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2010.02.22
海外:ヨーロッパ ]
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 フランスのアニメーション教育の最高峰として知られるゴブラン・スクール・オブ・ビジュアル・アート(GOBELINS, School of Visual Communication)が、アヌシー国際アニメーション映画祭と手を組んで3DCG専門のアニメーター教育に乗り出す。ゴブラン校は2010年9月から、アヌシー映画祭を運営するCITA(City of Moving Images)と連携した3DCGアニメーターの教育コースをスタートする。
 伝統的なアニメーション制作教育で知られたゴブラン校だが、独立した3DCGのための教育コースを設けるのは今回が初めてだ。アニメーションのCG化の波がゴブラン校にも押し寄せた。日本でも3DCGのアニメーター教育のあり方が論議され始めているが、フランスでも既に同様の流れが始まっている。

 キャンパスはゴブラン校の拠点であるパリでなく、アヌシーに置かれる。これはCITIのほかに、地元オート・サヴォアの商工会議所が、プログラムの後援を行うためだ。世界最大のアニメーション映画祭で知られるアヌシーには、実際にはこれまでアニーションスタジオなどの関連施設が少なかった。ゴブラン校の誘致を行い、地元のアニメーション産業振興を目指す。
 一方、ゴブラン校は商工会議所の支援を得ることで、新分野でも世界トップクラスの教育コースを開始出来る。それに映画祭だけでない関連事業の拡大を目指すCITIのビジョンが一致し、今回の新コース実現につながった。

 教育プログラムはおよそ9ヶ月間、3Dキャラクターアニメーションを学ぶものとなる。関連分野の学生、大学卒業者、あるいは既に現場で2年以上の経験がある者が対象で、より専門的な教育を受けたい人をターゲットにしている。
 アニメーターのほか監督やキャラクターデザイナー、スーパーバイザーなどが受講可能で、従来のアニメーションだけでなくゲームや特殊効果やコマーシャル分野でキャリアを築く人にも適している。
 学生の募集は既に始まっているが、世界でもトップクラスのアニメーター、クリエイターを輩出し、アニメーションのエリート学校と呼ばれるゴブラン校だけに大きな人気を集めることになりそうだ。選考は提出書類による審査を経た後に、筆記試験、実技試験、面接を行う。

ゴブラン・スクール・オブ・ビジュアル・アート
(GOBELINS, School of Visual Communication)
http://www.gobelins.fr
CITIA, City of Moving Images
http://www.citia.org

"ゴブランとアヌシーが連携 3DCGのアニメーションコース開始" »
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2010.02.07
海外:ヨーロッパ ]
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 1月28日から31日まで、フランスで開催されていたヨーロッパ最大のバンド・デシネ、マンガ、コミックスの祭典 アングレーム国際バンド・デシネ フェスティバル(international de la bande dessinee d'Angouleme)は、1月31日に今年のグランプリにフランスの作家Baru(Hervé Baruléa)さんを決定した。

 Baruさんは63歳、1984年に『Quéquette Blues』にてmost promising を受賞したことから一躍注目を集めた。1991年もの最優秀アルバム賞を受賞するなど、現在までフランスを代表するバンド・デシネのアーティストとして知られている。ヨーロッパの労働者などの視点から描いた作品が特徴になっている
 またBaruさんは1990年代に講談社「モーニング」で『太陽高速』を連載し、日本のマンガファンにも知られた存在だ。この業績はアングレームが公式発表したBaruさんの業績のひとつとしても挙げられている。Baruさんは2011年に開催される第38回アングレームの審査委員長も務める予定だ。

 このほかのアルバム賞にRiad Sattoufさんの『PASCAL BRUTAL』、審査員特別賞はJoe Dalyさんの『dungeon quest』 特別賞、シリーズ賞にjérome k. Jérômeさんの『Adèle Blanc』という結果だった。
 歴史に残る作品を選出する遺産賞はCarlos Gimenezさんの『Paracuellos』、子供向けの作品から選ばれるユース賞はJulien Neelさんの『Lou』が選ばれた。公式セレクションの中には日本のマンガ作家の作品も挙げられていたが、本年は残念ながら日本からの受賞作品は出なかった。

アングレーム国際バンド・デシネ フェスティバル
(Festival international de la bande dessinee d'Angouleme)
http://www.bdangouleme.com/palmares-officiel

"仏 アングレーム グランプリほか2010年各賞決定" »
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2010.02.06
海外:ヨーロッパ ]
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 今年で開催50周年を迎えるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭は、世界で最も古い国際アニメーション映画祭である。また、歴史の長さだけでなく、応募・上映作品のクオリティーの高さ、見本市、コンファレンス、ワークショップといった内容の豊かさから、世界で最も影響力のあるアニメーション映画祭となっている。
 この映画祭がインターネット上の新しい映像メディア 動画投稿共有サイトのYouTubeとコラボレーションする。アヌシー映画祭が開催50周年を迎えるのを記念して、YouTubeを利用した短編アニメーションの募集を開始した。

 募集要項は、YouTubeにて2分弱の動画で紹介されている。言語は全て英語とフランス語だが、内容は極めて簡単だ。アヌシー映画祭50周年を記念した短編アニメーションを制作し、YouTubeのアヌシー映画祭チャンネルから投稿するだけでいい。いとも簡単に世界最高峰のアニメーション映画祭に応募出来てしまう。
 応募された作品は視聴者投票が行われ、その中から10作品が選ばれる。さらに審査員が3つを優秀作品として選考する。3つの作品の作者は交通費、宿泊費全額無料で6月7日から12日まで開催されるアヌシー映画祭に招待される。また、作品はクロージングセレモニーの際に上映が行われる。アニメーションクリエイターにとっては、なかなか魅力的な特典だ。

 募集される作品のテーマは「ハッピーバースデー、私の映画祭(Happy Birthday, My Festival)」、これを基に5分以内の短編アニメーションを制作し、5月1日までに投稿しなければいけない。
 勿論日本からも応募可能である。アヌシーまで無料で行けて、作品も上映されるチャンス、是非トライしてみてはどうだろうか。

アヌシー国際アニメーション映画祭
http://www.annecy.org/home

YouTubeアヌシー国際アニメーション映画祭チャンネル
http://www.youtube.com/annecyfestival

"アヌシー×YouTube 短編アニメーション投稿で国際映画祭に招待" »
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2010.02.02
海外:ヨーロッパ ]
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 2月12日から20日まで、ベルギーのブラッセルで開催されるアニメーション映画祭第29回ブラッセル国際アニメーション映画祭(アニマ2010)に日本の劇場アニメが多数上映される。『ファースト・スクワッド』、『マイマイ新子と千年の魔法』、『よなよなペンギン』といった作品である。
 これまでアニメーション映画祭と言えば短編アニメーションというイメージが強かったが、アニマはいち早く長編アニメーションを重視することで国際的に注目されたアニメーション映画祭である。そうした中で、日本の劇場アニメを頻繁に取り上げたことでも知られている。

 映画祭は今年も、100本以上の短編アニメーションとあわせておよそ50本の長編アニメーションをプログラムに組み込んでいる。この長編アニメーションの中に、日本アニメが7作品含まれている。
 なかでも注目されるのは、長編アニメーションのコンペティション部門の公式出品作品。『ファースト・スクワッド』と『マイマイ新子と千年の魔法』と『よなよなペンギン』が9本の候補作品に中に選出された。
『ファースト・スクワッド』は、STUDIO 4℃がロシア、カナダと共同製作したもの。芦野芳晴監督が第2次世界大戦時のソビエトを舞台に超能力部隊の活動を描いたSF作品である。
 『マイマイ新子と千年の魔法』は片渕須直監督、『よなよなペンギン』はりん たろう監督の最新作。いずれも制作はマッドハウスで、日本では昨年暮れに公開され注目を浴びた。

 このほかのコンペティション以外の公式上映として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』、『ジーニアス・パーティ・ビヨンド』、『ストレンヂア 無皇刃譚』、さらに『パンダコパンダ』がリストに入る。『パンダコパンダ』は、現在のものだけでなく過去の優れた作品を広く紹介するというアニマの方針を反映したものと言えるだろう。
 実際に今年のアニマでは『ウォーターシップダウンのうさぎたち』といった懐かしい名作も上映している。

 一方、短編アニメーションの公式作品には40本近くの作品が挙げられたが、日本からは水江未来さんの『JAM』だけ、学生部門には選出がなくやや寂しい結果となった。短編アニメーションでは、このほか長尾武奈さん作『チェーンソー・メイド』が上映される。

第29回ブラッセル国際アニメーション映画祭(アニマ2010
http://www.anima2010.eu/

"ベルギーのアニメーション映画祭に「マイマイ」「よなよな」等出品" »
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2010.01.27
海外:ヨーロッパ ]
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 東映アニメーションは、国内大手のアパレルチェーン ユニクロと海外向けのキャラクターアパレルで協力する。両社は東映アニメーションが製作してきた人気アニメのキャラクターをTシャツにして、北米、ヨーロッパ、アジアの世界3地域で発売をすることで合意した。
 Tシャツになる作品には、『ドラゴンボール』、『ONE PIECE』、『銀河鉄道999』、『Dr.スランプ』、『聖闘士星矢』の5つが挙げられている。いずれも海外の広い地域で人気のあるアニメ作品だ。発売地域はフランス、ロシア、英国、米国、香港、中国、シンガポール、韓国の8カ国・地域である。今年春からの発売を予定する。

 ユニクロは現在、ロシアに店舗を持たないが、2010年春にモスクワの有名ショッピングセンター「アトリウム」に第1号店のオープンを予定している。Tシャツは、日本を除く世界のユニクロ各店舗で売られるとみられる。
 ユニクロの店舗は、北米にはニューヨークのSOHO店、ヨーロッパは英国14店、フランスの2店の計16店が営業している。またアジアでは、韓国と中国でそれぞれ40店以上、香港12店、シンガポール3店、合計100店以上のチェーン店を持つ。北米ではSOHO店が2009年より黒字化しており、今後も出店を拡大する方針である。海外全域での展開は、かなりのボリュームの商品展開になるだろう。

 これまでもユニクロは、国内でアニメやマンガ、ゲームとコラボレーションするアパレルを数多く開発してきた。その中には『機動戦士ガンダム』や『ドラえもん』、『少年ジャンプ』などがある。いずれも子供向けのキャラクターアパレルと異なる洗練されたデザインが人気を呼んだ。
 また、Tシャツ専門ブランドのUTは、よりデザイン性を重視したブランドで、アニメやゲームとのコラボレーションを積極的に取り入れている。UTには日本のポップカルチャーのトレンドを海外に発信するという役割もあり、アニメ、マンガ、ゲームがその重要なアイテムとなっている。

 今回の東映アニメーションとのコラボレーションも、こうした流れの一環とみられる。海外ではクールとみられることが多いアニメキャラクターを戦略商品と位置づけるものだ。
 東映アニメーションの作品は、世界的に一般レベルまで知られた作品が多い。ユニクロの海外店が多いアジア、ヨーロッパは、特に作品の人気が高い地域だ。東映アニメーションとユニクロのコラボレーションには、大きな成果が期待出来そうだ。

東映アニメーション http://www.toei-anim.co.jp/
ユニクロ http://www.uniqlo.com/jp/

"東映アニメ ユニクロと海外でコラボ アニメキャラ・アパレルで" »
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2010.01.14
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 2月11日から21日まで世界で最も知られた国際映画祭のひとつであるベルリン国際映画祭がドイツで開催される。この映画祭で舛成孝ニ監督の劇場アニメ『宇宙ショーへようこそ』が、公式上映されることが決まった。1月13日に映画祭より発表された。
 『宇宙ショーへようこそ』が上映されるのは、映画祭の主要部門のひとつであるジェネレーション(Generation)部門のKプラスである。ジェネレーション部門は子供向けの映画を集めた企画で、児童向けのKプラス、ヤングアダルト向けの14プラスの2部門からなり、それぞれ長編映画と短編映画から構成される。

 1月13日の公式出品作品の決定は、12月17日の第1弾の発表に続くものである。今回の発表で2部門合計56作品が出揃った。日本からは先の発表で、14プラスに細田守監督の劇場アニメ『サマーウォーズ』、諏訪敦彦監督の実写映画『ユキとニナ』のKプラス出品が決まっている。合計で3作品がジェネレーション部門に選ばれたことになる。
 ベルリン国際映画祭は今回の発表にあたっては、「スペクタクルな世界を切り拓く2つの日本アニメを選んだ」と特に言及している。日本のアニメ重視の姿勢を示した。

 『宇宙ショーへようこそ』は、夏休みに子供たちが経験する宇宙規模の大事件を描くSF作品だ。2005年に文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞を受賞した『かみっちゅ』の制作スタッフを中心に、ファミリー映画を作り上げている。国内では2010年に公開を予定する。
 また、映画製作を『鋼の錬金術師』、『化物語』、『空の境界』などの話題作を次々に送り出すアニプレックスが行う。アニメ制作はアニプレックスのアニメ制作子会社A-1 Picturesが担当する。A-1 Picturesは、『おおきく振りかぶって』、『戦場のヴァルキュリア』などで注目を集めるが、『宇宙ショーへようこそ』が初の劇場作品となる。それだけに、作品にかける意気込みも大きい。『サマーウォーズ』と共に、ベルリンの子供たちにどのように観られるか注目である。

ベルリン国際映画祭 http://www.berlinale.de/en/
『宇宙ショーへようこそ』 公式サイト http://www.uchushow.net/

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「サマーウォーズ」ベルリン国際映画祭ジェネレーション部門公式出品

"「宇宙ショーへようこそ」 ベルリンへようこそ 映画祭に公式出品" »
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2009.12.26
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 1月28日から31日まで、フランスで開催されるアングレーム国際コミックス(バンド・デシネ)フェスティバル(Festival International de la Bande Dessinée)は、期間中行われる様々な企画、そしてゲストなどを発表している。1974年から始まり、ヨーロッパ最大、世界で最も注目されるマンガ、コミックス、バンド・デシネのイベントだけに、その内容の充実ぶりは例年どおりだ。
 作品やアーティストのファン向けの企画と同時に、権利やライセンス見本市といったBtoB向けの企画と複合的な機能を持つ。さらに数々の展覧会、講演会、アワード、コンサート、ワークショップなどが目白押しとなる。グローバルな視点からイベントが構成されるのも、アングレームならでは特色だ。

 また、近年のヨーロッパにおける日本のマンガへの関心の高まりもあり、日本のマンガも存在感を増している。既に発表された様々なアワードの選考対象とする公式セレクションには、間瀬元朗さん、本宮ひろ志さん、福谷たかしさん、真島ヒロさん、手塚治虫さん、石ノ森章太郎さんらの作品が選ばれている。
 さらにそうしたマンガの存在感を強く印象づけるのは、2008年からスタートしたマンガ・ビルディング(Le Manga Building)である。マンガ・ビルディングは、日本のマンガに特化して、企業紹介、講演やショップ、展覧会などを会場である。
 
 マンガ・ビルディングの目玉となるのが、テーマを設けて行われる展覧会である。一昨年は水木しげるさん、昨年はCLAMPにフォーカスした特別展となった。そして、今回はそのテーマを『ONE PIECE』に定める。
 展覧会は3つのパートに分けられる。第1部では作品にちなんだ海賊自体の紹介となる。実在した海賊、本や映画に登場した海賊を取上げる。
 2番目のパートでは、『ONE PIECE』の世界を探る。作品の複製原画やさらに作品世界を立体的に再現する。そして最後は、体験ゾーンとなる。ワークショップが行われるほか、『ONE PIECE』をテーマにしたゲームソフトなども楽しめる。

 日本からのゲストでは、林静一さん、幸村誠さんの招待が発表されている。林静一さんは、マンガ家としては1970年の『赤色エレジー』の代表作で知られている。
 しかし、同時にイラストレーター、アニメーション作家、映画監督として様々なビジュアル分野で活躍する。いずれの分野でも高く評価される才人である。そのゲスト招聘は、文化の文脈に深い関心を見せるアングレームらしい選択と言えるだろう。

 幸村誠さんはSFマンガ『プラネテス』で、マンガファン、SFファンにもよく知られた存在だ。2002年に同作で星雲賞コミック部門を受賞している。また、2003年には谷口悟朗監督のもとアニメ化され、こちらも2005年に星雲賞メディア部門を受賞している。
 現在、週刊少年マガジン(講談社)で連載中の『ヴィンンランド・サガ』が、最新作である。『ヴィンンランド・サガ』は、今年の文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞に選ばれた話題となったばかりだ。期間中、幸村誠さんの作品紹介がマンガ・ビルディングにて行われる。

アングレーム国際コミックス(バンド・デシネ)フェスティバル
(Festival International de la Bande Dessinée)

英語 http://www.bdangouleme.com/index.php?langue=en 
フランス語 http://www.bdangouleme.com/index.php?langue=fr

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アングレーム公式セレクション発表 各部門に日本マンガ作品
メディア芸術祭大賞に「サマーウォーズ」 金田伊功氏に特別功労賞

"仏アングレーム「ONE PIECE」展開催 林静一、幸村誠らゲストも" »
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2009.09.27
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 7月2日から5日まで、フランス・パリのノール・ヴィルパント展示会会場で開催されたジャパンエキスポの4日間会期中の人出は16万5501人に達したことがわかった。これは参加者数13万4467人で過去最高であった2008年のジャパンエキスポを23%上回る。
 こうしたイベントの盛況は、取材陣の数にも表れている。昨年は700人だったプレスは、今年は前年を58%上回る1200人に急増している。日本の経済産業省、外務省、観光庁の3省庁が参加したことから、現地の一般メディアからの注目が増した。さらに急成長する巨大イベントに、日本のメディアからも関心が高まった。

 ジャパンエキスポは、ヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーイベントである。マンガ、アニメ、ゲーム、ファッションを中心に幅広い日本文化を取上げる。
 2007年に開催会場をパリ郊外の大型国際展示場ノール・ヴィルパントに移したことをきっかけに、イベントの拡大に拍車がかかっている。今年の展示ホールは9万5000㎡、出展企業は昨年の381から501に増えた。

 また、フランスで人気の高いマンガ、アニメは、やはりイベントの核となっている。今年はアニメ関連では、キャラクターデザイナーの高田明美さん、アニメ監督の渡辺信一郎さん、アニメーターの谷口守泰さんなど昨年に引き続き大物クリエイターが多数参加した。
 マンガでは集英社とテレビ東京が協賛したNARUTO フェスティバルが開催され、現地で高い人気を誇るCLAMPの登場も話題になった。今年第10回を迎えたイベントに相応しい盛況であった。
 
 ジャパンエキスポの内容はこれまで中心であったアニメ、マンガ、ゲームから、特にJ-POP、ファッションに広がっている。日本の文化を広く紹介する貴重な場にもなっている。
 主催社のSEFA社は、今後はジャパンエキスポだけでなく、フランスの地方都市でも同様のイベントの主催、事業の拡大を目指している。ジャパンエキスポの勢いは、いましばらく続きそうだ。

ジャパンエキスポ 公式サイト http://www.japan-expo.com/

"ジャパンエキスポ来場者16万5501人 プレス1200人" »
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2009.09.21
海外:ヨーロッパ ]
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 イタリア・トリノにある国立映画博物館(Museo Nazionale del Cinema)で、9月16日から日本のアニメーションをテーマにした大型企画展「Manga Impact」が始まった。「Manga Impact」は、日本の戦前のアニメーション作品から最新作までを取上げる大規模な回顧展である。2010年1月10日まで、およそ半年にわたって行われる。 
日本アニメのセル画や玩具、ポスターなどが大量に展示されるほか、数百本にわたる作品上映会も行われる。会場は国立映画博物館に加えて、近隣のエジプト博物館の一部も利用する。過去ヨーロッパで開かれた日本のアニメーションの展覧会としては最大規模となる。

 「Manga Impact」は、イタリア国立映画博物館とスイスのロカルノ国際映画祭が共同で企画した大型プロジェクトである。今回の展覧会は、今年の夏にロカルノ国際映画祭で行われた日本アニメーションの特集上映を次ぐものである。
 引き続き上映会や講演会も行うが、トリノでは展示部門にも大きな力を入れる。また、展覧会の合わせた日本アニメーションの概観するカタログにも力を入れている。映像、展示、講演・ワークショップ、出版と多面的に日本のアニメーション文化に迫る。

イタリア国立映画博物館(Museo Nazionale del Cinema)
http://www.museonazionaledelcinema.it/

"伊 国立映画博物館で日本アニメの特別展始まる" »
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2009.07.29
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 ドイツ最大の日本ポップカルチャーイベントであるアニマジック(AnimagiC)が、7月31日から8月2日までボン市で行われる。アニマジックは1999年に始まり、今年で開催11年目となるヨーロッパでも歴史のある日本ポップカルチャーイベントである。
 アニメやマンガ、ゲーム、J-Popなど広く取上げるが、その中心はやはりアニメ、マンガである。現地のアニメ・マンガファンにとっては、見逃せないイベントになっている。

 これまでドイツはフランスやスペイン、イタリアなど南ヨーロッパ諸国に比べると、日本のコンテンツへの関心が薄い国と見られてきた。しかし、近年は、そうした話は過去のものとなりつつある。ドイツのアニメ・マンガ市場は拡大しており、アニメにとってもマンガにとっても欠かすことの出来ない国となっている。
 こうした傾向はイベントの盛り上がりにも通じる。アニマジックの昨年の来場者数は12000人と、ヨーロッパ有数のイベントとなっている。

 特に、ドイツを代表するイベントということもあり、日本からのゲスト陣が豪華だ。今年はアニメ分野からは『機動戦士ガンダムOO』の水島精二監督、アニメスタジオ ボンズの南雅彦プロデューサー、そして『アフロサムライ』の木崎文智監督と原作者の岡崎能士さんが招かれている。
 さらにマンガ分野からは、『満月をさがして』や『紳士同盟†』の種村有菜さんである。ドイツをはじめ海外でマンガスタイルの作品を創作する在外マンガ家のゲストが多いのも特徴となっている。

 水島精二監督は、7月初めに米国のアニメエキスポに参加したばかりだ。米国に続いてドイツでも、最新作『機動戦士ガンダムOO』をアピールする。ドイツではこの7月から『ガンダムOO』のDVDリリースが始まったこともあり、ファンにとっては今一番ホットな作品の監督になる。現地で大きな話題になるのは間違いないだろう。
 水島監督は、パネルディスカッションやサイン会に参加する。また、『機動戦士ガンダムOO』の特別上映会にも姿を見せる予定だ。

 特別上映会のプログラムは、これ以外に『鋼の錬金術師 FULLMETAL ARCHEMIST』、『アフロサムライ:レザラクション』となる。『鋼の錬金術師 FULLMETAL ARCHEMIST』は、制作会社ボンズの社長でもある南雅彦氏のゲストに合わせたものだ。
 今回は、これ以外にも多数のボンズ作品が上映される。『ストレンヂア 無皇刃譚』や『交響詩篇エウレカセブン ポケットが虹でいっぱい』、それに日本でも7月にテレビ放映が始まったばかりの最新作『東京マグニチュード8.0』もラインアップに挙げられている。
 アニマジックは、このほかコスプレ大会やコンサート、ゲームコーナー、各種ワークショップなどを用意する。3日間、日本カルチャーで目一杯盛りが上がることになる。

アニマジック(AnimagiC)公式サイト http://www.animania.de/animagic.html

"ドイツ最大のアニメイベントAnimagiC ガンダム00とボンズに注目" »
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2009.07.23
海外:ヨーロッパ ]
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 7月2日から5日までパリ市郊外のノール ヴィルパント展示会場で開催されたジャパンエキスポ(Japan Expo)の2009年来場者数が16万4000人に達した。ジャパンエキスポの主催者により明らかにされた。
 昨年の来場者数13万4000人を大幅に上回っただけでなく、2007年の8万人から較べるとその数は2年間でほぼ倍になった。フランスでの日本のポップカルチャー人気の高まりを感じさせるものとなっている。
 
 ジャパンエキスポは、2000年に日本のアニメ、マンガ、J-POP、ファッションなどを中心に取上げるイベントとしてスタートした。その後、アニメやマンガ人気に牽引され、その規模を拡大している。
 2006年に現在の大型会場に移転後は、その成長に拍車がかかっている。日本のエンタテイメントを紹介する場として企業からの注目も高まっている。特に2009年は、経済産業省のコ・フェスタや外務省、観光庁など日本の行政機関の参加が話題になった。

 イベントはフランスの会社SEFAによって運営されているが、こうしたジャパンエキスポの好調さを前に、同社はイベントのプロジェクト拡大を図っている。今年秋10月30日から11月1日には、アニメとマンガに特化したチビ・ジャパンエキスポ(Chibi Japan Expo)を開催する。今年3回目となり、こちらも人気を集めている。
 さらに2010年には南仏の港町マルセイユを会場に、ジャパンエキスポSUDを予定する。開催日は2月19日から21日とし、夏のジャパンエキスポに対する冬の大型イベントを目指す。
 来年のジャパンエキスポの日程は発表されていないが、今年と同じく7月の第1週の可能性が高いだろう。今後もフランスの日本カルチャーイベントが引き続き盛り上がることになる。 

ジャパンエキスポ(Japan Expo) http://www.japan-expo.com/

"2009年フランス ジャパンエキスポ来場者16万4000人 2年で倍に" »
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2009.07.19
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 ロカルノ国際映画祭は、カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアと並ぶ世界有数の国際映画祭として知られている。そのロカルノに、細田守監督の『サマーウォーズ』が日本アニメ初の国際コンペ出品されることが決まった。
 また斬新な映像作品のコンペテイションFilmmakers of the Present Competitionには『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』(西久保瑞穂監督)の出品も決まっている。野外大劇場ピアッアグランデでは、『REDLINE』(小池健監督)や『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)の上映も予定されており、日本アニメの存在感が大きくなっている。

 こうした日本アニメの存在は、ロカルノが今年の映画祭の特集を日本のアニメーションに定めたからである。このため様々な企画に日本のアニメーションが組み込まれている。ピアッアグランデでは、深夜特集としてマンガナイトを設けて、『機動戦士ガンダム』や『つみきのいえ』、『FIRST SQUAD: THE MOMENT OF TRUTH』も上映する予定だ。
 さらに映画文化の最新トレンドを紹介するIci&Ailleusでは、Anime Nowと名づけた企画で『ONE PIECE エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』、『天元突破グレンラガン 螺旋篇』が紹介される。これ以外にも各セクションで日本のアニメーションが登場する。

 しかし、日本のアニメーション特集の中心は、Manga Impactと名づけられた特別企画である。企画タイトルは昨年から明らかにされていたが、上映作品はこれまであまり公表されていなかった。映画祭まで残り3週間となる中で、今回膨大な数の日本のアニメーションを含んだManga Impactの全貌が明らかにされた。
 上映作品はとにかく数が多く、軽く50本は超える。日本アニメーションの起源(Discovering Japanese Animation From its Origins)、富野由悠季特集、高畑勲特集、GAINAX特集、板野一郎特集、短編アニメーション特集、リストロペクティブ:映画、テレビ、短編アニメーションなど複数の特集から組み合わせられている。その数、作品の領域の広さは、これまで日本国外ではない大規模なものだ。

 Manga Impactのタイトルからは、日本の商業アニメのみが思い浮かびがちだ。しかし、作品はそれだけに止まらない。戦前、戦中の初期の作品や短編アニメーション、実験アニメーション、アートアニメーションなども数多く含む。さらにガイナックスのアマチャア時代の作品であるダイコンフィルムの上映も行うなど、日本のアニメーションをトータルで理解出来るものとなる。
 商業アニメでも『長靴をはいた猫』や『サイボーグ009 超銀河伝説』、『伝説巨神イデオン 発動編』など、国内でよく知られているが、海外であまり紹介されてこなかった作品が含まれているのも特徴だ。

 さらにManga Impactは映画上映だけでなく、ゲストを交えた企画イベントにも力を入れる。高畑勲監督とフランスのミッシェル・オスロ監督の対談や富野由悠季監督特別講義、さらに山賀博之監督、板野一郎監督、石井克人監督が様々なイベントに登場する。
 また、この秋からイタリア・トリノで開催される日本アニメの大型展覧会のオープニング展示も行われる。この夏のロカルノは、日本のアニメーション一色で埋まってしまいそうな気配である。

ロカルノ国際映画祭(The Locarno Film Festival)
http://www.pardo.ch/jahia/Jahia/home/lang/en

ロカルノ国際映画祭公式上映 日本アニメーション作品

【インターナショナルコンペティション】
『サマーウォーズ』 (細田守監督)

【Filmmakers of the Present Competition】
『宮本武蔵 -双剣に馳せる夢-』(西久保瑞穂監督)

【ピアッアグランデ上映】
『REDLINE』 (小池健監督)
小池健、石井克人対談
『平成狸合戦ぽんぽこ』(高畑勲監督)

【ピアッアグランデ マンガナイト】
『劇場版 機動戦士ガンダム』(富野由悠季監督)
『つみきのいえ』(加藤久仁生監督)
『FIRST SQUAD: THE MOMENT OF TRUTH』

【Ici&Ailleus Anime Now】
『ONE PIECEエピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜』
(志水淳児監督)
『劇場版天元突破グレンラガン 螺旋篇』(今石洋之監督)

マンガインパクト(Manga Impact)

ゲスト企画
■ ラウンドテーブル(監督、プロデューサー、日本アニメーションの専門家参加予定)
■ 高畑勲、ミッシェル・オスロ対談
■ 富野由悠季特別講義(学生向け、プロ向けなど3プログラム)
■ 山賀博之特別ゲスト イタリア・スイス大学夏季プログラム
■ 板野一郎ワークショップ ルツェルン大学
■ 石井克人特別講義 FOCAL財団セミナー
 
