を一般ファンとビジネス関係者に紹介する。

 今回選ばれたのは青池良輔、加藤タカ、栗栖直也、くろやなぎてっぺい、坂元友介、TAKORASU、野山映、花里清彦、深瀬沙哉、丸山薫、武藤健司、山路直樹(敬称略)の12人である。
 参加者には既に名の知られたクリエーターも多く、国内の各種コンペテイションの上位入賞者が並んでいる。例えば、TAKORASUは10月に開催された東京コンテンツマーケットでTCMアワード3部門を受賞しているし、坂元友介の『電信柱のお母さん』は今年の吉祥寺アニメーション映画祭のグランプリ、丸山薫や青池良輔はCGアニメコンテストの上位常連など数えればキリがない。

 まさに日本のインディーズアニメーションの優れたクリエーターが、一堂に会するという感じである。
 クリエーターズワールドの参加者は毎年入替わるが、毎年参加者を入替ながらもクリエーターのレベルが落ちないのは、日本のインディーズアニメーション作家の底辺の広さでもある。

 「クリエーターズワールド」は、一般のアニメファンにとっては日本の優れたインディーズアニメーションとクリエーターをまとめてみることが出来るよいチャンスである。見本市の会場の中ではあるが、むしろ手軽に観られるという点で敷居が低い。
 また、商業アニメと隣り合わせて紹介されることは、インディーズアニメーションの認知度の向上で大きな意味がある。

 一方で、「クリエーターズワールド」の本来の役割である若手クリエーターの育成といった点で見逃せないのが、ビジネスとの関わりである。クリエーターの育成を考えれば、クリエーターが金銭的に報われることや作品の商業化が無視出来ない。
 ビジネス関係者が多い見本市は、クリエーターにとってビジネスとの接点になる。実際に昨年の参加者には、国内外のビジネス関係者からの問い合わせが多かったという。
 
 ここ数年、インディーズアニメーションの作品の質の向上やクリエーターの増加、インディーズアニメーションの商業化が進んでいる。このためビジネス面での注目度はさらに高まっている。
 このクリエーターズワールドや東京アニメアワードでクリエーターを見つけ出したいと考えるビジネス関係者は、例年にも増して多くなりそうだ。

東京国際アニメフェア2007

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2006年12月22日
海外:米国 ]
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 12月22日に、これまでトップページだけの展開であった『涼宮ハルヒの憂鬱』の北米サイトがオープンした。サイトのトップページは「Happy Holiday」のロゴとサンタクロース姿のハルヒとなっている。
 ハルヒからのクリスマスプレゼントという位置づけのようである。

 現在のサイトのコンテンツはふたつである。ひとつは『涼宮ハルヒの憂鬱第00話』と題された実写版ハルヒがアメリカ展開を発表するショートドラム。そのなかでは『涼宮ハルヒの憂鬱』のビジネス展開を行なうのが、米国の大手アニメーション流通企業のひとつであるバンダイエンタテイメントであることも明らかにされている。(*DVDの発売は角川ピクチャーズUSA)
 もうひとつは世界最大のSNSであるMy Spaceのなかに設立されたSOS団のコミュニティである。
 これは『ハルヒ』の登場人物であるキョンが主催するかたちを取っている。SNSを利用したファンコミュニティの育成が、今後のプロモーションで積極的に利用されるようだ。

 今回の『ハルヒ』の北米展開には、異例なことが多い。例えば今回のライセンス発表より以前に作品の画像やロゴを展開することは、これまでの北米でのアニメ展開のケースではなかった。
 これは常ならぬシチュエーションを展開する『ハルヒ』という作品の特異性であると同時に、日本アニメのマーケティングの新たな挑戦でもあるようだ。
 
 それは今回の動画コンテツのスタート画面に『DVD買ってくださいね』のメッセージが入ること、エンディングクレジットにある『 全く感謝しない。動画をダウンローし海賊版を利用する公式DVDを絶対買わない人達:No Special Thanks DOWNLOADERS/BOOTLEGGERS WHO NEVER BUY THE OFFICIAL DVDS』の文字からも憶測出来る。
 マニア向けの作品である『ハルヒ』が、北米でテレビ放映にかかる可能性は必ずしも高くない。実際には、北米での『ハルヒ』のビジネスはDVD販売が中心となるだろう。
 しかし、多くのファンが既にファンサブを利用して『ハルヒ』を視聴済みである現状で、どうビジネスを展開するかは難しいところである。

 今回のこれまでにない前宣伝やMy Spaceの構築は、作品そのものと同時に『ハルヒ』という素材をみんなで楽しむことに向けられているようだ。つまり、コミュニティを作り、ファンの共感を得ることである。
 それは日本では自然発生的に起きたことを、北米では企業側から仕掛けて行くとも言える。日本には一度観た作品でも、オリコンチャートの順位を上げるためだけに複数枚のDVDやCDを買うような熱心なアニメファンも少なくない。
 バンダイエンタテイメントが目指すのは、北米でのそうしたロイヤリティーの高いファンの育成なのかもしれない。

涼宮ハルヒの憂鬱公式サイト(北米)
My SpaceのなかのSOS団(英語サイト)

バンダイエンタテイメント 

当サイトの関連記事 ハルヒ アメリカ進出決定?英語サイト登場

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インターネット ]
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  ロマのフ比嘉氏の新作アニメーション『CATBLUE DYNAMAITE』が、12月22日からgooアニメで無料配信を開始した。作品はgooアニメで、全編を観ることができる。比嘉氏は前作『警察戦車隊 TANK SWAT』で、20分を超える3DCGアニメーションをほぼ単独で制作し、個人制作で3DCGアニメーションの可能性を拡大することに成功した。

 今回の作品では、『警察戦車隊 TANK SWAT』後の比嘉氏のさらなる展開が注目されている。『CATBLUE:DYNAMITE』は、猫ミミの主人公を中心に展開するハードボイルドなアニメーション作品である。『警察戦車隊 TANK S.W.A.T.01』など知られる比嘉氏の最新作で、インディーズアニメ作家によるフル3DCGの長編アニメーション(約40分)となる。
 その映像は、個人制作までここまで作れるのかと素直に驚かされる。また、映像での驚きが注目されがちだが、ストーリーの面白さも見逃せない。エンターテイメントを考えているという比嘉氏の言葉通りに40分間、十分に楽しめる作品に仕上がっている。
 また、作品はPCネットだけでなく、携帯での同時配信(iモードのみ)も行なっており、こちらも注目である。

 当サイトでも、クリエイターのロマのフ比嘉氏にインタビューを行なっている
 
gooアニメ ロマのフ比嘉新作「CATBLUE:DYNAMITE」特集
携帯サイトのアドレス http://t.aniful.jp/catblue.php?uid=NULLGWDOCOMO

アニメ!アニメ!のインタビュー http://www.animeanime.jp/interview/cat.html

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そのほか ]
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 12月18日に掲載しました「鉄コン筋クリート ニューヨークMoMAの最優秀映画に」の記事について訂正させていただきます。
 当記事は、アスミック・エースエンタテイメントの広報資料から「ニューヨーク近代美術館(MOMA)の発行するARTFORUM誌の最優秀映画に選ばれた」と掲載しました。
 しかし、その後ARTFORUM誌のベストフィルムの選出はMOMAの学芸員によるものですが、同誌の出版事業にMOMAは関わっておらず、記事の内容は誤報であることがわかりました。このため上記に関連する記事について訂正・削除をさせていただきました。利用者の皆様には誤った情報を掲載してしまい深くお詫び申し上げます。
 ただし、ARTFORUM誌が米国を代表する美術雑誌であることは間違いなく、記事の訂正が映画『鉄コン筋クリート』に対する高い評価を損なうものではないと考えております。

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新発売/新作 ]
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 バンダイビジュアルは12月22日に発売となった『機動戦士ガンダム DVD-BOX』の初回限定生産の出荷数が、同社のDVD-BOX商品として過去最高の12万セットを超えたと発表した。

 今回発売されたのは1979年のテレビ放映版『機動戦士ガンダム』で、人気の高い最初のシリーズである。通称「ファーストガンダム」と呼ばれているが、これまで国内でのDVD発売がされていなかった。
 ファンの間ではDVD化を待ち望む声も大きく、発売発表以来大きな話題を呼んでいた。今回はDVD化にあたり、マスタリング、フィルムスキャンなどを行いクオリティの高い映像を実現している。また、DVDは全2巻となっており、2巻目は来年1月26日に発売される。
 
 ファーストガンダムのDVD-BOX1の定価は37800円となっている。小売店段階の値引きがあったとしても、小売段階の市場規模は1タイトルだけでおよそ40億円になる。さらに来年1月にはBOX-2の販売も予定されている。このためファーストガンダムだけで、およそ50億から100億円近いDVDの市場が生み出されることになる。
 デジタルコンテンツ協会の発行する『デジタルコンテンツ白書2006』によると、05年のアニメDVD全体の市場は1038億円、04年は788億円である。これで較べるとファーストガンダムのDVD-BOXの市場の大きさが理解出来る。

 バンダイビジュアルによれば、『ガンダム』シリーズは同社の売上高の20%から40%を占めている。また、1988年以来ビデオ、LD、DVDのシリーズ累計出荷数は1300万本を超えている。 
 バンダイビジュアルは、今下半期に既に『攻殻機動隊 Stand Alone Complex Solid State Society』や『FREEDOM』といったヒット作を出している。同社は今期の業績予想で下半期の売上を大きく見積もっていたが、予想通りの進捗を達成しつつあるようだ。

バンダイビジュアル 
機動戦士ガンダム DVD-BOXサイト 


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2006年12月21日
ゲーム ]
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 大手ゲーム会社のバンダイナムコゲームスとコーエーは、両社の人気ブランドを合せたPS3向けのゲームソフト『ガンダム無双』で開発協力を行なう。
 ゲームの開発はコーエーが行い、バンダイレーベルでバンダイナムコゲームスから来年発売される予定である。

 『ガンダム』シリーズは、バンダイナムコグループの人気アニメである。アニメだけでなくマンガ、キャラクター商品としても人気が高く、これまでも数多くのガンダムをテーマにしたゲームが発売されてきた。
 一方、『無双』シリーズは、コーエーの開発するゲームタイトルである。戦場を舞台にした戦略ものの人気作品で、『三国志』を題材にした『三國無双』や日本の戦国時代を題材にとった『戦国無双』などのシリーズタイトルがある。
 新作ソフトはこうした定評のある戦略ゲームを、ガンダムの世界に応用したものになりそうだ。高度な戦略ゲームは、複雑は設定に詳しいガンダムファンの人気を呼びそうである。

 今回のゲームソフト開発協力の特徴は、ゲーム開発事業のライバル会社であるバンダイナムコとコーエーが手を結ぶことにある。その協力は、ゲームの開発に『無双』シリーズの制作技術が応用されるだけでなく、ゲームタイトルにも「無双」の名前を導入することである。
 実際に人気タイトルのジョイントは、大きな話題を提供することになりそうだ。また、PS3にとっては、話題となる大型タイトルを発売することで、商品の導入期あるPS3の普及を加速させる狙いもありそうだ。

 バンダイナムコゲームスは、今回のタイトルの特徴をバンダイナムコゲームスが持つ『ガンダム』のキャラクターマーチャンダイジングのノウハウと、コーエーの『無双』シリーズの技術の組み合わせとしている。
ゲームには、『無双』シリーズの制作で用いられた3Dグラフィックスの技術を活かし、精密なモーションなど最先端技術を多数採用する。
 そのうえで従来のガンダムファンや無双ファンの取り込みだけでなく、新たなファン層の拡大を目指したいとしている。

バンダイナムコゲームス 
コーエー 

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そのほか ]
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 大手アニメ制作会社のGONZOは、同社が開発中であったOVAアニメ『マルドゥック・スクランブル』の製作中止を発表した。
 『マルドゥック・スクランブル』はSF作家冲方丁氏の人気小説で、GONZOの親会社にあたるGDHが原作利用権を獲得し、2005年2月にアニメ化を発表していた。監督にはゴンゾのソエジマヤスフミ氏が予定されていた。

 GONZOは自社ウェブサイトで、製作中止の理由を諸般の事情と説明している。しかし、今回の中止は、GDHが11月に公表した07年3月期中間決算で同社が赤字に転落したことに理由があるだろう。
 GDHは自社の中期経営計画のなかで、業績悪化の理由を新作アニメDVD販売の不振としている。そのうえで、今後は製作タイトルの絞込み、DVDの自社タイトルの縮小、出資比率の低減などを行なうことを明らかにしていた。

 当初、『マルドゥック・スクランブル』の発売は2006年末を予定しており、作品の完成も遅れていた。また、3DCGの技術を多用するとしていた同作は、通常の作品より製作コストがかかると見られる。
 一方で、資金の回収はOVA販売が中心とならざる得ないことから、『マルドゥック・スクランブル』が採算を取ることが難しい作品と判断された可能性が強い。

GONZO 
GDH

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賞/コンテスト ]
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 日本アカデミー賞協会は、12月19日に日本アカデミー賞の各部門の優秀賞を発表した。また、今年から設けられた優秀アニメーション作品賞の受賞5作品も発表された。
 優秀アニメーション作品賞に選ばれたのは『あらしのよるに』『ゲド戦記』『時をかける少女』『ブレイブ ストーリー』『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』である。このなかから07年2月16日に最優秀作品賞の選考及び発表とアニメーション作品賞も含めた優秀賞の授賞式が行われる。

 『ゲド戦記』は7月に公開された人気スタジオのスタジオジブリの作品で、著名なアニメ監督宮崎駿氏の息子宮崎吾朗氏の監督が話題を呼んだ。劇場興収は2006年の邦画のなかでトップとなっている。
 『あらしのよるに』は人気絵本のアニメ化で子供たちに人気となったほか、『ブレイブ ストーリー』は人気作家宮部みゆき氏のファンタジー小説のアニメ化である。また、『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』は同作品の劇場シリーズ10作目で、これまでのシリーズのなかでも好調な興行成績となっている。
 『時をかける少女』はこうした作品に較べると興行収入は少なくなっている。しかし、7月の公開から現在まで、十数館でのロードショーが続いており根強い人気を保ち続けている。既に2006年の様々な賞を獲得しており、今後も注目の作品となるだろう。
 また優秀助演男優賞では、『デスノート前編』の松山ケンイチさんも選ばれている。

