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2007年03月21日
コミック ]
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 新潮社は3月23日、PCと携帯電話向けにネット配信のマンガ雑誌『com2』を創刊する。同社のマンガ雑誌は、2001年5月に創刊した『コミックバンチ』に次いで2誌目である。
 「バンチ」の作品には電子書籍化しているものもすでにあるが、雑誌全てをネット配信するのは今回が初となる。創刊号のページ数は約200ページ、毎月第1金曜日更新を予定している。

 同誌では小説原作のマンガを主軸としたラインナップにしており、新人作家の積極的な登用を考えているという。創刊号には、黒武洋さん原作・近藤崇さん作画の『パンドラの火花』や、吉野万理子さん原作・上田俊衣さん作画の『雨のち晴れ、ところにより虹』を発表する。
 両作品は『六三四の剣』の村上もとかさんが監修する。また、創刊時には現在明らかになっていないサプライズの作品もあるという。

 ネット配信されているマンガ雑誌は、双葉社の「COMIC SEED!」やフレックスコミックスの「FlexComix ブラッド」やフリーペーパーマンガ雑誌として創刊されたデジマの「コミックガンボ」のネット版などがある。これらの講読は全て無料となっている。
 一方で『com2』は「まとめ売り」を350円、連載作品各話ごとの「バラ売り」は1話あたり80円となる。配信はPC向けが「eBookJapan」、携帯電話向けが「eBookJapanコミック」、NTTソルマーレの「コミックシーモア」「コミックi」、ビットウェイの「Handyコミック」の3社が行う。ダウンロードしたデータは複製やプリントアウトができない仕組みになっているという。

 新潮社ではダウンロード数を月間3万件と想定しており、2年後には月間10万件を目指す。PC版は海外からの購入も可能で、韓国語版と中国語版を早期に提供し、北米を中心とした英語版も2007年度内に提供を開始するとしている。
 同誌は、最新号以外もバックナンバーとしてアーカイブ化する。「読者が読み始めたその時が創刊とも言える」と同誌編集長の鳥飼拓志は語る。また、連載作品の単行本化も進めていくとしている。

新潮社 
eBookJapan

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新発売/新作 ]
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 大手アニメ製作会社のプロダクション I.Gは、人気マンガ家士郎正宗氏との共同原作企画として新作アニメ『神霊狩/GHOST HOUND』の企画・製作を行う。
 プロダクション I.Gによれば作品は既に制作が進行しており、今年秋には有料放送局のWOWOWで放映される予定になっている。

 士郎正宗氏はプロダクション I.Gが制作を行い大ヒット作品となった『攻殻機動隊シリーズ』の原作者である。プロダクションⅠ.Gは近年オリジナルのアニメの企画に力を入れているが、数々の人気作品を世に送り出している士郎氏とのコラボレーションは大きな成果を生み出しそうだ。
 またビジネスと考えても、作品がヒットするかどうかのリスクの高いオリジナルアニメのなかで、人気マンガ家との共同原作は大きな意味を持つ。

 作品はアニメに加えて、さらにコミック化もされる。こちらのマンガ作品はプロダクション I.Gが資本業務提携をするマンガ出版社マッグガーデンが発刊する月刊マンガ誌に連載される。アニメだけでなくマンガを同時企画するのは、現在盛んに行なわれるメディアミックスでもある。
 このマンガ作品は『神霊狩 ANOTHER SIDE』と題され、アニメ化より先に3月30日発売号の「月刊コミックブレイド」で連載を開始する。ストーリーは、アニメ版の『神霊狩/GHOST HOUND』とは異なる青春群像ミステリーとなり、月刊コミックブレイド マンガ大賞NEO出身の朝日奏多氏が作画をてがける。

 I.Gとマッグガーデンのアニメ作品とマンガ作品のコラボレーションは、『ウエルベールの物語~Sisters of Wellber~』に次ぐ2作品目となる。
 『ウエルベールの物語~Sisters of Wellber~』のアニメ作品は4月から放映開始、マンガ作品はやはり「月刊コミックブレイド」の2月28日発売号で連載を開始している。3月からは両社のコレボレーション作品2つが誌面に並ぶことになる。

当サイトの関連記事 IGとマッグ提携第1弾 ウエルベールの物語コミック連載

プロダクション I.G 

【アニメ作品】
神霊狩/GHOST HOUND
放送予定:WOWOWにて今秋放送(予定)
《スタッフ》
原作: プロダクション I.G/士郎正宗
原作協力: クロスロード
監督: 中村隆太郎(『serial experiments lain』『キノの旅』)
脚本: 小中千昭(『serial experiments lain』)
キャラクターデザイン: 岡真里子(『地獄少女』)