日本アニメーションの起源
(Discovering Japanese Animation From its Origins)
1920年代、第2次世界大戦期のアニメーション特集
■ 日本アニメーションの誕生
■ 初期の日本アニメーション
■ 第2次世界大戦と戦後
■ 大藤信郎プログラム

富野由悠季特集
■ 『機動戦士ガンダム』
■ 『機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士編』
■ 『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』
■ 『伝説巨神イデオン 発動編』
■ 『聖戦士ダンバイン』1話、2話

高畑勲特集
■ 『太陽の王子 ホルスの大冒険』
■ 『火垂るの墓』
■ 『平成たぬき合戦ぽんぽこ』
■ 『となりの山田くん』
■ 『アズールとアスマール』

GAINAX特集
■ 『ダイコンⅢ』
■ 『王立宇宙軍 オネアミスの翼』
■ 『ふしぎな海のナディア』1話、2話
■ 『おたくのビデオ』
■ 『新世紀エヴァンゲリオン』1話、2話、25話、26話
■ 『フリクリ』
■ 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
■ 『劇場版天元突破グレンラガン 紅蓮編』

板野一郎特集
■ 『ブラスレイター』
■ 『GANTZ』

短編アニメーション特集
■ 手塚治虫実験アニメーションプログラム
■ 川本喜八郎プログラム
■ ビデオアート、広告、現代日本アニメーションの新しい潮流(久里洋二、加藤久仁生『つみきのいえ』ほか)

リストロペクティブ:映画、テレビ、短編アニメーション
■ 『白蛇伝』
■ 『哀しみのベラドンナ』
■ 『ジャングル大帝レオ』
■ 『どろろ』 1話、2話
■ 『リボンの騎士』 1話、2話
■ 『千夜一話物語』
■ 『長靴をはいた猫』
■ 『クレオパトラ』
■ 『不思議なメルモ』 1話、2話
■ 『未来少年コナン』 1話、2話
■ 『銀河鉄道999』
■ 『鉄腕アトム(1980年版)』 1話、2話
■ 『サイボーグ009 超銀河伝説』
■ 『わが青春のアルカディア』
■ 『装甲騎兵ボトムズ』 1話、2話
■ 『はだしのゲン』
■ 『風の谷のナウシカ』
■ 『カムイの剣』
■ 『ダーティーペア』 1話、2話
■ 『ドラゴンボール』 1話、2話
■ 『聖闘士星矢』 1話、2話
■ 『シティハンター』 1話、2話
■ 『AKIRA』
■ 『ドラゴンボールZ』 1話、2話
■ 『機動警察パトレイバー2 the Movie』
■ 『ドラゴンボールGT』 1話、2話
■ 『天空のエスカフローネ』 1話、2話
■ 『GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊』
■ 『少女革命ウテナ』 1話、2話
■ 『青の6号』 1話、2話
■ 『人狼』
■ 『パーフェクトブルー』
■ 『GTO』 1話、2話
■ 『カウボーイビバップ 天国の扉』
■ 『メトロポリス』
■ 『千と千尋の神隠し』
■ 『キルビルVol.1』
■ 『LAST EXILE』
■ 『アニマトリクス』
■ 『ブラックジャック』 1話、2話
■ 『爆裂天使』 1話、2話
■ 『蟲師』 1話、2話
■ 『死者の書』
■ 『鉄コン筋クリート』
■ 『秒速5センチメートル』
■ 『スカイ・クロラ』

"ロカルノの日本アニメ特集 ダイコンフィルムから「つみきのいえ」まで" »
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2009.07.09
海外:ヨーロッパ ]
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 大手ゲーム企業のスクウェア・エニックス・ホールディングスとその子会社スクウェア・エニックスは、2009年5月28日付でフランス・パリ市の日本製コンテンツのグッズ輸入・販売業者la société SAKURAを、著作権侵害を理由にパリ大審裁判所に提訴した。
 提訴されたSAKURAは、アニメやマンガ、ゲーム、J-popなどの日本製コンテンツの関連商品を輸入し、パリ市内の自社ショップ「KONCI」で販売をしている。パリ市では日本コンテンツファンによく知られたショップである。

 スクウェア・エニックスによれば、SAKURAはKONCIで少なくとも過去数年間にわたり同社が著作権を持つ『鋼の錬金術師』や『ファイナルファンタジー』シリーズの海賊版グッズの販売を行ってきという。また、同社の運営するウェブサイト上でも、フランスだけでなくEU全域に向けて海賊版グッズの販売を行っていた疑いがあるとしている。
 スクウェア・エニックスは、SAKURAによる海賊版商品の輸入・販売の差止めと、損害賠償を請求している。裁判は現在、パリ大審裁判所において行われている。

 また、スクウェア・エニックスは今回の提訴にとどまらず、ヨーロッパ市場での知的財産権侵害行為に今後も断固たる手段を取るとしている。
 同社に対する知的財産権侵害行為を行う者に対しては積極的にその責任追及をする、無許諾の模倣品や偽造品の製造・流通・販売だけでなく、ゲーム、音楽、映像、画像などの知的財産を同社の許諾なく違法に使用する侵害行為に対しては、今後も訴訟を含む権利行使を積極的に行うと同社のウェブサイトで表明している。

 アニメ、マンガ、ゲームの海外の海賊行為については、アジア地域の海賊商品や北米でのインターネット海賊行為が話題になることが多い。しかし、ヨーロッパでもこうした海賊行為は少ないわけではない。
 2006年にはイタリアで、日本のアニメやゲームの海賊版ソフトウエアの販売業者の大掛かりな摘発が行われたこともあった。正規品と並べて販売されている場合は、購買者が海賊版だと知らないケースも多いとされている。今後も、今回のようなケースは増えそうだ。 

スクウェア・エニックス・ホールディングス http://www.square-enix.com/jpn/

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パリのアニメ・マンガ マニアショップ事情

"スクエニ FFとハガレンの著作権侵害でフランス業者を提訴" »
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2009.06.30
海外:ヨーロッパ ]
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 6月19日から28日までロシアで開催されていたモスクワ国際映画祭で、スタジオ4℃の制作した2Dアニメーション『First Squad The Moment Of Truth』が、コメルサント新聞賞を受賞した。モスクワ国際映画祭は2年に一度開催されており、ロシアで最も名の知られた国際映画祭である。
 『FIRST SQUAD』は、世界各国の映画監督デビュー作品ばかりを集めたパースペクティブ部門に出品されていた。同部門に出品された14本の映画のなかの唯一のアニメーション映画である。

 作品は日本、ロシア、カナダの3カ国により共同製作されている。監督を日本の芦野芳晴さん、キャラクターデザインを中田博文さんが行う。アニメーションパートはスタジオ4℃が担当する。脚本はロシア側が行っている。
 物語の舞台はロシア、第2次大戦中のソ連赤軍の中には通常の学問を超えたテレパシーなどの研究や実験が行われていた諜報部第6部隊が存在した。そしてその第6部隊の中には、超能力や霊能力を使い諜報・工作活動を行う若手育成部隊「ファースト・クワッド」があった。「ファースト・クワッド」に所属する透視能力を持つ少女ナージャが主人公となる。

 映画の長さはおよそ73分、映像はスタジオ4℃らしいエッジの利いたリアルなキャタクターと背景になっている。日本のアニメらしい作りになっている。
 作品の公式ページは既に立ち上がっており、日本語、英語、ロシア語で作品の紹介や情報を提供している。しかし、今後の公開予定はまだ明らかにされておらず、日本でのリリース スケジュールも現状では不明だ。公開されているトレーラーからはかなり力の入った様子が伺ええるだけに、今後の展開に期待したいところだ。

『First Squad - The Moment Of Truth』 公式サイト 
http://www.first-squad.com/

モスクワ国際映画祭 公式サイト http://www.moscowfilmfestival.ru/eng/
スタジオ4℃ http://www.studio4c.co.jp/top.html

"スタジオ4℃新作映画「First Squad」 モスクワ国際映画祭で受賞" »
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2009.06.27
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 JAPAN国際コンテンツフェスティバル実行本部は、7月3日にフランス・パリのジャパンエキスポで行う記者発表会の登壇者7名を発表した。
 会見は日本のポップカルチャーのファンが数多く集まる場で、コンテンツ・クリエイティブ産業の統合イベント JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)を紹介するものだ。14時半から15時半までおよそ1時間行われる。

 今回、登壇するのはコ・フェスタのイメージキャラクターを務める女優の杏さんのほか、日本カルチャーの様々な分野を代表する顔ぶれである。
 マンガの分野からは、フランスでも高い人気を集めている『神の雫』の作画を行うオキモ ト・シュウさんが参加する。マンガファンの多い会場だけに大きな注目を集めるのは間違いないだろう。
 アニメーション分野からは、アニメ製作会社プロダクションI.Gの石川みちる取締役が参加する。こちらはアニメ産業界からである。ビジネス関係では、テレビ番組製作の経験が豊かなコ・フェスタエグゼクティブプロデューサーの重延浩さんも登壇する。コ・フェスタのアピールに力を発揮しそうだ。

 様々な分野を網羅するコ・フェスタのミッションは、今回の登壇者にも現れている。このほか食の分野からは、パティシエの青木定治さん、チェロ奏者でヴォーカリストの分島花音さん、女優の松島紫代さんらも名を連ねる。
 海外での積極的なアピールは、9月から10月までのおよそ一ヶ月間開催されるJAPAN国際コンテンツフェスティバルを盛りあげることになるだろう。

JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ) http://www.cofesta.jp
ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/

当サイトの関連記事
パリ Japan Expoで3省庁連携 外務省、経済産業省、観光庁

"コ・フェスタ JapanExpo記者会見に杏さん、オキモ ト・シュウさんら" »
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 7月2日から5日までフランス・パリで日本ポップカルチャーの大型イベント ジャパンエキスポ(Japan Expo)が開催される。日本のマンガ、アニメを中心にゲーム、J‐Pop、ファションなど様々な日本文化が紹介される。期間中の人出は延べ15万人を見込む巨大イベントだ。
 日本の外務省、経済産業省、観光庁が、日本への関心が高い若者が多数参加するこのイベントに着目した。日本のポップカルチャーを通じた文化交流、産業振興を目指して、ジャパンエキスポの開催に合わせた大型プロモーションを行う。

 まず注目されるのは、経済産業省によるJAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)関連のイベントである。開催2日目7月3日に、ジャパンエキスポの会場となるパリ ノール ヴィルパント展示会会場内で記者会見を行う予定である。今年のコ・フェスタの概要とその魅力を紹介する。
 同じ3日には、パリ日本文化会館において、コ・フェスタ イメージキャラクターも登場するトークショーなどのイベントを行う。日仏のコンテンツ業界関係者の参加するレセプションを行い、ビジネス交流の場を提供する。

      cofesta@paris.jpg
       ▲ JAPAN EXPOでのコ・フェスタブース予想図

 またコ・フェスタは、期間中にアニメやマンガ、ゲーム、音楽などの日本の最新コンテンツとコ・フェスタイベントを紹介するブースをジャパンエキスポの会場に設ける。
 今回、会場内でライブステージ出演をする14組のアーティストの紹介をするなどイベントとの連動を図る。

 このコ・フェスタブースに隣接して、観光庁と日本政府観光局(JNTO)によるブースも設けられる。こちらはビジット・ジャパン・キャンペーン(VJC)ブースとなり、日本観光の魅力をPRする。若者向けということで、低価格の宿泊施設やアニメ関連イベントなどの情報も提供する予定だ。
 期間中は、若者向けのテレビチャンネル「NOLIFE」での広告宣伝も行い、若者向けの日本観光キャンペーンを集中させる。
 また、外務省は、パリ日本文化会館を会場にジャパン・ポップカルチャー・フェスティバルを開催する。こちらは日本の人気アニメの上映会などが行われる。

 外務省が文化を通じた国際交流、経済産業省はコ・フェスタの認知度アップによる産業振興、そして観光庁はフランスから日本への観光振興を目指したものとなる。目的が異なる3省庁がフランスでの日本アピールで連携することで、相乗効果を生み出す。3省庁が連携することでフランスでの存在感も高まるだろう。
 今回のイベントは、日本のポップカルチャー紹介が、フランス・パリに集中し過ぎていると映るかもしれない。しかし、フランスは現在ヨーロッパ地域最大の日本のポップカルチャー市場となっている。そして5億人近い人口を持つEUの文化の中心として、他国への波及効果も大きい。こうした集中的な投資が大きな成果を生むことを期待したい。

ジャパンエキスポ 公式サイト http://www.japan-expo.com/

外務省  http://www.mofa.go.jp/mofaj/
国土交通省観光庁  http://www.mlit.go.jp/kankocho/
 日本政府観光局(JNTO)  http://www.jnto.go.jp/jpn/
経済産業省 http://www.meti.go.jp/
 JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ) http://www.cofesta.jp/

"パリ Japan Expoで3省庁連携 外務省、経済産業省、観光庁" »
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2009.06.17
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 日本では「テニミュ」の名前でファンの間で親しまれている『ミュージカル・テニスの王子様』が、フランスパリの第10回ジャパンエキスポで紹介される。
 6月16日にジャパンエキスポは、今年の日本からのゲストとして『ミュージカル・テニスの王子様』に出演した俳優秋山真太郎さん、平田裕一郎さん、加藤良輔さんの3人を新たに発表した。3人は7月3日にジャパンエキスポの会場で行われるパブリック・コンファレンスにて、自らが参加した『ミュージカル・テニスの王子様』の魅力を紹介する。

 ジャパンエキスポはヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーイベントで、アニメやマンガを中心に日本の様々な文化を紹介する。日本のストリートファッションやJ-POPなどの音楽シーンも主要なトピックスである。
 『テニスの王子様』は許斐剛さんによる中学校のテニス部を舞台にした人気スポーツマンガだ。マンガからアニメ化、CD化、ゲーム化など様々なメディア展開が行われている。その中でもミュージカルは、アニメ・マンガ発のミュージカル文化を大きく根づかせたものとして特筆すべき存在となっている。

 『ミュージカル・テニスの王子様』は2003年にスタートし、現在まで継続的に上演され続けている。マンガ、アニメから離れた独自のエンタテインメントを築き上げ人気が高い。
 これまで韓国や台湾での海外公演も行われているが、アジア以外の地域で出演者と伴に公式に作品が紹介されたことはなかった。今回は、日本の生んだ独自のエンタテインメントの世界を、パリで紹介する。

 これまで多数の俳優が登場し、人気俳優を輩出してきた『ミュージカル・テニスの王子様』だが、今回、渡仏するのは3人だ。氷帝学園の忍足侑士役で人気の高い秋山真太郎さん、青春学園海堂薫役の平田裕一郎さん、そして六角の木更津亮役の加藤良輔さんである。青春学園だけでなく、ライバル校も交えた混成チームでの登場となる。
 人数と会場の規模から本格的なミュージカルの披露は難しいが、3人の個性があれば作品の魅力を伝えるのは十分であろう。

 近年は、世界で注目される日本のポップカルチャーとして、アニメ、マンガが大きく取上げられる。しかし、こうした音楽や舞台、ファッションといったより広い文化への興味も大きくなっている。『ミュージカル・テニスの王子様』のフランスでの評価に期待したいところだ。

ジャパンエキスポ 公式サイト http://nihongo.japan-expo.com/
MMV:ミュージカルテニスの王子様 公式サイト http://www.tennimu.com

"テニプリミュージカル パリへ 秋山、平田、加藤が渡仏" »
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2009.06.11
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 日本のコンテンツ産業などを広く紹介する大型イベントJAPAN国際コンテンツフェスティバル(CoFestaコ・フェスタ)は、7月2日から5日までパリで開催されるジャパンエキスポに出展をする。ヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーイベントであるジャパンエキスポの場で、世界最大の統合コンテンツイベントをアピールする。
 期間中にコ・フェスタは、ブースでの展示やミニイベントの企画、ビデオ上映などを行う。さらに記者会見やレセプションも開催し、日欧の文化交流を目指す。

 コ・フェスタは日本のコンテンツ産業やファッション・デザインといったクリエイティビティを世界に向けて発信する目的で、2007年に始まった。世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルで、3年目を迎える今年は9月から10月までのおよそ1か月間、18のオフィシャルイベントを予定している。
 この中には、東京国際映画祭や東京ゲームショウなど知名度の高い大型イベントも含まれている。しかし、個別の知名度は高いが、コ・フェスタ自身の名前はまだ世界に十分広がっていない。

 一方、ジャパンエキスポは、今年で10年目を迎える日本文化に特化したヨーロッパ最大のイベントである。日本が特に海外進出に力を入れるアニメやマンガ、ゲーム、それにJ‐POPやファッションなどを取り上げる。
 近年開催規模が急拡大、来場者数も急増している。昨年の来場者数は13万人を超えた。今年は15万人の人出を目指す。
 同時に日本企業からの注目も高まっており、マンガ出版社やアニメ関連、ファッション関連企業の参加が増えている。そこで今回コ・フェスタは、日本ファンが多い大型イベントで、その存在をアピールし、コ・フェスタの魅力を伝える。

 7月3日14時からは、会場となるパリ・ノール ヴィルパント展示会会場で公式記者会見が行われる。この記者会見には、コ・フェスタエグゼクティブプロデューサーの重延浩さん、イメージキャラクターを務めるモデルで杏さんが出席を予定する。イベント成功に向けて力が入る様子が伺える。

JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)
http://www.cofesta.jp
ジャパンエキスポ
http://www.japan-expo.com/art-1-fr-festival.html

"コ・フェスタ ジャパンエキスポに出展 記者会見やイベント開催" »
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2009.05.29
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 イラストレーター、アニメーターとして活躍する高田明美さんが、7月2日から5日までパリ市郊外で開催される日本カルチャーの大型イベント ジャパンエキスポに参加する。
 ジャパンエキスポは、アニメやマンガを中心にヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーである。毎年、日本から多くのクリエイターやアーティスト、マンガ家らが招かれて、現地で大きな人気を呼んでいる。昨年は延べで13万人以上の来場者を記録した。

 今年は、既にCLAMP、矢沢あいさん、高屋奈月さん、ふるかわ しおりさんといったマンガ家や、AKB48、牧野由依さんらのゲスト参加が発表されている。高田明美さんは、今年のゲストではアニメ制作関係のクリエイターとして初めてのゲスト発表となる。
 イベント期間中に高田さんは、サイン会やトークイベントなどを行うとみられる。『魔法の天使 クリィミーマミ』や『うる星やつら』、『めぞん一刻』など、フランスでも人気のある数々のアニメキャラクターデザインで知られるアーティストの参加は注目を集めることになるだろう。

 高田明美さんは、昨年は東京国際アニメフェア2008ではチャリティオークションの描き下ろしポスターを担当、またぴえろ創立30周年を記念したサイン会などにも参加した。さらに、2008年は米国最大のアニメ・マンガイベントであるアニメエキスポにも、特別ゲストで参加している。
 今回のジャパンエキスポも合わせると、日米欧3地域を代表するアニメ・マンガ関連のイベントで活躍することになる。

 一方、高田さんの代表作である『魔法の天使クリィミーマミ』は、そのキュートなデザインが再評価で盛り上がっている。『クリィミーマミ』を知らない若い世代にそのキャラクターが受け、関連商品が次々に発売されている。
 米国やフランスでのイベント参加も、『魔法の天使 クリィミーマミ』に代表される高田さんのデザインが、いま大きな注目を浴びている表れなのかもしれない。

 パリではジャパンエキスポの開催に合わせて、パリ日本文化会館でも7月2日から5日まで、「ジャパン・ポップ・カルチャー・フェスティヴァル」と題したイベントを行う。日本のポップカルチャーの総合イベントとなり、原宿ファッションの紹介やマンガコンテスト、日本語コンテストの優秀作品を展示する。
 また、アニメでは『宮本武蔵-双剣に馳せる夢』、『交響詩篇エウレカセブン』、『バスカッシュ』、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』などの上映を行う。制作関係者による講演も予定しおり、こちらにもアニメ関連のクリエイターが招かれるかもしれない。

ジャパンエキスポ http://nihongo.japan-expo.com/

"高田明美さん パリ ジャパンエキスポに参加" »
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2009.05.23
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 6月8日から13日まで開催されるフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭で、日本の劇場アニメ3作品が公式上映される。アヌシー国際アニメーション映画祭は、世界最大の国際アニメーション映画祭として知られている。
 今回上映されるのは、スタジオ4℃が制作したオムニバスアニメーション『Genius Party Beyond』、『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊 2.0』(押井守監督)、『ストレンヂア 無皇刃譚』(安藤真裕監督)である。
 これらの上映は長編映画部門の「Out of competition」で、日本の3作品を含め9作品が選ばれた。上映作品はクリスタル賞や特別賞の選考対象にはならないが、特に優れた作品として映画祭の参加者に紹介される。

 『Genius Party Beyond』は、制作にあたって「制約=ゼロ」とのコンセプトのもとに、才能豊かな多彩な監督たち集まったオムニバス映画『Genius Party』の第2弾である。今回は前田真宏監督、中澤一登監督、大平晋也監督、田中達之監督、森本晃司監督の5つの短編アニメーションが競作する。
 『GHOST IN THE SHELL /攻殻機動隊 2.0』は、1995年に劇場公開された映画を押井守監督自身が3DCGアニメーションを導入、音響を全面的にリニューアルした。今回の上映は、新作映画としての扱いのようだ。
 安藤真裕監督の『ストレンヂア 無皇刃譚』はアニメーションで描く時代劇、アニメスタジオ ボンズの意欲作である。それぞれ異なった魅力を持つ作品だけに、様々な映像ファンにアピールすることになりそうだ。

 一方で、アヌシー国際アニメーション映画祭では、先に長編アニメーション部門のノミネート作品として挙げた10作品のうち小池健監督の『Redline』の上映がキャンセルになったことを正式に明らかにした。『Redline』は今回の各賞からの選考対象から外されることになる。
 このため今年のアヌシーの長編アニメーション部門での日本作品の受賞の可能性はなくなり、「Out of competition」の3作品だけが上映される。

アヌシー国際アニメーション映画祭 http://www.annecy.org/

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"アヌシーで「攻殻機動隊2.0」や「ストレンヂア」などが公式上映に" »
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2009.05.19
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 6月8日から13日まで開催される世界最大のアニメーション映画祭アヌシー国際アニメーションフェスティバルで、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』の原画を紹介する企画展が開催される。
 企画展は期間中に市内でいくつか開かれるアニメーション関連の展示会のひとつとなる。ヨーロッパでの劇場公開に先駆けて原画30点を展示し、作品のクリエイティブの世界を紹介するものになる。

 企画展は6月2日から27日まで、市内中心部にあるCentre Courier内の大型メディア量販店Fnacに隣接するかたちで行われる。フランスの映像ファンに広くアピールするものとなりそうだ。
 また、Centre Courierでは、6月1日から13日まではディズニー/ピクサーの最新3Dアニメーション『カールじいさんの空飛ぶ家』の企画展示も予定している。映画祭の期間を通じて、日米の話題作が競演するかたちだ。

 日本のアニメ作品は、アニメーションの制作、クリエイティブの秘密を探る「BETWEE FRAMES
」と題した企画でも登場する。この中では、既に完成したアニメーション映画、さらに制作中のアニメーション映画を取上げる。
 制作中の作品では、8本の劇場アニメーションの制作スタッフを招き、制作の実際やアイディアについて討議する予定だ。この8本の作品のうち2つが日本のアニメ監督によるものだ。

 ひとつは小島正幸監督による『Tibetan Dog:チベットの犬』である。小島正幸監督は、劇場アニメ『ピアノの森』やテレビアニメ『MONSTER』の監督などで知られた存在だ。
 『Tibetan Dog』はマッドハウスが中国と共同製作する作品として、これまでにも何度かメディアで言及されたことがある。しかし、その内容についてはほとんど語られていないため、アヌシーの場でその一端が明らかになるかもしれない。

 もうひとつの作品は、フランス語のタイトルで『Les Lucioles arc-en-ciel』となっている。監督は東映アニメーション所属の宇田鋼之介さんである。製作は日本となっており、共同製作ではないようだ。これまで該当する作品の製作発表は国内でなく、現在企画進行中の作品とみられる。
 宇田鋼之介監督は、これまで『銀河鉄道999・エターナルファンタジー』や『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』、『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』などの作品の監督として知られている。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル 公式サイト
http://www.annecy.org/home/index.php?Page_ID=2

"アヌシーで「崖の上のポニョ」の原画紹介 企画展を開催" »
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2009.05.13
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 7月2日から5日まで、パリ市郊外で開かれるアニメ・マンガイベント ジャパンエキスポは、今年の特別ゲストの一人としてマンガ家の高屋奈月さん招くことを発表した。高屋奈月さんは『フルーツバスケット』の作者として知られる人気マンガ家である。
 『フルーツバスケット』は数ある日本のマンガの中でも、欧米地域で圧倒的な人気を誇っている。海外で人気のある日本マンガでは『NARUTO』がよく知られているが、現在マンガ単行本のベストセラーで唯一『NARUTO』に対抗出来る売上を誇っているのが『フルーツバスケット』である。こうしたことからも高屋奈月さんの人気が伺えるだろう。

 今回のゲスト参加は、フランスのマンガ出版社デルクール(Delcourt)とそのマンガ部門Akataの招聘で実現した。高屋奈月さんにとっては、初めてのフランスになる。
 イベント期間中、高屋さんはサイン会やステージでのトークショーなどを行うことになるが、人気マンガ家のイベント参加は、フランスの少女マンガファンに大熱狂を巻き起こすことになりそうだ。

 ジャパンエキスポは、アニメやマンガを中心に日本のポップカルチャーを取り上げる欧州最大のイベントである。企業による出展ブースやコスプレ大会、コンサート、ファッションショーなど様々な催しが行なわれる。昨年の入場者は延べ13万人を超えるほどの規模となっており、フランスにおける日本ポップカルチャーの中心的存在だ。
 毎回日本から招かれるマンガ家やアニメ監督、アニメーターなどの豪華なゲストも人気の理由のひとつである。特にマンガ家のゲストに強みを持っており、昨年は小畑健さん、小池一夫さん、永井豪さん、大暮維人さんほか、多数のマンガ家が招かれた。

 今年のジャパンエキスポは開催10周年記念ということから、例年にも増してゲストの招聘に力を入れている。特に今年は少女マンガをテーマにし、少女マンガ家のゲストが多数招かれる。
 既に発表された特別ゲストには『ツバサ-RESERVoir CHRoNiCLE-』や『XXXHOLiC』の作者CLAMP、そして『NANA』の作者矢沢あいさんらが発表されている。いずれもスーパースター級の作家で、日本でも全てが顔を合わせるイベントはなかなか実現しないだろう。
 マンガ市場として注目されるフランス、そしてそれを代表するイベントとして注目されるジャパンエキスポの存在感の大きさを感じさせる。

ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/art-1-en-accueil.html

"パリ ジャパンエキスポ特別ゲスト「フルーツバスケット」高屋奈月さん" »
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2009.04.26
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 アニメやキャラクターを中心に様々なエンタテインメント事業を行っているディー・エル・イー(DLE)が、またユニークな取り組みを行う。4月25日からフランスのポップカルチャーチャンネル「Nolife」に、日本のポップカルチャー番組を提供する。
 DLEが提供するのは、日本のポップカルチャー情報紹介する「KIRAKIRA JAPON」。30分番組で日本のアニメやゲーム、マンガ、音楽、ファッションを取上げる。

 番組を放送するテレビ局「Nolife」は、フランスのポップカルチャー、サブカルチャーに特化した専門チャンネルである。チャネルの立ち上がりは2007年と歴史は浅いが、日本のアニメやJ-POPを大量に放映するチャネルとして知られている。フランスの日本カルチャーファンにはなくてはならない存在である。
 DLEはそこに日本で、日本人が作った日本の最新情報をコンセプトに番組を提供する。同社の人気アニメ『秘密結社 鷹の爪』や番組MC田野アサミによる日本の女の子の視点でのファッション、音楽、観光情報を届ける。

 番組は4月25日から7月17日まで全12話を予定している。また、週7回の放送を予定しており、DLEは大きな露出が期待出来るとしている。
 また、DLEは番組をきっかけに、ウェブやEコマース、7月パリのジャパンエキスポなどのイベントも絡めたクロスメディアを展開する予定である。

 さらに今後は米国やスペイン、イタリア、ロシア、台湾など、他の地域でも同様の展開を視野に入れている。
 日本のサブカルチャーのウェブや出版による展開は海外でも多いが、情報番組の放送での展開は欧米ではあまり例がない。今後のさらなる取り組みが注目されそうだ。

「Nolife」 http://www.nolife-tv.com/

ディー・エル・イー(DLE) http://www.dle.jp/index.html

"DLE 仏のポップカルチャー チャンネルで情報番組放送" »
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2009.04.24
海外:ヨーロッパ ]
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 ヨーロッパ最大の日本ポップカルチャーイベントであるジャパンエキスポの特別ゲストとして、アイドルグループAKB48と人気マンガ家の矢沢あいさんが招かれることが明らかになった。
 ジャパンエキスポは日本のアニメやマンガを中心に、日本のポップカルチャーを扱うヨーロッパ最大のイベントである。昨年は延べ13万4000人の人出があった。開催は7月2日から5日までの4日間、パリ郊外のノードヴィルパントの国際展示場を会場とする。