日本アカデミー賞協会 

日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞
『あらしのよるに』 
『ゲド戦記』
『時をかける少女』 
『ブレイブ ストーリー』 
『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌』 

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2006年12月20日
海外:米国 ]
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 今年、日本のアニメファンの間で大きな話題となった『涼宮ハルヒの憂鬱』の米国展開がどうやら決まったようだ。
 米国の大手アニメ情報サイトのアニメニューズネットワークによると、今週に入ってから、アニメニューズネットワークを含む米国の複数のアニメ情報サイトに、『涼宮ハルヒの憂鬱』の英語版公式サイトらしきウェブサイトの広告が出ているためである。

 現在、そのサイトは、『HARUHI ISM ハルヒ主義』の表題とハルヒのシルエット、それに日本語のロゴのトップページだけが存在している。
 また、サイトの下には「The World As You Know It Is About to End:あなたも知っているように、世界は終末に向かっている」「DECEMBER 22, 2006 : 2006年12月22日」と書かれている。どうやら12月22日からのサイトの本格的な展開を示唆しているようでもある。

 サイトのアドレスは、http://asosbrigade.com/で「SOS団」を意味しているだけでなく、トップページには日本語で「©2006 谷川流・いとうのいぢ/SOS団」の著作権表記がされている。
 これはこのサイトがファンサイトではなく、権利処理をしたうえでのものであることを表している。

 ニュースを伝えるアニメニューズネットワークは、『ハルヒ』のサイト広告は同サイトを含めて複数の米国のアニメ情報サイトに出しているが広告主は判らないとしている。
 このため現時点では『涼宮ハルヒの憂鬱』が、米国企業によりライセンスが獲得された可能性が高いものの、それがどの企業かは公にされていない。

 また、アニメニューズネットワークの該当記事には、既に100を大きく超えるコメントが書かれているほか、http://asosbrigade.com/のサイトのカウンターは、20日18時現在で既に46000を超えるなど作品に対する期待が盛り上がっている。

英語版涼宮ハルヒの憂鬱公式サイト? 

アニメニューズネットワーク 

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興行成績 ]
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 大手出版販売トーハンが発表した2006年年間ベストセラー・新書-ノベルズ部門で、人気マンガ『銀魂』のノベライズ版『銀魂 3年Z組銀八先生』(空知英秋/大崎知仁ノベライズ 集英社)が1位になった。
 『銀魂』は本年4月からアニメも放映されている。『銀魂 3年Z組銀八先生』は銀魂のキャラクターが活躍する学園コメディー小説で、マンガやアニメとは異なる世界が展開する。
 
 2位には人気ベストセラー作家京極夏彦氏の『邪魅の雫』が入っている。そのほかベスト10には、西村京太郎氏、内田康夫氏、田中芳樹氏などの有名作家が並んでいる。
 人気作家を越えての1位獲得は、原作マンガ『銀魂』の高い人気の結果といえるだろう。

 また3位には、同じ少年ジャンプ連載の人気マンガ『D.Gray』のノベライズ本『D.Gray-man reverse (2)』(星野桂/城崎火也 集英社)もランクインしている。
 さらに単行本・文芸部門では、少年ジャンプの『DEATH NOTE』の小説版外伝『DEATH NOTE ANOTHER NOTE ロサンゼルスBB連続殺人事件』(西尾維新/大場つぐみ原作/小畑健原作 集英社)が第8位に入っている。
 こうした結果はマンガやアニメのノベライズ市場の大きさと、そのなかでの少年ジャンプの存在感を感じさせる。DVDやCD、キャラクター商品を中心とするアニメやマンガのメディアミックスに、今後は小説の占める存在も大きくなりそうだ。

 トーハンの年間ベストセラーは、2005年12月から2006年11月までの取扱いを集計したものである。集計ジャンルは総合、単行本(文芸/ノンフィクション/ビジネス/ゲーム関連書籍)、新書(ノベルズ/ノンフクション)、全集の4部門となっている。

 ゲーム関連書籍部門では『おいでよ どうぶつの森 かんぺきガイドブック』(ファミ通書籍編集部 エンターブレイン)が1位になった、2位、6位も『おいでよ どうぶつの森』の関連本である。
 『おいでよ どうぶつの森』は、ニンテンドーDS向けのゲームソフトで、先週末に劇場アニメも公開されている。こちらもメディアミックスの展開がm大きな人気を呼んでいることがわかる。

 さらに、3位、5位、7位、10位はいずれもニンテンドーDS向けの『ポケットモンスター』シリーズの関連本である。DSの関連本は、8位の『Newスーパーマリオブラザーズ』(Nintendo DREAM編集部編 毎日コミュニケーションズ)も含めて、ベスト10のうち8タイトルを占めている。
 06年に日本のゲーム業界を席巻したDSブームが、関連書籍の市場にも及んでいたことがもわかる。

2006年 年間ベストセラーズ(新書-ノベルズ部門)
トーハン調べ」
1. 銀魂 3年Z組銀八先生           空知英秋/大崎知仁ノベライズ 集英社
2. 邪魅の雫                     京極夏彦              講談社
3. D.Gray-man reverse (2)        星野 桂 城崎火也       集英社
4. 霧の訪問者 薬師寺涼子の怪奇事件簿 田中芳樹              講談社
5. 陽気なギャングの日常と襲撃        伊坂幸太郎            祥伝社
6. 包帯クラブ                    天童荒太            筑摩書房
7. 化生の海                    内田康夫              講談社
8. 外房線 60秒の罠              西村京太郎        実業之日本社
9. 三河恋唄                    西村京太郎            双葉社
10. 湖西線12×4の謎              西村京太郎           角川書店

2006年 年間ベストセラーズ(ゲーム関連書籍部門)

トーハン調べ」
1. おいでよ どうぶつの森     ファミ通書籍編集部       エンターブレイン
  かんぺきガイドブック 
2. おいでよ どうぶつの森  Nintendo DREAM編集部編 毎日コミュニケーションズ
3. ポケットモンスターDP   Nintendo DREAM編集部編 毎日コミュニケーションズ
  シナリオクリアBOOK 
4. FF12 ファーストフライトガイド  Vジャンプ編集部編      集英社
5. ポケットモンスター DP     元宮秀介&ワンナップ編著  メディアファクトリー
  公式ぼうけんクリアガイド 

トーハン 

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2006年12月19日
テクノロジー ][ 東京国際アニメフェア ]
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 来年3月開催の東京国際アニメフェア2007(TAF2007)は、2007年の新たな試みとしてアニメーションをアカデミックな分野から捉えたアニメカンファレンス「CGアニメーションカンファレンス2007 -NICOGRAPH Spring Festival in TAF」を開催する。

 このカンファレンスは、CGやアニメーションのエンジニアリングの研究促進を目的としており、そうした研究や論文の発表を展開するとしている。
 開催期間はTAF2007のビジネスデイの2日目にあたる07年3月23日とパッブリックデイ初日の24日の2日間で、開催場所にはTAFの会場となる東京ビッグサイトの会議棟が利用される。
 また、芸術科学会がコンファレンスの主催となり、運営は「CGワールド」などの雑誌出版などでCGやアニメーションのテクノロジーに関連が深いワークスコーポレーションが主体となるクリエイティブシップが行なう。

 現在、公開されている開催内容には、基調講演やTAFシンポジウム、招待論文部門、一般論文部門、ポスターセッション(論文概要の貼り出し)、表彰などが含まれている。
 このうち一般論文とポスターセッションについては、12月12日から論文応募受付が行われている。また、応募された論文も含めて、3月24日に国際CG論文大賞や最優秀論文賞などの各賞の表彰が行なわれる。

 CGアニメーションカンファレンスは、対象をCGやアニメーションのエンジニアリング(技術)に絞っている点や、論文の貼り出しによって多く人に意見を問うポスターセッションの導入など米国のSIGGRAPHをモデルにしているようである。
 SIGGRAPHとは異なるのは、このコンファレンスがビジネス目的の見本市と一般ファンのためエンタテイメントイベントからなるTAF2007と合わせて開催されることである。来年のTAFは、ビジネスとファンイベントとアカデミックコンファレンスが同時に開催されるあまり例のないイベントとなりそうだ。
 
 東京国際アニメフェアにとっては、これまでのビジネスとエンターテイメント、人材育成、コンテストに加えて、アカデミックが加わる新たな挑戦になる。また、幅広い分野を取り込むことで起こるであろう相乗効果にも大きな期待が出来そうだ。

東京国際アニメフェア2007 

芸術科学会 
クリエイティブシップ 
ワークスコーポレーション 

CGアニメーションカンファレンス2007NICOGRAPH Spring Festival in TAFの開催概要と論文の応募要項

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そのほか ]
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 米国の著名なアニメーションスタジオであるハンナ・バーベラの共同創立者であるジョセフ・バーベラ氏が、18日ロサンゼルスで死去した。95歳であった。

 ジョセフ・バーベラ氏は、1950年代に米国のテレビアニメーションの基礎を築いたアニメーションスタジオのハンナ・バーベラ・プロダクションをウィリアム・ハンナ氏とともに設立した。
 同社の代表作品には、『トムとジェリー』や『原始家族フリントストーン』『スクービー・ドゥ』などがある。多くのキャラクターは現在でも、アメリカのポップカルチャーを代表するキャラクターである。
 共同設立者のウィリアム・ハンナ氏は5年前に亡くなっており、ハンナ・バーベラの創立者は全ていなくなったことになる。

 ハンナ・バーベラのアニメーション業界に対する貢献は、スタジオ設立当時に主流であった米国のアニメーション産業の劇場アニメーション重視に対して、テレビアニメーションを重視しその基礎を築いたことである。
 テレビアニメーション制作の際には、使用する動画枚数を大きく減らすリミテッド・アニメーションの手法を多用した。この手法は、虫プロダクションを通して日本のテレビアニメ制作にも大きな影響を与えている。

 ハンナ・バーベラは1991年に大手メディアコングロマリットのターナーグループに買収されているため、かなり以前に経営は創設者の手から放れている。また、その後ターナーグループはさらにワーナーブラザーズに買収された。
 このためハンナ・バーベラのスタジオはワーナーブラザーズのアニメーション部門と同グループのカートゥーンネットワークスタジオに吸収され、現在は独自の制作は行っていない。
 しかし、同社の生み出したキャラクターたちは、カートゥーン・ネットワークを初め多くのメディアで現在も活躍し、広くアメリカ人に愛され続けている。

ハンナ・バーベラ・プロダクション公式サイト(ワーナーブラザーズサイト内)

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2006年12月18日
興行成績 ]
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 大手インターネットショッピングサイトのアマゾン・ドット・コム・ジャパンは、2006年1月1日から11月31日までの売上げを基にした「Best of 2006」をジャンル別に発表している。

 このうちDVDアニメ部門では、ピクサーの『カーズ』が1位になったほか、2位は『涼宮ハルヒの憂鬱2限定版』、3位は『機動戦士ZガンダムⅢ 星の鼓動は愛』となった。
 1位こそ米国の大作アニメーションになったが、2位、3位、それに4位の『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』まで上位には日本の人気アニメが続いている。
 さらに7位の『機動戦士ZガンダムⅡ 恋人たち』、8位『Fate/stay night 8 (初回限定版)』、9位『鋼の錬金術師 PREMIUM COLLECTION』、10位『GUNDAM EVOLVE../ (ガンダムイボルブ ダブルドットスラッシュ) Ω(オメガ)』とベスト10のうち7作品が日本のしかもマニア向けの作品となっている。

 国内の全体のDVD売上げランキングはまだ発表されていないが、通常は低価格の海外アニメーションがベスト10に並ぶ一般のランキングに較べて高価格の商品が上位に多いのが特徴といえる。
 また、日本のアニメは、海外のアニメーションと較べて小売価格が高いことから、売上高に占める日本のアニメ作品の比率は、見た目よりもさらに大きくなるだろう。

 さらにマニアの勢いを感じさせるのはアニメ・ゲームミュージックのカテゴリーで、1位『涼宮ハルヒの憂鬱ED主題歌 ハレ晴レユカイ』、2位『涼宮ハルヒの詰合』を筆頭にベスト10にハルヒ関連だけで6作品がランキングしていることである。
 3位はゲーム音楽トップの『「ペルソナ3」オリジナル・サウンドトラック』、4位は『交響詩篇エウレカセブン COMPLETE BEST』である。 
 
 またコミック部門の1位はドラマ化で大きな話題を呼んだ『のだめカンタビーレ』14巻、2位は『マンガ嫌韓流2』、3位はこちらも話題作の『Death note』10巻である。
 さらに4位に『新世紀エヴァンゲリオン』10巻、5位『ファイブスター物語』12巻が続くところは、ネットショップであるアマゾンの特徴かもしれない。
 
アマゾン・ドット・コム 
 Best of 2006 アニメDVDトップ10コミックトップ10アニメCDトップ10

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新発売/新作 ]
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 オンラインショッピング大手のアマゾンジャパンは、アニメやゲーム、フィギアなどオタクグッズに特化した専用サイト「OTAKUストア」を12月18日にオープンした。

 「OTAKUストア」では、本やDVD、ゲーム、玩具といった垣根を飛び越えてマニア向けの商品3万点が並んでいる。そのカテゴリーには、アニメDVDや美少女ゲーム、ボーイズラブコミックなどある。
 さらに『涼宮ハルヒの憂鬱』や『灼眼のシャナ』、『機動戦士ガンダム』といった作品別の検索、クリエーター別の検索などもあり、マニアを意識したサイトの構成が伺える。

