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2010年02月07日
賞/コンテスト ]
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 2月6日、ロサンゼルスのUCLA ロイスホールにて、今年のアニー賞の授賞式が行われた。このうち最優秀美術賞を『コララインとボタンの魔女 3D』のコンセプトアートを担当した上杉忠弘さんが受賞した。アニー賞は国際アニメーション協会(ASIFA)ハリウッド支部が主催するもので、アニメのアカデミー賞とも呼ばれることがある。
 劇場やテレビなど広い範囲から、前年に大きな功績のあったアニメーションを表彰する。米国の賞ということもあり、これまで日本からの受賞は宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』などだけで数少ない。特に海外の作品への参加する日本人の受賞というこれまでにないかたちは快挙と言えるだろう。

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(C) Focus features and other respective production studios and distributors.

 『コララインとボタンの魔女 3D』は、ニール・ゲイマンさんの児童小説をヘンリー・セリック監督が人形を使ったストップモーション・アニメーションとCGアニメーションを融合させて完成させた。その世界観と映像が高い評価を受けている。
 アカデミー賞をはじめ、これまで多くの映画祭のアニメーション部門でノミネートを果たしている。今回、アニー賞では併せて最優秀音楽賞、最優秀キャラクター・デザイン賞も受賞し、存在感を発揮した。

 上杉忠弘さんはこの映画のコンセプトアートを担当し、キャラクターや建物などビジュアルイメージは、上杉さんのイラストをもとに膨らまされている。コンセプトアーティストとして映画の中核のひとりになっている。
 上杉さんは1966年生まれ、セツ・モードセミナー出身で、卒業後、アンアンやJJなどの女性誌でイラストレーターとして活躍した。その後、企業広告やパッケージ、映画ポスター、CDジャケットなどの活動の場を広げていった。
 フランスのバンド・デシネ、アメリカのイラストレーションやUPA などのアニメーションのスタイルに影響を受けるとされるエレガントな作風は、自由さと古典的な感覚の同居が特徴である。海外では、立体物をデザイン的視点で再構成する手法が評価されている。

上杉忠弘さん受賞コメント
「まさか自分が受賞すると思っていなく、今日はスタートレックのカーク船長が司会というのもあり
お客さん気分で楽しんでいたので、名前を呼ばれた瞬間は、頭が真っ白になりました。
スピーチについては本当に準備をしていなかったので、
「ありがとうございました、非常にハッピーです」とだけ英語で言って
「自分はアメリカの50-60年代のアニメーションに影響を受けてこの仕事をしています。
なのでここアメリカでこういった名誉ある賞を受けられて光栄です。」 と日本語で言いました。
監督からもおめでとう、おめでとうと何度も言ってもらえ、とても嬉しい気持ちでいっぱいです」

『コララインとボタンの魔女 3D』 http://coraline.gaga.ne.jp/
2/19(金)より TOHOシネマズ六本木ヒルズ他にて全国3D公開

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        コララインのメインイメージ

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     コララインが新しく引越したおうち「ピンクパレスアパート」の外観

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海外:ヨーロッパ ]
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 1月28日から31日まで、フランスで開催されていたヨーロッパ最大のバンド・デシネ、マンガ、コミックスの祭典 アングレーム国際バンド・デシネ フェスティバル(international de la bande dessinee d'Angouleme)は、1月31日に今年のグランプリにフランスの作家Baru(Hervé Baruléa)さんを決定した。

 Baruさんは63歳、1984年に『Quéquette Blues』にてmost promising を受賞したことから一躍注目を集めた。1991年もの最優秀アルバム賞を受賞するなど、現在までフランスを代表するバンド・デシネのアーティストとして知られている。ヨーロッパの労働者などの視点から描いた作品が特徴になっている
 またBaruさんは1990年代に講談社「モーニング」で『太陽高速』を連載し、日本のマンガファンにも知られた存在だ。この業績はアングレームが公式発表したBaruさんの業績のひとつとしても挙げられている。Baruさんは2011年に開催される第38回アングレームの審査委員長も務める予定だ。