 AKB48のうち今回パリに行くのはチームA、期間中、会場の中に設けられた大型ライブ会場でコンサートを行なう。今年のジャパンエキスポの音楽アーティストの目玉となりそうだ。ジャパンエキスポのサイトでは、既に動画をつけてAKB48の紹介を行なっている。
 一方、矢沢あいさんは、『NANA』や『Paradise Kiss』で知られる日本を代表するマンガ家のひとりである。日本のマンガの人気の高いパリでも、注目を浴びることになりそうだ。矢沢さんはサイン会やステージトークなどを行なうとみられる。

 ジャパンエキスポは今年開催10周年ということもあり、大物ゲストの招聘に特に力を入れている。既に創作集団CLAMPの特別ゲスト招待を発表している。
 特別ゲストは今後もさらに発表されると見られるが、現在の3組だけでもかなりのインパクトのあるメンバーである。今年のジャパンエキスポもは、大きく盛り上がることになるだろう。

 一方で、興味深いのは、7月2日から5日までジャパンエキスポと全く同じ日程で開催される米国ロサンゼルスのアニメエキスポ2009である。北米最大の日本アニメ、マンガのイベントで、こちらも期間中の人出は延べで10万人を超える。
 こちらの特別ゲストには、イベントの公式テーマを歌うことも決まったモーニング娘。が発表されている。日本を代表する二大アイドルグループが米国とヨーロッパでライブを行なうことになる。

ジャパンエキスポ 公式サイト http://www.japan-expo.com/art-1-en-homepage.html

"フランス ジャパンエキスポにゲストにAKB48、矢沢あいさん" »
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2009.04.08
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 マンガを中心に様々な創作活動を続け圧倒的な支持を受ける創作集団CLAMPが、この夏にヨーロッパ最大のアニメ・マンガ イベントであるフランス・パリのジャパンエキスポの特別ゲストとして参加する。CLAMPの公式サイトCLAMP-NET.COMとジャパンエキスポの公式サイトで明らかにされた。
 2009年のジャパンエキスポは、7月2日から5日まで、昨年と同じパリ郊外のノール・ヴィルパントの国際展示場で開催される。ジャパンエキスポの昨年の延べ参加者は13万4000人、日本のマンガ、アニメに特化したイベントでは、ヨーロッパ最大、世界でも有数の規模を誇る。いま世界で最も熱い日本カルチャーのイベントである。

 CLAMPは日本やアジア各国、米国と同様にヨーロッパでも高い人気を誇っている。『カードキャプターさくら』や『X』、『XXXHOLiC』、『ツバサーRESERVoir CHRoNiCLE-』などの人気作品を通じて、ファンに広く知られている。
 また、2007年には、フランス・アングレームで開催される世界で最も注目されるマンガ・コミックス・BDの祭典アングレーム国際バンドデシネフェスティバルで、CLAMPをテーマにした特別展が開催されている。ファンだけでなく専門家からも注目された作家だ。
 しかし、意外なことに今回は、CLAMPにとって初のフランス訪問、ヨーロッパ訪問になるという。それだけに現地のファンからの歓迎も一際大きなものになるだろう。

 昨年のジャパンエキスポは、小畑健さん、永井豪さん、平野耕太さんら10人以上のマンガ家、そしてアニメ監督、アニメーターなど多数のゲスト登場で大きな話題を呼んだ。しかし、今年は開催10周年を迎えることから、例年以上にイベントに力を入れている。そこで今回は、絶大な人気を誇るCLAMPを招くことで、イベントを盛り上げることになったようだ。
 CLAMPの招聘はフランス大手のアニメ流通会社Kazeと大手出版社Pika、そしてジャパンエキスポの運営団体CEFAが行う。開催期間中CLAMPは様々イベントに参加を予定しており、既にCLAMPコスプレコンテストが発表されている。これはCLAMPのメンバー4人が、優勝者を選ぶコスプレコンテストである。

 これまでにCLAMPは、2006年に、北米最大のアニメコンベンションであるアニメエキスポに特別ゲストとして参加したことがある。その際にも、大きなムーブメントを巻き起こしている。
 今回のジャパンエキスポの参加で、米国、ヨーロッパの双方の巨大イベントのゲストになったことになる。CLAMPのワールドワイドな活躍に広がりが、見て取れる。

CLAMP公式ウェブサイト CLAMP-NET.COM
http://www.clamp-net.com/html/index.html
ジャパンエキスポ 公式サイト 
http://www.japan-expo.com/art-1-en-accueil.html

"CLAMP パリへ 欧州最大のアニメ・マンガイベントの特別ゲストに" »
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2009.02.24
海外:ヨーロッパ ]
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 フランスの地方都市アングレーム市は、同国の出版と製紙業の中心地である。そうした縁から始まった、アングレーム国際コミック(バンド・デシネ)フェスティバルは、ヨーロッパのマンガ文化であるバンド・デシネから、アメリカン・コミックス、日本のマンガまで幅広い作品を扱っている。
 現在ではアングレームは、海外にも名を知られた大型イベントになっている。近年はフェスティバルにおける日本のマンガの存在感も高まっており、2007年にはマンガ家水木しげる氏が『のんのんばあとオレ』で最優秀コミック賞を受賞など日本人にも馴染み深いものになりつつある。

 そのアングレームの新たな名所となるバンド・デシネ博物館(Musée de la Bande Dessinée)が、今年6月にオープンする。これまでも同名の施設があったが、今回は大幅な拡張とリノベーションを行い本格的な博物館へと生まれ変わる。全く新しい博物館と言ってもいいだろう。
 博物館の特色はバンド・デシネと名前を冠しているが、フランス語圏の作品だけでなく、アメリカン・コミックスや日本のアニメ・マンガも広く取り扱うことだ。
 また、博物館には展示施設のほか図書館やブックショップ、カフェなども設けられる。さらに常設展示では、1800年代から現在までのバンド・デシネの歴史や有名作家の作品やテクニックの紹介が行なわれる。これとは別に年数回の企画展も行う予定だ。

 世界有数のバンド・デシネ、コミックス、マンガ文化大国であるフランスのその拠点であるアングレームに相応しい施設となるだろう。
 ポップカルチャーとして世界に馴染み深いコミックス・マンガ文化であるが、世界的に見てもこれらの文化を総合的に取り扱う博物館はまだまだ数が少ない。京都の国際マンガミュージアムやサンフランスコのカートゥーン・アート・ミュージアム、あるいはロンドン、イタリア・ボローニャ、ベルギー・ブラッセルなどその施設の数はごく限られている。しかし、今後は、アングレームのバンド・デシネ博物館がこれに加わることになる。

"フランス・アングレーム市 大型マンガ博物館が6月にオープン" »
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2009.02.21
海外:ヨーロッパ ]
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 ベルギーのブラッセル市で2月20日から28日まで開催されている国際アニメーション映画祭Anima2009(Anima Brussels Animation Festival)のオープニングを、宮崎駿監督の『崖の上のポニョ』が飾った。Anima2009は、1982年に設立されたヨーロッパ有数のアニメーション映画祭である。期間中およそ200本のアニメーション映画が紹介される。
 『崖の上のポニョ』は昨年のヴェネチア国際映画祭以降、今回が久々の映画出品としてベルギーのファンの前に姿を見せる。この春以降とされている、欧米での劇場公開を視野に入れたものと考えて良さそうだ。

 また、『崖の上のポニョ』は、18本ある長編アニメーション部門の公式出品作品でもある。映画祭での成果も期待されているに違いない。この長編アニメーション部門には、『崖の上のポニョ』以外に『EX MACHINA-エクスマキナ-』(荒牧伸志監督)、『河童のクゥと夏休み』(原恵一監督)、『ピアノの森』(小島正幸監督)が公式出品される。
 さらに注目されるのは、『劇場版 NARUTO -ナルト-大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』(岡村天斎監督)、『劇場版 NARUTO -ナルト- 大激突!幻の地底遺跡だってばよ』(川崎博嗣監督)、『劇場版 NARUTO -ナルト- 大興奮!みかづき島のアニマル騒動だってばよ』(都留稔幸監督)の3本の劇場版『NARUTO』が含まれている点である。日本では旧作映画であるが、今回の大量出品で今後のヨーロッパ市場展開の可能性がある。

 これらの作品により長編アニメーション18本のうち8作品が日本からの出品となる。劇場アニメーションにおける日本のプレゼンスの強さを示した。
 しかし一方で、およそ130本が出品される短編アニメーション部門は鈴鹿哲生さんの『Clear Skies in May 五月晴』と 木村卓さんの『Kudan』の2本にとどまっている。また、広告・音楽部門では日本からの出品はなく、これらの分野での存在感は薄い。

 Anima2009では、ワークショップや講演会を含む多彩なイベントも行われる。米国のラルフ・バクシ監督の回顧特集が組まれ、1978年の『指輪物語』、『フリッツ・ザ・キャット』、『ファイヤー&ダンス』など代表作が上映される。
 また米国のアニメーション監督の巨匠ビル・プリンプトン氏が最新作『Idiots and Angels 』と共にゲストになる。プリンプトン監督は、日本では『東京オンリーピック』の中の1編『ラブレース』でも知られている。
 さらにバンドデシネのイベントや「Cosplay” competition」と名付けられたコスプレ大会が開催されるのも珍しい。

Anima2009(Anima Brussels Animation Festival)
http://www.animatv.be/anima.php?pageID=1&ln=3

"ベルギーAnima「ポニョ」オープニング NARUTO、エクスマキナも" »
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2009.01.30
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 フランスの映画会社パテ(Pathe)社は、同社による日本アニメ『BLOOD THE LAST VAMPIRE』実写リメイク版の劇場映画を6月12日に英国で公開することを明らかにした。パテ社は既に6月17日に、フランスでも公開することを明らかにしており、今回はそれに続くものである。
 公開日はフランスよりも一週間早くなっており、現在、明らかになっている中ではイギリスの公開が最も早くなる。いずれも公開規模については、触れていない。

 また、日本での公開は、アスミック・エース エンタテインメントの2009年の公開予定作品としてラインナップしている。詳しい公開時期は未定だが、2009年には日英仏の三カ国での上映されることになる。
 アスミック・エース セレクションは、同社が海外で買い付けた良質の映画作品を公開するラインである。公開は中規模から小規模なものが中心となっている。
 最も大きな売上が期待される米国では、韓国のメディアがユニバーサル・ピクチャーズの配給権獲得を報道したこともあるが、現在、正式な発表は行なわれていない。現状では、英国、フランス、日本の順番に公開されると見るのが妥当だろう。

 『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、北久保弘之監督が2000年に、当時のプロダクション I.Gの精鋭と伴に制作した中編劇場アニメである。第4回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞や第55回毎日映画コンクール大藤信郎賞を受賞するなど公開当時から大きな注目を浴びていた。
 2006年にプロダクション I.Gより、パテ社への実写化権許諾と製作が発表された。プロデューサーに『LOVERS』のビル・コン氏、監督にロニー・ユー氏、主演小夜役を韓国の人気女優チョン・ジヒョンが演じる。
 映画公開は当初2008年とされていたが、2009年へややずれこんだかたちだ。映画は既に完成していると見られので、公開時期を探っていたとみられる。
(情報元: アニメニューズネットワーク

パテ(Pathe) http://www.pathe.fr/

当サイトの関連記事
実写版「BLOOD THE LAST VAMPIRE」 6月17日フランス公開

"実写版「BLOOD THE LAST VAMPIRE」英国公開も決定" »
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2009.01.12
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 2001年に日本で製作された長編アニメーション『BLOOD THE LAST VAMPIRE』を原作とする実写映画のフランス公開が今年6月17日に決まった。
 映画の製作会社であるフランス パテ(Pathé)の公開予定リストに公開日と共に掲載された。これに合わせてフランスのエンタテインメントメディアの各誌が、作品を今年の上映リストに入れている。

 映画はこれまで2007年に撮影、2008年春にポストプロダクションを行なっていることが明らかにされている。そして、当初は2008年夏に劇場公開予定とされていた。
 しかし実際には2008年には、フランス、米国、日本、香港のいずれでも劇場公開がされなかった。このため映画は既に完成しているが、公開の時期を探っている状態とみられていた。今回のパテ社のリリースで、いよいよ実写版『BLOOD THE LAST VAMPIRE』がその姿を見せることが明らかになった。

 こうなると気になるのは、日本や北米などその他の地域での公開時期である。米国については昨年夏に、主演小夜役のチョン・ジヒョンの出身国韓国のエンタメ情報誌 STAR NEWS KOREAが、2009年3月に北米公開と報じている。
 この際には、ユニバーサル配給で全米公開とされるとされたが、現時点で北米公開は明らかにされていない。

 実写版『BLOOD THE LAST VAMPIRE』は、プロダクションI.Gが制作した長編アニメーションを原作としている。原作は毎日映画コンクール大藤信郎賞や、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞などを受賞するなど評価が高い作品だ。また、海外でのファンも多く、今回の実写映画化につながった。
 実写版はパテが中心となり製作を行なった。プロデューサーに『グリーン・ディステニー』や『LOVERS』のビル・コン氏、監督にロニー・ユー氏を起用している。主演小夜役を韓国の人気女優チョン・ジヒョンが演じるなど、国際的な製作が話題を呼んでいる。

パテ(Pathé) http://www.pathe.fr/

[訂正]
1月12日のオリジナル記事では日本での配給は未定としましたが、アスミック エースの配給が既に発表されておりました。詳細は未定ながら、同社は2009年の公開を予定しております。

"実写版「BLOOD THE LAST VAMPIRE」 6月17日フランス公開" »
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2009.01.04
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 フランス・パリで開催されるジャパンエキスポ(JAPAN EXPO)の2009年の開催は、2008年と同様7月第1週の週末7月2日から5日を予定している。
 イベントの日本オフィシャルエージェントであるユーロジャパンコミックの公式サイトで公表されている。また、2009年の出展募集は同社を通じて2月頃に開始するという。

 またユーロジャパンコミックでは2008年7月の第9回ジャパンエキスポの参加者が延べ13万4000人であったことが明らかにしている。2007年の8万人から大幅に増加したことになり、フランスでの日本のポップカルチャー人気を裏付ける。
 この人数は2008年の米国最大の日本アニメ・マンガのイベントであるアニメエキスポ(Anime Expo)2008を上回り、日本のポップカルチャーをテーマに海外で開催される最大のイベントのものとなる。

 ジャパンエキスポの好調からイベントを運営するSEFA(Société d'Exploitation des Festivals Asiatiques)は、日本のポップカルチャーイベントの拡大志向を強めている。SEFAは毎年7月のジャパンエキスポに加えて、秋にミニイベントCHIBI ジャパンエキスポを既に開催している。
 それに加えて2009年2月20日から22日までは、南フランスのマルセイユでCHIBI ジャパンエキスポ サウスを開催する。イベントは通常のジャパンエキスポよりさらにアニメ・マンガにフォーカスするとしている。フランス南部の日本のアニメ・マンガファンをひきつける狙いがあるようだ。

 CHIBI ジャパンエキスポ サウスの掲載で、SEFAは2009年はひとつの団体で、フランス国内3つのイベントを運営することになる。
 ヨーロッパ、北米や世界各地に日本のポップカルチャーをテーマにしたイベントは数多いが、ひとつの団体が複数のイベントを毎年行うのは珍しい。今後もSEFAはフランスのイベントオーガナイザーとしてさらに勢いを増しそうだ。

ジャパンエキスポ 公式サイト http://www.japan-expo.com/
ユーロジャパンコミック http://www.eurojapancomic.com/

"パリ ジャパンエキスポ 2009年は7月2日から5日を予定" »
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2008.11.16
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 1982年にNHKで放映されたテレビアニメ『太陽の子エステバン』が、フランスで新たなテレビアニメシリーズとして制作する企画が浮上している。これはフランスのアニメーション情報サイトであるPlanète-Jeunessが伝えるものである。
 Planète-Jeunessによれば、同国のプロデューサーであるJohn Chalopin氏が、先週末にパリ市内で開催されたチビジャパンエキスポ(Chibi Japan Expo)のなかでこの企画について触れた。 
Chalopin氏は、現在フランスの放送局TF1との共同製作で、26話からなる『太陽の子エステバン』の新作企画を進めており、2011年のリリースを予定していると伝える。

 『太陽の子エステバン』は、中世ヨーロッパとインカ帝国などの南米を舞台に繰り広がる冒険アクションで、スコット・オディールの小説 『黄金の七つの都市』を原作とする。作品は日仏の共同制作として制作されたことから、80年代から現在に至るまでフランスをはじめとする西ヨーロッパ地域で度々放映されている。
 日本人以上にフランス人にとっても馴染み深い作品で、こうした背景から往年の人気作品のリメイクとして復活するようだ。今回の『太陽の子エステバン』の新シリーズに日本のアニメ製作会社や企業が参加するのかどうかは触れられていない。

 海外では既に米国で、もともと日本のテレビアニメであった『マッハGoGoGo』をアメリカのアニメーション会社が独自にリメイクシリーズを製作した例がある。また、『超時空要塞マクロス』などの日本アニメを再編集した作品『ロボテック』の独自の続編『ロボテック 影の年代記』が作られた例もある。
 近年、日本のマンガやアニメを原作に、劇場映画やテレビドラマを製作する例が、米国やアジア、ヨーロッパで増えている。今後は、日本のアニメ番組を海外の企業が主導となり、アニメーション作品としてリメイクする例も増えてくるのかもしれない。

Planète-Jeuness  http://www.planete-jeunesse.com/
Le retour des Mystérieuses Cités d'Or !

太陽の子エステバン (ぴえろ) http://pierrot.jp/title/esteban/

"「太陽の子エステバン」 フランスで新テレビシリーズ企画" »
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2008.11.04
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 スペイン。バルセロナ市で「サロン・デ・マンガ・デ・バルセロナ(Salón de Manga de Barcelona)」が10月30日から11月2日まで4日間にわたりバルセロナ市で開催された。
 イベントは欧米に多い日本のマンガ・アニメをテーマにしたファンイベントである。スペイン最大のイベントとして知られている。開催13回目となる本年は、日本からのゲスト招聘に力を入れており、例年にも増して豪華なゲスト陣となった。
 マンガ家で『沈黙の艦隊』など知られるかわぐちかいじさん、マンガ家でイラストレーターの水野純子さん、それに『機動戦士ガンダム』でもよく知られた安彦良和さんがクリエイターから招かれている。また、アーティストでは、世界各地で積極的にコンサートを開催するJAM Project、さらに『名探偵コナン』などで知られるアニメプロデューサーの諏訪道彦氏も登場した。

 開催期間中は、このほか世界コスプレサミットのスペイン予選を兼ねたコスプレ大会も開かれた。そして今回のスペイン代表には、『ベルサイユのばら』のオスカルとマリー・アントワネットを演じたローラ・フェルナンデスさんとベルニク・セラノさんが選ばれた。
 このほかスペインにおける『ドラえもん』デビュー15周年記念やゲストとのイベント、企業出展・物販、カラオケ大会など、様々な日本のマンガやアニメに関連する企画が催された。
 
 ヨーロッパで日本のアニメやマンガが人気のある地域としては、フランスがよく知られている。しかし、スペインも、フランスやイタリアと並んで日本のコンテンツが人気の高い地域のひとつである。
 今回のイベントの入場者数は発表されていないが、昨年は65000人の来場者を集めたとされている。こうした数からもスペインにおける日本のアニメ・マンガの高い人気が判るだろう。
[情報元:Sandra Monte]
http://www.papodebudega.com/2008/11/anima-info-638.html

サロン・デ・マンガ・デ・バルセロナ(Salón de Manga de Barcelona)公式サイト
http://www.ficomic.com/MANGA_XIV/XIV_INFO/

"スペインのアニメイベントに安彦良和さん、かわぐちかいじさんら" »
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2008.10.05
海外:ヨーロッパ ]
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 ヨーロッパで最も古い映画祭のひとつスイス・ロカルノ国際映画祭は、来年夏に日本のアニメとマンガを集中的に取り上げる大回顧展「Manga Impact - The World of Japanese Animation」を開催すると発表した。
 2009年8月5日から15日に開催される第62回ロカルノ国際映画祭にて「Manga Impact」と題した特集上映を行う。上映作品はアニメ映画から短編アニメーション、テレビアニメ、さらに日本の初期のアニメーション作品から現在の作品にまで至る。ヨーロッパではこれまでなかった大規模なラインナップになると見られる。

 「Manga Impact」は映画祭での上映だけでなく、様々な企画が複合的に展開される。映画祭と並ぶ大きな企画は、イタリア・トリノの国立映画博物館で開催される展覧会である。
 この展覧会は、2009年の9月16日から11月15日まで行われる。展覧会ではアート作品や雑誌、書籍、イラスト、キャラクター商品、玩具、フィギュアからコスプレ、コンピュータゲームまで、こちらも幅広い日本のポップカルチャーを取り上げる。さらに、こうした様々な側面を取り上げた書籍の出版も行うとしている。
 10月2日にはインターネット上に、「Manga Impact」と題した公式ウェブサイトが立ち上がった。現在は日本のアニメのような巨大な目を持ったヨーロッパ人の少女の印象的なビジュアルが掲載されているだけだが、今後はサイトを通して企画プランや計画を配信して行くとしている。

 国立映画博物館は、トリノがイタリアの映画産業の中心であることにちなみ2000年にオープンした。ヨーロッパではまだ数が少ない映画博物館であることや、広大なスペースを活かした凝った企画や展示などで、ヨーロッパで最も来場者が多い映画博物館として短期間で急激に注目を集めるようになった。
 こうした野心的な試みのひとつとして、日本のマンガやアニメの大型企画展に取り組むとみられる。

 一方、ロカルノ国際映画祭は、1946年に始まったヨーロッパでも最も古い映画祭のひとつだ。歴史が古いだけでなく、ヨーロッパではカンヌ、ベルリン、ベネチアと並ぶインパクトのある映画祭とされている。
 映画祭の特長は有名スターや監督よりも、埋もれた良質な映画に目を向けることである。監督やテーマを設けた特集上映に強みがあり、こうした特長からしばしば世界の映画の最新トレンドを引っ張って行く傾向がある。

 そうしたなかでロカルノが2009年の映画祭の主要テーマに日本のアニメ、マンガに定めた。これは一定の人気は獲得しているものの、まだまだ周辺文化と見做されがちな日本のマンガ・アニメを表舞台に引き上げようとの意図がありそうだ。
 実際にロカルノは企画の発表にあたり、現代西洋文化にマンガとアニメが与える影響は部分的にしか理解されておらず、今回の企画を通じてその重要性が明らかになるとしている。

 これまでもヨーロッパでは、スペインのシッチェス国際映画祭、イタリアのフィーチャーフィルムフェスティバル、あるいはフランスのアヌシー国際アニメーション映画祭など、日本のアニメに特別な関心を寄せてきたヨーロッパの映画祭は多い。また、マンガの世界でも、フランス・アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバルで日本マンガが大きく取り上げられる傾向が近年強まっている。
 そうしたなかで行われる大型企画「Manga Impact」は、日本のアニメ・マンガの本当の実力がヨーロッパで問われることになりそうだ。

Manga Impact - The World of Japanese Animation
http://www.mangaimpact.ch/

ロカルノ国際映画祭公式サイト http://www.museocinema.it/en/
トリノ国立映画博物館 http://www.museocinema.it/en/

"2009年夏 伊・スイスで日本アニメ・マンガの大回顧展開催" »
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2008.08.26
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 ヨーロッパ最大のメディアアートのフェスティバルであるオーストリア・アルスエレクトニクカで、文化庁メディア芸術祭の作品と日本の学生の優秀作品が上映される。
 9月4日から9日までオーストリア・リンツ市で開催されるアルスエレクトニクカは、デジタルコンテンツを中心に多彩なメディアアートを取り上げる大型イベントとして知られている。米国で開催されるシーグラフと並び、世界で最も注目されるデジタルメディア関連のイベントである。

 文化庁メディア芸術祭を運営するCG-ARTS協会はアルスエレクトニクカにおいて、2003年からメディア芸術祭の優秀作品をヨーロッパに紹介する上映会を行っている。この試みは「Japanese Animation」と題して、主にプロのアーティストによる作品から構成される。
 これに加えて今年は新しい試みとして、日本の若い才能を紹介することを目的に「Animation Next」と名づけたシアターを設ける。アルスエレクトロニカの企画展の一つ「campus」の会場で、第9回から11回までの文化庁メディア芸術祭に選ばれた学生作品を上映する。これは日本の若い才能をもっと紹介したいとアルスエレクトロニカ側と協議した結果である。

 上映されるのは、青木純さんの『コタツネコ』や山川晃さんの『OH HISSE』、坂元友介さんの『電信柱のお母さん』など、全部で9作品である。いずれも日本では文化庁メディア芸術祭だけでなく、様々なコンテストを通じて評価されている作品である。また、作品は全て企画タイトルどおり、広い意味でのアニメーションとなっている。
 「Animation Next」は、日本の学生によるアニメーション映像の最新の動きをヨーロッパに紹介する貴重な機会と言っていいだろう。

アルス・エレクトリニカ 公式サイト http://www.aec.at/en/
会期: 2008年9月4日(木)~9月9日(火)
会場: オーストリア・リンツ

Animation Next -Student Art Works from Japan Media Arts Festival-
会期: 2008年9月4日(木)~9月9日(火)
会場: リンツ美術工芸大学(Kunstuniversita"t Linz)

【上映作品】(所属は選考時のもの)
『コタツネコ』 青木純(東京藝術大学) 
『OH HISSE』 山川 晃(東北芸術工科大学)
『電信柱のお母さん』 坂元友介(東京造形大学)
『Birthday』 半崎信朗(東京藝術大学大学院)
『HOW TO COOK BREAKFAST?』 山崎涼子(武蔵野美術大学 )
『雲の人雨の人』 上甲トモヨシ(東京工芸大学大学院)
『Allegory of Media Art -メディアアートの寓意-』 津島岳央(多摩美術大学)
『DriftNet』 平川紀道(多摩美術大学大学院)
『Mountain Guitar』 金箱淳一(IAMAS)

"欧州最大のメディアアートフェスに文化庁メディア芸術祭が参加" »
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2008.08.13
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 8月23日から29日までの一週間、横浜・伊勢佐木町の映画館シネマ・ジャック&ベティを会場に「横浜フランスアニメーション映画祭2008」が開催される。
 映画祭のプログラムは、自身もフランスを代表するアニメーション作家であるジェローム・ブルベス氏が監修する。プログラムは6つ、全て合わせると52作品にも及ぶ。主催は日本とフランスの文化交流事業をてがける横浜の日仏学院となる。

 上映プログラムは、それぞれ「甘美なフランス」、「子供たち」、「アニメーションの味わい」、「Supinfocom特集—20周年!」、「Lardux Films」、「フランス外務省特選プログラム:短編から長編へ」と題されている。
 「甘美なフランス」ではフランス式人生を表した作品、「子供たち」では子供向け作品のプログラム、「アニメーションの味わい」では商用アニメーションとは一線を画した短編アニメーションを取り上げる。
 さらに「Supinfocom特集—20周年!」では、フランスが誇るCGアニメーション教育機関Supinfocomの作品を取り上げ、同国の3Dアニメーションの技術と造形美の発展の歴史を一望するとしている。
 また、「Lardux Films」では、独特のスタイルでインディペンデントの制作を作り続けるスタジオLardux Filmsを特に取り上げる。アートへの志向の高いフランスのアニメーション制作会社を紹介する。

 「フランス外務省特選プログラム:短編から長編へ」には、フランスを代表するアニメーション作家の作品が集まっている。『避雷針泥棒』のポール・グリモー氏、『かたつむり』のルネ・ラルー氏、『3人の発明家たち』のミシェル・オスロ氏といずれも世界的に知られた巨匠の作品が並ぶ。
 上映作品は、まさに多彩な領域にわたっていると言っていいだろう。そして全プログラムを通してみると、近年のフランスアニメーションの全体像が把握出来る意欲的なものである。

 8月28日20時からは、ジェローム・ブルベス氏とストップモーションアニメーション作品でよく知られるアニメーション作家伊藤有壱さんによるトークショーもが行われる。日仏のアニメーション事情が語られることになりそうだ。
 映画の観賞料金は各プログラム1200円、学生とシニア、それに日仏会員は1000円である。このほか2回券2200円、パスポート5000円もある。トークショーは、映画祭期間中のチケット半券を提示することで参加出来る。

横浜フランスアニメーション映画祭2008
主催: 横浜日仏学院
協力: シネマ・ジャック&ベティ、東京藝術大学映像研究科

シネマ・ジャック&ベティ http://www.jackandbetty.net/
横浜日仏学院 http://www.ifjtokyo.or.jp/
東京藝術大学映像研究科 http://www.fnm.geidai.ac.jp/

"横浜でフランス アニメーション映画祭 子供作品から巨匠まで" »
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2008.07.24
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 7月3日から6日までパリ市郊外ヴィルパント国際見本市会場で開催された第9回ジャパンエキスポ(Japan Expo)の来場者数はおよそ13万人に達した。これはイベントの主催者が明らかにしたもので、昨年の来場者8万人のおよそ1.6倍、当初目標の10万人を大きく上回ったことになる。
 ジャパンエキスポは日本の文化をテーマに、アニメやマンガ、ゲームさらにファッションや伝統文化までを扱ったイベントである。来場者数の急増は、昨年までの3日間の開催が4日間に延長されたことや例年にも増して日本からのゲストが多かったこと、さらにイベントの知名度が高まって来ているためと考えられる。