 こうした専門ストアは、アマゾン・ドット・コムが最近力を入れているフィーチャーストアの一環である。これらのフィーチャーストアは特定のテーマを設けることで、ユーザーの買いまわりの利便性を高め、関連グッズを紹介することで客単価を向上させる目的がある。
 同社は現在、サイト上に「クリスマスギフト100選ストア」や「グットデザイン賞ストア」といったテーマ別にストアを展開している。さらに、アマゾンが手掛けるマニア向けのフィーチャーストアには、既にガンダム専門ストアの「ガンダムストア」もある。

 しかし興味深いのは、アマゾンジャパンが長年否定的に使われることの多かった「オタク」の語句を積極的用いて、集客をはかろうとしている点である。これは「オタク」の語句に対する社会的なイメージの変化なのだろうか。
 「オタク」の語句は国内とは違い海外(特に欧米)では、ポジティブ用いられることも多いという。そう考えるとアマゾンジャパンは、アメリカ発の外資系企業である。
 「オタク」は米国というフィルターを通り「OTAKU」に変わることで、日本のビジネスの現場でも積極的受け入れられるものになったのかもしれない。

 あとは、当の日本のオタク(?)たちが、「OTAKUストア」なるものを積極的に利用するかどうかである。ストアの利用者が、自らが「OTAKU」と分類されることに抵抗がないのかどうか興味は尽きない。

OTAKUストア
ガンダムストア

アマゾン・ドット・コム

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インターネット ]
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 東映アニメーションが今年8月から展開している「東映アニメBBプレミアム」が、12月18日より国内最大手のポータルサイトYahoo!の「Yahoo!動画」で配信を開始した。
 配信スタート作品として、東映アニメーションの豊富な番組ライナップから『銀河鉄道999』や『スラムダンク』、『北斗の拳』シリーズ、『バビル2世』、『一休さん』が提供される。

 Yahoo!動画は今回のサービス開始を記念して、およそ2ヶ月限定の『北斗の拳』第1話から第5話、第58話、『バビル2世』第1話から第4話の視聴無料キャンペーンを行なう。
 また、今後は『デジモンアドベンチャー』や『パタリロ』、『おジャ魔女どれみ』などの人気作品を順次投入して行く予定だとしている。

 東映アニメBBプレミアムは、それまで同社が運営してきた東映アニメBBを大幅にパワーアップしたものである。国内最大のアニメ番組・映画のラインナップを誇る同社が、好きな作品を好きな時に観られることを目指して、作品を提供している。
 配信ラインナップには今回のYahoo!動画で配信を始めた作品以外にも、『宇宙海賊キャプテンハーロック』や『ダンガードA』など人気作品が多数並んでおり、1話105円(税込)から視聴できる。
 
 東映アニメBBプレミアムは8月の楽天ダウンロードを皮切りに配信サービスを拡大しており、既にgooやShowTime、@nifty、BIGLOBEといった日本の有力ポータルサイトがサービスのプロバイダーとして並んでいる。
 今回のYahoo!動画の配信により、日本の主なプロバイダーのほとんどで東映アニメBBプレミアムが出揃ったことになる。今後は、東映アニメBBプレミアムの認知度拡大とともに、東映アニメーションのアニメコンテンツ配信ビジネスも拡大して行くことになるだろう。

Yahoo!動画   
東映アニメBBプレミアム公式サイト 

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賞/コンテスト ]
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[12月22日:追加訂正]

[記事の訂正とお詫び]
 12月18日に掲載しました「鉄コン筋クリート ニューヨークMoMAの最優秀映画に」の記事について訂正させていただきます。
 当記事は、アスミック・エースエンタテイメントの広報資料から「ニューヨーク近代美術館(MOMA)の発行するARTFORUM誌の最優秀映画に選ばれた」と掲載しました。
 しかし、その後ARTFORUM誌のベストフィルムの選出はMOMAの学芸員によるものですが、同誌の出版事業にMOMAは関わっておらず、記事の内容は誤報であることがわかりました。このため上記に関連する記事について訂正・削除をさせていただきました。利用者の皆様には誤った情報を掲載してしまい深くお詫び申し上げます。
 ただし、ARTFORUM誌が米国を代表する美術雑誌であることは間違いなく、記事の訂正が映画『鉄コン筋クリート』に対する高い評価を損なうものではないと考えております。

 劇場アニメ『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)が、米国の美術誌ARTFORUM誌の最優秀映画に選ばれた。
 これは同誌が部門ごとからその年の最優秀作品を選ぶもので、最優秀映画(Best Film)はアニメーションだけでなく映画作品全体をカバーしている。昨年は『ブロークバック・マウンテン』、一昨年は『ミスティック・リバー』が選ばれている。また、同誌の最優秀映画に日本の映画が選ばれたのは史上初でもある。

 『鉄コン筋クリート』は松本大洋原作の人気マンガであること、日本のアニメを米国人のマイケル・アリアス氏が監督するなど日本でも多くのメディアで既に話題になっている。
 また、日本有数のクオリティのアニメスタジオ4℃の制作も注目されており、今週末12月23日から劇場公開される。

 ARTFORUMは、Art NewsやArt in Americaと並ぶアメリカの3大美術誌のひとつである。毎年、各部門の担当キュレーターによるその年で最も優れた作品のピックアップをしており、この特集は現代美術界の大きなイベントになっている。

 制作会社のスタジオ4℃は、国内ではアーティステックな作品を得意とするアニメ制作会社として知られている。
 一昨年は『マインド・ゲーム』で大きな話題を呼び、国内のアニメーション賞を総ナメにしただけに、『鉄コン筋クリート』の今後のさらなる活躍に期待がかかりそうだ。

鉄コン筋クリート公式サイト 

ARTFORUM 
スタジオ4℃ 

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2006年12月16日
映画 ]
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 大手映画会社の東宝は、毎年12月恒例の来年の劇場公開ラインナップとその一部公開日を発表した。
 日本最大の映画会社だけにそのラインナップには、人気テレビ番組の劇場版『西遊記』や『HERO』、大型時代映画『椿三十郎』などの大型タイトルが並ぶ。

 勿論、劇場アニメの分野でも東宝の大きさは無視できない。というよりも近年は劇場アニメの興行収入のかなりの部分は東宝系で生み出されている。
 東宝の劇場アニメが強い理由のひとつは、手堅い人気に支えられた子供向けの大ヒットシリーズを複数抱えていることである。『ドラえもん』や『名探偵コナン』、『クレヨンしんちゃん』、『ポケットモンスター』といった作品である。
 『ポケットモンスター』は30億円から40億円超、『ドラえもん』と『名探偵コナン』は20億円から30億円、『クレヨンしんちゃん』は10億円超の興収を安定的に稼ぎ出すスーパーシリーズである。

 それぞれ今年は、『映画ドラえもん のび太新魔界大冒険~7人の魔法使い~』(3月10日公開)、『名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)』(4月21日公開)、『映画クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌う ケツだけ爆弾!』(4月21日公開)、『劇場版ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキア』(7月14日公開)となっている。
 来年は映画10周年企画となる『ポケットモンスター』を核に、07年も安定した興行を狙うことになりそうだ。

 もっとも07年は、一昨年の『ハウルの動く城』や今年の『ゲド戦記』といった化け物級のヒットが約束されたスタジオジブリ制作の大型劇場アニメがない。このため劇場アニメの興収だけを取ると、05年、06年を下回ると見られる。
 東宝以外でも、来年は『ブレイブストーリー』といった大作劇場アニメや『時をかける少女』『パプリカ』のような話題作になりそうなタイトルが見当たらない。現段階では、東宝の定番アニメを中心としたやや新規性に乏しい年になりそうだ。

 一方アニメ以外では、ここ数年の邦画のトレンドであり邦画復活の牽引力ともなっているマンガ原作の映画に見落とせないタイトルが挙がっている。既に発表になっている作品では1月27日公開の『どろろ』(原作:手塚治虫)、11月公開の『ALWAYS 続・三丁目の夕日』である。
 手塚治虫原作と人気スターの起用、さらに大規模な海外ロケと話題性の豊富な『どろろ』はかなりのヒットが見込めそうだ。また、『ALWAYS 続・三丁目の夕日』は、前作が2005年を代表する大ヒット作品だけに今回も大きな期待がかかるだろう。

東宝 
ドラえもん のび太新魔界大冒険~7人の魔法使い~公式サイト
名探偵コナン 紺碧の棺公式サイト 
クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ 歌う ケツだけ爆弾!公式サイト
ポケットモンスター ダイヤモンド・パール ディアルガVSパルキア公式サイト
どろろ公式サイト 
ALWAYS 続・三丁目の夕日公式サイト 

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新発売/新作 ]
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 12月16日にアニメチャンネルが運営するアニメ総合サイト「.ANIME(ドットアニメ)」上に、全く新しいスタイルのWebマガジン「トルネードベース」が正式オープンした。
 トルネードベースは今年10月19日に既にプレオープンしているが、今回の創刊でコラム、エッセイ、イベントレポート、作品紹介と多彩なコンテンツが大幅に増強されている。

 コンテンツには、9月9日に新宿で開催されたイベント『攻殻機動隊S.A.C.オールナイト~公安9課24時』と11月4日に開催された「『リーンの翼』全話完成記念スペシャルオールナイト」のレポートが含まれている。
 さらに注目の作品『新SOS 大東京探検隊』と『オーバンス・スター・レイサーズ』の作品情報や3本の連載エッセイ「藤津亮太のAnime喜怒哀楽」「藤木義勝のMake My day!」「数土直志のアニメビジネス漂流記」が加わる。
 年明け後には、バンダイビジュアルの持つ名門レーベル「エモーション」の歴史を辿る「エモーション魂」と「渡辺由美子の乙女はつらいよ」もスタートする。

 トルネードベースが目指すのは、「クリエーター」や「プロデューサー」のチャレンジする情熱に触れること、作品世界を理解するための「新しい見せ方」や「新しい見方」の提案だという。
 それを念頭にトルネードベースを見て気づくのは、とにかく文章量が多いことである。アニメやマンガ、映像などのコンテンツ関連サイトでは珍しい。
 これはアニメに限らず、これまで多くのウェブサイトが見落としてきた点である。多くのウェブサイトは、最新情報や豊富な画像、映像を送り出すことに集中することが多い。ネット上でじっくり読ませることや記録として残るといった点はこれまで重視されなかった。

 しかし、トルネードベースはWebマガジンと名乗ることで、この全く新しい分野に乗り出そうとしているようだ。
 このコンセプトはプレオープン時からアップを始めた『機動戦士ガンダム』と『交響詩篇エウレカセブン』のデータベース化にも言える。
 例えば『機動戦士ガンダム』の基礎情報をきちんとまとめたサイトは、これまでありそうでなかった。このデータベースが完成すれば、ネット上での『機動戦士ガンダム』スタンダードな情報となるに違いない。

 リアルな世界の出版には、情報誌やグラビア誌、総合誌など様々なタイプの雑誌が存在する。トルネードベースの創刊は、ネットのなかでも同様に表現方法が益々多様化していくことを感じさせる。

トルネードベース 
.ANIME(ドットアニメ) 

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2006年12月15日
イベント情報 ]
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 2007年6月30日から7月1日まで米国ロサンゼルス近郊で開催されるアニメコンベンションのアニメエキスポ(AX)2007は、来年の開催に向けて参加者の事前登録を開始した。
 アニメエキスポは全米最大のアニメコンベンションで、SPJA(日本アニメ振興協会)が運営している。国内と日本からの豪華なゲストや多彩なイベントで大きな人気となっている。2006年は過去最高の約41000人(実数)の参加者があった。
 また今年は、過去4年開催されたアナハイムから5年ぶりにロングビーチに会場を移す予定である。

 アニメに限らず米国の大型コンベンションは、開催よりかなり前から割引価格を導入した事前登録を行なうケースが多い。これは当日の混雑回避のほかに、コンベンション開催までの運転資金調達の意味合いもある。
 AXは米国の幾つかのコンベンションが導入している参加者の上限を設けていないため、当日会場での受付でも十分参加は可能である。

 事前登録のメリットは参加料金のディスカウントで、当日受付の参加料金は4日間パスで60ドルが12月31日までの登録であれば45ドルとなる。
 AXの参加料金は1日パスでも20ドルから30ドルと、日本人の感覚でも高めであるから割引販売はありがたいだろう。また、例年のAXチケットブースの混雑を考えれば、コンベンション当日の時間の節約という意味でも便利がよい。

 AX公式サイトは来年の開催に向けて体制を始動させたのに合せて、ウェブサイトとウェブフォーラムのリニューアルも行なっている。
 企業登録や企業出展はまだ始まっていないが、今後順次開始される予定である。

アニメエキスポ2007公式サイト 

事前登録の参加料金
2006年12月31日まで登録 45ドル(4日間パス)
2007年3月16日まで登録 50ドル(同)
2007年5月31日まで登録 55ドル(同)

当日料金
4日間パス     60ドル
4日間パス(子供) 30ドル
2日間パス(金-土) 50ドル
2日間パス(土-日) 50ドル
2日間パス(日-月) 40ドル
1日パス 6月30日 30ドル
1日パス 7月1日 25ドル
1日パス 7月2日 20ドル

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賞/コンテスト ]
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 米国ロサンゼルスのハリウッド外国人記者協会は、2006年ゴールデングローブ賞長編アニメーション部門のノミネート3作品を発表した。
 発表されたのはピクサーの最新作『カーズ』、ロサンゼルスとニューヨークの映画批評家協会の最優秀アニメーション賞を既に受賞している『ハッピーフィート』、それにソニーピクチャーズ系の『モンスターハウス』と、いずれも大作3DCGアニメーションである。また『ハッピーフィート』は、主題歌の『ソング・オブ・ハート』で歌曲賞の候補にも挙がっている。

 ゴールデングローブ賞はアカデミー賞と並ぶ米国映画業界の主要な賞とされるが、長編アニメーション部門が設けられるのは今年が初めてである。そのためノミネート作品数も3作品と控えめになっている。
 今後はハリウッド外国人記者協会の会員の投票により、3作のなかから受賞作を選出する。1月15日に結果が発表される。その作品がゴールデングローブ賞長編アニメーション部門の最初の作品となる。