 このほかのアルバム賞にRiad Sattoufさんの『PASCAL BRUTAL』、審査員特別賞はJoe Dalyさんの『dungeon quest』 特別賞、シリーズ賞にjérome k. Jérômeさんの『Adèle Blanc』という結果だった。
 歴史に残る作品を選出する遺産賞はCarlos Gimenezさんの『Paracuellos』、子供向けの作品から選ばれるユース賞はJulien Neelさんの『Lou』が選ばれた。公式セレクションの中には日本のマンガ作家の作品も挙げられていたが、本年は残念ながら日本からの受賞作品は出なかった。

アングレーム国際バンド・デシネ フェスティバル
(Festival international de la bande dessinee d'Angouleme)
http://www.bdangouleme.com/palmares-officiel

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映画 ]
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 片渕須直監督による劇場アニメ『マイマイ新子と千年の魔法』のレイトショー上映を行っているラピュタ阿佐ヶ谷は、2月12日までとしていた上映期間をさらに一週間延長することを決定した。2月13日から19日まで、これまでと同様に21時からの上映を行う。
 『マイマイ新子と千年の魔法』は、2009年11月21日に劇場公開された。しかし、その公開終了後、より多くの人に作品を観て欲しいというファンの応援活動で上映の輪が広がった。そうした活動がメディアに伝えられることで、さらに作品の認知度があがるという草の根の盛り上がりを見せている。

 上映拡大運動の中で、いち早くファン要望に応えたのが、東京・郊外で良質の映画を紹介してきたラピュタ阿佐ヶ谷である。ラピュタ阿佐ヶ谷はファーストラン終了後の12月19日にレイトショーを開始した。
 12月26日までのこの8日間が連日満席となったことから、アンコールとして2010年1月9日から29日まで3週間の上映を企画した。このアンコール上映も好評を博し、1月30日から2月12日まで2週間の延長を決定していた。今回はこれをさらに1週間延長することになる。トータルで7週間以上という同館にとっては異例の長期レイトショーとなる。時間をかけながら共感を広げて行く『マイマイ新子と千年の魔法』の動きを反映したものとなった。

 作品上映は全国に広がっているが首都圏では、横浜ニューテアトルでも2月13日土曜日から2週間限定で上映を行う。こちらの上映時間は連日16時半からと18時半からの2回となる。
 社会人にも映画が観られるようにと始ったレイトショーだが、遅めの時間は逆に主婦や年齢の低い学生には逆に観に行き難くもなっていた。夕方2回の時間設定は、さらに観客を広げることが出来る。横浜・川崎など神奈川方面のファンにとっては朗報となるに違いない。

『マイマイ新子と千年の魔法』 http://www.mai-mai.jp/
ラピュタ阿佐ヶ谷 http://www.laputa-jp.com/

ラピュタ阿佐ヶ谷 ラストアンコール上映
2月13日(土)~19日(金)
レイトショー 連日 21時より1回上映

横浜ニューテアトル 2週間限定上映
2月13日(土)~26日(金) 
連日16時半~ / 18時半~

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      (c)高樹のぶ子・マガジンハウス/「マイマイ新子」製作委員会

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イベント情報 ]
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 杉並アニメーションミュージアムは3月2日から7日までの6日間、学生映像コンテスト「BACA-JA 2009」の東京上映会を行う。「BACA-JA」は全国の学生を対象に作品を募集する映像コンテストで、2002 年より関西テレビが開催している。
 これまでにMr.Childrenの「HERO」のPV を手がけた村田朋泰さんなど、数々の作家アーティストを生み出しており、プロフェッショナルへの登竜門としても注目されている。2009年は映像コンテンツ部門」とネットワークアート部門のふたつの部門で、合計226作品の応募があった。

 今回のプログラムは、最優秀作となった九州大学大学院の山元 隼一さん、古屋 隆介さんによる『memory』ほか、優秀賞、佳作、入選、特別賞の10作品である。長さはおよそ85分、これに加えてオーストリアで開催されるアルス・エレクトロニカ2009の映像部門で最優秀作品となったカナダIriz Pääboさんの『HA’Aki』も上映される。
 杉並アニメーションミュージアムは、これまでテレビや劇場の商業アニメーション作品を中心に取り上げることが多かった。こうした次世代の若手クリエイターの作品を取り上げるのは、新しい試みである。
 近年は、若手の個人作家が映像コンテンストやフェスティバルを通じて、商業シーンに活躍の場を広げるケースが増えている。インディーズと既存のスタジオを中心としたビジネスは接近しており、そうした流れも反映した上映会とも言えそうだ。