 米国ではアニメエキスポ(Anime Expo)を運営するSPJA(日本アニメーション振興会)が、同じ7月3日から6日までロサンゼルス市でアニメエキスポ2008を開催している。SPJAはアニメエキスポ2008の来場者数が、延べ10万3000人であったことを既に発表している。同イベントは昨年も延べ10万人の来場者があったと推定されている。
 今年の来場者数を13万人と大きく伸ばしたジャパンエキスポは、アニメエキスポを抜いて日本国外で開催される日本のアニメ・マンガなどのポップカルチャーに特化したイベントとして世界最大規模になったと見られる。ヨーロッパ地域で拡大する日本のアニメ・マンガファンの勢いを示す結果となった。

 しかし、日本カルチャーのみのイベントから離れても、近年世界にはポップカルチャー関係の巨大イベントが続々登場している。例えば米国のサンディエゴ・コミコンの昨年の来場者数は実数で13万人、延べでは推定30万人、香港動漫節電玩展は55万人(主催者発表)、中国・杭州の中国国際動漫節60万人といった具合だ。
 こうしたポップカルチャー関連イベントの急成長は、世界的な傾向となっている。90年代後半から参加者拡大が始まり、21世紀に入り加速している。日本のアニメ・マンガイベントの拡大も、こうした世界のトレンドの一環であり、そうしたイベントを通じてファン層が拡大している面もある。

ジャパン・エキスポ(パリ)公式サイト http://www.japan-expo.com/
  日本語情報 http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

"パリ ジャパンエキスポ 今年の来場者は13万人に" »
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2008.06.23
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 7月3日から6日までパリ市郊外で開催されるジャパンエキスポの日本のゲスト等の参加者がほぼ出揃った。今回新たに、アニメ監督の出渕裕さんや境宗久さん、さらにアニメスタジオA1-Picturesのスタッフ陣のゲスト参加が明らかになった。
 出渕さんは『ラーゼフォン』監督のほか、数々のデザインワークススを手掛けることで知られている。7月からテレビ放映が始まる『鉄腕バーディー』のクリエイティブプロデューサーも行う。今年、出渕さんは既にシアトルの桜コンにもゲストで登場しており、海外でのクリエイティブ紹介の機会が広がっている。

 一方、その作品を制作するA1- Picturesは、7月4日に同社の勝股英夫社長、落越友則さん、尾崎隆晴監督らによるパネルディスカッションが行われる。パネルディスカッションでは、『鉄腕バーディー』のほか、『おおきく振りかぶって』、『ペルソナ ~トリニティ・ソウル~』など、同社の人気作品が紹介される予定である。
 また、アニメスタジオでは東映アニメーションからも、境宗久さんがゲストとして登場する。境宗久さんは、東映アニメが現在ヨーロッパ展開に力を注ぐ『ONE PICE』の監督である。A1-Picturesと東映アニメのヨーロッパ市場に対する積極的な姿勢が伺われる。

 ミュージシャンでは、PATAさん率いるRa:INが開催最終日の6日にライブを開催することが発表された。海外で勢いを増す日本のビジュアル系バンドを代表するライブとして人気を集めそうだ。
 当初、ジャパンエキスポでは、PATAさんもメンバーのX Japanのコンサートが予定されていた。こちらは、リーダーのYOSHIKIさんの負傷のため開催延期となり残念ながら今回は行われない。

 このほかジャパンエキスポには、アニメーターの川元利浩さん、貞本義行さん、マンガ家永井豪さん、小畑健さん、大暮維人さん、小池一夫さん、平野耕太さん、たまきちひろさん、水城せとなさん、かわかみじゅんこさんらが姿を見せる。
 日本からのゲストだけでなく、フランスのバンド・デシネの巨匠であるジャン・ジロー(メビウス)さんも参加する。日仏の大物アーティストが並ぶ貴重な機会になりそうだ。
 さらにゲーム関係からもサイバーコネクトツー代表取締役社長、『.hack』シリーズなどを手掛け、アニメ『.hack//G.U. TRILOGY』の監督でもある松山洋さんがゲストとなる。またKokosacで活躍するデザイナーの竹内高さんもゲストとなっている。エキスポ参加企業による個別ゲストも数が多く、開催4日間は大きな賑わいを見せそうだ。

 パリのジャパンエキスポは、これまでもヨーロッパ最大のアニメ・マンガを中心とした日本のポップカルチャーイベントとして知られてきた。2006年からは会場の大きなパリ郊外のヴィルパント展示会会場に移動したことから、イベントの大型化に拍車がかかっている。大会を従来の3日間から4日間に拡大した今年は、延べ10万人の入場者を目指す。
 もともとジャパンエキスポは、日本からの豪華なゲストで定評があった。しかし、こうしたイベントの大型化とヨーロッパ最大のイベントという知名度が定着したことが、ゲスト陣の厚みに拍車をかけているようだ。

パリ・ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/
 (日本語情報) (ユーロジャパンコミック)
   http://www.eurojapancomic.com/fr/japanexpo.shtml

【ジャパンエキスポ主要ゲスト(企業ゲスト等含む)】
出渕裕
境宗久
貞本義行
川元利浩
平野耕太
永井豪
小畑健
大暮維人
小池一夫
たまきちひろさん
水城せとな
かわかみじゅんこ
Ra:IN 
松山洋
竹内高
勝股英夫(A1-Pictures)
落越友則(A1-Pictures)
尾崎隆晴(A1-Pictures)
ジャン・ジロー(メビウス)

"パリ ジャパンエキスポに PATA、出渕裕さんら登場" »
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2008.06.07
海外:ヨーロッパ ]
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 7月3日から6日まで、パリ市郊外で開かれる日本文化の大型イベント ジャパンエキスポに、人気アニメーターの川元利浩氏、貞本義行氏らがゲスト出演する。
 ジャパンエキスポはヨーロッパ最大の日本文化のイベントとして知られており、その中心はアニメやマンガである。毎年数多くのアニメ・マンガファンがパリに集まる。昨年の入場者は延べ8万人、今年はこれまでの3日間の開催が4日間に延びることもあり、史上最高の10万人の動員を見込んでいる。

 川元利浩氏はアニメ製作会社ボンズの取締役も務める人気アニメーターで、『カウボーイ ビバップ』や『WOLF'S RAIN』などの代表作がある。貞本義行氏は『新世紀エヴァンゲリオン』、『ふしぎの海のナディア』などを手がけ、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』の主・キャラクターデザイナーを担当する。
 川元氏の手がけた『カウボーイビバップ』、貞本氏の『新世紀エヴァンゲリオン』は、いずれも世界的な人気作品で海外の日本アニメ文化シーンに大きな影響を与えた。人気クリエイターの揃い踏みに、今年のジャパンエキスポは大きな盛り上げをみせることになりそうだ。

 このほかジャパンエキスポは、既に多数のマンガ家ゲストも発表している。『DEATH NOTE』の作画で知られる小畑健さんやマンガ界の大御所である小池一夫さん、永井豪さんも参加する。さらに水城せとなさん、環ちひろさん、かわかみじゅんこさんらの女性マンガ家陣も充実している。
 ヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントであるジャパンエキスポは、毎年豪華なゲストが注目を集めているが、今年は特に人数も多く注目をされる。今後も、さらなるゲストの発表の可能性も高く、目が離せない。

ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/index.php?page=1

"パリ ジャパンエキスポゲストに川元利浩氏、貞本義行氏" »
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2008.05.22
海外:ヨーロッパ ]
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 フランス・パリで7月3日から4日間にわたり開催されるジャパンエキスポ(Japan Expo)は、日本のマンガ、アニメ、音楽、ゲームを対象にしたジャパン・エキスポ・アワード(Japan Expo Awards)の実施と一般投票の開始を発表した。
 今回で3回目を迎えるジャパン・エキスポ・アワードは、アニメ・マンガの作品部門を中心に16部門から構成される。ノミネート作品はパッブリシャー(出版社、発売会社)からの推薦と専門家により選ばれており、ファン投票で各賞を決定する。

 同様の企画は、米国でアニメエキスポを運営する日本アニメーション振興会(The Society for the Promotion of Japanese Animation (SPJA))も行っている。こちらはSPJAインダストリーアワードと題している。
 こちらも主催側が選考したノミネート作品を、ファン投票で決定する方法が取られている。(投票は既に締め切られている) 米国とヨーロッパと距離は離れているが、ふたつの賞の類似点はほかにも多い。
 ジャパン・エキスポ・アワードが16部門、SPJAインダストリーアワードが21部門と対象部門の数が多いことや、その多くが作品ジャンルによって細かく分けられており、作品や声優、キャラクターを対象としたものになっている。ふたつの賞は、日本の賞で一般的なクリエイターの顕彰や功労といったことよりも、人気投票の側面が強くなっている。

 これにはヨーロッパや米国にとって、アニメやマンガが輸入品であることが影響していると考えられる。つまり、監督賞や脚本賞、キャラクターデザイナー賞などを設けても、受賞者が授賞式にクリエイターが参加する可能性が低い。作品賞であればパブリッシャーが、賞を受け取ることになるから賞としても見栄えがする。
 また、日本での作品のリリースと現地でのリリースの時期がしばしば大きくずれてしまうため、海外で受賞候補に挙がってもクリエイターの多くにとっては過去の作品になっている。これに実際のリリースと非合法での視聴のずれによるファンの意識のずれも加わるから、パブリッシャー中心の賞になるのは止むえない面もあるのだろう。
 しかし、これまでのところこうした賞がファンからの大きな支持を受けている、あるいは大きな権威を持っているとの話はあまり聞かない。

 実際に昨年2月に開催されたニューヨーク・コミコンでは、米国初の大規模なアニメ賞としてアメリカンアニメアワードを企画したがあまり成功しなかった。これは対象作品を現在発売されている作品全てとしたことから、選考が混乱するなどしたためである。
 今年は4月に行われた第2回NYコミコンではこの企画は継続されておらず、同じ運営者が開催する今年ニューヨークアニメフェスティバルでも、同様の企画はあがっていない。

ジャパン・エキスポ・アワード
http://www.japan-expo.com/je_awards.html
SPJAインダストリーアワード
http://www.anime-expo.org/2008/03/27/society-for-the-promotion-of-japanese-animation-announces-spja-industry-award-finalists-at-tokyo-international-anime-fair/

"パリとロサンゼルスでアニメ・マンガ賞 ファン投票で決定" »
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2008.05.18
海外:ヨーロッパ ]
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 日本のアニメを原作に米国で映画化される『スピードレーサー』が、5月第2週に公開されて話題を呼んでいる。この後も、日本のアニメ・マンガを原作に海外製作される映画公開が複数見込まれるが、どうやら次の劇場公開作品は実写版『Blood: The Last Vampire』のようだ。
 米国の映画データベース情報のIMDbによれば、同作は地元フランスで7月に、米国では10月リリース予定である。また、ロシアでも10月30日に公開とされている。具体的な公開日にも触れているのはロシアだけである。日本での公開も、2008年と記載されているが、こちらはまだ未確定とみられる。

 実写版『Blood: The Last Vampire』は、日本のアニメスタジオ・プロダクション I.Gが、2000年に製作した同名のアニメ映画『Blood: The Last Vampire』を原作にしている。吸血鬼をテーマに1960年代の日本を舞台にする。
 実写版の映画製作は2006年に発表され、劇場公開は2008年陽春とされていた。製作はフランス最大の独立系映画会社パテ(Pathe)社、プロデューサーにアベル・ナミアス氏と香港の大物映画人ビル・コン氏、韓国の人気女優のチョン・ジヒョンさんが主演と発表された。

 撮影が順調に進んでいる様子はこれまでも伝えられているが、ポストプロダクションに入ってからは、フランス製作と言うこともあり、これまでは情報が限られていた。しかし、IMDbを信じるなら、映画はこの夏にいよいよ登場することになる。
 また、この春には映画のサントラの作曲には、34歳のドイツ人作曲家マーカス・トランプ氏(Marcus Trumpp)が行ったことも報道されている。トランプ氏はこれまで『The Breed』や『Hollow Man 2』などの音楽を手がけている。

 さらに注目されるのは、この作品の映画化にあたって実写化権の売り切りでなく、作品からあがる収益に対して日本側がロイヤリティを受け取ることになっている点である。
 日本の権利者は映画への出資は行っていないが、実写版『Blood: The Last Vampire』のビジネスが拡大すればするほど、日本の権利者の収益も拡大する。日本のアニメビジネスの新しい在り方としても注目される。

IMDb  http://www.imdb.com/
Blood: The Last Vampire  http://www.imdb.com/title/tt0806027/

パテ(Pathe) http://www.pathe.com/
プロダクション I.G http://www.production-ig.co.jp/

"実写版「Blood: The Last Vampire」は7月フランス公開か?" »
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2008.05.17
海外:ヨーロッパ ]
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 マンガ家谷口ジローさんの代表作『遥かな町へ』が、ベルギーで実写映画化される。作品の映画化は、昨年からヨーロッパの一部のメディアで報じられている。
 5月15日には、映画業界情報のバラエティが特集したベルギー映画の新たなトレンドを紹介する記事「Belgian directors go genre route」で、映画の概略や予算などが報じられている。

 この報道によれば、作品のタイトルは『Quartier lointain』、ベルギーの製作会社アントレ・シアン・エルフ(Entre Chien et Loup)が1390万ドル(およそ14億5000万円)で製作する。
 原作では日本の地方都市である舞台は、60年代のパリに置き換えられる。『やわらかい手』などの作品があるサム・ガルバルスキ監督が映画を撮る。

 『遙かな街へ』は谷口ジローさんの代表作で、都会に住む主人公がタイムスリップをして故郷に戻り、再び青春時代を経験するものである。国内では1998年に第2回手塚治虫文化賞マンガ賞を受賞したほか、フランスでは国際的に知られたアングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバルで、2002年にベストシナリオ賞を受賞している。
 谷口さんは同じアングレームで、2005年に『神々の山嶺』で最優秀美術賞も受賞、米国では、コミックス界で広く知られたアイズナー賞の海外作品賞・日本部門で、昨年は『歩く人』、今年は『凍土の旅人』と2年連続でノミネートされている。海外でも高く評価されている日本のマンガ家の一人である。映画が完成すればヨーロッパだけでなく、ワールドワイドな上映も期待されそうだ。

 また、谷口ジローさんは、もともとフランス語圏のコミックスであるバンド・デシネに強い影響を受けて来たとされている。
 今回は、その地元であるベルギーでの映画化になり、逆に日本から文化を送り出すかたちである。文化の相互作用という点でも意義の大きな映画と言えるだろう。

 『遥かな町へ』への製作予算は、日本のコンテンツを元にハリウッドで映画化される『スピードレーサー』や『ドラゴンボール』に比べて小さい。しかし、大衆向けの映画ではないヨーロッパで製作される映画ではかなり大きな予算である。
 逆に言えば、大型エンタテインメント映画だけでなくより硬派な映画でも、海外で日本のマンガが原作として採用されるようになっている。日本のマンガの海外への広がりを知るうえでは興味深い出来事と言えそうだ。 

バラエティ http://www.variety.com/
Belgian directors go genre route

"谷口ジロー『遥かな町へ』 ベルギーで実写映画化'09年公開" »
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2008.05.01
海外:ヨーロッパ ]
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 7月3日から6日まで、フランス・パリで開催されるジャパン・エキスポ(Japan Expo)に、マンガ家の小畑健さんが参加することが明らかになった。フランスの有力マンガ出版社カナ(Kana)が明らかにした。
 小畑健さんは、大ヒット作『DEATH NOTE』の作画担当として有名である。このほか『ヒカルの碁』などでも知られている。日本でも公の場に登場することは滅多にないだけに、ヨーロッパのアニメ、マンガファンの間で大きな話題になることは間違いないだろう。
 カナはフランスで、少年ジャンプ系、集英社系のマンガを得意としている。今回のゲスト参加は、日仏のこうしたつながりと、ヨーロッパ地域でのビジネスを拡大したい日本の集英社の思惑も感じられる。

 パリのジャパン・エキスポは、ヨーロッパ最大の日本のアニメ・マンガイベントである。特に、2006年にイベントの主催方法が大きく変更されたこと、開催会場をパリ中心地から郊外のコンベンションセンターに移動させたことでイベントの巨大化に拍車がかかっている。
 また、大型アニメ・マンガイベントが数多く存在する北米に対して、ヨーロッパではその規模で圧倒的な存在のとして注目度が高いイベントである。
 近年は日本の企業や行政機関もイベントに関心を持ち、関与を深めている。今年は、小畑健さん以外にもアニメ、マンガ、J-POPの分野から、さらなるビッグネームのクリエイター、アーティストのゲスト参加が噂されている。今後のジャパン・エキスポの発表に目が離せない。

 世界各地で開催されるアニメやマンガの大型イベントは急成長しており、そのイベントの大きな魅力のひとつが日本からの大物ゲストの招聘である。現在、世界の大型イベント間では、こうしたゲスト招聘の競争が激化している。
 既に、ジャパン・エキスポと全く同じ日程で開催されるロサンゼルスのアニメエキスポは中川翔子さんのコンサート開催を発表済みである。この夏には、このほか8月に米国ボルチモアのオタコン、サンデイエゴのコミコンもあり、さらなる大型発表もあるかもしれない。

ジャパン・エキスポ(Japan Expo) 
http://www.japan-expo.com/index.php?lng=en

"「DEATH NOTE」の小畑健さん パリのアニメ・漫画イベントのゲストに" »
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2008.04.29
海外:ヨーロッパ ]
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 5月5日こどもの日に、スペインでは初の試みとなるマンガ喫茶がバルセロナ市にオープンする。「MANGA ROOM」と名付けられたお店は、マンガ喫茶とアニメショップのふたつのスペースを組み合わせたものだ。
 マンガ喫茶はアジアやアメリカ、あるいはフランスなどでの展開例はあるが、スペインでは初めになるという。スペインは、ヨーロッパのなかでも日本のアニメ・マンガの人気が高い地域だけ、今回の「MANGA ROOM」がスペイン初のというのはやや意外な感じもある。しかし、それだけに、今後の展開も期待出来そうだ。

 ショップではフィギュアやポスター、トレーディングカード、アクセサリーなど5000点以上のアイテムが並べられる。多くは、日本で発売された限定品など輸入品になるという。
 また、マンガ喫茶のゾーンは、Biblioteca Manga(マンガ図書館)と名付けられる。これはマンガ喫茶に馴染みがないスペインのファンにイメージが思いつき易いように配慮したものである。ここではスペイン語版のマンガのほか、日本版のマンガも含めておよそ1000冊を楽しむことが出来る。

 日本のマンガ喫茶と同様にドリンクサービスも行われ、ノートパソコンを持ち込めばインターネットも利用できるので、使い勝手はよさそうだ。
 アニメ・マンガ文化と伴に、マンガ喫茶の文化がスペインに根付くのか注目である。

「MANGA ROOM」 (スペイン語)  http://www.mangaroom.es/

"スペイン初のマンガ喫茶 5月5日バルセロナにオープン" »
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2008.04.03
海外:ヨーロッパ ]
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 7月3日から6日まで、フランス・パリで開催される日本アニメ・マンガの大型イベント第9回ジャパンエキスポで、日本のマンガをテーマにした特別企画展と講演会「キャラクター MANGA パリ展」が開催される。
 イベントは、日仏交流150周年を 記念して開催されるものである。日本の人気漫画家の作品原稿、原画の展示会や、新人マンガ家の作品展示を行う。さらに日本の大物マンガ家が渡仏して、講演会、パネルディスカッション、サイン会、漫画教室、ライブアートなど多彩なイベントを行う予定である。

 イベントの主催は、キャラクターアート MANGAパリ展実行委員会で、委員長にマンガ家の小池一夫氏、委員に藤子不二雄A氏、永井豪氏らが名を連ねる。
 既に小池一夫氏、永井豪氏らのイベント参加が決まっている。今後もさらに多くのマンガ家の参加が期待される。大物マンガ家の参加で、現地のマンガファンの大きな話題を呼ぶことになりそうだ。
 キャラクターアート MANGAパリ展実行委員会によれば、日本マンガとそれを創り上げたマンガ界の巨匠が一同に会することで、その活躍と日本のマンガのパワーをヨーロッパのファンに伝えるとしている。

 またJAPAN EXPO、MANGAパリ展の開催と同時期に、日本の人気ミュージシャン X JAPANがやはり日仏交流150周年の一環として2万人規模のライブコンサートの開催することを発表している。
 JAPAN EXPOは、ヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントとして知られている。昨年は3日間で8万人の参加者があったが、今年は開催が4日間に延長されることもあり、期間中10万人の動員を見込んでいる。
 毎年拡大を続けているJAPAN EXPOだが、今年は大型イベントやゲストの参加も期待され、さらに大きく拡大しそうだ。

キャラクターアート MANGAパリ展

期間: 平成20年7月3日~6日の4日間
場所: フランス・パリ郊外 JAPAN EXPO会場内
主催: キャラクターアート MANGAパリ展
    (委員長 小池一夫、委員 藤子不二雄A、永井豪ほか)
特別協力:
外務省、経済産業省、在仏日本大使館、JETROパリセンター、JAPAN EXPO運営事務局、ユーロジャパンコミック
開催内容:
漫画原稿・原画の展示、講演会、パネルディスカッション、サイン会、漫画教室、ライブアート、新人漫画家作品展示 他

第9回ジャパンエキスポ http://www.japan-expo.com/index.php?lng=en

"パリ JAPAN EXPOでマンガイベント 小池一夫氏、永井豪氏ら渡仏" »
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2008.03.11
海外:ヨーロッパ ]
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 ロシアのモスクワ市とサンクトペテルスブルグ市で、ヤングアダルト向けのアニメーション専門チャンネルとして展開する2x2は、米国のアニメーション作品『ハッピー・ツリー・フレンズ』など2作品の放映を中止すると発表した。
 放映の中止はロシア当局より作品が暴力と残虐性を助長しているとの指摘を受けたためである。ロシア当局は、作品が子供の発育とモラル、精神に悪い影響を与えるとしている。
 『ハッピー・ツリー・フレンズ』は動物を主人公にしているが、毎回繰り広げられる悲惨なケガや死が売りになったナンセンスでシュールなギャクアニメーションである。

 2x2はロシアで、同国では珍しいヤングアダルト向けのアニメーション専門チャンネルとして、『ザ・シンプソンズ』や『サウスパーク』、『ロボットチキン』などの米国のギャグアニメーションを中心に放映している。
 こうした方針は視聴者から好評を博しており、2008年に放送地域を拡大すると発表している。現在のモスクワ市とサンクトペテルスブルグ市からロシア近郊の200万世帯が新たに加わる予定だったが、今回の放映中止はこうした好調ぶりに冷水を浴びたかたちとなった。

 今回の放映中止で気になるのは、今後の日本アニメへの影響だ。海外ではしばしば暴力的とされている日本アニメが、今後こうした指摘をロシア当局から指摘される可能もあるかもしれない。
 2x2はロシアで珍しい日本のテレビアニメも放映する放送局でもある。現在は『UFOロボ グレンダイザー』と『マッハGoGoGo』、それにGONZOの制作した『Trinity Blood』を放映している。さらに取り扱い作品には『トライガン』や『一騎当千』など日本アニメも数多い。
 特に同局は2007年より米国カートゥーンネットワークのアダルトスイムと提携し、ロシア版アダルトスイムを放映している。このため日本アニメの取り扱いが増える傾向にある。

 今回はヤングアダルト向けのアニメーション放送局が、子供のへの影響を理由に放映中止に追い込まれたかたちとなった。ロシアではまだ大人向けのアニメーションが確かな地位を築いていないことを感じさせる。
 そうしたなかでロシアでも人気が拡大しつつある日本アニメのヤングアダルト向け、大人向けといった作品カテゴリーが今後どのように評価されるか気になるところだ。

2x2(ロシア語) http://www.2x2tv.ru/

"ロシアのヤングアダルト専門アニメーション局 米国作品放映中止" »
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2008.02.03
コミック ][ 学問 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 フランスで日本文化紹介事業を行うパリ日本文化会館は、3月15日、17日に手塚治虫の『新宝島』出版から60年を迎えた日本マンガの分析を行う国際シンポジウム「マンガ、60年を経て…」を開催する。
 国際シンポジウムはフランスを中心に日本のマンガ研究で国際的な取り組みをみせるNetwork Mangaの研究成果を活かしたものとなる。

 シンポジウムは2日間に分かれており、1日目は「少女マンガ」と「オタク」という、とりわけ日本的な現象にスポットがあてられる。少女マンガのパートは4つの講演と討論会、オタクのパートは5つの講演と2つの討論会からなる。
 講演のテーマには、オタクや少女マンガ全体に関するものから「『花より男子』、『GTO』にみるSEXとジェンダー」や「イタリアにおけるオタク」といった個別のテーマを掘り下げたものもみられる。

 また、2日目はヨーロッパにおけるマンガの受容状況をフランス、ドイツ、イタリア、スペイン、イギリスと各国別に紹介するほか、「マンガのスタイルと解釈」、「マンガの未来」といったテーマが設けられる。
 シンポジウムは全体で個別講演と討論会が20以上開催されるほか、登壇者はフランスと日本だけでなく、イタリアやスペイン、イギリス、オーストラリアなど世界各国に広がっている。
 日本からは、京都精華大学マット・ソーン准教授、同志社大学佐伯順子教授、哲学者東浩紀さん、マンガ評論家伊藤剛さん、神戸大学油井清光教授、山梨大学講師ジュリアン・ブヴァールさん、横浜国立大学ジャクリーヌ・ベルント助教授らが参加する。

 また、シンポジウムはパリ日本文化会館とフランスの大学パリ政治学院とが共催、国際交流基金からの協力を得ている。入場料は無料となっている。
 日本のマンガをテーマにした国際シンポジウムは、近年各国で見られるようになっているが、今回のように大掛かりなものは少ない。海外のなかでも日本マンガがとりわけ盛んで、幅広い作品が読まれているフランスならではのシンポジウムと言えそうだ。

パリ日本文化会館(フランス語) http://www.mcjp.asso.fr/cadrgen.html
国際シンポジウム「マンガ、60年を経て…」(フランス語)
http://www.mcjp.asso.fr/pjanv2008/conferences/manga/index.html

国際交流基金 http://www.jpf.go.jp/j/

"仏で「マンガ60年」の国際シンポジウム オタクと少女マンガにスポット" »
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2008.01.28
海外:ヨーロッパ ]
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 フランスのアングレーム市で開催された第35回アングレーム国際バンドデシネフェスティバル2008 は、1月28日に今年の主要各賞を発表した。しかし、公式作品として多数ノミネートされていた日本の各作品はいずれも受賞に至らなかった。
 昨年、日本の水木しげるさんが受賞をして大きな話題となったベスト・コミック賞は、オーストラリア生まれの作家Shaun Tanさんの『La ou vont nos peres』が選ばれた。また、グランプリには作品でなく、フランス人とイラク人のコンビでバンドデシネを制作するPhilippe Dupuy氏とCharles Berberian氏が選ばれた。
 昨年に続き2年連続で最優秀作品のベスト・コミック賞を海外作家が受賞することになるが、これはアングレームの性格が大きく変わりつつあることも示していそうだ。

 これまでアングレームは、フランスのバンドデシネを中心とした南ヨーロッパのバンドデシネ文化圏のイベントであった。しかし、アングレームはマンガやコミックスなど、世界のあらゆるマンガ・コミックス文化を包括することを目指し始めているようだ。
 今年は日本マンガをMANGA BUILDINGと名づけた大きな会場で紹介したほか、会期中に中国政府が中国パビリオンを設け大規模な自国のマンガキャンペーンを展開し注目を浴びた。さらに韓国マンガの売り出しも、例年通り積極に行われたという。フランス側だけでなく、各国のマンガ・コミックス関係者も自国の作品売り出しの場所としてアングレームに注目し始めている。

 日本は世界のマンガ文化をリードする国とされているが、実際には日本のマンガのみが注目されるケースが多い。アメリカン・コミックスやバンドデシネの注目は、他国に較べると低い。
 自国文化だけでなく、日本、アメリカ、さらには中国や韓国のマンガ・コミックス文化を飲み込むフランスは、日本よりも世界的なマンガ・コミックス文化の中心に近い位置にあるのでないだろうか。

第35回アングレーム国際バンドデシネフェスティバル2008
http://www.bdangouleme.com/

"アングレーム日本マンガ受賞なし 最優秀賞はオーストラリア作品" »
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2008.01.22
海外:ヨーロッパ ]
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 新海誠監督の『秒速5センチメートル』が、1月15日から20日までイタリア・ボローニャで開催されたフューチャーフィルム映画祭(Future Film Festival)で、映画祭最高の賞にあたるランチア・プラチナグランプリ(Lancia Platinum Grand Prize)を受賞した。
 さらにマイケル・アリアス監督の『鉄コン筋クリート』が、審査員特別賞(special mention) を受賞し、日本のアニメ作品が2つの主要な賞を独占するかたちとなった。

 フューチャーフィルム映画祭は、その名前の通り未来志向の映画祭。映像の未来をテーマに特撮、アニメーション、CGといった革新的な技術を目指す作品やSF、ファンタジー、フィクションをテーマとして扱う。今年は世界各国から実写やVFX、アニメーションなど10作がコンペティションの公式作品として選ばれていた。
 コンペティション以外の公式上映でも、日本のアニメ映画では『ふるさとJAPAN』、『Highlander: the Search for Vengeance』、『ピアノの森』、『ベクシル』が紹介されている。
 映画祭は今年で10年目とヨーロッパの映画祭として歴史は比較的短いが、若手作家を積極的に取り上げ、新しい才能が現われる場所として注目が高い。