 また今回の3作は全て、12月4日に発表されたアニー賞の長編アニメーション部門のノミネート5作品にも含まれている。
 逆にアニー賞候補になりながらゴールデングローブ賞にノミネートされなかった作品は、『オープンシーズン』(ソニーピクチャーズ)と『森のリトルギャング』(ドリームワークスアニメーション)である。
 このためゴールデングローブ賞候補には、2006年に大型3DCGアニメーションを2作品公開したドリームワークスアニメーションの作品がない。劇場長編3DCGアニメーションの競争が激化する米国アニメーション業界を象徴するかたちになっている。
 ゴールデングローブ賞はアカデミー賞の前哨戦とされることが多いが、アニー賞ノミネート作品も考慮にするとアカデミー賞でも今回の3作品が有力と言えるだろう。

ゴールデングローブ賞公式サイト 

モンスターハウス公式サイト 
ハッピーフィート公式サイト 

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海外:アジア ]
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 『スキージャンプ・ペア』シリーズで知られる真島理一郎氏は、韓国のアニメーション映画祭「アニインパクト」で『インディーズ3Dアニメーションの可能性』と題したが講演会を行なう。「アニインパクト」は12月14日からソウルで始まり、その後、光州と順天を巡回する。
 このうち真島氏はソウルと光州で、講演を行なう。真島氏の作品は、インディーズアニメーションも多様な展開を行なうことで商業的に成功出来る代表的な例として韓国でも関心が高い。そうしたことから今回の企画が実現した。

 講演会はアニインパクトと日本国際交流基金ソウル文化センターが主催するもので、講演会以外に真島氏の作品を中心とした上映会も行なわれる。
 『スキージャンプ・ペア~Road to TORINO 2006』など真島氏の全作品およそ20本と、デジタルハリウッドのアーティストの代表作品約30本がまとめて上映される。日本のインディーズアニメーションを韓国に紹介する数少ない機会となる。

 真島氏はデジタルクリエイターの養成などで知られるデジタルハリウッドの卒業生で、同校の卒業制作として最初の作品『スキージャンプ・ペア』を制作した。その後、広島国際アニメーションフェスティバルやアヌシー国際アニメーション映画祭などでも受賞するなど注目を集めた。
 そのユニークなアイディアから多くのファンを持ち、エイベックスから発売されたDVDは、累計売上枚数が50万枚を超えるなどこれまでのインディーズアニメーションの考え方を大きく変えている。近年のインディーズアニメに対する注目のきっかけのひとつにもなっている。
 また、最近では2006年1月に劇場映画として長編バージョンが制作されたほか、パチンコ機『CRスキージャンプ・ペア』の導入や、プレイステーション2へのゲーム展開、着ムービーなどの多様な展開で、さらに新しい可能性をみせている。

スキージャンプ・ペア公式サイト 
デジタルハリウッド

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賞/コンテスト ]
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 文化庁メディア芸術祭の平成18年度(第10回)のアニメ、マンガ、エンターテインメント、アート各部門の受賞作品が決定した。このうちアニメーション部門では、細田守監督の『時をかける少女』が大賞に選ばれた。

 『時をかける少女』はこれまでに、シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメーション部門最優秀作品賞やアニメーション神戸作品賞、報知映画賞特別賞などを受賞している。今回はさらに受賞歴を増やしたことになる。
 同作品は興行成績だけをとれば、今年公開された多くの劇場アニメーションに及ばない。しかし、こうした受賞歴や劇場アニメでは異例のロングラン興行は、作品が2006年を代表するものであったことを印象づける。
 メディア芸術大賞アニメーション部門の他の優秀賞4作品は、全てアート性の強い短編アニメーションとなっている。『時をかける少女』は、今回アニメーション部門で受賞した唯一のエンターテインメントアニメーションでもある。

 優秀賞のなかのアート作品では、『ピカピカ』(モンノカヅエ+ナガタタケシ)が注目される。同作品は今年のオタワ国際アニメーションフェスティバルで実験アニメーション部門で受賞をしている。アートとしてのアニメーションの可能性を感じさせるものである。
 ほかの優秀賞にはロシア作品の『春のめざめ』(アレクサンドル・ペトロフ)、『おはなしの花』(久保亜美香/井上精太)、『スキマの国ポルタ』(原作:荒井良二/ アニメーション:和田敏克)が選ばれている。

 また、マンガ部門の大賞は、かわぐちかいじ氏の『太陽の黙示録』である。作品は今年秋にはアニメ化され、WOWOWでも開局15周年記念番組として放映されている。タイミングのいい受賞といえるだろう。
 そのほかマンガ部門の優秀賞には、特異な舞台設定で話題を呼んだよしながふみ氏の『大奥』や『百鬼夜行抄』(今市子)、『よつばと!』(あずまきよひこ)、『大阪ハムレット』(森下裕美)など実力派のマンガが並んだ。

 エンターテインメント部門の大賞は日本神話をゲームの題材にとった神谷英樹氏の『大神』、アート部門は木本圭子氏の『イマジナリー・ナンバース2006』であった。
 また、日本のメディア芸術に大きく貢献した人物に与えられる功労賞には、作画監督の大工原章氏が選ばれた。同氏は東映動画で数々の長編アニメーションを手掛け日本アニメの基礎を築いた人物だけに、アニメ関係者にはうれしいニュースといえるだろう。

文化庁メディアプラザ 
第10回受賞作品一覧 

《アニメーション部門》
大賞 
時をかける少女  細田守
優秀賞
おはなしの花  久保亜美香 / 井上精太
スキマの国のポルタ  荒井良二(原作) /和田 敏克(アニメーション)
春のめざめ  アレクサンドル・ペトロフ
ピカピカ  モンノカヅエ+ナガタタケシ
奨励賞
La grua y la jirafa (The crane and the giraffe)  Vladimir Bellini

《マンガ部門》
大賞 
太陽の黙示録  かわぐち かいじ
優秀賞
大奥  よしなが ふみ
大阪ハムレット  森下裕美
百鬼夜行抄  今市子
よつばと!  あずま きよひこ
奨励賞
SHI RI TO RI  筑濱 カズコ(構成:筑濱 健一 / 作画:筑濱 和子)

《エンターテインメント部門》
大賞 
大神  神谷 英樹
優秀賞
リズム天国 「リズム天国」開発チーム代表大澤和義
しゃべる!DSお料理ナビ 「しゃべる!DSお料理ナビ」開発チーム代表土山芳紀
CORNELIUS “Fit Song”  辻川幸一郎
日本再発見マップ  「日本再発見マップ」制作チーム代表入道隆行
奨励賞
雨刀  勝本雄一朗

《功労賞》
大工原章 (作画監督)

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新発売/新作 ]
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 2007年3月23日にメディアファクトリーから発売される『ラーゼフォン』DVD-BOXの初回特典に、HD DVDの特典ディスクが同封される。そのなかに劇場版『ラーゼフォン 多元変奏曲』が収録されることが話題となっている。
 『ラーゼフォン』は、テレビ版の監督に出渕裕氏、劇場版の監督を京田知己氏が行なったロボットアニメ、今回のDVD-BOXにはテレビアニメ全26話と劇場版がコンプリート収録される。
 人気スタジオのBONESによる美しい作画が大きな人気を呼んだだけに、今回のHD-DVD特典を目当てに購入するファンもいるだろう。

 HD-DVDはブルーレイと並び、いま注目される次世代ディスクである。しかし、次世代ディスクの発売は今年から本格化したばかりで、市場の導入期にあたる。このためHD-DVD、ブル-レイともに、ハード機器の普及はまだ進んでいない。
 また、次世代ディスクでのパッケージ販売は、アニメ作品も含めて発売の延期や中止が相次ぐ波乱含みの展開となっている。現時点で、単独で次世代ディスクを発売しても採算を取るのは難しいだろう。

 そうしたなかでDVD-BOXに合せての販売は、ファンの購買意欲を維持することと次世代ディスクのプロモーションという点で意味がある。
 今後、次世代ディスクの普及を前に、購買者が従来のDVDの購買を控える可能性が大きくなって来る。作品をDVDと次世代ディスクの両方で提供することは、ある程度は購買者への商品購入へのインセンティブになるだろう。
 さらに次世代ディスクを普及させたいハード・ソフトの制作会社にとっては、消費者が次世代ディスクを手に取ることでハード機器の購買へのインセンティブになることを期待しているだろう。 
 パッケージメディア転換の端境期の特殊事情となるが、今後もこうしたセールス方法は行なわれる可能性は高い。

ラーゼフォン公式サイト 

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イベント情報 ]
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 来年1月21日から国立新美術館で開催される「日本の表現力」展のシンポジウム「メディア芸術って何?」に人気マンガ家の井上雄彦氏が出演することが決まった。

 「メディア芸術って何?」は、「日本の表現力」展の関連イベントのメインプログラムである。今年10月に日本を代表するメディア芸術として発表された「日本のメディア芸術100選」の結果をもとに、シンポジウムを行なう。井上氏の代表作『スラムダンク』は、このメディア芸術100選のマンガ部門の1位に選ばれている。
 このシンポジウムには既に富野由悠季氏や濱野保樹東京大学大学院教授、テリー伊藤氏の出演が決まっている。特に『ガンダム』の富野氏と『スラムダンク』の井上氏というビックな顔合わせは、大きな話題となりそうだ。

 井上雄彦氏の代表作には今回1位になった『スラムダンク』のほかに、『バガボンド』『リアル』などがある。日本の少年・青年マンガを代表するマンガ家で、幅広い人気を持つ。
 また同氏の『バガボンド』は今回の展覧会を主催する文化庁メディア芸術祭実行委員会が毎年開催する文化庁メディア芸術祭の平成12年マンガ部門大賞を、『リアル』は平成13年の優秀賞を受賞しており芸術祭との関わりも深い。

 シンポジウムはメディア芸術100選の各分野で上位のクリエイター複数を予定しているようだ。今後も出演が増えれば、アートやゲーム、アニメ、マンガと分野を超えたビッグな顔合わせ出来てきそうだ。

日本の表現力展公式サイト 
日本の表現力展公式ブログ

【シンポジウム】 「メディア芸術って何?」
2007年1月26日(金)16:30~18:00
定員:200名
会場:国立新美術館3階講堂 【入場無料】

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2006年12月14日
海外:中国 ]
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 12月16日より東京新宿の東京テアトルでは、発展する中国映画の多様性を紹介する「中国☆上海映画祭」を開催する。中国☆上海映画祭は中国文化フェスティバル2006の一環であり、東京テアトル創立60周年記念事業のひとつでもある。
 また、映画祭では主要テーマのひとつとして、中国アニメーションを代表する上海美術映画制作所を取り上げている。

 今回紹介される上海美術映画制作所は、中国のアニメーション産業が立ち上がった1950年代に設立された。
 制作においては中国らしさを目指し、その後数々の名作アニメーションを制作し、現在でも中国最大のアニメーション制作会社である。

 その数多くある作品の中から今回は1964年制作の『大鬧天宮/大暴れ孫悟空』が目玉となる。作品は『西遊記』を原作にした85分の長編アニメーションで、1978年のロンドン国際映画祭で優秀作品賞を受賞している。
 さらに独自の発展を遂げ、中国ならではの個性を発揮する水墨画アニメーションの4作品も上映される。1960年制作でアヌシー国際アニメーション映画祭の児童映画賞を獲得した『おたまじゃくしがお母さんを探す』のほか、『牧笛/ぼくてき』(1963年)、『鹿鈴 /ろくれい』(1982年)、『琴と少年』(1988年)である。いずれも中国内と海外のアニメーション映画祭で数々の賞を獲得してきた作品である。

 中国とアニメーションというと昨今の日本のアニメーション制作のアウトソーシング先として、あるいは新たなアニメ市場として着目されることが多い。また、国内国外双方から中国企業のアニメーション産業の未成熟さを指摘される。
 しかし、中国アニメーションには実際には長い歴史があり、オリジナリティー溢れる作品も少なくない。これらの作品が必ずしも商業化に適したエンターテイメントでないとしても、こうした過去の蓄積から独自のアニメーションの様式を作り出すことは可能でないだろうか。
 中国のアニメーション産業が必要なのは海外作品の模倣ではなく、日本アニメとも欧米のカートゥーンとも違う差別化にあるからだ。今後の中国アニメーション行方を考えるうえでも、今回上映される作品を観ること意味があるだろう。

中国☆上海映画祭 
上海美術映画制作所 

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海外:米国 ]
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 米国最大の日本アニメ専門チャンネルであるアニメネットワークは、12月13日にプエルトリコの2大ケーブル会社のワン・リンクとリバティ・ケーブルテレビジョの2社とアニメネットワークチャンネルの提供で合意した。
 今回の契約でアニメネットワークは、同国の全世帯の2/3(17万8千世帯)を視聴可能世帯とする。

 アニメチャンネルは、米国では数少ない日本アニメの専門チャンネルである。大手の日本アニメ流通会社ADヴィジョンが自社グループ事業の一貫として行っており、放映番組の多くも同社がライセンス持つ作品から提供される。
 また、アニメネットワークのサービスには、一般の有線ケーブルテレビによる番組配信のほかにビデオ・オン・デマンドが含まれている。

 今回の提携はアニメネットワークにとっては、初の国外進出になる。アニメネットワークは今年に入ってから米国全域で、急速に視聴可能世帯を拡大している。既に米国全体で4000万世帯がアニメチャンネルを視聴することが可能である。

 米国での日本アニメ専門チャンネルには、アニメネットワークのほかに、別の大手アニメ流通会社ファニメーションが運営するアニメーション・チャンネルがある。
 こちらの本格的な事業開始は2005年で、アニメネットワークに対して後発となっている。しかし、2006年になって急激に視聴可能世帯を拡大している。

 アニメネットワークの事業の活発化は、こうした強力なライバルの出現に刺激された面も強い。また、ADヴィジョングループ全体にとっては、収益構造の多角化戦略も含まれているだろう。
 アニメDVD販売だけでなく放送事業を展開することで、自社の持つライセンスのより効率的な運用という意味合いが強そうだ。