 上映会は3月2日から5日までは11時からと13時からの1日2回上映、3月6日と7日は16時半から1回のみミュージアム内のシアターで行う。入場は無料で、当日直接の来場で鑑賞出来る。シアターの定員は42名となっている。

杉並アニメーションミュージアム 公式サイト http://www.sam.or.jp/
「BACA-JA2009」公式サイト http://www.ktv.co.jp/baca/

関西テレビ放送主催 学生映像コンテスト
「BACA-JA 2009」受賞作東京上映会in 杉並アニメーションミュージアム

上映スケジュール:
3月2日~5日 各11時/13時より (1日2回上映) 6日、7日 各16時半(1日1回上映)
上映会場: 杉並アニメーションミュージアム アニメシアター
入場料: 無料
事前申込: 不要

[上映作一覧]
最優秀作 『MEMORY』 山元隼一/古屋隆介
優秀作  『目覚め』 徳井伸哉
佳作  『コンセント』 野中聡紀/梅脇かおり/瀬川亜希/松本早織
佳作   『アトミック・ワールド』 今津良樹
佳作   『マッド前線』 浅場万矢
佳作   『赤い糸』 奥下和彦
入選作   『HANDS』 髙橋圭
入選作   『Wondjina』 宮永亮
入選作   『slip』 辻尾真由美
特別上映:
アルス・エレクトロニカ2009 映像部門 最優秀作品「HA’Aki」/ Iriz Pääbo (カナダ)

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新発売/新作 ]
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bazi-seiyuusan.jpg 2月24日に発売される「バジリスク~甲賀忍法帖~ Blu-ray BOX」の映像特典のダイジェスト版が2月5日19時より一週間限定でニコニコ動画にて配信されている。配信されているのは、BD-BOX化にあたって新たに収録した「愛念懐古」、主人公甲賀弦之介役の鳥海浩輔さん、ヒロイン朧役の水樹奈々さん、そして木﨑文智監督とシリーズ構成/脚本のむとうやすゆきさんが参加したロングバージョンの番組である。
 およそ75分にも及ぶ映像番組で4人は、「バトルアクション」、「緻密な絵作り」、「作品を彩った音楽」、「宿命を背負った忍者」、「悲恋の物語」、「バジリスクとは?」といった6つのテーマで熱いトークが繰り広げる。今回はこの「愛念懐古」をダイジェストとして、トークの魅力を紹介する。

 トークの見所は、豪華な4人の出席者だ。鳥海浩輔さんは『テイルズ オブ ヴェスペリア 〜The First Strike〜』ユーリ役などで活躍中、水樹奈々さんは2009年NHK紅白歌合戦出場に出場、木﨑文智監督はエミー賞作品賞にノミネートされまた『アフロサムライ:レザレクション』を手がけ、そしてむとうやすゆきさんは、2010年の話題作『機動戦士ガンダムUC』の脚本を担当するなど各方面で活躍する。
 今回は『バジリスク~甲賀忍法帖~』は、番組後大きな飛躍を遂げた4人が名作としてファンから評価を受けている作品をもう一度振り返る。盛りだくさんの内容は、特典というよりもそれ自体がひとつの作品と言っていい感じだ。

 配信は、ニコニコ動画の中に設けられたゴンゾの専門チャンネル ニゴンゾ動画で無料で行われる。一週間限定なので、忘れないうちの視聴がお薦めだ。
 一方、2月24日に発売されるBlu-ray BOXも忘れてはいけない。BOXは全24話を収録、そして映像特典「愛念懐古」75分を含めて希望小売価格税込み47250円となる。このほか解説書、キャラクターデザイン:千葉道徳さん描き下ろしの収納BOXもBOXならの売りである。 

「バジリスク~甲賀忍法帖~」公式サイト http://www.basilisk.jp/
ニゴンゾ動画 http://ch.nicovideo.jp/channel/ch149

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