 フューチャーフィルム映画祭は、これまでも日本のアニメーションを積極的に取り上げている。今年もテレビアニメを含めて数多くの作品が上映されている。東洋のアニメーション映画特集の中で『Catblue Dynamite』、『はなれ砦のヨナ』、『星空キセキ』、『Devil May Cry』、『茄子 スーツケースの渡り鳥』、『シグルイ』、『大江戸ロケット』、『電脳コイル』、『スクールランブル』、『Tokyo Tribe 2』などが取り上げられている。
 一方で映画祭は新しい作品だけなく、古い名作アニメーションにも目を向けている。今年は東映アニメーション特集設けて、『白蛇伝』、『安寿と厨子王』、『太陽の王子ホルスの冒険』、『ひょっこりひょうたん島』を上映した。
 ヨーロッパでの日本アニメへの関心が、従来の最新作だけでなく様々な分野に広がっていることを感じさせるラインナップである。

フューチャーフィルム映画祭(Future Film Festival)
http://www.futurefilmfestival.org/intl/index.php

秒速5センチメートル公式サイト http://5cm.yahoo.co.jp/
鉄コン筋クリート公式サイト http://www.tekkon.net/

"「秒速5センチメートル」イタリアの映画祭でグランプリ受賞 " »
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2008.01.20
海外:ヨーロッパ ]
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 フランス・アングレーム市で1月24日から27日まで開催するアングレーム国際バンドデシネフェスティバルに、日本マンガ専門の特別会場「マンガビルディング」が登場する。
 アングレームはヨーロッパを代表するコミックス・マンガ文化のイベントで、毎年、世界中から注目されている。近年、マンガがヨーロッパのカルチャーシーンで存在感が増しているが、アングレームでは日本マンガを独立した会場で多方面から集中的に取り上げる。

 マンガビルディングはその名前の通り、フェスティバル開催期間中、ひとつのビルをまるごとマンガの紹介だけに利用する。会場では討論会、会議、講演会、上映会、展示会などが連日行われる。期間中開催されるCLAMP展や小池一夫原作、上村一夫作画の『修羅雪姫』の展覧会なども行われる。
 企画は盛りだくさんで、いくつかのイベントが同時進行するかたちだ。少年マンガの研究やマンガの吹き出しについて、創作の国際化の講演、マンガの描き方教室まで多種多様なイベントが用意される。
 特に期間中、日本から会場を訪れるマンガ家五十嵐大介さん、とりみきさん、澤井啓夫さんらの現地ファンとの交流イベントは人気を呼びそうだ。

 またマンガだけでなく、実写映画やアニメの上映も行う。既に原作がアングレームの公式作品に選出された『DEATH NOTE』の映画版、テレビアニメ版、『鉄コン筋クリート』の劇場アニメ、展覧会を行うCLAMP作品はテレビアニメを含めて多数の作品が上映となる。
 さらに、『時をかける少女』、『ブレイブ・ストーリー』、『シュヴァリエ』、『ボボボーボ・ボーボボ』といった作品もラインナップにあがっている。

 マンガは注目を浴びているとはいえ、ヨーロッパのバンドデシネ文化のなかではまだまだ傍流に過ぎない。特に、古くからのバンドデシネ文化の中心であるアングレームであればなおさらだ。
 今回のマンガに対する破格の取り上げかたは、ヨーロッパの専門家の間にも自分たちとは違うマンガ文化に対する関心が高いことを示している。こうしたなかで異なる文化が交じり合い、また大きな文化のムーブメントが起こるのかもしれない。

アングレーム国際バンドデシネフェスティバル http://www.bdangouleme.com/

"アングレームにマンガ専門の大型会場「マンガビルディング」登場" »
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2008.01.19
コミック ][ 海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 フランス最大のバンドデシネ(ヨーロッパ漫画)、コミックス、マンガのフェスティバルであるアングレーム国際バンドデシネ・フェスティバルの2008年公式セレクションに日本のマンガ4作品、ヘリテッジアワード(遺産賞)の公式セレクションに2作品が選ばれた。
 今回公式セレクションに選出されたのは、『鉄コン筋クリート』(松本大洋)、『DEATH NOTE』(原作:大場つぐみ、作画:小畑健)、『ヘルタースケルター』(岡崎京子)、『失踪日記』(吾妻ひでお)の4作品である。また、ヘリテッジアワードに選ばれたのは『弓道士魂』(平田弘史)と『やさしい人』(安部慎一)の2作品である。

 アングレームの公式セレクションは、フェスティバル内で選ばれるアングレームの最優秀コミック賞(グランプリ)のノミネート作品でもある。2006年12月から2007年11月までにフランス語で出版された作品を対象としている。
 またフェスティバルは世界的に知られたイベントで、グランプリと公式作品も高い注目を集める。昨年は水木しげるさんの『のんのんばあとオレ』がグランプリを受賞し、日本でも大きな話題となった。

 今回は翻訳作品を含めて50作品が公式作品にセレクトされたが、日本マンガは4作品と昨年の8作品に較べると数が減っている。
 松本大洋さんの『鉄コン筋クリート』は、2006年に米国人監督マイケル・アリアス氏の手でアニメ映画化されている。映画はフランスでも2007年に紹介がされており、これをきっかけにマンガへの注目も増したと見られる。
 同様に『DEATH NOTE』のセレクションも、実写映画化とテレビアニメ化が、作品への注目度をさらに高めた結果といえるだろう。『失踪日記』は、日本でも出版当初大きな話題を呼んだ作品で、フランスでの反応が気になるところだ。『ヘルタースケルター』は、通好みの作品を積極的に取り上げるアングレームならではの作品となった。

 また、ヘリテッジアワードは、未来に残すべき作品をコンセプトにしている。このため候補作品は巨匠による名作が主に取り上げられる。今回は日本以外の作品に『ムーミン』も候補に挙がっている。
 そのリストに並んだ『弓道士魂』は、日本の時代劇マンガの巨匠平田弘史さんの代表作。また、ガロ出身の安部慎一さんの『やさしい人』は、日本人でも見落としがちな作品を丹念に評価するアングレームらしい選択である。

当サイトの関連記事
フランス アングレーム公式作品に日本漫画多数選出

アングレーム国際バンドデシネ・フェスティバル http://www.bdangouleme.com/

2008年公式セレクションの日本作品
鉄コン筋クリート (松本大洋)
DEATH NOTE (原作:大場つぐみ、作画:小畑健)
ヘルタースケルター (岡崎京子)
失踪日記 (吾妻ひでお)

2008年ヘリテッジアワード公式セレクションの日本作品
弓道士魂 (平田弘史)
やさしい人 (安部慎一)

公式作品の一覧(英語)
http://www.bdangouleme.com/22-selection-2008-official-selection

"仏アングレーム公式作品に日本の6作品「デスノート」「失踪日記」等" »
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海外:ヨーロッパ ]
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 1月24日から27日まで、フランスのアングレーム市で開催されるアングレーム国際バンドデシネフェスティバルで、日本のマンガ創作ユニットCLAMPの原画展が開催される。
 アングレーム国際バンドデシネフェスティバルは、フランス最大のバンドデシネ(ヨーロッパ漫画)のイベントとして知られている。フェスティバルで行う作品コンペティションや展覧会、講演は、フランスだけでなく、国際的にも高い注目を浴びる。
 また、フェスティバルは革新的な作品への関心が高く、早くからアメリカン・コミックスや日本マンガも取り上げてきた。

 こうしたなかアングレーム国際バンドデシネフェスティバルは、今回、フランスでも人気が高いCLAMPを特集する展覧会を開催する。国際フェスティバル実行委員会は、日本のマンガは近年ヨーロッパで大きな存在感を示すようになっている、なかでもCLAMPの存在は特筆すべきものだとする。
 展覧会は今年から新たに設けられる日本マンガ専門の展示場マンガビルディングの主要イベントになる。展覧内容はオリジナルの原画の紹介のほか、CLAMPの仕事場再現やCLAMP原作のアニメ上映会も行う。

 アングレームでは、CLAMP展のほか、未来都市を描いたイラストレーションを集めた未来の都市展、イタリアバンドデシネの巨匠セルジオ・トッピの名作展、アルゼンチン・コミックスの特集展、フェスティバル35年の回顧展などを行う。
 いずれも開催期間はフェスティバルの期間中のみ4日間とやや短いが、フランス中から集まる多くのファンにとって注目の展覧会となる。

アングレーム国際バンドデシネフェスティバル http://www.bdangouleme.com/
  CLAMP展 http://www.bdangouleme.com/program,clamp,1,165

"「CLAMP展」仏アングレーム市の国際フェスティバルで開催" »
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2008.01.17
海外:ヨーロッパ ]
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 1月16日、米国のアカデミー賞と並ぶもひとつのアカデミー賞である英国アカデミー賞のノミネート作品が発表された。20を超える様々な賞のカテゴリーのなかには、長編アニメーション部門、短編アニメーション部門、特殊映像効果賞候補作品といったアニメーションに関連する3つのがある。
 このうち特に大きな注目を浴びる長編アニメーション賞には、『レミーのおいしいレストラン』(監督:ブラッド・バード)と『シュレック3』(監督:クリス・ミラー)、『ザ・シンプソンズ MOVIE』(監督: デヴィッド・シルヴァーマン)の3作品であった。ピクサーとドリームワークスアニメーションが強さを発揮したのに加えて、米国でも賞レースで意外な健闘をみせている『ザ・シンプソンズ MOVIE』が3作品のひとつに選ばれた。

 受賞作品は2月10日開催される授賞式で発表される。昨年の受賞作品は『カーズ』であった。
 また英国アカデミー賞に長編アニメーション部門が設けられたのは昨年から、今年は2度目に過ぎない。注目は、昨年に引継ぎディズニー/ピクサーの『レミーのおいしいレストラン』で2連勝するかどうかである。

 また、短編アニメーション部門では、英国のアニメーションスタジオのアードマンが制作した『ピアース姉妹:THE PEARCE SISTERS』、『HEAD OVER HEELS』、『THE CRUMBLEGIANT』 の3作品である。
 興味深いのは、CGアニメーションの技術を使いながらもことにいずれも2Dアニメーションとなっている点だ。『ピアース姉妹:THE PEARCE SISTERS』は、昨年のアヌシー国際アニメーション映画祭で審査員特別賞を受賞した作品である。

 特殊映像効果賞は5作品が候補にあがっている。『ボーン・アルティメイタム』、『ライラの冒険 黄金の羅針盤』、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』、『スパイダーマン3』である。
 大作のSF・ファンタジー映画が並びまずまず順当なノミネート作品になった。しかし、それだけに受賞作品の行方はやや混沌としている。

英国アカデミー賞 http://www.bafta.org/awards/film/

【長編アニメーション賞候補】
『レミーのおいしいレストラン』(監督:ブラッド・バード)
『シュレック3』(監督:クリス・ミラー)
『ザ・シンプソンズ MOVIE』(監督: デヴィッド・シルヴァーマン)

【短編アニメーション賞候補】
『THE PEARCE SISTERS』  Jo Allen/Luis Cook
『HEAD OVER HEELS』 Osbert Parker/Fiona Pitkin/Ian Gouldstone
『THE CRUMBLEGIANT』  Pearse Moore/John McCloskey

【特殊映像効果賞候補】
『ボーン・アルティメイタム』
『ライラの冒険 黄金の羅針盤』
『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』
『スパイダーマン3』

"英国アカデミー賞アニメ部門候補「レミー」「シュレック」「シンプソンズ」" »
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海外:ヨーロッパ ]
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 ロシアのモスクワ市で、日本アニメのイベント「アニマトリックス6: Аниматрикс6」が1月27日に開催される。アニマトリクスは2003年に、約300名の参加でクラブイベントとして始まった。
 今年で開催は6回目を迎えるが、昨年の参加者は1500名以上、主催者によれば日本のアニメに絞ったイベントではロシアでも最大規模のひとつである。また、イベントの参加者は、ロシア全域、さらに海外からの参加もあるとしている。

 1日のみの開催、1500名の規模は、日本やアジア各国、欧米の巨大アニメイベントに慣れていると、ややこじんまりとした印象を持つ。
 しかし、ロシアの日本アニメは欧米から輸入がほとんどとなっているうえ、海賊版の流通が厳しく取り締まられている。日本アニメの流通がほとんど行われていないことを考えると、むしろ驚きとさえ言えるだろう。

 公式サイトでイベントの内容を確認すると、アニメ上映会や講演会よりも、コスプレコンテストやカラオケ大会、アニメミュージックビデオ(AMV)などのステージイベントが中心となっている。ロシアでも、欧米や中国と同様にコスプレコンテストが、アニメファンのイベント参加の大きな魅力となっているようだ。
 また、AMVやカラオケ大会といった構成は、ロシアのアニメイベントが他のヨーロッパ諸国や米国の文化に近いことを感じさせる。

 BRICSと呼ばれる世界の新興四大国のなかで、既にブラジルやインドでは日本アニメは正規のテレビ放映が多くあり、大きな関心を集めている。また、中国でも市場進出のための制限は多いが、日本アニメは人気があり、日本企業によるビジネス進出の模索が続いている。
 残るロシアについては、現在は日本企業の進出はなく、また進出意欲もあまり高くない。しかし、世界有数の大国であるロシアのアニメ関連市場の潜在的な魅力は無視出来ない。

アニマトリックス6 (ロシア語) http://www.animatrixcon.ru/

"ロシアでアニメイベント1月27日開催 昨年参加者は1500人" »
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2008.01.13
海外:ヨーロッパ ]
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 STUDIO4℃が制作する短編アニメーション『オオカミくんはピアニスト』(監督: 岩堀利樹、清水保行)が、世界最大の短編作品の映画祭と知られるクレルモンフェラン国際短編映画祭の「学校と子供達のためのプログラム」シネモバイル・セレクションの4つの作品選ばれた。
 クレルモンフェラン国際短編映画祭は、世界101ヶ国から応募のあった4538作品の中から特に優れた作品を紹介する。2月4日から8日までフランスのクレルモンフェラン市で開催される。

 シネモバイル・セレクション部門は子供たちに是非見せたい作品を特に選び出し紹介するものである。『オオカミくんはピアニスト』のほかにフランスから2作品、ドイツから1作品が選ばれている。作品は映画祭開催期間の5日間、小中学校や劇場などで巡回上映をされ、合計で2500名以上の子供が観ることになる。
 フランスで日本のアニメーションといえば、派手なアクションが売りのテレビアニメが大きな人気を博している。しかし、『オオカミくんはピアニスト』は、日本のアニメーションのまた異なった魅力を現地の子供たちにアピールすることになりそうだ。

 作品は石田真理さんの同名絵本を原作に、ライツエンタテインメント製作、ライツ信託が著作権の受託管理をしている。音楽をテーマにしたファンタジーをSTUDIO4℃が、アニメーション化した。ピアノ演奏とアニメーションのシンクロが見ものとなっている。
 『オオカミくんはピアニスト』は、これまでにもシッチェス・カタロニア国際映画祭コンペティション部門で上映されたほか、ベルリン国際短編映画祭コンペティション部門にもノミネートされるなど国際舞台で高い評価を受けている。

 またクレルモンフェラン国際短編映画祭では、コンペティション部門でも日本の作品が上映される。注目の高い国際コンペティションには、カナバングラフィックス制作の3DCGアニメーション『ウサビッチ』(監督: 富岡聡)が出品される。
 さらに「Labo」と呼ばれるより実験的な作品のコンペティション部門では加藤隆さんの『around』とモンノカズエさんとナガタタケシさんの『Pikapika, Lightning Doodle Project』が公式出品されている。

クレルモンフェラン国際短編映画祭
http://www.clermont-filmfest.com/index.php?nlang=2

オオカミくんはピアニスト公式サイト http://www.rightswatch.jp/okami/
ウサビッチ公式サイト http://www.usavich.tv/
PIKAPIKA http://tochka.jp/pikapika/

"「オオカミくんはピアニスト」仏映画祭企画で巡回上映" »
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2008.01.11
海外:ヨーロッパ ]
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 押井守監督、神山健治監督、神谷誠監督、湯浅弘章監督、辻本貴則監督ら5人の監督による6本の短編オムニバス映画『真・女立喰師列伝』が2008年2月に開催されるベルリン国際映画祭の「食と文化」特別部門での招待上映で上映されることになった。

 押井監督作品は同映画祭で『攻殻機動隊』が過去2度上映されたことがあり、今回で3回目の出品となる。押井監督の頭の中で生まれた架空の歴史のなかで活躍する立喰師は、誕生から30年以上を経て世界の映画界の頂点、3大映画祭のひとつベルリン映画祭に行き着いた。
 立喰師シリーズ第一作『立喰師列伝』ではヴェネチア国際映画祭で、映画に新しい様式を与える「オリゾンティ(地平線)部門」に正式招待され、本作もそれに引き続き「世界三大映画祭」の一つで上映されることとなった。

 本作は押井監督のライフワークともいえる『立喰師列伝』からのスピンオフした作品で、それぞれの監督が女優と立喰をテーマに描いた短編オムニバス。
 一般公開規模は大きくなかったものの、東京国際映画祭の「日本映画・ある視点部門」に公式出品されるなど、関係者の注目度が高いところで上映される機会に恵まれたため、若手監督たちの才能を広める成果をあげられそうである。

真・女立喰師列伝 公式サイト http://www.deiz.com/onna/

"女立喰師 ベルリン国際映画祭へ" »
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2008.01.06
海外:ヨーロッパ ][ 海外:米国 ]
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【アメリカ AXはロスのコンベンションセンターで】
 北米最大のアニメ・マンガコンベンションとして知られるアニメエキスポ(AX)が、昨年12月29日から早くも2008年の事前参加者登録を開始した。2007年はユニーク入場者数で44000人に達したアニメエキスポは、今年は米国の独立記念日を挟んだ7月3日から6日に行われる。
 2006年のカリフォルニア州アナハイム、2007年の同ロングビーチから再び会場を移し、2008年はロサンゼルスのダウンタウンに位置するロサンゼルスコンベンションセンターで開催する。
 会場は一昨年まで北米最大のゲームショウであるE3も開催されていた米国を代表するコンベンション施設である。

 LAコンベンションセンターは、会場周辺の治安の状況が24時間開催のアニメエキスポに相応しくないとの意見もある。しかし、地の利のよいLAコンベンションセンターの開催で、2008年は過去最高の参加者であった2007年のそれを再び更新する可能性が高い。
 さらに今年は、昨年はコンベンション拡大のひずみが目立ったアニメエキスポの大会運営能力も注目される。

【ヨーロッパで注目急上昇中 ジャパンエキスポ】 
 一方、カリフォルニアから遠く離れたフランス・パリ市郊外では、全く同じ日程7月3日から6日の予定で、ヨ-ロッパ最大のアニメ・マンガ・日本文化のイベントであるジャパンエキスポ9が開催される。
 日程はジャパンエキスポの公式サイトでは発表されていないが、イベントの日本向け公式エージェントであるユーロジャパンコミックのウェブサイトで確認出来る。

 ジャパンエキスポは、参加動員数でアニメエキスポを上回る6万人から8万人とされている。ヨーロッパの他の日本アニメ・マンガコンベンションで、参加者数が2万人を超えるものは現在のところ存在しないから、圧倒的な存在感を誇る。
 注目されるのは、これまで3日開催とされていた日程がアニメエキスポと同じ4日間に延長されることである。こちらも昨年の参加者数を再び更新してくる可能性が高い。

 ジャパンエキスポはその動員数は多いが、アニメエキスポに較べてこれまで大手企業のイベントへの関与は少なかった。しかし、ジャパンエキスポの存在感やヨーロッパのアニメ・マンガ市場への関心の高まりから、大手企業や行政関係機関の注目が集まりつつある。
 今後は、アニメエキスポ同様に、ジャパンエキスポへの企業によるより大きな規模での参加が増える可能性は高い。

 大西洋を隔てた米国とヨーロッパでの大型アニメ・マンガコンベンションの開催が、同時期になるのは興味深い現象である。
 しかし、開催時期が重なることで両イベントを比較する機会も増えそうだ。また、イベントの目玉となる日本からのゲストの招待では、競合も起きるだろう。
 同様に、これまでアニメエキスポに足を向けていた日本の関係者の一部が、今後パリに向かうケースもあり、日本との関係ではやや難しい対応も増えそうだ。

アニメエキスポ2008公式サイト http://www.anime-expo.org/
ジャパンエキスポ公式サイト http://www.japan-expo.com/

ユーロジャパンコミック http://www.eurojapancomic.com/index.shtml#

"2008年7月 アメリカ・ヨーロッパで大型アニメイベント激突" »
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2007.12.21
海外:ヨーロッパ ]
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 2008年2月にベルギーで開催される国際アニメーション映画祭Anima2008の長編アニメーション・コンペティション部門に、日本から『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』(神山健治監督)、『時をかける少女』(細田守監督)、『鉄コン筋クリート』(マイケル・アリアス監督)の3作品が正式出品される。
 Animaは今年で26回目を迎える国際アニメーション映画祭で、ベルギーのブラッセルで2月1日から9日まで開催される。長編アニメーションや短編アニメーションからなる大規模なコンペティションを初め、多数のワークショプも行われるヨーロッパを代表するアニメーション映画祭である。

 今回は日本の3作品のほかアルゼンチン・イタリア共同製作の『ノアの箱舟』、スェーデンの『デズモンド』、タイの『Khan Kluay, Kompin Kemgumnird』、フランスの『リトル・キング・マシウス』、スペインの『Nocturna, la nuit magique』が公式出品されている。長編部門8作品のうち3作品が日本からの出品という一大勢力になっている。
 日本から出品される3作は、いずれも既に国内外で高い評価を勝ち得ている作品で、こうした大舞台に相応しいだろう。

 同映画祭では、2005年には今敏監督の『東京ゴットファザーズ』がプリベTV映画賞を受賞している。また、昨年も長編アニメーション映画のコンペティション11作品のうち3作が『鋼の錬金術師 シャンバラを征く者』(水島精二監督)、『パプリカ』(今敏監督)、『XXXHOLiC 真夏ノ夜ノ夢』(水島努監督)と日本からの出品だった。
 しかし、残念ながら昨年は日本からの受賞はなかった。今年は、2年ぶりの受賞に期待がかかるところだ。

 長編アニメーション部門以外でも、日本からの公式出品がある。短編アニメーション部門には既に幾つものアニメーション映画祭で大賞に輝いている山村浩二さんの『カフカ 田舎医者』がリストアップされている。
 それにポップな画調で人気の高いフリフリカンパニーの『Shinobi Brack & White』も上映される。『Shinobi Brack & White』は、白土三平さんの忍者映画にリスペクトを受け、そこに海外からみた変な日本の忍者がリミックスされた不思議な映像だ。
 さらに子供のための映画部門では、『やさいのようせいN.Y.SALADA 18話「はっぱのそり」』がノミネートされた。こちらは水彩画の絵本のような世界を3Dアニメーションで実現した作品で、技術的にも逃せない。

攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX  http://www.kokaku-s.com/
時をかける少女 http://www.kadokawa.co.jp/tokikake/
鉄コン筋クリート http://www.tekkon.net/
カフカ 田舎医者 http://www.shochiku.co.jp/inakaisha/
Shinobi Brack & White
http://www.furifuri.com/movie/shinobi.html
やさいのようせい N.Y.SALADA  http://yasainoyousei.jp/

"攻殻、時かけ、鉄コン、ベルギーのアニメーション映画祭公式出品" »
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2007.12.15
海外:ヨーロッパ ]
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 2006年の大型劇場映画『ブレイブ・ストーリー』が、2008年2月6日からフランスで劇場公開される。『ブレイブ・ストーリー』は、宮部みゆきさんの人気ファンタジー小説を原作に、GONZOがアニメ制作を行った。
 作品は、当初より海外市場を狙っていたと見られ、海外の国際映画祭に度々出展をされている。そうしたなかでの作品評価の積み上げが今回の劇場公開につながったと見られる。

 劇場配給はもともとはアニメDVD流通会社であるKAZEが配給を行う。KAZEは来年1月9日からは、映画『Death Note』の前編・後編を合わせた劇場公開も予定している。同社による日本の劇場映画への積極的な取り組みが目立っている。
 しかし、同社はアニメDVD流通の大手だが、劇場配給の経験は多くないため、公開は小規模なものにとどまるとみられる。
 それでもフランスは、世界的にみれば、日本の映画の劇場公開本数がかなり大きな国である。今回の両作品の公開は、日本映画好きの多いフランスだからこそ実現したとも言える。

ブレイブ・ストーリー公式サイト(フランス) http://www.bravestory-lefilm.com/
Death Note公式サイト(フランス) http://www.deathnote-lefilm.com/

"「ブレイブ・ストーリー」2008年2月フランス公開に" »
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海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス初の本格的なアニメチャンネルとして今年9月に放映を開始したアニメセントラル(Anime Central)が好調である。同局は、毎日夜9時から朝の6時まで、日本のアニメだけを放映し続ける有料衛星チャンネルである。
 ヨーロッパでは珍しい大人向けのアニメをコンセプトにスタートしたが、11月のアニメセントラルのコメントによれば、同局の視聴率は当初の見込みより遥かに高いという。

 アニメセントラルは、こうした人気により、放映番組のライナップを増やしている。現在は、開設当初の『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』や『鋼の錬金術師』、『プラネテス』、『天空のエスカフローネ』などに代わり、『カウボーイビバップ』、『攻殻機動隊 S.A.C 2nd Gig』、『ウルフズレイン』、『.hack//Sign 』といった作品を放映している。
 こうしたなかでアニメセントラルは、2008年新たに『機動戦士ガンダムSEED』、『スクライド』、『ウィッチハンターロビン』の放映を開始すると発表した。いずれの作品もイギリス初放送になる。
 また、クリスマス前後には「カウボーイビバップ マラソン」と「鋼の錬金術師 マラソン」、年末年始には「Bleach マラソン」を行う。

 これまでイギリスは、ヨーロッパやアメリカに較べて日本アニメの普及が進んでいないとされてきた。しかし、アニメセントラルのラインナップは、ヨーロッパのテレビ放映のアニメとしても野心的な作品が多い。
 そうした作品が好調であることは、イギリスでの日本アニメを巡る環境が変わりつつある兆しといえるだろう。

アニメセントラル(Anime Central) http://animecentral.com/

機動戦士ガンダムシリーズ公式サイト(全ヨーロッパ向け)
http://www.beez-ent.com/msgundam/

当サイトの関連記事
イギリス初の日本アニメ専門チャンネル アニメセントラル放映開始

"2008年イギリスで「機動戦士ガンダムSEED」放映開始" »
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2007.11.27
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 英国アカデミー賞の子供番組部門であるチルドレンズアワードが、11月25日に英国・ロンドンヒルトンホテルで発表された。
 このうち主要部門のひとつであるアニメーション賞はクーリングウッド・オハラ・エンタテイメントの制作した『ザ・シークレット・ショウ』が受賞した。『ザ・シークレット・ショウ』は、公式サイトもインタラクティブ部門賞を獲得し、ダブル受賞となっている。
 日本のハルフィルムメーカーも制作に参加した『オーバン スターレーサーズ』が、この部門のノミネート4作品に選ばれていたが、こちらは惜しくも受賞を逃した。

 このほか映画部門で3Dアニメーションの『ハッピーフィート』が受賞をした。これは『マウスタウンロディとリタの大冒険』や『ハリーポッター 炎のゴブレット』を押さえての受賞となる。
 しかし、子供たちの投票で選ばれるBAFTA子供投票(BAFTA Kids’ Vote in association with Electronic Arts)では、『ハッピーフィート』や『ハリーポッター』、『シュレック3』、『トランスフォーマー』を押さえて、『ザ・シンプソンズ MOVIE』が選ばれるなど、専門家の評価と子供の評価はまた違うようだ。

 また、アニメーションスタジオのアードマンが、映画『マウスタウンロディとリタの大冒険』の作品としては賞を逃したものの、独立系プロダクション・オブ・ザ・イヤーに選ばれている。さらに国際賞は『スポンジボブ スクエアパンツ』が受賞するなど、アニメーション作品の存在感が大きい。
 そして、存在感が大きいながらも、アニメーション映画祭や一般の映画賞と違う独自の選考基準を持つところが、子供番組に特化したチルドレンズアワードらしさを示している。

英国アカデミー賞チルドレンズアワード http://www.bafta.org/awards/childrens/

"英国アカデミー子供番組賞 ハッピーフィートやシンプソンズ" »
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2007.11.03
海外:ヨーロッパ ]
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 国際交流基金のケルン日本文化会館は、12月5日から12月20日まで、「アニメーション映画特集:日本アニメーションの半世紀 EIN HALBES JAHRHUNDERT JAPANISCHER ANIMATION」と題した日本アニメーションの特集上映会を開催する。
 上映されるのは日本を代表するアートアニメーションの数々、1945年の太平洋戦争の最中に制作された政岡憲三さんの『くもとちゅーりっぷ』から、90年代の山村浩ニさんの作品までである。その数は50作品以上、日本を代表するアートアニメーションの名作がまとめて紹介される。

 日本のアートアニメーションは、古くは大藤信郎さんから川本喜八郎さん、岡本忠成さんら世界的に名前が知られた作家は多い。今回はそうしたなかから、『南無一病息災』(岡本忠成)や『驚き盤』(古川タク)、『遠近法の箱・博士のさがしもの』(山村浩二)、さらに久里洋二さん、亀井武彦さん、鈴木伸一さん、木下蓮三さんらの作品が並ぶ。まさに戦後の日本アートアニメーションの一覧となる。
 さらにドイツでもマンガやテレビアニメの巨匠と知られる手塚治虫さんの作品『展覧会の絵』、『Jumping』、『おんぼろフィルム』も上映される。これらの作品はアニメーション作家としての手塚治虫さんの一面を表す代表作として知られている。