アニメネットワーク 
ADヴィジョン 

ファニメーションチャンネル

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インターネット ]
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 Yahoo動画は、東映アニメーションが展開する新感覚の映像作品シリーズ「画ニメ」の特別視聴版を12月14日から公開している。
 「画ニメ」はアニメでも活字メディアでもない新しい映像表現を目指し、今年の8月から当東映アニメーションが販売をしている。老舗のアニメ制作会社による、新たな映像の試みとして注目されている。

 今回、Yahoo動画が公開するのは現在既に発売されている10作品。それぞれの作品をおよそ10分程度に特別編集した特別視聴版になる。
 「画ニメ」はアニメDVDとしては珍しく書店での販売を重視している。これは幻冬舎との協力によるもので、こうした点でもこれまでの映像作品と違っている。しかし、DVDパッケージは本と異なり、書店での中身の確認が出来ない。しかし、インターネットの特別視聴版を利用すれば、立ち読み感覚で作品の内容を確認が出来るようになる。
 また、特別視聴版の公開にあたって画ニメ『Fantascope ~tylostoma~』の原作・原画の天野喜孝氏へのインタビュー映像も配信される。

 「画ニメ」の各タイトルの制作は、人気クリエタイターがそれぞれの個性を生かした独自の制作を行なっている。これまでに雨宮慶太氏原作・原画・監督の『G-九』や『葉祥明美術館』(画:葉祥明、監督:中井庸友)などある。
 また1月には天野喜孝氏の第2弾『鳥の歌』と恐怖マンガの名作を「画ニメ」に書き下ろした『エコエコアザクラ』(原作・原画:古賀新一、監督:長江俊和)の新作が発売される。

画ニメ公式サイト 
Yahoo動画「画ニメ」
 
東映アニメーション 
幻冬舎 

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2006年12月13日
教育 ]
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 日本動画協会が今年秋から取り組んでいる「アニメーター養成プロジェクト」の講師陣とそのプロフィールが、アニメーター養成プロジェクトの公式サイトで公開されている。
 このプロジェクトは日本のアニメ業界のアニメーター不足を改善する目的で、日本動画協会、アニメ制作会社、行政の協力によって企画されてものである。アニメーター志望の若手に短期間に集中的に教育を行うことで、原画マンレベルの人材を育成することを目的としている。

 アニメーター養成プロジェクトの公開している講師陣のリストによると、このプロジェクトのためにテレコム・アニメーションの大塚康生さんなどが指導を行う。プロジェクトは基礎編になる動画編と上級の原画編とに分かれるが、原画編ではスタジオ・ジブリの稲村武志さんや神村幸子さん、瀬谷新二さんなど実力派のアニメーターの名前が並んでいる。
 また、動画編ではテレコム・アニメーション『アニメ塾』チーフで動画チェックのベテラン与澤桂子さんのほか、テレコム・アニメーションのプロデューサーの竹内孝次さん、ゴンゾの村濱章司さんの名前も見られる。作画だけでなく幅広い知識を学ぶ場を目指していることが判る。

 全体にテレコム・アニメーション『アニメ塾』で、アニメーターへの指導経験がある専門家の名前が多く見られる。これまでの『アニメ塾』の経験を活かし、それを発展させることを目指してようだ。
 アニメーター養成プロジェクトの受講者はこうした専門家による集中教育のあと、オー・エル・エム、GONZO、手塚プロダクション、東映アニメーション、テレコム・アニメーションフィルム、トムス・エンタテインメント、ぴえろといった協力スタジオでインターシップを経験することになる。

アニメーター養成プロジェクト公式サイト 
日本動画協会 

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ゲーム ]
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kabu tore.bmp コナミデジタルエンタテイメントは12月14日に発売するニンテンドーDS用ソフト『株式売買トレーナー カブトレ!』の発売記念イベントを東京証券取引所アローズで開催した。

 このゲームは主に株の初心者に向けた株式売買トレーニングソフトで、「そもそも株って何?」から始まり、ゲーム中で用語や仕組みを理解しながら株取引を学んでいくゲーム。

 初心者向けには、すごろく仕立ての「トレーニングモード」で基礎知識が勉強ができる。株式用語辞典については、ゲーム中いつでも参照ができる。
 また、DSのタッチペンを使い、株価のチャートを描くことで似た値動きの会社を検索できる機能や、実際にあった株価変動を予想する「相場観モード」というクイズも楽しめる。過去5年の東証1部、東証マザーズの全銘柄データおよび会社四季報のデータが登録されているので資料としても十全な価値を持っている。

 イベントでは商品紹介以外に、商品企画の話が披露された。
 会見で、開発を行ったコナミデジタルエンタテイメント執行役員の小島秀夫氏は、「昨今の株ブームというのは言うまでもないことだが、ゲームのニーズと言うのは第一世代の遊ぶゲームから、第二世代の感動や勇気を与えるゲーム。そしてこれからは第三世代の役に立つゲームというものに発展してきた。時代がカブトレを産んだ」と話した。

kabutore.jpg ゲームに関して開発協力を務めたマネックス証券取締役、工藤恭子氏は「自分自身も大人がゲームをやることが本当に珍しくなくなったと感じる。楽しく株の知識を身につけてほしい」と語り、現在マネックスが行っている小学校高学年向けの投資教育「株のがっこう」での教材に役立てたいとした。

 プロモーションやゲームの概要についてはコナミデジタルエンタテイメントのプロデューサー、岡村憲明氏がPRを行った。この商品は、ゲームとしては異例の書店販売を行うことが決定しており、14日の発売日から全国の紀伊国屋書店をはじめとして丸善、文教堂、有林堂、ジュンク堂などでも順次販売を行っていく。
 また、このゲームの一部の「相場観」モードをYahoo!ゲームで、「一筆描き検索」をYahoo!ファイナンスでそれぞれ2007年3月30日まで体験版を利用することが可能だ。

      100_1082_R.jpg
コナミデジタルエンタテイメント 
マネックス証券 
Yahoo!ゲーム 
Yahoo!ファイナンス 

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テレビ ]
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 2002年に発表された『ほしのこえ』のヒットをきっかけにインディーズアニメと呼ばれる、個人作家によるアニメが注目されるようになった。
 さらに今年に入ってからは、蛙男商会や『やわらか戦車』のヒットによりインディーズアニメのヒットが加速している。

 こうしたインディーズアニメの追い風を受けて、厳選されたインディーズアニメをまとめて紹介する新しいタイプのアニメ番組『ショートDEアニメ魂』が始まる。
 番組放映は12月28日東京MXTVで27時を皮切りに、首都圏ではテレビ神奈川、関西地区はKBS京都放送と奈良テレビが、このほかBS朝日も含めて全国8局での放映となる。
 
 番組ではウェッジホールディングスのオリジナル作品『大根刑事』やコミックブレイドマサムネで連載中の『猫ラーメン』などが取り上げられる。さらに動画革命東京やデジタルハリウッド、ファンワークス、PIXなど様々な団体・会社が自信の作品を提供する。
 動画革命東京からは、アニメ産業振興策の一環として東京都の支援で制作された作品『コルボッコロ』(糸曽賢志)や『Pooky’s』(Spooky graphic)など、ファンワークスは『花山院ですが何か?』(月見堂)を送る。

 インディーズアニメを紹介する番組は、これまでにも今年大ヒットした蛙男商会/DLEによる『フロッグマンショー』などの例はある。しかし、毎週30分、これだけ広い作品の中からまとめて放映されるのは今回が初めてになる。
 複数の団体の様々な作品が集まることで、これまでにないインディーズアニメの新しい世界が期待出来そうだ。また、いろいろなタイプの作家が紹介されることで、自分のお気に入りの作家をみつけるチャンスともなる。
 インターネットや上映会を通して視聴する機会が多いインディーズアニメを、テレビで観ることで、これまでと違った経験も出来るだろう。

ウェッジホールディングス 
マッグガーデン 
動画革命東京 
ファンワークス 
デジタルハリウッド 
PIX 

『ショート DE アニメ魂』
2007年12月28日27:00より東京MXTVほか各局アニメ魂枠にて
全13回 30分 オムニバス形式
MXTV 12月28日 (毎週木曜日) 27:00~
KBS京都放送  1月5日   (毎週金曜日) 26:15~
TVN奈良テレビ 1月18日  (毎週木曜日) 25:30~
GTV群馬テレビ 1月21日 (毎週日曜日) 25:30~
SBC信越放送      1月26日 (毎週金曜日) 26:30~
BS朝日     1月29日 (毎週月曜日) 26:00~
TVKテレビ神奈川   1月2日 (毎週火曜日) 26:15~
RKK熊本放送     2月12日(毎週月曜日)26:20~

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2006年12月12日
賞/コンテスト ]
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 米国ロサンゼルスの映画批評協会が協会員の投票によって決定するロサンゼルス批評家協会賞のアニメーション部門最優秀賞にワーナーブラザーズの『ハッピー・フィート』(ジョージ・ミラー監督)が決定した。
 LA批評家協会は受賞作品のほかに次点作品も公表するユニークな制度を取っており、次点はピクサーの『カーズ』であった。また、アニメーション以外では、最優秀作品賞に太平戦争の硫黄島の決戦を題材にした『硫黄島からの手紙』が選ばれた。

 『ハッピー・フィート』の米国の劇場公開は11月17日から始まった。同作は有力映画の『007 カジノ・ロワイヤル』を押さえて3週間連続週末興行1位を維持し、興行成績も好調である。興行成績と高い作品評価の両方を獲得しつつある。
 『ハッピー・フィート』が公開されるまでは、作品の完成度の高さや興行の実績からアカデミー賞を初めとする2006年長編アニメーションの賞レースは『カーズ』が有力と見られてきた。

 しかし、『ハッピー・フィート』が批評家協会の2大タイトルを獲得したことで、今後の賞レースの行方は混沌としてきたようだ。ただし、今回の『ハッピー・フィート』の受賞には、選考期間中がまさに封切で審査員に好印象を与えた可能性も強い。公開直後の熱気が冷める年末から来年にかけてが選考期間になる他の賞は、また異なった結果が出るかもしれない。
 今後の注目は、アニメーション分野に特化したアニー賞、今年から長編アニメーション部門を設立したゴールデングローブ賞、そして来年2月に発表されるアカデミー賞になるだろう。

ロサンゼルスの映画批評協会 
ハッピー・フィート公式サイト

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賞/コンテスト ]
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 福岡からアジアのデジタルアートを世界に発信することを目的としたアジアデジタルアート大賞の今年の受賞作が決定した。全体の大賞にあたるADDA賞には、九州大学大学院の藤木淳さんの『OLE Coordinate System』(インタラクティブアート部門)が選ばれた。
 藤木さんはデザイン(インターフェース・インタラクティブ)を専門としており、これまでもNHKデジタルスタジアムや文化庁メディア芸術祭などでの受賞経験も豊富である。

 また、専門家を対象とするAカテゴリーの動画部門の大賞は東北芸術工科大学大学院の山川晃さんの『La Magistral』であった。山川さんも学生CGコンテストの常連入賞しており、今年のSIGGRAPH2006では今回とは別の作品『OH HISSE』が上映されるなど広く活躍している。
 CG静止画部門の大賞は吉村順一さんの『Cantatas 0610』が選ばれたが、デジタルデザイン部門の大賞は該当作品なしに終わった。
 学生などを中心にしたBカテゴリーは、動画部門の大賞を橋本大七さんの『THE NAKED APE』が受賞した。この部門では韓国からの作品の活躍が目立った。一方、静止画部門の大賞は九州産業大学植木 健一郎さんの『未来想像図』が、大賞となった。
  
 アジアデジタルアート大賞は、2001年から福岡地区の大学や民間企業、さらに商工会議所などを母体とする福岡コンテンツ産業拠点推進会議が主催で開催される。
 同賞はアジアからの世界へとしているが、専門家向けのAカテゴリーは、学生向けのBカテゴリーに較べて日本人受賞者が目立っていた。国際的な広がりや知名度は必ずしも高いとはいえず、同賞の今後の課題となりそうだ。

2006アジアデジタルアート大賞公式サイト 

Jun Fujiki’s workshop 

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賞/コンテスト ]
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 米国映画業界の賞レースの先陣を切ってニューヨーク映画批評家協会賞が発表となり、アニメーション部門では、ワーナーブラザーズの『ハッピー・フィート』(ジョージ・ミラー監督)が選ばれた。今年の最初の主要な賞レースを踊るペンギンが制したことになる。
 NY映画批評家協会の同賞でワーナーブラザーズの作品が、アニメーション賞を取るのは初めてである。同 作品は今年11月に米国の週末興行で3週連続1位を獲得しており、興行的な成功と同時に、専門家からの高い評価を獲得したことになる。

 『ハッピー・フィート』は、皇帝ペンギンを主人公にした3DCGアニメーションである。CGで実現された、ペンギン達のダンスシーンで大きな話題を呼んだ。また、プリンスやクイーン、スティービー・ワンダーなどの観客に馴染みのヒット曲を歌うペンギンたちに人気が集中している。

 NY映画批評家協会賞は1年の賞レースの先陣を切るもので、その注目度は高い。その後に続くアカデミー賞を初めとする各賞への影響力も強いとされるが、アニメーション賞に関する限りむしろアカデミー賞との違いが際立っている。
 NY映画批評家協会がアニメーション賞を設置したのは2000年である。今年で7回目を迎えるが、過去6回でアカデミー賞と受賞作品が重なったのは2002年『千と千尋の神隠し』と2004年『Mr.インクレディブル』の2回だけである。
 むしろ2001年の『ウェイキング・ライフ』や2003年『ベルヴィル・ランデブー』、2005年『ハウルの動く城』といったハリウッドの大作映画とは一線を画した作品が選ばれる傾向が強い。それはロサンゼルス・ハリウッドとは異なるニューヨークの独自の価値基準ともいえる。
 今後の賞レースは、ピクサーやドリームワークスアニメーションに今回のワーナーブラザーズ、さらにソニーピクチャーズも加えて激化しそうだ。