【コミック作品】
神霊狩 ANOTHER SIDE
ストーリー:
今秋放送開始のアニメ「神霊狩/GHOST HOUND」。その主人公・古森太郎を中心のアニメとは異なるアプローチで描く、青春群像ミステリーコミック。
《スタッフ》
原作: プロダクション I.G/士郎正宗
原作協力: クロスロード
作画: 朝日奏多
(2006年7月期月例コミックブレイド マンガ大賞NEO 佳作受賞)

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海外:アジア ]
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 東映アニメーションと韓国の公営放送である韓国公社(KBS)が共同で製作した新作TVアニメシリーズ『太極千字文(たいちせんじもん)』が、4月14日からKBSで放送を開始する。 
放送時間は土曜日の朝7時40分からで、韓国の子供たちに広くアピールすることを目指している。
 作品は漢字をテーマにしたアドベンチャー作品となり、東映アニメーションは作品製作の一部出資も行っている。

 『太極千字文』は今年創立50周年を迎えた東映アニメーションの記念事業のひとつとして進められてきた。韓国の公営放送局との共同製作は、東映アニメが進めている事業の海外展開の役割も担っている。
 一般にアニメの海外事業は、欧米での活動や事業が注目されることが多い。しかし、事業進出に規制がある場合も少なくないが、日本のアニメの人気が圧倒的に高いアジア各国の市場は今後も重要市場といえる。
 そうしたなかで、東映アニメーションは同じKBSで『ワンピース』の放映も実現しているなど韓国市場で着実に実績を重ねている。こうした努力は日本のアニメにとってこれから益々重要になってくる海外のアニメ市場での事業に大きな価値をもたらすに違いない。

当サイトの関連記事
東映アニメ 韓国KBSとアニメ共同製作

東映アニメーション 
KBS(韓国放送公社) 

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映画 ]
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tenyo.jpg 少女マンガの巨匠は数多いが、そのなかでも女性にも男性にも広く支持される作家が吉田秋生さんである。吉田秋生さんと言えば『BANANA FISH』『カリフォルニア物語』などの数多くの名作で知られている。
 しかし、その吉田秋生さんのなかでもはずせない名作が『吉祥天女』である。天女の子孫と言い伝えられる美少女小夜子を巡るドラマは連載当時大きな人気となり、いまだにファンは多い。この『吉祥天女』が実写映画化され、本年初夏に劇場公開されることが決まった。
 原作は1984年に小学館漫画賞も受賞しており、これまでの累計販売部数はおよそ250万部を記録している。


                  (C)2007 吉田秋生・小学館/「吉祥天女」製作委員会

 こうした作品が、これまで映画化されなかったのはむしろ不思議である。今回の映画化実現は、既に吉田作品のひとつ『ラヴァーズ・キス』の映像化を実現させている及川中監督の熱意によるものである。
 及川監督は、原作「吉祥天女」が連載されていた1980年代当時から、原作をリアルタイムで読みながら映画化してみたいと思っていたという。2002年に『ラヴァーズ・キス』を監督したのをきっかけに『吉祥天女』の映画化を実現した。
 映画化するにあたり吉田秋生さんからは「原作にとらわれずに作ってほしい」と言われ原作と設定や登場人物は自然と変わった。しかし、原作の世界観と吉田秋生の伝えたかったテーマをきちんと描くことは、一貫して変わっていないという。
 『吉祥天女』の映画化の話はこれまでにも数多くあったが、今このタイミングと及川監督の熱い思いが実って実現した。

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(C)2007 吉田秋生・小学館/「吉祥天女」製作委員会

 ヒロインの叶小夜子を演じるのは、鈴木杏さん。こちらもマンガからの実写化で話題を読んだ『頭文字D』に続く、ヒロイン役に挑戦する。さらに本仮屋ユイカさんや勝地涼さん、深水元基さんといった若手の注目株が顔を並べる。
 そのほか市川実日子さん、津田寛治さん、江波杏子さんといった実力派が顔を揃え、作品を支えている。
 近年は、人気マンガからの実写化企画が相次いでいるが、現代に映画で復活する過去の名作として『吉祥天女』大きな注目を浴びるだろう。

吉祥天女公式サイト http://www.kisshohtennyo.jp/

原作: 吉田秋生(小学館刊)
監督・脚本: 及川中 
出演: 鈴木杏  本仮屋ユイカ  勝地涼 市川実日子 深水元基  津田寛治  江波杏子
主題歌: 「仰げば尊し」スーザン・オズボーン(PONY CANYON)
2007/日本/カラー/116分/PG-12
配給: キュービカル・エンタテインメント

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