 国際アニメーション映画祭を通じて近年の日本のアートアニメーション作品が紹介されることは多いが、40年代から80年代までの古い作品となると国内外とも上映機会は多くない。今回のように海外で系統だった上映企画が立てられるのは珍しい例だといえるだろう。
 ドイツでは近年、遅まきながら日本のテレビアニメが大きなムーブメントになっている。そうしたなかでの商業アニメーションとは違うアートアニメーションの紹介は、また意義深いものでないだろうか。

日本アニメーションの半世紀: EIN HALBES JAHRHUNDERT JAPANISCHER ANIMATION
(ドイツ語)http://www.jki.de/kulturinstitut_programm.html?&L=1#554

国際交流基金 http://www.jpf.go.jp/j/

"ドイツで日本のアートアニメーション特集 政岡憲三から手塚治虫まで" »
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2007.10.23
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 日本とフランスのクリエイターが参加して制作されたテレビアニメーションシリーズ『オーバン・スターレーサーズ』が、英国アカデミー賞の子供番組部門アニメーション賞にノミネートされた。
 作品の製作は英国の放送局JETIX、フランスのアニメーション制作会社Sav! The World Productions、さらに2Dアニメーション部分で日本のハルフィルムメーカーも参加するインターナショナルなアニメーション作品である。

 作品は未来の地球を舞台に謎のレースに参加する主人公たちを描いた冒険アクションである。作品の監督サヴァン・イェットマン・エッフェル氏やトマ・ロマン氏が日本のアニメに触発され、日本で制作したこともあり、全体に日本アニメのタッチが色濃く表れた傑作アニメーションである。
 英国ではJETIXチャンネルでテレビ放映され子供たちに広く人気があるほか、ヨーロッパ全域や米国でも放映されている。日本ではトゥーンディズニーのJETIX枠で放映された後、今年10月からNHK BS2でも放映を開始した。

 英国アカデミー賞は、映画だけでなく、テレビ部門、ゲーム部門、テレビ・クラフト部門、そして子供番組部門と幅広いカテゴリーに分かれている。それだけに英国内ではよく知られた権威の高い賞とされている。
 子供番組部門は子供向けのエンタテイメント作品に特化しており、映画やテレビ番組、ゲームなど様々なカテゴリーからなる。このうち『オーバン・スターレーサーズ』がノミネートされたアニメーション賞は主要カテゴリーのひとつである。
 ノミネート作品は『オーバン・スターレーサーズ』を含めて4作品、ほかには、イギリスの著名なアニメーションスタジオ・アードマンの『SHAUN THE SHEEP』などがある。受賞作品の発表は11月25日を予定している。

英国アカデミー賞公式サイト http://www.bafta.org/
オーバン・スターレーサーズ公式サイト(日本)
 http://www.dot-anime.com/tb/tb_oban/

英国アカデミー賞の子供番組部門
【アニメーション賞ノミネート作品】

■CHARLIE AND LOLA CHRISTMAS SPECIAL
Claudia Lloyd、Kitty Taylor
(Tiger Aspect Productions/CBeebies/CBBC)

■オーバン・スターレーサーズ
Michael Lekes、Savin Yeatman-Eiffel
(Sav! The World Productions/Jetix)

■THE SECRET SHOW
Christopher O'Hare、Tony Collingwood, Andrea Tran
(Collingwood O'Hare Entertainment/CBeebies/CBBC)

■SHAUN THE SHEEP
Julie Lockhart、Chris Sadler, Richard Goleszowski
(Aardman Animations/CBeebies/CBBC)

"オーバン・スターレーサーズ 英国アカデミー賞子供番組候補作品" »
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2007.09.23
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 ドイツで子供向けのアニメーション事業を行うテレビルーンランド(TV-Loonland)は、日本アニメーションからプレスクール向けのアニメ『うっかりペネロペ』の放映権などの各種権利を獲得したと発表した。
 テレビルーンランドが獲得したのは、ロシアや北欧などを含む全ヨーロッパ、イスラエルを含む中近東、アフリカ全域での映像作品に関わる全ての権利である。このなかにはテレビ放映、ビデオグラム、ビデオオンデマンド、インターネット、モバイルなどの各権利が含まれている。

 『うっかりペネロペ』は、日本アニメーションとNHKエンタープライズ、白組が共同製作をした3Dアニメで、フランス人のアン・グッドマンさんとドイツ人のゲオルグ・ハレンスレーベンさんの夫妻が描いた絵本「ペネロペ」シリーズを原作としている。
 主人公のかわいいコアラ・ペネロペの楽しい日常を、アニメ化した。作品は全26話各5分の3Dアニメである。番組は短いがそのキャラクターのかわいさから国内では高い人気を獲得している。
 今年のアヌシー国際アニメーション映画祭では、子供向けアニメーション番組シリーズのベスト作品にも選ばれている。
 日本の企業による子供向けの3Dアニメが海外で広く展開することは少ない。『うっかりペネロペ』のヨーロッパ展開は、プレキッズ(幼児市場)を苦手とする日本のアニメ業界全体にとっても注目される動きである。

 テレビルーンランドは、ドイツに拠点を持ちヨーロッパとアメリカ向けで子供向けのクオリティの高いアニメーション作品を展開している。一方、日本アニメーションも伝統的に子供向けのアニメ作品を得意としているため、両社の企業カラーは似ている。また、作品の原作がヨーロッパの題材から取られていることもあり、両社の合意に至ったと考えられる。
 テレビルーンランドは『うっかりペネロペ』について、「かわいらしく、前向きな物語、教育的な要素も組み込まれており、幼い視聴者にとても相応しい作品」と述べている。さらに日本での作品の成功を、世界の他の地域にも広めたいとしている。

うっかりペネロペ公式サイト http://www.penelope.tv/ 

テレビルーンランド(TV-Loonland) http://www.loonland.com/
日本アニメーション http://www.nippon-animation.co.jp/
NHKエンタープライズ http://www.nhk-ep.co.jp/
白組 http://www.shirogumi.co.jp/

"「うっかりペネロペ」ヨーロッパ全域で展開 独アニメーション会社" »
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2007.09.16
海外:ヨーロッパ ]
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 ロシアの新聞ウラジオストック・タイムズによると、ロシア極東を代表する都市ウラジオストックで初めての日本アニメフェスティバルが9月15日、16日に開催される。
 アニメフェスティバルでは、今年ロシアで劇場公開された『風の谷のナウシカ』(宮崎駿監督)のほか、『東京バビロン』、『アップルシード』、『ゲド戦記』が上映される。このうち『東京バビロン』はファンによる吹替えがつけられるとしている。
 このほか期間中は碁の紹介やアニメ関連商品の販売、コスプレ大会、カラオケ大会が開かれる予定である。

 日本の近隣諸国である中国や韓国、台湾では日本のアニメは人気が高い。しかし、日本のもうひとつの隣国であるロシアの日本アニメ事情については、ほとんど情報がない。
 少なくともこれまで正規のアニメ作品のライセンス販売やテレビ放送、劇場公開は、ロシアでほとんど行われていない。このためロシアにおける日本アニメは、一部の熱狂的なファンが中心でその数はあまり多くないと考えられる。

 それだけに日本に最も地理的に近い都市とはいえ、人口数十万のウラジオストックで日本アニメのフェスティバル開催されることには多少の驚きがある。
 世界各国で人気を集める日本アニメは、残り少なくなった未開拓の地であるロシアにも次第に入り込みつつあるのかもしれない。

"ロシアのウラジオストックで日本アニメフェスティバル開催(9/16)" »
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2007.09.08
海外:ヨーロッパ ]
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 8月4日から東京都写真美術館にて夏休みロードショーされていたポーランドの人形アニメーション『おやすみ、クマちゃん』が、上映場所を代えて延長される。
 『おやすみ、クマちゃん』は人形アニメーションで、主人公のクマちゃんの日常をかわらしい人形で描き出す作品である。ヨーロッパでは広く人気があり、特に母国ポーランドでは、今年、原作誕生50周年記念してウッジ市にクマちゃんの銅像が建立されたほどよく知られている。
 今回の上映では、12年にわたって制作されてきた作品のなかから10話がピックアップし、『おやすみ、クマちゃん』の魅力に迫る。

        クマメイン.jpg
         (c)Telewizja Polska S.A.

 作品は東京都写真美術館で9月14日までのロードショーとされた後、9月22日からは東京六本木のシネマート六本木で公開を開始する。今回の公開場所を移しての上映は、東京都写真美術館での高い人気を受けてのものである。
 また写真美術館では日本語吹替版での上映となっていたが、六本木シネマートでの上映はオリジナルのポーランド語の音声による字幕版となる。よりオリジナルに近い味わいを知りたい人に最適となる。写真美術館で観たファンにとっても、もう一度観てみる価値もあるだろう。

 人形アニメーションというと、同じ東ヨーロッパでもチェコなどがよく知られている。しかし作品の制作スタジオのセ・マ・フォルSE-MA-FOR FILM PRODUCTIONは、1947年の設立された世界でも有数の人形アニメーションのスタジオである。
 アカデミー短編アニメーション受賞作品『タンゴ』(ズビグニエフ・リプチンスキ監督)をはじめ、およそ1400作品を制作してきた。代表作には『ムーミン パペット・アニメーション』 シリーズやアニメファンの間で伝説的人気を誇る『Colargol』などがある。
 ポーランドは、隠れた人形アニメーション大国なのである。今回はセ・マ・フォルとポーランドの人形アニメーションの魅力を知る数少ない機会となっている。

おやすみ、クマちゃん公式サイト http://oyasumi-kumachan.com/
セ・マ・フォル SE-MA-FOR FILM PRODUCTION http://www.se-ma-for.com/

シネマート六本木  http://www.cinemart.co.jp/theater/roppongi/
東京都写真美術館  http://www.syabi.com/

"人形アニメ「おやすみ、クマちゃん」字幕版六本木で公開(9/8)" »
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2007.08.28
海外:ヨーロッパ ]
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 ドイツ語圏最大のアニメ・マンガコンベンションであるConnichi2007は、9月7日から9日までの開催期間中に日本の人気音楽ユニットのm.o.v.eのコンサートを行うと発表した。
 m.o.v.eはエイベックス所属の人気音楽ユニットで、アニメ作品『頭文字D』シリーズの音楽に大きく関わったことから海外のアニメファンにもよく知られている。Connichi2007でのコンサートは、m.o.v.eの初のヨーロッパコンサートでもある。

 今年春にはm.o.v.eは、アメリカ・シアトルで開催されたアニメコンベンションのSAKURA CON2007にも参加し好評を博した。Connichiの参加はm.o.v.eにとっては、今年2回目の海外コンベンションになる。
 また、Connichi2007では既に「アキバの女王」と呼ばれる桃井はるこさんの参加とコンサートの開催も決まっている。桃井さんも今年の夏に、アメリカ・ロングビーチで開催されたアニメコンベンションのアニメエキスポ2007に参加している。ともにヨーロッパとアメリカのふたつの地域での大型コンサートとなり、海外でのファン交流を積極的に展開している。

 このほかConnichiでは、日本のビジュアル系ロックバンドのRENTRER EN SOIと『オーバン スターレーサーズ』のサヴァン・イェットマン・エッフェル監督が公式ゲストとして招待されている。
 コンベンションの参加人数は昨年で12000人とアメリカやフランスの大型アニメコンベンションと較べるとやや小振りである。しかし、豪華なゲスト陣は日本アニメの普及に勢いがあるとされるドイツの文化状況を表していると言えるだろう。

Connichi 2007  http://www.connichi.de/index.jp.html
m.o.v.e公式サイト http://electropica.com/index.html

"m.o.v.e ドイツのアニメコンベンションの公式ゲストに(8/28)" »
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2007.08.04
海外:ヨーロッパ ]
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 ロシアのタス通信などの報道によると7月26日にロシア国内で宮崎駿監督のアニメ作品『風の谷のナウシカ』が劇場公開され話題を呼んでいる。
 ロシアでも、最近は日本のアニメを観ることが出来るようにはなってきたが、西ヨーロッパやアジアの国々に較べるとその存在感はまだまだ小さい。世界のなかでは、日本のアニメが最も普及していない地域のひとつでもあり大きなニュースと言える。

 『風の谷のナウシカ』は、世界的にその名前を知られるアニメ監督宮崎駿氏の代表作であり、出世作でもある。制作は1984年であるから、実に23年目にしてのロシアでの劇場公開となる。
 しかし、『風の谷のナウシカ』の興行成績は、最初の一週間で30館の公開で1万8000ドルとなったとされている。話題の大きさと較べると、その数字はまだまだ控えめである。

 しかし、ロシアの報道では宮崎駿氏の日本のアニメ界での位置づけや、ベルリン映画祭やアカデミー賞で受賞経験があるなどの業績と共に紹介するなど好意的なものが目立っている。
 作品がかつて米国で封切られたような改訂版でなく、2005年に米国で発売し直されたオリジナル作品であることを強調するものも見られる。『風の谷のナウシカ』は、8月8日まで公開される予定である。

 また、日本貿易振興機構JETROのビジネストピックスによれば、ロシアでは『風の谷のナウシカ』公開後、宮崎駿監督の数作品と高畑勲監督作品2本が公開される予定がある。

日本貿易振興機構JETRO http://www.jetro.go.jp/
    宮崎アニメ、30都市で公開 (ロシア)  http://www.jetro.go.jp/topics/48175

"ロシアで「風の谷のナウシカ」劇場公開 日本公開から23年目(8/4)" »
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2007.07.22
海外:ヨーロッパ ]
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 ドイツ最大のアニメ・マンガのコンベンションであるCONNICHI2007は、9月7日から9日まで開催される今年の大会のメインゲストに『オーバンスター レーサーズ』のサヴィン・イェットマン=エッフェル監督を招くと発表した。
 CONNICHI2007によれば、今回の招聘はヨーロッパの大手アニメーションチャンネルとして知られるJETIXとの協業によるものである。

 『オーバンスター レーサーズ』は、JETIXとフランスのアニメーション会社Sav! The World Productionsが製作を行っている。さらに、日本のアニメの持ち味を生かすため2Dアニメーション制作を日本のハルフィルムメーカーが担当した。
 このためヨーロッパでは、日本アニメ作品と受け取られることも多い。またエッフェル監督は作品制作のため日本で指揮を執ったことから、日仏の共同制作アニメーションとしても大きく注目されている。作品は、日本のディズニーチャンネルのJETIX枠でも放映された。

 そうしたアニメーション作品『オーバンスター レーサーズ』だが、日本のアニメ・マンガ専門のコンベンションに欧米の大手アニメーション会社がスポンサー参加することは珍しい。特にJETIXはディズニー系の大手アニメーションチャンネルであるだけになおさらである。
 日本スタイルのアニメーションの企画・製作に熱心なJETIXが、日本のアニメ・マンガファンのマーケットに大きな関心を持っている表れともいえるだろう。
 今年のCONNICHIの公式スポンサーには、ドイツのアニメDVD流通の大手であるADVフィルム(本社米国)、Universum Film、Anime Virtualが参加している。

 CONNICHI2007は、ドイツ語圏最大の日本アニメ・マンガのコンベンションで、昨年の参加者は12,000人を超えた。数万人規模のフランスやアメリカのコンベンションと較べると規模は小さいが、過去数年で急激に日本のマンガ・アニメの流通が拡大するドイツのイベントとして注目されている。
 コンベンションが開催されるカッセルは、ドイツ中部の中規模の工業都市である。コンベンション都市としても知られており、今回の主要会場であるコングレス・パレスは現在美術の世界的祭典「ドクメンタ」でも主会場として利用されている。

当サイトの関連記事
日仏合作オーバンスターレーサーズ 上映会
JETIXヨーロッパは日本のライバルになる?

Connichi 2007  http://www.connichi.de/index.jp.html

オーバンスター レーサーズ公式サイト http://www.obanstarracers.com/

JETIX(日本) http://www.disneychannel.jp/jetix/
Sav! The World Productions  http://www.savtheworld.com/

"ドイツ最大のアニメコン 「オーバンスター」でJETIXが参加(7/22)" »
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2007.07.12
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 世界コスプレサミット(WCS)2007公式サイトによると、世界各国からコスプレイヤーが集まり世界一を競う世界コスプレサミット(WCS)2007のフランス代表が決まった。
 WCS2007フランス代表最終選考会は、7月8日にフランス・パリ郊外ノールヴィルパント展示場で開催された第8回JAPAN EXPOで行われた。その会場で『ALICHINO』のツギリと冥美を演じたラット・ダミアンさんとジュディ・イザベルさんが選ばれた。ともに学生の男女ペアチームである。

 最終選考会が開催されたJAPAN EXPOは、ヨーロッパ最大の日本のポップカルチャーイベントである。フランスの通信会社AFPによれば、今年の参加者は昨年の56000人を大きく上回りおよそ8万人に達したとしている。
 WCS2007フランス代表最終選考会は、このJAPAN EXPOの主要イベントのひとつとされている。

 世界コスプレサミットは、今年は12カ国14チーム(日本のみ地区別に3チーム出場)が出場を予定している。このうち既に11チームの最終選考会が終了しており、今回のフランス代表の決定は12チーム目であった。
 残り2チームは、シンガポール代表と開催地となる地元名古屋の日本・名古屋地区代表のみである。名古屋地区最終選考会は、今週末7月15日に、名古屋・ジョイサウンド金山で開催さる。
 さらに同じ7月15日にシンガポールでは、シンガポール最大のコスプレイベント第6回「CosfestVI:The Golden Experience」で、シンガポール代表最終選考会が開かれる。こうして7月15日には、全代表が出揃うことになる。

 世界各国の代表が集まる「世界コスプレチャンピオンシップ」は、8月4日の大須コスプレパレードに引き続き8月5日に名古屋市内で開催される。
 今年で5回目を迎え、過去最大規模となる世界コスプレサミットの優勝者がここで決まる。これまで開催国日本からの優勝がないだけに、日本チーム3代表にも期待がかかる。

世界コスプレサミット公式サイト http://www.tv-aichi.co.jp/wcs/
世界コスプレサミット2007公式ブログコスサミ通信
http://www.tv-aichi.co.jp/blog/wcs/

"世界コスプレサミット フランス代表決まる 週末に全代表決定(7/12)" »
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2007.07.07
海外:ヨーロッパ ]
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 世界最大規模の博物館として知られる大英博物館が、この夏日本アニメの集中上映会を行う。
 上映作品は『風の谷のナウシカ』や『紅の豚』といったジブリ作品から、『AKIRA』、『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society』、『イノセンス』といったカッティングエッジな作品、さらには『劇場版NARUTO 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』にまで及ぶ全9作品、日本アニメの多様性を示すラインナップとなっている。

 お堅い大英博物館に似合わない日本アニメの特集上映である。実はこれらは7月19日から10月21日まで開催する日本の工芸美術の特集企画「近代日本の中の工芸の美:Crafting Beauty in Modern Japan」のなかのひとつとされている。
 『風の谷のナウシカ』や『紅の豚』、『劇場版NARUTO』の3作品は、「マンガtoアニメ映画(家族向け)」の企画で、残りの6作品は「マンガtoアニメ映画(夜の部)」とされている。夜の部は、世界で注目される日本アニメ産業におけるアニメ映画といった位置づけをしている。

 今回興味深いのは上映作品の幅の広さと同時に、この特集上映が日本の工芸という企画のひとつとされていることである。「近代日本の中の工芸の美」のなかで他に取り上げられているのは、生け花、茶道、漆器、陶器といった伝統的な日本の工芸品である。
 大英博物館がどのような意図でこうした企画のなかにアニメを組み込んだか詳しくはわからない。しかし、この企画のキュレーターが、アニメのなかにも日本の工芸のなかに生きる職人芸を見出していると言えるだろう。上映会は、7月から10月まで断続的に行われる予定である。

大英博物館  http://www.thebritishmuseum.ac.uk/
  近代日本の中の工芸の美:Crafting Beauty in Modern Japan紹介(PDF) 

大英博物館で上映される日本アニメ
『劇場版NARUTO 大活劇!雪姫忍法帖だってばよ!!』
『紅の豚』
『風の谷のナウシカ』
『火の鳥2772 愛のコスモゾーン』
『はだしのゲン』
『AKIRA』
『11人いる!』
『攻殻機動隊 S.A.C Solid State Society』
『イノセンス』

"大英博物館で日本アニメ特集 攻殻、ジブリ、NARUTOなど(7/7)" »
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2007.06.08
海外:ヨーロッパ ]
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 アニメーション作家の山村浩二さんが、6月8日から12日までの間ロシアのモスクワ市で開催される第2回モスクワ国際オープン図書展においてワークショップと講演会を行う。
 第2回モスクワ国際オープン図書展は、本年の特別企画展として「ロシアにおける俳句の発見」を行っている。このなかで日本のアニメーション映画である『冬の日』が紹介される。

 『冬の日』は、様々な俳句をベースに川本喜八郎さんやユーリ・ノルシュテインさんら複数のアニメーション作家の短編アニメーションをまとめた連作アニメーションである。今回の特集のテーマ「俳句」と重なるだけでなく、大藤信郎賞受賞や第7回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門大賞を受賞するなど作品の評価も高い。
 山村浩二さんも同作品に参加したひとりで、杜国の俳句をもとに短編アニメーションを制作している。山村さんはその作品『頭山』で、2003年のアヌシー国際アニメーション映画祭でグランプリを取るなど世界的に名前を知られたアニメーション作家である。

 今回山村さんは、第2回モスクワ国際オープン図書展の期間中6月11日に子供のためのアニメーションワークショップを行い、6月12日には「俳句シンポジウム」と題されたイベントに参加する。同日には映画『冬の日』の上映会も行われる。
 さらに、13日にはモスクワ市内の映画館Fitilにおいて講演会と上映会が行われ、14日には映画スクールの視察なども予定されている。これらのイベントは日本の国際交流基金がサポートしている。
 日本のアニメーション、特にアート系のアニメーションが、公式に紹介される機会はすくないため、今回は日本のアートアニーションにとって貴重なイベントと言える。

第2回モスクワ国際オープン図書展 公式サイト http://www.moscowbookfest.ru/program/
YamuraAnimation (山村浩二公式サイト) http://www.yamamura-animation.jp/

"山村浩二さん ロシアで講演会とワークショップ(6/8)" »
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2007.06.06
海外:ヨーロッパ ]
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 7月6日から8日まで、パリ市郊外のノール・ヴィルパントで開催されるヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントのジャパンエキスポは、今年のイベントに日本の人気アーティストのYOSHIKIさんが参加すると公式サイトで告知している。
 YOSHIKIさんがどのようなかたちでジャパンエキスポに参加するかは述べられておらず、詳細は追って告知するとしている。

 ジャパンエキスポは昨年の来場者数が56000人、今年の来場者目標は75000人と、日本文化に特化した海外で開かれるイベントでは、米国のアニメエキスポを上回る最大規模である。
 YOSHIKIさんは、先頃Gacktさん、Sugizoさん雅さんと結成する新ユニット「S.K.I.N」としてアニメエキスポ2007でコンサートを開催すると発表したばかりである。今年のジャパンエキスポに参加すれば、アメリカとヨーロッパ双方の巨大イベントにゲスト参加することになる。

 ジャパンエキスポはそのイベント規模に合わせて、既に多くの日本からのゲストを発表している。このなかにはアニメ関係では、フランスでも人気の高い『シティハンター』のキャラクターデザインでも知られるアニメーター神村幸子さんがいる。
 また、フランスでの日本マンガの人気の広がりを反映して、『シャーマンキング』の武井宏之さん、『メルヘヴン』の安西信行さん、水野純子さん、竹谷州史さん、市口桂子さんらが参加する。全体にアニメより、マンガ分野のゲストが多くなっている。

 さらにライブ系のアーティストには、HalcaliとロックバンドのGARIが参加する。Halcaliは女性二人組のヒップホップユニットだが、アニメ番組とのタイアップにも積極的で、『交響詩篇エウレカセブン』のエンディング主題歌や『出ましたっ!パワパフガールズZ』テーマソング、『月面兎兵器ミーナ』の主題歌を歌っている。アニメファンではお馴染みの顔といえるだろう。
 GARIはアニメとのつながりはないが、アニメやマンガだけでなく音楽やファッジョンなど幅広い、日本カルチャーの紹介を行うジャパンエキスポならではゲストといえるだろう。

当サイトの関連記事
YOSHIKI・Gackt・雅・Sugizo 新ユニットSKIN 米国AXでコンサート

ジャパンエキスポ公式サイト(フランス語・英語サイトあり) http://azikult.com/

"フランス ジャパンエキスポにもYOSHIKI出演?(6/6)" »
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2007.05.18
海外:ヨーロッパ ]
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 アメリカのエンタテインメント業界情報のハリウッドレポーターによれば、ドイツの映画配給会社スプレンディド・フィルム(Splendid Film)はヨーロッパ地域初となるアジアコンテンツ専門の有料チャンネルを設立する。
 チャンネルは『アマジア(アメージングアジア):Amazia(Amazing Asia)』と名付けられ、今秋からドイツでサービスを提供する。また番組はアジア映画とアニメを中心にキックボクシングや相撲、さらには日本と韓国のゲームショウもレポートするとしている。

 スプレンディド・フィルムは、ドイツで映画の配給やDVDの流通・販売を広く手がけるスプレンディド・メディア(Splendid Medien AG)のグループ会社である。ホラー映画やSF映画、さらにアジア映画など劇場公開されることの少ないニッチ(隙間)市場の作品を中心に手がけている。
 日本の作品では『日本沈没』や『SHINOBI』といった、エンタテイント作品が多い。また、同じグループ会社のポリブランド(polyband)は、『ドラゴンボール』シリーズや『ガンダムウィング』などのDVDを手がけている。

 ドイツでは先日、ソニーピクチャーズ・テレビジョンインターナショナルと、大手ケーブル放送局のユニティ・メディアがアニメ専門チャンネルの立ち上げを発表したばかりである。アニメも含めたアジアのエンタテインメントコンテンツの需要が大きくなっているようだ。
 またドイツでは現在、地元の大手テレビ局RTLを中心にヨーロッパでは最も日本アニメの放映が多い国のひとつとなっている。こうした状況もアニメ作品に対するニーズの高さの表れかもしれない。
 
ハリウッドレポーター Asia only for German net

当サイトの関連記事 
アニメ専門チャンネル アニマックス ドイツ進出決定

スプレンディド・メディア http://www.splendid-medien.de/english/index_c.html
スプレンディド・フィルム  http://www.splendidfilm.de/
ポリブランド  http://www.polyband.de/

"ドイツで新たなアジア専門チャンネル アニメも放映(5/18)" »
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2007.05.17
海外:ヨーロッパ ]
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 アキバや萌えをフィールドに、音楽や声優の枠を超えて活躍する桃井はるこさんが、いよいよ海外ファンの前に登場する。
 ドイツ語圏最大のアニメ・マンガコンベンションであるCONNICHIの実行委員会は、9月7日から9日までドイツのカッセルで開かれる今年のイベントに桃井はるこさんをゲストとして招くと発表した。桃井さんは日本で見せるパワフルなライブステージを、ドイツのアニメ・マンガファンに披露することになる。
 
 CONNICHIは今年で開催6回目と歴史は比較的浅いが、近年のドイツ語圏でのアニメ・マンガファンの急増とドイツ語圏最大のアニメポータルサイトAnimexxの主催により急激に成長している。現在のドイツを代表するアニメ・マンガイベントとして知られている。
 開催規模もドイツ語圏のアニメイベントとして最大で、昨年の参加者は12,000人、今年はそれを上回る参加者が見込まれる。 ヨーロッパではフランスのジャパンエキスポが、日本のアニメ・マンガイベントとしてよく知られている。今後はこれに匹敵するイベントに成長するか注目される。

 桃井さんは「モモーイ」の愛称でファンから慕われる人気アニメ歌手・声優だが、その活動は作詞・作曲、ライター活動など幅広い。アキバ文化を愛することで有名で、「アキバの女王」と呼ばれることもある。
 2004年に東京で開催されたアメリカのアニメイベントの日本出張イベントアニメエキスポ東京にも音楽ユニットUNDER17としてゲスト参加したこともあるが、今回のような本格的な海外活動は初になる。

当サイトの関連記事
『はるこ☆UP DATE』 桃井はるこさんインタビュー
元祖あきば系の女王 桃井はるこの「音楽」「萌え」「アキバ」

CONNICHI2007公式サイト(日本語) http://www.connichi.de/index.jp.html

桃井はるこのモモイズム宣言! http://www.momoi.com/
桃井はるこのほめぱげ  http://www.avexmovie.jp/lineup/momo-i/

"桃井はるこ 独最大のアニメイベントでライブコンサート(5/17)" »
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2007.05.15
海外:ヨーロッパ ]
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 5月14日、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナル(SPTI)は、アニメ専門チャンネルのアニマックスを新たにドイツで開始する。チャンネル開設にあたってドイツの大手ケーブルテレビ・ユニティメディア(Unity Media)と合意した。
 ケルンに本社を持つユニティメディアは、ドイツ有数の大手ケーブルテレビ会社である。またケーブルテレビの利用率の高い国として知られるドイツで、ケーブル放送契約者のおよそ40%のシェアを誇っている。
 チャンネルは、ドイツで最も人口が集中するノルトライン=ヴェストファーレン州とヘッセン州で有料デジタルテレビとして配信される。