NY映画批評家協会賞公式サイト 
ハッピー・フィート公式サイト 

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インターネット ]
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 昨年、12月12日にオープンしたテレビ東京の公式アニメサイト「あにてれ」がさらに進化する。「あにてれ」はオープン1周年を機に、会員管理システム「あにてれID」を導入する。
 今後は、有料、無料双方のサービスがこの「あにてれID」を通して行われることになる。利用出来る主なサービスは、番組と音楽の配信やショッピングなどである。

 また、1周年に合せてインターネット番組配信サービス「あにてれシアター」が、大幅に強化された。このリニューアルオープンは語呂のよさもあって、昨年のオープンと同じ12月12日12時12分12秒頃となった。
 これまで「あにてれシアター」では自社コンテンツなどから21作品を配信していたが、リニューアル後のライナップは全部で80作品になる。これはインターネットコンテンツ配信大手のバンダイチャンルとの協力によるものである。

 作品リストには『ケロロ軍曹』や『舞-乙-HiME』など最近の作品から、『新世紀エヴァンゲリオン』のテレビシリーズと劇場映画や『カウボーイビバップ』、『装甲騎兵ボトムズ』などの往年の名作まで幅広いく用意されている。配信作品の強化によってあにてれシアターは、これまでより幅広いユーザーを獲得出来るだろう。
 配信登録は無料、利用料金は105円(税込)からとなっている。また、決済方法はクレジットカードと銀行振込みとなっているが、12月中に「edy」が導入される予定である。導入後は決済機能の利便性が向上しそうだ。

あにてれ 
あにてれシアター 

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2006年12月11日
イベント情報 ]
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 来年1月20日から2月25日まで、川崎市市民ミュージアムは人気マンガ『ドラえもん』をテーマにした企画展覧会『みんなのドラえもん展-魅力の秘密-』を開催する。
 この企画は2010年に川崎市にオープンが予定されている「藤子・F・不二雄ミュージアム(仮称)」に向けたプレイベント企画も兼ねている。

 『ドラえもん』30代以下の人なら一度は読んだことのある藤子・F・不二雄氏の大ヒット作。日本で最も知られたマンガ・アニメ作品のひとつといっていいだろう。
 テレビアニメの放映期間は27年、劇場アニメは26作にものぼる。今回の展覧会は、こうした人気作品『ドラえもん』の歩みを様々な資料で辿る。 

 注目はこれまで滅多に目にすることなかった藤子・F・不二雄氏による『ドラえもん』のオリジナルの原画が大量に展示されることである。その数およそ50点は、キャラクターとしてのドラえもんや秘密道具、不思議空間、ドラえもんとのび太の友情といったテーマ別に紹介される。
 美術館ならでは企画として、蜷川実花さんや日比野克彦さんなどの現代美術家による『ドラえもん』をモチーフにした作品展示もある。さらに海外版コミックの展示など様々な面から拡大する『ドラえもん』の世界を表現する。

 川崎市民ミュージアムは、美術館活動の主要領域のひとつとしてマンガや映画、写真、ビデオなどの複製技術による芸術作品分野を定めている。今回開催される「ドラえもん展」のほかにも、現在開催中の「横山光輝の世界展」や過去には「大水木しげる展」や「CLAMP展」も行われている。
 今回の企画構成は川崎市民ミュージアムの漫画部門、こうした領域に精通した美術館ならではの質の高い内容が期待できるだろう。

川崎市民ミュージアム 
ドラえもんチャンエネル(藤子プロ) 

『みんなのドラえもん展-魅力の秘密-』
会期:07年1月20日~2月25日  会場:川崎市民ミュージアム
開館時間:9時半~5時 月曜休館(2月12日(月)開館、2月13日(火)休館)
観覧料:一般800円、高大生500円、中学生以下・65歳以上無料
主催:「みんなのドラえもん展」実行委員会、川崎市市民ミュージアム
企画・構成:川崎市市民ミュージアム漫画部門

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2006年12月09日
イベント情報 ]
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 来年1月21日から開催される国立新美術館のオープニング企画展「日本の表現力」の関連イベントに、アニメ監督の富野由悠季氏や細田守氏、マンガ家の竹宮恵子氏ら多彩なゲストが多数登場する。

 「日本の表現力」は、文化庁メディア芸術祭から生まれた企画展覧会。アート、エンターテイメント、アニメ、マンガの4分野を中心に日本のメディア芸術の現在・過去・未来を探るものである。
 展覧会は企画展示のほかシンポジウムやライブ、トークセッションなど多彩なイベントから構成される。この関連企画が12月7日に発表になっており、文化庁メディア芸術祭関連ならでの豪華な顔ぶれが並んでいる。
 
 現在発表されているのはシンポジウム「メディア芸術って何?」と2つのライブパフォーマンス、4つのトークセッションである。
 目玉となるシンポジウムには、アニメ監督の富野由悠季氏、東京大学大学院の浜野保樹教授、テリー伊藤氏のほか日本のメディア芸術100選に選ばれた作品の作家が登場する。

 また、アニメ・マンガファンにとっては、トークセッションのなかの「少女マンガの半世紀」と「メディアで何を表現するか」が注目である。「少女マンガの半世紀」には、里中満智子氏、わたなべまさこ氏、竹宮恵子氏、安野モヨコ氏と人気少女マンガ家4人が登場する。
 さらに「メディアで何を表現するか」には、今年アニメ映画『時をかける少女』で大きな注目を浴びた細田守氏の出演が予定されている。このほかのトークセッションは映画監督樋口真嗣氏も登場する「映画・PV・CM~時代を映し続ける映像の魅力~」と「メディアと添い寝するクリエイティブ」がある。

 展覧会の合わせた公式ブログが12月7日にオープンしており、今後の展覧会やイベントの情報は、ブログを通しても提供される。
 展覧会の開催期間は1月21日から2月4日まで、入場は無料となる。また、今回の企画展とは別に、例年開催されている文化庁メディア芸術祭も2月24日から3月4日まで東京都写真美術館で開催される。
展覧会、イベントの詳細は下記の特設サイトでご確認ください。

「日本の表現力」公式サイト 
「日本の表現力」公式ブログ 
文化庁メディアプラザ 

文化庁メディア芸術祭10周年企画展『日本の表現力』
2007年1月21日(日)~2月4日(日):入場無料
会場:国立新美術館
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会(文化庁・CG-ARTS協会)、国立新美術館

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賞/コンテスト ]
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 12月8日に米国映画芸術科学アカデミーは、来年1月16日に発表されるアカデミー賞歌曲部門のノミネート候補選考対象作品の56曲を発表した。
 日本のアニメ映画『パプリカ』のエンディングテーマ「白虎野の娘」がこのなかの1曲として選ばれた。

 「白虎野の娘」の作曲は、『千年女優』や『妄想代理人』でも今監督とコレボレーションをする平沢進氏である。電子的に処理された独特の反復音が持ち味となった音楽が特徴となっている。
 また、平沢氏の音楽は単に映画のBGMであるだけでなく、監督の今 敏氏の創作活動にも大きな影響を与えていることで知られている。

 今回の選考対象作品は全ての長編映画の音楽(歌曲)から選ばれたもので、この中から1月16日に5曲のノミネート作品が選ばれることになる。
 アニメーション作品では、『パプリカ』のほかに『森のリトルギャング』から3曲、『カーズ』から2曲など、8作品11曲が選ばれている。 
 子供向けに制作される米国のアニメーションはミュージカルスタイルを取り入れることが多く、伝統的に音楽に力を入れる。このためアニメーション音楽は、しばしばアカデミー賞作曲賞、歌曲賞の受賞作品になる。
 また、これまでに海外のアニメーションでは、2003年にフランスの『ベルヴィル・ランデブー』が、歌曲賞のノミネート作品になったことがある。

 『パプリカ』は既にアカデミー賞長編アニメーション部門で、ノミネート選考対象16作品のひとつになっている。
 音楽部門でも選考対象になったことは、『パプリカ』と監督の今 敏氏が米国の映画業界で広く受け入れられていることを示していそうだ。

 音楽部門の予備選考作品は全部で56曲、ノミネート作品になるための競争率は10倍以上となかなか厳しいハードルではある。しかし、毎年数限りなく発表される米国の映画界のなかで、米国内でほとんど上映実績のない『パプリカ』の音楽を評価すべき作品としてピックアップ出来る体制はまた凄いものだと言えないだろうか。
 勿論それは、選考委員に注目されるような優れた音楽を持つ『パプリカ』の作品の魅力でもある。

平沢進公式サイト 
 「白虎野の娘」インターネット無料配信中 
パプリカ公式サイト 

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2006年12月08日
海外:アジア ]
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 北朝鮮といえば核問題や拉致問題で揺れる国として、国内、国外とも政治問題以外で注目されることはほとんどない。
 しかし、アジア圏のニュースをアジア9ヶ国語(日本語は含まれない)と英語で独自に配信するRFA(Radio Free Asia)が、北朝鮮のアニメーション産業の意外な姿をレポートしている。
 このレポート「北朝鮮 アニメ産業主要国として静かに浮上する:North Korea Quietly Emerges as Major Player in Animation Industry」によると、北朝鮮は過去10年間で世界のアニメーション産業で重要な国のひとつになりつつあるというのだ。

 レポートによれば北朝鮮の映画産業とアニメーション産業の発展は、金正日の個人的支援が大きな影響を与えている。このため従業員1600人を抱える国営アニメーション制作会社SEKを中心に、北朝鮮のアニメーションの制作技術は非常に高いという。
 韓国のアニメーション関係者も、同国のアニメーション制作技術が高いと考えて、実際に韓国のアニメーション『ポロロ 小さなペンギン』などではその制作の一部を北朝鮮に発注している。
 また、レポートによれば同国のアニメーション企業は、欧米企業や日本企業の下請けも行っている。その中には『ライオンキング』や『ポカポンタス』、『忍者タートルズ』なども含まれている。
 しかし、現状では北朝鮮の企業とコミュニケーションを行うことが極めて難しいことが、海外とのビジネスを行う妨げになっているとしている。 

 現在の北朝鮮の状況が続く限り、日本がアニメーションに限らず同国と何らかのビジネスを行うことは困難だろう。しかし、日本のアニメ業界では、韓国や中国へのアニメ制作のアウトソーシングが必ずしもコスト低下につながらないとの指摘もある。
 もし、北朝鮮の現在の状況に何らかの変化があれば、その時に北朝鮮が日本のアニメ制作の新たなアウトソーシング先として注目されることがないとは言い切れない。
 いずれにしてもRFAのレポートは、世界で最も閉ざされた国の意外なアニメ産業事情を伝える興味深いものである。

RFA North Korea Quietly Emerges as Major Player in Animation Industry

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コミック ][ 海外:米国 ][ 興行成績 ]
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 英語版マンガの大手出版社TOKYOPOPは、同社の発売する英語版『フルーツバスケット』(高屋奈月作)の売上げ部数が発売15巻で累計200万部を超えたと発表した。
 『フルーツバスケット』は英語圏で最も人気のある日本のマンガのひとつとして知られている。米国の代表的な書籍ベストセラー「USAトウデイ トップ150」の総合チャートでも度々ランキング上位に顔を出している。

 TOKYOPOPにとっては同社を代表するタイトルであると同時に、同社に多くの利益をもたらした作品とも言える。マンガの小売価格が高い米国では、同作品は定価9.99ドルで販売されている。値引き販売があるとしても、小売段階での売上高はおよそ20億円となるからだ。
 北米のマンガ市場全体が、昨年ようやっと200億円を超えたことを考えれば、その数字の大きさが理解できるだろう。

 しかし、『フルーツバスケット』が英語版マンガの№1かというと必ずしもそうではない。VIZメディアは2006年初めの段階で、既に『犬夜叉』(高橋留美子作)の累計売上数が230万部と発表している。
 また、同時期に売上数110万部とされた『NARUTO』(岸本斉史作)の売上げは破竹の勢いで伸びているからだ。

 それでも『フルーツバスケット』はアニメ版があるものの、これまでテレビ放送などで本格的な展開はされていない。テレビ放映と連動したマンガの売上げが伸びることが多くなっている米国市場で、マンガ単独の力で有力ベストセラーとなった驚異的な作品である。
 米国では15巻まで刊行されている『フルーツバスケット』の発刊の日本との時差は6巻分。日本では連載終了が間近とされるが、今後も物語終盤に向かってまだまだ売上げを伸ばしそうだ。

 一方で、『NARUTO』『犬夜叉』『鋼の錬金術師』(荒川宏作)などのほかの人気作品は、連載終了の気配をみせていない。『フルーツバスケット』が、英語版マンガ歴代1位の販売記録を獲得するかは、微妙なところである。

当サイトの関連記事
海外「ANIME」「MANGA」100の質問 売れてる漫画の具体的な数字って?

TOKYOPOP 
フルーツバスケット公式サイト(日本) 

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インターネット ][ 海外:米国 ]
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 北米でマニア向けにDVD流通を行うバンダイビジュアルUSAは、12月6日に世界最大のSNS(ソーシャルネットワークサービス)マイスペースに自社コミュニティを立ち上げた。
 
 このコミュニティは、同社のアニメDVDブランド「オネアミス:Honneamise」に由来して「オネアミス」と名付けられている。サイトからはオネアミスブランドのアニメ情報が提供されるほか、予告編など一部のコンテンツが無料でダウンロード出来る。また、マイスペースの特徴を生かしたユーザーとの交流が行われる。
 現在のコミュニティのコンテンツは、来年2月20日に北米で発売される『リマスター版 トップをねらえ!』の情報や『機動警察パトレイバー劇場版』、『機動警察パトレイバー2 the Movie』が中心となっている。バンダイビジュアルUSAによればサイトは今後も定期的に更新される。

 マイスペースの開設者は世界で1億人を超える。日本ではソフトバンクがマイスペースと提携し、この秋からサービスを提供している。
 既にビジネスの確立した北米では、個人だけでなくプロのアーティストや企業が自らのコミュニティを立ち上げコンテンツを発信する例が増えている。ユーザーとのつながりを重視したインタラクティブな試みには成功例も多く、新たなコンテンツのプロモーション方法として注目されている。

 バンダイビジュアルUSAの北米市場での戦略は、マニア向けのDVD販売に特化している。熱心なマニアとつながるマイスペースの機能は、同社のプロモーションに大きな力を発揮しそうだ。

バンダイビジュアルUSA 
 同社のマイスペース・コミュニティ「オネアミス:Honneamise」(英語) 

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2006年12月07日
アニメ音楽 ][ モバイル ]
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 大手音楽・映像会社のキングレコードは、携帯電話向けにアニメ音楽を配信するモバイルサイト「すたちゃまにあmobile」を12月7日にプレオープンした。新サイトはNTTドコモ、KDDI/au、ソフトバンクの3キャリア同時オープンとなる。

 キングレコードはアニメ音楽を得意としており、スターチャイルド・レーベルで膨大な量のアニメ・声優関連の楽曲を誇っている。主要楽曲には『機動戦士ガンダム』シリーズなどがある。すたちゃまにあmobileは、このスターチャイルド・レーベルの携帯での展開を目指す総合携帯コンテンツサイトになる。
 サイトでは「着うた」「着うたフル」を通じて音楽のダウンロード販売を行う。販売楽曲は、およそ1000曲にもなる予定である。このほか着ボイスや待ち受け画像の配信も今後順次開始する。

 また、ダウンロード販売のほかに無料コンテンツとして、人気アニメや音楽の最新情報からなるアニメ作品情報の提供も行う。
 このなかにはスターチャイルド所属アーティストの新譜やイベント・ツアー情報、さらに人気アーティスト堀江由衣さんやangelaさんのブログなどが展開する。

 キングレコードは既に、PC向けのウェブサイトすたちゃまにあを展開し人気を集めている。しかし、これまでアニメ音楽の携帯への本格進出はなかった。
 これまでも数の多い携帯向けのアニメ音楽サイトだが、今回アニメ音楽の大手キングレコードが進出したことで競争はさらに激化しそうだ。

 ここ1,2年で数多くのアニメ・マンガ関連のコンテンツ企業が、アニメ音楽、アニメ番組、コミックの携帯配信ビジネスに乗り出すケースが急増している。しかもその勢いは、PCサイトを上回る勢いである。
 その背景にはコンシュマーへの課金が難しいPCサイトよりもモバイルサイトのほうが課金し易く収益化しやすいということがある。
 それぞれの分野で競争は激化しているが収益化可能な点や市場の成長性の高さから、今後もモバイル分野へのアニメ・マンガ関連のコンテンツ配信事業進出は続きそうである。

■携帯キャリア公式サイト(着うた)
NTTドコモ:iMenu→メニューリスト→着うた→キャラクター・アニメ・ゲーム→すたちゃまにあ mobile
KDDI/au:トップメニュー→カテゴリで探す→着うた→アニメ・ゲーム→すたちゃまにあ mobile
Soft Bank:メニューリスト→着うた・ビデオ・メロディ→着うた→映画・CM・アニメ→すたちゃまにあ mobile

■携帯キャリア公式サイト(着うたフル)
NTTドコモ:iMenu→メニューリスト→着うたフル→キャラクター・アニメ・ゲーム→すたちゃまにあ mobileフル
KDDI/au:トップメニュー→カテゴリで探す→着うたフル→アニメ・ゲーム→すたちゃまにあ mobileフル
Soft Bank:メニューリスト→着うたフル→映画・CM・アニメ→すたちゃまにあ mobileフル

キングレコード 
スターチャイルド公式サイト  

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2006年12月06日
海外:米国 ]
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 日本で幅広い層で人気の『テニスの王子様』とファンタジー作品『MÄR - メルヘヴン』のアニメが、12月から米国の大手アニメーションチャンネルのカートゥーンネットワーク(CN)で放映される。

 両番組の放映は、カートゥーンネットワークの中でもゴールデンタイムとされる土曜日夜の「TOONAMI」と呼ばれるブロックになる。『テニスの王子様』は12月23日(土)の22時から、『MÄR - メルヘヴン』は同日の22時半から放映が始まる。

 『テニスの王子様』は少年ジャンプの人気連載マンガで、中学のテニス部を舞台にした少年向けの作品だが女性ファンも数多い。テレビアニメは2001年から2005年までテレビ東京系で放映され既に終了している。
 一方、『MÄR 』は少年サンデー連載の人気ファンタジーマンガ。アニメ版はやはりテレビ東京系で、2005年4月から放映を開始し、現在も放映中である。

 日本では高い人気を誇っていた『テニスの王子様』であるが、国内の放映開始は6年前、また原作は連載中ではあるものの昨年3月にテレビ放映は既に終了している。
 さらに、日本のスポーツアニメは米国では弱いとされることが多い中で、今更ながらのゴールデンタイムの放映決定は唐突感もある。

 しかし、この決定は両作品が今年7月からCNと両作品の北米ライセンスを管理するVIZメディアの運営するインターネット番組配信サービス「TOONAMI JETSTREAM」で無料配信されていたことで理解できる。
 当初、「TOONAMI JETSTREAM」は、複数の米国で未放映、未展開作品の無料放映を行うことで注目された。

 今回の『テニスの王子様』と『MÄR - メルヘヴン』のケーブルテレビ放映進出を考えると、この無料配信は市場に対する大掛かりなプレマーケティングだったと考えられる。インターネット配信での手応えを見て、テレビ放送をしてもビジネスになると判断された可能性が高い。
 また、無料配信は市場調査と同時に、事前に番組の認知度あげる宣伝効果も発揮する。採算性に問題が投げかけられることが多いインターネット無料配信は、こうした点ではVIZメディアとカートゥーンネットワーク双方にとってメリットの大きなプロジェクトであったことが判る。

 逆に言えば、同時期に無料配信された『ヒカルの碁』が、今回はテレビ放映とならないのは、この作品が他の2作品に較べて米国の視聴者へのアピール度が弱かったと考えられる。
 今後は『ヒカルの碁』がテレビ放映にかかるのか、「TOONAMI JETSTREAM」に米国未展開の作品がさらに加わるのか注目される。

カートゥーンネットワーク TOONAMI
  TOONAMI JETSTREAM

テニスの王子様公式サイト 
MÄR - メルヘヴン公式サイト 

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2006年12月05日
教育 ]
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 北海道大学は日本で初めての試みである大学内に映画館を設置するプロジェクトを行っている。このプロジェクトは北大映画館プロジェクト実行委員会が主催をし、同大学の講堂クラーク会館を一週間の間、映画館「クラークシアター」として学生や地域住民に開放する。
 プロジェクトの目的は、映像・映画教育と学生のキャリア教育や大学と地域とのコミュニケーションの場の創造 、映画・映像産業への貢献としている。

 映画上映にあたって実行委員会では、全部で6つのプログラムを用意している。そのひとつとして短編アニメーションの特集上映プログラムが組まれている。上映作品はデジタルアニメーションとして高い評価を受けた中編作品で粟津順氏の『惑星怪獣ネガドン』と吉浦康裕氏の『ペイル・コクーン』の2本、それに『電信柱のお母さん』など坂元友介氏の短編が5本である。
 いずれもこれまで様々な映画祭やコンペテションを通じて、高い評価を受けてきた作品である。これらが、かりそめの映画館の上映作品となる。

 実行委員会は、海外では大学内の映画館は珍しいものでないとし、数年先には常設映画館を作ることが目指している。
 これまでにないユニークさとそのなかで取り上げられるインディズアニメーション双方の可能性に注目したいプロジェクトである。

北海道大学 クラークシアター 

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コミック ][ モバイル ][ 海外:アジア ]
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 米国のエンタテイメント業界情報サイトのヴァラエティは12月4日付で、大手の英語版マンガ出版社Tokyopopが東南アジア地域で携帯マンガの配信を行うと報じている。
 記事によれば、Tokyopopはタイのモバイルコンテンツ配信会社ムービーサー(MovieSeer)を通じて、東南アジア全域とオ-ストラリア、ニュージーランドにマンガコンテンツを供給する。
 コンテンツのなかには、『プリンセス・アイ』『@Large』『Shutterbox』などの60作品があり、マンガ以外に映像や音楽、ゲームも配信するとしている。

 同社は事業の多角化と国際化に力を入れており、既に米国内でも大手のモバイルコンテンツ企業ユークリックとの提携を通じてマンガの携帯配信を始めている。これは米国で独自のマンガ閲覧ソフト「マンガビューアー」を利用するもので、『プリンセス・アイ』『Shutterbox』などの作品が含まれている。
 こうしたタイトルから考えれば、今回のビジネスが米国内の事業の海外への展開だと考えられるだろう。
 米国の携帯コンテンツ配信ビジネスは未だ市場立ち上がりの初期段階で、市場は決して大きくない。そうした意味では、多機能携帯電話が受け入れられやすい東南アジアのほうが、目先のビジネスチャンスは大きいとも考えられそうだ。

 問題は同社がユーザーにとって魅力のあるコンテンツを提供出来るかにかかっている。しかし、今回のヴァラエティ誌が触れている作品は全て、Tokyopopがグローバル・マンガと呼ぶ米国産のマンガである。
 日本のマンガが含まれていないのは、Tokyopopの出版する日本マンガの出版ライセンスが北米地域に限定されているためと思われる。逆に言えば日本のマンガについては、今後、日本の出版社が自ら手掛ける可能性が大きい。
 今後の東南アジア地域の携帯マンガ市場は、スピードのTokyopopと豊富なコンテンツを保有する日本の出版社との競争になることもありそうだ。

ヴァラエティ Mobile firm Thai'd with Tokyopop
  
Tokyopop 
MovieSeer 

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海外:中国 ]
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 中国の大手メディア人民日報の日本語版によると、北京電影学院が開催している北京電影学院動画学院賞に今年から日本大使賞が設立された。
 12月3日に同賞の受賞式が行われ日本大使館広報文化センター長が授与を行った。
 
 北京電影学院は、中国のなかでも映像関連教育の最高峰として知られている。動画学院もアニメーション教育では中国有数の機関として知られている。開設から今年で50年、中国最古のアニメーション学院で、これまでも数多くアニメーターを輩出してきた。
 北京電影学院動画学院賞は、創造性のあるアニメの創作を育成しアニメの創作活動の学術的発展を促すことを目的に設立され、今年で8回目を迎える。動画学院の優秀アニメーション作品は、今年横浜で開催された「ASIAGRAPH2006 yokoham」でも紹介されている。
 
 また、今年の夏には北京電影学院動画学院にアニメーションの技術研究拠点として、日本と中国の関係者の協力によって中日動画漫画研究中心(日中アニメ漫画研究センター)も設立されている。 
 学院は中国のアニメーション技術の発展の拠点であると同時に、日本と中国のアニメーション教育分野の協力の拠点ともなりつつある。

人民日報日本語版 北京電影学院動画学院賞に「日本大使賞」増設

当サイトの関連記事 
アジアのCGアート集めた ASIAGRAPH横浜
北京にアニメ・マンガの研究センター設立  

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賞/コンテスト ]
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 国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)ハリウッド支部が主催するアニー賞の2006年ノミネート作品が12月4日発表された。注目される長編アニメーション作品賞には『カーズ』『ハッピー・フィート』『モンスター・ハウス』『オープン・シーズン』『森のリトルギャング』の5作品が選出された。
 受賞作品の発表と授賞式は、来年2月11日にハリウッドのアレックスシアターで行われる。

 アニー賞はアニメーション部門に特化した賞で、映画やテレビ番組、CM、ゲームなど幅広いアニメーションに賞を設けて表彰する。ノミネート作品は一年間に発表された作品からASIFAハリウッドの選考委員会が決定を行い、ハリウッドの業界関係者などの投票により受賞作を決める。
 米国のアニメーション業界で最も注目されている賞であると同時に、長編アニメーション賞はアカデミー賞長編アニメーション部門と並んで一般の関心も高い。

 今回、長編アニメーション賞にノミネートされた『カーズ』の製作はディズニー/ピクサー、『ハッピー・フィート』はワーナー・ブラザース、『オープン・シーズン』と『モンスター・ハウス』はソニーピクチャーズ系、『森のリトルギャング』はドリームワークス・アニメーションである。
 全ての作品がハリウッドのメジャースタジオの関わった大作3Dアニメーションで、『ハウルの動く城』や『ウォレスとグルミット』『コープスブライド』などが並んだ昨年と対称的なラインナップになった。

 映画各部門賞のノミネートでは、『カーズ』と『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』が9部門とトップを走っている。『カーズ』は同じピクサー作品の前作『ファインディング・ニモ』や『Mr.インクレディブル』に続いて存在感を発揮している。
 しかし、米国のメディアではむしろ『マウス・タウンロディとリタの大冒険』と『森のリトルギャング』の2作品を合せて17ノミネートのドリームワークスアニメーションに注目が集まっている。
 そのほかの作品ではソニーの『オープン・シーズン』の健闘が目立つが、興行的に成功した『アイス・エイジ2』の存在感が薄くなっている。大作3Dアニメーションのなかでも、審査員による選別が大きく働いているようだ。

 ピクサーは2年前に『Mr.インクレディブル』で、長編映画部門全部門制覇を成し遂げている。ところが今回は、ノミネートの段階でキャラクターデザイン賞や脚本賞、声優賞などで取りこぼしがあり全部門制覇は望めない。
 一方、同じ9部門ノミネートの対抗馬『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』は、最も注目される作品賞のノミネート入りを逃している。これは大手スタジオの大作アニメーションの増加により、その評価も分散しているためと考えて良いだろう。

 今回は、長編アニメーション以外の短編アニメーション、テレビアニメーション部門などの各部門も含めて日本アニメからのノミネート作品は全くない。アニー賞が応募制を取っていることから作品の応募自体がほとんどなかったと考えられる。
 しかし、テレビゲーム部門で日本のD3の子会社D3パブリッシャー・オブ・アメリカの『Flushed Away(マウス・タウン) The Game』がノミネートされているのが注目される。