 現在、アニマックスは、国外で唯一グローバルに展開する日本アニメの専門チャンネルとして急速にその視聴可能領域を広げている。昨年だけでも、韓国や中・東欧などの地域があらたに放送地域に加わっている。
 しかし、米系のメディアコングロマリットの力が強い北米・西ヨーロッパでは、チャンネルの展開は行なっていなかった。
 今年4月に海外のアニマックスチャンネルを統括するソニー・ピクチャーズ・テレビジョン・インターナショナル(SPTI)は、西ヨーロッパの主要国に進出する予定と表明していた。このなかで具体的にイギリス、ドイツ、イタリア、スペイン、フランスの5カ国の名前を挙げていた。今回のドイツ・アニマックスの立ち上げはその第1弾となる。今後は、ほかの西ヨーロッパ各国への展開方法と、噂される米国進出の動向が注目される。
(情報:アニメニューズネットワーク経由)

ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン
 
ユニティメディア http://www.unitymedia.de/index_en.html

アニマックス(日本) http://www.animax.co.jp/

当サイトの関連記事 
アニメチャンネル アニマックス ヨーロッパ進出計画中
ソニー 中欧の大手アニメチャンネルを買収
韓国アニマックス 本日29日からスタート

"アニメ専門チャンネル アニマックス ドイツ進出決定(5/15)" »
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2007.03.24
海外:ヨーロッパ ]
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 アニメプロダクションのサテライトがフランス企業と合作した『ヴァレリアン』(フランス語タイトル『TIME JAM』)が完成した。
 3月22日から開催されている東京国際アニメフェア2007の会場のなかでその映像の一部が公開され、作品の高いクオリティが注目を浴びた。

 サテライトは『マクロスゼロ』や『創聖のアクエリオン』といったオリジナリティとCGを中心とした映像のクオリティの高さでよく知られたアニメプロダクションである。今回はそうした実績を買われて、国境を越えた大型プロジェクトである『ヴァレリアン』に参加した。
 作品はフランスコミックの大御所ジャン・クロード=メチエールとクリスティが生み出したSFコミックの傑作で、フランスでは非常によく知られた作品である。この原作を『レオン』などの映画で日本でもよく知られたリック・ベンソンが代表を務めるヨーロッパ・コープ社とフランスのアニメスタジオのダゴーマリーナ社、それとサテライトの3社が共同で制作にあたった。

       VALERIAN.JPG

 全40話のテレビアニメで製作費は17億円にも達し、日本にとってもフランスにとっても巨大なプロジェクとになる。
 作品の雰囲気は、怪獣やメカなどのテイストにフランス風があるが、全般に日本アニメのテイストが色濃く出ている。この作品がいよいよフランスのF3をはじめ、ヨーロッパ各国で放映を開始する。

 日仏合作は、既にJETIXと日本のハルフィルムメーカーなどが製作する『オーバン スターレーサーズ』がフランスで人気を呼んでいる。
 また、同じ東京国際アニメフェアの会場では、JETROや練馬アニメーション協議会などがパリ市とアニメーション事業での協力の記者会見を開くなど日仏のアニメーションでの協力事業が増加しつつある。世界第3のアニメーション大国、ヨーロッパ市場の要であるフランスと日本の協力はこれからさらに注目が増すだろう。

サテライト http://www.satelight.co.jp/
   東京国際アニメフェア2007のサテライトブースの写真

当サイトのTAF2007特集はこちら
2007[1].png

"製作費17億円 日仏合作「ヴァレリアン」欧州で放送開始(3/24)" »
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2007.02.01
海外:アジア ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 日本テレビは、マンガや実写映画でも大人気の『DEATH NOTE』のアニメ版の世界配給を決定した。
 日本テレビはこれまで北米での番組配給は、米国サンフランシスコに本社のあるアニメ・マンガの流通会社VIZメディアが行なうとしていた。VIZメディアはこの北米に加えて、ヨーロッパでも『DEATH NOTE』アニメ版の流通を行う。
 
 VIZメディアが欧米地域で獲得した『DEATH NOTE』アニメ版の権利には、放映権のほかにビデオグラム化権、インターネット配信権、商品化権などが含まれている。
 これを受けてVIZメディアはこの春から、北米で『DEATH NOTE』のインターネット配信サービスを開始する。さらにその後はテレビ放映を開始し、DVDや商品の展開も行なう。ヨーロッパ地域でも同様の展開を目指す予定である。

 VIZメディアは既に欧米での『DEATH NOTE』のマンガの権利も獲得し、発売を行なっている。テレビとマンガ両方の権利を獲得することで、テレビ放映とDVD、インターネットにマンガ、商品展開とより統合的な展開を目指すことになるだろう。
 また、同社は今年よりヨーロッパ本社をアムステルダムからパリに移動している。ヨーロッパ地域でも今まで以上に、積極的な作品展開を行なうとみられる。

 アジア地域(一部地域を除く)については、台湾に本社を持つアニメ流通会社マイティメディア(MIGHTY MEDIA:曼迪傳播有限公司)に放送権とビデオグラム化権、商品化権を許諾した。
 マイティメディア1月30日に台湾で『DEATH NOTE』のDVDの正規発売を行なった。さらに今後は、テレビ放送や商品展開も行なう。また、香港はじめとするアジア地域で『DEATH NOTE』の事業を拡大する予定である。
 マイティメディアは台湾の有力アニメ流通会社で、『NARUTO』や『犬夜叉』、『あずまんが大王』、『X』といった日本で人気のアニメを数多く展開している。

 日本では『DEATH NOTE』は、日本テレビとNTTドコモの出資するコンテンツファンドの最初の案件という新しい製作の枠組みも注目されている。一方北米では、番組のインターネット先行展開という今までにないビジネスで話題を呼んでいる。
 大人気作品であると同時に、新しいビジネスモデルとしても期待されることが多くなっている。
 
テレビアニメ版「DEATH NOTE」公式サイト 
日本テレビ放送網 

VIZ Media 
MIGHTY MEDIA(曼迪傳播有限公司)  

"DEATH NOTEアニメ版世界展開決定 ヨーロッパ・アジアも(2/1)" »
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2007.01.29
コミック ][ 海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 1月28日までフランスのアングレーム市で開催された第34回アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバル2007は、オフィシャル2007のベストコミックブック賞に日本のマンガ家水木しげる氏の『のんのんばあとオレ』を選出した。
 アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバルは、フランスで最もよく知られたコミックの祭典で、オフィシャル2007はそのなかの中心的なイベントである。ベストコミック賞はフランスのコミック界で最も価値のある賞であるとされている。

 水木氏は日本の戦後を代表するマンガ家として日本でも有名である。代表作には『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などがある。またその作品は度々アニメや実写で映像化され、映像を通じても広く国民親しまれている。
 また、国内では手塚治虫文化賞特別賞や日本漫画家協会賞などの受賞歴があるが、海外での受賞はこれまでなかった。

 今回はノミネートである公式セレクションに、日本のマンガ8作品を含む44作品のタイトルが挙がっていたが、そのなかから『のんのんばあとオレ』がベストコミックブックに選ばれた。
 このほか優秀賞にあたるアングレーム・エッセンシャルが6作品選ばれたが、その中には日本のマンガは含まれなかった。また、候補6作品のうち3作品が日本のマンガであったコミックの遺産部門はTouïs & Frydmanの『Sergent Laterreur』が選ばれ、日本作品は受賞を逃した。

 オフィシャルセレクションは国籍を限定しないため、日本のマンガがフランスでポピュラーになった2000年以降、ノミネートに日本の作品が入ることは珍しくなくなっている。
 しかし、これまで2005年につげ義春氏や日野日出志氏の作品がノミネートされたことはあるが、全ての賞の頂点でもあるベストコミック賞を日本人マンガ家が受賞したのは初めてである。
 アングレームのコミック賞は、大衆的な人気がある作品と評価の方法や考え方が異なる。しかし、今回の水木氏の受賞は、日本のマンガがフランスにおいて大きな影響力を持つようになったことをあらためて考えさせるものである。

当サイトの関連記事 フランス アングレーム公式作品に日本漫画多数選出 

第34回アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバル2007
   オフィシャル2007 受賞者一覧 

"水木しげる氏 仏アングレームのベストコミック賞受賞(1/29)" »
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海外:ヨーロッパ ]
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 海外のジブリ情報サイトであるナウシカ・ネットによれば、スタジオジブリの劇場最新作である『ゲド戦記』(宮崎吾朗監督)のフランス公開が今年の4月4日に決まった。これはジブリ映画の海外配給を手がけるブエナビスタ・インターナショナルのフランス会社が発表したものだとしている。
 これまで『ゲド戦記』は、日本国内のほか昨年8月に韓国、10月に香港で劇場公開されている。韓国では興行収入で最高6位、香港では3位をつけた。また、この2月には台湾でも公開が始まる。

 アジア圏以外では、オーストラリアとニュージーランドで今年の中頃の公開を予定している。しかし、4月に公開されるフランスが非アジア圏以外では、『ゲド戦記』の最初の公開となる。
 フランスは、世界でもスタジオジブリの映画の人気が最も高い国のひとつである。これまでも宮崎駿監督の作品を中心に、好調な興行成績を残している。今回の上映も、そうした実績によるジブリ作品への期待の表れといえそうだ。

 国外最大の劇場アニメーション市場であるアメリカでは、現在のところ公開予定はない。作品の原作者であるル・グウィン氏は、先に映像化された別の実写ドラマとの契約により2009年までアメリカでの公開は出来ないとしている。
 現在まで日本の『ゲド戦記』の製作関係者よりこの点について公式な発言は出ていない。しかし、現状ではアメリカでの『ゲド戦記』の公開に向けた動きが見られないことから、近いうちにアメリカ公開される可能性は高くなさそうだ。

ゲド戦記公式サイト 

ナウシカ・ネット  "Tales from Earthsea" Opening Early in France

当サイトの記事も参照ください。
海外『ANIME』『MANGA』100の質問 2006年話題作海外での上映と評価は?

"ゲド戦記 4月4日にフランス公開(1/29)" »
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2007.01.24
コミック ][ 海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 1月25日から28日までフランスのアングレーム市で開催されるアングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバル2007の表彰部門公式セレクション作品に、日本のマンガが多数選出され注目を浴びている。
 アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバルは、フランスのバンドデシネ(フランスコミック)最大のイベントとして世界に広く知られている。本来はバンドデシネが中心のイベントであるがフランスのコミック出版に対する影響力の強さから、フランスでのアメリカン・コミックや最近では日本マンガやマンガ出版社の存在感も増している。

 このなかで日本マンガ作品が選出されているのは、フェスティバルの公式表彰部門である。公式表彰部門は、公式セレクションとして挙げた作品リストからベストコミック賞、アングレームエッセンシャル(6作品)、ベスト新人賞、コミックヘリテッジ賞(コミックの遺産賞)の8作品を表彰する。
 アングレームフェスティバルは、こうした賞を設ける理由をコミックの読者に理想的な作品の指針を与えるためであるとしている。

 今回、アングレームは、この公式作品セレクション44作品とコミックヘリテッジ賞のセレクション6作品のなかに多数の日本マンガを挙げている。
 公式セレクションには8作品、『刑務所の前』(花輪和一)、『ギョ~うごめく不気味~』(伊藤潤二)、『脂肪という名の服を着て』(安野モモヨ)、『ジャカランダ』(しりあがり寿)、『キーチ!!』(新井英樹)、『のんのんばあとオレ』(水木しげる)、『魔女』(五十嵐大介)、『ジパング』(かわぐちかいじ)が含まれている。

 フランスで人気の高い『NARUTO』や『犬夜叉』のような大衆的な作品でなく、日本でもややマイナーで、アート志向の作品が並んでいる。また、怪奇趣味的な作品、シリアスなテーマが好まれる傾向にあるようだ。
 これは日本マンガに限られたものでなく、セレクション全体に共通する傾向でもある。アングレームとフランスのコミック界が好む傾向とも言える。また、フランスには大衆的なコミックとは別に、アート系のコミックが一定の影響力を持っていることがわかる。

 さらに、コミックの遺産部門では、セレクション6作品のうち日本のマンガは3作品と半分を占めている。『ゴルゴ13』(さいとうたかお)、『ハトよ天まで』(手塚治虫)、『光る風』(山上たつひこ)である。この部門の作品には、ウィンザー・マッケイの名作『リトル・ニモ』なども含まれている。
 評価の定まった作品、未来に残していくべき作品を選んでいるようだ。そのなかに日本のマンガが大きな存在を占めているのは、フランスではアートとしての日本マンガへの評価もまた高いこと示しているのだろう。

アングレーム国際バンド・デ・シネフェスティバル2007

2007年公式セレクションの日本作品
刑務所の前』  花輪和一 
ギョ~うごめく不気味~』  伊藤潤二 
脂肪という名の服を着て』  安野モヨコ
ジャカランダ』  しりあがり寿 
キーチ!!』  新井英樹 
のんのんばあとオレ』  水木しげる 
魔女』  五十嵐大介 
ジパング』  かわぐちかいじ 
他の公式セレクション作品(英語)

コミックヘリテッジ賞公式セレクションの日本作品
ゴルゴ13』  さいとうたかお
ハトよ天まで』  手塚治虫
光る風』  山上たつひこ
他の公式セレクション作品(英語)

"フランス アングレーム公式作品に日本漫画多数選出(1/24)" »
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2007.01.12
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 英国の最も大きな映画賞である英国アカデミー賞ノミネート作品が1月12日に発表された。発表された多数の部門賞のなかには、長編アニメーション賞と短編アニメーション賞のふたつもある。
 意外なことだが、英国アカデミー賞の長編アニメーション部門は2006年、今年から創設されている。映画賞に独立したアニメーション部門を設けるのは世界的な傾向で、2006年からはアメリカのゴールデングローブ賞や日本アカデミー賞もアニメーション部門を設立している。
 これは映画興行におけるアニメーション映画の存在感の大きさと同時に、実写と異なるアニメーションの表現手段が独立分野と世界的に考えられるようになったためと言える。

 長編アニメーション部門のノミネートでは、米国の大作アニメーション映画がここでも勢いをみせつけた。ノミネートされたのは、『カーズ』と『ハッピーフィート』それに『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』である。
 米国の賞レースでは『カーズ』『ハッピー フィート』『モンスターハウス』の3強体制になりつつあるが、ここでは『モンスターハウス』でなく『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』がノミネート作品になった。

 これは同作品の制作が、イギリスの誇るアニメーション会社アードマンであるのと無関係でないだろう。
アードマンが制作した長編アニメーション『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』は、昨年の英国アカデミー賞の最優秀英国映画賞となっているぐらいである。これは一般向けの映画を押しのけてであるから、英国民がアードマンをどれだけ誇りにしているかが判る。
 このため『マウス・タウン ロディとリタの大冒険』が、『カーズ』や『ハッピー フィート』を押しのけて最優秀長編アニメーション賞を受賞することも十分ありうる。 
 しかし、『ハッピー フィート』の音楽での評価は高い。同作は米国ゴールデングラーブ賞のノミネートに続いて、アニメーション作品としては唯一、映画音楽賞のノミネート5作品のひとつに選ばれている。

 また、短編アニメーション部門でも3つの候補作品が挙げられている。『DREAMS AND DESIRES - FAMILY TIES』(Les Mills/Joanna Quinn)と『GUY 101』(Ian Gouldstone)、『PETER AND THE WOLF』(Hugh Welchman/Alan Dewhurst/Suzie Templeton)である。
 『DREAMS AND DESIRES - FAMILY TIES』は、昨年のオタワ国際アニメーション映画祭でも最優秀短編賞に選ばれている。鉛筆書きの作画の素晴らしさが高く評価されている作品である。
 『GUY 101』はインターネットをテーマにした作品。『PETER AND THE WOLF』は人形アニメーションで、ロシアの現代音楽家セルゲイ・プロコフィエフの同名の音楽をモチーフに制作されている。

英国アカデミー賞 ノミネート作品一覧 

"英国アカデミー賞候補 アニメはマウスとカーズとペンギン(1/12)" »
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2006.12.30
海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス・ロンドンの美術活動拠点であるバービカンセンターで、「ジャパニメーション:japanimation」と題した日本アニメのシリーズ上映が2007年1月から3月の間行われる。
 上映される作品は3本、『パーフェクトブルー』と『となりのトトロ』、『SAMURAI7』である。

 特集は日本アニメを英語で紹介した本『The Anime Encyclopedia』の共同著者のヘレン・マッカーシーさんの講演を交えたものとなる。講演の内容は、日本アニメと西洋の映画における関連性である。
 例えば『パーフェクトブルー』の上映は「今 敏のテキスト」と題した講演とセットで、ヒッチコックの『めまい』やフィンチャーの『Se7en』が作品に与えた影響を語る。
 逆に『アート・オブ・ジブリ』の講演では、スタジオジブリがディズニーの『トレジャー・プラネット』や『リロ アンド スティッチ』などの西洋のアニメーションへの影響をテーマにする。

 少し面白いのは今回の特集タイトルが、「ジャパニメーション」となっていることである。「ジャパニメーション」は北米や他のヨーロッパ諸国では現在ほとんど使われておらず、使用される場合もカッティングエッジな作品に限定されることが多い。
 イギリスは世界主要国のなかでは、日本アニメが最も普及していない国のひとつとされている。他国では一般的な「Anime」の語句が、まだ一般的とは言えないことが理由にありそうだ。
 一方で、イギリスは80年代に大友克洋監督の『AKIRA』など、日本の大人向けのアニメに真っ先に目をつけた国でもある。こうした時代の名残と自尊心もあるのかもしれない。

 もっとも、ここ1、2年でイギリスにおける日本アニメの状況は大きく変わりつつある。テレビの日本アニメ特集が増え、他国に見られるようなアニメイベントも急増中である。
 今回の日本アニメのシリーズ上映も、こうしたトレンドのなかで位置づけることが出来る。もともとイギリスはトラディショナルな日本文化に関心が高いだけに、2007年以降に日本のポップカルチャーがイギリスでどのように受容されていくのか注目である。

バービカンセンター ジャパニメーション:japanimation

"ロンドン・バービカンで日本アニメ上映シリーズ(12/30)" »
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2006.11.30
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 湯浅政明監督のもとスタジオ4℃が制作した『マインド・ゲーム』が、11月21日から25日までフランス・パリなどで開催されたKINOTAYO映画祭で大賞にあたる「Soleil d'or」(金の太陽賞)に選ばれた。
 KINOTAYO映画祭は日本映画をフランスに紹介し、日本の文化や歴史、表現方法の理解と認識を深める目的で今年から始まった。また、日本とヨーロッパとのデジタルシネマ技術をつなぐことを目指している。

 今回『マインド・ゲーム』が受賞した「Soleil d'or」は、観客の投票によって選ばれるもので、映画祭を通じて最も観客の支持を集めた作品に与えられる。
 映画祭では同作品以外にも、実写映画の『ALWAYS 三丁目の夕日』や『メゾン・ド・ヒミコ』『花田少年史~幽霊と秘密のトンネル~』などおよそ40作品が上映されている。日本のアニメからも『銀色の髪のアギト』や『宇宙大怪獣ネガドン』、『はなれ砦のヨナ』などが上映された。

 また映画祭には、特にアニメーション作品を紹介する特別プログラムが設けられた。そのなかでは、長編商業アニメーションだけでなく『アニマAnima』『C++』『Greensleeves』『りんね』『桜の下で』『Tough Guy!2005』といったインデイーズ・アニメーションも広く紹介された。
 こうした多彩な上映作品のなか、個性派映画の『マインド・ゲーム』が観客の支持を最も集めたことになる。

 また、映画祭では上映会のほかに「デジタル時代」の映画を考えるプログラムが行われた。また、併催企画の「デジタルクリエーション2006」の中でも幾つかの日本映画が紹介されている。
 今年が第1回ということであるがアニメーション紹介に力を入れていることもあり、今後の発展を期待したい企画である。

KINOTAYO映画祭公式サイト(日本語) 
マインド・ゲーム公式サイト 
スタジオ4℃

"マインドゲーム パリの日本映画祭で大賞受賞(11/30)" »
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2006.10.15
海外:ヨーロッパ ]
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 日本のアートアニメーションの代表的な作家である山村浩二氏が、10月16日にイギリス・ロンドンの国際交流基金で日本のアニメーションと自己の作品について語る。この講演会は、『日本アニメーションと山村浩二の世界:Bringing Pictures to Life – Japanese Animation and the World of Koji Yamamur』の世界と題されたものである。

 講演会のなかで山村氏は、英国アニメーションアワード代表のジェーン・ピリング氏と、自分の作品の制作コンセプトと急成長を遂げる日本アニメーション界における自己のポジションなどについて語る。
 また、講演に先立って、英語のアニメーションガイドブック『The Anime Encyclopedia』の著者であるヘレン・マッカーシ氏より日本についての簡単な紹介も行われる。

山村浩二公式サイト 
国際交流基金 
国際交流基金ロンドン事務所 

"山村浩二氏 英国で日本アニメーション講演会(10/15)" »
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2006.10.11
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 11月1日から5日までオランダのユトレヒトで開催されるオランダアニメーション映画祭の短編アニメーション映画のコンペティション部門にプロダクションI.G制作の短編アニメが多数出品され注目である。

 オランダアニメーション映画祭はヨーロッパでも有数のアニメーション映画祭として評価が高く、映画コンペティションのほか、展示会、講演会、ワークショップなど多数の企画から構成される。なかでも短編アニメーションのコンペティション部門は、同映画祭の目玉として知られている。

 今回プロダクションI.Gが出品するのは、全部で5作品。この夏にジェネオン・エンタテインメントUSAと共同制作を発表したフランスの人気歌手ミレーヌ・ファルメールのビデオクリップはヨーロッパという土地柄もあり人気を呼ぶだろう。
 また、キリンとのコラボレーションによるキリンレモンのCM2本も公開される。さらにテレビ作品からは、『BLOOD+』の第3期オープニングと『攻殻機動隊S.A.C. 2nd Gig』の映像が出品される。

短編アニメーションコンペティション部門出品I.G作品
『ミレーヌ・ファルメール: Peut-être Toi』 楠美直子
『Kirin Lemon 77: Enter the Seven Sevens』 石井克人
『Kirin Lemon Black: Monster Blacks Gyakushu-hen』 石井克人
『Blood+ (Opening Film Version 03)』 塩谷直義
『攻殻機動隊 S.A.C. 2nd Gig』 A.T.

 これまでプロダクションI.Gの国際舞台での評価は、長編アニメーション映画の注目が大きかった。しかし、近年のプロダクションI.Gの仕事は、劇場映画からテレビシリーズ、そして外部からの委託による短編アニメーションと広がっている。
 そうした幅広い作品群のなかで、質の高い仕事を確実に残している。オランダアニメーション映画祭は、そうした短編アニメーションにおけるプロダクションI.Gの成果を確認できる場所となるだろう。

 また、映画祭にはI.G以外にも実力派のクリエイターの出品が目立つ。インディペンデント短編アニメーション部門には、既に国際アニメーション映画祭の常連となりつつあるウルマデビルの『Mr.カラパッチオ』、今年のアヌシーにも正式出品された御影たゆた氏の『鉄路の彼方』、さらに 大山慶氏の『診察室』などがある。
 さらに短編アニメーションコンペティション部門では『スキージャンプペア』で有名な真島理一郎氏の『Mini Convertible: How to Jump, Long Version』が出品され、日本の実力派クリエイターが並んでいる。

オランダアニメーション映画祭 
プロダクションI.G 

"オランダのアニメ映画祭にI.G短編作品(10/11)" »
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2006.10.10
イベント情報 ][ ゲーム ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 今月21日から来年の2月25日まで、英国科学博物館では1960年代から現在までのテレビゲームの歴史と文化を紹介する大規模な展覧会「ゲームオン:Game On」を開催する。
 展覧会は、「初期アーケードゲーム」から始まり、「コンソール機の歴史」、「テクノロジーの未来」など13のセクションに分けて展示される。

 テレビゲームの歴史とされているだけに、長年、世界のゲーム文化に影響を与え続けてきた日本のゲームの存在感も大きい。展覧会のなかでは。テレビゲーム初期の『スペースインベーダー』や『パックマン』から『スーパーマリオブラザーズ』、『ストリートファイター』など幅広い作品を展示される。
 とりわけ家庭用ゲーム機の歴史を取り上げるセクションでは、現在では発売されていない製品も含めて日本への注目度が高くなっている。

 セクションのなかには、日本の文化とゲームの関係と影響力に特に触れた「ゲーム文化と日本:Games Culture‐JAPAN」が設けられている。
 このセクションでは、マンガやアニメからのゲーム文化に対する影響について触れており、『美少女戦士セーラームーン』や『ドラゴンボールZ』などが紹介される。また、日本のゲームの重要な分野である恋愛ゲームと体験型ゲームの例として『ときめきメモリアル』と『電車でGO!』が展示される。
 「ゲーム製作とマーケテインング」のセクションでは、最も重要なゲームとして『ポケットモンスター』の社会現象が、『グランド・ティーフ・オート』などと一緒に取り上げられる予定である。

 イギリスは、現在、日本、米国に次ぐゲーム大国として注目されており、特にゲーム開発の分野ではヨ-ロッパを牽引している。
 今回あらためて大規模なテレビゲームの展覧会を開催するのは、ゲーム大国として自信を深めつつあるイギリスの社会の変化も影響しているだろう。

英国科学博物館 
ゲームオン:Game On

"ロンドンのテレビゲーム展 日本のゲームも(10/10)" »
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2006.10.02
海外:ヨーロッパ ]
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 9月30日にフランスでは来年5月の大統領選挙に、現在人気絶頂のセゴレーヌ・ロワイヤル議員が立候補すると表明した。フランス初の女性大統領を目指す同議員は同じ社会党内の反発をものともせず、いまや社会党の大統領候補に選ばれる勢いである。
 もし順当に進めば、来年の5月には国民運動連合のサルコジニ内相と大統領選で一騎打ちになりそうな気配である。そうなれば、当然初の女性仏大統領の可能性も出てくる。

 しかし、フランス国民には人気の高いロワイヤル議員だが、ロワイヤル大統領誕生となると日本のアニメ業界関係者はあまりハッピーではないかもしれない。なぜならロワイヤル議員は名の知れた日本アニメ批判者だからである。
 フランスでは70年代後半から80年代にかけて日本アニメが大人気となり数多くの作品がテレビで放映されていた。この時、日本アニメ批判の先鋒に立ったのが現在のロワイヤル議員である。

 当時、ロワイヤル議員は、テレビ番組と子供への影響に関する本を出版している。その中で彼女は日本アニメを暴力的で低俗と名指しで批判をし、規制すべきだとの論陣を張った。
 テレビを通じた子供への悪影響を訴えるこの本は大きな話題となり、その後フランスで起きた日本アニメ追放運動の精神的な支えとなった。そして、1986年にフランス政府は、アニメーション放送の割当性を用いて日本アニメの放送規制を導入するに至る。
 
 こうした日本アニメの規制導入にもかかわらず、現在のフランスはヨーロッパで最も日本アニメやマンガの盛んな国のひとつとして知られている。
 また、これまでのフランス大統領は、社会党のミッテラン大統領、現在の保守党のシラク大統領とも日本びいきとして知られており、日仏の文化摩擦とは無縁であった。

 大統領の交代だけでフランス国民の志向が変わることはないだろう。しかし、米国以上に大きな権力を持つ仏大統領は、政治的な大きな決断をすることも可能であり、その影響力も大きい。
 大統領になったロワイヤル議員が自ら得意とする教育分野で、これまでにない政治的な決断をすることはあり得ない話ではない。

"反日本アニメ議員 仏大統領に立候補(10/2)" »
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2006.09.28
海外:ヨーロッパ ]
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 独特の映像表現で大きな話題となった押井守監督の『立喰師列伝』が、カタロニア映画祭の名前で知られるシッチェス国際映画祭のアニメーション部門に正式出品されることになった。
 映画祭はスペインのバルセロナ市で開催され、今年で39回目を迎える。同映画祭はファンタジー分野に特化した映画祭として広く知られており、専門映画祭のなかでも世界的に評価が高い。 

 カタロニア映画祭では近年アニメーション作品、とりわけ日本のアニメに大きな関心を向けている。昨年のアニメーション部門では上映作品4作品のうち3作品までが日本のアニメ『東京ゴッドファザーズ』、『スチームボーイ』、『ファイナルファンタジーⅦ アドベントチルドレン』だった。 
 また、2004年には『ハウルの動く城』が上映され観客賞も受賞するなど、日本アニメになじみが深い映画祭でもある。

 今年も『立喰師列伝』のほかに、『銀色の髪のアギト』(杉山慶一監督)、『時をかける少女』(細田守監督)、『パプリカ』(今敏監督)の3作品の上映が決まっている。いずれも今年日本で上映され話題になった作品で、さながら日本アニメ映画特集の趣を見せている。
 さらに日本の人形アニメーションを代表する川本喜八郎監督の『死者の書』も加わり、日本から出品は5作品になる。長編アニメーション部門の残りの上映作品は、アメリカのChristiane Cegavske氏の『Blood Tea and Red Strings』なので、今回も6作品のうち5作品までが日本の作品ということになる。

 一方、ヨーロッパのアニメーションは『Princess』(Anders Morgentahlers)と『Renaissance』(Christian Volckman)がファンタステック公式部門に、『Scanner Darkly』(Richard Linklater)がプレミア部門で上映される。日本アニメとこうしたアニメーション作品は有る程度住み分けが、進んでいるようだ。