アニー賞公式サイト 
  詳しいノミネート作品一覧はアニー賞公式ブログから
国際アニメーションフィルム協会(ASIFA)ハリウッド支部 

主要部門のノミネート作品
長編映画賞
カーズ 
ハッピー・フィート 
モンスター・ハウス 
森のリトルギャング 
オープン・シーズン
短編賞
Adventure Time
Fumi and the Bad Luck Foot
No Time For Nuts
Weird Al Yankovic Don`t Download This Song
テレビ番組賞
Charlie and Lola
Foster`s Home for Imaginary Friends
King of the Hill
The Fairly OddParents
Wow! Wow! Wubbzy!
ビデオ・ゲーム賞
Flushed Away The Game
Monster House
SpongeBob SquarePants

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2006年12月04日
海外:米国 ]
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 米国の大手ケーブルTVスパイクテレビで放映されるGONZO制作の『アフロサムライ:AFRO SAMURAI』の米国公式サイトがオープンした。
 スパイクテレビは、MTVグループの中でもハイテーィンよりもうえの若者をターゲットする人気チャンネルである。『アフロサムライ』の来年1月4日の放映は、同局の目玉番組のひとつとなる。

 今回オープンしたサイトはモノトーン調でまとめられており、いかにもクールといった感じを醸し出している。また、アニメファンというよりもサブカルチャー好き、音楽好きのもっと広い視聴者を意識している雰囲気が読み取れる。
 これまでのアニメファンとは違う層に、これまでとは違ったタイプのアニメを売り込みたいようだ。

 しかし、何よりも驚かされるのはこのサイトの閲覧は18歳以上に制限されており、生まれた年の入力が必要な点である。サイトの中に18禁に値するシーンは発見出来なかったが、これは番組自体が18禁となり、かなり過激な暴力シーンが挿入されると考えて良さそうだ。
 日本アニメは海外での放送の際に、暴力シーンが問題になることが多い。しかし、それは誰でも観ることの出来る地上波放送やケーブルテレビのなかでも視聴無料のベージックチャンネルに限られる。視聴者の年齢の調整が出来る有料ケーブルテレビについてはその限りでない。

 一般的に米国では、マニア向けのアニメは日本以上に過激なアクションや暴力シーンが好まれるとされている。『アフロサムライ』のレーティングとその内容は、米国の視聴者のニーズを満たした結果と考えて良いだろう。
 これまで日米の共同製作アニメというと子供向けの作品が多く、大人向けの作品は意外に少ない。それはマニア向けの作品についてのファンの嗜好は全世界共通との認識が前提にある。 
 しかし、今回のGONZOによる『アフロサムライ』は、アメリカ人の大人に向けたアニメを共同製作するというこれまでにない試みである。また、その中にはマニアでない大人のアメリカ人を取り込むというこれまで未開拓の市場を攻略しようとする意図が見て取れる。
 米国向けの作品製作、新たな市場への挑戦と『アフロサムライ』の来年の放映は様々な点で興味深い。

アフロサムライ公式サイト(米国)18禁です。 
GONZO 
スパイクTV 

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賞/コンテスト ]
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 CG‐ARTS協会が主催をする第12回学生CGコンテストの受賞作品が決定した。このうち動画部門の最優秀賞には、アニメーションと実写を組み合わせた映像で注目を浴びた東北芸術工科大学 情報デザイン学科の宍戸幸次郎さんの『nakedyouth』が受賞した。
 CG‐ARTS協会は作品について「アニメーションと実写的エレメントをシームレスに統合した映像美、高度な心情描写、効果的な音響・音楽、素晴らしい完成度だ。~(中略)~単純なアニメーションを超えた表現である一方、大胆なテーマは、アニメーションでなければ描けなかった」と講評している。

 動画部門ではほかに優秀賞に『Mix Mniascape』(早瀬交宣さん、山田淳平(音楽)・武蔵野美術大学造形学部視覚造形伝達デザイン学科)と『PIECE』(小柳祐介さん・東京藝術大学大学院デザイン学科)の2点と佳作5点を選出している。
 また、静止画部門の最優秀賞は『POCKET』(中江昌彰さん・多摩美術大学 美術学部情報デザイン学科卒)、インタラクティブ部門には『String oscillation』(野口久美子・多摩美術大学 美術学部情報デザイン学科卒)が選ばれた。

 学生CGコンテストは、若い才能の発掘と発表の場の提供を目的に1995年より毎年開催されている。動画部門と静止画部門、インタラクティブ部門と3部門に分かれており、今年の応募総数は1014作品であった。
 コンテストの受賞者からは、数多くのクリエーターや技術者も誕生しており、日本のCG分野の発展にも大きく貢献している。日本を代表するCG分野のコンペティションである。

 2007年2月24日から3月4日には、東京都写真美術館で開催される文化庁メディア芸術祭の協賛事業として受賞作品展も開催される予定である。また、表彰式は2月24日に同じ東京都写真美術館で行われる。

第12回学生CGコンテスト 
CG‐ARTS協会 

東京都写真美術館 

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2006年12月02日
興行成績 ]
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 国内最大手の検索エンジンYahooがまとめた2006年(1月1日~11月5日)の検索ワード漫画・アニメ名ランキングの第1位は、漫画やアニメ・実写映画が大ヒットした『DEATH NOTE』であった。
 2位、3位にはマンガとテレビ双方で大きな人気集める『BLEACH』と『NARUTO』、その後には定番人気の『ガンダム』(4位)、『ドラえもん』(5位)が続いている。
 
 『DEATH NOTE』は昨年からファンの間では高い人気を誇っていたが、意外なことにキーワードのベスト10入りは今年が初めてである。春と秋の2回に分けられた劇場映画の公開とアニメ化、原作の連載終了など相次ぐ話題づくりが、世間の関心を大きく惹きつけたようだ。
 昨年1位から4位にランクダウンした『ガンダム』は、今年は人気のテレビシリーズの新作がなかったことや昨年2本あった劇場映画が今年は1本しかなかったことが響いたと考えられる。
 逆に8位から5位に浮上した『ドラえもん』は、昨年は劇場映画の公開がなかったのに対して、今年は新作劇場映画があったことが有利に働いた。

 ヤフーがアニメ作品と見なさなかったためランキング入りしなかった『ポケットモンスター』は総合ランキングで48位、総合50位の『DEATH NOTE』を上回っている。Yahooの真の漫画・アニメ部門1位は『ポケットモンスター』のようだ。
 またこの部門では、1位から3位までを週刊少年ジャンプの連載マンガが独占しただけでなく、6位『ワンピース』、9位『銀魂』、10位『テニスの王子様』と10位までのうち6つが少年ジャンプ作品である。
 アニメ・マンガ分野での同誌のコンテンツとしての強さをみせつけている。
 
 また、先日Infoseek/楽天が発表した同様の検索エンジンランキングベスト10に入っていた『交響詩篇エウレカセブン』『Fate/stay night』『灼眼のシャナ』の3作品は、Yahooではランキング入りしていない。
 Infoseek/楽天のほうが、Yahooよりマニア度が高いといえそうだ。
 
2006年 Yahooの検索ワード漫画・アニメ名ランキング
1位DEATH NOTE
2位 BLEACH
3位 NARUTO
4位 ガンダム
5位 ドラえもん
6位 ワンピース
7位 NANA
8位 アンパンマン
9位 銀魂
10位 テニスの王子様
(参考DEATH NOTE総合50位、ポケットモンスター総合48位)

Infoseek/楽天 アニメタイトルランキング(2006年)
1位 交響詩篇エウレカセブン
2位 機動戦士ガンダム
3位 ポケットモンスター
4位 DEATH NOTE
5位 Fate/stay night
6位 BLEACH
7位 アンパンマン
8位 ドラえもん
9位 灼眼のシャナ
10位 ワンピース

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賞/コンテスト ]
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 その年の最も優れたSF作品を決定する日本SF大賞(日本SF作家クラブ主催)に、萩尾望都氏のマンガ作品『バルバラ異界』が決定した。

 『バルバラ異界』は小学館の女性マンガ誌「フラワーズ」に連載された近未来を舞台に繰り広げるSF作品である。全4巻として刊行された。
 作品は夢と現実、過去と未来が渾然一体となった物語で、萩尾氏が得意とする緻密なSF世界観と人物の心理描写に優れた傑作である。
 
 萩尾望都氏は日本で最も知られた女性マンガ家の1人で、これまでも『ポーの一族』『11人いる!』『スター・レッド』など数々の名作SFマンガを発表してきた。また、SF作品だけでなく『イグアナの娘』『残酷な神が支配する』などの心理描写に個性を放つ作品も得意とする。
 これまで『スター・レッド』や『銀の三角』、『X+Y』で第11回、第14回、第16回の星雲賞コミック部門を受賞している。また、『残酷な神が支配する』では手塚治虫文化賞も受賞している。
 日本を代表するSFマンガ家の1人でもあり、SF界や他のSF作品に与えている影響力も大きい。今回の受賞は意外感がなく、むしろ遅すぎたとの感じさえある。 

 マンガの世界ではSFマンガは数が多く一般的な題材で、SFファンの間でも人気は高い。しかし、意外なことにマンガ分野からのSF大賞受賞作品は、今回の『バルバラ異界』が1983年第4回の大友克洋氏『童夢』以来実に23年ぶりになる。さらに女性のマンガ家としては初の受賞となる。
 日本SF大賞には、このほかアニメ作品からは『時をかける少女』もノミネートされていたが、こちらは惜しくも受賞を逃した。

 また、最も優れた新人SF作品に与えられる第8回日本SF新人大賞には、候補6作品の中から樺山三英氏の『ジャン=ジャックの自意識の場合』が選ばれた。
 なお日本SF大賞及び日本SF新人賞の贈賞式は3月2日に行なわれる予定である。

日本SF作家クラブ 
バルバラ異界公式サイト 

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映画 ]
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 日本では来年2月に公開される劇場映画『墨攻』が11月23日に香港で公開され、興収がおよそ2億1000万円になりその週の興収第1位になった。
 映画『墨攻』は日本の人気マンガ『墨攻』(作画:森秀樹、脚本:久保田千太郎)を原作としており、92年から96年まで「ビッグコミック」(小学館)に連載された。映画はこの原作のファンである香港のジェイコブ・チャン氏が、監督、プロデューサーを行ない実現した。

 キャストには主役の革離を香港の人気スターアンデイ・ラウが演じるほか、中国、台湾、韓国から人気スターが多数参加している。撮影は中国、制作スタッフには東アジア全域から様々な才能が集まっている。また、撮影監督として日本の阪本善尚氏、音楽には川井憲次氏が加わっている。
 映画は製作予算が1600万ドルのビッグムービーであることに加えて、東アジアの各国が参加する共同プロジェクトとして当初から大きな注目を浴びていた。今回の興行収入1位登場は、こうした周囲の期待に応えたかたちとなった。

 香港では11月第1週、第2週で、やはり日本のマンガを原作とする『Death Note the Last name』が興収1位に2週連続で輝いたばかりである。
 こちらは純粋な日本映画だが、日本のマンガ原作映画が、劇場を賑わす香港の11月となった。

 今年の香港映画界では、このほか『日本沈没』や日本を舞台に渡辺謙なども出演した『サユリ』や東京を舞台にするカーアクション『ワイルドスピードX3 TOKYO DRIFT』、日本映画『南極物語』のリメイク作品『Eight Below』などが興収第1位になっている。
 こうした状況は香港のサブカルチャーにおいて、日本のカルチャーが少なからぬ影響を持っていることを示している。

 それと同時に様々な文化が交じり合う香港で、邦画そのものから邦画のリメイク、共同制作作品、日本人の出演作など、あらゆる種類の日本関係の映画が人気を呼ぶ姿は、今後の日本映画の進んでいく方向性が現れているかもしれない。

墨攻公式サイト 
デスノート 

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2006年12月01日
海外:アジア ]
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 11月29日からシンガポールで開催されたアジア・テレビジョン・フォーラム2006で、日本のアニメ制作会社AIC(アニメ・インターナショナル・カンパニー)とシンガポールのナンヤン工科大学が共同制作したアニメーションのプロモーションが上映される。

 この作品『Justeen』は、ナンヤン工科大学が開発した新しいソフトウェアを利用して同大学のコンピューター工学部とAICが共同制作している。シンガポール政府はこのソフトウェアがアニメーション制作の環境を劇的に変えると評価し、同国は輸出可能なクオリティーの高いアニメの制作を実現するとしている。作品は1話30分の全13話、来年には完成し、日本国内での放映も見込まれている。
 また、このプロジェクトは同国を代表する海外とのコンテンツ制作のプロジェクトとしても、シンガポール内で大きな注目を浴びている。

 AICは国内では『天地無用』や『GUN×SWORD』などの人気アニメの制作で知られる老舗のアニメスタジオである。
 また、ナンヤン工科大学はシンガポールの技術系総合大学として、同国の高等教育を支えている。
 
 アジア・テレビジョン・フォーラムは、大手コンベンション会社リードが運営している。・フォーラムの目的は、東南アジア地区のテレビ番組とアニメーションのフィルムトレードであり、地域のコンテンツ産業の活性化である。
 期間中はフィルムトレードショーのほか、ビジネスコンファレンスやHDTVなどをテーマにした技術コンファレンス、ワークショップなども開催される。さらに「AAN Conference-Putting Asian Animation on the World Map‐」と題された、アジア地区のアニメーションの状況を巡る講演会とパネルディスカッションも用意されている。

 今年で5年目を迎えるフォーラムは、シンガポール政府のコンテンツ産業育成政策「クリエイティブ2006」の主要イベントともされている。
 現在は東南アジアを代表するフィルム・マーケットとなっており、昨年の期間内取引は3300万ドル(約38億円)に達している。

当サイトの関連記事 AIC シンガポールの大学とアニメ共同制作

アジア・テレビジョン・フォーラム2006 
AIC(アニメ・インターナショナル・カンパニー) 
ナンヤン工科大学コンピューター工学部 

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