第39回シッチェス・カタロニア国際映画祭 
立喰師列伝公式サイト 

"立喰師列伝 カタロニア映画祭に出品(9/28)" »
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2006.09.09
テレビ ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 海外で大きな人気となっているアニメ作品『NARUTO』が、この9月にスペイン、イタリア、ドイツで相次いで放送を開始する。スペインでは大手チャンネルのクアトロ、イタリアではイタリア1が、それぞれ9月2日と9月5日に放映を開始した。
 また、ドイツでは日本のアニメを大量に放映することで知られるRTL2が9月18日から放映を開始する。

 これまで『NARUTO』は、韓国や香港、マレーシアなど東アジアの各国で放映されたあと、05年秋に米国、カナダで放送を開始している。また、オーストラリアやブラジル、アルゼンチンといった国でも既に放映が行われている。
 今年に入ってからは、1月にフランス、2月にイギリスで放映が始まっており、今回のドイツ、イタリア、スペインの放映開始で、現在、日本を含めた世界の主要アニメ市場のほとんどで『NARUTO』は大手テレビ局で放映されていることになる。
 新たにテレビ放映がされる地域では、アニメ放映に先立って『NARUTO』のマンガ単行本が既に発売されている。マンガを通じてこうした地域でも『NARUTO』の人気は、確立している。

 しかし、米国で『NARUTO』のテレビ放映開始直後に、マンガ単行本の売上げが急進したように、アニメ作品のテレビ放映はマンガや関連商品の売上げに大きな影響がある。
 世界主要各国でテレビ放映が出揃ったことで、『NARUTO』の世界市場での関連ビジネスは、今年から来年にかけてさらに拡大することが予想される。
 
NARUTO公式サイト

"NARUTO 独、伊、スペインで放映開始(9/9)" »
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2006.09.08
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 日本最大のオタクイベントは「コミックマーケット」、アメリカは「アニメエキスポ」、フランスなら「ジャパンエキスポ」である。それでは、世界3大経済大国でもあるドイツ最大のアニメイベントは何であろうか?
 あまり知られていないが、これは9月15日から17日までドイツのカッセルで開かれる「コンニチ:Connichi」である。ドイツ最大と言っても、ドイツの日本アニメの普及は他のヨーロッパ諸国より遅かったこともあり、イベントの開始は2002年で今年は開催5年目に過ぎない。
 しかし、2002年の開始時に1500人の規模で始まったコンベンションは、4年目の2005年には参加者9200人とドイツ最大の日本アニメ関連のイベントに成長した。これには10万人の登録会員を抱えるドイツ最大のアニメ情報サイトAnimexxの働きが大きい。

 今回のコンニチの目玉は、日本の人気アニメスタジオのガイナックスから多くのゲストが招かれていることである。ガイナックスの社長の山賀博之氏やアニメーターの貞元義行氏、赤井孝美氏、佐伯昭志氏らと豪華な顔ぶれとなっている。
 これは『エヴァンゲリオン』の海外での展開を行っている(そして実写版『エヴァンゲリオン』の企画を進めている)ADヴィジョンがイベントのメインスポンサーであることに関係がありそうだ。

 これ以外のゲストには、ボーイズラブ系のマンガ家で『CUTE×GUY』などの代表作がある立野真琴氏、さらに変わったところではネット発の米国産マンガ『メガ東京』でベストセラー作家になった米国人マンガ家フレッド・ギャラハー氏が招かれていることである。
 また、開催期間中は、ほかの大会と同様コスプレ大会やアニメミュージックコンテストなど数々のイベント行われる。

コンニチ:Connichi2006公式サイト(日本語) 
Animexxe.V(ドイツ語) 

ガイナックス公式サイト 
メガ東京公式サイト 

"ドイツ最大のアニメイベント 9月15日から(9/8)" »
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2006.06.30
海外:ヨーロッパ ]
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 アメリカでアニメと音楽の流通を行っているジェネオンUSAとアニメ製作会社のプロダクションI.Gは、フランスのポップ界で圧倒的な人気を持つ女性アーティストのミレーユ・ファルメールの最新ビデオクリップをアニメ作品として制作する。
 このビデオクリップは完全なアニメ作品となり、ジェネオンUSAとプロダクションI.Gが企画・開発・制作を行うことで合意した。
 今回の共同事業で両社は、ファルメールの最新音楽ビデオ『Peut-etre toi』をアニメ作品として制作する。
 
 ジェネオンUSAは日本の電通と三菱商事の合弁会社で、米国ではアニメDVDの流通・販売で有力な会社のひとつである。
 また、プロダクションI.Gは『攻殻機動隊』や『イノセンス』などのハイクオリティーな作品で世界的に知名度が高い。同社はこれまでも、クエンティン・タランティーノ監督作品の『キル・ビルVOL 1』のアニメパートを制作するなど、海外との異業種コラボレーションにも実績がある。 

 ミレーヌ・ファルメールは、ケッベック生まれのカナダ人で退廃的な独特の世界観を持ち味としておりフランス語圏では絶大な人気を誇るシンガーである。代表作に「Desenchantee」などがある。

 海外のアーティストが、ビデオクリップに日本のアニメを採用することはこれまでにもある。代表的な例では、松本零士がフランスのアーティストダフトパンクとコラボレーションしたアニメーションオペラ「インターステラ5555」が知られている。
 世界的にはポップの最先端というイメージを持つ日本アニメは、海外のポップカルチャーと相性がいいと言えるだろう。

ジェネオンUSA 
プロダクションI.G

"米ジェネオンとIGが仏人気歌手のビデオクリップ(6/30)" »
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2006.06.11
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 6月5日から10日までフランス・アヌシーで開催されていた国際アニメーション映画祭のコンペティション作品の受賞作が決定した。最も注目される長編アニメーション部門では、フランス作品でクリスチャン・ボッルクマン監督の『ルネサンス:Renaissance』がクリスタル賞に選ばれた。

 『ルネサンス』は、未来のパリで繰り広げられるアクションSFドラマをモノクロの3Dアニメーションで見せるスタイリッシュな野心作である。フランスでは3月に公開されたばかりである。
 ノミネート5作品の中には、昨年から今年にかけて主要なアニメーションの受賞を総なめにした『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』とフランスの人気コミックを原作とする『アステリスクとバイキング』も含まれていた。有力作品を押しのけて貴重な受賞である。このため長編アニメーション賞にノミネートされていた日本の『銀色の髪のアギト』や『xxxHOLiC真夏ノ夜ノ夢』も受賞を逃した。
 ボッルクマン氏は、1995年に同じアヌシーで『Le cobaye』で審査員賞を受賞している。また、1999年のアニメーション映画『Maaz』では、世界のアニメーションフェスティバルで30を越える賞を受賞した経験がある。

 また、短編アニメーション作品部門では、アヌシークリスタル賞にフランスのレジーナ・ペッソア監督の『ハッピーエンドになった悲劇的な話:Histoire tragique avec fin heureuse』が、テレビ部門のクリスタル賞にはスペインの『友達と間に起きる小さなこと:A Little Something Between Friends』が選ばれた。
 このほか上映作品全279作品から20の賞が選出されたが、残念ながら日本からの出品作からの受賞はなかった。

アヌシー国際アニメーションフェスティバル公式サイト
 
パリ2054 ルネサンス公式サイト 

"アヌシー・クリスタル賞に仏「Renaissance」など(6/11)" »
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2006.05.23
映画 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 アメリカの映画業界情報誌ヴァラエティの報道によれば、大手映画会社のワーナーブラザーズは日本の劇場アニメ作品『ブレイブストーリー』のドイツでの映画上映・配給権を獲得した。これは『ブレイブストーリー』の国際販売が成功した最初のケースになる。

 ワーナーブラザーズは既に『ブレイブストーリー』の日本配給を決定しており、7月8日から劇場公開を行う。また、日本以外の国については、海外配給の優先交渉権を保有していた。しかし、実際の上映・配給の権利販売が決まったのは今回が初めてである。
 製作費10億円と言われる『ブレイブストーリー』は、当初より日本国内だけでなく、海外展開を視野に入れて製作を行って来た。今回の決定で、そうした計画にはずみがついたことになる。

 また、現在フランス・カンヌでは、世界最大の映画祭と映画ビジネスショーであるカンヌ映画祭が開催されている。このなかでフジテレビは、5月22日に『ブレイブストーリー』のプロモーションを兼ねた試写会を行った。今回の決定は、そうした宣伝の成果ともいえるだろう。

ヴァラエティ 

ブレイブストーリー公式サイト 
フジテレビ 
カンヌ映画祭 
GDH 
GONZO 

"ブレイブストーリー ドイツ公開か?(5/23)" »
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2006.04.15
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス・ロンドンにある科学博物館が4月1日から6月10日までの予定で、大掛かりなピクサーの企画展を行っている。「ピクサー:アニメーションの20年」展は、今や世界で最も人気のあるアニメーション・スタジオであるピクサーの過去20年間を振り返るイギリス発の大規模回顧展である。
 ピクサー・スタジオの保有する原画やモデル、デジタルアートなどを紹介し、ピクサーの映像の魅力が体験出来る様になっている。

 このピクサー展は、昨年12月にニューヨークの近代美術館でも開催され大きな話題を呼んでいる。また、日本でも三鷹の森ジブリ美術館が一昨年、ピクサーをテーマにした独自の企画展を行っている。
 この夏には、ウォルトディズニーの傘下に入る同社だが、そのクリエイティビティーに対する世界的な注目度は相変わらず高い。

 展覧会を記念して科学博物館では、この4月から6月までの予定でアニメーション産業の内側を語る『トーク・アニメーション』と題した連続講演会が開催されている。
 講演にはピクサーからのクリエーターや監督だけでなく、イギリスの有名スタジオの監督やアーティスト、プロデューサーが登場する。この中にはTandem FilmsやNexus Productions、Studio AKA、Framestore CFC、Bermuda Shortsといったスタジオ・組織が含まれている。

 講演会のテーマもピクサーの成功の秘密からイギリスのアニメーション・スタジオの内側やイギリスのアニメーション産業が生き残るのはどうすればいいのかなど幅広いものになっている。
 アニメーションの世界では比較的影が薄いイギリスではあるが、かなり野心的な試みでないだろうか。

ロンドン科学博物館 
 「ピクサー:アニメーションの20年」展 
  トーク アニメーション! 

ピクサー 
Tandem Films 
Nexus Productions 
Studio AKA 
Framestore CFC 
Bermuda Shorts 

"ピクサー20周年展 ロンドンで開催(4/15)" »
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2006.04.13
小説 ][ 映画 ][ 海外:ヨーロッパ ][ 海外:米国 ]
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 SF作家菊地秀行氏の『妖獣都市』の実写映画化企画がドイツで進んでいるという。これは米国のエンタテイメン業界情報誌のバラエティが報じたもので、同誌によればドイツの映画会社Stallion Filmの手で英語版での映画が製作される見込みである。
 Stallion Filmは既に『妖獣都市』の映画化権を入手しているほか、映画監督と共同プロデューサーに映画『スポーン』のマーク・ディッペ氏が決まっている。また、映画の脚本をディッペ氏と『Uボート』のジョニー・ハートマン氏が書く。
 映画の予算は5000万ドルから6000万ドル(およそ59億円から71億円)で、2007年初頭の制作開始を目指しているとバラエティは伝えている。

 『妖獣都市』は、菊地秀行氏の80年代の人気シリーズで人間界と魔界を舞台に、主人公である闇ガードの戦いを描いている。日本では、1987年に川尻善昭監督の手によりアニメ化されているが、その美術センスなどで評価が高い。また、1992年には、香港資本で一度実写化されている。

 日本では過去の作品である『妖獣都市』の海外での大作映画化は、意外感もあるかもしれない。しかし、アニメ版『妖獣都市』は『Wicked City』の名前で海外でも知られており、特に米国マニアの間で高い人気を誇っている。
 『獣兵衛忍風帖』や既にアメリカで実写映画化が進んでいる『銃夢』などと伴に、90年代の米国アニメマニアのムーブメントを引っ張ってきた作品の代表である。

 今回の映画化計画は、映画原作不足に悩む米国で相次ぐ日本のカルトなマンガ・アニメの原作採用の一連の流れの中にあるといえるだろう。
 なお、バラエティでは日本マンガの実写映画化と伝えているが、実際にはマンガ化された『妖獣都市』が確認できないため菊地氏の小説と1993年の川尻善昭監督のアニメ版の実写映画化を指していると思われる。

バラエティ  Stallion's on 'Wicked' kick for pic
菊地秀行公式ファンクラブ 

"妖獣都市 ドイツ資本で実写映画化か?(4/13)" »
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2006.03.14
海外:ヨーロッパ ][ 賞/コンテスト ]
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 2年に一度、イギリスで公開された最も優れたアニメーションを表彰する英国アニメーション賞の劇場アニメーション作品賞に、アメリカのティム・バートン監督の『コープス・ブライド』が選ばれた。
 先頃、イギリスでは英国アカデミー賞で『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』が、アニメーション作品とは初の作品賞に輝いたばかり。また、アカデミー賞やアニー賞の長編アニメーション賞は、同作品が受賞しているだけに予想外の結果だと言える。
 特に『ウォレス』はイギリスのアードマンの制作で、『コープス・ブライド』はアメリカ映画であればなおさらであろう。エンターテイメントというより芸術志向の強い英国アニメーション賞の面目躍起といったところだろう。

 実際、ノミネート3作品に選ばれたのは、『ウォレス』と『コープス・ブライド』以外は2003年にアカデミー賞ノミネート作品になったフランスのシルヴァン・ショメ監督『ベルヴィル・ランデブー』であった。このため2005年のアカデミー賞ノミネートに選ばれた『ハウルの動く城』はノミネートされていない。
 このほか日本関連の作品では、ベスト・スチューデント映画賞に榊原澄人氏の『神谷通信』がノミネート3作品に選ばれていたが、受賞は逃した。
 さらに、日本アニメーションではないが、ベストコマーシャル監督賞でホンダ:GRRRのコマーシャルが同賞を受賞した。しかし、ベストコマーシャル技術賞候補に挙がったソニーPSPのコマーシャルの受賞はなかった。

英国アニメーション賞 

コープス・ブライド公式サイト 
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!公式サイト 
ベルヴィル・ランデブー 

"英国アニメーション映画賞はコープス・ブライド(3/14)" »
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2006.02.01
海外:ヨーロッパ ]
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 英国の大手民放ITVは、文化やアーティストなどを紹介するカルチャー番組『ザ・サウスバンク・ショウ』の2月19日放映で、日本のマンガとアニメを特集として取り上げる。
 この番組は『Manga』とタイトルされているが、番組紹介によれば特集の中心はマンガだけでなく、そこから広がるアニメやゲーム文化全体が取り上げられる。
 番組は、西洋社会と異なるこうした文化がハリウッドやイギリスに与えている影響にもふれる。また、サウスバンク・ショウは東京・国分寺のプロダクション I.Gを訪問するほか、宮崎駿や大友克洋、押井守、小池一夫、玖保キリコ各氏などから話を聞くとしている。

 『ザ・サウスバンク・ショウ』は、これまでもポール・マッカトニーやジョージ・マイケル、シェールなどの人気アーティストが登場している。また、『ディズニー』をテーマにした特集を組んだこともある。

ITV The South BANK SHOW『Manga』

"英国テレビでアニメ特集 大友克洋、I.Gなど(2/1)" »
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2006.01.29
コミック ][ 映画 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリス・ロンドンで現代美術の情報発信地ICA(現代美術研究所)が、「コミック・プロポーション‐マンガ原作の日本映画‐」と題したマンガ原作の日本映画だけを取り上げた企画上映会を行う。 
 今回の企画は、マンガが子供だけのためのものでなく、日本のサブカルチャーの重要な部分を占めていることに注目したものである。マンガが若い世代を中心に、日本の映画監督に大きな影響を与えている現状を取り上げる。
 また、幾つかのマンガ原作の日本映画を取り上げることで、そうした現象を解説するとしている。この企画は2月3日から9日まで続き、期間中に『魁!クロマティ高校』や『ファンシー・ダンス』、『ぼくんち』などが上映される。
 さらに、現地の研究家や『魁!!クロマティ高校』の山口雄大監督を招いたマンガと映画相互の影響についての討論会「境界を越えて‐日本マンガ原作の日本映画‐」も予定されている。

 マンガを原作にした日本映画の急増は、国内では広く注目されている。それに加えて、海外の日本映画研究家の間でも、日本映画の特異な現象として注目を浴びつつあるようだ。
 確かに海外には、コミック・ヒーローの映画はあっても、日本のように大ヒット作からサブカルチャー、実験的な作品まで幅広い領域でマンガ原作を用いる例は少ない。日本特有の気になる現象と言っていいのだろう。

 会期終了後は、エジンバラのフィルムハウスを始め、マンチェスター、シーフィールド、ブリストルを巡回する予定になっている。

ICA(現代美術研究所) 
  境界を越えて‐日本マンガ原作の日本映画‐

魁!!クロマティ高校公式サイト 

"イギリスでマンガ原作映画の特集企画(1/29)" »
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2006.01.28
イベント情報 ][ コミック ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 特異なスタイルのマンガでカルト的な人気を誇るマンガ家しりあがり寿氏が、26日から開催されているフランスのコミックイベント・アングーレム国際コミックフェスティバルに招待作家として招かれ個展を開いている。
 アングーレム国際コミックコミックフェスティバルは、フランスでは名の知れた国際イベントで、コミック界のカンヌ祭とも呼ばれている。
 コミックフェスティバルは、2003年からマルチメディア分野で活躍中のクリエーターを紹介している。今回は個性的なスタイルのマンガで知られるしりあがり氏が、そのクリエーターに選ばれた。日本のマンガやアニメに対する関心が高まっているフランスではあるが、フェスティバルの中で日本の作家が個展を開くのは初めてである。

 また、今回のしりあがり氏の渡仏に合わせて、パリでは同氏の講演会も開催される。講演会を企画しているのは、日仏の文化交流の拠点であるパリ日本文化会館。
 1月31日に同開館で「マンガ家しりあがり寿に会う」と題した展覧会が開催される。

 同氏は、昨年は代表作の『真夜中の弥次さん喜多さん』が映画化されるなど、国内でも急速に注目を浴びている。また、『真夜中の弥次さん喜多さん』は、海外でも劇場公開が予定されるなど活動の幅も広がっている。今後の活躍が益々期待されるマンガ家のひとりである。
 
アングーレム国際コミックフェスティバル(仏語)
   しりあがり寿展(仏語) 
パリ日本文化会館(仏語)  
   しりあがり寿 講演会(仏語)

しりあがり寿公式サイト おーい!さるやまハゲの助 
  真夜中の弥次さん喜多さん公式サイト 

"しりあがり寿氏 フランスで個展と講演会開催(1/28)" »
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イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 一昨年、秋葉原を中心に「OTAKU」をテーマにした企画展を開催して大きな話題を呼んだヴィネチア・ビエンナーレ建築展日本館の今年のコミッショナーとテーマが決定した。
 その日本館のテーマは、「誰も知らない日本の建築と都市 -シュールリアリズム建築と都市の無意識-」。東京大学教授で建築家・建築史家の藤森照信氏が、コミッショナーとして、同氏を中心に長年活動をしてきた路上観察学会の活動を取り上げる。今年の10回目を迎える建築展は、本年9月から11月に、イタリアベネチアで開催される。

 
 企画展の出品者は藤森氏を含む路上観察学会の6人のメンバーが選ばれているが、その中に、昨年7月に故人となった人気マンガ家の杉浦日向子氏の名前も見える。
 どのような形での出品が実現するかは判らないが、江戸風俗に詳しかった杉浦氏が企画展に大きく貢献するだろう。また、企画展の参加が杉浦氏の遺作のひとつともなり、貴重な企画展になりそうだ。

 ヴィネチア・ビエンナーレ建築展は、現代美術のオリンピックと言われるヴィネチア・ビエンナーレ美術展の関連企画。2~3年に一度、開催される。各国がそれぞれテーマを決めて企画展を開催し、競合うのが特色である。
 コペティション形式の美術展には賛否両論があるが、競争が激しいだけに各国とも時代の最先端トレンドを取り入れた企画展が多く、大きな盛り上がりをみせる。

 そう考えると、2004年建築展の日本館のテーマ「OTAKU」や「萌え」は、現在のアキバブームを先取りしていたとも言えそうである。今回のテーマは、前回とは打って変わって路上観察。
 企画展に杉浦氏のマンガ作品が展示されるかどうかは判らない。しかし、前回の「OTAKU」にも、今回の「路上観察」にもマンガカルチャーが関わっていることは、面白いといえるのでないだろうか。

ヴィネチア・ビエンナーレ公式サイト 
ヴィネチア・ビエンナーレ建築展10回 日本館概要 

"2006年ヴェネチア建築展 故杉浦日向子さんも(1/28)" »
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2006.01.20
海外:ヨーロッパ ]
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 これまでアメリカやフランス、ドイツといった国に較べて、日本アニメ・マンガの人気があまり盛り上がっていなかったイギリスで、近年、アニメ、マンガへの関心が急激に高まっている。そうした流れを受けて、2007年にイギリスの大手サブカルチャーコンベンション運営団体が日本アニメ・マンガに特化した大規模なファン向けイベント「アニメロンドン(Anime London)」を企画している。
 
 コンベンションを企画しているのは、毎年、春と夏にSFからコミック、映画、スポーツなど幅広いサブカルチャーを取り込んだ大規模イベントをロンドンで開催しているロンドン・ムービー・コミック・メディア・エキスポ(ロンドンMCMエキスポ)である。ロンドンMCMエキスポは、イギリスのサブカルチャー分野を代表する大規模イベントで、毎回イベントには多数の有名ゲストと企業の参加がある。
 ロンドンMCMエキスポは、これまでもイベントなかにアニメセクションを特別に設けて来た。しかし、イベントの中でのアニメ・マンガに高い人気があることに注目し、この分野に特化した新たなイベント企画を生み出した。

 アニメロンドンは、現在、2007年7月開催を目指して企画中である。これまでイギリスには、他国にあるような日本のアニメやマンガに特化した大規模イベントはなかっただけに、新たな試みとして注目される。
 アニメロンドンが開催を予定している7月は、毎年、アメリカではアニメエキスポ、フランスではジャパンエキスポがと特大級のイベントが開催されている。これにロンドンが加わることで、世界的に7月は大規模アニメイベントのシーズンとなりそうだ。
 また、アニメロンドンは、同じ時期に開催されるジャパンエキスポにとっては、ヨーロッパ各国からファンや企業を集めるうえでのライバルになるかもしれない。

ロンドンMCMエキスポ

"ロンドンで大規模アニメイベント開催2007年(1/19)" »
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2006.01.16
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 2月24日から3月5日まで、ベルギーのブラッセルで開催されるアニメーションフェスティバルのAnima2006に、日本のアニメ監督高畑勲氏が特別ゲストとして招待される。Animaは今年で25年目を迎えるアニメーションフェスティバルで、ヨーロッパで開催される主要なアニメーション映画祭のひとつである。

 今回、高畑監督はこのフェスティバルのゲスト・オブ・ホナーとして招かれる。フェスティバル全体でもゲスト・オブ・ホナーは、高畑監督1人のみという名誉あるものだ。Anima2006はフィェスティバルの中で高畑監督の講演会を予定しているほか、高畑監督の映画をまとめた上映会も行なう。
 高畑勲監督は、スタジオジブリの設立メンバーのひとりで、『平成狸合戦ぽんぽこ』や『ホーホケキョとなりの山田君』などの作品で知られている。海外では、『火垂るの墓』がよく知られた作品で評価が高い。
 しかし、これまで同監督の作品はヨーロッパではあまり紹介されることがなかった。今回の上映会はヨーロッパのアニメファンにとって、高畑作品に触れる貴重な機会になりそうだ。

 Animaでは、昨年はオープニング作品に『ハウルの動く城』が上映されたほか、『東京ゴッドファザーズ』がプリベTV映画賞を受賞している。これまでも日本アニメとも関わりが深い。
 2006年も川本喜八郎監督の人形アニメーション『死者の書』が、公式招待される長編アニメーション6本の中に含まれている。今年も日本のアニメーションが、フェスティバルのなかで存在感を発揮しそうである。

Anima2006 公式サイト
スタジオジブリ公式サイト 

『死者の書』の公式サイト 

"高畑勲氏 ベルギーのアニメ祭特別ゲストに(1/16)" »
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2006.01.06
テレビ ][ 映画 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリスの公共放送で時事・教養番組を放映するBBCチャンネル4は、1月10日から11日にかけて大掛かりな日本映画特集を放映する。番組では10人前後の日本の映画監督と22の映画作品が取り上げられる。
 その中には、押井守監督の『攻殻機動隊』、『アヴァロン』、『イノセンス』、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』、『ハウルの動く城』、大友克洋監督の『アキラ』、『スチームボーイ』、紀里谷和明監督の『CASSERN』などのアニメ映画とその関連映画が含まれている。
 アニメ関連以外では北野武監督や北村龍平監督、三池崇史監督、岩井俊二監督らが取り上げられる。また、日本の監督としてピックアップされる7人の監督のうち3人までがアニメ映画出身となっており、海外から日本の映画界を見た時のアニメの存在の大きさをあらためて感じさせる。

 監督や作品が紹介されるのは『ジョナサン・ロスのアジアの侵略』と題された2週間にわたる連続番組で、この中で映画評論家ジョナサン・ロス氏がアジア映画紹介として第1回に日本、第2回に香港、第3回に韓国を取り上げる。ロス氏は、実際にこの3カ国を訪れインタビューやレポートなども行なう。
 番組の案内は、日本では押井氏と北村氏を訪問したとしており、番組中で両監督のインタビューも紹介されそうである。また、番組はイギリスの有力紙ガーディアンでも「日本マニアの告白」として大きく紹介されている。記事では、小津安二郎や黒澤明の時代から現在の日本と東アジアの映画の関心の変遷をまとめている。

BBC アジアの侵略:日本の紹介ページ

ガーディアンの記事 Confessions of a Nipponophile

"英BBC日本映画特集 押井・宮崎・大友作品登場(1/6)" »
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2006.01.03
イベント情報 ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 フランス・パリで開催されるヨーロッパ最大のアニメ・マンガイベントのジャパンエキスポが、2006年7月に2年ぶりに復活することが決定した。ジャパンエキスポはヨーロッパを代表する日本のアニメ・マンガの巨大イベントである。
 フランスだけでなくヨーロッパ各国のアニメ・マンガファンから人気があり、2004年まではフランスの新凱旋門地区(ラ・デファンス地区)で開催されていた。
 しかし、2003年で4万人の参加者が2004年にさらに拡大した結果、2005年の開催は会場の混乱を懸念したパリ行政から中止要請が出されたと言われている。この結果、当初7月の第一週に予定されていた2005年のジャパンエキスポは中止に追い込まれた。

 今回、ジャパンエキスポ事務局はパリ郊外ヴィルパントの博覧会公園におよそ6万㎡の会場を確保することで、2006年7月7日から9日までの3日間の開催期間でイベントを復活させることになった。この6万㎡という広さは、これまでのラ・デファンス国際展示場CNTIの4倍の面積を確保することになる。
 ジャパンエキスポ事務局は新会場の確保することで、これまで以上の参加者とゲスト、企画が可能となり、これまでとは違う数多くの催しを行えるとしている。また本年は、現段階では発表は出来ないが、日本からの大物ゲストの招聘の企画もあるという。

 近年、西ヨーロッパでは、北米と同様に日本のアニメ・マンガをテーマにしたイベントの参加者が増加している。また、既存のイベントの参加者も急増中である。
 2006年に、その規模と注目度で圧倒的な存在であるジャパンエキスポが規模を拡大するかたちで再開することで、こうした動きがさらに加速しそうである。

ジャパンエキスポ公式サイト(フランス語)

"ヨーロッパ最大のアニメイベント 2006年復活へ(1/3)" »
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2005.12.01
ゲーム ][ 海外:ヨーロッパ ]
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 イギリスのテレビ放送局BBCは、ゲーム新時代にいかにゲームが人々の生活にマッチするかを知るためとしてイギリスのテレビゲームファンの概略を知るための幅広い調査を行っている。
 この調査の結果は、イギリスにおけるテレビゲームの普及が予想以上に広がっている点を中心に意外な面が多い。例えば、過去半年にテレビゲームをやったことのある人は、6歳から65歳のイギリス国民のうち実に6割にも達する。
 勿論、年齢による違いは大きく、51歳から65歳が18%なのに対して6歳から10歳では100%がゲームをしている。しかし、驚くべきは36歳から50歳までの調査結果で、この層のテレビゲームの経験者は51%と過半数を超えている。ゲームに縁遠いと考えられがちな中高年は実は大きなテレビゲームのファン層である。
 さらに、イギリスのテレビゲームファンのうち48%が女性であり、テレビゲームの好き嫌いに男女差がほとんどないのも特徴である。

 ゲームを楽しむ方法では35歳以下ではコンソールゲーム機、35歳以上ではPCゲームが支持されている。オンラインゲームのファンには、男女の差は見られないとしている。
 しかし、最も興味深いのは、よく遊ぶゲームの種類の1位がパズル・クイズ(63%)とされていることである。2位にはアクションアドベンチャー(43%)、3位はレーシングゲーム(40%)である。
 これは、11月30日発表された日本の社団法人コンピュータエンターテイメント協会(CESA)による「東京ゲームショウ2005来場調査報告書」の好きなゲームタイプの回答結果と対応させるとその違いがよく判る。イギリスで2位のアクションゲームこそ、日本でも2位となっているが、日本で圧倒的な人気で1位のロールプレイングゲームはイギリスでは26%で9番目である。逆にイギリスで圧倒的な人気を誇